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日々これ勉強(2002年5月の前半)

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世界一簡単な5月(の前半)

(5/1) 大学の創立記念日ですが休んでいる人は少なめの水曜日。この日も昼頃大学に出て来て、それなりのことをしていたような、していなかったような・・。遊ぶでもなく勉強するでもなく(しなかったのか)、いつの間にやら夜に。早速の五月病でしょうか(日付けが変わったくらいでいきなりなるか?)。しかし5月は人気者ですね(話題変更)。「五月病」という言葉にも使われるかと思ったら(<あまり変更してないぞ)、「五月人形」や「五月晴れ」という言葉にも使われますし、「五月蝿い」などという言葉にも当てられています。マイナなところでは「五月躑躅(ツツジ)」というツツジの名前や、「五月の鯉の吹き流し」なんていう慣用句にも使われていたり(辞書を引いてみた)、他の月では見られない活躍ぶりです。この季節が気候的にも生物的にも何かと変化の多い時期だからかもしれませんね。陰暦の五月のことを指しているのなら、正確には時期が違いますけれど。

 さて、夜になっても暖かかったこの日は、ゴールデンウィーク休暇でこちらに帰ってきている友人K藤氏と、午後8時頃に杁中で待ち合わせて八事の居酒屋で久しぶりの杯を交わしました。そこで最近の出来事などを報告し合ったりして1時間半くらい飲み食いしていたでしょうか。他の人には言えないことも言える数少ない間柄です。かなりの部分を吐露してすっきり(笑)。その後、久しぶりのゲームセンタで少し遊び、一路自転車で本山へ向かって、これまた久しぶりのカラオケ屋へ行くことに。待ち時間は同じビルにあるゲームのフロアでゲームをしながら待ちました。その間に近所に住むT中氏も呼び出して、3人でカラオケとなりました。3人なのにえらく広い部屋に案内されたので、最初は広さゆえの虚しさが漂っていてどうしようもなかったのですが、1曲歌ったら早くも何かが吹っ切れました(笑)。ちなみに歌ったのは「そうだ!We're Alive」。いきなり燃え尽きそうなくらい歌ってしまい、1曲目からノドを潰してしまった予感。久しぶりで、ペース配分を誤ってしまったようです。一人で歌う歌じゃないですね、これは。しかし脳内ではドーパミンがドバドバ出たようで、部屋の広さなんかまったく気にならなくなりました。それ以降もずっとハイな状態は続き、歌うというよりほとんど叫びっぱなしでした(T中氏は唯一やりにくそうでしたが)。何かイヤなことでもあったのでしょうか(笑)。いえいえ、至って幸せな毎日を過ごしておりますよ。カラオケではこれがデフォルトなのです(H大学時代のカラオケ仲間の影響かもしれませんが)。ともあれ、楽しい夜でした。

 全然関係ないけど、デパートの入口前に盲導犬を連れて来て募金活動を行なうのは、見るたびにやっぱりどうかと思うなあ。本来の役目も果たせず暑い日も寒い日もそこに横たわらされる盲導犬の身にもなってほしいものです。それに盲導犬を連れて来ちゃったら「盲導犬が不足している」ことへの説得力が薄れるような気もします(実際に不足しているのでしょうけど)。そんなところに出て来るのは引退した犬だけかもしれませんが、引退した犬だとしたらなおさら利用しないでほしいと思うわけです(引退したんですから)。盲導犬が不足していて必要なことも理解できますし、それにはお金が必要なことも解るのですが、健気な犬の姿を見せて同情させようという魂胆がヤラシイじゃないですか。修行をしながら托鉢をする僧じゃないんですからね、もう少しやり方ってものがあるでしょ。協力するのにやぶさかでない人も、犬が苦手な人だったら近づかない可能性もあります。効果的な募金活動がしたいのなら、どうか犬は連れて来ないで人間だけでやってください。別に動物愛護を主張しているわけじゃないですよ。単に人間よりも犬の味方なだけです。もちろん、自分が盲人になってしまったら、考え方が変わるでしょうけど。実家の犬は元気だろうか・・。


(5/2) なんだろねぇ、ゴールデンウィークとか関係無しに働いていらっしゃる世間一般の多くの方には申し訳ないですが、木曜日の本日も昨日に引き続き夜は飲み会でした。しかもまたK藤氏とです(笑)。よくもまあ飽きもせずにって感じですが、今度は二人だけでなくM2のO田君と彼らそれぞれの相方さんも交えての飲み会だったので、少しは新鮮風味です。7時くらいに男だけで夕食(丼物)を済ませ、その後ビリヤードやらゲームをして時間を潰し、午後9時過ぎに居酒屋へ行って女性陣と合流しました。まあ、大したことはないです(<大したことない言うな)。飲み過ぎることも乱れることもなく、そこそこ楽しくK藤氏と会話してました(<昨日と同じじゃん)。久しぶりだねぇというご挨拶程度の飲み会ですし、そもそも私一人がママレモン・・じゃなくて、アブレモンですからね(笑)。といっても自ら望んでその場にいたわけですし、別に卑屈になってるわけじゃありません。ええ、ありませんとも。ちなみにK藤氏とO田君は会社でも先輩後輩の関係になる運命にあります。NECも先が危ぶまれますね(笑)。半分冗談ですよ(<半分かよ!)。

 昨日も食べたのですが、この居酒屋でもそば飯を食べました。そば飯って、神戸が発祥の地ということになっていますが、ブームになる前に神戸(の近くの実家)から離れてしまったので、全然神戸の名物料理という実感がありません。しかし、個人的な実感と料理の味に相関関係はなく、美味しいものは単純に美味しいと思うのであります。何が美味しいって紅ショウガが一番美味しいの(笑)。紅ショウガだけなら焼そばにも付いてきますが、紅ショウガ風味のご飯も食べたかったのでそば飯である必要があったのです。きっと紅ショウガ好きなんですね。ただ、いくら紅ショウガが美味しくても、そば飯の味を左右するのは焼そばと同様やっぱりソースでしょう。逆にソースさえ美味しければもはやそば飯に焼そばなんていらないくらいです(<そんな根底から崩すようなことを)。というわけで、焼そばの呪縛から解かれたそば抜きそば飯、つまり焼そばソース味のチャーハンの登場もそろそろなんじゃないかと期待しているところです(笑)。もちろん紅ショウガ付きで。

 11時頃居酒屋を出たあとは、5人でカラオケへ(またか)。この面子で行くのはおそらく初めてですね。連日のカラオケだったので、70%くらいの弾け具合を披露するに留めました。一応レディの前ですから、私だって場をわきまえるというものです(にっこり)。って、それでもかなりサービスしてしまった感は否めませんけど(苦笑)。まあ、楽しんでいただけたのなら幸い。この世にはピエロ役が必要な夜もありますからね。くぅ〜、泣けるセリフやなぁ。

 さて、なんだかんだ言って遊んでばかりの今週ですが、これで終わったと思うなよ〜(誰に向かって言ってるのか)。


(5/3) そう言われれば、たしかに人間だけが募金活動していても「バイトしろ」と思うだけですね(<またその話か<っていうか、どこの誰へレスしているのか)。全然効果的じゃありませんでした。前言撤回。募金活動は犬だけがするようにして、その間、人間にはバイトをしていただこう(笑)。犬だけが三越前に並んでいるなら、自分も喜んでお金を入れそうな気がします。あの、横で立ってる人たちに、なんか抵抗感を感じてしまうのです(まさかあの人たちは盲人じゃないですよね?)。しかし、ああいうのって、どれくらいの資金が集まれば充分なんでしょう。「よし、これだけあれば利子だけでやりくりできる」とか言えるラインがどこかにあるのでしょうか(今の経済じゃちょっと苦しいか)。たとえばロト6で8億円当たったうち(買ってないけど)の1億円くらいあげれば、当分の間、募金活動を止めさせることができるとか(<そこまでして止めさせたいのか)。それともやっぱり世間にピィアールするために募金活動は続けなきゃいけないんですかねぇ。もちろん必要な額は団体にもよるのでしょうが。宝くじが当たると各種団体が寄付してくれと言ってくるという話もありますし、1億円くらいじゃ足りないのかもしれません。ちょっと計算してみましょう。1日1万円必要だとして、1億円を1万円で割ると1万。1万日は約27年と5ヶ月ですね。うーん、人件費を考えたら1日1万円で済むとは思えないし、やっぱり1億円あっても足りなさそうです。っていうか、1億円って、30年もしたらなくなってしまうのか・・(感慨)<Wかへまさんのように1日1万円ずつ寄付するつもりならですが(笑)。でもまあ、8億円なら219年はもつので大丈夫ですね(にっこり)<何がやねん。

 それはともかく。晴天の金曜日は、目覚めた瞬間何をするのかすっかり忘れていました。つまりその日の予定が頭に浮かんでこなかったのです。きっと連日のアルコールのせいでしょう。しかしすぐに思い出しました。そうそう、今日はT中先生の家で講座の人間(先生方も含めて)が集まって、ちょっとしたパーティというか食事会が催されるのです。毎年恒例の行事で、いつもは4月の終わりにありますが、今年は先生のご都合で5月にずれ込んだしだい。ゴールデンウィークのまっただ中なおかげで、学生の参加者は少なめです。特に4年生は1人しかいないという状況になってしまいましたが、先生方のご家族も来られて結構賑やかではありました。

 さて、多治見にあるT中先生のお宅には基本的に現地集合で、12時頃に着けばいいということになっていました。電車を使って行く組と車を使って行く組に別れ、電車組は本山に10時半に集合という約束をしていました。大学で10時に待ち合わせていたはずの、唯一参加する4年生のW木君は、10時過ぎに大学へ向かっても(<遅刻しとるがな)おらず、仕方ないので他の人と合流するために本山駅に向かったのですが、そこにはT辺氏とM1のU本君がいただけで、W木君の姿はありませんでした。3人でしばらく待ってみた(具体的には1本遅らせた)ものの結局現れなかったので、気が変わったのかなと思い諦めて3人で行くことに。が、この遅れが後々大変な事態を引き起こそうとは、地下鉄に乗り込んだ時点では知る由もありませんでした。なんと、JRへの乗り換え駅である千種を話が弾んでいるうちに乗り過ごしてしまったのです(笑)。いや、それは別に大変な事態ではなく、次の新栄町に着いたときに気づいたしすぐに乗り換えれば、まだ予定していたJRの電車に乗ることはできました。しかしここで、階段を昇り降りするのが面倒だなと思って乗り換えを渋ってしまったのが、あとから考えると失敗でしたね。もうひとつ先のならホームを横断するだけで反対方向の地下鉄に乗ることができるので、つい楽な選択をしてしまったのです。

 それで、栄で実際に乗り換えたわけですが、列車に乗った瞬間、首筋がなんかこそばゆいのです。なんだ、と思って手探りでその部分を触ると妙な突起物。イヤな予感。それでも手の勢いは留められず、一気にその物体を指で摘み払い落としました。その瞬間、微かに漂って来た悪臭・・。うっ、こ、これは、カメ虫の匂いです(いや〜ん)。払い落とす時にちらっとその姿も確認できました。あの吐き気を催すような独特の匂いを放出するカメ虫が、ホームに降りたときにおそらく首筋に付き、払い落としたときのショックで奴は最後っぺをしていったわけです。くそっ。っていうか、くさっ!(涙)。摘んだ方の手の指にも首筋にもその匂いが付いているし、うかつに鼻を掻いたり首を振ることもできません(匂いが漂い吐き気を催すので)。そのままの状態で先生のお宅にお邪魔することはできないし、長い距離をこの状態で歩きたくないので、千種駅に着くや否やトイレで手と首筋を洗って匂いを落とすことになりました。そのわずかな時間がこれまたタイムロスとなり、結局予定していた快速列車には乗り遅れ、その1本あとの普通列車で行くことになったのです。

 実は乗り遅れた快速列車では途中で乗り込んで来るもう一人の学生Y田さんと合流する予定だったのですが、それもできなくなってしまい、先に行っといてと断りの電話を入れることになりました。あとから判ったことですが、キャンセルしたと思われていたW木君は、実は暗証番号を知らなくて大学の建物内に入れず、仕方なく我々よりも先に出発して、我々が乗り遅れた快速列車に乗って多治見まで行っていたらしいのです(苦笑)。その後Y田さんと合流し、T中先生の家に一番乗りで到着していたようです。今回初めて先生の家に訪れる二人が一番乗りをしたというのが、なんとも笑えます(<笑ってないで乗り遅れないように!)。

 着いてからは、いつも通りビールを飲みつつ(3日連続)大量の料理をお腹一杯いただき、おやつ時にぞろぞろと住宅街を散歩しては遠くの河原のチャートを見たり(見えませんが)、公園で遊んで(平和やなあ)お腹を少し減らして戻って、今度はケーキをコーヒーとともにいただきさらに満腹に、という感じでした。とにかくいらしていた先生方の子供さんが元気で、ほとんど子供が主役みたいになってましたね。対照的に年寄りチームは疲れる一方です。余った料理のうち包めるものを包んで、夕食にしようと持って帰ってきました。帰りはM2の犬Z君の運転する車に乗せてもらって1時間ほどで大学に。もらってきたロールパンのツナサンドや玉子サンドを食べてから帰宅。全然研究してませんね(笑)。


(5/4) 中途半端に頑張ろうと思うから疲れるんですね。休日に何かしてやろうと構えてしまうから何もしなかったときの脱力感が堪えるのです。ここはもう意固地にならないですっぱり割り切って休日はしっかり休もう!とようやく決意した土曜日。ああ、休もうと思って休むと、気が楽だなあ(笑)。昨日のアルコールプラス夜更かしのせいで、本日も昼まで死んだように寝てました。起きたら首が痛い(いつものことですが)。朝食というか昼食は昨日の残りの玉子サンドを食べ、午後は夕方頃までゲームをピコピコ(<今どきピコピコはないやろ)、外は小雨がしとしとしと。

 一度大学に出て来て、数日遅れの日記を少し書いてから、午後6時頃名古屋駅方面へ出かけました。夜は久しぶりの友人たちと飲み会だったのです。雨が降っていたので歩いて地下鉄の駅まで行きました。しかし、これで4日連続ですか(くはー)。いい身分やのう。普段晩酌はしない習慣なので、毎日アルコールを摂取するのは珍しいことです。まさにゴールデンウィークですね(グデングデンウィークかもしれない)。まぁ体調は悪くないです。ただ少し目覚めが悪いだけ。それはともかく、さっき“友人たち”と書きましたけど、集まったのは4人でそのうち1人は同僚のT中氏。彼は別に久しぶりではありません(いつも見てる)。で、久しぶりなのは女性2人だったのですが、そのうちの1人がなんと、店に到着して飲み物を注文し乾杯したところでギブアップ。体調が芳しくなかったらしく、何も口にしないまま帰ってしまったのです。なんじゃそりゃ(笑)。思わず笑ってしまいます。一体何をしにきたんでしょうか(お金は置いていきましたけど)。その後、仕方ないので3人だけで飲んでましたが、話題はもっぱら結婚の話。お互い、そろそろ周りで結婚する友人が出てくる年齢ですからねぇ(しみじみ)。まあまあ楽しかったです(<まあまあかよ!<だって1人は男でしかも毎日顔合わせてるしさあ)。帰る頃には雨は上がって傘は不要でした。ビデオを返しに行くと言うT中氏(何故彼がこのときビデオを持っていたかについては説明がながくなるので省略)とは本山で別れ、独りで大学まで戻ってきました。

 その道中にモスバーガーが一軒ありますが、モーガー(<変な略し方をしないように)って比較的夜遅くまで開いていますよね。飲み会帰りの客を捕まえようという魂胆でしょうか。噂の「玄米なんたら」という食べ物が気になりましたが、今夜は素通り。というか、独りでこの店に入ったことはありません。それ以前に、独りでファーストフードの店に入ったことがあるのはマクドの半額セールが健在だったときだけかもしれません。と思ったら、なんのことはない、ファーストフードに限らず、独りで外食するという行為事態が非常に稀であることに気づきました。出無精というわけではないんだけど(いや基本的に出無精ですが<どっちやねん)。


(5/5) mercy snowさんがたまに見られる面白い夢にも負けないくらいの夢を、今日は2つほど見てしまいました。二度寝三度寝をすると見た夢を覚えている確率が高くなるようです。あ、もしかしたらまたラジオからの声が夢に影響を与えたのかもしれません。ひとつの夢はうちの講座のT橋君が登場するのですが、ちょっと下品すぎるので残念ながら書けません(苦笑)。いや、決してT橋君が下品な役回りだったわけではありませんよ、念のため。もうひとつの夢は、中学校か高校の教室内で何故かクラスメイトが半分に別れて抗争を繰り広げるというものでした(理由や動機は不明)。もちろん自分も片方のグループに属していて、ちらほらと昔の同級生の姿もあります。

 この抗争は教室の前後に別れて2つのグループは戦いをするわけですが、その戦いに用いられようとしていた武器というか攻撃手段が、何故か鍋の中で煮えたぎった雑炊なのです(食べたわけじゃないので厳密には“雑炊のようなもの”ですが)。どちらもそれぞれの鍋で作っていて、たまに直接火を点けたりしています(燃料でも入っているかのように何故か燃える)。そして熱々の雑炊をお玉ですくって今にも相手側に投げ付けようと、にらみ合いが続いている状況です。うーん、こうして書いてしまうと単にふざけているとしか思えませんが、夢の中の当人たちは至って真剣で、お互いに相手側の命を奪ってしまおうというくらいの勢いなのです。雑炊もそれを達成するのに充分な攻撃力を持っている恐ろしい武器であると夢の中では認識されています。むしろやり過ぎくらいの印象があるほどです(現実世界でいう銃みたいな)。さながら「バトル・ロワイヤル」のような雰囲気。

 教室はそれほど広くはないので、前後に別れるといっても非常に接近した状態でにらみ合う形になるのですが、その状況が判ったとき夢の中で思わず「うわ、近っ」と突っ込んでしまいました(笑)。まるで、銃で撃ち合いをしていてカメラを引くとお互いの位置が近かったというドリフのコントを見ているようです(かといって笑いはしません、命がかかってますから)。当然お互いの鍋の位置も近い。そこから攻撃されたら死ぬかもしれないという恐怖が感じられ、こちらから攻撃するにも危険を伴うであろうことは容易に想像できます。

 でも最後がなかなかショッキングでした。今まで仲間だと思っていた友人(ちょっと悪ぶっていた)が、笑顔で近寄ってきて親しみを込めて肩を組んできた・・までは良かったのですが、次の瞬間、その友人は煙草を背中に押し付けてきたのです(ただ、このときには煙草だと気づいていなかった)。さらに、彼はにこにこしながらまだ状況が飲み込めていないこちらの動きを拘束しようとしてきました。やがて背中に押しつけられているのが煙草だと判ったときは焦りましたね(しかし熱さは感じなかった)。おいおい、何すんねん!って感じ。必至でそれを払い落とし、火が燃え移っていた服もはたいて火を消したところで、目が覚めたのです。あまり恐怖は感じませんでしたが、あとから考えると怖い夢ではあります。何年も会ってない知り合いが出て来て、特に信頼していたわけでもないのに裏切りまがいのことをされるというのは、心の中に抑圧とか強迫観念でもあるんでしょうか(苦笑)。フロイトに言わせれば、単なる欲求不満かもしれません。煙草は男性器の象徴だとか言ってそうだな(笑)<っていうか、それだとあっち方面になってしまわないか(汗)<あっちってどっちだ(笑)。

 さて、そんな夢から目覚めるとお昼で、スパゲティをかつお風味で食べて、午後から大学へ。しようと思っていたことは結局せずにこどもの日の日曜日は大人しくしていました(子供なのか大人なのか)。本当は三越で開催中だった「モーニング娘。〜アート&カラー〜2002」を見に行きたかったんですけどね。機会を逃しました。夕食はカップラーメン(1.5倍)でした。


(5/6) 昨夜から今朝にかけて、読みかけだった佐藤友哉氏の「水没ピアノ」を一気に読了しました。つまり徹夜で読んだんですけど、これは読んで正解。がっかりすることがなくて良かったです。個人的には充分ミステリィではないかと。前作までの設定が飛び抜けたものだったので、(いい意味で)どうなるのかと思っていましたが、なるほど今度はこういう方向なんですね(ふむふむ)。内容とは関係ないですが、この作者の本に出てくる言葉で、前から少し気になっていたのは「罅」という漢字です。割れ目の意味の「ひび」なんですが、今まで漢字で書かれているのに出会ったことがなかったので、ルビがないところでは読み方が判らなくて一瞬考えてしまう箇所がいくつかあったのです(面白さを損なうものではありませんが)。あと「双眸」という言葉も、この人の作品には多く出てくるような気がします。若いのになかなか古風だなあという印象です(自分が言葉を知らないだけかも)。こういう言葉や表記の選択に注目しながら読んでいると、ついついそれが気になってストーリィを追うことが疎かになってしまうこともあるのですが、その作家のこだわりを垣間見れるような気がしてわりと楽しめます。森先生でいうと「些末」なんていう言葉が新鮮でしたね。

なぁんて分析はどうでもよくて、単純にこの「水没ピアノ」は凄いなと感じた久々の作品です。客観的に作品としてどうというより、個人的影響力が大きかったという感じ。自分の内面について考えさせられたというか・・。3つある物語のうちの小学生のエピソードも青年のエピソードも、なんとなく共感できるところがあって、妙なところをチクリと刺されたような感覚なのです。決して登場人物と同じような体験をしているわけではないのですが、ちょっとした行為や思考などに頷けてしまう自分を確認したりしては、あり得たかもしれない過去や、これから訪れるかもしれない未来の出来事に少し背筋が寒くなりました。こういう感覚を誰もが抱くわけじゃないでしょうが、決して誰もが想像できないわけじゃない程度の絶妙な範囲でうまく表現されていると思います。自分の感覚とマッチするところが多いのは、ただ作者と世代が近いからという理由だけではないでしょう。何不自由なく暮らしているこの日常の中にも、ちょっと間違えば落ちてしまいそうな穴が開いているという空恐ろしさを味わいました。

 さて、これで予定通り森先生の新刊「朽ちる散る落ちる」を読む体勢は整いましたね(にこにこ)。もう、そのために読みかけの本を読み切ったとも言えます。読みかけの本があると続きが気になって新しい本を落ち着いて読めませんからね。特に森先生の本を読む時は、頭の中をスッキリさせてから臨みたいのです。厳密に言えば、読みかけの本は他にも売るほどあるのですが、幸い最後に読んでから時間が経っているものが多く、内容を記憶していないものがほとんどなのです(笑)。だから支障は無し。さあ、あとは書店に「朽ちる散る落ちる」が並ぶのを待つだけですよ〜。名古屋はいつ頃でしょうか(わくわく)。

 って、全然今日のことを書いてませんね。えっと、振り替え休日にして連休最後の月曜日も、これといってしたことはなかったような気がします(ふぬけ)。学振の書類を書かなきゃいけないとか、「モーニング娘。〜アート&カラー〜2002」が今日で最終日だよ!とかいう意識はあったのですが、どうも動けなかったんですよねぇ。朝から寝て、起きたのが昼過ぎだったということも影響しているでしょう。とりあえずお休みモードも今日まで。明日からは頑張っていこう〜!(主に日記をね<それしかないのか!)


(5/7) 物事にはすべて終わりがあるものです(「ネバーエンディングストーリー」は別として<別なのか)。食べ物も例外ではありません。増え過ぎる人口、変動する環境、不足する食物、この地球上には何億という食べ物を得るのも困難な人々がいます。食べ物がなくなるのが早いか、人間がいなくなるのが早いか、いずれにしてもこれでもう最後という瞬間はあるわけで、その瞬間の訪れをできるだけ先延ばしにしていくのが、現在の我々のみならずこれからの人類に課せられた大きな課題だと思われますが、悲しむべきことに一足先にその瞬間が私のところにやってきました。一昨日のことですが、買い溜めをして以来大事に大事に冷凍庫に保管してきた、たらみ「どっさりシリーズ」がついに尽きてしまったのです(そんなことかよ)。最後の1個はどっさりみかんゼリーでした。今までも何度か手を伸ばしては、途中で自制心を働かせて大リーグボール養成ギプスを着けた星飛馬のように手を震わせながら手を引っ込めてきましたが、食べてしまうときはあっさりしたものですね。特に滅茶苦茶お腹が減っていたという状況でもなく、かといって食事のあとのデザートだったわけでもなく、深夜に帰宅してテレビを見ながらなんとはなしに食べてしまいました。実にあっけないものです。ああ、この宇宙の終わりもこれくらいあっけないのかなあ、なんて思ってしまったほど(嘘ですが)。とにかく、これで最後のどっさりシリーズはなくなりました。おそらく復刻されることもないでしょう。もう手に入れることはできません。しかしまあ、後継シリーズの「キラリ」があるので、あのタイプのデザートが二度と口にできないわけではないです。問題は、最後のどっさりシリーズの残った空容器をどうするかってことです(<捨てればいいのでは?)。記念に保存するとかね(<何の記念だ)。

 それから、どっさりシリーズの終焉に遅れること16時間くらいでした。連鎖反応というのか、勢いに乗じてというのか、もうひとつ昨日で最後を迎えた食べ物があったのです。それはあの限定発売で12食だけ手に入れた、ほぼ日公式ラーメン「サルのおせっかい」です。これまた最後の1食は大事に今まで専用のダンボールケースの中に入れたままにしておいたのですが、昨夜の夕食として食べられてしまいました(自分が食べたんですけど)。久しぶりに食べてもやっぱり美味しかったですね。その美味しさとこれで最後だという寂しさが相まって、思わず涙を流したりはしませんでしたが、思わずよだれと鼻水を流したりはしました(鼻炎気味)。このラーメン独特の酸っぱさも忘れることはないでしょう。このラーメンにもう少し早く出会っていたら、青春時代は酸っぱい思い出に彩られていたかもしれません。出会ってなくても酸っぱい思い出はたくさんありますが(笑)。それはともかく、このラーメンはかなり好評だったみたいなので、いずれ小売店で販売されることになる可能性はあるようです。そうなることを願って止みません。店頭発売されたら、1日1個は買っちゃうかも。

 火曜日の午前中は、連休明けでいきなりのコロキウムでした。いつも通り午前9時半からの開始でしたが、みんなちゃんと遅刻しないで来ていて偉いですね。自分も遅刻はしませんでしたが、大学に来る前にシャワーをのんびり浴びていたら結構ギリギリになってしまいました。本日の発表は大学院からうちの講座に入ったM1のY田さんとU本君の2人。主に卒論でやったことの発表でした。昼食は食べずに、午後は実験をしつつ生協で買ってきたおにぎりやお菓子を食べ、なんだかんだで時間はあっという間に過ぎていきました。早起きをした日は時間を有効活用できるのは確かなのですが、何故か時間が早く経ってしまったように感じますね。それだけ充実していたということなのか、早起きのせいで寝ぼけていて時間感覚が鈍っているだけなのかは判りませんが・・。それに、早起きをした日は大抵夜更かしをする傾向があります。だから活動時間が異様に長くなる結果に。今日も17時間くらい大学に居ました。そんなにすることがあるのでしょうか(あるのです)。


(5/8) 惰性で生きているため更新が不定期になっております。毎度毎度すみません。ええと、火曜の深夜は「スタートレック・ボイジャ」を観るために午前2時には帰宅しようと思っていたのですが、不定期な更新で遅れがちになっていた日記を現実時間まで追いつかせようとするあまり、思わぬ時間がかかってしまい、結局観ることができたのは最後の5分間だけでした。どうやら今回も実体ホログラムドクタがメインの話だったようですが、何かクルーに対して信用をなくすような行為をしたらしいということ以上のことは判りません(そりゃラスト5分じゃなあ)。しかし、その5分間の内容からだいたいのストーリィは想像できて、しかもそれでけっこう満足できてしまうのは、勝手に自分の中で面白いストーリィを想像してしまっているからでしょうか<島本和彦氏が「映画などで予告編を観たら自分でオリジナルよりも面白いストーリィを考えてしまって、実際に観た時にがっかりするから事前に情報を入れないようにしている」と言っておられたことの逆バージョンですね(笑)。つまり、本編を観ないで予告編だけを観て満足しているようなものです。「水戸黄門」の印篭シーンを観れさえすればひとまず安心、みたいな心境と通じるところがあるかもしれません。今回も事件は無事に解決したみたいだなということが確認できれば、あとはそこへ辿り着くまでの道のりを面白おかしく想像すればいいだけですからね。毎回一話完結のストーリィだからこそ、そういうことをしても平気でいられるのだと思います。次回はまた別の話になるわけだし。まあ、最初からその程度の期待しかしていないという可能性もありますが・・。

 さて、一方的に流される情報に自分の時間を合わせなければならない現在のテレビ番組とは違って、どこからでも好きな時に読む自由が与えられているミステリィ小説(ミステリィに限りませんが、ラストに謎が明かされる構造をしているミステリィは特に)では、ラストだけ読んで満足っていうふうにはいきませんね。っていうかむしろ辛い。どこからでも読める自由があるだけに、うっかりラストを読んでしまったりした日にゃ、ぎゃーですよ、ぎゃー! 後悔先に立たずです。その内容を忘れるために余計なエネルギィを注ぎ込むはめになって、その結果忘れられればまだ救われますが、逆に印象に深く刻み込まれて忘れられなくなってしまったりする悪循環もありますから、恐ろしいものです。幸い、慎重なうえに物覚えが悪い人間なため(笑)、今までそういう憂き目を見たことはありませんが、ラストのページを読んでいるときとかページを捲った瞬間に、最後の文章が先に目に飛び込んでしまったことはあります。ショートケーキのイチゴを最後に食べようと残していたら、横から「いらないならもらうよ」と盗られてしまったような脱力感。しかも盗ったのは自分なわけですから、やるせなさはひとしおです。気をつけよう、ページ捲りは、慎重に。読書においても人生ででも(<意味深長なことを言っているが、特に何があったわけでもない)。

 そうそう、読書といえば、mercy snowさんのところでご自身の著作を紹介されているページがありますけど、今さらになって「鏡の中は日曜日」の登場人物名がああいう決められ方をしていたことを知りました。ほう、そうかそうか、なるほどねぇ。館ものゆえの趣向なんでしょうか。しかし、あれに気づいた人がいるとしたら、よっぽどのマニアでしょうね(笑)。

 水曜日は寝過ぎてしまいましたが、グースカ寝倒したおかげで頭も体も妙にスッキリでした。昼食はなしで午後2時半くらいに大学に出てきて、まあ、それなりに過ごしていたかと(ええ加減やな)。「ダ・ヴィンチ」を購入して「奥様はネットワーカ」を読んだような気もします。ああ、まさか、やっぱりそうなの、という展開にドキドキ。連載は今回で終了でしたっけ? あとは単行本になるのを待つばかりですね(わくわく)。


(5/9) ちなみに、ショートケーキは嫌いです。どっかで書いたような気もしますが、生クリームが昔から苦手で、口に入れるとどうも気持ち悪くなるのです(鼻や耳に入れても気持ち悪いですが>入れたことはない)。もともと脂分なんだから、いくら砂糖で誤魔化してもそんなに大量に摂取できる代物ではないと思うのですが、美味しそうにいくらでも食べれる人はいますよね(感心)。カスタードクリームとともに生クリームがハーフ&ハーフで入っているシュークリームぐらいなら、なんとか食べ切ることができますが、生クリームべったりのショートケーキになると全然ダメです。一度だけ、淡い緑色に着色した生クリームを使ったケーキ(たしか車の形をしていた)を自分で作ったことがありますが、何のイベントがあって作ったのかは忘れました。そのケーキも自分で作っておきながら全部食べた記憶はありません。たぶんほとんど残してしまったんだと思います。作っているときは楽しかったんですけどね・・。プラモデルと同じで出来上がってしまったものには興味がなくなるのかもしれませんが、この場合は単に美味しくなかったというのが真相でしょう(笑)。生クリームで全体がコーティングされていましたし。ああ、思い出しただけでも気持ち悪くなってきたぞう。ぶるぶるぶるぶる(頭を振って忘れてる)。

 さてさて、木曜日は学生実験の日です。天気は曇り。お昼前に大学に出て来て、午後1時から6時頃まで働いておりました。学生が30人もいれば中にはヒヤヒヤさせられる人もいますが、基本的にみんな真面目ですね。TAとしてとても助かります(にこにこ)。しかし、普段立ちっぱなしの仕事はほとんどしないため、終わったあとは足がむくんでたいそう疲れてしまうのは避けられません。年をとったなと感じる以前に、人間としての基本的能力が衰えてきたなと感じます(苦笑)。そのうち箸も持てなくなりそうです(死んだら持てないので嘘ではない)。

 そんな疲れた体にムチを打つかのように、夜は飲み会でした(自ら望んでの参加ですが)。このところ長期間に渡って新しい質量分析装置のインストール作業をしてもらっていた技術者さんたち(イギリス人女性+日本人男性)の“お疲れさま会”という名目。助手のA原先生以下学生数人で本山の居酒屋で3時間ほど飲んでいたでしょうか。この場にはおられませんでしたが、助教授のY本先生の名義でキープされていた一升瓶の焼酎を何人かで断わりなしに少しいただいてしまいました(笑)<笑ってていいのか。ちなみにその一升瓶に書かれている名義の名前は「はげ山」というベタなネーミングです(<ベタ言うな)。たぶん、ここに書かなければバレる可能性もないのでしょうが、良心の呵責に耐えかねて、ここに懺悔するしだいであります。ごちそうさまでした。アーメン。


(5/10) 朝から雨模様の金曜日。しかし昼間は傘を差すほどの雨じゃありませんでしたね(といっても、差してないのは自転車に乗った自分ぐらいでしたが)。本日もまたもや昼前になってからようやく大学へ。午後からの学生実験のため悠長に食事をしている時間もなかったので、昼食は食料を生協に買いに行くことに。その時の雨はポツポツといった感じ。そこで書籍部にも寄ってみたところ、ありましたありました、講談社ノベルスの新刊が。出ていた新刊を3冊ほど買ってしまいました。もちろんその中には、森先生「朽ちる散る落ちる」も含まれています(にっこり)。ああ〜早く読みたいよう、という気持ちを押さえつつ、おにぎりとカレーパンを急いで食べて、午後はとりあえず学生実験のTAのお仕事。

 昨日の続きで学生の実験の面倒を見た(毎度言ってますが、そんなに大したことはしてません)わけですが、なんだかんだでまた時間がかかりましたね。今回は原子吸光分析のための標準溶液作成する班を担当していました。二人ひと組になってひとつの元素の標準溶液を作ってもらいます。試薬を秤って、薄い酸に溶かして、任意の濃度に希釈していくという作業ですが、希釈の手順を考えるのに時間がかかっていて、実際の作業に移ったときには午後も3時を回っていたような気がします。おいおい、そんな調子じゃ日が暮れちゃうじゃないか、まったく。今日の私はいつもと違ってちょっぴり急いでいたのです。実は夜から出かけようと企んでいました。それで、学生実験はなるべく早く終わってほしかったのですが、なかなか望み通りの展開にはなりませんね。すべての作業が終わったのが午後6時半。さらにその後もいろいろ別の用事が舞い込んできて(というか降り掛かってきて)少々足留めを喰らうはめになるし、なんでみんなして引き止めるねん!(んもう、んもう)みたいな。

 さて、何をそんなに急いでいたかというと、センチュリーシネマでの「アメリ」の上映が今日で最後で、その最終回が午後7時半からだったのです(にっこり)。もう映画館で観ることができないというわけではありませんが、ある程度の設備を備えた映画館ではこれが最後だと思われたので、なにがなんでも観に行きたかったのです。というか観に行くことはすでに数日前から自分の中では決定事項でした。そう決めたからには観に行くしかありません。新たな仕事を頼まれようが、「アメリ」は観るつもりだったのです。だから、6時半を過ぎて仕事が舞い込んで来たときも、その場で適当に請け負いつつ気持ちはすでに「アメリ」でした(笑)。不埒な不良学生はそんなことのために仕事を早く切り上げたがっていたわけですね(わはは)。急げ急げ、「アメリ」が終わる。

 そんなわけで、大学での用事を強制的に一時停止にして、バスに乗り込みパルコへと向かいました。上映時刻に間に合うか合わないかという結構ギリギリの時間です。雨は降っていましたが、傘は持っていませんでした。で、栄行きのバスに乗り込んでみると、なんと帰宅のために乗っておられた助手のM村先生とばったり。「栄に遊びに行くの?」と訊かれ、とっさにいろいろ言い訳を考えたのですが、口から出たセリフは「映画を観に行きます」でした(<そのままかよ!)。まあ、ここで嘘をついても仕方ありませんからね。天気についての短い会話があった以降は、お互い何もしゃべらず、こちらは読書にふけっていました。もちろん「朽ちる散る落ちる」です(にこにこ)。途中でM村先生とは別れ、「朽ちる〜」の第1章も読み終えないうちに、バスはパルコ前の矢場町に到着。センチュリーシネマに行ってみると、最終回の上映開始の3分前でした(ふぅ)。チケット売り場に何人か並んでいます。どうやら自分1人じゃないようです。なんて思いつつ場内に入ってみると、なんと半分以上の席が埋まってます(うわっ)。この前来たときはそうでもなかった(というかガラガラだった)のに、最後の上映だからってこれほど人が入るとはね。さすが「アメリ」です。きっとリピータが何人か居たことでしょう。

 4回目の今回は残念ながら中央の席に座ることはできませんでしたが、またまた楽しく観れました。前回はうっかり見逃していた、本編が始まる前のニノ役の人が出ているCMもちゃんと意識して観ることができましたし、満足満足。「アメリ」の中に出てくるセリフで好きなのは、「人間には人生に失敗する権利がある」でしょうか(にっこり)。別に失敗したいわけじゃありませんけれど。帰りは雨の中、濡れながらバス亭まで歩きましたが、「アメリ」を観たあとでは「雨の日に傘を差すなんてもったいない」という思いすら浮かんできます(笑)。ちまちまと傘を差してる場合じゃないぜ。この世は濡れてなんぼの世界だ。イッツポジティブシンキング(<舞城王太郎か)。あ〜あ、早くDVDになってほしいですね(ぽわ〜ん)。


(5/11) 昨夜、帰宅するときにコンビニに寄って食料などを買ったのですが、危うく4000円も損するところでした。思い返せば、その事態を招いたそもそもの始まりは、自分がこの世に生を受けたことでしょう<思い返し過ぎ。っていうか、そんなこと言ったらこの宇宙が生まれたことがすべての事態を招いた最大要因になってしまうので、もうちょっと具体的に思い返せる程度に最近のことで関係性の深いイベントに焦点を絞ってみると、あれはそう、先週の土曜日の飲み会ですね。あのときは名駅近くの居酒屋で飲んでいたわけですが、行きと帰りで持っていたユリカ(名古屋市の地下鉄とバスのプリペイドカード)を使い切ってしまったのです。

 といってもここまではよくあるというか普通のことで、今までにも何枚ものユリカを使い切ってきました。ただ、先週の土曜日は使い切ってすぐに次のユリカを購入することはしませんでした(半端な残高を0円にするためにユリカと現金を併用して切符を買ったから)。新たなユリカを買えるだけのお金はこの時点で財布に入っていたんですけどね。それ以降、そのまま公共交通機関を利用する機会もなく、ユリカを買う機会もなく、昨日の金曜日を迎えることとなりました。その間、多めに持っていた財布の中のお金は少しずつ減り続け、「アメリ」のチケットを買う直前では、お札が3枚という状況になっていました。そのうち2枚は千円札で、これはチケットを買う時に遣ってしまい、残る1枚が一万円札。珍しくなかなかリッチですが、単に下ろし過ぎただけ。

 さて、「アメリ」を観た帰りは雨の降る中バスだったわけですが、上記のように使えるユリカはこのとき持っていませんでした。バスや地下鉄は普段からわりと利用する方なので、割引のあるユリカをできるだけ使った方がお得なのです。というわけで、5000円で5600円分遣えるユリカを一万円札を遣って購入。当然お釣は5000円。ゲームセンタの両替機のように全部千円札で出てくることはなく、五千円札1枚で受け取りました。ほら、ようやく繋がってきましたね(にっこり)。忘れてませんか? この五千円札が最初に言った問題の直接原因となったのです。

 昨夜のコンビニで購入したのは全部で858円(税込)でした(レシートで今確認)。お金は昨夜以降遣ってなかったので、財布の中には相変わらず五千円札1枚と小銭が少々という状況。仕方がないので5058円を店員に渡しました。あとから思えば、ここでお金を受け取った時の店員の言葉も微妙に変だったのです。でもそのときは聞き流して、袋に入れられた商品を受け取り、お釣が出てくるのを待ちました。そして手渡されたお釣は、なんと200円! しかし店員があまりにも普通に「200円のお返しになりまーす」とか言って渡すので、思わず乗せられて「どうもー」と危うくそのまま店を出てしまうところでしたよ。レジの前から1歩足が動きかけたところで我に返り(笑)、「あのぅ、五千円渡したんですけど・・」と意義を申し立てました。これが10円20円なら気づかなかったかもしれませんし、気づいても諦めていたかもしれませんが、さすがに4000円は無視できません。店員は最初「1058円からお預かりしまーす」と言っていたんです。その時点で気づくべきでしたね。指摘すると店員は、今気づいたかのように照れ笑いをしてすぐに4000円を渡してはくれましたが、その対処が素早かっただけにちょっと思わず疑ってしまいます。おいおいそんなに簡単にお客の言うことを信じていいのかよ。まるで初めから分かっててお釣を間違えたみたいじゃないか。ひょっとして「指摘されたら本当の額のお釣を渡せばいいし、何も言われなければ儲けもの」な〜んて考えがあるんじゃないのか?とか、だとしたらこれはこの店員の個人的な考えなのかそれとも・・、と一瞬疑心暗鬼に陥ってしまいました(笑)。まあ、おそらく本当のところはわざとじゃないでしょうけど、わざとじゃないにしても間違える可能性はあるので今後も気をつけたいものです(千円札出したらお釣が4000円だったという間違いなら大歓迎ですが)。

 晴れて涼しく快適だった土曜日は、主に「朽ちる散る落ちる」を読みふける一日でした(にこにこ)。アパートで目覚めてからも、窓から差す太陽光の下で1時間くらい読み、大学に出て来てからは、研究の合間に断続的に読んでいました。食事は夕食に袋ラーメンを食べた程度。あとはお菓子で空腹を紛らわせつつやっぱり読書。本日は大阪で森先生名刺交換会が開かれいて、大盛況だったようですね。羨ましい〜。7月の東京はぜひ行きたいです。

 夜は勢いに乗って浦賀和宏氏の「浦賀和宏殺人事件」も一気に読了しました。これは薄くてすぐに読めますね。正直、途中で挫折しそうになりましたが、なるほど、そういうことだったのか、という作品。個人的に知らないことがたくさんありますが、YMOマニアには堪らないであろう1冊でしょう(笑)。浦賀氏のシリーズ外作品には英題が付いてないようです。


(5/12) 日曜日も天気は良かったけど表に出ず。昼から大学で研究・読書・日記の複合状態。月曜日までにサンプルを分解できる形にしておく必要があったので、本日は岩石粉砕をしなければいけなかったのですが、それを始めたのが、訳あって夜になってからでした。しかも徹夜!(苦笑) 月曜の朝9時からそのサンプルを使って、分解・元素分離・調製などの一連のテクニックをうちの講座の新人とともに教えてもらうことになっていたのです。岩石粉砕自体に時間がかかることはもちろんのこと、夜遅くに寝て早起きをする自信はありませんでしたからね。そしてこうなったら、開き直って積極的に徹夜をする方向に自ら向いた方が良さそうだと判断。岩石粉砕の待ち時間の間は読書をしていました。ずっと以前に買った舞城王太郎氏の「煙か土か食い物」を、今頃になってようやく読み出したわけですが、これが予想以上に面白くて止められない。読み過ぎて岩石粉砕を忘れてしまうことも、度々あったほどです。独特の文体で最初は慣れないと読みにくいのですが、慣れてしまえばテンポは良いし描かれる光景が悲惨過ぎて笑えてくるほどだし、とにかく楽しめる作品です。まだ最後まで読めてませんが、そんなことお構い無しに充分面白いと判断できる作品と言えます。徹夜で読んでも眠くならなかったくらいですからね。早く舞城氏の最新刊「世界は密室でできている」を読みたいのですが、そのためにはやっぱり、もう1冊の間の作品を読まなきゃです(シリーズものを順番に読もうキャンペーン中)。

 現在、比較的忙しい期間に突入していますが、そのわりに読書量は平均以上になっているような気がします。忙しいからこそ無理にでも読もうとするのか、忙しくしてると気分も高揚してその勢いで読んでしまうのか、暇なときは他の楽しいことに時間が取られているだけなのか・・。読書ができることは嬉しいのですが、必然的に睡眠時間は削られております。


(5/13) そしていつの間にやらやってきた月曜日。岩石を粉砕しながら(しているのは機械ですが)読書をしているうちに、空は白け、小鳥がさえずり、目の下にはクマができていました。トイレで鏡を見ると、うわっ、なんだこの悲惨な顔は。そこに映っていたのは、マラソンを終えたあとに踏み台昇降を500回くらい繰り返し3日3晩工事現場でツルハシを振りまくった上に田村亮子に綺麗な背負い投げを喰らってしまったユアン・マクレガー(<おいおい、それはいくらなんでも良く言い過ぎでは?)を痛々しく見つめるかような自分の顔でした(<結局お前かよ)。階段を昇り降りしたり、長時間座っていたりを繰り返していたので、足腰も微妙にふらつきます。気を抜けば寝てしまいそうでしたが、気分は読書のおかげでまあまあ良好。午前7時半頃に一旦帰宅して、食事やらお風呂やらを済ませ、9時には再び大学に戻ってきました。自転車を漕ぐ足にも力はありません。唯一元気づけてくれるのは、CDウォークマンから流れるモーニング娘。(っていうか石川梨華)の歌声。ザ☆ピ〜ス!<寝てないので妙なテンションです。

 さて、9時からは新人のU本君やI黒さんやW木君と一緒に、岩石中のRbやSrなどの同位体比測定や定量測定するための、試料の前処理の一連の流れを詳しくA原先生に教わることになっていました。今まであまりこの方面の測定はしてこなかったので、ついでに正確に教えてもらおうという魂胆。とても1日で終わるような内容ではなく、先生の都合もあって何週間かに渡って教わっていくことになりますが、今日のところは試料を秤量して分解・乾固の段階まででした。あとは、分解・乾固をすでに済ませていたU本君がサンプルを同位体比測定用と定量用に分取する作業を見ていたり。

 昼食は食べましたが、午後はアイソトープセンタで実行中だった放射化分析の方で機械のトラブルが発覚し、その対処に時間がかかったり、それが一段落ついてからも再びU本君がやる作業の見学状態が続き、いつの間にか夜になっていました。目はぐるぐる、体はふらふら。体全体の疲労とそれを凌駕するかのような眠気。もういつでも寝れるという体勢でした。まるで眠気スーツを着ているみたいな感覚です。しかし、結局12時過ぎまで大学に居たというのは、なんというか、自分の習慣が恐ろしいですね(苦笑)。早く帰れよ!と言いたい。何をやっていたのかはよく覚えていませんが、2時間くらい机に突っ伏して寝ていた気もします。


(5/14) そして迎える火曜日も午前9時からの約束でしたが、徹夜がたたってわずかに遅刻。本日A原先生に教えていただくのは溶かしたサンプルから目的の元素を取り出すために行なう、カラム分離という操作です。基本的にやることは解っていますが一応これも見学。その作業の初めの部分を見て、9時半からはコロキウムだったので一時中断。M2のO田君とS木さんの発表で、それが11時頃まで。その後、質量分析装置のユーザだけが集まって5・6・7月分のマシンタイム会議。お昼前には終了し、昼食は生協食堂へ。

 午後は1時から見学再開。そのあとは教えてもらうだけの約8時間。眠気が依然として蓄積している体には、2日連続の「見てるだけ〜」は疲れますね(はぁ)。もちろん、丁寧過ぎるくらいの丁寧さで教えていただいてるA原先生は、もっとお疲れでしょうけど。夜は舞城王太郎氏の「煙か土か食い物」を読了。感想は先日書いた通りで、非常に楽しく読めました。それで気分が高揚していたからか、眠いくせして午前4時まで起きていました。たぶん日記でも書いていたのでしょう。

 外出してないので大した出来事もなく、誰とも会わないので面白い会話もなく、かといって面白いネタを考える余裕もなく、忙しくしているわりには何も生み出されてない日々。ま、こんなもんですか(投げやり)。


(5/15) 水曜日も相変わらず一日中大学でのインドア生活。うちの講座には昨年度から研究生として留学生がやってきているのですが、彼が故郷に帰ったときに営むであろう生活に似ているかもしれません。えっと、つまりインド生活ですが(言うと思った)<っていうか日本語として変じゃないか?<じゃあ、英語で言って「Life in India」でどうだ(だから何?)。すみません、こんなくだらないことしか考えてないくせに更新が遅れ気味で(最近そんなことばっかり言ってる)。

 でも、インドには一度行ってみたいですね(強引な展開やな)。たぶん住んでみたいとは思わないでしょうけど、行ってみる価値はあるような気がします(生きるのと同じくらいには)。インドに行ったら、そう、デカン高原の綿花が見てみたいなぁ(そんな理由でか)。あとは、隆起を続けるヒマラヤ山脈でしょうか。一応地質学的なことも確かめておかないとね(笑)。登ってみたいとは思わないけども。そうそう、何年か前に流行った(というほどでもない?)アガスティアの葉とかいうやつも、もし確かめられるものなら自分の一生について書かれているという内容を聞いてみたいと思ったことがあります。まあ、一種の占いのようなものでしょう。信じる信じないはともかく、何がそういうシステムを生み出し、今なお人々にそれを保存し続けてさせている意志の正体を探ってみたい、とかなんとかいう高尚な欲求があるわけではありません。ただ見聞きしたいという単なる好奇心があるのみ。その場所一帯ではどういう生活が営まれているのかとか、あるいは雰囲気を肌で感じてみれば何か得られるものがあると思っているのかもしれません。しかし、特に得たいものがあるわけじゃない(<嘘。むっちゃ得たいものはある(笑))ので、すぐに行きたいとは思いませんけどね。まあ、いずれというこで(って言ってるうちに興味が失せているのがいつものパターン)。とりあえず久しぶりの海外は、この夏に学会で行く予定のスイスです(発表する内容がそれまでにちゃんと準備できて、なおかつ直前で怖じけづかなければの話ですが)。

 さて、本日は午前中は4年生のI黒さんに酸廃液の中和作業を伝授(と言うほどのことでもない)し、昼食を食べて午後は昨日に続いてA原先生の個人指導が行われましたが、4年生のW木君が風邪でお休みだったため今後の予定が少し変更になり、自分の仕事ができる時間ができました。コンピュータウィルスだけでなく、有機体のウィルスの方も流行っているみたいです。じめじめしているのに珍しい。

 だいぶ前から「冬のガリレオ」にはちょくちょく訪れていましたが、ふと思い立って遠距離タマゴ発射装置を適当に設置してみました。発射させたい人はどんどん発射させましょう。どこかで誰かが喜ぶことになるでしょう。ちなみに冬のガリレオでの私の名前は秘密です(にこ)。っていうか、あの名前ってば変更できないの?

 帰宅しようとした深夜には雨が降っていました。ろくすっぽ天気予報も確認していなかったので今日は傘を持ってきていませんでしたが、研究室にウィンドブレーカがたまたま置いてあって助かりました。偉いぞ自分。さすが自称用意周到の男(<そんなの初耳だ<っていうか傘忘れてて何が用意周到か)。ユニクロのズボンは濡れてもよかったけど、カールヘルムだった上着は濡らしたくなかったですからね。

 あ、検索してみたら、代行して探してくれるところがあるらしい(笑)。そうか、そういうビジネスまで生まれているのか(感心)。しかし、やっぱり自分で現地に行ってなんぼだと思うなあ。内容が知れれば良いってもんじゃないでしょう。おみくじだって自分で引かなきゃ意味がない。


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