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日々これ勉強(2002年11月の後半)

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11月のない男(の後半)

(11/16) 今日は11月16日の「1・1・1・6」で「い・い・い・ろ」の日でしょうか(適当に言ってます)。色に良いも悪いも無いでしょうが、緑色の中の赤色なんて見にくくて素敵ですね。お昼過ぎに目覚めてからも、未だ半分寝た状態だったったのですが、そんなとき荷物が届きました。前日に不在票がポストに入っていて今日起きたら電話してもってきてもらうつもりでしたが、その前に持ってきてくれたようです。こちらとしては手間が省けてラッキィでした。届いた物はなんだったかというと「ほぼ日手帳2003」です。こういうシステム手帳の類いはあんまり使う習慣が無いのですが、何故だかこの手帳は購買意欲をそそるんですよね〜。今年版の「ほぼ日手帳2002」も面白がって去年買ったものの、案の定1割も使うことなくすでに年末が近づいてきていることを考えると、来年もきっと「ほぼ日手帳2003」を活用できずに終わってしまう確率が高い気はします。まあでもしかし、グッズとして持っておくだけでも個人的には満足で、正直使う使わないは問題ではありません(にっこり)。手帳としての機能のみならず、読み物としても優れているし、付属のオリジナルボールペンは使い勝手が良さそうだし、無駄になることはおそらくないでしょう。いろいろ使っていきたいと思います。

 その後、午後3時頃大学へ出てきて、T木氏とU本君が酸廃液の中和作業を行なっていたので、それを冷やかし程度に手伝い、学生実験室の掃除も少し手伝いました。そして4時半からは、明日の停電に向けて、質量分析計などの電源を落とす作業と、ついでに実験室の入口上のフィルタ交換なども行ないました。なんか、つい最近も停電したばっかりだったような気がしますが、停電を必要とする作業はまとめて1回でやってほしいものです。事前連絡があるとはいえ、何回も停電させられたんじゃ大きな機械を所有する講座はいい迷惑です。コンピュータも使えませんしね。

 その後、ほとんどの人は帰ってしまいましたが、独り来週測定分のサンプルの準備を午後11時頃までかかって済ませました。その準備には電気を使う作業があって、朝から大学全体が停電する明日ではサンプル準備ができないと思ったからです。停電が復旧してからでもサンプルの準備は可能ですが、それだと万が一復旧が遅れたとき困りますし、ギリギリでもあるので前倒しで準備をしたしだいです(全然前倒せてないけど)。


(11/17) というわけで日曜日は大学が朝から夜まで停電でした。街に出て映画でも観に行こうかと思っていたのですが、つい油断してどっぷり寝てしまい(またか)、目覚めたのが午後2時頃。うーん、なんとも中途半端な時間です。停電の復旧の時間には大学にいっておかないといけないし、その時間は4時頃だったかもしれないとこのときは思っていたので、街に出るにはちょっと時間が足りないと判断し、しばらくゲームに興じてから4時半頃大学へ出てきました。復旧の時間が4時頃かもしれないと思っていたわりには、すでに余裕で遅れていたわけですが(笑)、まあそこは目を瞑ってもらうとして、結果的にはまだ停電復旧はしていなくて、建物の中に入ると真っ暗でした。で、正確な復旧時間を確認するため、講座の掲示板に貼ってある紙を見ようとしましたが、これが当然廊下が暗くて文字が読めません・・。なんとか読もうとして持ってきたのが階段脇に設置されていた非常用の懐中電灯でした(笑)。それを点灯させて読んでみると、停電の復旧時間は実は午後6時でした。なんだ、まだ1時間近くあるではないか。栄の街にまで行っている時間はなくても、本屋ぐらいなら行けそうです。よし行こう。

 そんなわけで、自転車に乗り杁中三洋堂書店まで出かけました。目的は「冷たい密室と博士たち」の漫画が連載されているという「ミステリーBst」でしたが、残念ながらそれは見あたらず、代わりといってはなんですが清涼院流水氏の「トップランド2002」を見つけたのでそれを購入。帰りにスーパーに寄って、1ネット230円のみかんを2ネットとカレーの食材を買って、大学に戻って来たらちょうど午後6時。大学の建物にはあちらこちらに明かりが灯っています。外から見てもすでに停電が復旧していることは明らかです。

 さて、荷物を研究室に置いて実験室に向かってみると、数人のスタッフがすでに来ていて、あとから来る人たちをしばらく待つことになりました。30分ほど待っていたでしょうか、だいたい人が揃ったところで、分析装置の再起動など各所電源を入れる作業へ。そしてついでに、次に測定するサンプルを入れ替える作業をM2のH君とともに行ない、これで物理的には翌日から測定可能となりました。

 もろもろの作業終了後、夜は研究室でまったりしていたら、いつの間にかみかんが1ネット無くなってしまいました。って、自分で食べたんですが(笑)、ちょっと食べ過ぎかも。みかん大好き人間です。帰宅してからは、カレーを作り、ご飯にして2合ぐらい一気に食べてしまいました。ここでもやっぱり食べ過ぎかも。カレー大好き人間です。ゴレンジャーの中ではキレンジャーに憧れたクチ。「甘いものは別腹」とよく言いますが、もっと一般的な表現に拡張すると「好きなものは別腹」と言えるでしょう。

 その後引っ越し準備中らしいK藤氏から電話がかかってきて、しばらく下らん長電話をしてから帰宅となりました。最近電話する相手なんてK藤氏ぐらいですね。別にそれが寂しいとは思いませんし、寂しいことが嫌だとも思いません。いろんな人間と電話しなくてもいい境遇にわずかな幸せを感じているだけなのです(にっこり)。不特定多数と電話する仕事なんて、考えただけでもうんざりします。とてもできないだろうなあ。


(11/18) 今日はコロキウムのため早起きをした月曜日。大学に来て、まずは同位体分析のスタンダードサンプルの測定を自動で走らせておいてから、コロキウムへ出席しました。本日の発表者は3人。寝不足でしたが、内容は比較的興味を引くものだったおかげで、集中力を切らさずにすべて聴くことができました。もっとも、聴いてるだけじゃダメなんですけどね。

 昼食は理系カフェテリアが混んでいたので隣の中華食堂へ。森博嗣ファンの方にとっては、いわゆる旧理系食堂と言った方が判るかもしれません。何度か書きましたが、ここはねぇ、中華食堂のくせしてラーメンが美味しくないのです(笑)。北部生協にある中華コーナのラーメンは美味しいのに、同じ生協でなんでこうも味が違うのか不思議です。特に麺がダメですね。もともと使っている麺の品質が劣っているという可能性もありますが、茹で方そのものがいけないのかもしれません。作ってるのは人間ですから、おばちゃんが代われば味も変わるような気がします。中華食堂に構造改革はあるのでしょうか。

 その後、スタンダードサンプルの測定結果を受けて、A原先生に質量分析計の調整作業をしてもらうことになったのですが、その作業に1時間くらい費やされ、もう一度スタンダードを測定してどれだけ妥当な数値が出るか確認することになったりして、なかなか自分のサンプルを測ることができません。待ち時間の間に生協へ行って「子供の科学」とお菓子を購入したのち、スタンダードの結果がまあまあであることを確認して、午後6時頃からようやく自分のサンプルの測定を始めることができました。9時頃に測定は終了。結局今日測れたサンプルはひとつだけでした。停電の翌日は装置が安定するまで時間がかかるらしく、やはり測定は難しいようです。

 夜中はM2のO田君のサンプルをオートで測定するように設定し(したのはO田君ですが)、日付が変わった頃に帰宅。温め直したカレーを食べて、明日のために新たなご飯を炊いて眠りに就きました。


(11/19) 今日は午後1時からマシンタイム会議があることをすっかり忘れていて、二度寝してしまった結果、午後1時半過ぎのA原先生からの電話で起こされるまでぐーすか寝ていた火曜日。最初「みんな待ってるよ」と悪質な嘘をつかれて「すぐに行きます」と慌てて応えてしまいましたが、そのあとすでに会議は終わってしまったことを明かされ、クソッ!謀りやがったなと思いはしたものの、寝坊した自分が悪いのでとりあえず反省。そのあとは今更慌ててもしかたがないと開き直り、カレーを食べてお風呂に入ってのんびり体を温めてから大学へやってきました(<反省していない)。コロキウムのある月曜日に早起きを強いられてしまうため、火曜日はその反動で、どうしても寝過ぎてしまう傾向があると思われます。いや、まあ、思ってみたところで言い訳にもなりませんが、寝る子は育つとも言いますし・・(だからどうした)。とにかく、火曜日には迂闊に下手な約束はできないなあという話かも(かもってなんだ)。

 最近読み始めた本に、北山猛邦氏の「『瑠璃城』殺人事件」がありますが、助動詞のほとんどが「〜た」の形で終わる独特の文体をしているため、読みにくくて初めのうちは結構違和感があった(前作もこんな感じだったでしょうか)。しかし、読み進むにつれて話が面白くなってきたこともあり、だんだん気にならなくなってきた。今日大学で何をやっていたのかも気にならなくなってきたため、これ以上もう書くことがなかった(笑)。空にはただ、丸い月が出ていただけだった。適当に締めてみた。しかし、全然締まってないかもしれなかった。


(11/20) 水曜日はSr(ストロンチウム)の同位体測定を午前中から夜まで行ないました。昼食は食べませんでしたが、夕食はT辺氏と理系カフェテリアにて納豆カレーを食べて満足。念のために言っておきますが、「T辺氏と食べたこと」が満足なわけじゃなくて、「納豆カレーを食べられたこと」に満足なんですよ(わざわざ強調して言うことでもない)。まあ、納豆も、カレーも、理カフェには常時用意されているメニューなので、いつでも納豆カレーを食べることは可能なんですが、久しぶりに食べてみて改めてその組み合せの妙に感慨深かい思いだったのです(大袈裟)。生協のカレーは少し辛口なので、納豆を入れるとちょうど良いマイルドな味わいになるところがいい感じ。納豆を入れないで単体で食べると大したことないカレーなんですが、肉が入ってなければもっと良くなるでしょう(笑)。

 夜はO田君のサンプルの同位体測定を自動で走らせるプログラムをセットして(セットしたのはO田君ですが)、すっかり疲れてすぐに帰宅しました。帰ってもやることがないので寝るだけです。アパート住まいじゃなければギターをガンガン鳴らしたり(弾けませんが)、散らかし放題で工作したり(今でも散らかってますが)、スキー板のエッジを研いだりワックス塗ったり、趣味の時間を持てるとは思うのですが、現状ではせいぜいテレビゲームか読書をするのが関の山。そうそう、読書読書って言ってますけど、毎日の記述をご覧になれば判るように、普段からそんなに本を読んでいるわけではありません。むしろ昔から読書は嫌いな方だったような気がします(読書感想文の影響だな)。本をまともに読み出したのは大学生になってからで、漫画ですら子供の頃からそんなに読む方じゃありませんでした(今でも滅多に読まない)。だから、世代的には筋肉マン世代であり北斗の拳世代であって、懐かしむことはあるのですが、マニアックな会話にはついていけないときが多いのです。どっかで書いたような気がしますが、キンケシのことを筋肉マン消しゴムのことだとは知らずに、ランボルギーニの形をした消しゴムでも手に入れてはキンケシだぁーと思っていたぐらいです(苦笑)。あまり熱中するタイプじゃないのかもしれません(凝り性ではありますが)。今でこそ人並みに本を読むようになりましたけど、本を読んでいるというより、森先生を読んでいるって感じですからね(笑)。


(11/21) さて木曜日。いつものように朝遅くに(つまり昼前に)大学へ来て、自動測定の結果を見てみたのですが、O田君のサンプルひとつだけが測れていなかったようです。御愁傷様です(嫌味ではない)。そのあと、昼頃から自分のサンプルをマニュアルで測定開始。合計3つのサンプルを測って、すべて終了したのは午後10時頃でした。それからサンプルの入れ替えを、次に装置を使うS田氏とともに行ない、ほどなくして帰宅。

 関係ないですが、巷では「ポケモン」の新作が発売されたようです。ゲームボーイは持っていないし、ちょっとメインユーザ層と世代が違うのでやったことはないのですが、評判を聞く限りでは子供にやらせておくだけではもったいないくらい面白いらしい。まあ、大人に楽しめないようなゲームは子供にも全然楽しめないのは当たり前です。大人が楽しめて子供が楽しめないものは世の中に山ほどありますが、子供が楽しめて大人が楽しめないものなんて無いんじゃないでしょうか(もちろん個人の嗜好の差はありますが)。もしあったとしても、それは単に、楽しめない大人の感性に問題があるだけの話でしょう。成長するといろいろ鈍くなるくせに斜に構える方法だけは身に付けますからね・・(自省を込めて)。どの分野でもそうだと思いますが、子供相手だからといって子供だまし程度のものを作っても、おそらく子供には受けないでしょう。大人は騙せるかもしれませんが。

 うちの講座で、もしポケモンの話をするとしたら、男のお子さんがいるY本先生ぐらいでしょうか。しかし、話に出るのはたぶんピカチュウくらいだと思います。なんせ自分がそんなに詳しくないですし、それ以前に、そのお子さんは今のところハム太郎の方が好きなご様子ですから、むしろそっちの話の方が盛り上がるかもしれません。あ、“盛り上がる”ってのは“相槌を打つ”程度の意味だと思ってください(笑)。実際ハム太郎も観たことはありません。普通に人間と会話するハムスターなんているわけないじゃないですか(<感性に問題のある大人)。ましてや、長老ハムスターとか人間でも珍しいくらいのおじいさんなしゃべり方だし、ハムスターが口調が変わるほど長生きするわけないじゃん! その割りにハム太郎は全然成長しないし、なんですか、あれは1週間くらいの間のお話なんですか、とか思っちゃいます(<結構詳しいし)。まあそれはそれとして、以前映画でやっていたミニハムズはちょっと観てみたいですね(にこ)。


(11/22) 同位体測定も一段落して特に急を要する予定が無かった金曜日は、夕方頃大学へやってきました(<急を要さなければ早起きできないのか)。そして非常勤講師(お金をもらうための形だけの肩書き)としての今月分の出勤簿などを秘書さんに提出。今日が〆切日でしたが、書いて出せたのはぎりぎり午後5時前でした(ふぅ)。大学に来るまで今日が〆切日だとは思ってなかった(というか書類のことを忘れていた)ので危ないところでした。書類上ではありますが、現在指導教官の補助研究員としてアルバイト料をもらっているのです。1年間で30万円程度もらえるのですが、利益になっているわけではなくて、損失を補填しているような形です。もともとこのアルバイト料は夏のスイス旅行の代金に充てられているのですが、その代金は最初に私費で払わざるをえず、マイナスになった分を一年かけて後追いで埋め合わせているというわけです。まあだからゼロにはなってもプラスにはならないのです。失った分が戻ってくるだけ。とはいえ、入金されるとなんとなく得した気分にはなります。

 その後、生協へ行って明日京都へ行くための新幹線チケットを往復分購入してきました。大阪市内まで使える回数券のバラ売りですが、京都で降りても学割を使うより200円ほど安いようです。在来線を使わないのであればお得なチケットですね。 さて、何故今回京都に行くのかといえば、何を隠そう森先生の講演会京都大学であるからです。東京で催されていた絵本の原画展に行っておいて、京都で催されるご本人の講演会に行かない理由などあるでしょうか。というかすでに遠出をする9割の理由は森先生関連のイベントであるような気がします(笑)。もはやライフスタイルと言っても過言ではありません。

 午後6時頃から実験器具の洗浄を始め、その待ち時間の間に買い物に行こうかと思っていたら、O田君の携帯電話に連絡してほしいとK藤君から電話があったことをT橋君から聞きました。連想ゲームみたいですが、こんな時間に何の用事があるのかと、O田君の電話にかけ直してみると、何故か電話に出たのはK藤君。話を聞いてみると、O田君の電話を使ってK藤君が電話をしていたことが判明。どうやら大学近くの飲み屋でO田君とK藤君とU本君の3人が飲んでいるらしい。3人とも5階の学生部屋の住人です。なるほど、さっきのK藤君からの電話というのは外からだったのね。その飲みの席で私の話も少し話題に上ったらしく、K藤君が一緒にカラオケに生きたがっているというのです。つまりその誘いの電話をするためにO田君の電話を借りたというわけですね。洗い物の途中だったということもあって少し迷いましたが、まあ最近なかなか無い機会なので、了承して彼らが一旦大学に戻ってくるのを待ちました。

 彼らと合流して、他の人にも声は掛けましたが誰も乗らず、結局カラオケへ行くことになったのはO田君とK藤君と私の3人だけ。U本君は翌日何か用事があるそうで行かないとのことでした。なんだか妙な組み合わせのメンバになってしまいましたが、新鮮といえば新鮮です。しかしそんなこととは関係なく、本山のカラオケ屋ではいつものように最初っから飛ばしまくり、K藤君に洗礼を浴びせてしまったわけですが、結構喜んでくれたようで何よりです。期待に答えられたのなら幸い。2時間歌ってその帰り道、コンビニに寄ると、O田君・K藤君と同じ学生部屋の4年生のA藤君に偶然出くわしました。コンパ帰りらしい。しばらく立ち話をした後、何故か近くのO田君の家へ少しお邪魔することになり、部屋に上がらしてもらって30分ほど談笑。初めて訪れましたが確実にうちより片付いていますね(笑)。うちはとても他人を上げることができない有様ですから・・。

 大学に戻ってきたのは日付が変わって午前1時ぐらい。ほろ酔い気分でメールを送ったりしてなんだかんだやっていたら帰宅は午前4時頃になりました。この時間から寝たら早起きできるどうか不安でしたが、翌日(というか今日)の講演会のためにも、少しでも寝ておこうと強い意志を持って就寝。


(11/23) そして目覚めたら午前7時でした。実質なんと1時間半の睡眠です。やればできる。逆に言うと、普段いかに早起きする意志に欠けてるかが判ります。早起きするにも動機が必要だということですが、森先生の講演会を聴きに行けるということほど、強力な動機はないでしょう。そう、本日勤労感謝の日の土曜日は、京都大学の学園祭で、森博嗣先生の講演会が予定されていたのです。開演時間は午後3時でしたが、会場に入るには整理券が必要で、その整理券の配布が午後1時半から先着順で配られるとのことだったので、少しでも早く京都へ行く必要がありました。そんな急ぐ必要ないんとちゃうの?と思われるかもしれませんが、森先生のファンをなめてはいけません。

 今回の講演会はそんなに宣伝されていないとはいえ、当日券しか用意されていないし、今までの経験上午前中でかなりの行列ができるだろうことは容易に想像できます。だからできれば朝のうちに京都入りするつもりでしたが、実際は9時頃家を出て、新幹線で京都に着いたのが10時過ぎ。そこから銀閣寺行きの混み混み市バスに乗って京都大学最寄りのバス停で降り、大学構内を進んで、講演会会場の教室前に到着できたのが午前11時前でした。整理券配布までまだ2時間以上ありますが、それでも結構遅くなってしまったなと思ったぐらいです。しかし、その教室の入口まで行ってみると、全然人が並んでいる気配がありません。さすがにまだ誰も来ていないとはとても思えません。場所を間違ったかもしれないな、などと思い、ちょっとうろうろして建物の外に出てみたら、あらら、その教室の外側に人が並んでいるではありませんか。なんだそういうことか。そうと判ればぐずぐずしてはいられません。さっそく行列の最後尾まで行き、並ぶことにしました。

 幸い、心配していたほどの行列にはなっておらず、自分の前に並んでいたのは30人くらいでした。これで講演会を聴講できることは確定。あとはひたすら、整理券配布時間まで並ぶだけです(これが一番つらい)。並んでいたところから隣の建物を見上げるとこんなふう。空が澄んでいますね。見上げてていても面白くないので本を読みます。読んでいる間にも、ぼちぼちと後ろに人が増えていきました。そして1時間ぐらいで読みかけだった「トップランド2002」を読了(期せずして京大出身の清涼院流水氏の本ですが、たまたまです)。このシリーズがこの本で完結するかもしれないと臭わせる始まりでしたが、実際どうなるのかはまだ判断できません。本当に終わりなのかもしれない。どうなんだろうか・・。まあともかく内容はそこそこ楽しめました。続きを期待せずに待っておきましょう。

 そうこうするうちに列はどんどん長くなり、少しずつ前に詰めていきました。ただ、入口に近くなると、建物の日陰に入ってしまって寒さが倍増。引き続き「人形式モナリザ」文庫版を読んだりしていたのですが、どうにも体が冷えてきて、ちょっと読書どころではなくなってきました。そんなわけで、読書を諦めたあとは手すりにもたれて待つだけでした。することといえば、通り過ぎる人たちを眺めたり、飴を食べたり、手袋をはめて手を温めたり、森ぱふぇスタッフのKりはらさんとSいとさんに会ってご挨拶したり。学園祭の真っ最中だけあって、行列を相手に模擬店からいろいろ売りに来るグループもいました。その中には、あの京大推理小説研究会も部誌を売りに来ていましたが、1000円という値段だったので買う気はしませんでした。ごめんなさい。京大祭のスタッフでしょうか、ビデオ撮影をする人もいました。あと、Sいとさんから京大祭のパンフレットを貸してもらってパラパラと読んだりも。広告を載せているくせに有料で売られている代物です。造りは綺麗ですがその割にたいした内容ではなかったですね。当たり前ですが、単なる学園祭のパンフレットです。

 あとで聞いた話だと、午後1時頃にはすでに定員以上の人間が並んでいたらしいのですが、整理券を配るまで列を切ったりはしなかったそうな。寒い中、長時間待っていた人は気の毒です。一番寒い思いをして長時間待っていたのは、先頭の方にいた我々ですが(笑)。でもまあ、それは講演を聴くために覚悟の上とも言えるので、やっぱり最終的に教室に入れなかった人たちの方が気の毒でしょうね。

 そこうするうちに午後1時半になり、ようやく整理券が配られ始めました。それがこれ。しかしこの整理券が曲者で、番号が振られているものの番号順で入場できるわけではなく、列を離れて開場前に戻ってきても列の後ろに回されてしまうというのです。おいおい、整理券配っておいて、並び続けないと前の席が確保できないとは一体どういうことなんだい?ジョニ−。これじゃ何のために早くから並んでいたのか判らないじゃないか。整理券によって確実に会場に入れるという保証はあるものの、迂闊に列を抜けだせないという仕組み。このへんは主催者側に、もうちょっと考えて欲しかったところです。整理券を受けとったあともさらに1時間近く並び続けました。列の前方を見るとこんな感じで、みんな寒そうに待ち続けました。そんな様子を慮ってか、予定よりも10分早い2時20分に開場となりました。しかしこれもおかしな話です。この開場時間の繰り上げは列を離れた人にとってはいい迷惑だったに違いありません。余裕をもって10分前に戻ってみても、もう開場しているわけですからね。運営の詰めが甘いというか最初から甘いというか(言うなあ)、人の振り見て我が振り直せと思ったしだい。身が引き締まります(ぶるぶる)。

 さて、講演会場である法経第5教室の後ろの入口から入っていった人々は、前方の席から順次座っていきました。教室はこんな感じで、まあ普通の講義室ですね。36番目に入った私でも、Sいとさんとそのご友人のおかげで一番前の列に座ることができました。ありがとうございます(にこにこ)。席に荷物を置いて、並んでいる間ずっと行けなかったトイレに行き、戻って今か今かとドキドキしながら開演時間を待ちます。聴講者にはアンケート用紙と森先生が用意されたらしい小冊子が配られていました。待っている間それを読んでいましたが、最近の雑誌に載ったインタビュー記事だけでなく、中日新聞に不掲載となったエッセィ(これは初出)まで載っていて、わーいわーいと喜んでしまいました。早速読んでみてその内容がボツになったことに納得。これは載せられんわなぁという内容。しかし実にバッサリ切っていて爽快でやはり面白いエッセィなのです。いずれ本に載るみたいなので楽しみに待ちましょう。

 何度かの注意事項が主催者からアナウンスされ、いよいよ午後3時。森先生のご入場です(ジャーン)。すぐ近くのドアが開き、人陰がちらっと見えます。わあ、なんと派手なピンクのジャケットか!と思っていたら、それは森先生を先導してきた司会役らしい女性でした(笑)。その後ろから入ってこられたのが森先生で、落ち着いた色あいのお召し物(たぶんKHでしょう)で、いつものようにサングラスをかけられてのご登場。そして入口近く(我々の目の前です!)のパイプ椅子に腰掛けられ、司会者による簡単な紹介があったのち、壇上へと上がられました。そうしていよいよ始まった講演会は、それはもう抱腹絶倒の楽しいものでありました。ここでは著作権の関係上その内容は控えさせていただきますが、今回はだいたい今まで聴いたことのあるお話が多かったように思います。OHPも新たには準備されていなかったそうです(ちなみに、スクリーンは小さくて後ろの方の人にはほとんど見えなかったかも)。今回はビジネスではないからとのこと。しかし、そんなことは全然関係なく、森先生のお話は何度聴いても面白いから不思議ですね〜。小説と同様、言葉と言葉の間が心地良いのかもしれません。そんな贅沢な時間が続いたのでした。

 実は今回、終了時間が設定されていないという異例の講演会でしたが、結局2時間ちょっとのご講演で、5時過ぎに終了。翌日は名古屋を観光されるというKヲルさんとも軽くお話ができました。そのあと、主催者と森先生のご厚意により、他の聴講者が退場するのを待ってから森ぱふぇスタッフ数名で森先生に簡単なご挨拶をさせていただくことに。しかし、緊張しまくりでたいしたことも話せなかったのが口惜しいですね(苦笑)。何度お会いしてもドキドキします。あと、プレゼントのひとつも用意していなかったことも後悔。お渡ししたいものはあったのですが、持ってきていませんでした。ちなみに講談社K木氏も同じ部屋におられて重ねてドキドキ空間でありました。

 その後、激混みだったバスは諦めて、地下鉄を乗り継いで京都駅まで戻り、KりはらさんとSいとさんとKつさんとKさんの4人と一緒に、地下街のレストランにて夕食を食べることに。お酒も軽く飲みつついろいろ話して楽しく過ごせました。ありがとうございました。さて、帰りの新幹線は空いていて、席に座って寝ながら名古屋まで戻り、大学に帰ってきたのが午後9時半頃。昼食のつもりで買っていたおにぎりは、結局この夜に大学で食べることとなりました。

 それから急いで杁中まで自転車を飛ばしました。何故かといえば、昨日発売された「バイオハザード0」を買うためです。前作もまだクリアしていないというのに、また新たなゲームを買ってしまうのもどうかと思いますが、新しいものが好きなんですね、たぶん。遊んでみたいものが出ると、なんだか買いたくなるのです。つまみ食いするタイプかも。昼間の講演会の余韻が頭の中に残る中、帰宅してから「バイオハザード0」を少しプレイ。つくづく向いていないゲームだと思うのですが、面白くて夜更しになってしまいました。睡眠時間1時間半だったのに、こういう日に限って夜更しをする傾向があります(<いつもやろ)。


(11/24) 案の定夜更しがたたり、午後まで寝ていた日曜日。起きてからシチューを作り、 ご飯にして2合近く食べてから大学へ。特に何をするでもなく過ごし(何かはしていたのだろうけど思い出せず)、夜は比較的早めに帰宅して「バイオハザード0」で少し遊んでから就寝。

 ビバリーヒルズ青春白書を観ていたら、ドナが胸元に「東阿佛」と書かれたシャツを着ていました。日本人が英単語のプリントされたシャツを着るのと同じ感覚なんでしょうか。意味不明の言葉ですが、何かに似ているなと思ったら、「南無阿弥陀仏」に似ていることに気づきました。南が東になって阿はそのままで仏は旧字体で佛。だからなんだという話ではないですが。南無阿弥陀仏・・。

 そうそう、それからドナが同居していた彼氏と別れることになって彼氏の持ち物を整理していたのですが、その中にプレイステーションがあって、そうか今では(っていうか当時は)プレステがスタンダードなんだねぇと、時代の移り変わりを感じずにはいられません。もはや海外での任天堂の据え置き型ゲーム機はマイナなものになってしまったのか・・(っていうか日本でも今やマイナか・・)なんて、思っちゃったりするわけです。プレステはなんとなく肌に合わないのですが、買ったままで放置状態の「すべてがFになる」のゲームをプレイするためにいずれ手に入れようとは思っています(この話何度目?)。しかし、12月は「ゼルダの伝説」の新作もあるし、遊ぶ時間を作るのが難しそうなので、おそらく年内にプレステ(あるいはプレステ2)を買うことはないでしょう。

 そういえば、先日書いた「ゼルダの伝説」の予約特典ですが、発表以降反響が大きかったらしく数量限定としていたところを、期間中に予約した人全員がもらえることになって一安心です。かなり久しぶりにゲームの予約をすることになりそうです。スーパーファミコンを予約して買ったとき以来のワクワク感かも(にこ)。


(11/25) こころなしか最近ゲームの話題が多いような気がしますが、どこが研究日誌やねんとか言わないように。さて、週末の疲れを残したまま迎えた月曜日。ゲームなんかやってて夜更ししたにもかかわらず午前9時前には目覚めたので、睡眠時間は短くて万全とは言えない体調。シチューとコーヒーだけをお腹に入れて大学へ。

 本日は9時半から恒例のコロキウムです。発表者は4年生のI黒さんとT中先生の二人。K辺先生の出方によってはハラハラさせられる展開もあり得ましたが、今回はなんとか波瀾も無く無事終了したようなしてないような・・。正直に言うと覚えていないんですが(なんせこれを書いているのは2003年の4月だし。この日のメモに詳細が書かれていないということは、波瀾は全然無かったか、記録に残したくもないほど波瀾があったかのどちらかでしょう)。お昼前にコロキウムは終わり、その後11月末に帰国してしまうインド人研究員A氏の要望で、講座のメンバ+αが集まって研究室のある建物前で記念撮影をしました。みんな澄ました顔をしてますが、本番前は好き勝手な方を見ていてこんなふう(メイキングか)。さらに前にはカメラテストもやったりしてます(笑)。無駄に撮れるのもデジカメならではですね。

 午後2時頃になって遅めの昼食を理系カフェテリアで摂ったあとは、A氏のさよならパーティとしてちょっとしたお茶会がサロンにて開かれました。そのためにT中氏とT橋君がお遣いで買って来てくれたケーキを、みんなでいただきました。講座の人間がほとんど集まるわけですから、狭いサロンは未だかつてないほどの人工密度になりました。ケーキの種類はたくさんありましたが、生クリームが苦手なので選んだのはチーズケーキ。さすが値段が高いケーキなだけあって柔らかくて美味しい。ケーキはチーズケーキに限る、とまでは言いませんが、生クリームを使ったケーキは勘弁願いたいのです。万が一シヴァタにケーキをプレゼントする機会が訪れたときは、どうか生クリームを使っていないケーキをお願いします(にっこり)。ちなみにM先生も生クリームがダメなようです。つまりチーズケーキを狙うライバル・・むむむ。


(11/26) 火曜日は毎度お馴染み二度寝を経たのち、昼頃目覚めてから、携帯電話にM1のU本君からの着信があったことに気づきました。しかし、すでに着信があってから2時間近く経過していましたし、大学に向かえば直接要件を聞けるだろうと思い、電話を掛け直すこともなくとりあえず大学へ来てみたら、U本君はまだ来ていないのです。うーん、となると、何か言付けがあって電話を掛けてきたということでしょうか。それが気になったのに加えて、今日はU本君と4年生のW木君がアイソトープセンタの液体窒素を汲みに行く当番だよという話が出て、さらに放射化分析のスケジュールが予定外に空いたことでU本君のサンプルが測定できるかもしれないということにもなって、彼に電話を掛けてみることにしました。なかなか繋がりませんでしたが、何度目かの電話でようやくU本君が出て、とりあえず無事なのは確認。事情を訊いてみると体調が悪くて寝ていたそうな。そうか、まあ、体調悪いなら無理はしない方がいいでしょう。ところで、午前中にかかってきていた電話は何の要件だったのかを訊いてみると、やはり液体窒素の当番が気になっていたらしくその交代の要請だったようです(交代の妖精ではない)。一応忘れてはいなかったみたいですね。となるとぐーすか寝ていて朝の電話に気づけなかったことに少し責任を感じます。やはり寝ている時くらいは着信音を鳴らすようにしておくべきだろうか・・。

 夕方(といっても空はすっかり暗くなってからですが)生協に行ってみると、ちょうど本日から毎年恒例半期に一度の「生協まつり」の期間に突入していました。北部厚生会館(通称北部生協)前にはテントが張られ、いろいろな商品が安売りされていました。まつり期間中は書籍部も6時半まで営業時間を延長していたので、しばらく立ち読みをしたのち、購買でおにぎりとかを買って、外に出てからもテント内に並べられていたそばぼうろなどのお菓子類やノンフライ麺の袋ラーメンなどを買い込みました。こういう安売りをしているときはここぞとばかりに買い込みますね。夜はそのラーメンを食べてそばぼうろもひと袋空けて、翌日に希土類元素の測定が予定されていたため比較的早めに帰宅しました。しかし今日は起きた時間が遅かったからか、珍しくなかなか寝つけなかったように思います。


(11/27) なかなか寝つけないままに早起きをした水曜日。午前9時前には大学へ出てきて、9時半頃からICP-MSY本先生に立ち上げてもらい、今日は午後4時頃まで合計10サンプルほど希土類元素の定量を行なっていました。非常に濃度が薄くて結果が妥当な値なのかどうなのか微妙なところですが、とりあえず測定自体は順調にいったと言えるでしょう。残った溶液は、次の同位体分析用に乾固して、希土類元素の中からさらにNdを分離する予定です。その準備をしていたら夜になり、7時半前になって、思い出したように慌てて生協に行ってみたのですが、6時半ですでに営業は終了していてしょぼ〜ん。実はこれまた恒例となっている半期に一度の「森永キョロちゃんフェア」が今週末で終わってしまうので、チョコボールのバーコードを貼付けた応募用紙を応募箱に入れてこようと思っていたのです。まあ、明日もあるので悲嘆に暮れることはないですが、頑張って走っただけに、ちょぴり悲しいなと。

 さて夕食は、昨日の生協まつりで買っておいたノンフライ麺の袋ラーメンを、2袋一緒に調理し半分に分けるという形で、T辺氏の分も一緒に作って、サロンで食べました。もちろんただであげたわけじゃなく妥当な値段で売りましたよ(にこ)。その場には4年生のW木君もいて、彼はカップの「麺の達人」を食べていました。また、サロンに放置されていたリンゴも T辺氏が皮を剥いてくれ、みんなでいただきました。しかしこのリンゴ、モシャモシャとした食感で、イマイチ好きではないタイプのリンゴでしたね。リンゴはやっぱり歯茎から血が出るくらいの歯ごたえでシャキシャキーンとし食感のやつに限ります。ところで、こうしてサロンでインスタント食品を食べる人間が増えてくると、いよいよ年末なんだなあという雰囲気を強く感じますが、普段からそんなもんだという指摘をされても反論はできません(笑)。自慢じゃないですが、個人的には気分的にも毎日が年末みたいなもんですよ(わっはっは)。


(11/28) さてさて、今日は待ちに待った「ゼルダの伝説」の予約スタートの日ですよ〜。運が良ければその場で予約特典の「裏ゼルダ」等が入ったディスクがもらえるかもしれないとあっては、じっとしていられようか。いやいられまい。週末のオフ会と来週の測定に向けてやることはいろいろあるものの、早く特典ディスクを手に入れて安心しておきたいという気持ちがありました。ゲームで遊んでる余裕なんてないのですが、カラム分離の待ち時間の間に、我慢できずに近所のトイザらスまで自転車を飛ばし、「ゼルダの伝説 風のタクト」を予約してきました!(にこにこ) 予約金1050円を払って、名前と電話番号を書かされ、予約特典の「特典ディスク」も難なくゲット。名前を書いたノートを見てみると19番目の予約者だったようです。平日の昼間だからそんなに多くなくて当たり前なんですが、東京の方では行列までできている様子だったので、ちょっと心配していたのでした。もっとも、そんな特典の存在自体、一部の人間にしか知られていないことかもしれませんけど。

 予約は商品タグをレジに持って行く方式でしたが、レジの人が新人さんっぽくて、予約特典のことを解っていない様子だったので、こちらから話を切り出す必要がありました。ベテランの人が電話で呼ばれ、その人に訊いてみてようやく、予約金を払った後サービスカウンタの方へ行って名前と電話番号を書けば、予約特典が受け取れるということが判ったしだいです。無事手に入れた特典ディスクは背中のポケットに入れて一旦帰宅し、さっそくゲームキューブに入れて少し遊んでみると、おおぉ、これはまさしくロクヨン版のゼルダの伝説そのままです。コントローラが違うので操作体系にちょっと戸惑いますが、慣れれば問題無し。しばらく懐かしみつつプレイしていました。難易度が高い裏バージョンと、さらに他のソフトのデモ映像も入っていて、これが無料でもらえるなんて贅沢な話です。新作の「ゼルダ」が発売されてしまったら、おそらくこちらは途中で投げ出してしまうんでしょうけど、今はこれで充分遊べますね。

 夕方頃再び大学へやってきて、6時から教室の大学院生の集まりDK会に出席。内容は大したことなく、来年度も学外セミナを実行するかどうかという話し合い(というか確認程度のもの)があっただけでした。わざわざ集まるほどのこともなかったような気もしますが、余計なことは言わぬが華。その後午後7時から、30日には日本を発ってしまうインド人研究員A氏のために、有志数人でH君がバイトをしているとんかつ屋に行くことに。しかし色紙に書くメッセージをギリギリまで考えていた私は少し遅れてとんかつ屋に到着となりました。ちなみに色紙には講座のメンバほぼ全員のメッセージ(もちろん英語)が書かれ、真ん中にA氏の似顔絵が描かれています。僭越ながら似顔絵を書かせていただきました。似てる似てないは別にして(別かよ)鼻ヒゲが特徴的なインド人特有の顔が描けたのではないかと自負しています。最初は悪人面にしか見えませんでしたが(笑)、最終的には少女漫画に出てくる優しいパパみたいに書けたと思います。食べたのはいつものように海老フライ定食で、お腹いっぱいになって帰ってきました。

 昼の間に生協で買ってきたチョコボールを開けてみると、銀のエンゼルが出ました。今月2枚目です。しかし分母が大きいので確率としては低い。昔のような勢いはないですね。これで現在手許にある銀のエンゼルは15枚になりましたが、次のおもちゃの缶詰が3バージョンあったとしても一気にもらうことができます(にっこり)。缶詰のバージョンが変わるのはあと1年ぐらい先でしょうか。早く森先生にプレゼントしたいものです。


(11/29) 昼から大学へ来たのはいつもの変わらず(変わってほしいのですが)、カラム分離を引き続き行ない、おやつどきになってサロンにて、もうすぐお別れとなるインド人研究員A氏とナイスガイ数人で一緒に写真を撮ることになりました。月曜日の集合写真のときにH君がいなかったからです。デジカメで撮った写真はあとでA氏に送るつもりでしたが、その後遅めの昼食として袋ラーメンを食べて満足していた頃にはすっかり忘れていました。もう大学には来なさそうだし、来てもメールは見ないだろうから、写真を送るのはA氏がインドに帰ってからになりそうです。

 生協へ行ってキョロちゃんフェアの応募用紙を応募箱に投函し、夕食はT中氏とU本君の3人で理系カフェテリアへ。納豆カレーライスと味噌汁とみかんを食べました。いつの頃からか、レジ手前にみかんが置かれるようになって、みかん好きとしてはついつい手が伸びてしまいますね。夜遅くなってからは、同位体分析のサンプルの入れ替えをして、コンビニに寄ってから帰宅。でもって先日手に入れた「裏ゼルダ」を少し遊んでから就寝。それが午前6時頃でした(すごい時間やな)。

 お誕生日おめでとうメールを送って届かないときほど悲しいことはないよねぇ(突然)。その日に届かなきゃ意味がないのに・・。というわけで、恥ずかしげもなくちょっと詩的にいってみちゃう金曜日。

お誕生日おめでとう
永久に見られることがないとしても
それでも残しておきたい声がある
古びたベンチの背もたれの裏に
高架下のコンクリートの壁に
亜麻色の丘に建つ小屋の中に
大きく育った楠の木の皮に
清流に咲く山椒の花に
さまよい歩く犬の鼻に
王墓を支える岩の陰に
月に残った足跡の横
どこでもいい
今日生まれた全世界の子供たちにも
その希望の一部が君に届くのならば
私は叫び続けるだろう
私は描き続けるだろう
一年に一度のこのときだけでも
夢が見れたらいいと願う
覚めないでいてくれるだろうか
繰り返しの中の特異点を運ぶ
地球の真面目さに敬意を表し
もう一度
お誕生日おめでとう



(11/30) さすがに午前6時に寝て午前中に起きるのは至難のわざですね。土曜日は目覚めたら午後2時過ぎでした。生協の森永キョロちゃんフェアが今日で最終日で、応募するための森永製品(チョコボールですが)を一口分買って応募用紙にバーコードを貼付けて用意しておいたというのに、目覚めたときにはすでに生協が閉まっていたという結果に(とほ〜)。土曜日の営業時間は午前10時から午後2時までなんです。最後の一口が応募できなかったのが残念。これって、指定席のチケットを買っていたのにバスに乗り遅れたときの感覚に似ていますね。まあ、バーコードはチケットと違って、次回のフェアのときも再利用できますが。

 午後5時頃大学へ出て来てスタンダードサンプルの測定を開始。その間次のサンプルの準備をしつつ、袋ラーメンを食べたり、ネットサーフィンをしたり。測定終了後、明日の那古野コネクションオフ会のための名刺作りをようやく始めました。今回は餃子パーティなので中華バージョンにしてみましたが、思っていたよりも時間がかかってしまい、帰宅できたのは午前4時頃という有様・・。

 アパートに帰ってみると、いつぞやにも遭遇したことのある恐ろしい光景を再び目にすることになりました。何を見たのかというと、ある部屋の玄関ドアの前に掻き集められ、出入りが困難なくらい盛られていた枯葉の山のです! うわっ、なんだこりゃ。びっくりというか気味が悪いです(ぶるぶる)。一見すると郵便受けから溢れ出してきたようにも見えます(笑)。その奇異なる光景は、とても人間業としか思えません(人間業かよ)。自然に吹き溜まってこうなるとはちょっと考えられませんしね。これを実行した人間の精神を考えると、寒気がするなあ。まあ住人の知り合いによる単なる悪戯の可能性も否定できませんが、前にもあった(焼き芋ができる程度でしたが)だけにとても気になる存在です。誰かの嫌がらせ行為かもしれません。いつもは大学に置きっぱにしているデジカメをこのときは運良く持っていたので、記念写真を撮っておいたしだいです。念のために言っておきますが、うちの玄関にやられたわけじゃないですよ(笑)。恥ずかしいから他人の部屋のような書き方をしているとか、そんなんじゃないですからね。いくら暇人でもここまでのやらせはしていられません。

 ちゃんと朝に起きられるのだろうかという不安を抱えつつ就寝。ステレオから目覚まし時計から電話のモーニングコールまであらゆる手段を講じて、早起きするための態勢を整えてから寝たものの、確実に起きられる保証はありません。どうなることやら。


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