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日々これ勉強(2002年6月の前半)

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そんな6月に騙されて(の前半)

(6/1) はぁ、ようやく6月になりました。っていうか、もう6月じゃん(がーん)。空間的に振り返ってみれば、首が捩じれます(当たり前)が、時間的に振り返ってみれば、5月はあっという間だったような気がします。ほとんど何もできないまま(<怠けていたわけではなく、自分がやりたいと思っていたことができなかったという意味、だと信じたい)過ぎてしまいました。それはもちろん研究の話ですが、一日の大半を研究の場である大学で過ごしているわけですから研究以外についても何も達成できなかったのは言うまでもありません。作りかけの工作はどうなったんだ? 描きかけのイラストは? 読みかけの本は? やりかけのゲームは? 腐りかけの牛乳は?(<それは飲め) そんな中途半端なまま置き忘れてしまった諸々のことを、この6月はひとつひとつ拾い集めていければいいなと思います。誰かに拾われていなければですけど・・。

 それにしても、つくづく大学生活に青春時代を消費しているなと感じる今日この頃(今さらですが)。長い人生を考えたとき、こんなことしていて良いのか、このまま行くところまで突き進んでしまうのか、などと不安になる瞬間もあります。最近では、それも悪くはないかなと開き直れるようになってきましたが、単に感覚が鈍くなっただけかもしれません。まあ自分の場合、おそらく大学に居なくて別の組織に所属していたとしても、同じような不安を抱いているであろうことは容易に想像できます(苦笑)。問題は外側にあるのではなくて、自分の内側にあるのは確かでしょう。環境がいかに変わろうとも重力のあるところで生活している限り、どこにいても同じなのです、きっと。自分を取り囲む環境を良い方にも悪い方にも変えられる(えてして悪い方が多いけど)のが人間の能力のひとつだと思いますが、内側の環境はなかなか変えられずにあれこれ悩むのもまた人間の特権でしょうか(やっかいですが)。うーん、天気は良かったのにどうも内に内に思考が傾く土曜日です。

 さて、結構普段の生活を詳細にさらけだしている恥ずかしい日記ですが(笑)、今までに書かれたことがない話題も当然いくつかあります。それも、多くの人にとっては少なからず日常生活に変化を与える役割を持っている行動で、他のサイトを見てもその行動を話のタネに取り上げているところはよくあるように思います。その行動とはズバリ、「髪を切る」ことです。ああ、この行為ほど現在の自分と縁のないことはあるでしょうか。他人の髪を切ることはありうることですが、自分の髪を切ったり切られたりするのは、「赤ちゃんを産む」のと同じくらい可能性が低いことと言えます(<それは大袈裟)。日常生活をトイレに行ったかどうかまで書いているこの日記で、「床屋に行った」とか「短くし過ぎた(がーん)」とかの記述が登場しないのは、散髪してもらうようなところへ行ってないからなんですね〜(にっこり)。今の頭は、散髪代がかからないとか濡れても乾燥が速いなどのメリットがある便利なヘアースタイルではあります。しかし、髪型や髪の色でいろいろ遊べないのはちょっと面白味に欠けるなあという思いもあります(たまにカツラをかぶって遊ぶことはありますが)。髪型の変更って、言ってみればやり直しの利く整形みたいな感じじゃないですか。だから、髪型を変えたり染めてみたりできる人を、本当に羨ましく思うのです。まあ、何が一番羨ましいかというと、ネタがないときでも髪型変えればなんとかなるということですけど(笑)<すべては日記のためかよ。


(6/2) 昨夜、例の祭りに参加すべく、ようやくレンタルビデオショップまで行ってビデオを借りてきました。目的のビデオは「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」。詳しい経緯は省きますが、検索エンジンをこの世に存在しない文字列の言葉でたばかろうというサイバーテロ行為(笑)である「あららこめPROJECT」が、今年の6月5日で1周年を迎えることになるのを記念して、特に関係はないけど「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」を観てその感想・批評を6月5日にウェブ上に一斉にアップしようという記念企画「モーレツ!あららこめ祭り」がこの度実施される運びとなり、主催者のWかへま氏より『よくぞたばかりましたで章』2号の称号をいただいたあららこまーなサイトとしては乗らない手はないでしょうという判断のもと、今回上記の映画を観てみることになったわけであります(<充分詳しい)。

 で、杁中三洋堂書店のレンタルビデオショップに向かったのですが、せっかくここまで来て1本だけ借りるのももったいないと思い、しんちゃんのビデオを探す過程でちょうど目に付いたのが「究極超人あ〜る」でした。このオリジナルアニメはむか〜し一度だけ観たことがあってずっと記憶の片隅にありました。そして、数年前の「探偵ナイトスクープ!」で、このアニメの中に登場するJR飯田線において登場人物たちがしたように、ある区間で本当に降りた電車に再び追いつくことができるのか試してみたいという依頼あって、その放送をテレビで観て以来、そのアニメをもう一度確かめてみたいと思っていたのです。今まで機会はあったはずなのに何故かこのビデオを借りることはなかったのですが、今回ようやくこのビデオを借りようと思った理由が実はもうひとつありました。それは音楽担当のひとりが山本正之氏だったからです。山本氏といえば、タイムボカンシリーズのいくつかで声優をやっていてその歌も歌っていることで有名な人だと思いますが、先日ぱふぇら〜のRとさんにいただいたカセットテープにはこの山本正之氏の歌も入っていたのです(にっこり)。その曲のインパクトが強くてついつい「究極超人あ〜る」のビデオに手が伸びたというしだい。

 こうして2本のビデオを無事(前回借りたときから1年以上経っていたので保証金を取られはしたけど)借りて帰宅後、まずは「究極超人あ〜る」から観賞。すでに日付けが変わっていましたが最後まで観て、微妙な笑いのセンスを思い出しました。いつか自分でも飯田線で電車を降りて同じ電車に追いつけるかどうか試してみたくなります。お話としては、そこそこ面白いけど絶賛はできないという程度でしょうか。おそらくキャラクタをある程度知っていないと楽しめません。しかし、最後におまけで入っていたファンの集いみたいなライブのダイジェスト映像には、どうなの?と突っ込みたくなりましたね。声優さんたちが歌ったりする場面もあるのですが、お客さんのノリが悪すぎます(笑)。せっかくライブ会場に来てるのに、大人しく座って静かに手拍子してるだけだなんて。こういう場に行ったことがないので判らないのですが、ああいう反応がこのジャンルでは普通なのでしょうか。それとも時代のせいなのか・・。まあ、山本正之氏の歌は面白かったので良しとしましょう。それにしても、マニアックな話やなあ。付いてきてますか?(笑)

 その後、しんちゃんのビデオも続けて最後近くまで観たのですが、感想を書く上で眠い頭で観終わるのもどうかと思ったので、途中で観るのを止めて、翌日に全編を通して再び観ることにしました。というわけでビデオを巻き戻して就寝。そして起きたら昼でした。日曜日は早起きをしなくていいという解放感のせいか、用事が無いとついつい昼頃までゴロゴロしてしまいますね。しかも動き出したのは夕方になってからというグータラぶり。というかグタラー(<グータラする人の略)。大学に出てきても、少しだけ月曜日のプレセミナでやる内容の確認をした程度。


(6/3) 上に書いたように、日曜日の夜は帰宅後にもう一度「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」を全編通して観ました。その詳しい感想は別ページに書かれる予定(3日の時点では)なのでここには書きませんが、ひとつだけ断っておきますと、感想の内容は必ずしも素直なものであるとは限らなかったりします。なんせサイバーテロ企画ですからね(にっこり)。いくぶん作られている箇所もあることでしょう。書かれてあることがそのまま本心であるという保証はできません。今回の「モーレツ!あららこめ祭り」が催されるきっかけとなった、この映画を観て面白かったという感想がネット上に多いという事実、それを受けての感想なので、そういう人たちが言いそうなことを少なからず意識して書いてあったりするわけです。だからまあ、おのずと好意的な感想になってしまうのは致し方ありません。かといって、まったくの嘘が書いてあるわけでもないのも確か。そもそも何かについて批判的なことを書くのは苦手なんですよね(<結構批判してないか?)。それほど思っていないことでも、ついつい誇張して良い方に良い方に書いてしまう傾向があります。そうやって自分を無害な人間に見せて安全圏の中に入れてしまおうという魂胆があるのだろうと自己分析。まったく、ずるいですねぇ(笑)。

 さて、月曜日の朝は少し余裕を持って10時頃大学へ。しかし、たいしたことはしないままお昼になり、午後4時半からはプレセミナ。先週仕掛けておいたカイワレ大根の成長具合とフリーズドライ食品の出来上がり具合を確かめました。カイワレ大根については予想通り、井戸水を使って育てたやつだけが成長著しく、塩化ナトリウムや塩化マグネシウムなどの試薬を比較的高濃度で溶かした溶液で育てたやつはほとんど伸びていないという結果。フリーズドライの実験については、出来上がった食品を蒸留水で戻して食べてもらいました。味や香りが保存されるとはいっても、完全には元通りにならないで食感が変わってしまっているらしく、一様に美味しくなさそうに食べていましたね(苦笑)。ただ、ヨーグルトだけは比較的食べられる許容範囲だったようです。なんでもかんでもフリーズドライにすれば良いってもんじゃないですね。食品の種類(形態)によって、向き不向きがあることが解ってもらえたのなら幸いですが、いずれにしても地球化学とは直接関係のない実験でした。全部で12回が予定されているプレセミナの中でも、今回のは幕間的存在の実験だったと言えるでしょうか。準備にお金をかけたわりには、得られる効果がイマイチだったかもしれません・・。

 夕食は夜遅くなってからコープブランドのインスタント焼そばを作ったのですが、お湯を捨てるときに出口にそばがひかかって、お湯がまだ残っていたことに気づかないままソースを入れてしまいました。お湯が残っていたことに気づいたのはソースをほとんど入れ終わってからです。目の前にはとても焼そばとは呼べない代物が出来上がっていました(はは)。残っていたお湯でソースは薄められ、焼そばはほとんどつゆだく状態なのです。スープ焼そばを発明したよー!ってところか。全然美味しくなかったですが。

 インスタント焼そばを作るときの失敗としては、お湯を捨てる時にそばまで出てきちゃって捨ててしまうという報告例がありますが、今回のようにお湯を捨てきらずに作ってしまったときと比べて、衝撃度はそばをうっかり捨てちゃったときの方が大きいでしょう。一方、スープ焼そばはショックは柔らかいものの、見た感じ食べたいとは思えないという点では負けていません。食べごたえはあります。


(6/4) 虫歯予防デーの火曜日はいつも通り午前9時半からコロキウムがあって、同期のT辺氏と4年生のT井君の発表でした。今回は大波乱も特になく11時半には終了。昼食は生協食堂で食べ、午後は昨日のフリーズドライの後片付けをして、午後3時頃からは次のサンプルの測定に向けてA原先生指導の下、再びM1のU本君や4年生のI黒さんとともにサンプルの準備をしたり、実験器具の洗い物をしたりで時間が過ぎていきました。

 夕方頃からどうも帰宅する人が目立つなと思っていたら、今日はワールドカップの日本対ベルギー戦があったんですね。普段はほとんどサッカーを話題にすることなんてないこの講座の人間でも、ワールドカップには関心がある人もいるようです。なんと先生方の中にもサッカーを観るために早く帰宅した人もいたほど。昔に比べればうちも俗っぽくなったと見ることもできますが、スポーツ好きの人がこの分野の研究者にはわりと多いだけかもしれません。と無関心を装っていますが、そうやってみんな帰っていく中うずうずしていたのは誰でしょうか(笑)。実験が一段落してから帰宅できたのは午後7時前でした。キックオフが6時だったので、日本対ベルギー戦は前半の途中から観ることしかできませんでしたが、空が明るいうちから帰宅するなんて久しぶりのことでしたね(にこにこ)。

 サッカーは独りで大人しく観てましたけど、日本が点数を入れたときに自分が手を1回叩くことを発見。よしって感じで。独りなので特に騒ぐこともなく(騒いでも虚しいし)落ち着いて観戦することができました。その勢いに棹さして、そのあとの韓国対ポーランド戦も缶ビール片手に観てしまいました。韓国強いな。


(6/5) 水曜日は8時半過ぎに大学へ。朝ご飯を食べる暇はなし。午前中は表面電離型四重極型質量分析計で測定するためのルビジウム(Rb)とストロンチウム(Sr)のサンプルの準備や、サンプル溶液を塗るためのフィラメントを張る作業を数時間(と書いても判る人は2人くらいか)。例によって例のごとく、U本君やI黒さんと一緒にA原先生からお丁寧なレクチャを受けました。それから質量分析計の中に準備済みのサンプルたちをセットし、装置の立ち上げ作業を行ない、諸々の設定の仕方も教わりました。そうこうしているうちに午後3時に。実際の測定は翌日からとなります。

 昼食を食べたのか食べなかったのか記憶が定かではありませんが、その後は勢いに乗ってサロン掃除1時間以上かけてしまったことはよく覚えています。ちょうど今週が講座のサロンの掃除当番だったのですが、本来2人組でするところをパートナが諸事情で今週は居なかったためひとりですることになり、それをいいことに気が済むまで徹底的に掃除をしてしまったしだいです。2人だと相手に悪いのでそこまで掃除に力を入れることはできませんが、ひとりだったら何だってできますね(笑)。ついつい力が入ってしまいました。他にやることないのでしょうか。と思いつつも、テーブルの上の拭き掃除に、テーブルクロス端に付いた長年のコーヒーの汚れ落としに精を出し、流し台の陶器部分はもちろん排水口の金属部分も磨き上げ、電子レンジや冷蔵庫やポットの上に積もったホコリも拭き取って、生ゴミを処分して三角コーナには新しい生ゴミ袋を備え付け、洗いっぱなしの食器を食器棚に片付け、床に落ちているゴミをほうきで隅々まで掃き集めて、そのあとにモップがけを隅々までし、仕上げはゴミ箱のゴミを廊下に設置された大きなゴミ箱に捨てました。ま、ほとんど当番ならやらなければいけない仕事なんですが、いやあなんだか、だんだん掃除をしているうちに、自分に惚れ惚れしてくるから不思議ですね(笑)。「俺って偉いよなあ」と途中から陶酔状態。こういうときに、やっぱり自分は綺麗好きなんだということを再認識できます。自分の部屋も普段からこれくらい掃除をしてほしいものです。

 さて、夕食後は日記そっちのけで先日観た「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の感想文をモーレツに書きました。最後の最後で時間がもうギリギリになってしまったので、仕方なく途中で日付が変わる直前にアップして体裁は整えた形です。テロ企画なのにねぇ(笑)。あ、それから、ちょうどこのサイトの訪問者が2万人を突破したところだったので、便乗して2万人突破記念特別企画としてもコンテンツに加えておきました。至って普通の感想文なので楽しめないかもしれませんが、よかったらどうぞ。


(6/6) 2日連続8時半に大学へやってきたことになる木曜日。今週は大学祭があって学生実験はお休みです。かといって我々に休みはなく、昨日サンプルの入れ替えが済んだ表面電離型四重極型質量分析計でU本君やI黒さんが定量分析をする様子を見学したり、ときどき自分でも交代要員として操作したりしてました。これが朝から夜までほぼ12時間続いたわけですが、測定中の何が辛いって、部屋が寒いのが一番辛いのです。実験室に設置してある分析装置のために、室内は常に冷房されていて、エアコンの設定温度を変えるわけにはいきません。その温度は摂氏21度です。世の中で推奨されている冷房の設定温度が28度くらいであることを考えると、いかに寒い環境であるかが伺えるでしょう。まるで冬に暖房のない部屋で生活をしているような感じなのです。身体の芯から冷えます。早くお風呂に入って温まりたいと思ってしまうほど(ぶるぶる)。たまに実験室を出るだけで、その暖かさに幸せを感じることができます(笑)。

 というわけで、これほど寒いと何か羽織る物が欲しくなってくるのが人情というものですが、夏も近づくこの時期に厚手の上着なんて持っているはずがありません。白衣を着て少しでも寒さをしのぐのがやっとという状況なのです。と思っていたら、しかししかし、思い出しました。そうそう、あれがあるじゃないですか、あれが。先日TDLへ行ったときにもらったやつですよ。夜行バスのオリジナルブランケット!(笑) えーと、この前はうっかり「使い道がない」なんて言ってしまいましたが、訂正します、使い道はここにありましたね(にっこり)。夏でも寒さに震える場所が、この研究室には存在したことをすっかり忘れていました。これからはちょくちょく活用させていただこうと思います。

 ブランケットとは関係のない話ですが、英語で括弧のことを「ブラケット」ということを知ったのは、最近になってからです。括弧ってつまり、[ ]とか( )とか< >みたいなやつですが、左側の括弧が「ブラ」に、右側の括弧が「ケット」にそれぞれ対応しているという話をどこかで読んだような気がします。自分が小学生の頃に2丁目劇場から放送されていた「4時ですよ〜だ!」で人気を博していたお笑いコンビのダウンタウン(<そんなに説明が必要な人たちか<しかもローカルネタだし)の左側が「ダウン」で右側が「タウン」だと思われている話と同じで(同じか?)、単なる洒落かもしれません。しかし、量子力学に出てくるシュレーディンガー方程式のディラック流の記法では、本当に左の括弧が「ブラ」で右の括弧が「ケット」と洒落た呼ばれ方をしています。って、いかにも量子力学を知っていそうな書き方をしていますが、本を確認して書いてみただけで、シュレーディンガー方程式なんて全然理解していませんので、詳しいことは突っ込まないように(笑)。


(6/7) この金曜日で3日連続8時半には大学状態。のはずが(<忍者ハットリ君のタイトルコールのときの“〜の巻”の抑揚で)、油断をしてしまって20分ほど遅刻。実は一度目が覚めた時にはまだ7時過ぎでした。そしてそのときに、ああ今日こそは余裕をもって大学に行けるなあと思ったのです、確かに。なのに、次の瞬間には9時半を過ぎていてがーん! つまり二度寝をしちゃったわけですね。9時半から昨日に引き続き質量分析計での測定が始まる予定だったのですが、起きたときにはすでにその時刻を過ぎていたため、当然着替えをしただけで他に何をする時間もなく家を出て来ざるを得ませんでした。当たり前といえば当たり前ですが、遅刻をするときに限って何もすることなしに慌てて家を出ることが多いですね。さらに、ご飯も食べずにトイレも行けずにシャワーも浴びれずに急いで大学へ行っても、結局遅刻をしているわけですから慌てたことが報われることはありません(苦笑)。どうせ遅刻するのなら、せめてトイレくらいには行っておきたいです。えっと例えば、ご飯を食べたりトイレに行ったりシャワーを浴びたりした結果、うっかり遅刻してしまったのなら、まだお腹は満たされているし身体は清い状態にあるわけだし、少なくとも気分はスッキリした状態で遅刻することができるはずです(笑)。しかし、今回のように飛び起きてそのまま家を出ると、遅刻をするは身体は汚いはとなって、なんか踏んだり蹴ったりって感じがしませんか。まあ、さっきも言ったように遅刻をするのはたいてい余裕のないときですから、こうなるべくしてなったとは言えますが・・。それにしても、ここにきて寝不足もそろそろ臨界点を迎えようとしている雰囲気ですね。その臨界点が、このまま慣れてしまって少ない睡眠時間でも普通に生活できるようになる点を意味するのか、あるいはある日バッタリと眠り姫のように眠りこけてしまうときが来る点を意味するのかは判りません。後者の方が可能性は高そうですが、どっちもありえる話ではあります。しばらくは慣れて睡眠時間を短く過ごしていけるけども最後はバッタリ倒れてしまうみたいな。世の中には2種類の人間がいるとしたら、それは、寝てる人寝てない人でしょうか。

 ところで、全人類が同時に寝ている状態を想像すると、面白いような恐ろしいような妙な感覚を覚えるのですが、そのとき宇宙は存在しているのかという哲学的命題や、同時とは何かというアインシュタインばりの疑問や、誰がその状態を確認するのかという現実的な問題が沸き起こることは必至なので、そういうことはあまり想像したくないですね(自分で言ったくせに)。あでも、これって、原子核の周りを回る電子の位置と速度を同時には決められないという不確定原理に似ているところが・・・ええと、うーんと、特にないか。すみません、まだ昨日のシュレーディンガーを引きずってます。無理矢理アカデミックな方向に持っていこうとしたんですけどねぇ、失敗失敗(笑)。

 さて、本日も学生実験はお休みでしたが、午後はのんびりすることもなく6時頃まで質量分析計でのサンプルの測定。その後も新たにサンプルを準備して、翌日に測定するためにサンプルの入れ替え作業も行ない、午後8時。次の日は午前10時に大学に出てくればよいということで、夜は比較的遅くまで何かをしてました。何でしたっけ?(<訊くな!)


(6/8) そんなこんなで本日も測定があった土曜日です。A原先生には休日出勤までしていただいて測定に立ち会っていただいたわけですが、正直なところ、とてもありがた迷惑ありがたいことです。まあ、我々のためだけに出て来られたのではないでしょうけど、丁寧に寒い部屋で同位体希釈分析のレクチャまでしていただきました。えっと、念のため言っておきますが、打ち消し線部分は冗談ですからね(笑)<そうやってフォローしないと誤解されかねないという状況なのか(苦笑)。

 午前中から午後3時頃まで測定で、昼間に生協に行けなかったので、夜になってから杁中三洋堂書店へ行きました。とりあえず手に入れておきたかった本があったからです。そこで、森先生「君の夢 僕の思考」「ダ・ヴィンチ」を購入。帰ってきてさっそく「ダ・ヴィンチ」の連載最後となる「奥様はネットワーカ」を読みました。とりあえず今回で一連の事件の犯人が判明(がーん)。少し前に可能性を検討していたことについては、やっぱりその通りだったのでちょっと嬉しかったり(にこにこ)。このあとどうなエンディングを迎えるのか、最後の2回分が収録される単行本の発売が今から待ち遠しいです。その頃には森先生との名刺交換会もありますしね(わくわく)。「君の夢〜」の方は半分くらいを読んだというか観賞した程度で温存しておきました。実はこの本のゲラを4月の末に森先生宅で見せていただいたんですよね〜(ふふふ)。といっても、そのときはもったいなくてなるべく見ないようにしてましたけど(笑)。

 三洋堂で本を買ってきた帰りに、コンビニに寄って食料を調達したのですが、どうやら今日はカレー曜日だったようです。無意識のうちに(というのは嘘だけど)カップヌードル辛口シーフードカレーに手が伸び、次に何も考えず(というのもやっぱり嘘ですが)手に取っていたのはカレールーのこくまろで、次にお菓子を選ぶ段階でスナック菓子のミックスカレーに手が伸びてしまったところで、ふと我に返り(<今までは誰だったんだ)カレーがかぶっている事実に初めて気づきました(苦笑)。おいおい、シーフードカレーを食べたあとにスナックカレーはないだろ、と思いとどまりお菓子は一口カステラに変更。しかしこの時点で早くも忘れている存在がありました。大学に戻ってきてサロンでシーフードカレーを食べている途中で、もうひとつのカレーの存在にようやく気づいたのです。そうだそうだ、カレールーもカレーじゃないか!(当たり前) 自宅で炊くご飯を食べるためにと思って買ったものだったので、カレールーのことはうっかり思考の外に追いやっていましたが、冷静になって考えてみたら、今夜だけでカレー商品を3品も買ってしまうところだったのです。よっぽどカレーを欲していたんだな、と我ながら思い知らされた夜でした(笑)。そんなに食べたかったのか、カレー。というかオレー。


(6/9) 昨夜は那古野コネクションのオフ会のための名刺を研究室で作っていたのですが、ああでもないこうでもないとデザインを考え机に向かっているうちに無性に眠くなって、そのままうとうとと断続的に寝てしまいました。机に突っ伏したり椅子にもたれたりを繰り返し、気が付いたら午前6時前です(苦笑)。うっはー、空はすでに明るくなってるやん。夜と昼に境目はないことを知り、大学と家にも境目はないことを知りました。ああ、この世は境目のない世界なのね・・。っていうか、別にそんなことは知りたくないぞ(笑)。いかんなあ、こんな生活をしていては。単なる寝床と化しているアパートなのに、さらに寝ることまで放棄してしまったら一体何のためのアパートか。ますます存在価値が薄くなってしまいかねません。寝るなら寝るでちゃんと家へ帰って寝るように!>自分。

 さて、本日は第2日曜日。那古野コネクションの定例オフ会がありました。基本的にオフ会は第1日曜日に行なうことになっている那古野コネクションですが、今回はN大学を舞台としたオフ会ということで、ちょうど開催中の大学祭の日程に合わせてこの日になったしだいです。集合時間は午後1時ということだったので、眠気をしっかり覚ましておこうと朝帰りのあと昼前までもう一眠りしました。そして起きたのが午前10時過ぎ。うん、まずまずの時間帯。こらから大学に行っても、まだ名刺を作る時間はありそうです(つまり夜のうちには完成しなかった)。というわけで、ブランチとして具無しカレーライスを食べて諸々の準備をして家を出たのが11時頃でした。

 がしかし、その前にとんでもない事実に気づいてしまいました。先日「モーレツ!あららこめ祭り」に参加するために「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」のビデオを借りて観たことを書きましたが、実はその返却期限が、昨日まででだったのです(がーん!)。何故か日曜日の夜に借りたもんだと勘違いしていました。だから返却するのも今夜でいいやと思っていたのに、気づいた時にはまさに時すでに遅し。あ〜あ、最近日記を真面目に書いていなかったことの影響がこんなところに出るとはねぇ(苦笑)。自分の行動を記憶に留めておくためにも、やっぱり日記は毎日こまめに書くべきだと思い知りました(ただし改善されるかは別問題)。というわけで、寝起きからちょっとショックを受けてしまったのですが、これからオフ会のために名刺を作るつもりでいたため、ビデオを返却しに行っている時間はありません。延滞してしまったものは昼間返そうが夜に返そうが同じなので、ここはとりあえずビデオのことは忘れて、大学へ行ってオフ会に向けての名刺作りに専念することにしたしだいであります。それにしても、まさかテロ企画のために借りたビデオを延滞してしまうとは思いもしませんでしたね。これがほんとの自爆テロでしょうか(笑)<こらこら、不謹慎ですよ。

 それはともかくオフ会です。昨夜から考えていた名刺のデザインは、一夜明けて改めて確認してみるとイマイチだったので結局ボツにし、新たに短時間で作れるデザインに変更。しかし、そのおかげで予定よりも時間を食ってしまい、プリンタがなんとか印刷を開始したのは集合時間10分前くらいでした(あわわ)。しかもこういう時に限って印刷が上手くいかなかったりします(ああーん、もう!)。一度失敗して2度目の印刷に取りかかった頃には午後1時まで5分を切ってしまいました。誰だ時間のかかる両面印刷のデザインをしたやつは(苦笑)。印刷が終わるまでの間、その他の荷物を準備し、すぐに飛び出せる体勢で待ちました。そして印刷が終了したのは12時59分! うわーーーーあと1分!つまり60秒だよ!言い換えると60秒ぢゃよ!(<そこを言い換えるか) いくら集合場所が研究室から近いからといって、さすがにこの時間ではギリギリです。名刺を印刷したのは10枚分の名刺が一度に印刷できるA4タイプの用紙を使っていたのですが、とてもひとつひとつを切り離している時間はなかったので、そのままトートバッグに放り込み、走って研究室をあとにしたのでした。

 というわけで、集合場所はすぐ近くの大学内の郵便局前でしたがまたしてもほんのり遅刻してしまう結果に(とほ〜)。到着したときには、すでにみなさん集まっておられました。言い訳はしたくないのでしませんが(<じゃあ、上の段落に書いてあるのは何なんだ?)、前回の動物園といい最近の勝率は悪いような気がしますね。って、勝率なんて言ってる時点で遅刻することが前提になってますけど(苦笑)、まあ今後に期待しましょう。さて、今回のオフ会の舞台となるのは前述の通り、主にN大学の敷地内で、メインの目的としては森先生の短編「ぶるぶる人形にうってつけの夜」に出てきた場所を巡ろうというものでした。とはいえ、せっかくだからN大学の大学祭「名大祭」(<伏せ字の意味なし)もあちこち見て回ろうということになっていました。参加したのは、幹事のKずえさんに、Kつさん、Mつるさん、Fさん、Aさん、Gんてつさん、Mさん、Aなあなさん、Lさん、T花さん、O崎フラグメントさん、そして私の12人のぱふぇら〜です。狙ったわけじゃないのに、毎回だいたいこれくらいの人数が集まりますね、不思議なことに。何か目に見えない力(電磁力とか摩擦力とか)が働いているとしか思えませんが、16人集まった時に働いているのはたぶん重力でしょう(じゅうろくだけに<洒落かよ)。

 毎年、名大祭の時期は天気が今ひとつで、何もこんな時期にせんかてええんとちゃうの?という疑問が湧いてくるのですが、この日は珍しく快晴で、風は少し強かったもののまさにカーニバル日和といった感じでした。N大学は道路を挟んで東側と西側にキャンパスがありますが、東側の道路沿いにある郵便局前に集まった一行は、ひとまず歩道を南に移動し、バス停の手前で道路を渡り、名大祭のメイン会場となっている西側に向かいました。この辺りは中央図書館の裏まで続くグリーンベルトと呼ばれる広場みたいな場所を挟んで、北側と南側に広い構内道路が通っていて、それぞれの通路沿いに、北側には工学系の建物が、南側には経済や文学系の建物が位置しています。ぞろぞろと歩きながら一行は、「名大祭」と大きく書かれたゲートをくぐり抜けて、北側の通路からキャンパス内に足を踏み入れました。するとどうでしょう、天気が良いせいか、いつになく大変な賑わいになっているではありませんか。明らかに外部からの来場者が多いです。名大祭ってこんなに人が来るもんだったのか、と少し感心。研究室のある東側のキャンパスに居たら全然感じられませんからね(笑)。しかし、子供やおじさんおばさんが目立つこともあって、大学祭というより町内のお祭りみたいな雰囲気になってます。ゲートを入ってすぐのところに、名大祭の本部テントがあり、そこではパンフレットも配られていたのですが、ある文字が我々(というかKずえさんか)の目を引きました。それは「1等 東京ディズニーシー・ペアチケット」。どうやらパンフレットの専用ページに、N大学内のあちこちに設置されたスタンプを捺して集めてくじを引いて当たればもらえる賞品のようです。いわゆるスタンプラリィというやつですね。スタンプは全部で12個。9個集めて1回、12個なら2回くじが引けるとのこと。ちなみに2等は大きな犬のぬいぐるみでした。うう、これはもう参加しないわけにはいかないでしょう。12人いるわけですから最高で合計24回くじが引ける計算になります。こんなけいれば誰か当たりますよぅ、と言う係の人の口車に乗せられ、我々はみんなでこのスタンプラリィに参加することになりました。どうせ大学内を歩いて回る予定なんですから、ついでにスタンプ捺したってバチは当たらないでしょう(笑)。こうしてディズニーシーのチケットを手に入れるべく森ミステリィの舞台を巡るべく、N大学探索の旅の一歩を踏み出したのでありました。

 この構内道路にはずっと両側に模擬店が並んでいて、音楽関係のパフォーマンスをする舞台も設置されています。西側に延びるこの通路の奥を望むとこんな感じです(手前に写っているのはだれ?)。パンフレットのスタンプ設置場所を確認して、だいたいのルートを設定。まずは模擬店を見ながら西に向かって少し歩き、途中で青空講演会やフリーマーケットが開かれているグリーンベルト内に入りました。その入口付近に9番のスタンプ発見。すかさず並んで全員がスタンプを捺しにかかります。こんなことをしてる人が他にいるのだろうか、なんて一瞬思ってしまいましたが、その隙に子供たちに順番を抜かれていました(がーん)。なるほど、子供たち(とその親)がライバルなのか。気を引き締めていきましょう(笑)。陽射しが強い空の下、ひとつ目のスタンプを捺してすでにスタミナ切れの予感(早いな)を感じつつ一行は、そのままグリーンベルトをフリーマーケットを横目に見つつぞろぞろと西に進み、中央図書館へと向かいました。作品の中では場所が変えられて記述されていますが、ここは犀川先生があの人に会った場所であり、紅子さんが調べものに来たりした場所ですね(にこにこ)。この中央図書館は部外者も中まで入ることはできるのですが、申請の手続きが面倒なので入ったのはロビィ止まりでした。(追記:ネタバレになってしまうかもしれませんが、とある筋からの情報によりますと、紅子さんがよく足を運ぶ方の図書館は現在ではN大学博物館になっている旧古川総合資料館である可能性が高いです) 

 中央図書館を出たあと、次は再び最初の構内道路に出て、さらに西へと向かいました。その突き当たり近くに目標とするスタンプがあります。模擬店の呼び込みをかわしつつ、突き当たりまで行ってみると、比較的大きなステージ上で何やらカップルのコンテストが行なわれていました。何が良かったのかは不明ですが、そこで優勝したらしいカップルには高級ホテルのお食事券が授与されていましたね。しかしそんなことには目もくれず、我々はひたすら3番のスタンプを捺し続けます。このときラッキィな何人かは、近くの模擬店から無料で配りに来たかき氷をゲットしてさっそく喉を潤していましたね〜。ええと、関係ないですが、ステージ上の司会者の二人の意味不明のパフォーマンスには、観客もしらけムードであったことを付記しておきましょう(<またいらんことを言う)。

 そのあとは、共通教育棟を目指し、中央図書館裏のグリーンベルトを通って南側の構内道路に出ました。こちらも模擬店がたくさんあって人がわんさかいます。とりあえず一行は道路を横切り、そのまま共通教育棟へと入っていきました。ようやくここで、「ぶるぶる人形にうってつけの夜」の舞台のひとつが登場です。ネタバレになってしまうので詳しいことは書けませんが、スタンプを捺しに行くついでに3階に上がり、窓からこの中庭を見学することができました。たぶんあの辺りであれがああしてああなったのかなぁ、などといろいろ想像を膨らませつつ、やはりスタンプ捺しに励む一行(笑)。ちなみにスタンプは6番でした。この部屋にはNゲージの鉄道模型がぐるぐると走っていましたが、鉄道模型以外の周りの模型がチープ過ぎたような気もします。所詮、大学祭なんですね(しみじみ)。それから向かったのは、同じ共通教育棟の1階にあった教室で、星占いをしてくれるところでした。そこへ向かう途中で、さきほどの中庭を見るとこんな感じです。やがてその占いの教室前に到着。しかし、欲しいのはただ5番のスタンプのみだった我々は、しっかりとスタンプを捺すだけ捺して、共通教育棟をあとにしました。一撃必殺ですね。そして建物の西側から出ると、目の前には次に目標としていたスタンプ設置場所である模擬病院の建物が現れました。わぁ、模擬病院って何をしてくれるんだろうと期待に胸を膨らませ(<勘違いしてないか)、興味津々というか不安を覚えたのですが、幸いにもスタンプはこの建物の入口前に設置されていたので、血を採られることもなく、全員無事に4番のスタンプをゲットすることができました。そして、いそいそと次のポイントに向かいます。

 今度はさきほど横切った構内道路を西の端から東に向かって歩きました。目指すスタンプのあるところまでそれほど距離はなかったのですが、模擬店が軒を列ねるこの道路を進んでいくのにはなかなか苦労しました。でもってスタンプを見つけるのにも少々時間がかかりましたが、文学部前の仮設休憩所(といってもテーブルと椅子があるだけ)にて愛しのスタンプちゃんを発見。ここは孤独の7番です。もはやすっかり慣れた手つきで順番にスタンプを捺します。相変わらず陽射しは強く風も強いです。そろそろ喉が渇いてきますねぇ。風に乗って、たこ焼きや焼そばの香りも漂ってきます。昼食を食べていなかった人はお腹も空いてくる頃でしょうか。だからというわけではありませんが、ここでKつさんはわらびもちを買って食べられ、AなあなさんとGんてつさんは麦酒を早くも飲んでおられ、近くでは大道芸をやっていて、それが気になっていたメンバも何人かいましたね。麦酒はあまり冷たくなかったみたい。そうそう、書き忘れていましたが、スタンプは一枚の絵が12分割された形になっていて、全部を集めるとその絵が完成するという趣向らしく、この段階になるとだいたいの全体像が見えてきていました。どうやら描かれているのは今回の名大祭のマスコットキャラクタらしいかける君のようです。ちなみに、パンフレットの説明部分によると正式名称は「空をかけるくん」みたいですが、スタンプには「夢をかける君」という名前が書かれているのです。ま、どうでも良いことですが(笑)、一応、どっちなの?とここで突っ込んでおきましょう。

 その後我々那古野コネクション一行は、もう少しこの道路を東に進んで、経済学部の建物の中に入っていきました。スタンプが置かれているのは、たいてい何らかの出し物をしている会場の近くなのですが、ここではお化け屋敷と化しているらしい大きな講義室の前にスタンプはありました。しかし、このお化け屋敷が何故かすごい人気で、長蛇の列ができているのです。最後尾ではもういっぱいなので並ぶことはできないよというアナウンスが行なわれているほどでした。とはいえ、並んでいるのはほとんどが小学生くらいの女の子でしたね(だから何?)。若干、カップルもいましたが、羨ましい限りです。もちろん、涼しいところに入ることができて、という意味ですが(笑)。そんな行列の横をすり抜け、8番のスタンプがある場所に辿り着くと、すぐさまノルマを達成するべく捺す作業に取りかかりました(隠れていますがパイプ椅子の上に置いてあります)。ちなみに誰かさんにこちらが笑われているのは、これを撮る直前に目の前にいた子供がピースサインをして写りたがっていたのを、ダメダメと首を振ってカメラマンがむげに断ったからです。社会の冷たさを思い知ったでしょうか(わはは)<大人げない。

 こうして経済学部でもスタンプを手に入れた我々が次に目指したのは、東側のキャンパスでした。もと来たグリーンベルト沿いの広い構内道路まで戻り、そこからゲートを出て、大学を分断している道路を渡ります。こちら側には森先生の研究室もありますね(にっこり)。一番近いスタンプの設置場所は、正面に見えているT講堂の前の広場近くにあるようでした。信号が青になってからぞろぞろと道路を渡り、ゲートをくぐって守衛室の前を通り、坂道を上がっていきます。水平になったところで左に曲がると、その道に10番のスタンプが置かれた名大祭の案内所がありました。そこでも当然スタンプを捺すだけで、全員が捺したところで再びサクサクと移動。次はT講堂の中に向かいます。入ってすぐのロビィの机の上に11番のスタンプ。ホールの中ではマジックショーが開かれているようでしたが、ホールには入らず、さっそくスタンプを捺したあとは、ロビィに置かれていた椅子に座ってしばしの休憩となりました。そして、切り離さないままトートバッグの中にずっと持っていた名刺をここでようやく切り離し、みなさんに渡すことができたのであります(にこにこ)。自分を除くと11人なので名刺は11枚必要だったのですが、残念ながら出発前のアクシデントにより10枚しか新しい名刺はなかったわけですが、仕方がないので前回のときの名刺をお持ちでなかったT花さんには余分に作ってあった前回の名刺をお渡しして、とりあえず全員に渡すことができたしだいです。そのときに一緒にあららこめ人数分を学内で確保しておいた環境学研究科の広報誌も、おまけとして一方的に配らせていただきました。といっても、別に環境学研究科の宣伝をしたかったわけではなく、その広報誌の編集後記の文章を我らが森先生が書かれているからなのです(にっこり)。ウェブ上でも見ることはできるのですが、印刷されたものとしては、まあまあレアかもしれません。というわけで、せっかくなので今回参加者のみなさんに大きなお世話をしたしだいです。喜んでいただけたのなら幸いですが・・。

 ロビィでの10分くらいの休憩も終わりT講堂を出た一行は、さらに東の奥地へと向かうことになりました。スタンプの場所まではかなりの距離があります。そこへ行くまでに作品舞台の確認もいくつかしておきたいところです。そう、それが本来の目的じゃないですか(笑)<何を今さら。というわけで、まず向かったのは急な坂を登って交差点で左の道に入りしばらく進んだところにある、喫茶店というか喫茶室でした。このキャラクタから、ここが森先生の作品に何度か登場するあの「ホワイトベア」だと推測されるのですが、実はもう少しちゃんとした喫茶店が、すぐ近くのT講堂裏にあって場所的にはそっちの方が「ホワイトベア」に近いかなあという気がしないでもないです。でもまあ、少なくてもこのキャラクタが「ホワイトベア」という名前の由来になっているのは間違いなさそうです。そして、このキャラクタに過剰な反応を示したのはクマ好きのKずえさんだったことも、間違いなさそうです(笑)。キャラクタはホワイトベアですが、実際にはここは職員向けの食堂みたいなところで、特に名前があるわけでもありません(あるとすれば「職員クラブ」かな)。 日曜日なので当然開いていなかったのですが、それでもメニューをチェックしに入口付近までぞろぞろと近づく我々の姿は、かなり怪しかったことでしょう(大学祭に関係ない場所だしね)。(追記:再びとあるN大学OBからの有力情報によりますと、やっぱりこの職員クラブの喫茶室が「ホワイトベア」と呼ばれているんだそうです)

 そうして喫茶室を堪能したあとは、すぐそばにあった南東方向に延びる坂道を登っていきました。どんどん森林地帯へ入っていく形になり、夜は怖くて独りでは歩けなさそうな道です。そんなところに何があるのかというと、「ぶるぶる人形にうってつけの夜」に出てきた太陽地球研究所です。上り坂を登り切るか切らないかという目立たないところに、太陽地球環境研究所の入口がありました。このように正確には作品中と若干名前が違っています。それだけでなく、作品ではここの実験棟であれがああしたりあの人たちがあんなことになったわけですが、残念ながらそれらしい建物も見つかりませんでした。おそらく場所も違っているんでしょうね。そもそもそんな建物なんて存在しないのかもしれません(地図上でも確認できませんし)。でも良いのです。「太陽地球研究所」という名前を確認できただけでファンとしては妄想の材料が増えるというものでしょう(笑)。

 そこからは、一路北に向かって下り坂をほぼまっすぐ下っていきました。来た道とは違って、理学部方向へ直接出ることのできる道でした。そろそろ歩き疲れてきた感のある足取りでしたが、ここまで来たらすべてのスタンプを集めないわけにいかないでしょう(なんってったって2回くじが引けるんだから)。この時点で残すスタンプはあと3つ。そのうちのひとつがこの先の農学部の中にあるのです。それを目指してひたすら歩き、理学部をかすめて大学の一番北側に位置する構内道路との交差点で右折、少し歩いたところで左に入り、談話室らしきところに12番のスタンプがありました。ここでは農学部で作ったらしい牛肉の販売がされていて、那古野コネクションのみなさんは口々にステーキ肉が安い安いとおっしゃっていましたが、普段肉を買わない自分にとってはよく判りませんでしたね(うーむ)。ただ、一緒に売られていたタマネギやジャガイモが確かに安かったのは判りました。こうやって安い安いと言ってはいましたが、やはりここでもスタンプをゲットしたら何も買わずに退散する首尾一貫した信念を持ち続ける一行でありました。まあ「ディズニーシーのペアチケットを手に入れるぞ!」という程度の信念ですけど(笑)。

 農学部を出てからは構内道路を西に進みます。理系カフェテリア旧理系こと理系中華食堂の横を通り過ぎ、今度は工学部4号館・5号館のある一帯へ入りました。そして、まずは4号館にある森先生の研究室を見上げる不審な集団です。それから、数々の機械類が森先生に拾われたという粗大ゴミ捨て場や、その隣のコンクリート捨て場までもじっくり見学するというマニアックさ(笑)。良いですね。大学祭の日にこんなところを見ているのは我々だけでしょう。そうそう、実はここの建物は「ぶるぶる人形にうってつけの夜」の最後の舞台になったところなのですが、スタンプラリィのタイムリミットが迫っていたこともあり中に入って現場を確認することなく先を急ぐことになりました。ここまで頑張ってスタンプを集めてきて、結局時間切れというのは痛いですからね。というわけで、そこの工学部の建物は通り抜けただけで、建築学科の前の自動車用の出口にある犀川先生が頭をぶつけたバーを見た後、近くの横断歩道から道路を渡り、再び西側のキャンパスに入りました。少し行ったところに工学部7号館があります。その中の入ってすぐのところに、2番のスタンプはありました。いつものようにスタンプを捺している間、受付の人に展示を見ていってくださいと頼まれましたが、スタンプラリィの時間がもうないことを理由にしてスッパリ断るのでありました(うはは)。次行ってみよう。

 いよいよ最後となったスタンプの場所は、7号館からさらに西に行って北側の突き当たりにある学生会館でした。サークルなどの部室が割り当てられている建物ですね。中に入るとどこかで演奏しているらしいバンドの音楽が大きく聞こえてきます。2階にスタンプはあったのですが、音の発生源はここのようでした。音と人がごちゃごちゃと混ざった中、手早く順番に捺印を済ませて、学生会館をあとにした一行でした。あとは最初に訪れたスタンプラリィ受付本部のテントに戻ってくじを引くだけです。しかしみんなの足取りはもうくたくたの様子(苦笑)。なんか青春時代が終わった・・みたいな哀愁さえ漂っています。結構長い距離を暑い中歩き回って、お世辞にも元気があるとは言えない状態になっていた一行でしたが、そんな我々にさらに追い討ちをかけるような衝撃的事実がこのあと待ち受けていたのです! 受付に辿り着いたとき、タイムリミットの午後4時にはまだ時間がありましたが、すでに1等と2等の賞品の姿はそこになかったのです(がーん)。はは・・あはは・・、はぁ(溜息)。そうだよねぇ。この時間帯だものね。やっぱりそうなるのが普通だよね・・。まあ、ある意味予想通りのオチではありましたが、いざ直面するとがっくりきます(ガックシ)。ディズニーシーのチケットはおろか、犬のぬいぐるみすらなくなっているとはねぇ(溜息)。くじを引くのも張り合いがありませんでしたが、2回分引いてみんな4等とか5等を当てていました(というかほとんど参加賞みたいなもの)。もらったのは、こんな袋に入れられたお菓子いろいろと缶のお茶でした。残念ながらディズニーシーには誰も行けませんでしたが、食べ物がもらえただけでも、まあ、スタンプラリィに参加した価値はあったでしょうか。N大学内もまんべんなく回れましたしね。森先生の講演会が無くて物足りなさが感じられてしまうとはいえ、最近では珍しく賑わっていたし、なかなか楽しめた大学祭だったと言えるでしょう。主催者にはこの場を借りて感謝したいと思います。ありがとうございました(確実に見てないだろうけど)。

 その後、スタンプラリィの賞品をもらった一行は、軽く2次会をすることになり、N大学から歩いてすぐのグランピアットに向かいました。その途中でしたが、N大学のゲート前でビデオ撮影をする人がいたので思わずシャッタを切りました(笑)。実は、ファインダを覗く人の姿に弱いのです(この人は覗いていませんが)。被写体を見つめ、その中の何かを捕らえようとする真剣なまなざしをしている人がいると、つい写真に納めたくなってしまいます。この人は一体何を撮ろうとしているのだろうか、と見る人に思わせられるような写真が撮りたいんですね。まあ、単に撮っている姿が面白いからという理由もありますが。そういう意味ではMつるさんなんかが被写体として最適でしょうか(<どういう意味だ?<っていうか名前を出さないように!)。えっと、それはともかく、グランピアットではピザを3枚と、各々飲み物を注文して2次会が始まりました。飲み物でビールを頼んだのは、くしくもテーブルの片端に集まっていたAなあなさんとGんてつさんとLさんと私だけでしたね。運動したあとだったので、昼間っから美味しくビールを飲むことができました(くっはー)。飲み食いしながらしばらく歓談を楽しみ、2時間もしないうちにお開きとなりました。まだ空は明るい時間です。健全ですね(笑)。なにはともあれ参加された皆様お疲れさまでした。

 オフ会の終了後、大学の研究室に戻ったのですが、寝不足だったところにアルコールを摂取したせいか、無性に眠くなってサロンのソファでついつい寝てしまい、目が覚めたら8時前でした。うわ、寝過ぎやん(苦笑)。8時半からサッカーの日本対ロシア戦があるから、早く帰ろうと思っていたのに。っていうかその前にビデオ返さなくちゃだよ。そうそう、これ以上延滞するわけにはいかないのです。てなわけで、急いで杁中まで行ってクレヨンしんちゃんのビデオを返却してきたのであります。当然、延滞料金を払いましたよ(しくしく)。そして、帰宅したらちょうどキックオフの時間でした(ふぅ)。とりあえず、間に合ってよかったよかったと一安心。そのあとは、独り大人しくテレビでサッカー観戦となりました。勝ち負けはともかく、こういうのはリアルタイムで観てなんぼですからね。観れないときは観れないで諦めますが、観れるときはできるだけ観たい主義なのです。ちなみに日本代表で好きな選手は明神です。何が好きって名前が好き(笑)。ファミリィネームが明神(みょうじん)ですよ。それってつまり、名字が明神(結局洒落か)。いいなあ、名字が明神(<そんなところで羨ましがるな)。


(6/10) 「名前の半分は、名字でできています」という普通ジョークはどうだろう(まだその話か)。ところで、明神ってそれだけでなんだかハンドルネームのような響きですよね、しばしんみたいに(笑)。ひょっとしたら、明治神宮のハンドルネームなのかもしれません(それはないやろ)。明智神之介とか(誰だそれ)。

 実は先週の土曜日から、うちのアパートの周りには足場が組み立てられ、玄関から道路とのアクセス経路が狭くなってしまいました。ポストに入っていた案内によると、アパートの「外壁塗装及びその他補修工事」が来週から始まるそうなのです。だいたいのスケジュールも書いてあります。で、今朝になって、目覚めてからしばらくしたときに、外からいきなり雨戸を閉められました。これにはびっくり。おかげで部屋の中は昼間なのに真っ暗です。なんだか閉じ込められたような感覚(実際閉じ込められているのですが)。外壁塗装の前段階として水による外壁の洗浄をするとのことで、雨戸を閉める必要があるのは理解できるのですが、まさか自分が部屋の中にいるときに勝手に雨戸を閉められるとは思っていませんでしたね。当然電気を点けざるをえません。昼間なのにねぇ。一体、この電気を点けた分の損害はどうしてくれるのでしょうか。なんて本気で思いはしませんが、まるで引きこもっているかのような錯覚に陥ってしまいます(笑)。あるいは、立てこもっているところを警察に完全に包囲され、強い粘りも虚しくついに雨戸を閉められるという強行手段に出られてしまったかのような感覚(<それは強行手段なのか?)。何故かある種の後ろめたさを感じますね・・。

 さて、月曜日の本日は、工事が始まる前に家を出ようと思っていたのですが、昨夜はワールドカップのダイジェストばかりを観ていて夜更かしをしてしまったため、起きた時にはすでに工事の準備は始まっていました(雨戸も閉められたし)。シャワーを浴びようかと思っていたところでふいにドアチャイムがピンポ〜ンと鳴ったので、しぶしぶ出てみると(もちろん裸ではない)工事業者の人がいてほにゃほにゃをドアに取り付けさせてもらいますが何か?みたいなことを言います。外はうるさくて声がよく聞こえなかったのですが、5ふんほどで終わるとのことだったので、しばらく部屋に戻って待ちました。やきもきしながら待って作業終了の声があってからシャワーを浴びて、昼前にようやく家を出ることができました。そのとき玄関のドアを外側から見たのですが、何が付けられたのかと思ったら、今までドア横の壁に付いていたネームプレート(しかし名前は未だに書いていない)がドアにビニールテープで借り留めされていたのです。ああ、なるほど。外壁塗装のために一時避難的にここに付けられたわけですね。変なものじゃなくてよかったよかった。もし石川梨華のポスタなんかが付けられていたりしたらとっても恥ずかしいけど、きっと喜んでしまうでしょう(笑)。次の機会があったときはぜひお願いします(にっこり)>業者さん。

 大学に来て理系カフェテリアで昼食を食べたあとは、北部生協に行って、書籍を4000円以上も買ってしまいました。専門書なら1冊でこれくらいになってしまいますが、専門書は1冊もなくほとんどが講談社ノベルスでした(笑)。他に、森先生の新刊「君の夢 僕の思考」も含まれています。2冊目です。えっとね、この前買ったのが閲覧用で、今回のが保存用(うはは)。やっぱり写真集は複数冊持ってないと安心できませんからね。保存用のは袋に入れて大事に仕舞っておきました(にこにこ)。実はそれら書籍を買ったあとで気づいたことですが、来週金曜日が全点15%offデーだったのです。うーむ、ちょっと早とちりしてしまったかも。買った本も来週まではおろか今月中に読めるかどうかも怪しいですからね(苦笑)。読めない本を買ってしまう癖はなかなか治りません。それからお菓子もいくつか購入しました。買えば買うだけ食べてしまうのは判っているのですが、こちらもたっぷり買って800円くらい。

 夜はさっそくお菓子を食べながら、コロキウムで発表する内容の構想を練ってみようかと思い始めていました。


(6/11) 相変わらず雨戸が閉まっているので、火曜日も暗い部屋で起床。起きたのは朝でしたが、目覚めて周りを見ても暗いという状況は、夜中に起きてしまったような焦りを感じますね。全然寝てないのか、もしくは寝過ごしたかという。しかし、習慣とは恐ろしいもので、最近ずっと早起きを強いられてきた日々だったからか、太陽の光を浴びずとも目を覚ましたのはちゃんと午前7時でした。そしてしばらく布団の中でゴロゴロしていると、ラジオから聞こえてきたのは金環日食の話題。あ、そうか、今日は日食が見れるんだったと思い出し、スリープ状態だったあいぶっ君をすぐさま起こし、インターネットをチェック。実は、昨夜Webやぎの目を見ていて、インターネットによる日食のライブ中継があることを知っていて、早起きができたアカツキには見てやろうと思っていたのです。というわけで、迷わずやぎポエムから日食ライブ中継サイトに辿り着くことができました(にっこり)。外壁塗装のために雨戸は開けられない状況なので、このときは天候がどうなのか判りませんでしたが、ラジオの情報によると名古屋上空は曇っているらしい。実際に玄関から外に出て空を仰ぎ見てみても、やはり曇り空。というわけで、残念ながら生で日食を観ることはできませんでしたが、インターネット中継の映像で綺麗な日食を確認することはできました(満足)。

 約30分くらい朝食を食べつつ日食を観て、午前9時には大学へ。9時半からはいつものようにコロキウムで、T中氏とA川君とA藤君の3人が発表。T中氏の発表のあとでほとんど名物と化したT中先生とK辺先生のバトルが勃発(苦笑)。刺激的で、まぁあっても良いかなとは思いますが、発表者がないがしろにされてしまう議論はいただけないと思いますね。それにしても、ハラハラさせてくれるよなあ。気の抜けない毎日です。

 午後はたぶん、質量分析計での測定に用いたパーツの洗浄作業をしていたような気がします。夜はもう記憶無し(笑)。なにやってたんだか。ただ、珍しく3食しっかり食べた一日だったことは確かです。


(6/12) 水曜日からは自宅がお客様受け入れ体勢に入りました。起きてからずっと部屋の片づけを行ない、予備の布団も準備してというかこれは前から置きっぱで、ゴミは溜まってるけどまだ捨てるほどゴミ袋は一杯なっておらず、まあ最低限の整理整頓をしたという感じ。大して片付きはしませんでしたが、いつまでも片付け作業をしているわけにもいかないので、諦めて午前中のうちに大学へ。えっと、誰がお客さんとして来るのかといえば、ぱふぇら〜でありKH3姉弟のひとりであるTさんです。我が宿へは2回目の宿泊ですね(だからって部屋の片づけが手抜きになったわけではない)。今回は学会に参加されるために、というか会場が名古屋だからってことで学会に来られることにしたんだそうな(笑)。先週なら那古野コネクションのオフ会にも参加できたのに、学会の時期が惜しかったですね。

 さて、大学では適当に研究関連の作業を済ませ、夕方頃からはいよいよ出かける準備をしようかなと思っていたところにある作業が舞い込んできました。Tさんとは午後6時半に待ち合わせの約束をしていたのですが、またしてもギリギリになってしまいそうな予感。で、なんとか6時15分過ぎにはその作業を終了させることができました。やっぱりギリギリです。急いで待ち合わせ場所の本山ミスド前へ向かいます。実は今回待ち合わせていたのはTさんだけでなく、近いところにおられるKずえさんとMつるさんもご一緒なのでした。せっかくだから夕食でも食べましょうということでKH3姉弟+1が集まったしだいです。つまりTさんの労をねぎらう接待みたいなものでしょうか(笑)。

 自転車を飛ばしてほぼ6時半ぴったりにミスド前に到着。3人さんはすでに集まっておられ、挨拶もそこそこにすぐさま場所移動となりました。最初、N大学側に少し上ったところにある村さ来に行ってみた(食事といいながら結局居酒屋狙いです)のですが、平日のこんな時間だというのに何故か満席でした。何かのコンパでも入っていたのでしょうか。仕方がないので店を出て引き返そうとしたところに後ろから店員さんが追いかけてきました。何事かと思ったら割引券を持ってきたみたい。次回遣ってくださいとのこと。100円券が4枚だったので、おそらく人数分の100円券がもらえるのでしょう。あ、とここでいいことを思い付く。満席のお店に訪れると割引券がもらえるんだったら、人を替えてもう一度お店に訪れてみたりなんかすると、また割引券がもらえるのではないかい?(にやり) どれだけ人数が確保できるか判りませんが、入れ代わり立ち代わり満席のお店を狙って訪れては割引券を大量にゲットするテロというのはどうでしょうか(笑)<それはテロか? なんてことはこのときには考えも及ばず、新たな居酒屋へ向けて再び移動していまいた。本山の交差点を渡って、昨年お世話になっていた銭湯の本山温泉の方に向かいます。そのそばにある居酒屋飛騨に入ってみると、こっちはガラガラです。まあ普通はこんなもんでしょう。ここでようやく腰を落ち着けて、お食事会の始まりとなりました。

 いろいろ食べつつ話した内容は、至って普通の世間話(多少TDRとかに重みがある世間ですが)で、Mつるさんの会社事情や、Tさんがワールドカップの決勝トーナメント1回戦のチケットを手に入れることになった経緯とか、女性陣お二人はサッカーには興味ないという話(笑)などなど、2時間くらいの楽しい食事会でした。えっと、ちなみにお酒を飲んでからというものトイレに3回ほど発ちました(近っ!)。正確には4回だったかもしれません(<いや、そんなとこ正確に言われても)。お勘定は少しKずえ姉さんに奢ってもらい(ごちそうさまです)お開きに。本山でMつるさんとは別れ、残りの3人はN大学方面へ歩きました。ほろ酔い状態で暗い道をフラフラ歩き、大学前でKずえさんとさようならの挨拶をし、あとの2人は我がアパートへ。帰宅後、さすがにもうビールは飲めなかったので烏龍茶を飲みながらサッカー観戦をしていましたが、Tさんは余裕で缶ビールを飲んでおられました。しかし、ビールを飲んでくれる人がいると助かります。冷蔵庫の中に貯まっているビールが片付きますからね(笑)<自分では片付けられないらしい。酔ってはいたものの、テレビを観つつなんだかんだで12時頃にようやく就寝。お疲れさまでした。


(6/13) 甘い一夜が明けて(<そういう誤解を招くような発言は慎むように!)、木曜日は朝の8時頃には起床。朝食は食べずに出かける準備を整え、Tさんと2人揃って9時半には家を出ました。タンパク質学会(だったかな?)会場へと向かう彼とは大学前で別れ、私はというと朝っぱらから真面目に研究室へ(<朝から来たくないみたいやな)。しかし真面目なのもここまでで(いかんがや)、午前中はのんべんだらりとそれなりに当たり障りなく極々平凡に慌てず騒がず他人への干渉もせず、川の流れに身を任せる醤油のように拡散する一方のなすがまま状態でキュウリはパパだと主張することもなく時間を浪費して過ごしていたそうです(他人事か)。

 昼食後は打って変わって、歌ぁって笑ぁって、ホット〜ブラ〜ザ〜ズゥ〜(古いな)。っていうか何を言っているのだ。思いつきで書かないように>自分。ええと、ホットブラザーズとは何の関係もなく、午後1時からは2週間ぶりの学生実験でした。先週は大学祭のためお休みだったからです。「台が臭いためにお休みだった」のではありませんよ(間違うか!)。なんか変なノリになってきてますが、気にしないように(笑)。学生実験自体は午後6時頃に終わったのですが、酸廃液の処理や後片付けなどで、すべての作業が終了したのは7時頃でした。Tさんには午後8時には帰宅していると伝えてあったため、いろいろ早めに切り上げて帰宅。

 で、帰宅後はサッカーのイタリア対メキシコ戦を観ながらTさんの帰りを待ち受けました。まるで、旦那さんの帰りを待つ新妻になったかのような心境、ではありません(ええ、断じてありませんとも!<何をムキになっているのか)。そうやって待っている間にTさんからメールがあり、買ってきてほしいもののリクエストはあるかとのことだったので、迷わずプレステ2を頼みました(もちろん即却下でしたが)。というわけでおつまみを適当に買ってきてもらうことに。そしてTさんが帰ってきたあとは、家にある缶ビールを飲みつつおつまみを食べながら、引き続きサッカー観戦となりました。ただ、どうしたことか今夜に限ってテレビの映りが良くないのです。というか悪い。どのチャンネルもノイズが酷く、サッカーを観ていても引いた画面ではボールの行方が判らないほどです(苦笑)。昨夜までは快調に映っていたのに何故でしょう。配線にも異常はありません。唯一テレビ愛知だけはよく映るのがその証拠でしょう(何故だか判りませんが)。可能性として考えられるのは、アパートの外壁塗装や補修工事の関係で共用アンテナが触られて異常を来してしまったのではないかということですが、もしそうだったとしてもどうしようもありません。しかたないのでそのままサッカー観戦を続けることになりました。いっそのことまったく映らなくなってしまったのなら諦めもつくのですが、見にくいながらもなまじ映ってしまうだけに諦め切れませんね。っていうか、ちょっと待てよ・・。なんかこれ、前にも同じシチュエーションがありませんでしたか? サッカーを観ているときに限って、テレビの映りが悪いという・・。たぶん、ありましたね。えーと、ということは、ああ、やっぱりそうか。うちのアパートの屋根の上には、アメリが居るに違いありません(にっこり)。まあ、アメリの仕業なら、しかたないかなとも思います。諦めて、サッカーを観るしかないですね。そして朝を待ちましょう(朝になれば直っているという保証はないけど)。


(6/14) というわけで朝になりましたが、テレビを点けなかったので映りが改善されたのかどうかは不明のまま。金曜日の本日は少しゆったりして午前10時頃に家を出ました。もちろん宿泊中のTさんも一緒です。相変わらずアパートの周りには外壁塗装のために足場が組まれていて、玄関ドアにはビニルが貼られています。道路へのアクセスが悪くなっている通路をすり抜け、駐輪場に置いてある自転車を押しながら歩いて大学方面へ。ものの5分で大学前に到着。そして昨日と同様「じゃ」と言ってTさんとは別れ、それぞれの道へ。

 午前中はやはりそれなりに過ごし、午後からは学生実験でしたが、午後3時半からサッカーの日本対チュニジア戦があるということで、いつもよりも明らかにみんなの動きが違います(笑)。やけに急いでいるし、実験を早く切り上げようという意志がありありと感じられるのです。そして実際、多くの学生が3時半前後に実験を終わらせ、テレビのある講義室へ向かっていったようでした。しかし、全員が全員サッカーに興味があるわけではありません。中には「実験が僕のワールドカップです」とか言う野球少年もいて、いつものように最後まで実験に付き合わざるをえなくなるのです。まあ、ひとりでも実験をやっている学生がいれば、最後まで面倒を見るのがTAとしての仕事ですから、文句は言いませんけどね。嫌味は言わせていただきます(にこ)。他にも広くなった実験室でのんびり実験をする学生が何人かいて、結局すべてが終わったのは日本対チュニジア戦も終わってからでした。ただ、ときどき先生が休憩がてら情報を仕入れて来てくださったため、実験室に居る間も途中経過を聞くことはできましたね。最終結果もテレビを観てきた学生から聞いたしだいです。日本が勝ったというのは、試合を観れなくてしかも負けるというのより精神衛生上良かったと思うのですが、やっぱりリアルタイムで試合を観たかったですね。観戦できなかったおかげで、このあと妙に自分の中のサッカー熱は落ち着いてしまいました。決勝トーナメント進出が決定したことも原因のひとつかもしれません。まあ、落ち着いたら落ち着いたで別に問題はないのですが・・。

 しかし、いざサッカーの試合を見逃すと、興味がないと言っている人たちの気持ちが解るような気がします。周りがこぞって盛り上がっていても、どこか冷めた目で見てしまいますね。たぶんそれが普通なんでしょう。興味のある人がいて、興味のない人がいて、それで良いバランスが取れているんだと思います。みんながみんなひとつのことに熱中するという状況は、ちょっと怖いですからね。日本もまだまだ健全な社会だと言えます。確かに勝つのはおめでたいことですが、そこまで我々が狂喜乱舞することでもないやろと思ってしまうのでした。

 さて、学生実験が終わったあとは、に出て、ナディアパーク紀伊國屋書店にて、KつさんとTさんと待ち合わせました。日本も勝ったことだし(というのは偶然ですが)ちょっとご飯でも食べましょうということになっていたのです。がその前に、とりあえず森先生土屋賢二先生の対談が載っている「IN☆POCKET」と、森先生のZシリーズが載っている「ジャーロ」を購入しました。これを見越しての待ち合わせ場所だったんですね(にっこり)。その後、近場の食事どころを探そうとガイドブックであれやこれや見たのですが、具体的な店は決めず、方向だけ決めてあとは歩いて探すことに。で、ナディアパーク周辺を歩いて探したわけですが、ちょうど韓国対ポルトガル戦が始まろうとしていた時間帯だったため、きっと焼肉屋は凄いことになっていると予想されたので避けて(笑)、最初に入ったお店は満席で、結局Kつさんの記憶にあった中華料理屋さんというか餃子屋さんで食事となりました。ここはまた極端にお客さんが少ないです。ただ噂通り餃子は美味しく、全種類制覇(そんなに種類はないけど)して、7月の名刺交換会に向けてのことや、その他諸々の話題で盛り上がりましたが、個人的にちょっと飲み過ぎました(苦笑)。栄でKつさんとは別れ、呼吸も荒くフラフラしながらTさんと帰宅。そんな状態でしたが、帰ってすぐには寝ずに、観れなかった日本の試合を観ようとスポーツ番組をはしご。しかしどこもゴールシーンだけのダイジェストであまり試合の様子は判りませんでした。結果はともかく試合全体の流れを観たかったんですけどね・・。


(6/15) 土曜日の朝はさらにゆっくりしたもので、午前10半頃に家を出ました。昨日日本がグループリーグ1位で決勝トーナメントに進出を決めたおかげで、日本対トルコ戦を直接観戦できることになったTさん(説明的やな)とはいつものように大学前で別れました。これでしばらくTさんと会うことはありません。一番早く会えるとしたら、7月の森先生の名刺交換会でしょうか。この度は遠路はるばるご苦労様でした。

 そのあとはコロキウムの発表用のOHPを作ったり(今回は液晶プロジェクタを使用予定なのでパソコン上での作業)、まばたきしたり、息を吸ったり、紅茶を飲んだり、右足と左足を交互に前に出して歩いたりしてました(つまり大したことはしていない)。うーん、もう書くことがないですね。しかたない・・

「じゃあ、『し』で繋げるしりとりをしよう」
「なんだ突然」
「名付けて、死の『し』でしばりしりとり〜」
「どうでもいいけど解りにくいぞ。っていうかなんでいきなり会話形式になってんだ?マメ君への憧れか?」
「じゃいくよ、新聞紙」
「シカトかよ!」
「だめだめ、『し』で終わる言葉じゃなきゃ」
「おい、今のは違うって。勝手に始めるな。えーと、それじゃ、消防士でどうだ」
「やればできるじゃん。醤油」
「ゆ、ゆ、ゆ・・・っておい、『し』で終わる言葉じゃなかったのか?」
「・・・差し」
「途中で切るなよ、紛らわしい」
「焦らないでほしいなあ」
「はいはい。えっと、ほんじゃ、召喚士」
「消防士ときて召喚士、思考の偏りがあからさまだね」
「うるさい。さっさと続けろよ」
「うーんと、じゃ、シロップ・・」
「シロップ?」
「・・・差し」
「お前も偏っとるがな!っていうかそんなのあるのか?!」
「じゃあ醤油出汁」
「それも逆に偏ってるし、微妙に間違ってるような気もするぞ」
「いいからいいから、とにかく次は『し』だよ」
「そりゃそうだろ、そういうルールなんだし」
「はやくぅ」
「わかったよ。そっちがその気ならこっちも徹底させてもらうぞ。勝負師!」
「し、し、し、新鮮・・」
「ふん。またそれか。同じ手は喰わんぞ」
「あぁ、負けちゃった」
「『ん』で終わりかよ!って俺に説明させるな。頼む、もうちょっと続けてくれ」
「しょうがないなあ。そこまで言うなら本気でいくよ。新鮮ちらし寿司」
「そんなのありか。なんか騙されてる気もするが、よーし、とっておきの手話通訳士」
「じゃ、司法書士」
「くぅ〜、お前までその手で来るか。ええい、歯科医師」
「歯科衛生士」
「とことんずるいな。ええと、他に何があったっけ・・。あ、そうそう、歯科技工士ってのもあるぞ」
「初生ひな鑑別師」
「また渋いとこ突いてくるな。試験地が名古屋だけってのも味がある。っていうか古今東西ゲームになりつつあるぞ」
「たしかにね。じゃあ忍石」
「なんだ?しのぶいしって」
「石灰岩・頁岩などの節理面に二酸化マンガンなどが樹枝状を呈して付着し、シダ類の化石のように見えるもの。偽化石の一種」
「やけに説明的だな。っていうか、次は俺の番だろ!」
「いいじゃん、どうせ『し』なんだし」
「こらこら、しりとりを否定するようなこと言うな。ショック死だ、ショック死」
「締め殺し」
「うわ、反応早いな。こういう方面に強いのか。えーと、じゃ、出血多量死」
「そんな言葉あったかなあ」
「お前に言われたくないわ」
「んじゃ、少年殺し」
「こりゃまた凄い言葉を出してくるな、いろいろな意味で。えっと、焼死」
「・・・」
「おい、どうした? シンキングタイム?」
「・・あ〜あ、なんかつまらなくなってきたね」
「うーわ、そういうことをここにきて言うか。お前が始めたんだろ、いきなり飽きるなよ」
「なんだか、急にばかばかしくなってきたなぁと思ってね・・」
「あ、なんか嫌な予感がしますけど、ひょっとして『笑止』?」
「じゃまたね〜」
「おいおい、こんな状態で終わるのかよ」


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