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日々これ勉強(2002年4月の後半)

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クリックひとつで救える4月もあります(の後半)

(4/16) ずっと前にも書いたことですが、自宅の玄関に入ってすぐのところにあるスイッチを入れても、それに対応する照明が点きません。というのも、そのスイッチと連動しているであろう台所の天井にあるソケットには、引っ越してきて以来照明器具が未だに取り付けられていないからですけど(笑)、まあ、流し台の前にある壁には小さめの蛍光灯が付いていますし、普段は暗くて困るということはありません。夜にアパートに帰ってきて、玄関に入ってすぐに照明が点けられないというもどかしさはありますが、玄関に立ちながら少し手を伸ばせば届く距離には風呂場の照明スイッチがあって、それを入れれば風呂場の扉から漏れてくる光によって台所がぼんやり照らされるので、暗い中を手探りで進む必要はありません。だから、いつまでも台所の天井には照明を付けずにいるんですね。さて、玄関扉を開けて中に入って風呂場のスイッチを入れるという一連の行動は、長年続けてきただけあってすっかり習慣になっています。しかし、その習慣が通用しない出来事が昨夜ついに訪れたのです。いつものように帰宅して、暗い玄関からちょっと手を伸ばして風呂場のスイッチを入れたのですが、全然目の前の状況は変わりません。まったく手ごたえ無しです。もちろんスイッチ自体の手ごたえじゃなくて、明度の話です。視界は依然として真っ暗。どういうこと? スイッチを入れたのに電気が点かないとはこれいかに。朝までは風呂場の電球はちゃんと点いていたのです。それが帰ってきたときにいきなり点かなくなっているのですから、一瞬最悪のケースを考えてしまいましたね。ついに電気を止められたかと(笑)。いや、「ついに」といっても別に電気代を滞納していたわけじゃないですよ(請求額が少ないだけで・・)。それに、その可能性はすぐに否定されました。充電中の電気剃刀のランプや、ガス警報機のランプは点いていたのです。どうやら電気が止まっているわけではない模様。ということはつまり、問題は風呂場の電球そのものにあるわけですね。とりあえず台所の小さな蛍光灯を点け、その電球を確認してみたところ、やっぱりフィラメントが切れているようでした。もう越してきて4年目ですし、しかもそれ以前から付いていた電球ですからきっと寿命だったのでしょう。明日新しいの買ってこようと思いつつ、眠りに就いたのでした。

 一夜明けて、朝から雨の火曜日は本年度初のコロキウムの日です。だからというわけでもあるのですが、午前6時に起き、暗い風呂場でシャワーを浴びて、8時には大学に来ていました。傘を差して歩いて来たのですが、時間のあるときならではの行為ですね(時間がないときは雨でも自転車で来る)。誰よりも早いぞ(わはは)。本日は博士研究生のAさんの発表のみでしたが、結構長かったです。英語なので聴くのにエネルギィが要ります。話はだいたい判りましたが、質問するまでには至らず。こんなことで、国際学会に行って大丈夫なんでしょうか(笑)。ちなみに今年の夏に、森先生も行かれるというスイスで地球化学の国際学会はあります(残念ながら時期が違うんですけどね)。

 昼食は生協で食べて、午後は、昨日上手くいかなかった、新しい質量分析器装置の真空系のセッティングをちょくちょく見ていたのですが、やっぱり今日も試行錯誤の末にダメだったみたいです。いくら真空に引こうとしても、どこかからか空気がジャジャ漏れ状態で、一向に装置内部の気圧が下がらないという症状は改善されませんでした。明日も一応作業をやって、それでダメなら今回のハンサムな技術者は帰ってしまうらしいです。あとの作業は来週来る予定の最終調整のスペシャリスト(つまりすべてに精通しているのか?)に委ねられた模様。ちなみにその技術者は女性で自分よりも若いらしいとのこと。しかし、そうか、もう同年代の技術者が世の中にいてもおかしくない年齢になったのかとしみじみ。可愛い人だったら良いですね(にっこり)。

 夕方は学会発表の要旨を書いていましたが、無性に眠たくなって1時間ほど居眠りしてしまいました。その後夕食は数人で理系カフェテリアに向かうも、何故かえらく混んでたので、少々お高い職員クラブに行きました。そしたらやっぱりここは高いです。小ライスが生協のほぼ倍の値段するのは痛い。

 帰る頃には雨はすっかり止んでいました。なのにわざわざ歩いて帰らなきゃいけないという状況はちょっと疲れますね。せっかく雨が降っていないのに、なんで俺は歩いてんだ?みたいな気持ちになる瞬間があるのです。まあしかし、我が前方に開けている運命の道を黙々と進みましたとさ。4th「いきまっしょい!」を聴きながら。徒歩のメリットがあるとすれば、時間がかかる分、アルバムの3曲目くらいまで聴けるということぐらいでしょうか(笑)。曲のスキップは滅多にしないからららら〜。


(4/17) 忙しい忙しいと言いながら、昨夜は「スタートレック・ボイジャ」を観ていたくらいですから、まだまだ余裕があるのでしょうか。まぁ、日記さえ書かなければ何があったって、たいていは余裕なんですけどね(笑)<そんなに足かせになってるのか。それにしても、最近のスタートレックは、ホログラムのドクタが活躍する話が多いなあ(独り言)。

 さて、昨日の早起きと夜更かしのせいで水曜日の本日の目覚めはお昼前でした。それからシャワーを浴びたわけですが、昨日の今日なので風呂場の電球は依然として切れており、仄暗い風呂場で浴びることになりました。心なしか浴びても浴びても体が温まった気がしません。普段、外部からの情報をいかに視覚に頼っているかが伺えます。照明の大切さを知る風呂場。っていうか、昼間なのに暗い(<窓がないから)というところに、そもそもの問題があるんじゃないでしょうか。外は充分に光で満ちているのにそれを遮って風呂場を暗くしているのは、なんかエネルギィ的に非効率だなあと思ってしまいます。防犯上の問題もありますから窓をつけろとまでは言いませんが、昼間の太陽光を巧く室内に取り込む機構ぐらい考えてもらいたいものです。アパートとはいえ、いつまでも前時代的なデザインを引きずっていては発展はありえません(<アパートに何を望んでいるのか)。電化住宅とかガス冷房とかも結構ですが、その前に無駄にしているエネルギィにもっと目を向けるべきじゃないでしょうか。もうすっかり当たり前になって誰も気に留めなくなりましたけど、今やもう21世紀ですよ。来年にはアトム誕生ですよ。ああ、希望に満ちあふれ、少年たちの憧れの対象であった21世紀は、いずこへ・・(しみじみ)。いや、別にアトムは要らないからさぁ、もっと風呂場に光をください(<だから電球買いなさいって)。

 昼前には大学に来て、まもなく昼食を生協で。その後、1年生向けに行なうプレセミナで自分が担当するテーマの要旨を数行書いて犬Z君に渡し、午後1時からはTAの仕事として学生実験室にある蒸溜器の釜の洗浄とか赤外線ランプの焦げた電源プラグの交換などを、T中氏とT橋君とともに遂行。夕方頃から夜にかけてはT中先生がチェコの学会(?)で発表するための、日本列島の地図を描いてました。もちろん頼まれたからですが、これも仕事の一部だと認識して快く引き受けたしだい(お金がもらえるならね<現金やな<振込みだけど)。そのために基となる日本列島の画像をネット上から落としてきたのですが、解像度がイマイチだったので、その上からなぞって大きめの日本列島の地図を新たに作成しました。こういう作業はのめり込んでやってしまうようです。学会の発表要旨はちっとも書き上がらないくせにねぇ(苦笑)。そんなことをしていたので、生協に行って電球を買おうと思っていたことも忘れ、気づけば夜でした(がーん)。天気はずっと雨模様。夕食は生協食堂でいつもの納豆玉子かけご飯と、味噌汁と大根とツナの煮物を食べました。これでも比較的豪華なメニューです(笑)。

 夕食後、頼まれていた日本列島を色分けした地図を仕上げ先生に渡し、真夜中になってようやく学会の発表要旨の方もなんとか書き上がりました。しかし、まったくもって無難な内容です(ハッタリかましても仕方ないけど)。実際に発表する頃にはもっといろいろデータが増えているはずなので、発表内容を限定してしまうような詳細なことはあまり書けないということもあり、オプションとしていくらでも話がくっつけられそうな内容になっています。っていうか、今までの学会でも言ってきたこととほとんど同じことを書いてますね。まあ、研究テーマが変わったわけじゃないので当り前ですが。ただ違うのは言語が英語になったという点でしょうか。いずれにしても、とりあえず先生に見てもらってから修正することになると思います。

 そうそう、残念ながら電球が買えなかったので、家に帰って玄関から上がっても、しばらくは手探り状態でした(笑)。電球ってコンビニでも売ってましたっけ。


(4/18) 昨夜書いた学会発表用の要旨を、午前中に先生に見せなきゃいけないというプレッシャからでしょうか、なんと木曜日は3時間睡眠の朝7時起き(笑)。こんなことばっかり繰り返してるような気がします。だから首が痛いのでしょうか。まあ、それはそれとして、9時頃には大学に来て、まだいらしていない先生の部屋の外にあるレポート受けに要旨を入れ、ようやく一段落。午前中は解放感に浸りながら、なんかしてましたがよく覚えていません。

 生協食堂の理系カフェテリアにて昼食後、眠い状態で午後は3年生の学生実験が本格的に始まりました。大きく3班に別れて岩石粉砕測容器の検定及び天秤の使い方を遂行します。前者が2つの班で20人くらい、後者が1つの班で10人くらいいます。岩石粉砕の班のお手伝いをすることになって、道具類を持って別棟に移動。その建物までまずは岩石をハンマで2センチ角くらいに割ります。そうして、分析に適した新鮮な(風化されていない)部分のみをピックアップし、次は建物内にある岩石粉砕室へ移動。そこにあるジョークラッシャという粉砕機(噛み砕く部分がアゴの形に似ているところからこういう名前)でさらに細かく岩石を砕きます。そこでの作業を見守りながら補助的な仕事をしていました。ジョークラッシャが終わった人から再び外に出て次の行程である、ステンレス乳ばちを使ってさらに細かく粉砕する作業へと移ります。この辺はもうひとりのTAであるT橋君が面倒を見ていてくれたようです。乳ばちでの粉砕が終わった人は実験室に戻り、ボールミルを使ってもっと岩石を細かくし、スチロール瓶に詰めたら順次終了となっていきました。こうして粉砕した自分の岩石試料を使って、今後元素組成分析を行なっていくわけです。さて、その間測容器の検定の方の班の手伝いをしていたのはT中氏で、岩石粉砕の班が作業を終えたあとも、まだ終わっていませんでした。ということで、そこからは主に天秤の取扱いに関しての補助を手伝うことに。しかし、ここで使う天秤は、実は自分が普段使っていない直示式の天秤なので、あまり操作方法に自信がありません。そんなんでTAやっていいのでしょうか?と思いつつも、訊かれたらその場で考えつつ答えていました(笑)。学生の立場に立って共に学ぼうという熱意の現れですね(ものは言い様)。で、この日はジャンケンに勝って先に仕事を上がらせてもらい、あとはT中先生に添削してもらった学会発表の要旨を書き直したりしてました。

 そんなことをしていたので、この日も生協で電球を買えずじまい(苦笑)。夜も生協食堂で食事をして、帰りにお菓子を買い溜めましたが、その夜のうちにいきなりチョコボールトッポカリン糖を平らげてしまいました。いけませんね。食事を食べていようがいまいが、お構いなしにお菓子をあるだけ食べてしまうのは、人類が抱える大きな問題であります。やっぱり別腹なの?


(4/19) 晴れた金曜日も暗い風呂場でシャワーを浴びてから昼前に大学へ。そしてT辺氏とT中氏とM1のU本君の4人で環境学研究科の事務の大学院担当に出向きました(森先生のいらっしゃる工学部4号館と繋がっている工学部5号館にあるのだ。わ〜い!<そんなことが嬉しいらしい)。ドクタの3人は昨年度の成績確認表と放射線取扱従事者の健康診断のための問診票を受け取るためで、U本君は別用でたまたま行き先が同じだったから同行したしだい。さて、受け取った成績表を見てみるとオールAでした。って、セミナに出席するだけでもらえるんですけどね(笑)。こっちに来て成績表を受け取ったのは、初めてかもしれない。

 で、研究室に戻って昼食に行こうとしたら妙に人が少なかったものの、仕方なくその4人で理系カフェテリアへ。そしたら他のメンバは先に食べていました。どうやら我々が事務に行っている間に食堂に来ていたようです。合流して無事に食事を終えて研究室に戻ってくると、T中先生はすでに旅立っていました。先日も書いたように、チェコに行って地化図のお話をされてくるそうです。しかし実は、関西空港から出発されるらしく、今日のところは関西で一泊されるだけなんだとか。用意周到というか、マドロッコシイというか、海外に行くのにまず国内で1泊するというのは、観光目的ならもったいない話ですよね。さすが教授は優雅やなあ(笑)。

 午後は昨日に引き続き学生実験です。内容は同じで岩石粉砕と測容器の検定。その作業を行なう班が違うだけです。つまり昨日岩石粉砕をした班は測容器の検定をして、逆もまた同様。ただし、実験器具の数の関係上、ひと班は公式のお休みとなっています。だから学生の数も3分の2になって、TAとしても仕事が比較的楽になって嬉しいです(にこにこ)。岩石粉砕の方は4時頃には終わっていたのですが、測容器の検定の方は直示式の天秤を使うこともあって、取扱いに慣れるまでに時間がかかったりで、最終的に全員が作業を終了したのは午後6時前でした。

 学生実験の後片付けをして、7時頃夕食を生協で食べ、その帰りに理系ショップに寄ってまたもやお菓子を購入。食事をしてその上まだ食べるのかってくらい買ってしまいましたが、大丈夫、半分は保存用です(<半分は食べるってことじゃん)。ああ、食事をしようがしまいがお菓子が欲しくなるのは、夜の常なんだよねぇ(昨日も同じようなこと言った)。電球はまた買いそびれてるし・・(関係ないけど)。


(4/20) 本日は土曜日ですが、ちょっと頑張って早起きをしました(といっても9時ぐらい)。そして午前10時に大学に来て、希土類元素のネオジムだけを分離するためのカラム分離の方法をS田氏に教わったのであります。だから早起きしたわけね。普段自分が使っているカラムよりサイズがうんと小さいことと、流す酸が特殊であることなどの違いはいくつかありますが、元素分離の仕組み自体に違いはないのでそれほど難しいことではありません。作業に伴う基本的な手続きを教えてもらって、洗浄のための酸を目一杯流し、この日の作業は終了となりました。カラムの内径が小さいために、全部流れ落ちるまでは相当時間がかかるのです。サンプルの分離はまた明日。最近、面白味のない真面目な話ばかり書いていて申し訳ないですが、面白味のない真面目な生活が続いているのだろうとでも思ってください(笑)。いや、面白味はあるんですけどね。

 その後、閉店間際(土曜日は午後2時に閉まる)の生協で、コンピュータ雑誌と食料を買ったものの、肝心の電球を買うことをまたもや忘れてしまいました。というわけで、夕方頃バスに乗りまで出て、電球を求めて歩いて大須へ移動。しかし、しばらくは商店街をうろうろしたり、コンピュータショップなども巡って、買いもしない(いずれ買うけど)マッキントの値段(基本的には同じですが、店によってセット内容が微妙に異なるのです)をチェックしたり。そのうちに小雨がぱらつき始め、7時を過ぎた頃になってようやく電球を本格的に探す気になったのですが、最初なかなか売っている店を見つけられなくて焦りました。まさか大須に電球が売ってないなんてことはないはずだと思い、もう一度探してみたらアメ横ビルに電球屋さんがちゃんとありましたね。見落としていたようです。しかし、都会育ちとはいえない人間にとっては、ところ狭しと(実際に狭い)商品が並べられ、まるで八百屋のような店構えをしているあの商売形態が、どうも馴染めないんですよねぇ。絶対そこのおっちゃんは電球のエキスパートだろうし、訊けばなんでも適切な回答をしてくれるであろうことは判っているのですが、そこで商品を買う自分の姿がどうしても滑稽に思えて仕方ないのです。それに、売られているのはどれも省エネをうたった蛍光灯タイプの電球で、普通の電球に比べれば値段が高いこともあり、そこでは結局買いませんでした。えっと、それから実はプレステ2もチャンスがあれば(どんなチャンスだ)買おう思っていたのですが、雨が降っていたこともありこちらも諦めたです。一瞬、電球を買わずにプレステ2を買って帰ったら日記のネタになるかなぁという不純な考えが脳裏をよぎり、寸前のところまで手が伸びていましたが(笑)。

 とまあ、結局何も買うことなく大須をあとにしたわけですが、このまま帰るのも癪です。せめて電球くらいは買って帰らないと、と思いつつ栄方向に歩いていると、イニシャルがMの家電屋さん(名前は伏せているわけではなくて、単に忘れただけ)を発見。そうそう、求めていたのはこういう店なのです。店員との距離がある程度あった方が、こっちも落ち着いて商品を吟味することができるというものです(八百屋形式は近すぎるからね)。さっそく店内に入り、電球を探して2階の照明売り場に向かうと、しかしそこには電球は置いてませんでした。照明器具があって電球がないとはどういうことか(ぷんぷん)。と憤慨して店をあとにしかけたのですが、ふと1階にあった「生活」関係の売り場が気になりました。何がどう「生活」なのか判りませんが、1階には冷蔵庫とかポットなどではなく大々的にパソコン関連商品が売られています。だから最初気づかなかったのです。よく見ると奥の方に、ディスプレイされて光っている蛍光灯が見えるじゃないですか! ひゃっほう〜! 万歳! ついに見つけたぞ! これで暗い風呂場ともおさらばだ! ふははははー! てなわけで、微妙に省エネ型の1個120円の安い電球を無事買いましたとさ。めでたしめでたし。

 帰りもバスで大学まで戻ってきましたが、途中、停留所で開いたバスのドアに女性のバッグが挟まるというアクシデントがありました。停留所にバスが停まって、ドアが閉まろうとしたそのとき、後部ドアの近くにいた女性が何やら訴えていることに気づきました。車内の客が何事かという目で注目すると、ドアにバッグが挟まっていたのです。そのドアは後部にありますが、引き戸タイプではなく、折り畳まれるタイプのドアでした。やがて運転手も気づき、とりあえずドアを閉めようとしましたが、バッグが挟まってうまく閉まらない様子。運転手は一旦バスを降りて外から直接手でドアを動かすことに。そしたらバッグは簡単に取れました。しかし、わざとバッグを挟ませておいて運転手が席を外している隙にバスジャックをしてやろうという作戦じゃなくて良かったですね(笑)<そんなことを心配していたのか!

 っていうか、120円の電球一個買うのに往復400円の交通費を使ってしまったわけか・・(しみじみ)。


(4/21) 朝から雨の日曜日。来週末に来客があるので少しずつ部屋を片付けています。現状ではとてもお持て成しできる空間ではないですから。しかし、恐ろしく片付きませんね(苦笑)。コーヒーに溶ける砂糖のように、もう取り返しがつかないほど拡散してしまったのかもしれません(エントロピィ的には、散らかっていたものが偶然一箇所に集まる確率もゼロではないですが)。もう、一体どこから手をつけていいのか見当もつかない状況になっています。だからといって、部屋が物で侵略されていく様を手をこまねいて見ていてはいけません。えっと、とりあえずやらなきゃいけないことは、ゴミを捨てるのは当然で、それから洗濯物は畳んで仕舞う、恨みでもあるかのようにあらゆる物に降り積もったホコリは除去する、物置きと化しているテーブルの上に載った物を片付ける、といったところでしょうか。って、いたって普通のことばかりやな(笑)。いかに普段から物を片付けていないかがバレバレですね。もちろん片付けるだけでなく、台所やトイレの掃除もしておいた方がいいでしょう。もう夏も近いので、カーペットも剥がしたいところですが、実は3年間敷きっぱなしなのでちょっと怖くて剥がせません(苦笑)。ちなみに畳部屋です。

 比較的時間がある休日は貴重なので部屋の掃除もしておきたかったのですが、3回目を観ないうちに上映期間が終わってしまったら悲しいという理由で、ここぞとばかりに「アメリ」を観にいきました。そう、3回目なのです(にこ)。夕方からバスでパルコに向かい、センチュリーシネマのある階へエスカレータで上がっていくと、なにやらざわめき声が聞こえてきました。え、まさか「アメリ」がまだまだ大人気で混み混みなの? と思ったら、同じフロアの別会場でケツメイシだかツケモノイシだか(<わざと間違えている)のイベントがあって、それで階段に人が並んでいたのでした。ふーん。で、センチュリーシネマの方はと目を移すと、併設されているカフェには結構人がいます。パソコンでインターネットをしている人もいます。奥にあるチケットカウンタで7時半からの最終回のチケットを購入しました。まだ余ってますか?なんて訊いてしまいましたが、整理券の番号は1番(笑)。なんのことはない、ここにいる人たちは単にくつろいでいるだけでした。

 さて、入場できるのは7時15分からなので、時間が来るまでしばらく本を読んで待ちます。こういうときとか、公共交通機関で移動中とかしか読書ができません。7時ぐらいにはトイレも済ませておいて、7時15分、いよいよ呼ばれて場内に1番に入ります。席は選び放題ですが、ここはWかへま氏ご推奨の5列目真ん中の席に座るのです(にっこり)。全部で20人も入っていません。そんな中、真後ろに座った女性二人組の会話が聞こえてきます。どうやら、今回初めて「アメリ」を観るようでした(リピータの方が少ない?)。「きっと何事もなく、フツーに終わっていくんだよ」とか「周りでもすごーく面白かったっていう話は聞かないしねぇ」なんて言っています。ああ、なんということを。そんなに期待していない人がいたとは。思わず振り返って「いえいえ、とても面白いですよ(にこ)」と言ってあげたいくらいでした(笑)。ああ、この二人の観終わったあとの反応が楽しみで仕方ありませんね。

 言うまでもなく、今回も終始ニヤけてしまうくらい楽しめました(にこにこ)。ようやく猫が最初に登場するシーンも確認できましたし(あれは気づかないよなあ)。でも、ただひとつ、途中でフィルムが下手な編集をしたみたいに少し飛んでしまった箇所があったのは残念でなりません。あれは明らかに劇場側のミスでしょう。初めて観る人にとってもちょっと違和感を与えかねない飛び方だっただけに、「アメリ」が誤解されないか不安になりました(<子を想う親の気持ちか)。結局背後の二人の感想を聴くこともなく劇場をあとにしたのでした。

 帰りはもうバスがないと勘違いして地下鉄で帰ってきてしまいました。雨の中、本山から歩いて大学へ。途中コンビニに寄ってパンやらブルーベリィの飴やらチョコボールやらを買いました。研究室でそれらをさっそく平らげ、帰宅。


(4/22) えっと、昨日書いた「猫が最初に登場するシーン」というのは、もちろんアメリがあれを拾ってからのことね(にっこり)。名古屋パルコのセンチュリーシネマでの上映は5月10日までとのことだったので、まだご覧になっていない方はゴールデンウィーク中にでもぜひ。自分でもあと1回は観ておきたいところなんですが、さてさてそんな時間がありますでしょうか・・(休んでられんからなあ)。

 気温が高くて暑いくらいだった月曜日は、午後からアイソ太郎(新しい質量分析装置のことね)のインストール作業がありました。いよいよ真打ちの技術者の登場です。装置をちゃんと測定できるレベルまで整備してくれる人で、当然日本人ではありません。見た目は小さな女性ですが、なんかいかつい姉ちゃんという感じのパワフルさを持っている人です。これぞプロフェッショナルの風格でしょうか。ちなみにヘビースモーカらしいです。午後1時過ぎから作業が始まり、まずは先週からの問題であった真空が良くならない(専門的な言い回しか)現象について調べられました。その場に立ち会っていなかったのですが、聞くところによると、この問題は1時間ほどで解決できたそうです。原因はナットが一箇所ついていなかったというものでした。実は、その点に関しては先週来た技術者も気づいて「付いてなくても大丈夫なはずだ」と言っていたそうですが、全然大丈夫じゃなかったわけですね(笑)。どんなに些細だと思われる(そして基本的な)事柄にもちゃんと着目し、決して軽んじることがないという点が、技術者としてのレベルの違いだと言えるでしょう。さすが真打ちです。その後は、装置内の真空系内部に付着したりしている不純物を追い出すために外からヒータで加熱する「焼き出し」という行程へ向けて準備が進められました。それが6時頃までかかり、実際に焼き出す作業は翌日行なわれることに。今週はずっとこのインストール作業が続くことになります。って、専門的な内輪向けの話ばかりですみません。

 さて、そんな作業風景をずっと見ていたわけではなく(写真は何枚か撮りましたが)、午後3時前後には定期健康診断を受けに保健管理室へ行っていました。この頃にはすでにピーク時間は過ぎており、スムーズに身長・体重・視力・尿検査・血圧・胸部X線撮影などを終えることができました。気づかないうちに聴力と栄養状態も調べられていましたね。身長体重を測る前だったから、おそらく見た目の判断でしょう。ろくな食事はしていませんが、栄養が足りないようには見えなかったみたいです(笑)。視力については、昨夜食べたブルーベリィが効いたのか(笑)、思っていたほど悪くありませんでした(右が0.7で左が0.5)。しかし、普段生活していてそんなにあるようには感じられないので、だんだん透視能力が身に付きつつあるのかもしれません(<視力検査で透視しないように!)。まあ、ようは見えれば良いんですから透視だろうが念写だろうが問題ないでしょう(念写は違うか>タイムラグがあるしね)。健康診断の最後では、お医者さんと面と向かっての総合診断だか総合評価だかを受けることになっていて、相談しない限り一瞬でハイさようならとなるところですが、今回はそこでちょっと相談してみました(渡した問診票にも書いたのです)。その内容とは最近の体調に関する一番の懸念である関節痛についてです。「ずっと首が痛いんですよねぇ」とか「膝とかも痛むのです」などと訴えてみました。しかし、先生は「一度整形外科で診てもらった方が良いですね」と言うだけであっさり診断終了(苦笑)。まあ期待はしていませんでしたけど、病院に行けばいいことぐらい解ってるんですよ。行けばきっと適切な処置をしてくれるのでしょう。そんなことは充分承知のスケなのです。それでもなかなか行く機会がないからこそこうやって相談してるのに、そんなこと言われたらまるっきりふりだしに戻ってるじゃないですか。全然解決になってません。こっちとしては病院に行かなくても痛みを軽減できる方法を教えてほしいんですからね(都合のいい話だけど)。これからは問診票の相談を書く欄に、「ただし、病院に行って診てもらってくださいという回答以外でお願いします」という但し書きを添えておこうかな(笑)。 


(4/23) 曇りだったかもしれない火曜日の午前中はコロキウムで、M2の犬Z君とH君の発表でした。H君の発表では講座で初めてプロジェクタが使用されましたね〜。記念すべき第1号、とここに書いておきましょう。パソコンが使える環境にあるなら、発表準備にかける労力はおそらく従来よりも少なくて済むので、プロジェクタを使った方がメリットは多いでしょうね(切り貼りはできませんが)。使ったからといって残念ながら内容が良くなるようなことはないでしょうが、良くなったように見えることはあるかもしれません(笑)。

 午後は1時半から、毎年恒例の理学部のRI講習が多元数理学科(もと数学科)の建物でありました。理学部にある放射線を取扱う装置を使用する人を対象に法律に則って開かれる講習会です。事務的な注意・連絡事項はいつもの通りでしたが、それとは別に招待されて来られた東大江守徹似(なんとなくね)の先生の講演が1時間くらいありました。放射線を使うといっても生物寄りの先生で、主にメダカの話。最初に「専門用語をできるだけ使わないようにお話しします」とか言っときながら、講演の後半になってくると専門外の人にはほとんど言葉が判らなくなるという有様でした(苦笑)。最初こそ、シーボルトがメダカを論文に記述した初めての人だというから入って面白く聴いていられましたが、途中からもう眠くて仕方ありませんでしたね。立ったままうとうとしてました。肝心の放射線のことに関することなんてほんのちょっとでしたし、あれじゃ一体何の講習会か判らなくなります。単なる講習会に終わらせないようにしようという意図は解りますが、講演会目的で出席しているわけではない者としては、早く終わってください〜という感じでした。

 夕方になって生協に行き、USB接続のスティック状のフラッシュメモリのEasy Disk(64MB)を買いました。欲しいと思った時からかなり待った甲斐あって、値段も結構安くなっていたので満足です。これでiMacとiBook間、あるいは講座のサーバとのデータのやり取りが楽になるでしょう。それからそばぼうろも買いました。売っていればしょっちゅう買っている生協のそばぼうろです。生協ブランドなので今まで見くびっていましたが、しっかりとした美味しさを持っていることに気づき、製造元を確認してみたら、なんとこれは京都の老舗が製造してるじゃないですか。しかも数あるそばぼうろでも、幼少の頃から馴染み深く京都土産にはいつも買っている平和製菓のそばぼうろです。どうりで美味しいはずです(にこにこ)。スーパなどで売られているもので、たまにビスケットに近い味をしたそばぼうろに遭遇することがありますが、やっぱりそばぼうろは平和製菓のものに限りますね。

 先週からちょくちょく読んでいた佐藤友哉氏の「エナメルを塗った魂の比重」を、昨夜ようやく読了しました。内容的にはなかなか凄い話ですが、1作目よりも読みやすかったです。微妙なところでリアリティが保たれているような感じ。これでようやく次の作品「水没ピアノ」が読めるのです。というか読み始めました。しかし、またしばらく読書の時間はお預けになりそうな予感。森先生の新刊が出るまでに読み切れるだろうか・・。


(4/24) 本日水曜日も曇り空。午前から午後にかけてサンプルを前処理し、午後は質量分析器にセットする作業をしてました。週末は留守にするのにちょっと測定を始める時期を見誤ってしまったかなあ、という気もしないでもないですが、うまいこと休ませてもらうとしましょう。

 さて、その夜は本山の居酒屋で講座の新歓コンパがありました。盛り上がってきたところで新人の自己紹介のあと、先生たちも含めて昨年からいる人たちも自己紹介をしていきました。今回はT中先生がおられなかったので実に平和に飲むことがでけいましたが(笑)、ただひとつやっかいだったのは4年生のI東君でしたね。噂には聞いていましたが、あそこまでとは。途中からずっと立ちっぱなしで、何を語るかと思えば柔道の話なのです(彼は柔道部)。それも他の誰も知らないようなあの世界選手権のときの誰々はどうだったとか、マニアックな話を一方的に語っているのです。最初は面白いんだけど、だんだん周りも飽きてきて、そのうちにしらけムードに。こちらが何を言っても「いや、とりあえず聞いて下さいよ」と言ってしつこく柔道話を喋り続けています。最後の方では、ほとんど相手をされなくなりました。唯一楽しめたのは、この相手のされなさ具合かもしれません(笑)。その後、数人で二次会に行きここにもI東君がいましたが、あるときから寝てしまって目覚めたときにはその前に自分がとっていた行動を覚えていないふうでした。酔ってるときは「しゃべってなんぼの商売ですよ」なんて言っていた彼ですが、普段もうちょっと商売してほしいというのが大方の意見です(笑)。

 まったく唐突ですが特に書くこともないので、うちのあいまっ君警告音でも披露しましょうか(以下にあるリンクをクリックすると、たぶんいきなり音が出るので周りに注意してくださいね)。植物好きの友人がやっていたのに触発されて、昔自分でもいくつかまとめて作ってみたことがあって、サウンドの警告音は自分で作ったやつをローテーションさせてずっと使っているのですが、最近は某会社のサウンドロゴ(?)です(今ではもう聴かなくなりましたね<っていうか、誰や!この声は(笑))。これが音量を調整する度にいちいち鳴ったりするわけですね。ちなみに、その前に使っていた警告音は「なるほど・ザ・ワールド」(懐かしいな)でお馴染み愛川欽也が解答を間違えた出演者に言っていたこのかけ声。コンピュータで不正な操作をしたとき淡白にこういうこと言われると、なんかむかつきます(笑)。他にも、ちょっと長くて実用的ではないのですがわりと完成度の高い大木こだまこのセリフとか(凄い声やな)、やろうとしていたことを途中でやめたときにぴったりな乾いたツッコミとか、それをやられたら困るというコンピュータの気持ちを代弁しているかのようなセクシィボイス(気持ち悪い)や落胆の声などがあります。いやあ、もう、改めて聴くと録音風景が想起されて恥ずかしいったらありゃしませんね(あはは)。音声を使ったコンテンツを用意するのも面白そうですが、ファイルの変換がいろいろ面倒だし容量も喰うので、音の公開は今回だけの大サービスね。

あ、もうひとつ残ってました。最後はこれ(笑)。


(4/25) 木曜日はお昼前に大学に来て、午前中はずっと事務的な書類書き。そしていよいよ昼食時かという頃、アイソトープセンタから電話がありました。どうやら放射化分析の測定を途中で過って止めてしまったらしい。おいおい、何やってくれてんねん。その後すぐに再開させたとのことでしたが、分析装置がそのまま最後まで測定を続けてくれるかどうか判らなかったので、念のため確認しに行くことにしました。まったく、予定が詰まっている中での貴重な昼休みに、いらん仕事を挟み込んでくれたものです(ぶつぶつ)。アイソトープセンタに行ってみると、測定を止めてしまった人は新人さんであったことが判明。技官の人が一人産休に入り、代わりに最近やってきた人なのです。まあ、新人さんなら装置の扱いにも不馴れなのは仕方ないですけど、不馴れなら不馴れなりにやり方というものがあるんじゃないでしょうか。結果がどうなるか判らないなら無闇にスイッチとか触らないでもらいたいものです(ぶつぶつ)。

その新人さんは何度も謝っておられましたが、ずっと笑顔だったのはどうかと思います。つられてこっちもにこにこしながら「大丈夫ですよ」なんて言ってしまいましたけど、今後のことを考えるともうちょっと深刻な顔で応対するべきだったかもしれません。幸い、分析装置の方は試行錯誤の末なんとかデータも失われることなく測定を再開させることができましたが、パソコンの再起動などのちょっとした操作が必要だったため、結果的に昼食を食べに行く時間がなくなってしまいました(とほ〜)。仕方なく昨日買ったお菓子をぼりぼり食べて空腹をしのいだしだいです。やっほ〜い!ビバ!お菓子!(やけくそか)

 午後は1時から恒例の学生実験で、TAとして夕方頃まで働きました。本日の実験内容は「フッ酸分解」と「炭酸ナトリウム熔融」と「測容器の検定」。いずれも天秤を使用する実験なので、「フッ酸分解」の班だけは直示式ではなく電子天秤を使うことになりました。そのお世話とその後の岩石のフッ酸分解の面倒を見るのが今回のお仕事。「フッ酸分解」の班はやることが少ないので比較的早くに、けが人も出すことなく実験は無事に終了しました。

 というわけで学生実験は途中で上がらせてもらって、予定通り自分のサンプルの同位体測定をすることになったのですが、夜中まで頑張ってみたものの、スタンダードすらうまく測れず(つまりビームが出ない<そんなこと言って通じる人が何人いるのか)仕切り直すことにしました。寒い部屋で粘って粘って粘った末に、結局成果なしに終わるというのは、えも言われぬ脱力感を伴いますが、土曜日のことを考えればこれしきのこと何でもありません(にこにこ)。ああ、こんなつまらないことばかり書いてないで、早く土曜日の出来事を書きたいなあ・・。


(4/26) 金曜日は10時頃大学に来て、昨日の測定の続き。お昼頃まで頑張ってみましたが、やっぱりビームが出なくて敢え無く測定は断念。午後からは今日も学生実験で、そのあとは日曜日まで予定が詰まっていたので、、ひとまず先にS田氏に測定してもらうことになりました。つまりそのあとの週明けに、頑張って測定するということですね。土曜日のことを思えば、何だって頑張れるでしょう。相変わらず、隣では新しい質量分析装置のインストール作業が続けられています。

 午後の学生実験の方は、3つある班のうち1つが休みの日で、TAの仕事も比較的楽に進めることができました。昨日と同様「フッ酸分解」の担当でしたが、途中からは「炭酸ナトリウム熔融」の班のお手伝いに回り、午後5時頃、今回も先に上がらせてもらいました。学生の数が少なかったのでTAが1人抜けても特に支障はなかったと思われますが、あとの仕事をこなしてくれたT橋君とT中君の代理をしていたH君には感謝ですね。どうもありがとう。

 何故先に仕事を上がったかというと、森ぱふぇ会員のKずえさんとTさんとともに、3人である作戦を決行するために、栄で落ち合うことになっていたからです。バスだと渋滞に巻き込まれる可能性があったので、自転車で本山まで行き、地下鉄で栄まで出ました。三越の地下のシナボンが待ち合わせ場所でしたが、少し時間に余裕があったので地下街にある星野書店に寄って、森先生の大特集が組まれている「活字倶楽部」を購入してから向かいました(にっこり)。で、6時半少し前に約束の場所に到着してみると、すでに2人ともいらっしゃっていて、しかも「活字倶楽部」を購入済みであることが判明。考えることは同じですね(笑)。

 さて、3人揃って一体何をするかと言えば、土曜日にある特別なイベントのためにお揃いのカールヘルムを買うのです(わあ)。KH3姉弟と呼ばれて久しい3人ですが、特別な場所で集まるせっかくの機会だということで、お揃いのシャツを買ってしまおう!という作戦が以前より計画されていたのです。名付けて「制服作戦」。2人だと単なるペアルックになってしまう危険があります(というかペアルックそのものです)が、3人お揃いということでかろうじて制服であると主張できるわけですね。冷静になって考えるとマニアックな香りの漂う凄い作戦ではありますが(笑)、それもこれも土曜日に訪れることになっている場所で披露するためなのです(もちろん1回きりってことはないですが)。ぱふぇら〜でかつカールヘルマーである人にとってはその場所は聖地も同然ですから、何かしら話題を提供したいという欲求が沸き起こるのも当然と言えるでしょう。

 というわけで、3人一緒にカールヘルムのお店に向かい、早速シャツの選択に入りました。店員さんにはKずえさんの方から話がいっているらしく、とりあえず3色揃えられるシャツを紹介してくれたり、いろいろアドバイスももらったりしながら、シャツの選定をしていきました。結局購入することになったのは、チェック柄と無地の生地で非対称にデザインされた、春から夏にかけてぴったりの明るい感じのシャツです。誰がどの色を着るのかで一悶着ありましたが(<嘘。ちょっと迷った程度)、Kずえさんはグリーン系に、Tさんはブルーホワイト系に、そして私がなんとピンク系を着ることになりました。うわーなんだか攻撃的な色やなあ。今まであまり着たことのない色で少し不安もありましたが、この際行くところ(どこ?)まで行った方が面白いでしょうという判断で購入を決意したしだい(笑)。その後、夕食を近くのロイヤルホストで一緒に食べて、同じバスで帰ってきました。Kずえさんはご近所さんだからですが、Tさんは今回のイベントのために関東からいらしていて、2泊3日でうちのアパートに泊まることになっていたからです。帰宅後、軽くビールを飲んで翌日に備えて12時には就寝しました。


(4/27) 昨夜はビールを飲んでからの就寝でしたが、楽しいことがある日の目覚めは早いようです。一度午前4時頃に目覚めてしまい、トイレに行って無理矢理二度寝をしようとしたほど(笑)。睡眠不足でせっかくの特別イベントを眠い状態で体験するわけにはいきませんからね〜。できれば体調万全で臨みたいのです。というわけで、結局9時頃までゴロゴロしていたでしょうか。っていうか今度は寝過ぎ(苦笑)。朝食は無しで一夜を共にした(<また誤解を招く発言を・・)Tさんと一緒にコーヒーを飲み、シャワーを浴びたり(当然別々にです、念のため)していたら、すでに時刻は10時を回っていました。10時20分のバスに乗ろうと思っていたので、慌てて着替えて荷物を持って家を出発したしだいです。もちろん昨夜購入した「制服」を着用しています。しかしよく考えたら(考えなくても)、もう一人のカールヘルマーKずえさんと合流するまでは、Tさんとペアルック状態になってしまうのです(苦笑)。他人から見ればどう見ても怪しい関係に見えてしまう恐れがありますが、幸いにもTさんのシャツは白っぽい色なので(色っぽい白ではない)一瞬見ただけではおそらくペアルックには見えなかったでしょう(希望的観測)。それはさておき、N大学前のバス停まで走って行ってなんとか予定のバスに乗ることができました。とりあえず間に合って良かったと胸を撫で下ろす二人。しかし、あんなに早起きをしたくせにこうもギリギリになってしまうのはなんとも不思議なものです。

 さて、申し遅れましたが、そもそも本日あった特別イベントというのは外でもありません。なんと「あの森博嗣先生のご自宅にお邪魔させていただく」というものだったのです!(ジャジャ〜ン) にこにこ。にこにこ。いやあ、これほど嬉しいことが他にあるでしょうか(にこにこ)。最初にこのお話を受けたのは、昨年の暮れに那古野コネクションからのプレゼントを研究室にお届けにあがったときでしたが、ずっとこの日を楽しみにこれまでいろんな苦難にも耐えてきたのです(というほど苦難もなかったけど)。本日ご自宅にお邪魔させていただくことになっていたのは、森ぱふぇスタッフ数名と、特別企画として募集された那古野コネクションメンバ数名でした。自分自身は、お話を受けたときはまだスタッフではありませんでしたが、今回はスタッフとしてお邪魔させていただくことになっていました。う〜ん、まさにこの日のためにすべては進行していたのだと言っても過言ではありませんね。大学院からN大学にやってきて、名古屋で地道に活動を続けてきた甲斐があったというものです。いや、甲斐があったなどという表現ではもの足りません。人生始まって以来のビッグイベントとすら言えます(<そこまで言うか<言うのです!)。

 天気は晴れでちょうど良い行楽日和の土曜日。絶好のコンディションです。Tさんと二人でバスに乗りスタッフの集合場所である栄に向かったわけですが、途中で偶然にもKずえさんが乗り込んで来られ、栄まで同行することになりました。那古野コネクションの人々は午後1時に栄に集合ということになっていたようですが、何人かは昼食を一緒に食べられるとかで早めに集まるそうです。そんなわけで、森先生のお家に到着する前に早くもKH3姉弟が揃ってしまいました(笑)。3人揃っての「制服」姿、なかなか壮観ですね〜。まあ、怪しいグループには違いありませんけども。

 栄でKずえさんとは別れ、Tさんと二人で手みやげのメロンを買いに、三越の地下に向かいました。そこの青果屋さんで一番高級なマスクメロンを購入。なんと1万円もします(うはは)。普段なら絶対買うことのない値段ですが、特別な機会ですから出し惜しみしてはもったいないというものです。ちなみに出資者は二人だけではありませんのでご安心を(にっこり)。その隣には見た目は全然変わらない5000円のメロンが置いてあったのですが、Tさんはお店の人に何が違うのかを訊ねていました(笑)。回答によると、まずは重さで、あとは微妙な甘さの違いということでした。さらに聞くところによると、ひとつひとつのメロンには食べ頃というのがあって、少なくても2、3日後が食べ頃になるものしか置いていないことが判明(が〜ん)。考えてみれば当たり前でした。その日に食べ頃なのは翌日には食べ頃ではないということで、リスクを考えるとそんな商品は普通お店に置いておかないですよね。なるほど、勉強になりました。いかにメロンを買い慣れていないかが伺えますが(笑)、それはそれとして、そんなメロンの中でも当日に食べられそうなものを選んでもらい紙の箱に詰めてもらいました。箱のくせして300円なんです(<わざわざ書くところがケチくさい)。

 っていうか相変わらず前フリが長いな(笑)。このままではなかなか森先生のお宅に辿り着けそうにないので、詳しい成りゆきは省きまして、集合時間に全員集まったスタッフは、タイムトンネルを抜けて(<詳しく書けないからってあからさまな嘘をつかないように)午後12時半頃には森先生のお宅の門前に立っていたのであります。何度かドアホンを鳴らし、門を開けてもらって入っていった我々を最初に出迎えてくれたのは、玄関から吼えながら飛び出してきたトーマ君でした。わ〜い!いきなり生トーマ君ですよ〜(にっこり)。しっぽを振りながら「いらっしゃい、いらっしゃい」と言ってくれているようです(可愛い〜)。さっそくキスをされていた人もいましたね(笑)。ここでトーマ君とはじめましてのご挨拶。そして、そんなトーマ君をなだめるように奥の玄関口から名前を呼んで出ていらっしゃったのが、我らが森先生なのです! ああ、ほんとに森先生ですよ。どうしましょう(ドキドキ)。うるうる。なんて感動しながら、先生に促されるままに、庭を横目に見つつ(そこにはあの庭園鉄道が!)さっそく玄関からお家の中へ。玄関では奥様のすばるさんも出迎えてくださいました。大きなサトちゃんサトコちゃんも迎えてくれてます(にこにこ)。

 さて、用意していただいたスリッパを履き廊下を進むと、リビングとダイニングとキッチンが繋がった広い空間に出ました。右手には暖炉とテレビとジュークボックス(型のCDプレイヤ)があります。その前にはローテーブルとソファがあって、左手を見ると食卓があってその先にキッチンが見えます。そして模型などの小物たちがそこかしこに配置されています(テーブルの上に載っているものも)。写真でしか拝見したことがなかった光景が、今目の前にあるのです! もうドキドキものですよ。しかも荷物を置いておく場所として案内されたのがあの「セバスチャンの部屋」とあっては、いや〜ん、もうどうにでもしてくださいぃぃ(<落ち着け)。ここで深呼吸ひとつ。荷物を置いて、とりあえずそれぞれ持ち寄った手みやげをお渡ししました。そのとき、森先生がご自分のスリッパがどこかにいってしまったと探しておられたのですが、そのスリッパの特徴を聞いてみて驚愕。実はそのスリッパ、私が履いていたのです(苦笑)。うわっ(汗)。どうやら森先生が出迎えてくださったときに脱いでおられたスリッパを、間違って履いてしまった模様。あわわ、す、すいません。失礼致しましたぁ〜、と慌ててスリッパをお返ししたしだいです。もちろんそのあと来客用のスリッパに履き替えてきました。

 えっと、ここからは幸せレベルが極限状態にあったため(笑)記憶が定かではないのですが、まずはホビィルームを見せていただいたような気がします。部屋一面に広がるGゲージの鉄道模型のレイアウトはまさに圧巻です。実際に列車を動かしていただいたのですが、汽笛などの音もちゃんと出るようになっていて凄いです。壁際にある棚には機関車の模型や、キョロちゃんやサトちゃんの人形なんかがいっぱい飾ってあります。テーブルの上にはラジコン飛行機も飾ってあって、本当に徹底してホビィルームだということが判りますね〜(いいなあ)。少しだけ写真を公開させていただきますが、あのパンダ君はここここに居て、トッポジージョはやっぱりここに(笑)。後ほどここの鉄道模型に小型のCCDカメラを搭載して、そこから飛ばされたマイクロ波(だったかな)を受信してテレビで列車からの映像を見るというデモンストレーションもしていただけました。

 その後、いよいよ庭に出て、あの島田荘司氏が最初のお客さんだったという庭園鉄道の「欠伸軽便鉄道弁天が丘線」に乗せてもらうことになりました!(わ〜いわ〜い) しかも運転は森先生がされるので、必然的に森先生と二人乗りになるという嬉しいおまけ付きですよ!(にこにこ) もうね、腕を伸ばせば森先生に抱きつけるくらいなんだから(抱きつきませんけどね)、いやあ、とにかく感激です。ついに念願叶ったというか、人生の目標をすでに達成したみたいな、もういつ死んでも悔いはないとさえ思えるほどの感動を味わいました(溜息)。写真も最高解像度でバシバシ撮らせていただいたほどです(笑)。ちなみに乗せていただいた列車は、電気機関車、シートタイプの客車、工具を積んでいる無蓋車(貨車)、そしてカブースという4両編成でした。スタッフ全員が乗せていただいたあとは、森先生とトーマ君が二人で乗る姿も堪能させていただきました。それに森先生の楽しそうな笑顔が印象的でしたね。いつもは独りなのでこんなに何周もすることがないそうです。他にも一人乗りのグースにも乗っていただいて、動くところを見せていただきました。どの車両もディテールまで凝った作りをされていて、一見しただけではボディのほとんどが紙で作られていることに気づかないほどです。凄い凄い。全体的に写真を見て想像していたよりも小さめの路線でしたが、それでも充分に大きくてすばらしい鉄道なのです。ガタンゴトンという音に、高架部分を通る時や松の間をすり抜けるていく時のスリル感などたまりません。これはちょっと、自分でもいつか作ってみたいなと本気で憧れてしまう趣味ですね。いっぱい車両を繋げた方が線路の継ぎ目で鳴る音が本物らしく聞こえるので、繋げておられるという話や、この電気機関車の最高速度は40Km/hくらいだという話も聴きました。でも、そんなスピードでは庭のカーブはとても曲がり切れないので、弁天が丘線ではそこまでスピードは出せないのです。たしかに40キロで脱線したりしたら、えらいことになるでしょうね(笑)。その後、部屋に戻ってから聴いた話では、庭園鉄道でもお金を取って人を乗せるには、ちゃんと鉄道としての認可が必要なんだそうです。だからイベントなどでよくある小さな鉄道は無料なんだとか(ほう)。逆に、デパートの屋上にあるようなお金を払って乗る鉄道は、営業鉄道の認可をもらっているものだそうです(ふむふむ)。

 それからも、持参した軽食をいただきながら、執筆中の作品のお話を少しだけ聴いたり(ドキドキ)、近々発行予定の本のゲラ刷りを見せていただいたり(わくわく)、楽しい時間を過ごしました。が、ここでついにというか、ようやくというか、Tさんと私が色違いのお揃いのシャツを着ていることに気づかれたのです(もっと早く指摘されるかと思っていた)。特にI泉さんの食い付きときたら、そりゃもう凄かったです(にっこり)。実は一緒に買いに行ったとか、二人ではなく3人でお揃いであるという事実を明かすと、さらにどんどん妄想が膨らんでいるようでした(苦笑)。すばるさんまで嬉々としておられます。Tさんは妄想の餌食になることにもう慣れっこになっているようですが、慣れっこになる環境にいるというのが凄いですよね(笑)。っていうかそんな環境に自分も入ってしまったわけですが・・。えっと、皆様の妄想の中で生きることができるなんて身に余る光栄であります(と言っておこう)。とまあ、そんなことがありつつ、森先生には書斎なども案内していただき、トーマ君は序盤に飛ばし過ぎたせいかお疲れモードでした(それも可愛いんだよね〜)。

 やがて午後2時になり、ドアホンが鳴りました。どうやら那古野コネクションのメンバが到着したようです。トーマ君はここで再び元気を取り戻し(笑)、森先生とともにお出迎えに玄関へ走っていきました。人数の関係上、那古野組の方々は今回2時間だけの訪問となっています。リビングに通されソファに座ったメンバを相手に、さっそく森先生はまたまたいろいろ話しておられました。那古野コネクションメンバが揃ったということで、ここで持ってきていたキョロちゃんグッズ(メタキョロとキョロちゃん土鍋)をお渡しすることにしました。どちらもまだ持っておられなかったようで良かったです。土鍋のキョロちゃんの絵は自分で書いたんじゃないかと言われましたけど(笑)。お話の内容は、たとえば小説の書き方についてで、ストーリィを書きたくてキャラクタを動かす方法と、キャラクタを活かすためにストーリィを作っていく方法があるという話でした。前者は綾辻氏や西澤氏で、後者が京極氏や筒井康隆氏が当てはまるそうです。なるほど、そう言われるとそんな気がしてきますね。また、そういう2つの方法が、模型製作においても同じようにあるという話に繋がりました。森先生は模型でも、実物をもとにしているスケールモデルではないフリーというカテゴリィにおいては、完成形が初めから頭の中にあるわけではなく創作されながら考えておられるらしいです。小説の方法論を工作に当てはめると、たとえば大理石が目の前にあったとして、それを使いたいから彫刻して結果的に馬が出来上がるのか、馬が作りたいという欲求がまずあってその材料を考えるかの違いになるそうです。それからそうそう、Kずえさんが来られたことで、ここでついにKH3姉弟がお揃いのシャツを着て揃ったことになったのですが、最後のもうひとりが女性だということを知ったI泉さんはえらく落胆されていましたね。一体何を期待されていたのでしょうか(笑)。まあ、少なからず話題も提供できたようですし、森先生の後ろに3人が並んでいる記念写真も撮ってもらうことができたので、「制服作戦」は成功したと言えるでしょう(にこにこ)。

 Wかへまさんが手みやげとして全員分持って来てくださったパンナコッタを、みんなで美味しくいただいたり(初めて食べました)、かっこいいコーヒーメーカで煎れられたコーヒーを飲んだり、1階の各部屋の案内が再び行なわれた後、那古野コネクションのメンバもいよいよ庭園鉄道に乗るときがやってきました。やはり1人ずつ森先生と二人っきりの乗車となります。ここでも写真をバシバシ撮らせていただきましたが、みんな本当に幸せそうな笑顔をしていましたね(笑)。良い笑顔です。人間はこうも微笑むことができるのかというくらい幸せそうで、そんな姿を見ている他の人たちまでも終始にこにこ顔で、なかなか素敵な空間でした。そのあとは部屋に入り、庭園鉄道に乗った人しかもらえないという、記念切符(森先生にハサミを入れていただいた)と記念カンバッヂをスタッフも含めて全員がいただきました。もうファンには感涙ものの品です。家宝リストに載せたいくらいです。とにかく後生大事にしたいと思います。ありがとうございました。

 その後、「すべてがFになる」の設定資料を森先生が見せてくださったり、那古野コネクションのAなあなさんが持って来られた、森先生やすばるさんが描かれた漫画やイラストなどが載っている今となっては非常に貴重な昔の同人誌を、みんなで見せていただきました(スタッフも興味津々なのです)。ああ、これはいいなあ。この時代の森先生の作品は手に入れたくてもほとんど不可能に近いだけに羨ましさも大きいのです。いいなあ・・。そうそう、この時間帯だったと思いますが、森先生がトーマ君に向かって「さんぽ」とおっしゃると、トーマ君は素早く反応して早足でキッチンに行き、ビニル袋をくわえて戻ってきたのです! うわぁ〜ほんとに持ってくるんですね〜(にこにこ)。と、そのお利口ぶりに一同は感心するのでした。しかし、まだ散歩の時間には早かったらしく、トーマ君がいくら訴えても森先生は腰を上げようとされません(笑)。いつもはしばらくすると諦めてビニル袋を口から離すらしく、それで家のあちこちにビニル袋が落ちているとのことでした。しかし、このときは人が多かったせいか、トーマ君はビニル袋を一向に離そうとせず、玄関に向かうそぶりを見せては必至で散歩に連れていってもらおう誰彼かまわず訴えていたのです。みんなに無視されつつも健気に訴え続けるその姿がまた可愛いですね。ついついこちらも一緒に玄関に向かうフリをしてはトーマ君に無駄な期待をさせてみたくなるほどです(<意地悪)。

 そうこうするうちに午後4時になり、那古野コネクションの人々が先に帰ることになりました。そのお見送りをしたあとは、なんとなくまったりした雰囲気に。森先生にもう一度庭園鉄道を見せていただいたり、書斎で再びいろいろ見せていただいたり、その間すばるさんと話している人もいたり。その後息子さんのS氏に散歩に連れていってもらってすっかりお疲れモードになっていたトーマ君と遊んでいたら、やたらと手を舐められてしまって手がべとべとになりましたが(笑)、トーマ君なら全然構わないですね(にこにこ)。キスもいっぱいされたような気がします(みんなされてるので間接キス?<古いな)。そして、午後5時を過ぎた頃、スタッフもそろそろお暇することになりました。森先生とすばるさんにお礼を言い、お宅をあとにしたしだいです。

 日も傾いて空気も少し涼しく感じられます。何も考えずに歩いていると、今日の出来事が今にも夢の中のことのように思えてきます。思い出し続けて確認しないとすぐにでも消えてしまうのが記憶。自分は森先生のお宅にお邪魔したのだろうか。庭園鉄道に乗ったときの感覚は本物だろうか。そんなことを繰り返し確認しつつの帰路となりました。しかし、気掛かりだったのは、実は後片付けをあまり手伝わずに帰ってきてしまったことだったりします。あのあとすばるさんが片付けられたのかと思うと申し訳ないです。すみません、そしてありがとうございました。それから当然、今回いろいろお忙しい中、我々を快くご自宅に招待してくださった森先生には感謝してもしきれません。森先生と二人っきりで庭園鉄道に乗せていただいたことは、間違いなく一生の良き思い出になると思います。本当にありがとうございました。また、今まで活動の場を与えてくださった那古野コネクションの発起人であるKずえさんを始め、オフ会に参加し続けてくださった皆様にはとにかく感謝あるのみです。その活動がなければスタッフにもなることはなかったでしょうからね。どうもありがとうございました。

 さてその夜、それぞれに用事があった他のスタッフのみなさんと別れたTさんと私は、栄の街で那古野コネクションメンバの二次会に合流し、すでに1時間くらい飲んでいたところからさらに3時間くらい飲み食いしたでしょうか(笑)。最初から最後まで異様にハイな人とか、断続的に感極まる人もいて、みんな幸せで胸いっぱいという感じでしたね。とても楽しかったです。さらにそのあと、男性陣は今池の居酒屋にて3次会でした。ここでも3時間くらい居て(笑)、終電もなくなったために(覚悟の上でしたが)、Tさんと私は歩いてうちのアパートまで帰ることになりました。早足で歩いて1時間弱くらいかかり、帰宅したのは午後2時過ぎでした。久々に長い距離を歩いて疲れはしましたが、その日の楽しいひとときを思い出しさえすれば、そんなこと屁でもないのです(にっこり)。ほかほかした気分のまま眠りにつきました。さて、みなさんは良い夢が見れたでしょうか・・。


(4/28) そうだそうだ、書き忘れていました。昨日の森先生は、赤の長袖Tシャツにピンク色の動物柄の半袖シャツにジーパンという出で立ちだったのですが、実は偶然にも自分と同じようなシャツの組み合わせだったので、妙に嬉しかったのです(笑)。ずっとニヤニヤしていたのもそのせいかもしれません(<怪しいな)。森先生とお揃い(正確には違いますが)になるなんて、まったくなんと運が良いんでしょう〜。この色のシャツを買うことにして、本当に良かったと思った一日でした(にっこり)。

 さて、明けて日曜日も、うちに宿泊しておられたTさんのご希望によりある作戦が計画が実行されました。名付けて「ひつまぶし作戦」。まぁ作戦といっても美味しい店でひつまぶしを食べるというだけで、あららこめ決めていたのは食べに行くお店と集合時間くらいですけども。この作戦に参加したメンバは昨日制服作戦を成功させた(笑)KH3姉弟Mつるさんの4人でした。訪れる予定のお店はひつまぶしで有名らしい「あつた 蓬莱軒」でしたが、本店は行くのも行ってからも時間がかかりそうだということで、松坂屋にある支店で計画は実行されることになりました。支店とはいえ、お昼時は激しく混んでいるという話を聞いていたので、少し時間をずらして午後2時の待ち合わせでした。

 昨夜歩き疲れたために午前11時頃まで寝ていたものの出かける準備は余裕を持って整えられ、早めのバスで栄に向かうことができました。というのも、TさんはMーヤさんからの頼まれ事があるらしく、先にロフトに寄っていこうということになっていたからです。そしたらそのバスで、なんと昨日に続いてKずえさんとばったり(笑)。同じく早めに行って済ませておく買い物があるとのことでした。さすがに今日は「制服」で揃えていない3人でしたが、たびたび一緒になってしまうのは、だんだんと姉弟関係が強くなってきている証拠でしょうか(笑)。しかし濃いなあ・・。

 矢場町で一旦Kずえさんとは別れ、Tさんと私は白川通大津で降りてロフトへ(ローカルネタで申し訳ない)。目的の品を手に入れ、待ち合わせ場所の松坂屋南館オルガン広場へ到着したのは1時半過ぎでした。Kずえさんとはすぐに合流し、Mつるさんとも2時までには合流できました。そして、いざ最上階にある「蓬莱軒」へ向かいます。エスカレータで飲食店街に上がってみると、その「蓬莱軒」のところだけ行列ができていました。ざっと50人くらいは並んでいます。他にもお店はたくさんあるのですが、噂通りここだけが大人気のようです。店の前までくねくねと列が続き、店内に入ってからもまだ客が並んでいるようで、ディズニーランドのアトラクション待ちみたいだね〜という比喩もありました(笑)。さて、列に並んで待っている間は、時間潰しにとMつるさんにキャストパズルを貸していただいて、それを解いて再びくっつけていたりしてました。元通りに戻す方が難しかったです。あと、さらにMつるさんは「5たす5たす5に一本線をひいて550をつくってください」という幼稚園の入試問題らしい問題を、自分でもまだ解けていないということで披露され、そのあとは4人でうんうん考えることになりました(笑)。そうこうするうちに入店。

 実は何を隠そう、私もひつまぶしを食べるのは初めてでした(わくわく)。名古屋に来てもう4年目になりますが、まだまだ食べていない名古屋名物はたくさんあるのです。テーブルに着いて、当然4人ともひつまぶしを注文。いくつか種類があるのかと思っていましたが、ひつまぶしは一種類2300円のものしかありませんでした。さすがに高いですね〜。しばらくして美味しそうな匂いを漂わせながらひつまぶしが目の前に持って来られました。意外とおひつが大きいです。とりあえず初めてなので、お品書きの裏に書いてあった食べ方を参考にして食べました。おひつに入ったうなぎご飯(名称判らず)を4分割して、そのうちの1つを茶碗によそい、まずはそのままいただきます。ああ、微妙な焦げ目が香ってこれだけでも何杯でもいけそうです。次のご飯には薬味(海苔・ワサビ・ネギ)をぐるぐる混ぜて、いただきます。うむ、これもなかなかの美味です。そして3杯目はご飯に薬味を混ぜたところに出汁をかけてお茶漬けにしていただきました。ほう、なるほど、これもいけるなあ。他の店のひつまぶしは当然食べたことがないのですが、有名な店だけあってとても美味しゅうございます。最後に残った4杯目のうなぎご飯はお好みの食べ方で、とのことでしたが、どれかひとつの食べ方だけで食べてしまうのはもったいないと判断し、茶碗によそってから3分の1をそのまま食べて、残ったご飯に薬味を混ぜてその半分を食べて、最後に出汁をかけてお茶漬けで食べるというフルコースを堪能。しかし、このとき考えていたのは、最初の4分の1のご飯をさらに4分割し、そのうちの4分の3はそれぞれ3つの食べ方で食べ、残った4分の1の部分をもう一度4分割して・・というふうに、ずっと4分の1の部分を残すように食べていけば、米ひと粒になるまで3つの食べ方をずっと楽しむことができるなあ、ということでした(笑)。「アキレスはカメにいつまでも追いつけない」という問題と同じようなものですね(適当なこと言っている)。

 結局、Mつるさんに提供していただいた問題は誰も解かずじまいとなりましたが、「ひつまぶし作戦」は無事に終了しました。地上に降りてお疲れさまでしたと、4人はすっぱり別れ、それぞれ目的の場所へと歩いていきました。作戦以外には余計なことをしないという、このドライ感がいいですね(笑)。それでこそ作戦です。


(4/29) そういえば、昨日のひつまぶし作戦の最中、近くのカウンタ席にいた子供がまだ4月だというのに何故か「あわてんぼうのサンタクロース」を口ずさんでいました。おかげで我々の頭の中にはしばらくその歌がぐるぐるぐる。今年初めて聴いたクリスマスソングとなったわけですが、いくらなんでもちょっと慌て過ぎのサンタクロースでしたね(笑)。クリスマス前にやってくるにもほどがあります。

 さて、昨日の解散後は大須に行って、パソコンショップの跡地に新しくオープンしたプラモデルや模型やラジコンやゲームなどを扱っているホビィの店を覗いてみました。森先生のお宅にお邪魔した余韻がまだ残っていたせいか、何も買うつもりはありませんでしたが、鉄道模型とかがちょっと見たくなったのです。しかしこういうところで扱っているのはほとんどNゲージの小さいやつで、GゲージOゲージなんてのは置いてないようです。それに、人も多くてまともに歩けない状態だったので、すぐにこの店は退散。その後、いつものゲームショップにて「スターウォーズ」のシューティングゲームを購入しちゃいました(何だかんだいってPS2が買えそうな勢いでお金遣ってる)。「エピソード2」も公開が近いということで(嘘です)。いろいろ贅沢をするのも今日までだ(4月はね)、と自分に言い聞かし思い切って買ったわけですが、結構シューティングゲームは好きだったりします(得意ではありませんが)。時間のないときにでも遊べるのがいいですね。と言いつつ、帰宅してからかなりの時間これで遊んでいた人は誰でしょうか。

 というわけで、祝日らしい(推定ではなく伝聞)月曜日は目覚めも遅く、昨日までの贅沢な日々とは打って変わって、ご飯の代わりに余っていたお菓子で空腹を満たしていました。なんだかお菓子ばっかり食べていますけど、不思議と太らないのは体質なんでしょうか。だとしたら、そんな遺伝子を授けてくれた両親に感謝ですね。しかし、最近はむしろ体重が徐々に減ってきているくらいなので、生物としては生存能力が衰えてきているのかもしれません(イヤなこと言うなあ)。脂肪が増えて筋肉が落ちている可能性はあります(正確に言うと、白色脂肪細胞が肥大化して筋細胞が痩せるだけなので、筋肉は減らないのですが)。だんだん重い物が持てなくなってきたし、自転車を漕ぐ力も明らかに低下しているのを毎日感じますから。えーと、まあとにかく、講座の中で一番良い体型をしていると一部で言われていたらしいのは喜ぶべきことでしょう(にこにこ)。中身はぼろぼろなんですけどね〜。見かけ倒し選手権とかに出たらそこそこ良い成績が残せるんじゃないでしょうか。

 午後からは予定通り同位体比の測定を開始しましたが、またまたイオンビームは出ませんでした。いくつかサンプルを替えてやってみたものの、いずれもダメ。濃度が薄いといったレベルじゃないくらいビームが出ません。ひょっとしたらサンプルの準備段階でミスをしていたのかもしれませんが、それはもう今さらどうこうするわけにもいかないことなので、今回の測定はこれにて終了することに。気づいたらすっかり夜になっていて、お菓子を食べながら先日撮った写真の整理などをしていて、またしても夜更かし。日記も書かずにあるものを作っていました(公開できるものじゃないですが)。


(4/30) すみません、嘘ついてました。同位体比の測定は昨日で終わりではなく、この日が最後だったかもしれません。翌日に先輩のS田氏が測定をすることになっていたため、ダメもとでギリギリまで測定することにしたのです、たしか。まあ、そんなことを今さら訂正したって画期的なエネルギィ源が発見されたりパレスチナ問題が解決したりするわけではありませんが、少なくとも日記の正確さは保たれます(笑)。

 というわけで連休の狭間の火曜日は、お昼前に大学に出て来て同位体比の測定をするも成果は出ず、夕方から夜にかけては学会の発表要旨を修正していました。〆切が5月1日だったのです(おそらく学会本部のある現地時間だと思いますが)。オンラインでの提出になりますが、郵便事故というかメール事故がないとも限りませんので1日前には出しておきたいわけです。で、書き上がった要旨を個人情報とともに送るために、学会の要旨受付ページにいろいろ書いて夜中に提出を試みたのですが、数時間の間は全然繋がらなくて焦りました。「あとでもう一度トライしてくれ。いつでも君の挑戦を待っているぜ!ジョニー(脚色あり)」という意味のメッセージが書かれたページに飛ばされるだけで、一向に送ることができなかったのです。しかもかなりサーバが混み合っているらしく、やり取りをしている間は5分間くらいこちらのコンピュータが半フリーズ状態になってしまい、他の作業をすることもできなくて無駄な時間を過ごしてしまいました(とほ〜)。待っている時間を遣えば日記ぐらい書けただろうにねぇ(<そんなことしかすることないのか)。5分おきに再送信を繰り返さなきゃいけないから、落ち着いて本を読むこともできないのです。しだいに眠くなってくるし(苦笑)。

 っていうかさあ、そもそも要旨のフォーマットがワード文書しかないという点が解せないんだよねえ。普段ワードなんて使ってないから、講座の共有コンピュータに入っているワードを自分のコンピュータから使える状態にして(<意地でも自分のパソコンにはワードをインストールしたくないらしい)要旨を書く必要があって、面倒臭いったらないのです。図を文書に挿入するだけでも手間がかかるし、みんなよくこんなの使ってるなあと感心すらします(自分が使いこなせてないだけですが)。そんなこんなで、結局要旨を送信することができて確認のメールがこちらに届いた(しかも同じのが5通も)のは、午前4時も回ろうかとしていたときでした。早めに提出しない自分も悪いと言えば悪いのですが、これしきのことで夜明け前まで起きていなきゃいけないなんて思わなかったなあ(溜息)。ちなみに要旨を受け取ってもらうだけでお金がかかるらしく、その代金はネットを通じてクレジットカードで支払うことになりました(たぶん<自分で判ってないのか<英語ページだったからね)。たしか30ユーロくらいだったと思います。えっと、1ユーロって何円だったっけ(ドキドキ)。


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