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日々これ勉強(2002年3月の前半)

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最大瞬間3月(の前半)

(3/1) 少し前に、「アポロは月に行っていない」とか「人類の月面着陸はうそ」みたいに言っている意見があってテレビ番組で放送までされたらしいという話を書きましたが、月も変わったことですし、そのことについて再び蒸し返してみましょうか(突然ですが)。忘れた頃に敢えて書くようなことじゃないし、話題にすること自体が固執しているようで格好悪いとは思うのですが、一応卒論で月に関する研究に携わりNASAにも試料を提供してもらったということもあるので、もう一度書いてみようかと思ったしだい。というのは嘘で(卒論の話は本当)、実際のところそんなに気にも留めていなかったのですが、最近になって宇宙開発事業団月探査情報ステーション内にある月の雑学のページに、上記の疑惑に関する真面目な反論が掲載されていることを知って、そんな公の機関が取り上げるくらい話題になっているのかと少し驚いたというか、ちょっと紹介したくなったわけ。

 その内容は海外サイトに掲載されたやつの訳文なのですが、さすがは専門的なところだけあって、ひとつひとつの疑惑に対して冷静で論理的な反論がなされています。月探査を進める立場の機関なんだから、本来なら知らん顔してれば良いのに、おそらくそういう疑惑に対する問い合わせが寄せられて、仕方なく掲載されたであろうことが推測されますね。さて、読んでみたら判りますが、全体的に言えることは、疑惑の多くが根本的に畑違いなものだということです。つまり、そういう意見を言った人の考えの下地となっている基本的なルールが違っているのです。だから疑惑と反論(というか単なる事実なんですが)のやりとりは、まるで異種格闘技を観ているような印象すらあります。地球上での常識が、大気の無い(厳密には薄くあるけど無視できるほど)月面でも当てはまるなんてことはほとんどありえないわけで、目に飛び込んでくる景色とか写真やビデオに写る風景も地球上とは見え方が違うのは当たり前なんですよ。ちょっと考えれば小学生でも判りそうなことなのに、そこを考えずに、普通ならこんなふうに写らないとか、何々が写ってないから嘘だとか、そういう短絡的なことを言うのは見ていて恥ずかしいですね。まず「普通」がどういう条件の下でいう普通なのかを明らかにしてもらわないと困ります。地球上での普通の出来事なんて、広い宇宙から見れば特異的で刹那的で大海原に漂う有孔虫ひとつにも匹敵しないローカルなことでしょう。ローカルルールをそのまま外部の世界に適応しようとしてはいけません。トランプゲームの「大富豪」しばりを採用するとかしないとかのレベルの話ではないのです。他人のふんどしで相撲を取るのとは訳が違います(そりゃ違うだろ)。二つの世界を同じ土俵で比べることには、「神経衰弱」で取ったカードを「七並べ」していく(しかも土俵の上で)みたいな飛躍があるのです(<分かりにくい喩えやな<っていうか相撲なのかトランプなのかはっきりしてほしい)。テレビは嘘でも何でも面白ければ放送して我々の貴重な時間を奪うのが仕事でしょうから、勝手に放送してくださいって感じですが、やっぱり観る方は所詮その程度のものだと覚悟の上で観るべきでしょうね。テレビなんかに踊らされる人がいるなんて信じられません。まあ、再放送が再開された「ビバリーヒルズ青春白書」は夜更かし覚悟で観るけどね(にこにこ)<踊らされてる人はだれ?

 さて、いつものように真面目な話題(どこが?)で始めてみましたが、これで先月最後に書いた短歌で与えてしまった下品な印象を払拭することができたでしょうか(笑)。なんて書いたらチェックしに行く人がいるでしょうから忠告しておきますが、おやめなさい。見ない方がいいですって。後悔します、はい。

 朝から本当に暖かかった金曜日。もっとも、昼まで寝ていたので朝に暖かかったのは布団の中に居たせいですが、それを差し引いても4月並みの暖かさだとか。きっと花粉も絶好調で飛んでいたことでしょう(今のところ被害は被ってません)。それくらい暖かかったにもかかわらず、真冬と変わらない服装をしています。いや、ナナちゃん人形ではなく、僕がね。第一、ナナちゃん人形は真冬と違う服装してますよ(<自分で言ったくせに)。基本的に少々の気温の変化では服装を変えない性質なんです。いや、だからナナちゃん人形ではなくてぇ(しつこい?)。冬に、寒い外から暖かい部屋に入ったときでも、上着を脱がなくて平気でいられます。寒いのは我慢できませんけど、比較的暖かいのは我慢できるのかもしれません。かといって夏が平気かというと、そうでもないから贅沢なものです。どちらかというと、夏はいくら薄着をしても暑いことには変わりないので、冬よりも苦手。一番好きなのは秋ですが、今ぐらいの気候も穏やかでわりと好みです。今いる部屋で同室のM先生なんかは、大いに暑がりでしょっちゅう暑い暑いと言っていますが、そういうときが自分にとっては快適温度だったりするので、ままなりませんね(笑)。空調設備を個人ごとに整えてほしいと思うこともたまにあり。

 大学では、研究科に提出する研究指導報告書という指導教官が書く書類の「研究指導事項及び研究成果等」という部分の下書きを書くように言われ(もちろん後で先生が書き換えるわけですが)、それをずっと考えていたり、生協に行って食料を調達してきたり。夕方頃インスタント焼そばを食べ、夜になってやっと書けた下書きを提出したら、上手いことアレンジされて清書されたもののコピィが戻ってきました。さすが教授、文章が上手いです(笑)。やっぱりお金を取ってくるには、それなりの文章力が必要なんだなあと実感。

 帰りにコンビニに寄ったら、1個だけみかんどっさりヨーグルトが残っていたので買ってみたら、まだ100円でした。安売り最後の1個だったのかもしれません。これで冷凍庫と冷蔵庫の中に、どっさりシリーズが全部で20個になりました(にっこり)。ちびちび食べていこうっと。


(3/2) 森先生「浮遊研究室」で、「反対のことが書かれていても日本語というのは良い方に解釈される」という話を読んで、思い出しました。ずっと前から気になっていたのですが、いつも行くコンビニの外には貼り紙がしてあって、そこには以下のようなことが書かれているのです。

 お客様各位***********
 * 深夜、御来店の際     *
 * 車の方は必ずエンジンを  *
 * 止めて来店してください。 *
 * 御近所の迷惑になります。 *
 *************店長*

一見普通の文章に見えます、というかこのままでも充分意味の通じる普通の文章なのですが、そこを敢えて重箱の隅をつつくように卑しい気持ちで読んでみるとですね(卑しいなあ)、「エンジンを止めること」が「近所迷惑になる」みたいな書き方じゃないですか? なおかつ、「近所迷惑しようぜ!」と推奨して言われているような気分になるのは私だけでしょうか(笑)。最後の文の手前に「でないと」とか「さもなくば」などのような接続詞が省略されているのが誤解を招く原因になっているんですね(無理矢理誤解してるんだけど)。まだこの場合、「エンジンを止めること」が良いことか悪いことか判断するのは容易なので、接続詞を入れなくても誤解されることは少ないでしょうが、これがたとえば、「赤色の靴下を干すときは必ず裏返して干してください。明日は雨になります。」といった文章の場合ならどうでしょうか。まずもって意味が不明です。なんとか意味を見い出そうとしても、裏返せば雨になるのか、裏返さなかったら雨になるのか、判断できないところだと思います(いずれにしても雨になるのかもしれないし)。つまり、ここから得られる教訓は、「赤い靴下は穿くな」か、もしくは「自分を信じて生きろ!」ということでしょうか。って何の話をしているのか(笑)。

ええと、近所迷惑をしようと思ってエンジンを切ってくれるなら実害は無いのでまだいいでしょう。問題は、そんな曖昧な書き方じゃ、誰かさんのようにひねくれた客が来た場合、「近所迷惑になってはいけないと思ったから、エンジンを止めなかったんだ」とかなんとか、あとで反論されたとしても文句は言えないということです。まあ、そんなひねくれた(実は素直に文面通り受けとめているのですが)人は少ないでしょうけど、正確に書いておけば間違いも少なくなります。あと、深夜だけに限定しているところも、「深夜」が何時から何時までなのか曖昧なままなので、付け入る隙を与えていると言えます(付け入っているのは誰だ)。忠告するなら時間帯にかかわりなく、いつでもエンジンを止めるように促すべきでしょう。「御近所の迷惑」だけにこだわってないで、人類全体の迷惑も考慮していただきたいという話です。しかし考えてみれば、真意をちゃんと理解してくれるような善良的な人ならそもそもエンジンを止めて来店するでしょうし、エンジンを止めないような人はこんな貼り紙なんて気に留めないでしょうから、貼り紙自体にあまり効果があるとも思えなかったりします(笑)<どうしてほしいのか。

 さて、土曜日は昼まで寝ていて、午後から起きてはゲームで遊んだりのグータラ生活。夕方頃大学に出向いたものの、夜は焼そばを食べて、ずっと読書タイムでした。森先生の「スカイ・クロラ」の再読終了です。だいたいのイメージは覚えていましたが、再び読んでみて、ああこんな話だったかと細かいところも再認識。何度読んでもぞくぞくしますね。これでようやく安心して「ダ・ヴィンチ」の百人書評に応募できるのです〜(にこにこ)。もう少し考えてから応募しよう。

 そうそう、2月いっぱいで終了したと思っていた、たらみどっさりシリーズの割引セールですが、帰りにコンビニに寄ってみたら、なんとまだ100円で売られていました。最終日にあんなけまとめて買ったのに(苦笑)。軽いショックを受けながらも、冷蔵庫をさらに満たすチャンスとばかりに2個買い足しました。値札のところには手書きで「3/4 B」と書かれていたのですが、おそらくその日のある時刻まで安売りするという意味なのでしょう。ふっふっふ、そうと判ればあと2日、もう少し買ってやろうじゃありませんか。これで冷蔵庫をどっさりシリーズで満たす計画も現実味を帯びてきましたね(くだらん計画やなあ)。


(3/3) に・ち・よ・お・び〜が、ひ・な・ま・ちゅ・り〜ぃ(<「ミニモニ。ひなまつり!」の節で)。というわけで(笑)、桃の節句の日曜日です。家に籠っていてはもったいないくらいの晴天でしたが、休日らしくお昼過ぎまでごろごろしてました(平日も同じくごろごろしてますが、平日であるという点が大きく異なります)。そして優雅に読書などを楽しんでおりました。読んだのは土屋賢二先生の「哲学者かく笑えり」。目覚めたあとの頭がぼうっとした状態でも上手く時間が潰せる方法はないかと思っていたところ、以前読みかけでほったらかしだったこの本がたまたま手許にあったので手に取ってページを捲ってみたのですが、これが不思議とどのエッセィも面白かったのです(たぶん寝ぼけていたせいでしょう)。特に「男とは何か」の章では、男性女性それぞれに対する著者の洞察力の深さと鋭い観察眼(や見隠れする日頃の鬱憤)には感銘を受けましたね。同じ男性だからかもしれませんが、納得させられる箇所が多かったです(フランス語辞典よりは)。しかも笑わされます(フランス語辞典よりは)。男性の哀愁を身に染みさせてくれるような秀逸な比喩表現もさすがです。笑いと感動で涙が出てメガネが曇るかと思いました(思っただけで、実際には涙は出なかったしメガネもかけていない)。男が女を選ぶ基準には、1)許せる 2)ただちに許せるとはいえない の二段階評価しかないというのは、目からウロコものです(笑)。「男は孤独になれるが、女は一人になれるだけ」というのも大いに共感することができます。もちろん、みんながみんなそうじゃないでしょうけどね。

 最近、首が回らなくなってきました。といっても、別に借金してお金に困っているとかではなく(奨学金は借金みたいなものだけど)、文字通りの意味で首が回らないのです。左右90度ずつ回転させることが難しい。無理して回そうとすると軽い痛みを伴います。寝相が悪いことも影響しているのかもしれませんが、寝違えたという感じではないんですよねえ。頸骨がずれているような感覚(って確認したわけじゃありませんが)。長時間動かしてお風呂に入ってマッサージでもすれば、多少は滑らかに動くようにはなるのですが、毎日寝て起きる度に症状がリセットされるのは腹立たしいものがあります。首に関係あるのかないのか、肘とか手首とか膝とか指の関節に至るまで、曲げ伸ばしに伴う痛みを感じますからね。ただ、誰でもこの程度の身体の異常は日々感じながら騙し騙し生活している可能性もあるので、あまり大きな声で弱音を吐くことはできません(笑)。ちょっと不快に感じるというだけで、生活に支障があるわけではありませんしね。しかし、関節の痛みとか筋の硬直なんかがいつまでたってもすっきりしないという状況は、将来に対する不安材料ではあります。このままでは先が長くないんじゃないかと、ふと思ってしまう(現に、指先とか爪先とか舌先が長くない。ついでに足も長くない)。その反面、だったら頑張って毎日一所懸命生きてみるかぁ、みたいな諦めに似た心境になることもあるので(笑)、結果的には良い効果をもたらしてくれているのかもしれません。でもやっぱり、一生付き合っていくのかと思うと少し憂鬱。研究するにも身体が資本ですからね・・。暖かくなったら少しはましになることを祈りましょう。

 暖かい昼間のうちに街へ出かけようと思っていたのですが、上記のようなことでぐずぐずしていたら陽が暮れてしまったので、街は諦め大学へ。しかし、休日モードで大したこともしないまま夜に。寒かったのですが、思い立って運動がてら杁中三洋堂書店まで行きました。目的はなかったので立ち読みとCDの試聴を少しして、結局何も買わず。そしてその帰りにコンビニに寄ろうとしたら、店前に警察の車が停まっていて警察官が2人うろうろしているじゃないですか。ドキンッ。そのとき電池切れで無灯火運転をしていたのです(苦笑)。自転車を駐めるとき声を掛けられるかと思いましたが、何故か警察官はすれ違って背中側に歩いていきます。で、ちょうど店から出てきて自転車を動かそうとしていた人をすかさず止めていました。そして職務質問らしきものが始まったのです。何事かと思い、聞き耳を立てていると、どうやら鍵の付いてない自転車だったために引き止められたみたいでした。「それはあなた名義の自転車か?」とか訊ねられていましたからね。結構しつこく質問されている様子。おそらく自転車の盗難がこの近辺であって、乗り回してるやつを捕まえようとしていたのでしょう。個人的には今まで警察のお世話にはなったことがない(被害者や加害者として)ので、どの程度の犯罪からならまともに動いてくれるのか判りませんが、噂に聞くほど怠慢なわけじゃないのかもしれません。まあ、被害届が出ていれば、捜査するのは当然の仕事か。もっと別の犯罪が絡んだ捜査の一環だったという可能性も考えられますけどね。なにはともあれ、どっさりシリーズを無事に5個買い足すことができました(笑)。えっとこれで27個ですが、帰宅してから1個食べたのでストックは26個です。冷蔵庫の3分の2はどっさりシリーズに支配されています。さあて、30個の大台を超えられるでしょうか。


(3/4) 引っ張って申し訳ないですが、もう一回だけ「アポロ月着陸疑惑」に関してです(笑)。我ながらなんでそんなにこだわっているのかなと思ったのですが、なんのことはない、このホームページのタイトルが「Sibasin's Lunar Laboratory」じゃないですか(がーん)。開設当初から月の研究室という触れ込み(?)なのに、そんなことすっかり忘れてました(あはは)。自分で気づいていないというのはなんとも間抜けなことです。まあ、間抜けというのは大抵自分で気づいてないものですが。それはさておき、この話のそもそもの発端となったテレビ番組である「これマジ!?」のページが、Wかへまさんの3月3日付の日記にリンクされていたので覗いてみました。

その中のBBSに寄せられた視聴者のコメントをログをさかのぼって読んでみたところ、面白いように番組の内容を信じている人が結構いるのに驚きますが、今さらバカバカしいことだとばかりに一蹴している人も少なからずいるようなので、まあまあバランスが取れているのかなと(笑)。信じる人も信じない人もそれぞれ違った観点を持って観てしまうような番組を作るのは、テレビ局側としては正しいんでしょうね。視聴率が取れればいいんだから。もちろん作り手はプロですから話題になるであろうことを見越して作ったんだとは思いますが、それにしても簡単に内容を鵜呑みにしてしまう人がいるのは、ちょっと危険な状況だなあと感じなくもないですね。たとえば、「納豆を毎食食べれば毛が生える!?」という内容なら禿げた人の納豆の消費量が増えるくらいの影響しか出ないですけど、「寝てるだけで痩せるダイエット法発見!?」なんていう内容だった場合、寝たまんま二度と目覚めない人が続出しちゃうんじゃないでしょうか(確かに痩せるから嘘ではない)。おそろしいですね(にっこり)。

って、そんなことを言いたかったのはではなくて(笑)、過去の映像や写真が作り物かもしれないという疑惑を信じる人たちは、じゃあ何故目の前で観ている映像も作り物である可能性を疑おうとしないのかが不思議なのです。昔より簡単に映像が加工できる時代なのは映画を観ても明らかなのにねぇ。テレビの中で扱われる物は疑ってもテレビ自体は疑わないという習慣が根付いているのかもしれません。それほどテレビが生活に浸透しているということでしょうか。ブラウン管を通して観ていることを忘れて、自分がそこに居るような錯覚に陥っているとか(ほら、最近のテレビって臨場感抜群だからね<そういう問題か?)。それとも液晶ディスプレイが普及してきたからか(そりゃブラウン管を通しているとは思わないわな<だからそういう問題か?)。ドラマとかあららこめ作り物と判って観るときは没入してもいいでしょうが、報道とか情報番組とかは、常に客観的に観ることを忘れないでいるべきでしょう。てね、そんなお節介をここに書いても仕方ないのだけども。っていうか、こうやって話題にすることが、すでに番組の思うつぼってわけだ(苦笑)。くっそーやられた。テレビはやっぱり医大ですね。違う、偉大。

 さて、そんなテレビに昨夜は裏切られてしまいました。F1グランプリを観るつもりで深夜も起きていたのですが、テレビショッピングが始まったところで様子がおかしいなと気づきました。あ、そういえば開幕戦はオーストラリアグランプリじゃん! てーことは日本とほとんど時差がないわけで、もしかしてもしかすると番組はもうとっくに終わってるんじゃないのか!?(がーん) ちょっとショック。ショックのあまり、そのあとしばらく「どうぶつの森+」で遊んでしまったほどです(笑)。おかげさまで本日月曜日も大学に出てきたのは午後からとなりました。

 もうピークは去ってしまった気もしますが、肉のラベルを張り替えて産地を偽造するのが流行っているようです(というか発覚してます)ね。もちろん嘘をついてまで売っちゃいかんだろうとは思いますが、和牛が輸入肉になったからといって、毒が盛られるわけじゃあるまいし、それほど被害が出るとも思えません。そんなことは肉に限らず小売店レベルでは昔から行なわれていたことでしょうし、叩けばいくらでも埃が出てくるでしょう。たぶんキリがありません。干した敷き布団を布団タタキで叩くようなものです(あれってキリがないんだよねぇ)。ラベルを替えられても気づかないような味覚レベルしか持っていない消費者が何を言うか(そういう人はきっとテレビにも惑わされるのだ)。糾弾するのも結構ですが、この不景気なご時世です、あんまりやりすぎるとお肉屋さんが減っちゃうぞう〜。いや、僕は肉屋がいくら減ろうが全然構わないんですけどね。いっそのこと肉なんて無くしちゃえばいいのにとすら思ってます、うはははは(ケンカ売ってます)。肉が無くなってしまえば、そんなせこい偽造もしなくて済むじゃないですか(無茶言うな)。別に肉が嫌いなわけでも恨みがあるわけでもありませんが、敢えて食べようとも思わないし、個人的には食肉がこの世から無くなっても全然困らないもんね〜(にこにこ)。もちろん何を食べようが個人の自由です。しかし、だいたいみんな肉を食べ過ぎだと思いませんか。胸に手をあてて冷静になって考えてみてください。毎日のように肉を食べるって状況、なにか変じゃないですか? そうまでして食べるものでしょうか? ほら、無けりゃ無いでやっていけそうな気になってきたでしょ? 肉を食べなくても平気に生きていけますって。まあ、関節は痛くて首は回らないけども。あ、ひょっとして首が回らないのは肉を食べていないせいじゃないだろうな(笑)。うーん、肉を食べて治るなら、食べるだろうか・・。

 夜になって、どうしても日付けが変わる前に買っとかなければいけないものがありました。そう、どっさりシリーズです。夕食も食べていなかったので、食料の調達も兼ねて午後9時過ぎにコンビニに行きました。この隣にはドリアをメニューから削除したハンバーグ屋(ハローキッドだ)があって、また良い匂いを外に出してやがるんだなあ(もう、肉なんて無くなっちゃえ!)。それはそうと、気になるどっさりシリーズですが、棚の片隅にいくつか寄せられていて、その前には100円の値札がまだありました(わーい)。横の空いたスペースには、新しい150円の値札がスタンバっていて、商品名からもそこに新たなどっさりシリーズが来ることは明らかです(従来品より10g増量されている模様)。なるほど、ということは片隅に寄せられている商品が、おそらく最後の100円ものということなんでしょうね。見た感じ結構な数残っています。うーん、これで最後か・・。としばし考えたのち出した結論は、全部買うでした(笑)。中途半端に残してしまうとたぶん後悔することは予想できたので、買い占めることにしたしだいです。まさに在庫一掃です。数えてみたら11個ありました。えーと、これで合計37個になりましたね。冷蔵庫に入り切るかな♪


(3/5) 入り切りました、どっさりシリーズ(笑)。まだ5、6個くらいいけそうですが、正規の値段で買うつもりは今のところないので、これからは減る一方でしょう。3日に1個のペースで食べれば夏までもちそうですね。別にもったからといって何かあるわけじゃないですが、なんと言いますか、冷蔵庫にデザートが常にある状態であれば食後にふとデザートを食べたくなったとき便利ですし、多い日も安心です。いや、もちろんお客さんがね(そんな日はありそうもないけど)。

 昨日いろいろ書いたせいで忘れていましたが、ちょっとやそっとじゃ忘れられないくらい強烈なものに昨日は出逢っていたのです(なのに忘れていたのは記憶を封印しようという力が働いたものと思われます)。大学に来て間もない時間だったおやつ時くらいに、古紙をまとめる作業を手伝うためにサロンに行くと、M1の犬Z君とH君が歪んだ表情で何やら食べていました。嫌な予感はしましたが、犬Z君の友人のフランス土産だと言って食べるように勧めてくる(このとき獲物を得たりという表情をしていた気もするな)ので、テーブルに近寄ってみました。しかし、置いてある食べ物はパックに入った桜餅ぐらいしか見当たりません。へぇ、最近ではフランスでも和菓子ブームなのかと思って桜餅に手を伸ばしかけたとき、すばやく「違います!」というツッコミがあり(笑)、「これです」と言って指し示された代物はなんとこんなやつでした。

うわっ、何これ? 見るからに怪しいじゃないか。袋の外から見ても怪しさが充分伝わってきます。二人はさっきからこんなものを食べていたのか。にわかには信じられず「うそ、これが食べ物なん?」と思わず聞き返してしまいましたね。そりゃ置いてあっても気づかないはずです。まさかこれが食べ物だとは思わないもの。袋のイラストを見て判るように、自転車のタイヤに似せて作ってあるらしいんですが、一体何のメリットがあってそんなことするのか、まったくもって意図が不明です。別の食べ物に形を似せるならまだしも、自転車のタイヤに似せて誰が食べてみたいと思うのでしょうか? この段階でもかなりフランス人の食文化を疑ってしまいますが、ひとつ取り出して眺めてみると、さらにその疑念は膨らみます。あなたにはこれが食べ物に見えますか?(笑) この色といい艶といい、その質感はまるでゴムプラスチックでできているとしか思えません。触ってみるとまさにゴムのような固さをしているのです(うへぇ)。

フランス語は読めないので、これが食べ物だと言われなければ絶対食べ物だと思わなかったことでしょう。このあと、実際に食べてみたらこれがなんと驚くほどの旨さ!という展開になればまだ救われますが、残念ながら期待通りだったのは「驚くほどの」という部分のみでした。見た目からはとても食べ物だとは思えない上に、一口かじってみた結果も食べ物だとは思えないのです(苦笑)。もうびっくり。っていうかぎゃふん。踏んだり蹴ったりというか、泣きっ面に蜂というか。俺は今、食べ物を食べてるんだよな・・、と自分の状況に自信が持てなくなる、そんな形容し難い味をしているのです(涙)。見た目通りのまずさだろうと覚悟して食べたら、それ以上にまずいんだから。いや、まずいという単純な味ではなくて、精神的ダメージを受けてしまうような味と言った方がいいでしょうか。食感も劣化したゴムを噛んでいるようで、あとから鼻腔に漂ってくる独特の香りが吐き気を催します(これでも抑えた表現)。こんなの食べたら顔も歪むはずです。気のせいか後頭部も痛くなってきました。

聞くところによると、どうやら薬草が配合されているらしいのですが、このタイヤ菓子に比べれば高麗人参関係のお菓子なんてパティシエの作るケーキのような美味しさと言っても過言ではないでしょう(この場合本当に過言ではないんだから恐ろしい)。パッケージには分かりやすく高麗人参の絵が書いてあるし、形だって素直ですからね。それに比べて、ほんと、どうやったらこんなタイヤ菓子を商品として売り出せるのか不思議でなりません。販売する前に、会社の誰かが止めなかったのか?と言いたくなります。パティシエが美味しいお菓子を作り出す一方で、こんなタイヤ菓子が市場に出ているフランス・・一体どうなっているんでしょうか。さらにパッケージには見たところ数カ国語が書かれていることから、フランスだけでなく外国にも輸出されているようなんです(実際アメリカでも売られているらしい)。輸出と称した新手のテロ行為じゃなければいいですが・・。

などと、遠いところに思いを馳せていないと、とてもじゃないけど食べ続けられないんだから。絶対商品デザインとして間違ってます。見た目はどうあれ、味が病み付きになるならリピータも生まれるでしょうが、二度と食べたくないと思わせるこの味、その効力は絶大です。これを作った商品開発部の中に、会社に恨みを持った人物がいるんじゃないでしょうか(笑)。そうやっていろいろ疑りつつ途中で挫折しそうになりながらも、一度口につけたものを捨てるのも癪なので(提供してくれた犬Z君もいるし)、H君ともども頑張って食べ続けましたよ。もはや残された希望はこのあとに食べるつもりの桜餅しかありません。それを励みにしてさらに食べ続け、10分くらいでなんとか完食(おぇっ)。急いで桜餅を食べて口直しです。併せてコーヒーも飲んだのですが、それでもイヤ〜な香りはいつまでも口と鼻に残り、歩く度に本当に吐き気がしましたね(苦笑)。まったく、いろんな意味で有り難いものを持って来てくれた犬Z君には感謝申し上げたいと思います。普段なら置かれたお菓子は2日ともたないサロンにおいて、いつまでたっても減る様子がないタイヤ菓子、まさに恐るべし。

 さて、火曜日の本日は、夜明け前まで起きていたこともあり、それから寝て目覚めたのは午後2時でした。でもって3時頃に大学へ来て、4時からはDK会という学科の学生の集まりがあり、役員の引き継ぎや来年度のティーチングアシスタントの選出などがありました。これが午後5時半頃まで。そのあとは夕食も食べずにずっと実験。夜中の空腹はサロンにあったひなあられや食べにくい大きさの飴で紛らわしました。そうそう、それで気になったのですが、ひなあられって何故マヨネーズ味なんでしょうか。他にもオーソドックスな醤油味のあられも混じっていますけど、大部分がマヨネーズ味のやつですよね。昔からそうだったような気もします。しかし、いつからこのようになったのでしょう? 当然マヨネーズが輸入されて以降なんでしょうけど、ひなあられの歴史自体がそんなに古くないかもしれないので、初めからマヨネーズ味だった可能性もありますね。たぶん調べればすぐにでも判るとは思いますが、まあそれほど知りたいわけでもないのでこのままに(笑)。


(3/6) ずっと考えていたわりに全然大したことが書けなかったのですが、「スカイ・クロラ」の百人書評、昨日の夜〆切ギリギリに応募しました。しかし、文字数制限があってなんだか標語みたいになってしまったなあ。短く感想をまとめるというのはなかなか難しいですね。あまり得意とするところではありません。それは昨日の日記に書いたタイヤ菓子についての感想の冗長され具合を見ても明らかでしょう(笑)。昔から読書感想文というのがどうにもこうにも、いかんともしがたい存在でした(あれが好きだったという話はあまり聞きません)。第一、大学生になるまで本を読む習慣なんてなかったですからね。読む本を選ぶ段階からどぎまぎしてしまいます。しかも初めから嫌々なのでついつい先延ばしにしてしまって、読み始めるのは大抵提出〆切間際になってから。それで読んだとしても時間の関係上、斜め読み程度にしか頭に入っていないので、自分の中にこれといった感想を見い出すこともできないまま、感想文を書かなきゃいけなくなるのです。そんなの感想文じゃないですよね。四苦八苦しながら原稿用紙の規定枚数に合うように文章を捏ねくり回していたような記憶。たぶん、読書感想文なんて、本を読んだ証拠としてしか認識してなかったと思います(それで読書の面白さに気づくのが遅れたのでしょう)。ただ単に「本を読みましょう」という宿題じゃいけないのでしょうか。本を読んでたとえ何らかの感想を抱いたとしても、何故それを作者でもない他人に伝えることを強制されなければいけないのか、今でも理解できないもんなあ。本を読むことの本質を見失っているとしか思えません。誰か他の人にこの思いを伝えたいとか、図書券が欲しい!(笑)とかいう欲望があるなら外に向けて発信する意義があるでしょうけど、しかたなしに提出した自分の感想について他人からとやかく言われたくはないですよね。読書という行為は基本的に自己完結するものだし、それぞれが感じたことをそれぞれの胸に仕舞っておくものでしょう。自分の中に明確なイメージがあるときでさえ、それを言葉に換えて表現するのは難しいのに、あやふやなイメージしか持ってないときにそれを求められるのは辛いです。もしかすると、読書感想文を通じて他人に何かを伝える方法を学ぶ目的があったのかもしれませんが、そんな方法が現在身に付いているとも思えませんしね。言葉を尽くせば良いってもんでもないし、舌足らずでも伝わらない。ほんと、自分の気持ちを人に伝えるのって難しいです・・。ああ、なんかいろいろ思い出すなあ(苦笑)。

 昨夜、寝床に入ったのは午前3時頃でしたが、意外と早起きで午前9時半には余裕で家を出ることができました。体調はまあまあです。首の調子も比較的良好(笑)。そして大学に来てからは実験をしつつ、書類を書いたり、頼まれていた放射化分析の測定をスタートさせたり、当番の週なのでサロン掃除をT辺氏としたり、いろいろこなした水曜日でした。天気は一日中たまに雨がぱらつく曇り模様。啓蟄だというのに朝晩がまた寒くなってきた気がします(自分だけか)。そうそう、今日は久しぶりに3食食べました(笑)。誘われたから昼食・夕食とも食堂に行くことになったということもありますが、早起きをするとお腹が空くようです。昨日の食事が1回だけだったから、その反動かもしれません。内訳は、朝が自宅でカレースパゲティ、昼がカレーライス、夜はまぐろたたき丼というツーペア(<「カレー」の1ペアと「ご飯」の1ペアね<そこで区切るのか)。早起き効果とはいえ、食事代に1日1000円近く遣ってしまうとは、ちょっと贅沢をしてしまったなあと反省。食堂に行けばそれなりの量を食べてしまうのですが、いつも食後はお腹いっぱいの思いをすることになります。食前に感じている空腹度合と、実際の胃の許容量がつり合っていないのでしょう。しかし、この擦り合わせがなかなか難しい・・。あ、関係ないですけど、肉はいくら安くてもやっぱり食べないと思います(にっこり)。ビーフカレーに入ってる肉も敢えて残すくらいだから。

 実は実験の合間にペーパクラフトにも興じていて、以前翼を作ったところで中断していた「スカイ・クロラ」の散香をようやく完成させました(「捩れ屋敷」の模型の上に)。泉流を作ったときよりはましでしたが、今回も指についた接着剤が接着面以外にもべたべたついてしまって、機体が汚くなってしまいました。でもまあ、フォルムは綺麗なので眺めているだけでうっとり。早く広いところで飛ばしてみたいです。

 夜は萩尾望都先生の「11人いる!」を読了。なるほど、これがSF傑作と呼ばれる作品かと感動。ストーリィはもちろんのこと、シリアスな部分とコミカルな部分のバランスも絶妙。さすが森先生をして天才と言わしめるだけの方ですね。今まで気づきませんでしたが、実は大学生協の書籍部に萩尾先生の漫画がいくつか置いてあるのを発見したので、今度行ったら他の作品も買ってこようと決心しました。


(3/7) いきなりの食べ過ぎはいけませんね。久しぶりに3食しっかり食べた昨日でしたが、夜になってお腹の調子がおかしくなってしまいました。具体的にいうとガスが溜まってお腹が張っている状態。風邪などのときのようなイヤ〜な痛みではなく、通常通りの痛みを感じているだけだったので、まあなんとか眠れるレベルだろうと判断し、午前4時頃に眠りに就きました(夜も遅いし寝れば治ると思っていた)。しかし、なにやら違和感を覚えて目覚めてみると、午前6時でしたね。ひゃぁ、2時間睡眠かよ! っていうか、無性にお腹が痛い・・。そうか、これで目が覚めたわけか、と悟るや否や、トイレに駆け込むことになりました。ちなみに、台所にあるゴミ袋の数々が邪魔で、アクロバティックな動きをしなければトイレに辿り着けません(笑)<さっさと捨てなさい。2時間しか寝てないときでも、こういう緊急事態においては意識がしっかりするもので、トイレの場所を間違えることもなく(間違えるほど扉もないけど)、しこたま溜まったガスなどを出すことに成功。嘘のようにスッキリした状態に戻り、安心して再び眠りに就くことができました。用を足せば思い出したように眠くなるから、身体も現金なものです。最近食べ物の量が少なかったところに大量の食べ物が入ってきて、胃腸がちょっと頑張り過ぎた結果、ガスが先発隊として出てきたものと思われます。本陣がやってくるのも近いでしょう。ガスだけにぷんぷん匂います(くさっ)。すみませんねぇ、初めから品のない話で(笑)。

 先日ご紹介したゴムのようなお菓子ですが、講座の人間で口にした人みんながみんな眉間に皺を寄せるほどの味であったにも拘わらず、なんとそれを平気に食べる人が登場しました! いつも実験器具などを手配してくれる業者の方なんですが、昨日大学に来られたときに、「どこがまずいの?」という感じであのタイヤをパクパク食べているのです。うわっ、何喰わぬ顔して食べてる! 正気かこの人(笑)。「営業だからって無理してませんか?」とか「きっと味覚障害ですよ」とか言ってみたのですが、ご本人は「みんなこそ舌がおかしいじゃないの?」とか言っておられます。えっと、万が一こちらの舌がおかしいとしてしても、あれを食べるくらいなら舌がおかしいままの方が良いですね(にこ)。それにしても、あの味を受け入れられる人間がいるとは・・と思わず感心してしまったしだいです。ほんと、すごいなあ、あれを普通に食べられる人を尊敬しますよ(そんなことで尊敬されても困るでしょうが)。

 なんて尊敬していたら、おおっと、なんか思わぬところでも反応されてますね。セサミストリーターWかへまさんの3月6日付の日記によると、あのゴム様のお菓子は、その昔セサミストリートの中に登場した「リコリスキャンディ」であるとのことです。わーい、まさかWかへまさんの日記で名称が明かされるとは思っていませんでしたぁ。なんだか、とっても喰ってみたがられ、羨ましがられているご様子です(にこにこ)。いやあ、そこまでおっしゃるなら、今度持って行きましょうか?(笑) あれ以来、全然減っている様子がなく、ずっとサロンに置きっぱになっているのです。そのままにしておいても捨てられてしまう運命でしょうから、もし良かったらお取り置きしておきますよ(>Wかへまさん)。ということで、さきほどそのリコリスキャンディを確認してきたのですが、パッケージに会社のウェブサイトのアドレスを新たに発見しました(それくらい見るのも嫌だったということか)。HARIBOってのが会社の名前らしいですね。いろんな国向けのサイトがあることから、結構大きな会社であることが判ります(ゲームやスクリーンセーバまであるみたい)。フランス土産ということからてっきりフランスの会社だと思っていたのですが、ページを探ってみたところ実はドイツの会社だということが判明しました(フランス語とドイツ語の違いを判ってなかった)。フランス人のみなさん、先日はフランスの悪口を言ってすみません。悪いのはドイツでしたね(笑)。同じ商品でも国ごとにパッケージ(ときには商品名も)が違うらしく、フランスのページの中の商品紹介の一部に、くだんのタイヤ菓子のパッケージ(フランスではZIGOTOが商品名らしい)を見つけることができます。それからアメリカのページを覗いてみると、プロダクツの中に「Licorice Wheels」という商品名が確認できます(しかし、リンク切れになっている)。おそらくこれが、Wかへまさんのおっしゃる「リコリスキャンディ」なんでしょうね。さらに、英語ならなんとか解るだろうと思いイギリスのページも見てみたところ、プロダクツギャラリィの中に「Liquorice Favourites」という商品があり、パッケージにはタイヤのみならずいろいろ食べ物には見えないものが描かれています。これらのことから勝手に想像するのですが、おそらく「リコリスキャンディ」はタイヤの形だけでなく、ちびっこが好きそうな物に似せた色形がいろいろあるんじゃないでしょうか。ただ、その中でもタイヤの形だけがひとつの商品としても売られているのは、子供たちにタイヤが大人気だからというわけではなく、たぶん製造行程が一番簡単だからなのでしょう。この会社の他の商品はフルーツを前面に押し出していたりして、まだ食べても良いかなという気になるのに、この「リコリスシリーズ」だけはちょっと異色ですね。わざとつっこまれやすいところを作っておいて、他の商品の欠点から消費者の目を逸らそうという魂胆でしょうか(どっちでもいいんですけど)。ちなみに「Licorice(Liquorice)」というのは辞書によると甘草というマメ科の植物のことで、その根から製したエキスで製薬・醸造・製菓などに使用されるらしいです。また、この単語だけでも「甘草入りのキャンディ」という意味を持っていることから、リコリスキャンディが結構一般的なお菓子であることが伺えます(日本にもある?)。しかし、そうはいっても、やっぱりあのタイヤ菓子の味はもう少し上手く作れなかったものか、と思ってしまうなあ(苦笑)。

 さて、木曜日の本日は冒頭にも書いたように二度寝してしまったため、午後1時の目覚めでした。それから大学にやってきて実験を淡々とこなし、夕方頃に放射化分析のサンプル入れ替えに行った以外の他事といえば、「スカイ・クロラ」のペーパークラフト戦闘機のうちの残る一機、双発の染赤をちょこちょこっと作っていたぐらいです。だんだんテクニックも身に付いてきて、今回の機体は余分なところに接着剤がベタベタ付くこともなく、見た目にも綺麗な仕上がりになりつつあるのですが、肝心の先尾翼を接着する段階で失敗。横に少しズレて、右翼側の翼面積が大きくなってしまいました。試しに飛ばしてみると右翼側の揚力が大きいためか、左回りにローリングするのです(後ろから見て)。あとからの翼の調整だけでまっすぐ飛ばすのは難しそうです。飛ばない紙飛行機はただの紙ですが、飾ってても絵になるので観賞用でも良いかなと思ってます。

 昨日の反省を活かし、今日の食事は夕食のオタフクソース焼そばだけでした(ギャップでかっ)。


(3/8) 未だ涼やかな風がときおり若葉をそよぐも、遠慮がちに窓を覗く陽光はしだいに柔らかで、古びた建物の狭間には人知れず花開くたんぽぽ、そして、やはり人知れず軽い大気を泳ぎ飛ぶスギ花粉が春の訪れを告げている。そんな前倒しの春に、寒さに耐え抜いてきた虫たちも土の中から誘い出され、油断していた桜も大慌てでつぼみを膨らます。しかし、その魅力的な外力にも誘惑されることのない、強靱な精神の持ち主がいた。そう、それは午前中の間ずっと布団の中から出ることのなかった私だ(笑)。さて、昨日とは打って変わって爽やかな書き出しを目指したのですが、皆様いかがお過ごしでしょうか(にこ)。私は相変わらず元気です(快調ではないですが)。

 さて、目覚めたあとは空腹を感じていましたが、その時点で家にあったものといえば冷蔵庫の中のどっさりシリーズだけなので、それをひとつ食べてから大学へ出てきました。そして金曜日は午後3時半頃からの研究活動となりました。これがずっと深夜まで続いたわけですが、その合間合間に創作活動もして、昨日大部分を作っていた紙飛行機の染赤ついに完成。写真ではあまり目立ってませんが、後ろの主翼に付いているエンジン部分にかなりの時間を費やしたのであります。ペン先みたいに先っぽが細くなる形をしているので、そこを上手いこと余計な接着剤が付かないように作っていくのが難しかったですね。みかんから剥いた皮を、再びみかんの形に中身無しで作るような感じです。皮一枚を接着剤でくっつけては乾くのを待ちくっつけては待ちの繰り返し。これまで以上に綺麗に仕上げることに留意しながら丁寧に作りましたが、それでも不満が残る箇所はあります。とはいえ、先尾翼のズレを覗けばこれままで一番綺麗に出来上がった機体ですね(にこにこ)。一応これで泉流・散香・染赤の3機が揃ったということで、まとめてもう一枚。次に作るとしたら、散香に森先生が描かれたのんた君のイラストが入っている特別バージョンのノンカか、泉流をリベンジかな。

 夜になり、理系ショップで食料を買ってきました。そして夕食はカップに入った塩ラーメン。肉エキスは含まれていますが、固形の肉は入っていないので、シーフードラーメンと並んで比較的よく食べるラーメンです。最近インスタントラーメンに塩ラーメンが増えてきたのは嬉しい傾向ですね。贅沢を言えばシーフードももっと増えて欲しいところ。贅沢といっても所詮インスタントですが・・。一方、生協でラーメンを食べるときは何故か塩よりも醤油の方が安いので、そちらを食べることが多いです。しかし、普通のラーメンにはチャーシューが入ってて、それを残すのが忍びなかったりします(だったら食べろと言われそうですが)。チャーシューはチャーシューメンに任せてほしいんだなあ。素うどんのようにネギぐらいしか入っていない素ラーメンとかないんでしょうか。まあ、たいてい誰かと一緒に食べに行くので、あげることができるからチャーシューの心配をすることは少ないのですけど。ラーメンの長所はこういった肉の贈与が可能であるというフレキシブルな点ですね。カレーライスは大好きですが、選り分けた肉を誰かにあげようとしても嫌がられる(苦笑)という点が、唯一の短所なのです(<唯一かよ<っていうか、カレーにしてみれば濡れ衣では?)。


(3/9) 朝からずっと晴天の土曜日。久しぶりにお昼より前に起きたんじゃないでしょうか。ご飯を炊いた上に雑炊を作って食べました(ご飯の上に雑炊をかけたのではありません、念のため)。時間的余裕があるとちゃんと朝食を食べるようですね。洗濯日和だったので洗濯もしたのですが、家を出る前に干すのを忘れてしまい、もったいないことをしました。せっかくのお天気の日に、これじゃ洗濯物もきっと洗濯され損でしょう。

 ラジオのモーニングタイマをずっと6時頃にセットしている(しかし同時に目覚めることはほとんどない)のですが、止めることがないので毎日家を出る直前までずっと放送が流れています。ぼうっとしながらも毎日聴いていると、すっかり習慣になってしまいますね。昨日はラジオを聴きながら夢まで見てしまいました。ラジオでしゃべってる内容がリアルタイムに夢の中に出てきたという、ずっと以前にもあったパターンです。夢の中でパーソナリティと人間関係を築くことのストレスについて激しく議論していたような気がします(笑)。孤独でいいじゃん!みたいなことを主張していたような記憶。何かストレスを抱えているのかもしれません(思い当たる節は・・いろいろあるな)。そうやって夢にも出るくらいですから、当然起きているときはさらにラジオに耳を傾けることになります。トイレやお風呂に入りながらも扉越しに聴いているほどです。で、内容が気になってしまうと、もうちょっと聴いてから家を出ようと粘ってしまって(<トイレやお風呂の中でという意味ではない)、そうこうするうちに結局お昼を過ぎちゃうのです。休日はともかく、そんなことしていられない平日でも、たまにそういうことがあるので困りものなのです。さっさと大学に行けよ!と思うのですが、ひょっとして何かからの逃避でしょうか(苦笑)。

 しかし、実はこの問題の簡単な解決策はすでに判っています。それは、「携帯ラジオを買う」です。携帯ラジオさえあれば、自転車乗りながらでも、大学に着いてからでもラジオの続きを楽しめますからね〜(<聴いてないで勉強するように)。持っていても滅多に使わない携帯電話、音楽が聴ける機能なんていらないから(今のはそんな機能ないけど)、ラジオを聴かせてくれ! アンテナを伸ばせばラジオ電波も受信できるという機能くらいあっても良さそうなのにねぇ。まあ、そうまでしてラジオを聴きたい人は携帯ラジオを買うのかもしれませんが。同僚のT辺氏は携帯ラジオを持っていて、徒歩での通学の間聴いているらしい。その姿を見るだに、いいないいな〜と思う(決して見てくれを羨ましがっているわけではない)のですが、いざ別件で買い物に出かけたときにはラジオのことはすっかり忘れているのです(ラジオのためだけに出かけることはないんですね)。忘れるぐらいなので大した必要性を感じていないのかもしれませんが、あれば実験のときとかも午後や深夜のラジオが聴けて楽しめそうです。CDプレーヤは持っていますが、CDの入れ替えをしないとアルバム1枚しか聴けないし、第一大き過ぎてポケットに入らないのが難点。MDプレーヤはコンパクトで便利ですが、今さら買うには値段が高いのと、やはり聴ける曲数が限られることと録音する面倒臭さ(MDコンポはあるので環境は整っている)があっていまいちです。今のところ音楽を聴くだけならMP3プレーヤのiPodがあれば充分かなと思っていますが、値段の問題でこれには未だ手が出せず。というわけで、ここは手軽でずっと聴いていても飽きることのない携帯ラジオが一押しなのです(<誰に?<もちろん自分に)。

 話が逸れました(何から逸れたのかも判りません)が、「0時半です 松坂屋です カトレヤミュージックです」を1曲目だけ聴いてから家を出たのでした。だから大学に来たのは午後1時前。それから生協に行って、「ダ・ヴィンチ」「子供の科学」と森先生ちのトーマ君の名前の由来となった萩尾望都先生の「トーマの心臓」を購入(にこにこ)。あと、ゆずのアルバムユズモアと食料をいくつか買いました。「ダ・ヴィンチ」に連載中の「奥様はネットワーカ」第23回をすぐに読んで、測定に向けてサンプルの準備を少し。その後、約束していた実験室の掃除をH君と済ませた後、再びサンプルの準備の続き。夕食はまたしてもオタフクソース焼そばを食べ、夜もずっと実験というかサンプル準備です。実は今回使う測定装置は初めてなので、サンプルを準備するにあたって2、3確認しておきたいことがあったのですが、いつもの悪い癖で時すでに遅し。気づけばその装置に関してプロフェッショナルな人は誰もいなくなり、訊くことができない状態に陥ってしまいました。ちょっと焦りましたが、サンプルの入れ替えが翌日に控えていた(そんなときまで確認しようとしないのが問題なのですが)ため、しかたなく記憶と資料を頼りに準備を進め、一段落したのは真夜中でした(結果的に不完全だったのですが)。な〜んてね、こういうこと書いても解るのは内輪だけなんですが、まあ、懺悔の意味を込めて書いておきます(苦笑)。


(3/10) この春(そう、うかうかしてたらもう春ですよ!<うかうかしてたのね)初めての蚊が出ました。血を吸うメスじゃなかったかもしれませんが、メスかオスかは美輪明宏なみに見分けがつかなかった(洒落か)ので、しかたなく全身に殴打を加えて気絶させた上、ティッシュにくるんで圧殺です(ぷちっ)。最近では暖かい部屋の中なら冬でも蚊が出るようですが、この蚊はたぶん春の陽気に浮かれて出てきたやつでしょう。出てきた途端に未来を断ってしまってすまんのう。安らかに眠ってください(>蚊)。

 さて、日曜日。どっさりシリーズを朝食(というか昼食)代わりにひとつ食べてから、午後3時前に大学へ向かいました。この日はサンプルの入れ替えの日だったのです。昨日準備したサンプルを測定に備えて、あららこめ分析装置に入れておくわけです。がしかし、いよいよ入れ替えの段になったとき、準備をしたサンプルに適切な前処理を行なっていなかったことが判明してしまいました(がーん)。具体的には書きませんが、ああ、やっぱり所詮付け焼き刃でしたね。にわか仕込みでは不完全な準備しかできないわけです。なんか足りないなとは思っていたのですが、ここでも事前に確認しておかなかったことが仇となり、無駄なタイムロスをしてしまうという結果となりました。すぐにできる処理ではあったものの、一緒にいたS田氏とH君に余計な手間を取らせてしまったのは、とても申し訳なく思います。すんません。まったく、素人はこれだからねぇ・・。っていうか簡単な質問もできないようでは、普通の素人よりも質が悪いなあ(苦笑)。果たして死ぬまでにこの癖は治るのでしょうか(死んだら治るでしょうけど)。

 その後、装置の操作方法を教えてもらいながら、翌日からの測定に備えていろいろセット。そして一晩寝かせるわけです。といっても装置は自動で下準備をしてくれているので、実際に寝るのは人間の方だったりします(笑)。

 夜は前夜から読み始めた萩尾望都先生の「トーマの心臓」の続きを読み進めました。読んでみて我ながら驚きましたが、これほど物語にのめり込んだ漫画は初めてです。最初から感動してしまいました。いやあ、もう、すばらしいの一言です。もったいないので、まだ読み終えていませんが、全部読まなくてもその凄さが判ります。最近自己嫌悪気味でしたが、なんか、この漫画のおかげでほんのり癒されました。

 帰宅後、袋ラーメンとどっさりシリーズをひとつ食べてから寝ました。結構どっさりシリーズの減りが激しいです。このままのペースでは夏までもちそうにありませんね。あ、そうそう、それで高いのを覚悟で新たに補給しようと(笑)コンビニに買いに行ったのですが、なんと置いてあったのはどっさりシリーズではなくきらりという商品でした。内容はどっさりシリーズと同じで、ゼリィとヨーグルトの大きく2種類があります。試しにナタデココヨーグルトを買って食べてみたのですが、やはりどっさりシリーズと中身は同じなのです(内容量が10g増えてはいる)。ええと、ここから考えられるのは「どっさりシリーズ」が「きらりシリーズ」に生まれ変わったということですね。そう考えると、どっさりシリーズが安売りをしていたことも納得できます(在庫処理だったわけか)。というわけで、前回リンクしたときにはページが無くなっていたたらみのホームページを覗いてみたら、うわ、復活してるじゃん!(笑) しかも、予想通りどっさりシリーズは無くなって「きらり☆」シリーズが新商品として登場してるではありませんか。ああ、きっとこのリニューアルのために一時閉鎖状態だったのね。しかし、そうなるともうどっさりシリーズを補給することはできないわけか・・。中身は同じとはいえ、残念ながら別シリーズを冷蔵庫に混ぜるわけにはいかないのです(変なポリシィ)。しかたないなあ、とりあえず今あるどっさりシリーズを食べてしまって、そのあとに「きらり☆」シリーズを貯蔵するとしよう(結局貯め込むのかよ!)。


(3/11) 今日は早起きをして、朝食も食べて、朝から夜まで一日中測定をしていました。快晴の月曜日です。一日中とはいっても、測定はほとんど自動なので、昼食も夕食も食べました。理系カフェテリアがまだ休業中なので、久しぶりに中華食堂で昼食を摂ったわけですが、肉料理ばっかりでほとんど選択肢がなく、構成料理の4分の3品くらいなら食べられそうなほにゃらら定食(もう名前も忘れた)がなんと500円以上もするんですよ。ふた切れあった余計なカツのうちひとつは、一緒にいたT辺氏に食べてもらいましたが、もうひとつは残すこととなりました。あと、副菜のマヨネーズ和えに入っていたハムも残すことになって、カレーライスにしておけば良かったかなと少し後悔。しかし、食べ物ごときで後悔したくないものです。これからは慎重に選びましょう、といっても選択肢がないので、食べないのが一番なんですが・・。

 夕食は理系ショップで買ってきたオタフクソース焼そばでした。実は今日も準備したサンプルに関してちょっとした失敗が発覚して、悶々とした時間を過ごしていたのですが、夜になって「トーマの心臓」の続きを読んで気分が晴れました。がしかし、このところずっと立て込んでいて週末に向けての準備ができないでいます。それがちょっと欲求不満気味。あれも手配せなかんし、あれも作らなあかんのになあって。日記が短いのもきっとそのせいです。というわけで、今日はこのへんで。バ〜イちゃっ(<誰?)。


(3/12) 火曜日も一日中測定の日。測定といっても身長や体重を測るわけじゃありません。爪の長さを測るのです(嘘です)。詰めの甘さを測っているのかもしれません(これはある意味本当)。サンプルを測っていくうちに、いろいろ分かってくることもありますからね。次に活かそうとぞ思ふ天気の良い日でしたが、測定自体は装置がへそを曲げることもなく(へそがないからね)順調そのものです。あ、関係ないですが、地球のへそと言われるエアーズロックを曲げたら、地球がへそを曲げたことになるのでしょうか? 正確には人の手によって「曲げられる」わけですから、曲げたことにはならないのでしょうか? そもそも人の手では曲げられないから、こんな疑問を持つこと自体無意味なんでしょうか? 無意味は疑問に入りますか? 疑問は一人何kgまで持ってきていいんですか? ところで、このオチをどうつけようか考えあぐねていませんか?(笑) これは疑問文ですか?という疑問を投げかけてみると、思わず歌って飛び出したくなりませんか? えっと、つまり、「疑って問う」疑問なだけに「歌があって、トゥ!」ですか?(<結局洒落かよ<しかも無理あるし)

 さて、昨日の日記に週末に向けての準備ができていないことの欲求不満について少し書きましたが、週末に何があるのかというと、東京に出かけるのです(にこにこ)。学会以来ですから半年近くぶりですね。交通手段はJRを予定していたので、早くその切符を買っておきたいというのが欲求のひとつでした。というわけで、午後、測定の合間に生協に行って切符を申し込み。最初たまにはリッチに新幹線で行こうと考えていましたが、申し込む直前になってあとからでも特急券は買えるし可能性を狭くしない方がいいかなと思い直し、乗車券のみを往復で購入することに。名古屋(正確には大垣)−東京間なら、椅子は悪くても夜中のうちに走ってくれる快速ムーンライトながらがありますからね。体力が許せば夜にこちらを出て、早朝に東京に到着することができます。切符の申し込みついでに、食料を買ってひとまず研究室に引き返しました。

 約1時間後、発行された切符を受け取りに再び生協へ行って、今度はついでに本を購入。ところで、東京まで何をしに行くのかというと、えーと、“説明会”ということにしておきます(笑)。この方がどことなく就職活動に紛れた感じがして、後ろめたさが半減されますからね(って別に後ろめたくはないけど)。まあ、ある分野の説明会には違いないので、嘘にはならないでしょう(にっこり)。土曜日にその説明会があって、一泊して日曜日の午後に帰ることになると思います。夕方には大学に戻ってないといけないので、帰りはたぶん新幹線でしょう。

 少し前から確認できていたのですが、ついにあのページが検索ロボットに捕まったようです。見たこともない果物をもらってしまったとき、どうやって食べたらいいのか、迷うことってありませんか? 特にそれがドラゴンフルーツのように、名前を聞いただけでは想像もできない果物だったらなおさらです。そんなときは、ぜひGoogleで(ののたんGoogleでも可)「ドラゴンフルーツの正しい食べ方」をキーワードに検索してみてください。ほ〜ら、見つかったでしょ? 今のところ他に正しい食べ方を載せたページは出てこないはずなので、正しくドラゴンフルーツを食べたいときは、このページを参照してください(にっこり)。もう食べ方で悩むことはありません。これからは安心してドラゴンフルーツを正しく食べてくださいね。さあ、パソコンの前の君もお友達にどんどんこの食べ方を広めよう! っていうか広まりますように(祈)。また、打ち間違ったとして例えば「ドラゴンフルルーツ」で検索したとしても、ドラゴンフルーツを専門に扱っているらしい「カミス」のページ(敢えてリンクせず)と並んでこのページがヒットするようになりました(わ〜い!)。しかも「カミス」よりも上位にあります! うははは、作戦成功です。このままでいけば、こちらの“正しい食べ方”の方がスタンダードとして認識される日も近いことでしょう(笑)。あと、念のため「ドラゴンフルーツの食べ方」でも見つかるように、ページの修正をしておきました。


(3/13) がーん、しまった。調べてみたらムーンライトながら指定席券なる代物が要るんじゃないかー。しかも乗車予定日の3月15日はすでに満席のようです(一ヶ月前から予約受け付けてるんですね)。前回乗ったときは、全部自由席で行き当たりばったりに乗れたのですが、あれは臨時に運行されていた全席自由席バージョンのムーンライトながらだったようです。でもって、今の時期の臨時列車の運行期間は、なんと3月16日からときたもんだ。ありゃりゃぁ、1日足らなかったか(残念)。臨時じゃなくても熱海を過ぎれば4-9号車が自由席になるみたいですが、それだと熱海まで別の電車で前もって行っておいた上に、真夜中まで駅で待たなければなりません。うーむ、時間的にも体力的にもそこまでする余裕は、ちょっとないな・・。ここは諦めて、大人しく、優雅に、新幹線に乗るとしましょうか(うんうん)。寝心地も比較的良いでしょうから、始発で行くことも可能かもしれません。最悪徹夜してもオッケイなのだ(したくないけど、いろいろ準備がねぇ・・)。

 本日水曜日は10時頃大学へ。慣れない連日の早起き(自分にしては)で少し寝不足気味ですが、今日の測定はほぼ自動で行なうことができたので、たまに状況をチェックする以外はほったらかしでした。ただお昼は洗い物があったので昼食は食べずに過ごし、代わりにおやつ時には生協へ行って食料を買ってきました。実は朝からずっと、学科全体の外部評価というイベントが行なわれていて、評価委員としていらしてる外部の先生に各講座の先生方が研究内容などのプレゼンが行なわれていました。こういった外部から大学を評価するというイベントは、ある期間ごとに行なわれているようですね。で、その一環として、学生の意見(不平不満とか)を聞く時間も設けられて、午後3時半からその外部の先生と大学院生10人くらいだけの対話がありました。学生の大きな意見としては、どこの大学でも問題になってそうな「教官が会議などで忙しすぎるため、研究・教育の時間が取れていないんじゃないか」といったものや「募集人員の数を増やすくせして部屋の数が足りないぞ!」といったものと、「環境学研究科に移ったことによる必修授業の増加が鬱陶しい!」といったものなどがあったでしょうか。この辺の問題は、大学運営に関するシステムの問題で、つきつめれば文部科学省のやり方に文句を言わなくてはいけないレベルの話になってしまいます。しかし、そんなことは外部評価ごときではなんともできないらしく、本気で改善しようと思うなら、全国の大学生が動いてマスコミに世論を盛り上げさせるくらいしないとダメだろうとのことでした(一応、意見としては聞いてもらいましたが)。その他いろいろオフレコの話とかを聞いて、4時過ぎにその対話は終了。その後、引き続き先生方の間で意見が交わされたようです。さて、評価の結果はどうなりますやら(あまり関心なし)。

 先日紀伊國屋書店に注文していたコジマケン氏の「月の男」が、ようやく入荷されたという連絡を受けていたので、それを受け取るために夕方頃からに行っていました。しかしまずは、三越カールヘルムを久々に覗いてみることに。ちょうどフェアの初日だったようですが、行ってみるまで知りませんでした(お知らせは届いていたけど見てなかった)。立ち寄ったのは、そろそろ春でも冠れるような新しい帽子が欲しかったからです。デザイン的には地味ですがサイズ的にはちょうど良い感じの帽子が置いてあったので、ベージュ色のを買うことにしました。安くなってて6000円。春物の服もいろいろ目につきましたが、今回は予算もあんまりなかったのでこれでお終い。のつもりだったですが、精算間際になってディスプレイされていたTシャツに目が行ってしまいました。プリント文字の配色がわりと好みなのです。値段を訊いてみると3900円。うう、微妙な値段だ(笑)。つい買ってもいいかなと思ってしまいます。しばし悩みましたが、寝巻きに着れるようなカールヘルムのシャツは少ないため、これも買うことにしました(にこにこ)。その後、ロフトに行き、紀伊國屋書店で「月の男」を無事購入。帰り際に何気なく寄ったバラエティグッズのフロアで、なんと、もう売っていないと思っていたバースデーテディの【Part2】が売られているではありませんか! あ〜あ、今後は買うこともないかなと思っていたのに、見つけてしまったよ。見つけたからには、また集めなければねぇ、なりませんのですぅ(<嫌なのかよ)。と決心し、2箱ほど手に取ったのですが、視界にはその下の段にあった大きめの箱が入っていました。これもなんだかテディっぽいなと思ってよく見てみたらば、あなた! なんとなんとバースデーテディの【Part1】6匹セットで入っていて、しかもテディに着せるペアベストとかペアTシャツがひと組同梱されているじゃありませんか! うひゃあ、いつの間にこんなのが・・。明治もせこいこ考えるなー。きっと在庫として余っていた【Part1】のテディをまとめてさばくために、ちょっとしたおまけをつけて売ろうという魂胆なのでしょう。こんなのでも、一応マーブルチョコがひと袋入っています(笑)。しかしなあ、5匹のテディがランダムに入れられたセット商品なんて、買う人がいるのでしょうか。ここまで来ると、明らかにコレクターズアイテムと化していますよね。ちなみに、こんなやつなんですけど(<結局買ったのかよ!)。ついでにこれから書店で探される方のために「月の男」の表紙もここに。

 帰ってきて「月の男」を早速少し読みました。うわあ、こんなのをコジマケン氏は描かれていたのですね(感嘆)。森先生がよく漫画は芸術だとおっしゃっていたことが判るような気がします。ジャンル分けが難しい、なんとも不思議な漫画たちであります。登場人物たちの会話のテンポが面白いです。

 今日は1日で合計1万ちょっとの散財をしてしまいましたが、最近貧相な食生活を続けていた反動が来たのかもしれません。それもパチンコのように、後ろに引っ張った長さはそんなにないにもかかわらず、予想以上に遠くまで飛んでしまったなという印象。つまり全然食費をケチってる意味がないほどに遣ってしまったわけです(苦笑)。食費をケチるという行為には、お金以外にも別の何か(ポテンシャルエネルギィのようなもの)を増幅させるようですね。長〜く貯めて少しだけ遣うというお金の遣い方がしたいのですが、なかなかそう上手くはいかないみたい。しかし、週末はさらなる贅沢も辞さない覚悟なのであった(わはは)。


(3/14) あ、ほらまた、出かけたのに携帯ラジオ買ってくるの忘れてたやん。所詮その程度の購買意欲だということか。うーん、このままずるずると買わないで過ごしていきそうな予感(別にいいけど)。

 昨夜は何をやっていたのか(たぶん日記を書いていたのだ)午前4時頃の就寝となりましたが、気合いの早起きをして午前10時には大学へ。質量分析装置のサンプルの入れ替え作業をお昼過ぎまで手伝い、昼食にオタフクソース焼そば(こればっかり)を素早く食べ、午後2時頃からは業者さんが来て、その装置内を真空に引くために使われているポンプを、ロータリィポンプからスクロールポンプというものに交換する作業がありました。詳しい構造は判りませんが、ロータリィポンプではオイルが必要なところをスクロールポンプはオイルなしで真空に引くタイプのポンプらしいです。それでだいたい同程度の性能が維持されるということですから、真空を悪くする要因となりえるオイルは使わないに越したことはないということで、この度スクロールポンプが導入されたしだい。この交換作業が3時頃まであって、そのあとは生協に行ったり、なんかいろいろしていました、たぶん。記憶はあやふや、雲はもくもく木曜日。

 夜は「トーマの心臓」を読了し、しばし感無量。夕食に塩ラーメンを食べ、帰宅する頃にはすでに一雨降ったあとらしく、地面が濡れていました。と思っていたらまた降り出してきて自宅に着いたときには服も濡れてました。ちょっといやんだけど、まあ、春雨だから大目に見てあげましょう。帰宅後、どっさりシリーズをひとつ食べてから眠りに就きました。消化に悪いので寝る前の食べ物は避けたいところなのですが、ほとんど寝るだけのために帰っているような部屋なので、食べたあとの優雅なひとときを過ごすのは難しいのです。


(3/15) 雨上がりの朝、湿った部屋。目覚めは9時にご飯炊き、洗濯物は外に干す。約1時間後に、しば漬けを混ぜたご飯は腹の中。トイレとお風呂はいつものことで、家を出たのはお昼頃。急がなくて良い日は楽です。今日からセーター着てません。近所の家にも大学構内にも、すでに咲いてる桜があります。曇り空の暖かい金曜日。

 今朝の天気予報ではこれから晴れに向かうと言っていたのに、大学に着いたら結構激しい雨が降り出しました。でも、いつの間にか止んでしまって、やっぱり春らしい気紛れな天気です。そんな春とはいえ、気象衛生ひまわりが危うい今、天気予報の精度は落ちているのかもしれません。台風の進路予想が大変みたいですね。

 さて、いよいよ週末が迫った本日は、頼まれ仕事の放射化分析に時間を割きました。放射化されて戻ってきたサンプル(石英ガラス管に入ってる)を王水(塩酸1:硝酸3)に浸して汚れを落とし、酸を洗いながして乾燥させて、破損防止にテフロンチューブで外側を覆い、アイソトープセンタに持ち込みます。そんな準備をしている合間に昼食とも夕食ともつかない食事(またしてもオタフクソース焼そば)を摂りました。アイソトープセンタの測定室にある放射化分析システムにサンプルをセットし、測定を開始させたのが5時半頃でした。順調にいけば、日曜日の夕方頃に終わっている予定です。これがなければもうちょっと東京に長居できるのにねぇ・・なんて言ってはいけません(笑)。ちょうど土曜日に重ならなくて良かった良かった。

 夜はH君が実家から持ってきたよもぎ餅をいただき、明日に備えて新たな名刺を作っていました。深夜になってようやく図案もできあがったのですが、いざ印刷してみると色がおかしい。色の情報が上手くプリンタに伝わってないのかなと思い、プリンタの電源を入れ直したり、パソコンの再起動まで試してみましたが、一向に直る気配がありません。そんなこんなで、えらく時間を奪われてしまいました。結局何が悪かったのかというと、単に5色あるカラーインクのどれか1色がインク切れになっていただけでした。カートリッジを交換したら、ばっちり正確な色が出ます。すぐにこのことに気づかなかったのは、インクの残量をチェックしても、ひとつのカートリッジに入っているカラーインク全色が同じ量だけ残っているように表示されていたからです。まだインクは残ってるよなあ、と初めに思ってしまい、それ以降の対応に時間がかかってしまったんですね。カラーインクのカートリッジが1色ずつ独立しているキャノンのプリンタも面倒臭そうに思えますが、カラーインクのカートリッジが一体型になっているエプソンのプリンタの弱点は、まさに今回遭遇した出来事に現れていると言えるでしょう。まったく、インクの残量ぐらい正確に表示してほしいものです。おかげで寝るに寝られない時間となってしまいました。

 というわけで、徹夜をして(苦笑)土曜日の朝に東京へ発ちます。新幹線の中で寝れば何とかなるでしょう。帰ってくるのは日曜日の夕方頃の予定。したがって日曜か月曜まで更新がありません。ではまた〜。


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