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日々これ勉強(2002年5月の後半)

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世界一簡単な5月(の後半)

(5/16) 連日続いたA原先生(そろそろ密かなファンも生まれているんじゃないかってくらい、このところ登場し過ぎの感がありますね)による実験操作諸々に関する手ほどきも本日はお休み。というわけで、体の中に蓄積した眠気を絞り出すかのように、あるいは幼少時代に忘れてきた輝かしい何か(神童と呼ばれていたことの誇りか<どさくさにに紛れてしょーもない嘘をつかないように)を取り戻すかのように眠りこくった午前中でした。で、取り戻せたものといったら、信頼でも誇りでもなく、すっきりクリアな頭だけでしょうか(それで充分ですけど)。頭の外側のクリアさにかけては人一倍自信がありますが、中身までクリアになることは結構稀なのです(笑)。いつもなんかぐちゃぐちゃしてて、あれもこれもそれもどれもなにもかもがごった煮状態、全然整理のつかないまま放置されていますからねぇ。子供の頃は考える事柄も少なくてもっと単純だったのに、歳を取ってくるといろいろ要素が増えてきて渾沌としてきます(当たり前か)。部屋が散らかっていたり、パソコンのデスクトップが散らかり気味だからといって、必ずしも頭の中が綺麗に整理されているとは限らないようです。誰かどうにかしてほしいところですが、頭の中の整理整頓は自分でやるしかないもんなあ。片付けるには要らないものを捨てていくのが一番ですが、さて、何から捨てていこう・・。

 それはさておき、木曜日の午後は、すっかりお馴染み学生実験です。毎週同じようなことを言っていますが、同じことの繰り返しでお金をもらえるのが仕事ととも言えるでしょう。午後1時からはその学生実験のTAとして働きました。今回担当していたのは吸光光度分析の実験で、学生が行なうことも比較的簡単でこちらが補助することも少なかったため、仕事量としては楽々でしたね(にこにこ)。午後4時には予定していた実験内容は消費され、その班の学生たちは解散となりました。しかし、ここでTAの仕事もハイ終わり、というわけにはいかず、その後は別の実験をしている班のところに合流し、結局最後の1人が帰るのを待っていたら午後6時。実際にはたいした仕事はしていなかったのですが、何もしなくてもどっと疲れはやってきます。まあ、それなりに楽しいので文句はありませんけど。

 ちなみに、吸光光度分析というのは、溶液中の目的元素に試薬を反応させて発色させ、その溶液に特定の波長の光だけを通して吸収された(あるいは透過した)光の度合から元素濃度を求める分析方法です。あるものが白色光の下で色が付いて見えるということは、その色以外の色が吸収されているわけで、つまり、それを利用しているわけです。元素濃度によって溶液の発色の度合は異なるため、元素濃度が既知の標準溶液を用いれば、その吸光度と比較して未知試料中の元素濃度も判るという仕組み。学生実験ではリン(P)とチタン(Ti)の分析にこの方法を用いています。分析機械自体の大きさは小さくて、Xboxをひと回り大きくした感じでしょうか(笑)。

 そういえばプレステ2がオープンプライスになるとかで、買う機会を逸していた身にとっては嬉しい限りです(にこにこ)。よくぞ買わずにいたもんだ(うはは)。偉いぞ、自分。「買った直後に値下げ」ってのが一番がっかりするからねぇ。これで心置きなくプレステ2を買って、「すべてがFになる」をようやくプレイできるというものです(笑)。そうそう、Xboxも値下げする模様ですが、たとえ1万円で売っていたとしてもあれは買いたいとは・・むにゃむにゃ。あの大きさだけを見ても、日本の家を見たことない人が設計したとしか思えません。あんなん置く場所ないぞ。第一見た目が格好悪くて、もし家に置いてあるところを人に見られたりしたら恥ずかしくて死ぬそうです(<伝聞かよ)。エロ本とXbox、どっちを隠すかといったら迷わずXbox!っていうくらい(酷評やな)。あ、念のために言っておきますが、自宅にエロ本は置いてないですよ(にっこり)<他のならあるのか? 


(5/17) 朝から雨が降っていたらしい金曜日。雨に気づいたのは昼前に家を出る直前でした。玄関の扉を少し開けたところでざあざあという雨音。そこで初めて、「モーニング娘。が長者番付に載るのかよ!っていうか今時『長者番付』っていう名前もどうよ」なんて思ったわけはなくて、「げ、今日は雨か」と思ったしだい(そのまま)。意外と我がアパートの壁の防音能力は高いのかもしれません(低音は響くけど人の声は聞こえないしね)。ちょっと傘を差しながら自転車に乗れないレベル(服が濡れるという点において)の雨だったので、歩いて大学へ。おかげさまで「4th いきまっしょい!」の3曲目の始めまで聴けました(まだそのアルバムを聴いてたのか<もうすぐたぶんセクシー8になると予想<おどる●11でもハッピー●7でもないのは機種依存文字(●=白抜きのハート)が使われていて聴いたときに日記に書くのが面倒だからっていう理由ではなく石川梨華目当て●)。

 昼食は生協で食べて、午後1時からは本日も学生実験です。もちろんTAのお仕事に従事。昨日に引き続き担当は吸光光度分析でしたが、学生の作業としてはちょっとした前処理と測定だけだったのであっという間に終了。後片付けも含めて午後3時頃にはその班の実験は終わりました。しかし昨日と同様、学生たちは帰りますが、TAですからまた別の班の様子を伺いに行くのです。人手は足りていたしどうせあとの回で担当を交代することになっているので、別に仕事を切り上げても良かったのですが、恩着せがましく冷やかしで残っていました(笑)。いえいえ、自分が実際にやったことのない実験(<N大学の学部出身じゃないために学生実験を未経験だから)ですから、見ているだけでも勉強になるのです(<そんな人がTAをやってて良いのか、って前にも言ったか)。もちろん、頼まれたことはこなしましたし、訊かれたことには分かる範囲で答えたりしていました。実験がすべて終了したのはやっぱり6時頃。だいたい最後まで残る人は同じ顔ぶれになりますね。海外へ少し出かけて授業を休まざるを得ないという理由で実験をどんどん進める人や、ひとつひとつの動作が丁寧なために全体的に時間がかかってしまう人などいろいろいますが、はあ、それぞれのペースで頑張ってくださいませ(「もうちょっと早く終わってください」という声を飲み込んで)。怪我さえなければ、まあね・・。

 夕食は食べたのかどうか定かでなし。おそらく、理系ショップでお菓子類を買い込んで、それを食べていたのではないかと。そうそう、春になって(もうすぐ夏ですが)東海圏の生協では恒例の「森永キョロちゃんフェア」が始まっています。過去にキョロちゃんステンレスボトルキョロちゃんバスタオルを当てて、森先生に贈呈したという実績のあるフェアですね〜。森永製品についているバーコード300円分を専用の応募用紙に貼付け応募箱に投函すると、抽選でキョロちゃんグッズがもらえるのですが、そんなに競争率は高そうじゃないので、たぶん50口くらい応募すれば何か当たると思われます(笑)。ふっふっふ、何を隠そう、この日のために前回のフェア以降に買ったチョコボールのバーコードは切り取って保管してあったのだ! 当選者の発表で名前が貼り出されるのは少し恥ずかしいけど、よ〜し、今回も奮って当てよう! 狙いはキョロちゃんぬいぐるみかな。みんなは応募しないでね(にこ)。


(5/18) 雨上がりの土曜日は、休日らしくぐっすり眠って、午後もいいとこ5時頃になってから(笑)ようやく大学へ。翌週に測定予定のサンプルを準備しつつ、日記などを書いていたら夜になりました。日は長くなりましたが、一日が早いですね(<寝てるからだ)。空が暗くなり始めた時間帯に家を出ると、なんとなく罪悪感を感じてしまうのは何故でしょう・・。休日くらいのんびりしてもバチは当たらないのにねぇ。まぁ、朝の通勤ラッシュ時に帰宅しようとみんなとは逆方向に自転車をこいでいるときの気恥ずかしさに比べたら、どうってことはないですが。

 夜は訳あっていろいろ食材を買いにマツザカヤストアへ行きました。久しぶりのスーパです。買った食材は夕食のためのカレーの材料がメインでしたが、その他にも、イチゴオレンジリンゴバナナパインアップル(切り身)キウィフルーツ(ゴールド)アメリカンチェリィの果物類と、豆腐(絹ごし)ヨーグルト納豆黒ういろうなどの加工食品なんかも買い込みました。合計でなんと3500円くらい(苦笑)。なんだか過食症の美人OLみたいな買い込み方(<美人は関係ないのでは?)をしていますが、もちろん全部を一度に食べてしまおうというわけではありません。以前、学部の1年生向けのプレセミナを今年はうちの講座が受け持っているという話を書きましたが、そこで自分が担当する実験で使うために、いろんな食材を買ったわけです。実験で何をするかと言えば、食品の凍結乾燥(フリーズドライ)で、たまたまうちの講座に小型の凍結乾燥器があるから使ってみたかったという単純な動機。本来は有機物を分析対象としたサンプルを加熱せずに乾燥させるためにある装置なのですが、まだまだ導入間もないということもあって本格的な稼動はしていないので、どうせやるならあとで食べられた方が嬉しいでしょうということでフリーズドライ食品を作ってみることになったしだい。

 フリーズドライというのは、真空中で水分だけを昇華させて飛ばしてしまうので、味や香りや栄養成分などはそのままに重量を軽くすることができ保存性も増すことができることから、インスタントラーメンの具材や、高野豆腐や、お湯を注ぐだけでできるお粥スープなどに用いられている製法です。スペースワールドなどで売られている宇宙食もこの製法で作られていますね。で、そのまま食べても味が保証されているものとして、食品の中でも果物を重点的に買ったわけです。一応できるだけ異なる組織構造を持った選択をしたつもり(例:オレンジを買ったのでグレープフルーツは買わなかった)。

 しかし、それにしてもちょっと買い過ぎたかなとは思います(笑)。今まで一回の買い物でこれだけ多様な果物を買ったことはおそらくありません。大学に戻ってさっそく実験の準備を兼ねて買ってきた食材をいくつか凍結乾燥器に仕掛けたのですが、とりあえず全部の食材を準備しておこうと少しずつ包丁で切ったりしたため、保存しておくには小さ過ぎる部分は仕方なく食べることになりました。つまりイチゴとオレンジとリンゴとバナナとパインアップルとキウィフルーツとアメリカンチェリィと豆腐とヨーグルトと納豆と黒ういろうを少しずつ食べたのです(笑)。なんだか贅沢な気分(独りサロンで何やってんだろうとは思いつつ)。お腹が空いていたこともあって、オレンジなんかは半分くらい食べてしまいました。初めて食べたキウィフルーツの<ゴールド>が、酸っぱさが少なく甘くて美味しことを知りました。実際に装置に仕掛けたのは、イチゴとバナナとアメリカンチェリィと豆腐とヨーグルトと納豆と黒ういろう。とりあえず凍らせずにそのまま真空に引いて乾燥させてみることに。ただし豆腐だけはずっと前から凍らせてあったものを投入しました。出来上がりは明日のお楽しみ。

 帰宅したのはすでに日付けが変わった頃でしたが、ご飯を炊いてカレーを作って食べてから寝ました。フルーツをあれだけ食べたのに、やっぱりカレーはついつい大量に食べちゃいますね。明らかに体に悪い食生活であります。


(5/19) 喉が乾いたからといって、うっかりビールなんて飲むもんじゃないですね。普段独りでアルコールを摂取することは少ないのに、たまたますぐに飲める飲料がビールしかなかった(焼酎もあったが)という理由で、昨夜は帰宅してから寝る前に、冷蔵庫の中でキンキンに冷えたビールを飲んでしまいました(といっても、冷蔵庫の中に入ってビールを飲んだわけじゃなくて、冷蔵庫の中にあったビールを外に出してから飲んだという意味ね<そりゃそうだろ)。飲まないくせになんでビールがストックしてあるのかというと、前にも書きましたが、実家から持ってきたお中元だかお歳暮だかでもらった缶ビールなのです。ひと箱に、500ml缶と350ml缶と250mlくらいの小さい缶がそれぞれ数本ずつ入っていましたが、それらは全部冷蔵庫に納めてしまったしだいです。他にはカナダワイン(これはもったいなくてなかなか飲めず)とか醤油とかカルピス原液ぐらいしか入っていません。冷蔵庫の中で石を投げたらビールに当たるというくらいビールで占められています。きっと小人さんの仕業でしょう(何が?)。うちの冷蔵庫じゃ普通の人ならバラバラにでもならないと入れませんからね(ああ、石を投げるという話か)。いずれにしてもビール好きにはたまらない状況と言えるでしょう。さて、アルコールに関しては経験上充分身の程を知っていますので、ここは一番小さい缶のビールを飲むに留めたのですが、それでも飲み切ることなしに途中で力尽きてしまいました。連日の睡眠不足も影響していたかもしれません。燃費が良いことで。

 というわけで、またしても午後までぐっすりの日曜日。しかもしばらく体がだるくて本格的に動き出したのは夕方になってからという有様です。せっかくの日曜日を、なんとまあ無駄に過ごしたことでしょうか(苦笑)。しかし、日が暮れてからの頑張り様によっては為せることもいろいろあるのだと自分を励まします。これから一日が始まると思えば多少はやる気を出すことも可能です。で、出したやる気で成したことは、まず読書(つまりそれくらいのやる気やったっちゅうわけでんな)。舞城王太郎氏の第2作「暗闇の中で子供」を読み終えました。わ、これ、わりと最初の方で前作のネタバレがあるやん(と書いてしまうこともネタバレになっている?)。あぶないあぶない。順番に読んでて良かったです(にこにこ)。スピード感と壮絶さは相変わらず。結構無茶なことでもこの世界観ならそんなに違和感が感じられないところが巧いです。

 その後、月曜日に入れ替える予定のサンプルの準備をちょこちょこしたり、プレセミナのための準備をしていたらすっかり夜は更けてしまいました。そうそう、昨日凍結乾燥器に仕掛けた果物をはじめとした食べ物ですが、確認してみたところ上手くいっていたのはあららこめ凍らしておいた豆腐とほぼ液体だったヨーグルトだけでした。うーん、やっぱりそうなのか。細胞壁を持つ果物は生のままじゃ上手く乾燥しないようです。小さく萎んで堅くなってしまって、ちょっとがっかり。よし、じゃあプレセミナ本番に使う食べ物は、凍らせてから装置に仕掛けることにしようと、新たに果物やヨーグルトや納豆や再び豆腐も小さく切って冷凍庫に入れておくことに。今回は買ってあったすべての食べ物を切りました。そしてできてしまった半端ものは胃袋に(笑)。昨日以上に食べて、きっとビタミン類は1週間分くらい摂取できたことでしょう。

 実はこのあと、夜を徹してプレセミナの準備に精を出そうと目論んでいたのですが、実際にしたことは舞城王太郎氏の3作目「世界は密室でできている」の読了。読み終わった頃には空はすっかり明るくなっていました(苦笑)。いや、薄いからさあ、つい最後まで、一気に、ねぇ(にこ)。読んでみて判りましたが、これはシリーズの番外編的な作品なんですね。だから表紙もいつもとデザインが違うのか、ふむ。著者自らのイラストも良い味を出してますが、内容の方も、もちろんとても楽しい作品でした。


(5/20) あ、ひとつ訂正があります。昨日の日記に書いた冷蔵庫の中には、まだ「娘。ポッキー」も入っていたのでした(そんなことか)。たしか賞味期限は今年の8月くらいだったような記憶なので、もう少し温存(というか冷存<前にも言った)しておきましょう(にっこり)。って、そんな話は重要ではなくて(ある一側面から見たら重要なのだが)、それどころではない間違いをしていたことが判明してしまいました。本日のプレセミナの担当はてっきり自分だと思い続けて、最近準備を進めてきたのですが、どうやら勘違いをしていたようなのです。自分が担当するのは実は来週じゃん!(ガビーン) かなり覚悟を決めていただけに、この事実には少なからずショックを受けましたね。おいおい、昨日の徹夜は何だったんだよ、てなもんです(<いや、読書してただけやん)。しかもこの勘違いに気づいたのは、まさにプレセミナが始まるその時刻に実験室に入ったときでした(そこには先週から引き続き担当として準備をしていたH君とY田さんが居た)から、落胆ぶりも相当のものでした(表には出しませんでしたが>出たかもしれないけど)。ただ、あとから考えれば来週で本当に良かったなと思います(笑)。予備実験もまだ確実ではなかったし、もう少しセミナの内容も詰めたいところがあったので。ひょっとしたら、無意識に勘違いしていることに気づいていて、わざと準備を不完全にしていたんじゃないでしょうか(おめでたい考え方やな)。うん、そうそう、きっとそうですね。だから徹夜で読書をする余裕もあったんですよ。いやあ、我ながら自らの先見の明には舌を巻く思いです(<呆れてものが言えないの間違いでは?)。

 そんなわけで、月曜日の朝は徹夜明けでしたが、実は一旦帰宅して1時間ほど寝てから再び大学へ来たのです。よくぞ1時間で目が覚めたな>自分。やればできるもんです。しかし眠い。A原先生の指導のもと、サンプル溶液をカラム分離して目的の元素を取り出す作業を午前中から午後にかけて行ない、夕方頃から質量分析器で測定するサンプルの入れ替え作業で、夜もなんやかやありましたが、もうふらふらでした(笑)。とはいえ、1時間でもやっぱり寝ておいた方が楽なことは判りました。ふらっときても持ち堪えることができますからね。まあ、寿命削ってることには変わりありませんが・・。

 そんな状態にあったにもかかわらず、それなりに夜更かししてしまうのは習慣でしょう。帰宅してカレーを食べて、カレーをフリーズドライにする手もあるな、とか思いながら就寝。うちの講座にある凍結乾燥器では大量のカレーを処理することは難しいですし、エネルギィ的にも無駄が多いでしょうが、保存食として個人的に作ってみたいのです。とりあえず、少量で試してみる価値はあるでしょうか。お湯で戻すだけで出来上がるカレーを、キャンプなどに持って行けたら便利じゃないですか? ま、キャンプに行っておいてカレーを即席で作るというのは、なんかキャンプの楽しみの大部分を減らしてしまう可能性大ですが(笑)、少なくともレトルトを持っていくよりは軽く済みますよね(水は川などから調達すると考えてですけど)。そうだ、今度は魚製品を試してみるのもいいかもしんない。かまぼことかちくわとかシーチキンとかならいけるかも(ぽわ〜ん)。実験装置の用途として、そんなくだらないことばかり考えているこの頃であります。飽くなき探究心ここにあり(<言っとけ)。


(5/21) 火曜日も朝の9時からA原先生の手ほどきを受けるため、早起きをヨギナクサレました。陽イオン交換カラムを使って元素を分離したサンプルの乾固を開始させ、9時半からはコロキウムでS田氏とM中君の発表。

 昼食のあと、質量分析器の検出部分の調整作業に立ち会ったり、実験器具の洗い物をしたり。夜は夕食を食べたかどうか定かではありませんが、乾固したサンプルを順次別の容器に移し替える作業。

 関係ないですが、iMacのキーボードバカーがよれよれになってきています。「s」のキーの部分が破けているし、そろそろ替えたいところなのですが、生協にも街のコンピュータショップにも対応するバカーがすでに売っていない風味です。少なくとも前に見たときには店頭には置いてありませんでした。どうしよう。

 話が続かない(笑)。ので、今日はこのへんで。世界一簡単な5月ですから、もっと簡単にいってもいいよね?(<誰に同意を求めているのか)。


(5/22) 午前4時に寝て、目覚めたら午前9時! わっ。ぎゃ。だぁー。で着替えだけを済ませて5分で大学へ(苦笑)。水曜日も朝の9時から例の手ほどきを受ける予定だったのですが、間に合いませんでした(はあはあ)。しかし、幸い誰も集まっていなかったので(表向きは)遅刻せずに済んだようです(にこ)。危ない危ない。

 午後は生協に行ってチケットを購入。バスのチケットなんですが、行き先はまだ内緒。えっと、とりあえず日曜日はいませんので、関係者の皆様よろしく。昨日よりさらに短いですが、昔の日記はこんなもんだったんだよなあ(回想)。


(5/23) 誰だ、一昨日昨日の日記を書いたやつは(笑)。まったく、やる気が感じられませんね(いつも感じられないでしょうが)。まだ日記を書くためのやる気だけが無いのなら問題は少ないですが、その他の実生活に関する諸々に対してもやる気が無いことまで判ってしまいそうないい加減さです。ま、やる気は無くともやるしかないので頑張ってやってますけどね。えっと、例えば早起きとかさあ(笑)<所詮その程度のことか。しかし実際、早起きさえしなければもっと生活が全体的に潤いそうな気がします(笑)。早起きのおかげで使える時間は多いはずなのに、ボーとしているせいかいつの間にやら一日が終わっていて相対的に何も為してない感が強くなったり、お腹が空いてしまうから食事をしてしまってその分余計な時間を遣ってしまうはめになったり、あまりメリットが感じられないのです。あくまでも自分にとってですが、単に慣れてないせいかもしれません。大切なものはそれが手中にあるときよりも失ったときの方がその存在に気づきやすいと言いますからね。つまり、健康の有り難さは病気になってみないと実感できないとか、実際に破壊してみないとコンクリートの強度が求められないことと同じような理屈でしょうか(ちょっと違う?)。そうそう、だからたまに寝坊して早起きのメリットを確かめたりしているわけですよ(巧い!<屁理屈やん)。

 さて、木曜日は10時半頃に大学へ(<なんだかんだ言って大して早起きではない)。午前中は適当に過ごし、午後からはいつもの学生実験です。やったことは先週と同じなので割愛。その授業中、先生との間で「自殺するんだったらどういう方法が良いか」というテーマで明るい議論が交わされました。どんな話からそういう話になったのかは忘れましたが、とにかく「飛び下りは飛び下りてから落ちるまでの間に後悔する可能性もあるからイヤだ(よく気絶するとは聞くけど経験者に話を聞けないから不安)」という話から始まって、最終的には「薬で眠るように死ぬのが良さそうだ」という話へ。そして薬の効能についてもう少し具体的な内容が議論されました。

 「単に飲んだらすぐに死ぬという薬ではなくて、死ぬまでに猶予期間があったらどうだろう」
 「それで飲んだことを忘れて知らない間に死ぬんですね」
 「でも途中でやっぱり死にたくなくなったらどうするんですか?」
 「だったらその薬の解毒剤もセットで販売されるというのはどう? 結構売れるんじゃないかな」
 「そんなん売ったらいかんでしょ!(笑)」
 「まぁまぁ、例えばさ、飲んでから1年後くらいに死ぬ薬があれば面白いと思わない?」
 「死にたいと思ったときにとりあえず飲んでおけばいいわけですね」
 「そう。で、気が変わったら解毒剤を飲むと」
 「しかし、死にたいときにそんな悠長な薬を飲みますか、普通? それに1年間も身体の中で効力を眠らせたまま薬を存在させるのって難しくないですか?」
 「はぁ・・君ねえ、今はそういう具体的な話をしてるわけじゃないの。冗談なんだからもっと抽象的に楽しもうよ」
 「ちょっと待ってください。もしそんな薬が売られていたら、他人に毒を盛ろうと考える輩が出てくるんじゃないですか?」
 「あ、なるほど。そうか」
 「で、人々は疑心暗鬼に陥って、明日死ぬかもしれないという恐怖で毎日解毒剤を手放せなくなりますよ(笑)」
 「うーん、やっぱり駄目か・・」

 などという会話がなされたかどうかは定かではありませんが、この班の実験は午後4時過ぎには終了しました。比べるのもなんですが、先週の班よりは少し要領が悪い印象。個人的に誰が悪いというわけではなく、こういうのってチームワークというか班全体としての能力が反映されるんでしょうね。そこが見ていて面白いところでしょうか。


(5/24) 金曜日も早く大学に出てきて、A原先生からI黒さんが実験の手ほどきを受ける様子を見せてもらうことになっていたのですが、9時前に起きれず(がーん)、起きて着替えた以外はほとんどそのままの状態で大学に来るはめに(とほ〜)。さて、大学に到着したのは9時半過ぎで、当然I黒さんへの手ほどきは始まっていたため、そのあとのU本君への手ほどきのときに作業を見せてもらうことになりました。なんだかこんなんばっかりですね。そろそろ早起きも辛くなってきたのでしょうか(早く寝れば済む話ですが)。そうそう、最近ニキビがまた出始めたんですけど、ひょっとして早起きが原因じゃないでしょうか(笑)。やっぱり諸悪の根源ですよ。早起きなんて歳を取ってからいくらでもできるんですから、今はもっと睡眠を楽しむべき時期なのです<ずっと前に「人生寝ないで済むなら寝ない方が良い」って言ってた人はだれ?

 結局、午前中はA原先生自身の用事などの関係もあり、U本君への手ほどきは中断され、全部を見ることはできませんでした。お昼前は、測り損ねたサンプルをもう一度測定するための準備をしていて昼食は食べず、そのまま午後1時になり学生実験へ。先週と同じく前日に調製した標準試料を使っての吸光光度分析が行なわれました。昨日も言いましたが、班によって要領の良し悪しがここでも如実に表れましたね。リーダ的存在の人(<ずっとリーダというわけではない)が間違ったことを言うと、あとあと面倒なことになるという現象を目の当たりにしました。自信がないのに解っているふうな振るまいをする人間がリーダシップを執ってしまうと、そのグループ全体が間違った方向に向かってしまうことになります。そういうときに、正確な情報を持った他の人が、リーダの間違っている箇所をいかに早い段階で訂正できるかということも、グループ作業では重要になってきますね。似たような光景がいろんな組織で見られませんか? そんな社会の縮図を垣間見た金曜日でした。

 サンプルの入れ替え作業の後、夕食は袋ラーメンの塩味をサロンにていただきました。実はこれが本日初めの食事。なんともひもじい限りですが、別段「ひもじいなあ」という実感はありません。昨日2食も生協でしっかりと食べたので、今日はそれほどお腹が空いていなかったからでしょう(精神的食い溜め)。何度も言ってますが食事に関しては無頓着なのです(肉は食べないというしばりはあるけど)。だからこそ、日付けが変わって帰宅してから、夜食にご飯なんか食べてしまうわけで(笑)。まあ、6時間もすればやっぱりお腹くらい空きます。それでも、もし炊飯器の中にご飯がなかったらきっと食べなかったでしょうに3000娘。(<なんだその単位は)。


(5/25) 午前中はぐっすり寝ていた土曜日。午後から大学に来て、月曜日にある学部生向けのプレセミナの準備を少ししてから、午後3時頃になって名駅に出かけました。そのプレセミナで使う道具の材料を揃えるのが第一の目的でしたが、まずは三省堂で本を探すことにしました。探していたのは黒田研二氏の「嘘つきパズル」。あの魔夜峰央氏のイラストが何とも言えない如何わしさを漂わせている文庫本です(笑)。さらに、欲しい本がもうひとつありました。それはある挑戦をするための本とも言えますが、純粋に読んでみたいと思っていた本で、「なかよし」にて好評連載中の「娘。物語」の単行本1巻です(にっこり)。その2冊を同時に買うのがいかに恥ずかしい行為なのかということは、Wかへまさんの4月23日付の日記で伺い知ることができますが、真に勇気のある人物になるためには乗り越えなければならない試練なのです<他に乗り越える試練はないのか!(笑) えっと、実は以前この挑戦をしようとしたことがありましたが、そのときは「嘘つきパズル」しか見つからなくて結局どちらも買わなかったのです。つまりそれくらい2冊同時に買いたかったのね。そして今、ようやくそのチャンスが巡って来たわけですから、挑戦しないわけにはいきません。

 自分の場合ですが、何が恥ずかしいって、まず本を手に取る段階からして恥ずかしかったですね(第一、漫画コーナ自体の雰囲気に慣れていない)。「嘘つきパズル」を先に手に取ったのですが、その表紙は気を抜くとついつい隠したくなるほどなのです(いや〜ん)。が、そこをなんとか隠そうとはせずに次の目的地へ移動しました。しかし、平積みされている「娘。物語」はすぐ近くに人がいるだけで手を伸ばすことができない(苦笑)ので、その機会を遠巻きに伺うためにうろうろしてただけでした(弱い)。でもって、本の前のスペースが空いた瞬間を見計らい「娘。物語」をようやくゲット。ふぅ。こうしてとりあえず2冊とも手に持ったしだいであります。うひゃあ、これはほんとに恥ずかしいわ(ドキドキ)。

 さて、ここからが本番です。最終的にこの2冊を堂々と表紙を上に向けてレジに提出しないといけません(いけないことはないけど)。レジには数人の列ができています。3箇所あるレジのうちの空いた1箇所に本を持って行きました。周りの人の目とレジのお姉さんの目を気にしつつ、いよいよ2冊の本を表紙を上にして提出(バーン)。そしたらレジのお姉さんは表情ひとつ変えず淡々とバーコードを読み取り、合計金額を告げて袋詰めにかかっているではありませんか。うーん、さすがプロ。というか、ちょっと拍子抜け。周りにはレジに並ぶ人も結構いましたが、誰も気にも止めていませんね。選んだレジが良かったのか悪かったのか、実にあっけなく買えてしまいました。漫画コーナの近くのレジを使う人は、漫画本なんて見慣れている人がほとんどなのでしょう。普通に買えたことは嬉しいのですが、ミッションとしてはイマイチ手ごたえ不足に終わったのでした(<どうしてほしいのか)。真に勇気のある人物になるのも簡単ではありませんね(笑)。

 そのあとは下の東急ハンズにて、いろいろ小物を購入。金網・針金・天ぷらばさみ・革手袋・フカヒレスープ(フリーズドライ食品)などなど、主に月曜日のプレセミナで用いる道具とかそれを作るための材料です。

 帰りに本山のマツザカヤストアに寄って果物とか豆腐とかお菓子類を買ってから大学へ。プレセミナ用の果物たちはサロンの冷蔵庫で冷やして保存し、お菓子類は鞄に詰めて持って帰りました。これは道中のバスの中で食べる用なのです。あ、えっと、何の道中かと言えば、東京ディズニーランドへ行く道中ね(にっこり)。そう、先日購入しておいたチケットとは、東京ディズニーリゾートのバスツアーチケットだったわけです。うははうはは、この時期にディズニーランドへ行くとはいい度胸してますね(笑)。すみませんねぇ皆様、私はまたもや(といっても約1年ぶり)夢と魔法の国へ旅立ちます。ツアーは今回も前回と同じ会社に申し込んだのですが、レギュラの安い方のバスパンプキンエクスプレス号が満席だと聞いて、少し高いけどゆったりシートのパンプキンエクスプレス・ドリームドリーム号の方に仕方なく申し込み、代金もすでに支払い済みでした。こういうときでないと乗らないバスなので、一体どんな寝心地なのかと少し期待してもいたのです。それが、まさかあんな結果になろうとはね・・。

 買い物を済ませ一旦帰宅し荷造りをして、午後9時過ぎに再び家を出ました。バスの集合時間は9時40分で、集合場所は名駅のメディアワン前です(超ローカル)。集合場所には乗務員のお姉さんがすでにいました。そこでツアーのチケットを渡し、受け付けを済ませ、出発までしばらく待ちました。そして9時50分。召集が掛かり、参加者が一緒になってお姉さんにバスまで連れられていきます(ぞろぞろ)。このときはまだバスは2台あって、乗り込む直前に参加者はバスごとに別れるのかなと信じていたのですが、バスが近づくに連れて、だんだん雲行きが怪しくなってきました。どう見てもバスは1台しか見えないのです。ん?なんか嫌な予感。前方を見ると、参加者は全員そのバスに乗り込んでいきます。別のところへ移動する人はいません。やがて自分もそのバスの入口に到達し、お姉さんにどうぞと乗車を促されてしまいました。中に入ってすぐのところには座席表が貼ってあって、そこに自分の名前を発見。ああ、やっぱりバスはこれ1台なんだね。しかも席が狭い。いや、もちろん普通の観光バスに比べたら広めなんですが、これはレギュラのパンプキンエクスプレス号ではないですか(がーん)。前乗ったバスと同じだよこれは。全然普通。どこもゆったりしてない。長い足が収まらない(それは嘘)。おいおい、俺はドリームドリーム号じゃなかったのかよ。しかもこのバス、全然満席でもないじゃないか。ちょっとぉ、どういうこと? こっちはレギュラのバスが満席だからってんで、料金の高いドリームドリーム号に余儀なくされたのに、席余ってるやん! 高い金払ってバスは勝手にランクダウン? これじゃハートもブロークンダウン? ついてないよねこの非運? 韻を踏んでる場合とちゃうんちゃうん? ヨ〜〜〜 ヘィ〜〜〜 ヨ〜〜〜。

 っていうか、こっちのバスの座席が空いているなら何故初めからレギュラの料金にしてくれなかったのか。ひょっとしてぼったくりか? ああ、ほんとどうしてくれよう。こりゃ真剣に抗議せなあかんかな、と思っていたところ、乗務員のお姉さんがTDLのチケット引き換え券を配り始めました。東京ディズニーリゾートになってツアーバスはたいていディズニーシー側の駐車場に到着するらしく、ディズニーシーのお客さんには乗務員さんが引き換えてきてくれたチケットを到着後にもらえるのに(以前ディズニーランドだけのときはそうだった)、ディズニーランドへ行くお客さんは、ディズニーシー側で降ろされた上に移動はモノレールのディズニーリゾートラインを使って自腹で行って、しかもチケットも自分で引き換えないといけないという待遇なのです(しくしく)。って、いかんいかん。今はそんなことで嘆いている場合ではないぞ。それは最初から判っていたことなのでこの際どっちでも良いのです。もっと憂慮すべき問題はですね、さっきから言っているように、お金を余分に払っているにもかかわらずバスがドリームドリーム号ではなかったということですよ。「1名様より出発保証」じゃなかったのかよぉ。っていうか、はっきり言えば別にドリームドリーム号じゃなくてもOKなんですよ。普通のパンプキンエクスプレス号に乗れるならそっちに乗っていたんだから。同じバスの中にはレギュラの料金で乗ってる人もいるわけでしょ? そんな中、自分は高い料金を払っているというその状況が、なんかアホらしいじゃないですか(アホー)。

 くそー、考えれば考えるほどむっちゃ悔しいな。やっぱりクレーム決定だな、と思っていたところに、またもや乗務員のお姉さんが今度はオリジナルブランケットを配り始めました。これは前回には見たことがありません。どうやらドリームドリーム号に申し込んだ人にだけ配られているみたいです。そうか、たしかパンフレットにもブランケットがもらえるって書いてあったな、ラッキィ〜! じゃなくてさ! おいおい、このブランケットはゆったりシートのドリームドリーム号に乗ってもデフォルトでもらえるやつですよ。危うく物に釣られて納得するところでした。そうこれは、決してバスがランクダウンしたことに対するお詫びのしるしの類いではないのです。そうだとしても全然差額を埋め合わせられるだけの価値があるとも思えません(4000円のブランケットだと言い張るなら仕方ないですが)。初めからもらえて当たり前のものをもらっているだけなんですから喜んでいてはいけません。それにこれが欲しくてドリームドリーム号に申し込んだわけでもないんだし、ブランケットの有無以外はレギュラの値段で同じバスに乗っている人たちと同じ扱いなのです。はっきり言って、これじゃ全然割に合いません。こんなブランケットいらないからレギュラの値段でこのバスに乗せてください、とどれだけ言いたかったことか(笑)。他にもブランケットを受け取っていた人が結構いましたが、特に不満があるようには見えなかったのが不思議です。事前に説明があったのかもしれません(俺は聞いてないぞ!)。そんなわけで結局面倒臭いので泣き寝入り(ぐすん)。いいもんいいもん、どうせ1人で2人分のシートが使えるから平気だもん。まあ翌朝の楽しいことを考えればそんなことも些細なことです(<そのわりに文句垂れとるがな)。丸まったブランケットを枕代わりにして、寝心地の悪いシートで眠りに就いたとさ。目覚めても、そこが夢の国であることを信じて。


(5/26) そうそう書き忘れていましたが、昨日の買い物から大学に帰ってきたとき空を見上げると、ちょうど学内の道路に沿って、東の空には淡い満月が昇ってきていて反対の西の空には沈もうとする太陽を見ることができたのです。えっと、だからなんだってことはないですが、なかなか遭遇できないシチュエーションにわずかな感動を覚え、買い物袋もそのままに鞄からカメラを取り出し無事写真に収めたよって話。こういうことがあることもあるので、カメラはいつも持ち歩いていたいものです(と言いつつこのときはたまたま持ってただけ)。その夜、東京ディズニーランドへ向けて出発するにあたって幸先がいいかも、なんて思っていましたが、その後の顛末は昨日書いた通り出鼻をくじかれる結果となったしだいです(苦笑)。

 さて、それはともかく、2度のトイレ休憩を挟んで夜行バスは午前6時前に東京ディズニーシーの駐車場に到着しました。普段自宅の布団の上で寝て起きただけでも身体のあちこちが痛むくらいですから、バスのシートで寝ればよっぽど身体に負荷がかかってしまうものと覚悟していましたが、実際にはそれほど辛くはなくて比較的快適でした(普段の睡眠が如何に不条理かが伺える)。開園時間はディズニーシーが8時ディズニーランド9時とのことで、ディズニーランドへ行く人はもう自由に出て行っていいですよと言われましたが、まだ時間に余裕があると思っていたので、つい安心してその後1時間ほどバスの中で二度寝をしてしまいました(あとから考えればこの二度寝がいけなかった)。午前7時過ぎになってようやくバスを降り、ディズニーランドへ行くためのモノレールのディズニーリゾートラインの駅へ向かうことに。天気は快晴、バスを降りてすぐ近くにはディズニーシーの建物が見えています。ゲート越しには例の地球も見えます。さらに進んで行くと、リゾートラインの東京ディズニーシー・ステーションの入口が。そこから入って、切符(200円)を買い、ホームへと上がったわけですが、改札口エスカレータも普通の鉄道と同じようにちゃんとしたものなんですね(当たり前か)。ただ、向かう方向が大方と逆のせいかホームはガラガラ状態です。列車に乗り込んでみると、だいたいは一般的な電車と同じ作りですが、横がけのシートは車両内をいくつかに区切るように途中で弧を描いていて、えも言われぬ形状をしています(分かりにくい説明)し、窓もつり革もミッキーマウスの形になっています(にこにこ)。さすがディズニー。ちなみにこのリゾートラインは単線で、上から見て左回りにしか進めないようです。ディズニーランド自体今回が2度目なので当然これには初乗車。モノレールに乗ったのも久しぶりでした。JR舞浜駅近くのリゾートゲートウェイ・ステーションを経由して約5分くらいで東京ディズニーランド・ステーションに到着。改札を出てホームを振り返るとこんな感じで、エスカレータを降りると、そこはもうディズニーランドの正面です。

 話が前後しますが、今回ディズニーランドへは独りで遊ぶために来たわけではもちろんなく、前回来たときと同様ぱふぇら〜のTさんが企画されたオフ会に参加させてもらったのであります。と言っても参加者は他にMつるさんがいるだけの合計3人なんですけど(笑)。それで、実は開園前の時間をロールブレッドのお店で朝食を食べつつ過ごそうという約束をしていました。しかし、間抜けにも上記のように二度寝してしまった上に、チケットをまず引き換えておこうと考えてしまったんですねぇ。で結局、行列に並んだ末8時過ぎにチケットを手に入れてから、ようやくロールブレッドのお店がある舞浜駅方向に歩いていったのです。まさかTさんが6時半頃にすでに到着していたとは知らずに(苦笑)。

 駅へ続く陸橋を途中某Kずえさんご贔屓のドナルドに挨拶をしつつ、人々の流れに逆らって歩いていきました。そして駅前あたりでTさんへ連絡しようとしたところ、ちょうどTさんから携帯電話に連絡が(プルルルル<いや、マナーモードで音出ないし)。あ、グッタイミンッ!なんて思ってしまった自分が間違っていました。話を聞くと、どうやらすでにTさんもMつるさんも合流していてチケット売り場で並んでいる最中だとか。がーん! どうやらTさんはこちらの電話番号をまだ知らなかった模様(これはお互いに意外)。連絡がついたときには時すでに遅しだったというわけです・・。チケット売り場に戻ってみると、2人は6番のチケット売り場の列に並んでいました。あははあはは、と合流が遅れてしまったことに照れ笑いをしつつ、ひとまずご挨拶。当然2人はロールブレッドを済ませていたようです。ああ、こっちからの連絡はできただけに、自分から連絡しなかったことが悔やまれてなりません(とほほ)。これが後ほど「待ち合わせ時間と場所くらい決めときなさい」と、Kずえ姉さんに言われることになる(笑)本日最初のアクシデントでした。

 気を取り直して、合流後すでにチケットを持っていた私は先に入口のゲート前の列に並んで場所取りをすることになりました。日曜日は人が多いようで(他の日の様子は知りませんが)、2人を待つ間にみるみる列は長くなって、ようやく見つけられたときには並び始めの3倍くらいの長さになっていました。並んでおいて正解でしたね。しばらく雑談をしながら待って、午前9時、いよいよ開園となり10分後くらいに入園。そしてすぐに向かったのは「プーさんのハニーハント」でした。そのファストパス狙いです。走っている人もいる中、我々3人も早足で目的地まで急ぎました。まだまだ人気のアトラクションのようで、現場に行ってみるとすでにすごい行列。シンデレラ城の近くで折り返してスタージェットの前あたりが最後尾になっていました。ファストパスの列は40分待ちくらいでしたが、直接アトラクションの入口へと続いているスタンバイの行列を見ると、なんとそちらも同じくらいの待ち時間なのです。うーん・・。とまあ、少し心が揺れる3人でしたが、結局やっぱりファストパスを取っておこうということで、そのまま列に並び続けました。列の折り返しになっているシンデレラ城の横あたりに差し掛かると、お馴染みの九十九折り状態で、人が密集している上に陽射しも強く熱気ムンムンでしたね。並んでいる間にMつるさんから聞いた話ですが、乗ってこられたバスがなんと走行中にマフラから火花を出していたそうで、それもたまたま後ろにいたパトカーに指摘されて判ったらしく、途中でバスを降ろされ、あとから来た別のバスに乗り換えるはめになったとのこと。最初のバスは運転手の力量に関係なくクラッチのつながりがいつも悪かったみたいだとか、乗り換えたバスがランクの低いバスでちょっと損をしたとか、ネタとしてはおいしい話です(笑)。気のせいかもしれませんが、何か引き寄せてませんか?>Mつるさん。

 40分ほど並んで無事「ハニーハント」のファストパスをゲットし、そのあとは近くの講談社提供のトゥーンタウンに入りました。最初にグッズを観てあれやこれや言った後、街に仕掛けてある様々なギミックで遊びました。中でも口を開くことができるようになっているポストにはやられましたね。ポストの口を開くといろんな声色でコメントを言ってくるのですが、そのパターンが多過ぎて何度口を開いても同じコメントがカブることがないのです。すべてのパターンを聴いてやろうと意地になって何度も何度も挑戦したのですが、最終的にはこちらの根負け、キリがなさそうだと判断し途中で諦めてしまいました。こういうところがさすがディズニーだと思わされます。手の込みようが違いますね。その後、待ち時間が短かった「ガジェットのゴーコースター」に乗りました。ここは並んでいる間もコースタの姿を見ることができるようになっていたり、小さな橋にも大人の視点からでは気づきにくいこういう小細工が施されていたり、飽きさせない工夫が感じられます(って評論家みたいなこと言ってるな)。ガタガタガタと短い登り坂を登って、ヒューと下って、1分もかからないアトラクションでした。しかし最後まで気を抜いてはいけません。コースタから降りるときにうっかり帽子を落としてしまったのです(うわわっ)。あはれ帽子はレールの間を通り抜けて3メートルくらい下まで落下していきます。もはや手では取れません(取れても勝手に取ってはいけません)。仕方ないので係員の人に言って、高枝切りばさみみたいな棒を使って取ってもらうことに。しばらく出口で待って、はたして取られたカールヘルムの帽子は、悲しくも少し油で汚れていました(がーん)。文句があったら園内のキャストに言ってくれとその係員は言いますが、あんたに言ったらダメなの? ね? 今ここでクレームを付けたらいけないわけ? そこんとこどうなのよ。なんて思いましたが、酷い汚れでもなかったし面倒臭いからってことで結局クレームは付けずじまい。はは、とことん小市民やな。

 その後、トゥモローランド「グランドサーキット・レースウェイ」にてゴーカートに乗りました。Mつるさんの後ろをTさんが、Tさんの後ろを私が追いかけるという形。ギアチェンジができないので当たり前ですが、ずっとローで走っている感覚で全然スピードが出なくて、なんか欲求不満になりますね、これ(笑)。オートマ車よりもペダルの数は少なく、踏めばアクセル離せばブレーキというワンペダルのゴーカートです。ベタ踏みでも前のTさんに追いつくことはできないので、隣を走っていたフラフラしている赤い車の小さな女の子と張り合ってしまいました(笑)。抜きつ抜かれつを繰り返し、結果は逆転勝利。見たか少女よ!これが大人の実力だ! うははうはは、ふははははー(<大人げない)。

 この時点で本日のメインイベントであるDポップ・マジックの12時45分からの回まで1時間前となったので、飲み物をそれぞれ買ってとりあえず喉を潤して、Dポップマジックのメインステージ前近くに陣取ることにしました。位置としては下手から少し離れたところ。しかしそこは時間が経っても日陰になるような場所ではありません。約1時間立ちっぱで待っている間、太陽はジリジリ背中を焦がし暑いのなんの南野陽子です(書いてて恥ずかしな)。見渡せば通路以外のスペースは人で埋め尽くされています。汗ばみながら雑談しつつ待ち続けました。そしていよいよDポップ・マジックの始まりです。ディズニディズニーポップ! 最初はお姉さんたちが出てきて、Dポップ・マジックの中で踊られるダンスの一部を教えてくれました。彼女たちの動きを真似てこちらもぎこちなく手足を動かします。3パターンくらい教わりましたが、トゥーンタウン編のダンスが一番難しげでしたね。ダンスレッスンが終わると、ミッキーたちがフロートに乗ってやってきました。先頭のフロートは近くまで来て止まりました。ディズニーキャラクタとお姉さんたちは順次フロートから降りてステージの方へ移っていきます。ドナルドたちミッキーも。フロートにもキャラクタやお姉さんたちは何人か残ってダンスを踊っていますが、当然ステージ上が中心となってDポップは進行していきました。ミニーがお茶目に手を振ったり、ペンギンの人(<名前知らんのか)が軽快に踊ったり、入れ代わり立ち代わりステージ上に上がってきたり、えらい騒ぎになっています。お客さんの方は意外と静かなのが対照的。いや、それでも盛り上がってる人は盛り上がっていて、我々も不完全ながらダンスはしましたし、近くにいた親子連れなんか、親の方がミッキーに必至で呼び掛けていたほど。子供の方が「呼んでも聞こえないよぉ」と冷静に言っていたのが印象的でしたね(笑)。中盤になると、大きな風船が登場して、お化けの格好をしたドナルドがなにやらパフォーマンスをして、大きな風船が割られると、中から小さな風船がステージ上に溢れ出しました。それをお姉さんたちはお客さんの方に向かって投げたりしています(ここぞとばかりに本気でぶつけようとしている人もいたような気がしますが、きっと気のせいでしょう)。次にロジャーラビットが出てきて、トゥモローランドのダンスになりました。お姉さんのダンスに合わせて、こちらも一緒に踊ったりした後、Dポップはクライマックスへ。ミッキーがステージ上で競り上がってきて、背後に居る銅像のウォルト・ディズニー同じポーズで決め(紙吹雪がスパーン!)。そのあとは、再びフロートに乗って退場となります。木に隠れて今まで見えなかったフロート(モミヒゲの人は誰?(笑))が前を通り過ぎ、ミッキーとミニーを乗せたフロートが通り過ぎ、トイ・ストーリーの人(<やっぱり名前知らずか)や3匹の子豚を乗せたフロートが通り過ぎ、サルたちなんかも通り過ぎたあとは、なんとそこらへんに落ちている紙吹雪の欠片などのDポップの残骸物を、どっと出てきたお客さんが拾い集め始めるではありませんか(うわっ、なんだこの人たち)。なんかお金でも拾っているかのような凄まじい光景に唖然としてしまいましたが、まあ、欲しい人にとっては貴重な記念品なんでしょうね。その気持ち解らなくはないです。こうしてDポップ・マジックは楽しく幕を閉じました。しかし、こんなのが1日3回も公演されている(しかも合間にレギュラのパレードもある)というのが驚きです。ミッキーたちの体力は大丈夫なんでしょうか(やっぱり交代しているのだろうか<夢と魔法の王国に来てそういうことは考えないようにしましょう)。

 Dポップ・マジックを堪能した我々は、いよいよファストパスをあららこめ取っておいた「プーさんのハニーハント」へ向かいました。ファストパスの列に並ぶと、遠くにはプーさんの絵本が見えています。近くまで来るとこんな感じ。この中に入っていく形になります。中に入ってからもしばらくは列に並ぶ必要がありますが、その間大きな絵本の文章(英語ですが)を1ページずつ読んで暇つぶしができるようになっているのは、他のアトラクションでも見られるディズニーらしい工夫ですね。そして肝心のアトラクションはと言うと、5人乗りのハニーポッドに乗ってプーさんがハチミツを取るまでを追い掛けるというものでしたが、これがなかなか新しい動きをする乗り物で、パッと見、床にはレールらしきものが見えないのに、ちゃんとしたコースをポッドが行ったり来たりする演出は楽しいものでした。3つのポッドが同時に出発するのですが、どうやら3つとも別々の動きをするらしく、これはたしかに何度も乗りたくなりますね。いまだに人気がある理由が判りました。

 お昼も過ぎて、そろそろ食事にしましょうということで、アドベンチャーランドにあるTさんご推薦の唯一の中華料理レストランチャイナボイジャーに向かうこととなりましたが、その途中で、Mつるさんの携帯電話にある人物から指令、じゃなくて連絡が入ったのであります。はたしてその人物とは、そしてその指令じゃなくて連絡内容とは・・(つづく)。


(5/27) 毎度のことながら長いレポートになっておりますが、もうしばらくご辛抱くださいね(にっこり)。って、レポートを分割して日記を稼ごうという魂胆が見え見えですが、実はもうちょっと分割して4日分は稼ぎたい気持ちでいっぱいです(苦笑)。でもまあ、あまり引っ張ってもなんなんで、今日で終わらせようと思います。では昨日の続き、Mつるさんの携帯電話にウサギが入ったところからどうぞ(<入らん入らん<ある意味入ったけどね)。

 さて連絡を入れてきたその人物とは、今回のTDLオフには参加を見合わせていたMつるさんのボスでもあるRとさんでした。そしてその連絡内容によると、どうやら夕方頃にこちらに突撃しに来てくれるらしい(わーい)。ただ、お金がないために残念ながら園内には入れないので、外で会いましょうとのことでした(笑)。いやいや、それでも願ってもないことなのです〜。そりゃもう、ぜひにもと3人は合意し、午後4時に舞浜駅前でRとさんと落ち合うことになりました。

 その後目指していた中華料理のチャイナボイジャーに到着。10分くらい並んで昼食にありつくことができました。Tさんはお薦めメニューのスペシャル中華麺セットで、Mつるさんはチキンの揚げたものにチンゲンサイの炒めものが添えてあるやつ(名称覚えておらず)とライス、私が白身魚に野菜のあんかけがかかったやつとライスだったと思います。で、オープンテラスにて最初は何事もなく普通に食事をしていたのですが、後半になってなんとMつるさんが異常を訴えるではありませんか(誇張あり)。話を聴いてみると、食べていたチンゲンサイがどうも変な味らしいのです。「とても人間が食べるものじゃない」とまでおっしゃっています(笑)。といっても別にMつるさんはチンゲンサイが嫌いなわけではないらしく、この店のこのチンゲンサイがたまたまハズレだったみたいです。一体どんな味だったのか判りませんが、ツイてなかったですね。やっぱり何か引き寄せてますよ>Mつるさん(笑)。そんな食事を終えた頃、あれだけ晴れていた空はうっすら曇り始めていました。そういえば天気予報では夜に小雨が降るようなことを言っていたかもしれません。うーん、何かが近づいてくる予感(って、Rとさんが近づいてきてるんですけどね)。

 食事は午後3時のパレード近い時間帯に済ませたわけですが、食後は食後で5時からの回のDポップ・マジック開始まで1時間を切っていたからか、たいていのアトラクションはそれほど待ち時間を必要としない状況でした。というわけで、Rとさんとの約束の4時までは、「ジャングルクルーズ」にわずか15分待ちで乗って、お兄さんのお決まりのガイドを聴き、その後「カリブの海賊」にはなんと5分待ち(ほとんど待たず)で乗って海賊たちのバカ騒ぎを楽しみました。私見ですが、この「カリブの海賊」って単に「イッツ・ア・スモールワールド」の暗いバージョンだよなあと思えてしかたがありません(笑)。もしくは「スモールワールド」が驚きのない平和な「カリブの海賊」でも可。まあ、暇つぶしにはもってこいでしょうか(<こらこら)。

 そんな「カリブの海賊」から出るとちょうど午後4時直前で、ゲートで再入園のスタンプ(普通では見えないけど特殊な光を当てると光るらしい)を手の甲に押してもらい一旦外に出ました。そして舞浜駅前ですでに到着されていたRとさんと無事合流。4人一緒になって駅前のイクスピアリを散策することになりました。みんなここに本格的に立ち入るのは初めてだったようです。思ってた以上に広いところでレストランも雑貨屋さんも沢山ありますね。ひとつの街にたとえられているこのイクスピアリにはタウンガイドが用意されていて、我々はそれを参考にして以降の行動をすることになりました。まず目についたのは「天賞堂」(笑)。銀座にある「天賞堂」は森先生御用達であることがファンの間ではお馴染みの模型屋さんですが、こんなところにもあったんですね。地図を頼りにそこへ向かってみると、店内は意外と綺麗に模型が陳列されています。Oゲージくらいの手の込んだレイアウトもあります。しかし、模型を初め関連商品の値段を見ては、「うう、価値が判らん・・」と頭を悩ます一行でありました(苦笑)。あと店の奥にあったでっかい知恵の輪も印象的でした(ひとつ6000円もする代物)。しかし、何も買わずに「天賞堂」をあとに。それからMつるさんのご希望で面白グッズがありそうな雑貨屋さんに行こうとしたのですが、良いところが見つけられず結局入ったのは輸入雑貨のお店。いろんなクマのぬいぐるみがあって、なんとなくKずえさんが喜ぶかもというお店でしたね。その他手作りのおもちゃやミニチュアのパスタとかオリーブオイルなどの小物が置いてありましたが、ここでも何も買わず。実はこの頃になると、外では雨がポツポツと降り始めていました。この時はまだ、すぐ止むだろうと気楽に構えていました。まさかあんなことになるとはね・・。

 さて、そのあと香水屋さんに入って普段嗅ぎ慣れない香りをいろいろ嗅いで、Tさんは車用に何か買っていました。そうこうするうちに午後6時。そろそろ夕食にしましょうかということで、2つほど選択肢がありましたが、Tさんご希望の店は貸し切りでペーティ中だったため、もうひとつのRとさんお薦めの台湾家庭小皿料理の店、「青龍門」でディナとなりました。この店は入口からしてとっても怪しい雰囲気なのですが、Rとさんによると別の場所にある青龍門のトイレでは面白い仕掛けがあるらしく、期待に胸を膨らます他の3人でありました。絶対飲食店だとは思えない入口から入っていくと、中はまあまあ普通の中華料理屋さんといったところ。と思いきや、席に着いてから後ろを振り返ると、うわっ!な、な、な、なんですかこの人(汗)。どうやらこの席に初めから備え付けのようですが、ちゃんと手にはラーメンを持っています。表の看板には「1時間に1度のびっくりからくりショー」があるなんて書いてありましたけど、明らかにこの人が怪しいです(笑)。なんて思っていると、いきなりその1時間に1度の時間に当たったようです。ドラの音が鳴り響いた後、店内はいきなり暗くなりました。そして怪しい声がどこからともなく聞こえてきて、歌い出すではありませんか。見るとさっきの人の口がパクパク動いて歌っています。もうこれだけけで充分に怪しくて面白いのですが、さらにこのあと予想だにしなかった事態に陥っていくことになります。ラーメンを持ったこの人が歌いながらゆっくりと立ち上がって踊り始めたのです。しかもこの人の向い側になる店の奥では、天井からこんな顔だけの人物(これまたかなり怖い)まで降りてきて、歌のセッションを始めるというハチャメチャな展開に(笑)。静かに始まった歌もしまいにはラップ調になっていました。もうまったくもって意図不明。でもこの無意味さが異様に面白くてMつるさんは大ウケでした。店内のお客さんもほとんどが不思議な空間に笑い声を漏らしていましたが、中には唖然とする人もいて、そんな姿がまた面白くて笑ってしまいます。しかし店員さんは至って普通なんですよ(当たり前か)。実はこのショーの終わったあとに、ラーメンの人の席に相席(?)させられたお客さんがいたのですが、ショーが始まった時のその人たちの反応が見たくて(笑)、料理を一通り食べたあとも少し粘って時間が経つのを待ちました(わくわく)。そしていよいよショータイム。結果はまさに期待通り、2組の男女が座っていましたが、ひと組の方の女性は硬直してしまって手に持った箸もそのまま動きません。そんな姿を見つめる我々は笑顔です(にこにこ)。その他、お客さんが入店したときに店員が言う「ようこそ〜」という言葉が最初「いゃくさー」に聞こえて何を言っているのか判らないことで盛り上がったり、Rとさんからは以前お願いしていたリクエスト曲を収録したカセットテープをここでいただきました(Mつるさんにも)。わ〜いわ〜い!ありがとうございます〜。どうやらこの日来てくださったのも我々にこのテープを渡すためだったみたいでしたが、まさかここでいただけるとは思っていなかったので喜びもひとしお(ていうか忘れていた<こらこら)。トイレは店鋪スペースの関係か店内には無くてイクスピアリの共通トイレを使うことになっているらしく、Rとさんがおっしゃっていた仕掛けは残念ながら見ることができませんでしたが、予想外にいろいろあって、ディズニーランドのアトラクション以上に楽しめたと言っても過言ではない夕食となりました(満腹満腹)。

 こうして我々と夕食をともにしたRとさんは、その後帰ろうとしておられたようですが、これからご一緒しませんか?という我々の誘いにまんざらでもない様子(にっこり)。ほんの少し躊躇されていたものの、最後はTさんの援助のおかげでRとさんを拉致することに成功しました(笑)。というわけで4人でTDLへ再入園。夜の部最初のアトラクションは「イッツ・ア・スモールワールド」でした。そこで平和にのんびり胃を休ませたあとは、雨が少し激しくなってきていましたが、一路「スプラッシュ・マウンテン」へ向かいました。その途中、TさんがRとさんとMつるさんのために折り畳み傘を出して、「うぉっ男の株を上げたねぇ」なんて思っていたら、次の瞬間、傘が壊れていて開き切らないことが発覚。惜しいですね(笑)。でも傘は役に立ったようで何よりでした。さて、「スプラッシュ・マウンテン」の入口に到着してみると、待ち時間は25分とありました。ファストパスもまだ発行されていましたが、これくらいの待ち時間ならスタンバイの方でもいいよねということで、マウンテンの中をずんずん進みます。しかし、ずーとずーと進んで行っても列の最後尾はなかなか見えてきません。そしてやっと見えたと思ったら、そこはすでに乗り場の真ん前でした。うわ、早っ! 隣にはファストパスの方で並んでいる人たちがいましたが、なんとその人たちを差し置いて間もなく乗ることができてしまったのです(やほ〜い!っていうかこんなんでいいのか?)。おそらく歩いた時間を含めても待ち時間は5分ぐらいだったでしょう。いやはやラッキィでしたね(にっこり)。がしかし、ここからがちょっと大変でした。ライドに乗っているうちに雨足は強くなってきて、たまに外に出る部分に差し掛かると雨で早くも濡れてしまうのです。落ちる前からかなり濡れてしまうという状況。ひょっとしたら最後の落下の時も、水しぶきで濡れるより雨で濡れる割合の方が高かったんじゃないかっていうくらい(笑)。最後は落ちる時に撮られる写真にポーズを決めたままばっちり写ることができました(写りたがり)。

 その写真を確認して「スプラッシュ・マウンテン」の出口に向かったら、外は凄い雨(ざあざあ)。時折カミナリも鳴っています。ああ、Rとさんとともにやってきたのはこれでしたか(いや、雨人間と言っているわけではないですよ〜)。近くに雨をしのげる場所がなく穴蔵の中から出るに出れなかったので、しばらく出口付近で雨宿りを余儀なくされました。果敢にも雨の中を走って行く人も何人かいましたが、そのうちにTDLの係員が来て、「ただいまTDL上空を雷雲が通過中ですので、安全が確認できるまでしばらくお待ちください」と言って、出口でお客さんを止めてしまいました。当然、「スプラッシュ・マウンテン」から降りたお客さんは後ろにどんどん溜まっていく格好です。そして我慢も限界に達する人が出てきます。まずは子供が気分が悪くなったということで親子連れが外に出ていきました。しかし、その後も係員は安全の確認が取れるまで外に出ないでくださいと言い張って、一向に改善されない状況に一部のお客さんが怒りましたね。後ろではどんどん人が詰まってきて、このままでは酸欠状態になりかねないと訴え、それに気圧された係員が堪らずお客さんの流出を認めてしまったからさあ大変。っていうほど大変でもなかったのですが、穴蔵に溜まっていたお客さんがクモの子を散らすように出てきてしまいました。我々は騒動が一段落してから、とりあえず雨に濡れないで済みそうな近くの売店の廂の下に移動。そこで雨の勢いが治まるのを待ちました。一度小雨になって再び雷雨。そんな様子を見て、Rとさんは今まで雨雲がいくつもあるとは思っていなくて、ひとつの雨雲が上空で雨を降らせたり降らせなかったりしているもんだと思っていたことを告白(笑)。Tさんに説明を受けて、長年の誤解が解けたようでした。勉強になって良かったですね(にっこり)<っていうかそういうことをばらさないように。

 雨が小降りになってから、MつるさんとRとさんは「環境にやさしいレインコート」をほぼ防寒具として買われ、その場で装着(このあと雨が止んでからも、最後まで二人はレインコートを着ておられましたね)。とりあえず冷えた身体を温めるために軽く食事&お茶をすることになり、「スプラッシュ・マウンテン」のすぐ近くにあるレストランへ。少し暗めの照明の中、おしゃべりしながら(主にRとさんがですが)食べたり飲んだりして落ち着いたひとときを過ごしました。外に出ると雨はほとんど上がって、一気にお客さんの数も減った感じです。人気の「プーさんのハニーハント」ですら30分待ち程度でした。というわけで、もちろんこのチャンスを逃すことなくこの日2回目のハニーハントへ(わーいわーい)。前述の通り、3つあるうちの2番目ではない(できれば先頭の)ポッドに乗れることをほんのり期待したのですが、今回も2番目のポッドで、動きはやはり1回目と同じであることが確認できただけでした。しかしそれでも充分楽しめますし、1日2回も乗れれば贅沢というものですね。

 その後閉園時間が迫って、最後に体験することになったアトラクションは、暗闇の中の「ビッグサンダー・マウンテン」でした。10分くらい並んで乗れたのですが、異様にテンションの高いグループが一緒に乗っていて、出発直後から手拍子で盛り上がるは、走行中も雄叫びをあげるはで、思わずこちらも雰囲気に飲み込まれ、終始Tさんと二人して叫びっぱなしでした(笑)。いやあ、楽しかったです。最後に相応しい盛り上がり方でしたね。

 ハイな気分のまま退園したあとは、東京ディズニーランド・ステーションでTさんとRとさんにさよならをし、バス組のMつるさんと私はリゾートラインに乗って東京ディズニーシー・ステーションに向かいました。そしてそれぞれ別々のバスに乗り名古屋方面へと向かうこととなりました。こちらのバスはマフラから火を吹くなんてハプニングもなく(笑)、早朝に名古屋駅に無事到着。5時半過ぎの地下鉄に乗って本山へ。大学に寄ってひと仕事済ませてから帰宅。バスの中で寝てはいましたが、布団の中でも一眠りしてしまいました。そして10時頃再び大学に来たのであります。

 午後4時半からは、ずっと準備をしてきたプレセミナがありました。食材を液体窒素で凍らせた上、凍結乾燥機に仕掛けてフリーズドライを作るという実験と一緒に、もうひとつ「いろんな溶液でカイワレ大根を育てる」という実験も行なわれました。いずれも出来上がりは次週のお楽しみ。


(5/28) 日曜日のTDLオフへ行くときに使ったバスが申し込んだバスよりも低ランクだったということは先日書きましたが、その車内でもらったパンプキンエクスプレス号オリジナルのブランケットは、こういうやつでした。バスの中ではまだ使い道がありますが、そんな機会が年に何回もあるわけじゃないのであまり出番がなさそうです。特にこれからの季節暑くなる一方ですし、ますます使う機会はないでしょう。まったく、高い料金を払った代償がこの程度の品物とはねぇ(まだ根に持っていたのか)。まあ、物をもらっておいて文句を言うのは好きじゃないので控えておきますが(その口が言うか)、ひとつ気になることがあるとすれば、同じバスを利用したらまた同じブランケットをもらってしまうことになるということです。これって、リピータの利用意欲を削ぎはしないでしょうか(余計なお世話か)。もちろん何枚か欲しい人はいるでしょうが、またこれかよ〜と思ってしまうお客さんが大部分のような気がします。少なくとも自分の場合はそう思ってしまいますね。こんなの2つも3つもいらないもの。月替わりでもらえるものが変わるのなら、それを楽しみにまた乗ってみようかなとも思いますが、いつも同じものしかもらえないと判っているなら、そんなに乗る気にはならないでしょう。というわけで、次に東京ディズニーリゾートへ行くときはブランケットなんて付いてこないレギュラのバスに早く申し込むか、別のバス会社のツアーを利用することになると思います。って、ここで宣言しても仕方ないことですが・・。

 さて、火曜日は午前9時半からコロキウムで、4年生のK藤君とM1のT橋君の発表でした。昼食後、午後は質量分析装置のサンプルの入れ替えに立ち会い、そのあと測定の際に使用する一部の器具の洗浄をA原先生の奥さんに教わりました。と書いたら紛らわしいですが、いわゆる講座の先輩である今は研究生のT木(旧姓)さんのことです(笑)。えっと、つまり社内結婚みたいなものでしょうか。狭い世界ではよくある話でしょう。なかなか出会いがないですからねぇ(しみじみ)。まあ、出会うだけが人生ではないですが・・(開き直りか)。

 夕食には、生協で買ってきた一平ちゃんの焼そばを食べました。この焼そば、ソースもからしマヨネーズも悪くない味をしているとは思いますが、最後にかけるフリカケというかスパイスというのが、ちょっと量多過ぎですね。ソースをかけてマヨネーズをかけて、さらにこの青のり入りのスパイスをかけてしまうと、そばが目にも口にも五月蝿くてしかたない状態になってしまうのです。フランス料理の凝りに凝った味付けみたいに(食べたことないけど)、添加するものの味が強過ぎてもはや何を食べているのか判らなくなると言っても過言ではないでしょう。ここまでされると、よっぽどそばに自信が無いのかと疑いたくもなります。まあ、文句があるならかけなきゃいいだけですが、代金に含まれているものを使わないでいられる神経を持ち合わせていないんですよねえ(笑)<単なる貧乏性。だから、すべてをかけてしまう身にもなって、もう少しバランスを考えた焼そばを作ってください(>一平ちゃん)。


(5/29) 昨日は自らの置かれている環境を改めて考えてしまって、ついあんなことを口走ってしまいましたが、実はそれほど一平ちゃんに思い入れはありません(そっちの話か)。はっきり言ってどうでもいいです(にっこり)。むしろどちらかと言うと一平ちゃんは避けて通りたいくらいですらあります(ひどい言い様やな)。そんな人間が何故一平ちゃんを買ったのかというと、理由は至って単純バグってハニー(<懐かしいけど意味不明)、たまたま安売りをしていたからでした。まったく、現金なものですね。食に関してはそれほどポリシーを持っていないのがありありと判ります(笑)。効率良く空腹を満たすためなら、好きではないものでも買ってしまうことを厭わないというポリシーの無さ。しかし同時に、好きなものにはお金をかけることを厭いませんから、案外バランスが取れているのかもしれません。好きではないものを安く食べて浮いたお金で好きなものを贅沢に食べるという仕組みなのでしょう、きっと。あそうそう、食に関してポリシィを持っていないとはいえ、もちろん肉に関してだけは容赦ないほどのこだわりを持って排除しますよ(笑)。安く手に入れた食料はもとより、たとえ高い代金を払った食べ物でさえもその中に肉が入っていた場合、それを捨てることにいささかの迷いはありません。もったいないからといって食べようと思うことは、まずありませんね。ああ、世界には飢えに苦しむ人がたくさんいるというのに・・バチ当たりな人間ですね(高笑)。いつ、もったいないお化けが出てきても不思議ではありません(<いや、それは不思議やろ)。ただ、フライドポテトに牛肉エキスが使われていたという理由で訴訟を起こしたりするある宗教の教徒や菜食主義者ほど忌避しているわけではありません。目に見えて肉と判らなければ全然オッケィ!というぬるさ(笑)。

 しかしよく考えてみると、肉を食べない人が肉エキスまでを嫌うという行為がいまいち理解できません。人々は一体何を恐れているのでしょうか。原材料が肉だからって、言われるまで気づかなかったほどのものまで嫌おうとする行為は、どうしても滑稽に思えてしまいます。肉からできたエキスだから成分的にダメなのか(教義が書かれた本には成分表でも載っているのか?)、肉エキスを得るために動物が犠牲になっているということが許せないのか。たしかに、公には含まれていないと宣言されている商品の中に自分が口に入れたくないものが含まれていたとしたら、その商品を売る企業を訴えたくなる気持ちも解らないではないです。確かめようがないものだからこそ、嘘偽りのないものを売ってほしいという意見もあるでしょう。しかし、そもそも公に売られているものを口に入れるという行為には、ある程度の責任と覚悟が必要なはずです。他人が作ったものなんですから、何が入っているかなんて判ったもんじゃないのが当たり前でしょう。「安心して食べられる商品を」なんて他人に期待するのが甘い考えだと思います。もちろん売る側に明らかな不備があったときに、それを訴え改善させようとすること自体に反対はしません。ただ、その訴えが受け入れられたとしても、食べる時には作った人を信じて食べるしかないのですから、状況は以前とたいして変わっていません。やっぱり最後にはその商品を選んで食べた自分の責任となるわけです。少なくともそういう社会で生きていこうと思うなら、認めざるをえない現実でしょう。どうしてもそれが嫌と言うのなら、もう自給自足をするしかないんじゃないですか。それも嫌だと言うなら、肉エキスすら許容しない宗教や菜食主義なんてやめちゃえってんだ。他人に依存した食生活をしておきながら、何が教義だ、何が菜食主義だ! 頑なこだわりを持っているくせに他人との関係を断つ覚悟も持てない、その中途半端さがなんだかなあ・・。と僕のおじさんが言ってました(<ずるいぞ)。

 水曜日の夕食は、なんだかんだ言っといて2日連続の一平ちゃんでした(えへ)。夜は比較的早く帰宅したのですが、テレビを観てしまって結局夜更かし。しかし、今夜は収穫がありました。たまたまですが珍しくNHK教育を観ていたら、英会話の番組をやっていたので、夏にはスイスにも行こうとしているわけだしせっかくだから英会話のひとつでも勉強しておこうと(行く街の公用語はドイツ語なのですが)思い、観続けることにしたのです。まあここまでは普通。大した収穫もなしです(<収穫しろ)。実はその英会話番組のあとに始まった「中国語会話」の方が大いに収穫ありでした。中国語には全然関係のないところで予想外に楽しんでしまいましたね。というのも、ひとえに出演している女の人が可愛いかったから(にこにこ)。アシスタントの日本人もまあまあ可愛いのですが、もうひとりいる実際に発音をしてくれちゃったりする中国人の女の人が、ちょっとやばいくらいツボにはまる可愛いさなのです(にっこり)。なんか久々にドキドキしました(笑)。ああ、自分はこういうタイプにも弱いのだなあと認識。中国語なんて全然勉強するつもりはなかったのですが、その女の人のあとに従って思わず発音の練習までしちゃったほどです。うーん、これからはやっぱり中国語ですね!(<なんか違う)


(5/30) 木曜日の午前中は、昨日のうちに準備しておいたテディを旅立たせました。ああ、テディを里子に出すのは、とても久しぶりですね。今では明らかにブームは下火になっている「365日のバースデーテディ」ですが、以前里親になってもらった人からの譲ってくださいメールはたま〜に届くことがあります。そういうリピータの方たちは、親の誕生日テディを譲ってくださいとか、友人の誕生日テディを譲ってくださいとか言ってきて、「タダでもらえることをいいことにだんだん要求がずうずうしくなってきてないか?」と思わなくもないですが(笑)、まあこちらとしてはテディがさばける(<さばける言うな)のなら、とことん送り続ける覚悟はあるので、今回も表面上は快くお譲りしたしだいです(にこ)。しかし実は、譲ってくれという要求があったのは2ヶ月くらい前でした。年度末と年度始めの忙しさにかまけて、良いですよという返事をしておきながらそんなメールがあったことを忘れてしまっていたのです。それでテディの発送が遅れてしまう結果となりました。テディの到着を楽しみに待っておられた依頼者とそのご友人には申し訳ないです。ごめんなさいね、とここで言ってもどうせここは読んでいないんだろうけど。まあ、営利目的ではないのでその辺のところはどうかご容赦くださいませ。

 あ、それからそうそう、以前に大量に譲ってもらったテディたちの写真をまだ撮ってないことを思い出しました。せっかくご好意で譲っていただいたのに、テディのページにアップもしないで随分と時間が経ってしまったことも、申し訳なく思います。これもねぇ、いつかまとめてやろうと思っていたのですが、まとまった時間がなかなか取れないまま現在に至ってしまいました(それくらい大量に里子にもらったテディがいるということ)。ほんとすみません・・。って、これもおそらく届かない声なんだよなあ。

 さて、テディの話はこれくらいにして、午後からは恒例の学生実験でした。これからしばらくは分析装置を使った岩石中の元素濃度測定ではなくて、昔からある実験器具を駆使してキレート滴定や沈殿物の重量を計ることから元素の濃度を求める湿式法の作業をする学生たちのいる班の担当となります。とはいえみんなよく慣れたもので、こちらの仕事はほとんど、要求のあった薬品や実験器具の準備をしたり実験の進行状況の確認をする程度です。あとは珍しい色になった試料溶液のこんな写真を撮ったりするぐらいでしょうか。実験室の混み具合とかも。

 学生実験が午後6時頃まであって、夕食はたぶん食べたのでしょうけど、もう記憶が定かではありません。夜は相変わらず何か研究関連の作業をしていて(抽象的やなあ)、そのあとに趣味の時間を過ごして帰宅は深夜。何度も実行しようとして失敗している事柄に、帰宅してから趣味の時間を過ごすというのがありますが、なかなか習慣を変えることはできませんね。そのために自宅をブロードバンド化したというのに・・(通信速度はたいしたことないですが)。帰って寝るだけなんて、明らかに家賃がもったいないですよね。やっぱりランクは下がってももう少し安いところに引っ越すべきなのではないか、と思う今日のわんこなのでした(わんこかよ)。


(5/31) 日記を現実時間(ただ今6月8日の土曜日)に追いつかせるべく、こうやってちびちび昔のことを書いていますけど、1週間以上も溜め込むと特別なイベントが無かった日のことは、もはや思い出して書くことがほとんど難しくなってきます(苦笑)。特に、外にも出歩かず単調な日々を過ごしているときなんかは顕著です。いっそのこと日記を書かなかった日のことはあっさり諦めて、日付けを飛ばして現在のことを書いたらもっと楽になりそうなのに、何故に私はこうも毎日分の日記を書くことに固執しているのでしょうか。えっと、それはたぶんね、他に固執するものがないからでしょう。と言ってくれる人が近くにいないので自分で言いますが、もっと根本的な理由は、日記は毎日書くものだからです(<あー出た出た。このフレーズが出たらよっぽど追い詰められている証拠だぞぅ。くわばらくわばら)。と言いつつ、毎日は書いてないのが現状なんですけどね(苦笑)。まあせめて、あとから見て毎日書いていたんだなと思えるような日記にしたいという思いがあってですねぇ(ぶつぶつ)<っていうか、最初に現在の日付を書いてしまっている時点で、あとから書いたということがバレバレだし、こういう文章を冒頭に持ってくること自体が間違っているのでは?とも思いつつ、フェードアウト・・・

 しないよ!(笑) そういう日記の裏事情はとっとと忘れまして、金曜日の生活には何が必要だったかというと、空気と水はもちろん、朝9時から質量分析装置のサンプル入れ替えがあったため、まず早起きが必要でした。しかしこれが自分にとって手に入れ難い代物であるのは言うまでもありません。世の中で手に入れることが難しいものベストスリーに「早起きの習慣」を挙げてもいいくらいです。あるいは、習慣にしたくないものベストスリーに「早起き」を入れるとか。

 午後は1時から今日も学生実験で引き続き湿式法の担当。実は大学院からこの講座にやってきた自分は、学生実験の経験がなく、説明するときもいまいち自信が持てなかったりすることも多々ありますが、学生実験の経験者であるもうひとりのTA、T橋君が担当する班は違うものの昨日今日は同じ実験室に居たので、いろいろと助かりました。しかし次回からは、ほぼ自分だけで湿式法の面倒を見ないといけなくなりますから、もう少し頑張っていく必要があるでしょうね(<今までは頑張ってなかったのか)。まあ、それほど気合いを入れることでもないですが。

 さて、夜になってにわかに周りが騒がしくなったかと思ったら、どうやらワールドカップが開幕したらしい。と、関心のないフリをしていますが、結構関心を持ってこの日を迎えていたりします(笑)。元来、野球よりもサッカーが好きなので、ワールドカップは楽しみにしていました。しかし残念ながら、開幕式や開幕戦の様子は深夜に帰宅後ニュースで観た程度なのです。そうやって残念がるほどにはサッカーを観るのもやるのも好きですが、実はもうひとつのビッグイベントの方が気掛かりで、それほどワールドカップに肩入れをしているわけでもないのです。そのビッグイベントとは、知る人ぞ知る「モーレツ!あららこめ祭り」です〜(にっこり)。その開催日(?)が迫っているということが最近はずっと頭にあって、ワールドカップよりも切実な問題となっていました(笑)。その祭りのためには、まず準備段階としてあるビデオを借りてこなければいけませんからね。ビデオを観なければ始まらないのです。しかし、平日はとてもビデオを借りに行ける時間が無いという状況。果たして参加できるのだろうかと気持ちは焦ります。おそらく日曜日あたりに時間は取れるだろうと見当はついていますが。えっと、この祭りに関係のない方には何のことか全然判らないでしょうけど、現段階で(というかこの日付の日記の時点では)あえて詳しい説明は書きません。あしからず。

 そうそう、夜中に久しぶりに「トリック」を観ました(関東地域ではすでに放送されたものでしょうか)。「トリック2」ではなく「トリック」の方です。それにしても仲間由紀恵はやっぱりいいですね(にこにこ)。うんうん。こういう方向の女の子も好きであることを再認識しました(そんなことばっかり言ってる)。このドラマの中で仲間由紀恵はロングスカートをよく穿いていますけど、ロングスカートの似合う女の子が好きなのかもしれません。えっと、だから、Vシリーズで言うと、七夏派ではなく紅子派でしょうか(派閥なんてあったのか?)。いや、もちろんミニも好きなんですけどね(笑)。うーん、トータルとして、長い方がより好きなのかも・・。何の話をしているのだ。


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