Go Home日々これ勉強
日々これ勉強(2003年4月の前半)

目次に戻る
4月は絶対、勉強するな!(の前半)

(4/1) さて、名古屋では桜が満開になっているようです。って自分は見てないみたいですが、見てもそれが満開なのかどうなのか判断つかないので、一応推量形にしてみました。桜自体は大学にいっぱい植わっているので、花が咲いているのは火を見るよりも明らかです(そりゃ花を見ればいいだけだし)。というわけで曇りがちの暖かい火曜日。9時起床。シチューを食べて11時頃に大学へ。

 昼食は理系カフェテリアで食べ、その後サロンにてコーヒーを飲みながら週刊誌の「アエラ」を読んでいました(Y本先生が購読してくださっているのをみんなで読んでるのです)。安全な食事がどうしたとか食事関係の記事を読む度に思うのですが、バランスの良い食事の中に肉類が入っているのがどうしても解せないんですよねぇ・・(これ前にも言いましたけど)。「バランスを取る」と一口にいっても、何を基準にバランスを取るのかで見方が違ってきます。食品の体積でしょうか、重量でしょうか、あるいは体に及ぼす効果の度合でしょうか。まんべんなくいろんなものを摂取すれば、それはバランスの良い食事と言えるのでしょうか。「バランスの良い食事」における一品目ごとの比重が同じだと限らない場合、摂取する量の比率が問題になってくるはずです。例えば、すべての食品を同じように食べていたとしても、肉を食べただけで悪い方に傾いてしまうということはないでしょうか。それを食べなければもっと健康だったのに、食べたばっかりにちょっとだけ不健康になっていると考えることもできます。天秤だって重いものを軽いものとつり合わせようとすると、支点に近いところに重いものをぶら下げないといけないですよね。つまり摂取する量を極力控えるということです。っていうか、そういう意味でのバランスだとしたら、そもそも肉は体を不健康側に傾かせる成分として扱われているんじゃないでしょうか。だから、肉を1食べたら野菜を10食べなきゃいけないとか言うんですよ(数字はいい加減)。これ、肉を食べずに野菜を10食べたらどうなるでしょう? バランスは取れていませんが、不健康になるとは思えません。つまり、言いたいのはバランスなんか取ろうとしなくても最初から健康側に傾いてしまってもいいんじゃないの?ということです。まあ「健康」と「不健康」の単純な二元論じゃないのかもしれませんけどね。

 そもそも肉を必要としている人は、肉しか食べられないような環境にいる人であって、その他の食品も溢れ返っている現代日本において、果たして肉がバランスの取れた食事のために必要な成分なのかどうかは疑わしいと思うのです(健康側に傾くのを不健康側に戻すという意味ではバランスの取れた食事に必要かもしれませんが)。前にも言いましたが、絶対肉料理多過ぎだって! 肉食べ過ぎですよ日本人。「ここが変だよ日本人」でまず一番に指摘するべきことがあるとしたら、それはは肉を食べ過ぎていることだと言っても過言ではありません。農耕民族の誇りを忘れたのか! 大和魂を思い出せ! 農薬がどうとか遺伝子組み換えがどうのと言って健康を気遣う以前に、何故一度肉を絶ってみようとは思わないのか不思議です。肉を散々喰っておいてダイエットがどうの成人病がどうのと気にしているのはちゃんちゃらおかしいと思います。素っ気無い食事ばかりでは我慢できない?食べることを楽しみたいから肉も食べるだ? ふっ、まあ、それで本人が満足するなら問題ないですよ。肉が美味しいことは認めますし、それを食べる楽しみがあっても良いとは思いますけど、ただ、だったらそれに伴うリスクは覚悟するべきですし、肉を食べたせいで不健康になったとしても文句を垂れるべきではないでしょう(文句を垂れるのが趣味の人もいますけど)。肉も食べたいけど病気にはなりたくない、なんて都合が良過ぎます。何かを得たければ何かを捨てる、それが「バランスを取る」ということではないでしょうか。きっと、そういう人のために本来は「バランスの取れた食事」という幻想が生まれたのでしょうけど、それが拡張されてまるで肉を食べることも含めて「バランスの取れた食事」みたいな論調になっている健康関連記事はどうかと思ったしだいです。まあ、お節介をするほど他人に優しくはないので、別に肉を食べるなとは言いませんし、自分と同じような食生活を強いるようなこともしません。むしろ趣味のために不健康になってしまう人の方が好感が持てます。勘違いしないでほしいのですが、肉を食べることが悪だと言っているのではなくて、肉が悪だと言っているのです(笑)。だから悪を受け入れる心の広い人は尊敬の対象ですらあります。ただ、悪を自ら受け入れつつ善にもすがろうとしている姿はみっともないですよと。要するにそういうことです。

 さて、本日はエイプリルフール。ってことで、上の文章は全部嘘だったというのはどうか(にっこり)<というのが実は唯一の嘘だったり。さあ、どっちが本当でしょうか(笑)。


(4/2) えーと、どっちも嘘でした(昨日の話)。一部その通りに思うこともありますが、それほど深く考えているわけではないのです。はっきり言ってどっちでもいいからなあ(笑)。肉を食べないようにしているのは事実ですが、もはや健康を気遣うとかそういうレベルじゃないですからね。「夜口笛を吹かない」というのと同じくらいの軽いノリです。うっかり吹いちゃうこともあるのです。別に宗教じゃないですし、厳密でも蜂蜜でもありません。皆様におかれましては、どうぞご自由に肉ライフをお楽しみください(にっこり)。

 火曜日は午前10時から、毎年恒例のアイソトープセンタの利用者講習会がありました。しかし起きたのは午前9時。うっはー、あまり余裕なし。朝食も食べることなく、大学へ行かざるをえませんでした。小雨が降っていましたが急いでいたので傘をささずに自転車で。どうにか講習会には間に合って、終了したのが12時頃でした。今年は講座ごとに日にちが振り分けられていたのか、受講者がいつもより少なかったような気がします。毎年人が多過ぎて、受付だけで随分と時間がかかってましたからね。今回くらい少ないと、講義室で座るのも余裕です。

 その後、すぐに昼食を生協食堂に食べに行き、夕食も理カフェ。夜になって、昨年10月の那古野コネクションオフ会レポートを今更書き始めました。というのも日記がその日にようやく追いついたからです。別に日記に合わせてレポートを書く必要はないのですが、なんとなく時系列に沿ってアウトプットしていった方がやりやすいので合わせています。というわけで、たまっているレポートは少しずつにしか公開できないと思います。関係者の皆様、どうか気長にお待ちになってね(何故おネエ言葉なのか)。あとは読書をしたりしているうちに深夜になり、ほどなくして帰宅。

 そうそう、先月森ぱふぇのオフ会場として下見に行ったマナハウスですが、昨日Wかへまさんが無事予約を取ってくださったようです。ありがとうございます〜。予約金を払う必要がないのはありがたいですね。さあて、これでいよいよ本格的にオフ会の話が詰められるようになりました。どんなオフ会になるのか楽しみですね。


(4/3) 今日は変な夢を見ました。怪しい3人組がアパートにやってきて、勝手に玄関に入って怪しい物を置いていったのですが、何故かアパートには実家の家族も居て、その怪しい物を開けてみたら中にはなにやら違法性の高いと思われるものがいっぱい入っていて・・という展開で、最後にはどうなったのか忘れましたけど、とても家族がよく描けている夢だったと思います(笑)。愛犬も一緒に居たのかどうかは不明。ひょっとしてホームシック?(一人暮らし9年目にもなってか)

 水曜日は午前9時に起床、スパゲティにシーチキンとゆかりを混ぜたものを朝食に食べ、11時半頃大学へ。会社勤めの方から見れば鼻で笑われそうですが、比較的早起きが続いております。えらいえらい。午後は那古野コネクションのレポートの続きを書き続け、3時頃一旦休止。そしてU本君とアイソトープセンタの液体窒素を汲みにいきました。戻ってきてからもレポートはしこしこしこと続きます(何をしに大学に来てるんだ)。生き抜きがてら、夕方頃に閉店間際の生協へ行って食料を調達してきました。その帰りに今年の満開の桜を撮影。名古屋に来て5年目の春ですね(しみじみ)。

 夕食としておにぎりとカップラーメンを午後10時過ぎに食べ、その後レポートはめでたく完成。もうあれから半年も経ってしまいました。記憶もおぼろげになっていますが、写真のおかげでレポートは書けます。写真は記憶の一部と言えますね。午前3時前に帰宅して、4時頃までゲームに興じたのち就寝。なんだか無理矢理遊んでいますが、無理にでも遊ばないともったいないもんね。そういう意味では、買ったままになっている本も読まないともったいないんだけど、本はまあ、時間が経っても色褪せることはないからねぇ。無理してまで読もうと思わないかも。


(4/4) 今日はイヤな夢を見ました。妙にリアリティがありすぎて怖いくらいです。ある人に何気ない物を送って返事を期待して待っていたら、最後通達みたいな冷たい一文だけが帰ってきた(しかも速達で!)というものでした。なんというか、がーん!ですよ、がーん! 夢の中であんなにすごい絶望感にうちひしがれたのは初めてかもしれません(笑)。なんか自分の深層真理を垣間見た気分になって憂鬱になりますが、とりあえず夢で良かったぁ〜と思いましたね(ほんと良かった良かった)。

 そんな夢で目が覚めたのが午前10時前だった木曜日。11時前には大学へ出て来て、準講座行事である明日からの地化図サンプリングの準備を手伝いました(自分は行きませんが)。そして理系カフェテリアでの昼食後、午後1時からT中先生による地化図の説明を参加者が集まって聞き(繰り返しますが自分は行きません)、その後実際にサンプリングする班に別れて、持っていく用具の確認やサンプリングポイントの選定作業などが行なわれました。その場にも参加していましたが、今年も残念ながら地化図サンプリング本番には参加できないので、あんまり意味無かったですね(にぎやかし程度)。参加できない理由は明日の日記を見てもらえば、明らかになっていることでしょう。ちなみに“残念”というのは、バイト代をもらえないことに対する言葉であって、地化図に未練があるわけではありません(笑)。こんなこと書いてて大丈夫なんでしょうか(まあ見てるのはU本君ぐらいでしょうけど)。


(4/5) 微妙な小雨が降る土曜日。午前9時ぐらいには目覚めていたものの、布団からなかなか起き上がれず結局動き出したのは11時。スパゲティを食べて家を出たのが正午頃でした。講座のほとんどの人間は昨日も言った地化図のサンプリングに朝早くから出かけてしまったので、研究室には誰もいません。いやあ、伸び伸びできますね〜(笑)。もちろん伸び伸びするために参加しなかったわけではなくて、あくまでも明日の那古野コネクションの定例オフ会を優先したまでのことですよ(それもどうか)。

 午後1時半からはある打ち合わせで学生会館の方へ行っていました。ここに入るのは昨年のN大祭で那古野コネクションの人たちとスタンプラリィに参加したとき以来2回目です。何の打ち合わせかというと、そのN大祭に関係大ありで、今年のN大祭で開かれる予定の森先生の講演会についての打ち合わせなのでした。この度の講演会でも、森ぱふぇ枠の予約席を用意してくださるとのことだったので、その座席の範囲やタイムスケジュールなどの調整をするため、第44回N大祭実行委員会の講演会の担当者と会ってきたのです。ちなみに女性の方でした。しかしなんというか、ちょっとアバウトな感じで頼りないかもという印象。1000人以上が入る豊田講堂での講演会のわりには、当日のタイムスケジュールがタイト過ぎやしないかと不安になってしまいました。まあ、なんとかなるような気もしますけど、前回の京都のときの主催者がしっかりし過ぎていただけに、相対的に余計な心配をしてしまいます。うまくいくことを祈るばかりです。

 午後6時過ぎ、の街に行こうと雨の降る中傘をさしながら地下鉄の駅まで歩いていたら、捕まってしまいました、布教活動している人たちに(苦笑)。女性二人組だったのですが、道をすーっと塞ぐようにして近づいてきました。見るからにアジア人です。韓国人らしきたどたどしい日本語で話し掛けられたので、つい足を止めてしまったのがいけませんでした(単なる留学生だと思った)。「聖書を読んだことがありますか?」とか「神の存在を信じますか?」とか訊かれて「ない」とか「信じてない」とか答えていたら、「聖書を一度読んでみたら良いですよ」とか「教会に来てください」とか「今から時間はありますか?」とか、とくとくと語ってくれました。主に誘ってくるのは日本語がまだ上手くない方の人で、ほとんど韓国語でしゃべりまくり、もうひとりが横で通訳してくるという形です。「私は聖書を読んで救われました」などと言ってくると、内心は「はいはい救われて良かったですね」と思っていたのですが、なんせ相手は日本語があまり通じないもんだから、なかなかズバッと言うこともできず、にこにこしながら一通り話を聞いてしまいましたよ(はぁ・・)。我ながらお人好しですね(すぐ断らない分、人が悪いとも言えますが)。「急いでますんで」と言ってすぐに立ち去れば良かったと後悔しました。これから買い物に出かけようとしているのに、こんなところで捕まってたら時間がなくなるじゃないか(ぷんぷん)。神様を強要したりはしないとか言ってましたが、人の足を止めてるんだから強要みたいなもんですよ。神の恩恵を分けてくれると言うなら、まず俺から買い物をする時間を奪うのはやめろってんだ。な〜んて、もちろん直接は言いませんけどね(笑)。とんだ神の恩恵でした。

 というわけで予定よりも遅くに栄に着き、向かったのはナディアパーク。そこのロフトにて名刺用の用紙を買い、ヤマギワソフトでCDを購入しました。そのCDは伊藤秀志氏の「大きなノッポの古時計zuzuバージョン(秋田弁)」です。CBCのラジオのパーソナリティとしてお馴染みの人ですね(え、知らない?)。CDになる前からラジオで聞いていて、良いなと思っていたのです。なんかこういうのって嬉しい(良いなと思った曲がヒットするとね)。このCDに一緒に収録されている「クラリネットをこわしちゃったzuzuバージョン」もまた面白く訛り翻訳されていてすばらしい(にこにこ)。夜、明日のオフ会用の名刺を作りながら繰り返し聴いてしまいました。


(4/6) 本日日曜日は講座行事の地化図サンプリングを断ってでも行く(にこ)那古野コネクションの定例オフ会の日です。しかし昨夜は名刺作りが案外長引いてしまい、出来上がった頃には夜が明けていました(苦笑)。それでも帰宅してから数時間の睡眠を敢行(これからの行動を考えると寝ないよりはましだろうという判断)。なんとか9時には目覚め、おにぎりを食べて10時半には家を出ることができました。一度大学の研究室に寄って、あららこめまとめてあった荷物を持ってオフ会へ向けて出発。天気は呆れるくらいに良好、澄み渡るような快晴です。絶好の花見日和。

 今回のオフ会のテーマというかサブタイトルは「那古野ツアー第3弾・名城編」ということで、みんなでランチを食べたあと名古屋城とその周辺の見学をするという流れ。ちなみに「名城」は「なじょう」ではなく「めいじょう」です。名大を「めいだい」と読むのと同じですね。他に名古屋駅を「名駅(めいえき)」と言ったり(これは地名でもありますが)、名古屋鉄道は「名鉄(めいてつ)」と言ったりしますが、知らない人が聞いたら上手く変換できないのではないでしょうか。名古屋コーチンなんかも「めいこー」と言ったりしますしね(<それは聞いたことないぞ)。省略形だと音読みになってしまうようです。だからどうしたってことじゃないですが、そんなわけで名城編です。

 今回は始まりがランチからだったので、集合場所はそのランチを食べるお店がある名古屋城近くのウェスティン・ナゴヤキャッスルの中でした。集合時間は11時発の名古屋駅からのシャトルバスの到着時刻を見込んで、午前11時20分頃ということになっていました。大学を出たのは10時35分でしたが、これは結構ギリギリな時間。自転車を飛ばし、本山駅から地下鉄に乗り込んだのですが、予定通りに名古屋駅に到着しても乗り換え時間はほとんどなし(がーん)。それが判った段階でちょっと諦めモードになりましたが、諦めるのはまだ早いのです! ウォー! という勢いで、名古屋駅に着いてからは全力で階段を駆け上がりバスのりばへ向かいました。しかし快足虚しくウェスティン・ナゴヤキャッスル(長いので以降は「ウェスティン」と表記)行きのバスは出てしまったあとでした(とほ〜)。案の定乗り遅れです(毎回こんなんばっかり)。あとから聞いた話では、間に合っていてもバスは満員で乗れなかったそうですが、もちろんこの時点では知る由もなし・・。次のバスを待っていては集合時間に間に合いません。残された選択肢はひとつ。地下鉄です。

 というわけで、きびすを返して(使ってみたかった表現)再び東山線に乗り、伏見で鶴舞線に乗り換え浅間(せんげん)町で下車。この時点で11時15分。公式ではここからウェスティン・ナゴヤキャッスルまで徒歩10分とのことでしたが、微妙です。走ればなんとかなるかもしれませんが、初めて通る道だったので方向を間違える可能性もあります。実際階段を上がって地上に出たときは、一瞬どっちに進めばいいのか判りませんでした。ただすぐにウェスティンへの案内板を発見し、方向だけは判りました。多少お腹が痛かったものの、あとはひたすら案内板の示す方向に向かって走るのみです。朝から風が強かったので本日は少し厚着をしていたのですが、走るとなると暑苦しいだけでしたね。ここかなと思われる交差点で一度左折してさらに進むと、やがてウェスティンらしき建物が見えてきました。道路を渡り、小さな川を渡ってロータリィからホテルの中へ。ここで正解のようです。思っていたよりは近かったのですが、5分以上はかかってしまった気がします(時計を見なかったので正確には判らず)。

 入口の自動ドアから中へ入りさっそく集合場所となっているお店ブローニュを探します。周りを見るとロビィにはちゃんとした服装の人たちがうろうろしています。結婚式かなにかが行なわれているのでしょう。勘を頼りに歩いて行った方向に(というかスペースのありそうな方向に歩いただけですが)目的のブローニュはあり、その入口の前にはすでに那古野コネクションのメンバが集まっていました。とりあえず幹事のKずえさんには「遅くなりました」と恐縮混じりにご挨拶。そしたらまだ来られていない方が他にもおられるとのことで、ほっと一安心(笑)。あとその場におられたのは、Tさん、Mつるさん、Fさん、Gんてつさん、Mさん、Lさん、Aすましさんでした。残りの参加者を待っている間、名刺交換をできる方とは行ない、それからMつるさんからは銀のエンゼルも1枚お預かりしました。そのうちにAなあなさんがやって来られ、今回大阪から初参加となるKさんも来られて(スーツにサングラス姿でどこぞの黒服かと見紛う出で立ちで登場!)全員集合となりました。そしてブローニュの入口から中へ。見ての通り、扉があるわけではなく、出入りはシームレスです。

 案内された席に座ってみると、偶然テーブルの向い同士に男女が別れて座る形になり(Kずえさんは男性側でしたが)、さながらコンパかお見合いですね〜みたいな話に。ここのランチはバイキング形式なので、料理を自分で取りに行く必要があったのですが、全員一斉に席を離れてしまうのもセキュリティ上好ましくないということで、まずは女性陣側に座っておられた方々が料理を取りに行くことになりました。しばらくするとお皿に盛られた料理がテーブルの前に置かれていきます。しかしみなさん取ってくるばっかりでなかなか食べ始めません(笑)。程よいところで残っていたメンバも席を立って料理を取りに行きました。最初に目に付いた料理は、目の前でシェフが取り分けてくれている肉にソースがかけられた料理でしたが、基本的に肉はパスなのでそれはちらっと見た程度。何の肉かも判りません。最初に手に取ったのは、その隣にあったカレーライスです(にっこり)。深皿にご飯を盛って上からカレーをかけるのです(なんか普通の説明をしてるな)。それとつい出来心で近くにあった三色団子も1本だけ皿に乗せて席へ帰還。まだ食べません。それらを一旦置いておいて、さらにサラダ風の料理と飲み物のコーヒーを取りに行きました。それらを揃えてからようやく食事開始です。タイミングが悪くちょうど人が多いときに料理を取りに行っていたので、ここまでに10分以上かかってしまいました。お腹もすっかりスキスキです。

 さて、最初に口にしたのはカレーライスでしたが、さすがホテルのレストランだけあって、辛さも香りも控えめな上品な味でした。匂いはカレーなんですが、どちらかというとシチューのような味なのです。まろやかです。その次に食べた三色団子も(食べる順番お構い無し)こし餡が入っていて美味しくいただきました(森先生にとっては信じられない食べ物でしょうけど)。これは後ほどもう2本取ってきたほどです(笑)。団子だけじゃ寂しいということでTさんに花を添えられもう一枚。肉以外の料理としてはカニの足もあったのですが、殻から中身を取り出すのが面倒臭くて取らず。食事中も名刺交換を行ない、Lさんからは銀のキョロちゃん2枚をお預かりしました。食事の後半になってサラダバーから取ってきたサラダは胡麻ダレでいただき、デザートはチーズケーキメロンソフトクリームです。他の料理は控え目でも、デザートになるとテンコ盛りの人もいます(笑)。ちなみにソフトクリームは自分でカップの中にウィ〜ンと出して、トッピングとかも加えられるようになっているのですが、自分の作ったソフトクリームはこんな感じ。クリームが紫色なのはこの日のクリームがこれだったからです(選択肢は無し)。何味だったか覚えていませんが、グレープかイチジクかそんなところでしょう。バイキング料理は、普段ならこれでもかってくらい食べるのですが、今回は食後のツアーのことも考慮して控え目にしておきました。というか、そう思ったときには結構お腹いっぱいになっていましたけど。最後のほうはまったりとした時間が流れ、制限時間を使い切ることもなくランチタイムは終了となり、会計係を引き受けてくださったGんてつさんに各々4000円ずつ渡し、支払いをお願いして一行は店を出ました。いやあ、美味しくてすっかり満足してしまいましたが、まだまだツアーは始まってもいません(苦笑)。うへぇ〜(<嫌なのか)。

 さて、腹ごしらえを終えた一行は、午後1時頃にはウェスティンをあとにし、いよいよ名古屋城へと向けて歩いていきました。お堀の周りの桜を眺めながらお堀に沿ってどんどん歩き、角を曲って途中でボーイスカウトの集団に抜かれつつさらに歩いて名古屋城の正門前へ。記念写真を撮る人もいます(<そんなのを撮る人はだれ?)。ここで会計係のGんてつさんが観覧券をまとめて購入してくださり、各自受け取り正門をくぐって入城となりました。ちなみにその観覧券には名古屋城の四季が印刷されていて、こんなところに森ミステリィとの符合が?!といちいち妄想しているのは誰でしょうか(笑)。入るときにパンフレットもごっそりゲットしました(取り過ぎ)。

 正門から入ったところが西之丸です。西之園ではありません(<さすがにそれは妄想し過ぎ)。ぞろぞろと歩くのもなんなんで、以降はいつものように集合時間を決めて城内は自由見学をすることとなりました。みんなそれぞれ桜のように散っていきます。正門からそのまま正面を向いた方向が東ですが、そちらに広い通路が伸びていて、端には満開の桜を見ることができます。いくつか種類があるようで、垂れ下がり気味の桜は少し濃いピンク色でした(八重桜?)。自由見学といってもさすがに独りじゃ寂しいので、同じ方向に歩いておられたKさんとAすましさんと一緒になって、その後の名古屋城見学は3人で回ることに。他の人たちの様子は当然判りません。Kさんは名古屋城を訪れるのは初めてなので案内してほしいとのことでしたが、名古屋に住んで5年目になる自分も、実は初めて中に入ったのです(笑)。以前正門の前までは来たことがあるんですけど、そのときは閉城時間を過ぎていて中には入れなかったのです。というわけで、とりあえずパンフレットに描かれている道順に従って見ていくことにしました。

 まずは広い通路を東に歩きます。遠くにすでに天守閣も見えていますが、その手前、本丸の南西側に大きく見えているのが西南隅櫓です。未申櫓ともいわれるそうですが、歴史に疎いので何のことだか解りません(苦笑)。本日はちょうど「しろの日」らしく(最初「白の日」と脳内変換してしまったため意味不明でしたが「城の日」だったようです)、その西南隅櫓の横の内堀に仮設の階段が設けられており、特別に堀の中に降りられるようになっていました。自分たちは降りなかったのですが、どんな感じかと下を覗いてみると、ちょうどそこにはMつるさんとMさんの姿が(どれでしょう?)。おお早くもあんなところに。という呑気な感想を抱きつつ我々3人組は引き続きぶらぶらと東に歩き、やがて見えてきたのが本丸への入口のひとつになっている表二之門。パンフレットにはここから本丸に入る順路も描かれていますが、なるべくいろいろ見るために、ここはパスしてさらに東へ行くことにしました。ここで通路は一度狭くなり、左手(つまり本丸の南東にあたる場所)には東南隅櫓が大きく見えます。これは辰巳櫓ともいわれるそうです。と書いて気づきました。「未申」とか「辰巳」というのは方角を表しているのですね。狭い通路を抜けると、そこは二之丸です。右手には、名古屋城の石垣に使う石を引くときに音頭をとったという逸話がある加藤清正の像(清正公石曳きの像)が、ひっそりと佇んでいました。日陰になって全然目立ちません(笑)。反対側のお堀に何故かいる鹿たちの方がよっぽど目立ちます。自然にこの中に入ったとは思えませんが、鹿を入れる必要性も想像できないので、もしかしたらもしかするかもしれません。不思議です。

 東門へと続く二之丸の通路の真ん中には梅林があり(垣根で見えませんが)、その左側(北側)を歩きます。梅林の反対側には二之丸広場があって、遠くには天守閣が見えています。梅林を通り過ぎると、通路はぐんと広くなり、右手(南側)には藤棚(花は無いけども)があって、その先に東門が見えてきました。しかし見えれば充分です。近くまで行ってじっくり観察している時間はありません。というか、少し前にすれ違ったTシャツを着たゴールデンレトリーバーの方が気になったので(笑)、振り返ってみると水を飲んでいるところでした(にこにこ)。この陽射しの中Tシャツを着せられて暑いでしょうね。というわけで東門を遠目に見つつ、ぼたん園の手前の通路を抜けて北上します。すると目の前には二之丸東庭園が広がっていました。窪地が池のように見えますが、水が溜まっていたようには見えないのでそういう見立てなんでしょうね(いわゆる枯山水?)。その庭園を横目にさらに北上して行くと、左手に細い脇道があり名勝二之丸庭園(その北側の端っこがこんな感じ)へと続いていましたが、通り抜けはできなくなっていたので、北側の通路へ迂回することに。ここにある桜も満開です。北の通路からは外堀を見下ろすことができ、咲き具合が異なる桜が並んでいました。道沿いに進んで今度は南へ向かって歩きます。その途中には埋御門跡があり、実際の跡はこれ(判りにくいですね)ですが、埋御門が何のことだか解りません(<説明文をちゃんと読みましょう)。ただ、そこから見えるお堀は氷河地形のU字谷のようです(関係無し)。さらに風が吹いたりすると桜の花びらが散って印象的な眺めに。このお堀に沿って今度は西に歩き、少しずつ本丸に近づいていきます。しかし突き当たったところは内堀になっていて、そこで右折し再び北上しなければなりません。さすが本丸、そう簡単には入れませんね(<っていうか、わざと遠回りしてるし)。石垣の間をくねくねと抜けると右手にくるみ林(手前の黒いのじゃないですよ<言わなくてもわかる)が見え、その正面にある内堀に掛かる橋の先に旧二之丸東二之門がありました。裏門みたいなものでしょうか。表二之門に比べるとかなり貧弱です。ここからいよいよ我々3人組は本丸に入り、天守閣を攻めることとなったのでありました。まだまだ先は長い・・。

 本丸に入って旧二之丸東二之門を振り返るとこんな感じです。小柴先生みたいな人が写っていますね(笑)。門が貧弱に見えるのは石垣の上の塀が失われているからかもしれません。この門の正面には、前述の清正が音頭をとって民衆に運ばせたと伝えられる巨石(清正石が石垣の中に見られます。そして少し先へ行くと、開けたスペースに出てきます。本来なら南側に大きな本丸御殿があったようですが、戦争で消失してしまって今は跡が残るのみで、余計に本丸が広く感じられます。ここから見える天守閣がこんなふうで、いよいよ近づいてきました。さらに近づくとこの大きさです。桜も映えますね。その天守閣の麓、石垣の前にはこんなステージ(?)が設けられていました。「しろの日」ということで何かイベントがあるようでした(すっかりベンチ代わりになってましたけど)。さて、天守閣へは直接入ることできず、南側に繋がっている小天守閣の方に入口はあります。ただ、天守閣の横には近代設備も併設されていて、そこから上がることも物理的には可能っぽいです。

 小天守閣に入ると石垣があるものの中はすっかり近代建築でした。この中をぐるりと180度回って、一度渡り廊下のようなところに出ます。ここを通っていよいよ天守閣へ入れるわけです。回りくどいですが、当時のセキュリティ的には重要な造りだったのでしょう。見上げる天守閣も外観は現役当初を再現されていますが、やはり内装は近代建築になっていました。まるで美術館か博物館です(まあ実際そういう施設なんですが)。建物に入ってすぐ、行列ができていたので最初何も考えず並んでいたのですが、そのときに早くも上に昇って降りて来られたGんてつさんとAなあなさんに遭遇。そして、実はこの列はエレベータ待ちの列で階段で昇るなら別に並ばなくてもよいことを教えていただきました。なんとエレベータまであったとは・・。どうりで並んでいる人にお年寄りが多いわけです(もともとお年寄りが多いけど)。さらにお二人からは、「階段は辛かった」という感想も聞きましたが、そんなに言うほどきつくはないやろう、と思っていました。で、1階に展示されていた夏の金の鯱のレプリカ(<“夏”は関係ないぞ)を見たのち、実際に階段を昇ってみると、これが予想外に長く続く続く(笑)。延々ぐるぐると90度ずつ螺旋を描きながら階段は上に伸びていました。まずは一気に最上階まで上って、下を見るとこんな感じ。確かにきつかったです。ちなみにこの階段は上りと下りが別々になっていて、いわゆる二重螺旋構造でした。

 最上階の展望室に辿り着いてみると、意外に密閉度が高くてちょっと拍子抜け(外から見れば判ることなんですが、勝手に大阪城のような展望台があるのかと思ってました)。窓も少ししか開かず、人口密度も高いので圧迫感があります。真ん中にはミュージアムショップがあり、まるでスカイタワー東京タワーみたいですね。お城には単なるタワーに成り下がってほしくないと思いますが、観光のことを考えると仕方のないことなんでしょうか。それはともかく、せっかくなので各方位から景色を眺めました。東側にはドームや東山スカイタワーが見え、南側を見るとテレビ塔や入ってきた正門が望め、南西方向には名古屋駅のツインタワーも見えています。西側には、本日のランチを食べたウェスティン・ナゴヤキャッスルが見えています。そして北側には、これといったものはありません(笑)。ただしお堀の向こうの名城公園の中に、Kさんによって風車が発見されました(だから何だということもないですが・・)。

 その後、集合時間まであまり余裕はなかったので、足早に各階の展示を見つつ、下っていくことに。展示スペースは4階から1階まであり、天守閣の構造上、下に行くほど床面積は広くなっていきます。上の方では、この地方に所縁のある三英傑(徳川家康・豊臣秀吉・織田信長)の概要や、天守閣の構造が判る模型が展示されていたり、石垣の石引き体験(もちろん本物の石を引くわけではなく、摩擦か何かで負荷が掛かっている綱を引くのです)ができたり、基本的に撮影禁止の中、金の鯱に跨がって記念撮影できる場所などもありました。その他、武具の展示や、城下町の様子や、屏風絵の展示や、消失前の天守閣内を写した白黒写真の展示などもありました。最後の方はほとんど流し見状態でしたが、集合時間が迫っていたので仕方ないところです。ただ、急いでもそう簡単に脱出できないのがお城のお城たるところなわけで、天守閣から廊下を通って小天守閣から出たり、本丸から表二之門に続く折れ曲がった通路を通り抜けたり時間がかかります。そんな回り道具合と人の多さが相まって、ようやく最初の広い道に出た頃にはすでに集合時間を過ぎていました(事前にKさんからKずえさんに連絡はされていました)。最後に天守閣を振り返りつつも先を急いで、結局3分ほど遅れてすでに集まっていた他のメンバと合流。我々3人組が最後だったようです。集合した一行は、正門から出て名古屋城をあとにし、次なる目的地へ向けて歩き出しました。

 麗らかな陽射しのもと、歩道の木々を愛でながら南へ歩いて、辿り着いたのは二の丸の交差点。向かいの角地に建っている建物が次なる見学場所、愛知県警本部です。ここは森ミステリィに結構関係ありましたね。以前より一度は見ておこうと話題に上っていた場所です。少し近づいてちゃんと見てみると、実に簡素な外観です。県警といっても、特に珍しいものがあるわけでもないので大した期待はできませんが、とりあえず建物の周りをぐるりと歩いて、入口側へ回ってみることに。これでぞろぞろ建物内に入っていったりしたら、さながら集団出頭ですが(笑)、残念ながら休日だからか人気はほとんどなく、県警だという雰囲気(どんなのか不明ですが)を感じることはできませんでした。中にも入れそうにありません(入れても入らなかったでしょうけど)。ちょっと寂しいですが、現実なんてこんなもんですね。せめてもの記念に表札(?)と建物を撮影。見にくいので表札をアップでもう一枚。そして次の目的地へ移動。

 この辺りは官庁街で三の丸に当たるところでしたが、そのあとさらに南に歩いて、古い石垣跡を越え、三の丸の外へ。そこには東西に外堀が走っていて、それに沿った通りの名前もずばり外堀通です。そこを渡った一行は、那古野コネクション所縁の地でもなんでもない那古野神社へと足を向かわせました。比較的近くにあり、すぐに辿り着く場所です。外観はこんな感じ。道路を渡ってちょっと歩いていくと、この入口。那古野コネクションの“那古野”の読みは森先生の作品から取って「なごの」ですが、実は那古野神社の“那古野”の読みは「なごや」なのです(看板に振り仮名が振ってありました)。那古野神社の隣には東照宮もあって、そちらと合わせてちょうど「桜まつり」というお祭りの期間中だったらしく、鳥居をくぐるとこの賑わいでした(賑わってない?)。出店が所狭しと並んでいます(の割りに人は少ない)。良い香りが漂っていて食欲が刺激されましたが、いっぱい並んでガラ空きの机と椅子も予約しないと座れないみたいだったので、ここでの休憩は諦め手を清めて、とりあえずお参り。その後、狭い通路を東照宮の方へ抜けて、お稲荷さんも冷やかしたりして、再び出店の合間を通り抜け、東照宮側からお祭りの外へ出ました。そこから見た景色(を撮る人)

 その後、休憩できる場所はないかと、近くの喫茶店に向かってみたのですが、11人も座ることは無理だとのことで、他の店を探すことに。しかしこの辺りは喫茶店自体が少ないうえに、あっても日曜日が定休日だったりしてどこにも休めるところは見つかりません。というわけで、またしても那古野神社に戻ることになり、座れる場所を探したのですが、戻ったら戻ったで自由に座れる席はやはり無さそうで、仕方なくその場で会計係のGんてつさんに預けていたお金から残金を清算してもらい、二次会に行ける人は行くということで集合時間と場所を決めて、ひとまず解散となりました。とはいえ、バス停まではみんなで移動。バスを待っている間は6月のオフのことをどうするかで話し合ったりして、バスが来たところでKずえさんとMつるさんとはお別れに。残りのメンバはバスに乗り名駅へ。名駅に到着したところでLさんと別れ、その他のメンバが二次会に参加することになりました。しかしまだ飲むには早すぎる時間だったので、午後5時に集合することにして一度解散。本屋やCD屋などをぶらぶらして5時が近づいてきたので集合場所へ。ほどなくして二次会メンバは全員集合となり、前回の忘年会で訪れたことのある「座座・はなれ」へ行き、そこでまったりと二次会が始まりました。

 座敷の部屋(というか全部座敷)に通され、最初の注文をして以降は、Kさんが持参されていた森先生関連の記事のコピィーやゲラなどの関連資料とか、Aなあなさんが持参されていた森先生とすばるさんがその昔関わっておられた同人冊子などをみんな読みふけってしまい、乾杯をしてもしばらく静かでしたね(笑)。飲み屋に来てみんなで何かを読んでいるというのも怪しい光景です。話題としては、Kさんの凄い「F」の再読ぶりを伺って、ミステリィ話に華が咲き、いろいろな作家の作品話や、お風呂で本を読む話になったり、歳を取らない探偵の話から「サザエさん」が連想され、ある回の中でカツオがハンバーガを食べたがって、マックが出て来るという話をMさんがされたときに、「マック」と聞いてほとんどの人が頭の中に「マッキントッシュ」の方を思い浮かべてしまったことから、今度はコンピュータ話が展開されたり、あとサザエさん繋がりでは、古いテレビや古い洗濯機やダイヤル式の電話の話になったりしました(サザエさん家の冷蔵庫は野菜室まであるという話も>東芝提供だから?)。料理もお腹が膨れるほどには食べて、落ち着いてきたところで二次会は終了。部屋を出て、支払いを済ませ、下駄箱のところまで降りたのですが、ここで靴が入れてある下駄箱の鍵を部屋に忘れてきたことに気づきました。慌ててそれを取りに戻り、再び店の出口に降りてきたら、待ってたメンバの一部からは「狙ってやったでしょ〜」みたいなことを言われ、今回のオフの直前に仕上げた明治村オフレポートの最後の部分が「きっと今回の伏線だったんだわ」と深読みされるほどでした(冗談でしょうけど)。しかし、まさかそんなところまで考えてるわけないじゃないすか(笑)。断じてわざとじゃないのです、はい。えーとまあ、そんなこんなで、9時前にはお店を出て解散となったのでした。それでも5時過ぎから飲んでるんだから長いですけどね。なにはともあれ、那古野ツアー名城編に参加された皆様お疲れ様でした。

 さて、帰りは本山のマツザカヤストアに寄って、おにぎりとかインスタント焼そば(オタフクソース)とかを買って帰宅しました。帰ってきてから思い出しましたが、というのは嘘で本当は二次会が終わった頃に気づいたのですが、今回のオフ会の中で「夢カン」を披露するのを忘れていたのです。ずっとリュックの中に入っていたのに・・。ランチのときは確かに覚えていたんですけどねぇ。そのときは広げる場所がなかったのであとでいっかと思ったのですが、それ以降存在を忘れていました(笑)。二次会のときにでも披露できたはずなんですけどね。貴重な資料に夢中になって頭がぼ〜っとしていたのでしょう。また次の機会に披露できればと思います。そのときにそれぞれ森先生へのプレゼントを詰め込むのも良いかもしれません。心の準備をしておいてくださいませ(>関係者の皆様)。


(4/7) 昨夜は一度大学に寄って、オフ会のだいたいの流れをメモ程度にまとめて、日付が変わって午前2時頃に帰宅したのでした。布団に入ったらすぐに眠りに就いてしまいました。昼間は歩き回りましたからねぇ。それに酔いは醒めていてもお酒を飲んだ夜はぐったりです。

 明けて月曜日。よーく寝て、気づけばお昼前でした。月曜日に安心して寝坊できるなんて、まだ学生の身分で良かったと思いますね(寝坊しない方が好ましいのは当然ですが)。朝食に昨日買って帰ったおにぎりを食べて、午後から大学へ。午後2時過ぎにM1のA川君とともに居室の掃除を行ないました(当番だから)。その後は何をしてたっけか・・えーと、ちょっと記憶が抜け落ちていますが、夕方頃には生協へお菓子を買いに行き、理系カフェテリアでサワラみりんなどをおかずに夕食を食べ、食後にお菓子を食べつつ(食べてばっかり)夜中まで秘密の作業をしていたでしょうか。秘密の作業というのは、これが公開される頃にはすでに秘密でないので書いてしまいますが、6月の森ぱふぇ公式オフ会で使う予定の会場について、あれこれまとめていたのでした。

 帰宅後、「P.N.03」のイージィモードをクリアしました。何のことかといえば、ゲームキューブのゲームソフトです(にっこり)。細かいところでは手抜き(というか時間が足らなかったよう)に感じられる部分が多々ありますが、最後までやってみて悪くない感想を持ちました(遠回しな表現になってるあたりが絶賛できない出来ということを表していますが)。あまり人にぜひやってみてと薦められるゲームじゃないですが、個人的にはライトな味付けに好感が持てます。主人公の腰の振りが艶かしいのも良いですね(笑)。ゲームがどんどん複雑になって豪華になって開発費ばかりがかさむ昨今のゲーム業界、こういうファミコン的な軽ーいゲームがあってもいいと思うのです。昔はみんなこんな感じだったんだよね。人が作っている以上、どこかにコスト的時間的限界があるはずです。革新的ゲームも必要でしょうが、たまには立ち止まる勇気も必要でしょう。まあ、ゲーム自体は生活に必要なものじゃないですが、成熟した社会では無駄なものにこそお金が払われますからね。ゲームも娯楽としての地位を保っていってほしいものです。


(4/8) しっとり雨で湿った火曜日。本日は大学の入学式があったようですが、9時過ぎに目覚めて12時前に家を出てきたときには、すでにT講堂の前にはスーツ姿の人々が多く見られたので、入学式は終わっていたのでしょう。うちの講座では、環境学研究科の大学院に進学したA川君とW木君がたぶん出席したんだと思います。入学式だというのに、小雨が降って桜も散って、出席した人々はお生憎様でしたね。ただでさえ長い学長の話を聞かされた上に、天気もすぐれないんですから、気分もなかなか晴れないことでしょう(笑)。

 今日は朝食も食べませんでしたが、昼食も食べに行く機会を逸してしまって無しでした。その結果発生した空腹感はそばぼうろを食べることにより誤魔化しました。カロリィ的には充分でしょう。夕方頃には雨が激しくなり、まるで夕立みたいな雨でした(<それを夕立というのでは?)。夜は大分前に買ったブルーバックスの「ポアンカレの贈物」を読んだり、清涼院流水氏の「カーニバル 二輪の草」を読んだりしていました。後者はノベルスで一回読んでいる作品ですけど、大幅に改訂されていてアメリカのテロ事件のことも盛り込まれているのは、やっぱりなという感じ。おいしいネタと言っては不謹慎ですが、この世界観でそのネタを使わない手はないですからね〜。まあ、物語中での惨劇の方が遥かに大規模なので、現実の事件なんて霞んでしまいますけども(笑)。


(4/9) 風が強い水曜日はお昼前に大学へ出て来ましたが、起きたときからちょっとドキドキしていました。それは、それは、エッチな夢を見たから・・ではなく(笑)、実は今日のお昼休みに、ある用事で森先生の研究室へお伺いすることになっていたからです〜(にこにこ)。うおおお、毎度のことながら考えただけで緊張します。まるで好きな人と対面するときの乙女のような気持ちといえば良いでしょうか(乙女になったことがないので想像ですが)。自分の顔の表情とか服装なんかも気になったりします。ほんのちょっと顔を合わせるだけだったのですが、それでももうダメですね。お部屋のドアをノックするだけで心臓がバクバクいって、実際に森先生を目の前にしたらもう、あなた、頭の中は真っ白ですよ。二人っきりというシチュエーションがさらにいけません。いや、むしろ願ってもないことなんですが、尊敬度合いの高い人と二人っきりになると舞い上がり過ぎてしまって、心ここにあらずという状態になってしまうのです。だからまあ、私によくしゃべりかけられている人がいるとしたら、その人はあまり尊敬されてないのだと解釈してください。って、冗談ですからね(笑)。

 時間にしてわずか30秒ぐらいだったでしょうか、用事を済ませたあとはそそくさと森先生のお部屋をあとにしたのでした。部屋を出てからもしばらくは、にやけていたような気がします。階段の途中で女の人とすれ違いましたが、そのとき慌ててにやけ顔を修正したほどです。うまく誤魔化せてれば良いのですが・・。にやけながら歩いていたら、ちょっと怪しい人ですからね。いやあ、それにしても、これだけのことでこんなに幸せな気分になれるのなら、土曜日に東京である名刺交換会のときなんか、一体どうなってしまうのでしょうか(ドキドキ)。前回の名刺交換会でも声が上ずったりして上手く会話ができなかったからなあ・・。

 さて、昼休み後は、何もかもがバラ色でした。と言っては大袈裟ですが、少々の辛いことでもノープロブレム、エブリシングウェルカムな精神状態だったと言っても過言ではありません。些細なことはすべて許せちゃいます。まさに仏の心です。森先生に会っただけでこの効果。いや、「会っただけ」なんて軽く言えるものじゃない存在だからこそ、この効果なのかもしれません。自分にとって森先生は活力の源です(にっこり)。あまりに気分良く午後を過ごしたので、具体的に何をやっていたのかは忘れてしまいました。というか、森先生に会ったあとではそんな具体性には意味がありません。生森先生の前では日常の出来事など取るに足らないものと化すのです。つまり午後の行動は「森色でした」の一言で充分なのです。それがどのような状態のことを言うのかは、なかなか的確に言い表わすことができませんが、例えば浮き足立ってゆらゆら揺れたり、頬が弛んで思い出し微笑を繰り返していたり、やたらとポジティブシンキングになっていたりすると、自分の場合森色である可能性が高いです。普段なら森ミステリィを読んだあとに軽くそういう状態になることが多いのですが、今日みたいに生森先生に会ったりするとそれだけでもう非常に濃い森色に染まってしまいます。少々のことでは上塗りできません。こうなると実験とか夕食とか日常的なことをわざわざ書くのがとてもバカバカしく思えてしまうのです(本当は覚えていなくて書けないだけですが)。書き表わすのが難しくても、森先生に会うことの感動や高揚感、畏怖や暖かさなどのイメージを書くことに時間を費やす方が、より価値のあることだとさえ思います。だから、自分の行動を忘れてしまった今、こうしてまだ残っている感情の断片のようなものばかり書いて引っ張っているわけですね(引っ張ってたのか)。「我の人生に三つの節目があるとすれば、それは誕生と死去と、森博嗣との遭遇である」と墓標に書いてほしいくらいです(笑)。


(4/10) 本日木曜日もお昼頃大学へ。午後は生協へ行って新幹線のチケットを購入。今週土曜日の森先生の名刺交換会のために上京するためです。それから溜めに溜めたチョコボールのバーコードを何枚もの応募用紙に貼付け、東海地方の大学生協と森永製菓の共同企画である半期に一度の「森永キョロちゃんフェア」に応募しました。今回の賞品のA賞はキョロちゃんぬいぐるみ。たぶん以前にも賞品になったことがあるやつで、在庫処分っぽいのですが、まだ手に入れたことがないので当たりますように(祈)。もちろん当たったら森先生のところへもれなく里子へ出されます(にっこり)。書籍部では、舞城王太郎氏の「九十九十九(ツクモジュウク)」思わず手に取り「子供の科学」とともに購入。「九十九十九」は清涼院流水氏のJDCシリーズのトリビュート作品とのことですが、本家に負けず劣らずこんなに厚いとは思ってませんでした。厚さまでトリビュートするとはさすがです(笑)。読み終わるのに時間がかかりそう。あと、パソコンコーナでは、アップル純正プレゼンテーション用のソフトウェアである「keynote」もついに買ってしまいました。今までマッキントでマイクロソフト製品はできるだけ使いたくないと思っていたので、コロキウムの発表ではAppleWorksのプレゼンテーション機能を使っていましたが、機能が中途半端でいまいち使いにくかったのです。現在プレゼンテーションでは「PowerPoint」が圧倒的に主流ですが、やはりマイクロソフト製品ということで使いたくないなあと思っていたところ、アップル純正のプレゼンテーションソフトがリリースされ、それ以来ずっと気になっていたのです。普段使っているあいまっ君が保証される動作環境から微妙に漏れていて不安ではありましたが、ノートのあいぶっ君の方はギリギリ含まれていたので思い切って購入するに至ったしだい。前期のコロキウムの発表が近いということもあります。そこでさっそく使ってみようという魂胆。新しもの好きですね。

 夜は今日も過去の日記を書いて、昨年の10月分ももう少しで終わるというところ。現実時間と半年の差がありますが、追いつくのはいつのことでしょうか・・。調子の良いときは8日分くらいを一気に更新してしまうので4日で1ヶ月分進むことになり、あと1ヶ月もあれば追いついている計算になりますが、そうは問屋が卸さないでしょう。毎日日記の更新だけするわけにもいきませんし、イレギュラなイベントが入ったりすると途端に更新が滞るはずです。そして何より、こういう悲観的観測をすること自体が、自分の中で更新が滞っても仕方ないと思わせるための言い訳になっています(<なら書かなきゃいいのに)。

 最近歯磨きが流行っています、研究室で。歯医者に行ったあとは「歯を磨かなきゃ」と決意をする人が多いのか、自分も含めて昼食や夕食のあとに部屋の中で歯磨きをする人が増えたような気がします。というか増えました。具体的には、同じ部屋に9人居るうちの4人が部屋の中で歯磨きをしています。一人は助手先生です。自分が歯医者に行ったのはずっと前で、近頃歯磨きもちょっと疎かになっていたのですが、見事に感化され(笑)、すかり歯磨き人間になってしまいました。さらには歯石が歯の裏に固まっているのも発見して、プラスチックのようじを使って自力で削りとったりしています(慣れないと歯茎から血が出ます)。いま歯医者に行ったら絶対何か言われることでしょう。定期検診に行ったほうが良いとは思っているのですが、「歯を磨いてなかっただろ」とか言われるかもと思うと、躊躇してしまいますね(笑)。せめて歯を綺麗にしてから診てもらいたいものです。


(4/11) 金曜日は目覚めたら10時半。午前中は曇り模様でした。起きてすぐ電話が鳴りましたけど無視して(笑)、留守電になるまで待っていたら切れました。というか、留守電に切り替わるまでの呼び出し回数が少な過ぎて出ようとしても間に合わなかったのです。留守電にメッセージを入れないくらいだから、大した用事じゃないとは思います。議員選挙が近いので立候補者の宣伝かもしれません(だったら留守電に残しそうだけど)。そうそう、留守電といえば昨日は三越カールヘルムからダブルポイントフェアのお知らせが入っていました。朝にはハガキでのお知らせも郵便受けに入っていたし、すっかり良いお得意様になったものです。まあ、だいぶ注ぎ込みましたからねぇ(計算したくないくらい)。

 午後になると小雨が降り出しました。本日も4時頃生協に行って洗剤とお菓子を購入。うちの洗濯用洗剤が先日切れて、買おう買おうと思っていたのです。前回洗剤を買ったのはもういつのことなのか忘れてしまうくらい前ですが、別に洗濯をケチっていたというわけではなく、一人暮らしなので使用量が少なかっただけです。今まで使っていたのは粉洗剤でしたが、新たに買ったのは液体タイプで、ドイツ生まれのなんたらとかいう洗剤。漂白剤も蛍光剤も入ってなくて、生分解性で自然に優しくしかも洗浄力抜群みたないことが書かれています。テレビショッピングでよく宣伝しているのと同じようなやつかと一瞬思いましたが、生協マークが入っているのでまだ別のものかもしれません。

 さて、明日はいよいよ東京で森先生の名刺交換会ですが、名刺は先日の那古野コネクションで使用したものをお渡しするつもりでした。がしかし、ここにきて森ぱふぇの掲示板にて、Wかへま氏より「赤い名刺大作戦」の話が持ち上がり、なんだかすっかりそういう流れになっていたので、うわー名刺を作り直さなきゃだよー(正確には使い回すのをやめて新たに作るわけですが)と思って前日の夜ではありましたが、今夜、急遽赤っぽい名刺を作り始めました。それが午後の9時頃(汗)。せっかく作るのならということで、森先生の新刊2冊にデザインを合わせて作ることにしました。そのうちの1冊「100人の森博嗣」はピンク色の表紙なので赤っぽいかなという判断。初めは、自分のHPに使っているイラストを適当に寄せ集めればそれっぽいのができるかな、と軽い気持ちで作り始めたのですが、いざ作ってみると予想外に苦労が多かったです。具体的には、もともとイラストレータで作っていないイラストが大半だったため、それをイラストレータ上に持ってきて手を加えたりする作業に四苦八苦でした。苦心の末に出来上がった名刺は、表側が「100人の森博嗣」風で、裏側は前作ったものに少し手を加えただけの「森博嗣の浮遊研究室」風味です。これを最低限必要な枚数だけ印刷して切り取って仕上げ終わった頃には、すでに日が昇っていました(苦笑)。どれだけ寝られるか、そしてちゃんと起きられるか不安ですが、寝ます。


(4/12) というわけで、朝帰りをして速攻で寝て、気合いで目覚めて午前10時。3時間くらいは眠れたと思います。それから洗濯をしてトイレに行ってシャワーを浴びて着替えて洗濯物を干して家を出たのが11時過ぎ。大学へ一度寄って掲示板のチェックをしてからすぐに出発。地下鉄で名古屋駅に到着したのが11時30分頃で、新幹線内での食事用におにぎり(高菜明太)とサンドイッチ(ツナたっぷり)とジュース(缶だけどフタができるタイプ)を買ってホームへ上がりました。間もなくやってきたひかりに乗り込み、12時前には名古屋を出発。乗ってみたらこれが速いひかりで途中の停車駅は新横浜のみでした。2時間弱で東京に着いてしまいました。車内ではさっき買った食料をブランチとして食べ、筒井康隆氏の「ロートレック荘事件」を3分の2ぐらいまで読み進めました。なんだかすでに騙されているような気はしますが、今のところは普通に読めています。どんな結末が待っているのでしょう(わくわく)。

 東京駅に到着して、まずは友人K藤氏と連絡を取ろうとしたのですが、電話の行き違いばかりなため、とりあえず山手線に乗って本日の目的地である池袋に向かいました。その間もK藤氏はメールではなく電話ばかりかけてきます。当然電車の中なので出るわけにはいきません。池袋駅で降りてからようやくK藤氏と電話で会話ができたのですが、彼が言うには「メールを送っても戻ってきてしまうけどどうなってるの?」ってことでした。一瞬そんなはずは・・と思いましたが、言われてみれば心当たりがありました。実はPINコード(よく解らない)とかいうので全部「拒否」に新幹線の中で設定していたのでした。たぶんそれで彼からのメールが届かなかったのでしょう。最近迷惑メールばかりなのでどうにかして届かないようにしようと携帯電話をあれこれ触っていたのですが、どうやらその結果普通のメールも拒否する設定になっていたみたい(笑)。K藤氏はメールが届かないので電話で連絡を取ろうとしていたようなのですが、こちらは電車内にいたので電話を取れなかったというわけです。そういうことが原因となった行き違いでした。よく解らない設定は下手にいじらない方がいいですね。

 池袋駅から外に出ると微妙に雨。まだ2時半前で時間があったので東武百貨店などをうろうろし、午後3時になろうかというときに、森先生の名刺交換会会場となるジュンク堂書店へと向かいました。以前、佐久間真人氏の「猫の建築家」のイラスト展で一度来てことがあるところなので場所はすぐに判りました。店内に入ってまずは森ぱふぇスタッフの方を探します。お渡しするものがあったからです。で、最初に出逢ったのはWかへまさん。わーいわーい、こんにちわ〜お疲れ様です〜(にこにこ)、とご挨拶。しかし渡すものはまだ渡さず、このときは挨拶をしただけで一度お別れ。それからしばらく気になる本があれば見つつ店内をうろうろしていると、Sいとさんに遭遇しました。今度はブツをお渡しし解散。名刺交換会の始まる午後4時を待ちました。何度か店内アナウンスがあり、3時半から整理券を持った人たちが並び始めました。並んでいるのは名刺交換をする場所からちょっと離れた入口から入れる非常階段でした。最初全然人が並ばないなあと思っていたら、実は見えない階段(階段が透明なわけではなく死角になって見えない)に、上の階に向かって列が続いていたのでした。私はまだ残りのスタッフにブツをお渡ししていないので並べません(並べてもたぶんまだ並びませんが)。

 そして4時少し前いよいよ森先生のご登場となりました。やはりいつものサングラス姿です〜。列の後方からお見えになった先生は、用意されていた小さな机(上には森ぱふぇスタッフからのお花が)を前に座られ、書店のスタッフによる始まりの挨拶があり名刺交換会が始まりました。沸き起こる拍手(パチパチパチ)。一番先頭に並んでいた人の名刺交換の様子を確認してから、ブツを渡すために他の森ぱふぇスタッフを探してフロアをしばらくうろうろ。戻っては名刺交換の様子を傍から見たり遠くから見たり(意図的に白黒)していました。同じような人が周りにはたくさんいて、近くの本棚の間が通れなくなっていることもあったりです。そのうちにTさんやMさんがやってこられ、ブツも無事お渡しすることができました。他の人が結構「赤い名刺大作戦」に参加して赤い名刺を作って来たことを知ったMさんは、急遽ご自分の名刺の裏一面に赤ペンでハートマークやらラブメッセージやらを書くことを決意され(笑)、近場の台を使って貧血で倒れるんじゃないかというくらいの勢いで、名刺の裏を赤く埋め尽くされていました。

 その後、さらに名刺交換の様子を伺いつつうろうろし、久しぶりにお会いしたK田一圭さんと名刺交換をして、5時を過ぎた頃にはお馴染みのぱふぇら〜の方々も続々とやって来られてご挨拶。今回用意していた新しい名刺は少なかったのですが、交換できる方とは交換させていただきました。それからも、森先生が近くにおられる空気を感じつつ、TさんやKヲルさんやAなあなGんてつさんらと談笑したりして、列が短くなるのを待ち続けました。数が足りなくて名刺をお渡しできなかったAなあなさんにはまた後日お渡しすると約束。那古野コネクションでまたお会いできますからね(笑)。さて、午後6時を過ぎた頃、ようやく階段部分の行列は無くなり、最後尾がフロアに現れたので列に加わることにしました。と、最後になったつもりでも、その後ろにぱふぇら〜が並んでいきます。みんな最後のトリを狙って牽制しあってやらしいですね(笑)。並んだら並んだで否が応にも気分は高揚し、ナチュラルハイになってはしゃぎまくりです。皆さん会話が止まりません(それは普段からか)。並んでいる間にも、すでに名刺交換を終えられた人たちが目の前を通り過ぎていきますが、みんな幸せそうにニヤけています。そんな姿を見るとこちらまでニヤけてしまいます(ニヤニヤ)。しかしいよいよ順番が近づいてくると無口になるんですよね(どきどき)。一人、また一人と順番が近づき、いよいよ次が自分の番です。

 何をお話しようかなんて考えてなかったのですが、頭が飽和状態で直前になっても何も思いつきません(汗)。あとは呼ばれて流されていくだけ・・。森先生の前に立ち「こんにちわ」と言うのが精一杯、あとの言葉が出てきません(苦笑)。あららこめ考えていても話せないときがあるのに、何も考えてないんだら何も出て来なくて当たり前です。なんか「あうあう」言いながらとりあえずおぼつかない手つきで名刺を交換させていただき、名刺の説明を少しだけさせていただきました。しかし先生のコメントは特になし(がーん)。精一杯の言葉が虚空を漂います。あ、あ、えーと、何、いや、ほら、そ、だから、えーとですね、と声には出さずに焦っていると、名刺を渡し終えたときに先生が手許の方を指されて「それと同じものを持ってますよ」とおっしゃるではありませんか。あわわ、え、同じもの?同じもの、どれのことだろ、なんて慌てながら、何を思ったか「これですか?」とお訊きしつつ左手に持っていた名刺ケースを右手で指差してしまったのです。んなわけねー、これなわけないじゃん! 何を勘違いしとるんだ自分は、と気づいたのはもちろん先生に否定されてからのことでした(苦笑)。先生が同じもの持っているとおっしゃったのは、カールヘルムの服のことだったのです(わーいわーい)。これの方が何倍も嬉しいのです(ららら〜)。それを言われて「うわぁそうなんですかぁ」とかなりニコニコ顔に。でもそのあとは「光栄です」と言うのがやっとでした(うう)。相変わらずな受け応えです。もっと話を膨らませられそうな先生からおフリだったというのに・・あとになって思えば腑甲斐無いことこの上なし。まともな会話はこれだけですもんね・・。その後は握手をしていただいて、これからもよろしくお願いしますとかなんとか言ったような気がします。記憶が曖昧です。先生の手の感触はありありと思い出すことはできますが(にっこり)。そうそう、去り際には「この辺りからコアなメンバですか?」みたなことを訊かれて「コアですね」と答えたかもしれません(笑)。後ろには素敵な乙女たちがおられたわけですが、コアじゃないとはとても言い切れないメンバですからね。えっと、誰がいたのかはっきりとは覚えていませんが、Eルモの妹さんととかKえずみさんとかK原敦さんとかF波響さんとかRとさんとかA目さんとかS田さんがおられたと思います(<はっきり覚えとるがな<と言いつつ誰か忘れていたらどうしようとドキドキ)。あ、Kとーさんもおられましたっけ?(誰に訊いているのか)

 そして名刺交換会も佳境に入っていた頃来られたKりはらさんにもブツをお渡しして、最後の最後にKりはらさんは列に並ばれたのですが、そう思ったのも束の間、その後ろにさらに並ぶ人もいました。あと、整理券を持っていながら時間に間に合わずに書店に電話を掛けてくる人などもいました(係の人が目の前で対応していた)が、もちろんその人を待つようなことにはならず、午後6時20分頃、列が無くなったところで名刺交換会は終了となり、最後は拍手で締めくくられました。長い時間お疲れ様でした。温かく先生の退場をお見送りし、残った机とお花の写真を撮ったりしました。落ちていたつぼみも花屋に文句を言うために撮影(嘘ですよ)。その後知ってるぱふぇら〜の方々とはお別れの挨拶をし、雨の中小走りで池袋駅に向かいました。

 さて、夜はお昼に電話で話したK藤氏と待ち合わせていました。場所は渋谷ハチ公前。そこでは雨だというのに人が溢れ返っていて、人の傘が邪魔邪魔邪魔。なので自分は傘をささずです(あとでさしましたけど)。なんだか煩いなと思ったら、東京でも選挙が近いらしくドクター中松氏が街頭演説をしていました。手には5インチのフロッピィディスクを持ち、必死に「偉大な政治家はみんな発明家である」みたいなことを力説しておりました。うーん、あなたは確かにすごいけど、5インチフロッピィを未だに引っ張ってるのは格好悪いなと思いましたね。おそらくもっとすごい発明もしているはずなのに、そんなに昔の発明品を出されたら聴いてる方としては、今ではまるっきり衰えているみたいな印象を抱きかねません。それしかないのかなと。そんな衰えた人に政治を任せようとは思わないのでは? もっと先のビジョンを見せて国民を納得させるのが政治家というものじゃないのでしょうか。たとえ偉大な政治家がみんな発明家であっても、必ずしも発明家が偉大な政治家になるわけではないのは自明です。ま、東京都民ではないのでどうでもいいですけど。さらに言えば名古屋市民でもないので今回の選挙には行けないでしょう(まだ住民票移してなかったのか)。文句は投票してから言いたいと思います(散々言いましたが)。

 そんな選挙演説を遠くに聞きながら、K藤氏とは手頃な居酒屋を探してしばらくうろうろしました。初めて渋谷センター街を歩いたりも。なかなか良いところが見つからなかったのですが、以前訪れたことがある書店ブックファーストの上に、何やらレストランっぽいところを発見。あまり期待せずに書店の中に入りエスカレータで5階まで昇って、エレベータで6階に上がってみると、雰囲気の違いに一瞬びっくり。そこはアメリカンなバーを意識して作られたっぽい立派な居酒屋だったのです。照明は暗めで、音楽はガンガンかかってます。結構いいところを見つけて二人とも満足気でした。まさか本屋の上にこんなところがあるなんてってな感じ。禁煙席と喫煙席の区別はなかったものの、料理もそこそこの味で、ほどほどにお腹を膨らまして(K藤氏はすでに食事済みだったのであんまり食べず)2時間くらいでここをあとにしました。それからカラオケに行こうとするも高かったのでやめて、スターバックスでコーヒーを買って、それを飲みながら東急東横線に乗りK藤氏の家のあるK名駅まで向かいました。今夜は泊めてもらうのです。

 駅を降りてすぐ正面のスーパに入り、お酒やらおつまみなどを買い、K藤氏の家へ。チューハイを作っては飲み作っては飲み、少し前から「来ないか?」と連絡していたH大学時代の友人I田氏が途中で登場。それからは3人でさらにコンビニに行って食料などを買い足し、飲みながらI田氏のほったらかしHPを懐かしみつつ、そこのリンクからいける筋肉マンのファンサイトに飛んでマニアックな文章に爆笑したり、超人の紹介文を一通り見ては懐かしんでいました(正直自分はあんまり詳しくないのですが)。そのあとはK藤氏がヤフーのチャットに、入っては出て入ってはコメントちょっとして出てという行為を繰り返し、ようやくまともな会話ができる場所を見つけたところは、カープの部屋でした。何を隠そうK藤氏もI田氏もカープファンなのです。その部屋ではカープの話から広島のローカルネタになり、しかもI田氏の今住んでいるところと近いところにいる人もいたりでローカルさに磨きがかかって結構な盛り上がりに。カープ話のときはK藤氏とI田氏が、広島話のときはI田氏が、北海道ネタが出たときには私が意見出したりしましたが、もちろんこちらは表向きは一人の人間としてチャットに参加しているわけで、3人寄れば文殊の知恵というか3バカトリオというかそういう状態でした(笑)。まあ、相手も一人だとは限りませんが。最後はカープの選手と高校時代試合をしたことがあるとか甲子園に行ったことがあるという話(<I田氏の嘘ではない話が元になっている)を書いてみたりしましたが、「高校どこ?」と訊かれたあたりで適当に誤魔化して寝ることになりました。このあたりが限界でしたね。K藤氏は二度と同じ名前でチャットに参加できなさそう・・。

 夜明け間際までそんなことをしていました。


(4/13) そのあと凄い眠気に任せてゴロ寝して、目覚めたら午前9時。I田氏はカリスマ美容師のところに予約が入っていると言い、すぐに出発しなきゃいけない風味でした。というわけで一緒になって9時20分頃K藤氏の家を出ました。あまり寝れていませんが、お世話になったと言えばお世話になったので感謝の言葉を述べて、東急のK名駅に向かいI田氏と別れて、JRのK名駅に向かい、そこから在来線で新横浜駅へ。そして新幹線に乗り込みました。しかしこれが予想外に混んでいて座ることができず、デッキでずっと立ちっぱに。しかも運が良いのか悪いのか、名古屋駅までノンストップのひかり号、途中で席が空く見込みはありません。眠気には勝てず立ちながら寝たりしましたけど、結構辛かったです。おまけにそこは喫煙車両のデッキだったので煙草をわざわざ吸いに来る人もいたりで、服に匂いがついてなんだかなあですよ(とほほ)。まあ、禁煙車両まで移動すれば良かったのですが、一度定住した場所を変えるのも癪だったので・・(つまらん意地やな)。

 名古屋に着いたのは午前11時過ぎで、12時前には大学に戻っていました。すぐに帰宅してシャワーを浴びて、少しゲームをして再び大学へ。そして筒井康隆氏の「ロートレック荘事件」を読了。最後の方なんか昨日全然寝てないから本を落としてしまうほど眠気に襲われていましたが(笑)、読み終わる頃には、おおお、そうくるとは、と驚愕。そうかそうかときどき「ロートレック荘事件」のことについて書かれている文章を見ますけど(森先生も書いておられますね)、こういうことだったのかと納得。話に出るだけのことはあります。もうひとつ森先生が言及されてる筒井作品の「富豪刑事」の方はまだ読み終わっていませんが、筒井ワールドに浸っているうちに読み進めないといけないなと思いました。筒井康隆はやっぱりすごかった(今更)。


(4/14) 月曜日は寝坊。目覚めたときは午前10時過ぎ。T中研のマシンタイム会議が9時からだったと知ったのは大学へ来てからでした。いや、会議があるということは知っていましたが、午後1時からだろうという勝手な希望的観測を持っていたのです。まあたとえ9時からだと認識していても、結局寝坊して参加できなかったのには変わりないですが・・(苦笑)。

 午後は生協にも行かず、ゴールドシュミット(地球化学の国際学会)で発表するかもしれないの要旨を考えていましたが、やはり英語は難しい。夜までずっと考えていました。まだ書き終わっていません。正直発表せんでも良いような気がする(笑)のですが、ドクターコース3年目、論文のひとつもパブリッシュされていない状況ではいろいろ手は打っておくべきでしょう(学会発表が得策かは判りませんが)。日本学術振興会の特別研究員にも応募しないと来年食いっぱぐれている可能性大ですし、いつまでも親を頼ってはいられませんからね・・。と言いつつ、まだしばらく頼ることになりそうな気配。

 来週はコロキウムでの発表もあるし、何かと忙しい4月です。ここを乗り切ればなんとかなる(結果がどうあれ)とは思います。6月の森先生の講演会と森ぱふぇのオフ会を楽しみに生きていきましょう(にこにこ)。


(4/15) 昨夜は深夜に電撃ニュースがありました。世間的にどうあれ、個人的に電撃です。それで夜中にもかかわらず、独りでちょっとした躁状態になっていました。何かといえば「MOTHER」「MOTHER2」の復活です(にっこり)。テレビCMで突然先行発表されたらしいのですが、ネット上での反響ぶりは凄かったです。しかも一旦は発売が断念された幻の「MOTHER3」も製作中であるという告知もあり、なんだかもう、妙にハイテンション! うわあうわあうわあうわあ、てなもんです。ずっと出るぞ出るぞという噂は絶えませんでしたが、ついに正式に発表されたんですよ。これが騒がずにいられましょうか。実は「MOTHER」自体にそんなに思い入れはないはずなのに、このウキウキした気分はなんでしょうか。復活したという現象に対する喜びでしょうか。あるいはそれを喜ぶ人たちが大勢いることに対して興奮しているのかもしれません。とにかくワクワクする気持ちは確かにあります。一夜明けて、朝には任天堂のHPにも掲載され、生みの親である糸井重里氏のほぼ日でもMOTHER復活について発表されていました。何かが大きく動き出しそうな感じです。蠢動というやつでしょうか。単に腹の虫が鳴っただけかもしれませんが。

 さて本日は、コロキウムがあるため早起きの火曜日。9時過ぎに大学へ来て紅茶を飲んで、すぐにコロキウム開始。今日はM2のY田さんとT橋君の発表でした。二人とも無難に終了。午後は放射線従事者関連の書類を環境学研究科の事務に提出しに行き、生協まで足を伸ばしてノート数冊とお菓子を購入。キョロちゃんフェアへの応募も忘れていません。たまったチョコボールのバーコードを貼った応募用紙(300円分で1口)を数枚応募箱に入れてきました。前回は外れちゃったので、今回は意気込みが違います。って、チョコボール食べてるだけですけど。どうかキョロちゃんぬいぐるみが当たりますように・・(むにゃむにゃ)。


▲次のページを読む(4月の後半)
▼前のページを読む(3月の後半)
★目次に戻る
Go Home日々これ勉強