今日は学外セミナ出発の日です。日ごろの生活習慣がたたったのか昨夜寝たのは結局午前3時くらいで、すっきりしないうちに朝が来てしまいました。8時の集合時間には大学に来れたので一安心（笑）。大学からはバスに乗っての伊勢湾のまわりを巡るツアーです。今夜のポスターセッションの準備で寝ていない人もいるようですが、集合状況はまあまあで、ほぼ予定通りの出発となりました。参加者は、本来の対象者である1 2年生と学科外の人が5分の1程度の総勢50人くらいでした。まず初め目的地は三重県環境学習情報センタと、その建物内にある保険環境研究所です。そこへ向かうまでの間、1人1人の自己紹介があり、それからカラオケ（なんと通信カラオケ）なんてのもありました。10時ごろ三重県環境学習情報センタに到着。立派な建物で、最近オープンしたばかりらしいです。そこでは、まずこの施設で行っていることなどの話を職員の人から聴きました。が、説明が淡々とし過ぎている感じで、正直に言って役人仕事だなあと思いましたね。お話の後は、2班に別れて、予め採取ししておいた大気の汚染度の分析をしたり、施設内の見学をしたりしました。大気汚染の検査に用いたサンプル瓶はこれで、特殊な液を入れた状態がこれ。そして分析の様子。分析機器や排気処理装置付きドラフトに反響音実験室（？）（モデルはY氏）。あと屋上にあった雨の採取装置や屋上からの眺めなど。それにしても実験室などは広くて、設備も良いし、ついついうちの研究室と比べてしまいます（予算が桁違いですね）。一階は子供向けの環境について学べるセクションになっていて、インターネット端末もありました。一通りの見学の後、昼食を食べて次の目的地に向けて出発。次は飯南町粥見（たぶん三重県）で、中央構造線という大きな断層帯の中のマイロナイトという岩石の観察です（地質学らしくなってきました）。細かい話をしても仕方ないので、その岩石が見られる川原の一枚をどうぞ。比較的短い滞在時間でそこを後にした一行は、二見町松下というところへ。そこではさらに短い時間で、一般人にとってはなんでもないような場所で黒色片岩という変成岩を観察しました。こういうところです。どうやらハードスケジュールらしくこの辺でだいぶ時間が遅れていました。あとはフェリーに乗って伊勢湾の横断だけですが、間に合うのでしょうか・・と思っていたら大丈夫だったようです（笑）。出発時間には間に合いました。当たり前ですがバスごとフェリーに乗り込みます。そして約1時間の船旅。さすが太平洋、結構揺れます。宮島フェリーなんて比べ物になりません。予定では夕日が見られるはずだったのですが、あいにくの曇り空で、曇ったまま夜の帳がおりました。愛知県側に到着してまもなく宿泊の国民宿舎伊良湖信州に着きました。荷物の移動も早々に夕食です。さすが海の近く、魚介類ばかりの夕食でした（よかった）。その後少しくつろいで、8時からはいよいよポスターセッションの始まり始まり〜。全部で12組だったでしょうか、それだけのポスターを全部見てまわるのは不可能に近いです。なので、みんな大体一個所で話に聞き入って、他のところへ移れないようでした。ポスターセッションの様子がこんな感じ。私たちの発表もそれなりに来てくれる人（特に専門的な話に難しい顔をしながらも耳を傾けてくれた1年生）がいたので、一生懸命準備をした甲斐があったというものです。そしてポスターセッションからそのままなだれ込むように懇親会へ。各グループの発表を聞いてまわる人や純粋にお酒を楽しむ人などいろいろでした。そのときに一個所だけですが、自分のところ以外のグループの発表を聞くことができました（分野の違う人の話を聞くのって刺激的ですね）。夜も遅くなり、お開きになって部屋に戻ってからはトランプで大富豪をして盛り上がりました。

不安的中。同じ部屋の4人がそろって寝坊です（目覚しにも気づかなかった）。これはほんとにあせりましたね（笑）。部屋をノックする音で目が覚めたわけですが、時刻は8時15分、8時半に出発するというではありませんか！ もう大慌てでもみんな起き上がり、荷物をまとめて布団を上げて（そういうところはちゃんとしてます）食堂へ。そしたら、まだ結構食べてる人がいたのです。てっきりみんな食べ終わってバスに乗り込んでいるものだと思っていました（苦笑）。そうは言ってもすぐにみんな食べ終わり、食堂を出て行きます。やはりあせって朝食を食べ、急いでバスに乗り込みました。で、結局出発は15分遅れで（他の人もわりとのんびりしていた）、国民宿舎を後にしました。まあ、結果的には急がされてよかったのですが、なんだか最悪の寝起きでしたね（笑）。さて、今日はまず化石掘りです。場所は渥美郡赤羽町の海岸沿いで、貝化石を拾おう！というイベントです。それくらい貝殻の化石はぼろぼろ砂の層の中に埋まっています。しかし、大物はなかなか見つかりません。海岸では釣り人が沢山いて、沖合いではボードで波乗りをしている人もいました。今日は良く晴れて日差しが強く少し暑かったですね。化石を掘る人々はこんな感じ。終了時間ぎりぎりで帆立貝の仲間の貝化石を見つけました（欠けましたけどわりと大きいやつです）。そして急ぎ足で（といいつつ途中でジュースを買っていました・・笑）バスに戻って次の目的地へ向けて出発です。この行程のバスの中では、ビンゴゲームが行われ、なんと、私が一番にビンゴしてしまいました（笑）。景品は酒のおつまみでした（他には昨日の残り物と思われるお酒類がありましたがお酒はちょっと・・・ということでおつまみ）。今日はいろいろありますね。で、ビンゴゲームが終わる頃ちょうど、目的地豊橋市自然史博物館のある豊橋総合動植物公園に到着。予想以上に早く着いたため、しばらく自由行動が許されました。園内のメインストリート（奥の方はこんな感じ）をぬけてこの時間で植物園を見てまわりました。他に、遊園地でジェットコースタに乗る人なども（もう遊びになっています・・苦笑）。時間が来て、自然史博物館に集合し、２班に分かれて博物館の裏の仕事の説明を、そこの学芸員の方にそれぞれ説明していただきました。岩石の中から化石を取り出す作業場とか、化石や岩石を保管しておく倉庫の中を見ました。博物館の外にはブラキオサウルス（かな）の像が。マイアサウラの顔とか。ま、そこはそれだけで、外でお弁当を食べた後の自由時間では、動物園の方に行きました（もうすっかり観光気分）。秋の日向ぼっこ中の動物たちはいかがでしょう。まず、だれるオランウータン。次にトラ。そしてライオン。午後２時ごろ、バスに戻り動植物公園を離れ、最後の目的地浜松の竜ヶ岩（りゅうがし）洞に出発。バスの中では、映画「グッド ウィル ハンティング」が上映されました。が、竜ヶ岩洞に到着したことによって一時中断です。この鍾乳洞はもう完全に観光ですね（笑）。中は涼しく、なにやら音楽もかかっていました（何のつもりでしょう）。中の様子は比較的綺麗なこれ。出てきて、外にいろんな岩石がおいてある丘の上にかねのなる木なるものが（笑）。なぜこんなものが立っているのか不思議ですが、深追いはしますまい。あとこんなものも（モデルはK氏）。5時ごろ、バスは映画の続きを上映しながら帰路に就きました。大学に着く直前の車掌さんの場をつなぐ話がわりと面白かったです。思ってた以上に楽しかったセミナでした。参加できて良かったです。ただ、スタッフは大変そうでしたね。お疲れさまでした。

午後は3回ほど放射化分析のサンプル交換に立ち会い、明日もいくつかのサンプルを測定する予定です。ここで、放射化分析について簡単に説明しておいた方がいいでしょうか（一度したかな？）。まず、あるサンプルに含まれる元素の含有量が知りたいとき、微量な元素は直接測定するのが難しい場合があります。そこで、間接的に元素の量を定める（定量）方法の一つとして、中性子放射化分析があります。これは、サンプルに原子炉の中で中性子を照射して、含まれる元素を放射化（エネルギィ的に不安定な状態にして放射能を持たせる）し、そこから放出されるγ（ガンマ）線（放射線の一種）の強度をカウントして元素の濃度を求める方法です。放出されるγ線は元素ごとに固有のエネルギィを持っているので、それを用いて元素の含有量を計算することができるわけです。と、まあ細かいことを省けばこんな感じ。そういうことをやろうとしているわけです。今測定中のサンプルは、言ってみれば実験のための試験的なもの・・つまりお試しサンプルです。で、このサンプルの傾向を参考に、本番のサンプル（という言い方が適当かわかりませんが）を8つほど、放射化分析用にこの1週間で準備しなければなりません。運悪く、この1週間は行事が目白押しなのです。地質学会（8日〜11日）でH大学時代の友人が二人こちらに出てきますし、11日には先輩の結婚式の二次会に出席のため広島へ行かなければなりません。あぁ・・本当に忙しくなりそうです。気合を入れて頑張らねば。とりあえず頑張るのは明日の朝の早起きか（苦笑）。

そして朝、今日はスキー部時代の先輩の結婚式で広島へ行くため、早めに目覚め、8時半には学会に出かけるhammyさんとS氏を見送って、自分もまもなく出発しました。出席するのは二次会のパーティで午後3時から。余裕をみて新幹線で行くことに。新幹線の中では久しぶりの読書も少しできましたが、どうにも眠くてうとうとしながらでした。午後1時ごろ広島に到着。まだ時間があるので1時間ぐらいぶらぶらして暇つぶし（今思えばこれがいけなかった・・）。そしていざ会場へ向けて歩きはじめたわけですが、いつまでたってもそれらしい建物は見えてきません。40分くらい歩いたでしょうか、ようやく道を間違っていることに気づき、慌てて案内図を頼りに戻りましたが時すでに遅し。わかりにくい場所にあった結婚式場に着いたときには15分くらい遅刻でした。で、ここで大きな勘違いをしていたことを言っておかなければなりません。案内状には、披露宴ではなく二次会のパーティだと書かれていたので、てっきり、式場での披露宴が終わってから二次会の会場へ向かうものだと思っていて、場所が分からないので式場で待っていれば合流できるだろうと計算していたわけです（今思えばなんと愚かな・・）。がしかし、2時間くらい待ってその先輩初めスキー部の知り合いがぞくぞく現れるではありませんか（まさか・・・）。そうなんです。この式場で3時から開かれているパーティが披露宴ではなくすでに二次会のパーティだったのです。これを聞いて愕然としました（そんな・・・）。本当に馬鹿な話ですが、遠路遥遥やってきて、肝心のパーティには出席できなかった（いや、しなかった）のです。新郎新婦の晴れ姿も見られずです。われながら、なぜフロントの人に一言聞かなかったんだ！と自分を責めましたね（苦笑）。それでも、新郎新婦との写真も撮ってもらい、お祝いの挨拶ができたので、よかったです。引き出物ももらいました。その後、このまま帰ってしまうのは可哀相だということで、スキー部の人たちが一緒に少し飲んでくれるということになりました（新郎新婦は残念ながら他の人たちとほんとの二次会へ）。いやあ、ありがたいことです。久しぶりに懐かしい顔に会えて、ここではとても言えない（笑）楽しい話がいろいろ聴けました。自分が招いたとは言え、とんだ災難で何をしに行ったのかわからないですが、まあ、会えただけでも良しとしよう、と自分に言い聞かせた次第です（苦笑）。私を囲む会もお開きになり、そのあと西条まで送ってもらい、H大学大学院在学中のもんたさんとこに一泊させてもらいましたとさ。にわか雨が降った蒸し暑い夜でした。

さて、今の気持ちは・・徹夜しないに2700点といったところ（微妙な点数だ・・笑）。

久々に贅沢な（あくまでも私にとって）夕食でした。実験が思わぬ（いや、少しは思っていた）失敗で中断したので、今日は早く帰ることにしました。明日からは本当に忙しくなりそうだし、それから明日はアイソトープセンタの施設を使用するためのライセンス（＋IDカード）を得るために、講習を朝から受けなければならないのです。ということで、まだまだ閉鎖モード。

夜です。森ミステリィの余韻も覚めやまぬまま夕食（誇張あり）。その後、実験器具の洗浄の続きをして、あとはのんびりメールを書いたり、ホームページを覗いてみたり。意外に余裕のあることしてますね。しかし、それも今日まで。器具の洗浄も終わり、明日からは実験再開です。タイムリミットは10月18日（え？3日後やん！）。と差し迫ってはおりますが、今日のところは最後の願いを聞いてもらうことにして（誰に？）、早く家に帰ります。10時は早くないですか？ う〜んどうなんでしょう。すっかり慣れてしまいましたからね、今のような生活に。いつも日付が変わるか変わらないかの時刻に帰っています。大学に近いということも大きな要因の一つでしょう。不規則ではありませんね。規則正しく不健康な生活をしているんですから。あ、そうか。ということは、規則正しい生活が必ずしも健康的な生活ではないということですね。そうかそうか（妙に納得）。まあ、だからどうした言われても困りますが、生活を改めるつもりは今のところありません。明日は研究室の掃除もする予定（先週当番でしたが、やらなかったもので・・苦笑）。