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日々これ勉強(2002年2月の前半)

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あなたにも、2月、あげたい(の前半)

(2/1) そうか、今日は金曜日かとカレンダを見て気づく、2月初日。2月ってことは1月じゃないわけで(そりゃそうだ)、当然1月31日は過ぎちゃってるわけです(おーい、コンコン、おつむは留守ですかぁ?)。とういうことは・・うっわ〜、しまった! すっかり忘れていた。「続・臨機応答・変問自在」の質問大募集に質問を送りそびれてしまったです(とほ〜)。いや、正確には昨日の夜の時点ではちゃんと覚えていて、帰宅する前に考えて送ろうと思っていたのだけど、実験のために一時も早く寝なければという強迫観念が頭の中にあったので、そのまま忘れてしまっていました・・。あ〜あ、もっと早くに応募しとけば良かった、と思うのはいつものことか。しかし、せっかく本に自分の質問が載るかもしれないチャンス、ここはひとつぜひとも質問して、森先生「あまり悩まないように」って冷たくあしらわれたかったのになあ(笑)<マゾか。採用されるような質問ができたとも思えませんが(まだ考えてすらいなかったレベルだし)、参加できなかったことは非常に悔やまれます。2月といえば、もうすぐオリピク(<オリビア・ニュートン・ジョンも『ピクミン』が大好き!の略ではなくて、オリンピックの略)が始まるみたいですが、その日本代表として今から参加するのと、「続・臨機応答・変問自在」の質問募集企画に今から参加するのと、どちらがいいかと訊かれたら、迷わず後者を選んじゃうよってくらい悔やまれます(まあ、今からオリピクに行けと言われても嬉しくないし困るだけですが)。えっと、つまり言いたかったのは、「参加することに意義がある」ってことでしょうか。てことで、森ぱふぇヴァレンタイン企画には、忘れないように参加しよう!っと(苦笑)。

 というように、質問を送り忘れていた事実に思い至ったのは、すっかり陽が昇り大学で一仕事終えた頃でした。なかなか気づかなかったのは、二日連続の早起きをして頭がぼうっとしていたからですね。なんとなんと6時間睡眠の午前6時半起きでした。部屋が寒かったということもありますが、何よりも実験の経過が気になっていたので目覚めることができたと言えるでしょう。昨日の日記に書いたように最高でも10時間くらいしか目が離せない実験をしていたので、とにかく目覚めたら着替えだけしてひとまず大学に行って実験装置の様子を見て来ようと思っていたのです。で、ビーカに溜まった水を溢れる前に捨てその他の処置も施して、猶予時間を稼いでから再び家に戻って朝食やらお風呂やらを済ませようという計画。

 さて、不思議にも心配事があると目覚めてからの起動も素早かったですね。なんか、そういうネガティブな力に敏感なようです(笑)。夜も明けたばかりの寒空の下、「チュッ!夏パ〜ティ」を思わず口ずさみながら(CDウォークマンで聴いているから)自転車をこぎ、大学に着いたのは7時くらい。寝る前にも見えていた月が、中心角で45度移動しただけの位置にまだ見えています。うはは、早い早い。昨日の早起きなんて目じゃないな。講座で一番乗り〜。と思って実験室の鍵を取りに5階の部屋に行ったら、あら、徹夜っぽい(<鉄矢っぽいの誤字ではない)Y下君がいるじゃないですか。ああ、そういえば今日は修論の提出日だったっけ(ちなみに卒論は昨日だった)。そんなご苦労なY下君をびっくりさせ(ドアをガタガタやったから泥棒か何かと思ったのでしょう)つつ鍵を取り、実験室へ行って実験装置をドキドキしながら見てみると・・良かった、大丈夫! 心配していたビーカの水位にも、まだまだ余裕がありました。12時間くらいは保ちそうな感じ。そうと判れば、次からはもう少しゆっくり寝ていられるというものです(にこにこ)。覚えておきましょう。そして、家へ戻って朝食(カレーライス)やお風呂を済ませ、9時頃再び大学へ出てきたしだいです。その時間でも他の人はまだまだ来ていませんから、眠くて頭は働かないけど、早起きをすると清々しくはありますね。

 それからは時折実験の様子を見たり、お菓子を食べながらデスクワークしたりで時間が過ぎていき、気づけば昼食も夕食も食べてなかったという一日。コンビニに寄って帰宅してからまたまたカレーライスを食べました。それと割引期間中で安いみかんどっさりヨーグルトゼリーを1つ食べて就寝。特に遊びもしなかったし、規則正しい生活です。我ながら信じられんな(笑)。


(2/2) 曇りがちの土曜日も早起きです。少し余裕を持っての午前8時起床。9時半には大学へ。気になる実験装置は変わらず順調。もしかすると14時間くらいはほったらかしておけるかもしれない、という手ごたえを感じましたが、やはり半日以上目を離すと落ち着かないので、良くて12時間ってところでしょう。一日中、だいたいは実験の様子を確かめる合間にデスクワークというパターン。でも土曜日なので、雑誌をぱらぱらと見たり、のんびりしておりました。午後は閉店間際の生協に行き、カップラーメンとお菓子を購入。遅めの昼食にそのラーメンを食べました。日清のやつで、まずはお湯だけを入れて利き麺をし、それからスープなどを入れて食べるという代物です(名前忘れた)。しかし、これ、本当に利き麺なんてしてから食べる人がいるのでしょうか。そんな通好みのマドロッコシィ食べ方をインスタントごときでする人がいるとは思えないんですけど。普通のお店で食べるラーメンですら、お湯で湯がいたそのままの麺を食べるなんてことはないのに、インスタントラーメンで利き麺って、それは全然インスタントじゃないのでは? と思いましたが、まあ最初だしとりあえずフタに書いてあるとおり利き麺をしてみることに(結局やってるやん)。ああ、たしかに麺だけでもまずくはないです。でもたぶん、最初の一回だけで充分ですね(笑)。次にこのラーメンを食べることがあっても、今度は一気にスープを入れちゃうと思います。夕方頃、溜まっていた酸廃液を中和する作業を、M助手先生と行いました。夜はまたお菓子をちょくちょく食べてて夕食食べず。きっと、身体の半分はお菓子でできているんです。

 ここで問題。バファリンの半分は優しさでできていますが、チョコエッグの半分は何でできているでしょう?(答:お菓子でできている<ひねり無しか)

 もう何度もうちの講座に来られている韓国の先生が、今ちょうど来られていて、例によってお土産をいただいてサロンに置いてあるのですが、またしても高麗人参系の食品です。今回は紅茶とグミっぽいゼリィでした。紅茶は定番でいつも持って来られます(商品名は違うけど)。それプラス、飴やらグミやらのお菓子に高麗人参エキスが入ったようなものが付いて来るのです。毎回そんなのばかり持って来られるので、韓国にはこんなお菓子しかないのかと思ってしまうほど(笑)。韓国には行ったことがないので判らないのですが、他に名産品はないんでしょうか・・。韓国だったらせめてキムチ関連のお菓子ぐらいあってほしいですよね(<韓国といったらキムチしかないと思っている)。日本には全国各地に地域限定のいろんな味のスナックとかチョコレートとか売ってますよね。夕張メロンポッキーとか明太子プリッツとかブルーベリーアポロチョコレートとか。そういう流れでキムチポッキーみたいなのが欲しいわけです。いや、キムチ味だったらむしろプリッツの方か。キムチプリッツね。お、味を想像してみるとなかなかいけそうだな(ひょっとしてすでにある?)。て書いてるうちに、思い出しました。そういえば、以前知り合いからもらった韓国土産には、たしかロッテエンゼルパイがあったのです。しかし、それはエンゼルキムチパイとかじゃなくて、日本で売ってるのと同じ普通のエンゼルパイで、ちょっとがっかりした覚えがあります(笑)。そう、韓国にはロッテがあるじゃないですか。だから、ロッテのお菓子でキムチ味のものが出ててもいいような気はしますね。誰も買って来ないだけで本当は売られているのかもしれません。たとえばですね、筒状の棒の中にキムチチョコ(うわ)が詰まっている、「キムチトッポ」とか、噛むだけでまるでキムチを食べた後のような口臭(うわ)と爽快感が同時に得られる、「フラボノキムチガム」とか、ついに本物のキムチが入ったお菓子登場! 風船のようにふっくら膨らんだスナックの中に本物のキムチを封入した、「コアラのキムチ」なんてのはどうですか(笑)。ようするに、コアラの半分がキムチでできているのです(またそれか)。

 さて、今回いただいたグミっぽいゼリィをここ二日ほど食べていますが、これを食べると何故かお腹が痛くなりますね。何かの病気のような痛さじゃなくて、いわゆるお通じが良くなるという感じです。高麗人参の影響でしょうか。たしかに健康には良さそうな味というか香りですけど、これを毎日食べるのは辛いなあ・・。って、だったら食べなきゃいいんですが、ほら、お腹が空いてるとついね、つまんでしまうわけです(苦笑)。そして腹痛(ぐ〜)。これが本当の腹痛の精神か(なんだそれは)。


(2/3) 昨夜は大学にてオフ会用の名刺をちょちょいと3時間くらい(<ちょちょいのわりには長い)で作って、蒸溜器のスイッチも切って(って書いても誰も解らないだろうな)から帰宅しました。この頃にはすでに雨が降っていて、お腹は空いていたけど翌日早く起きるために何も食べずに就寝。それが結局日付けが変わった午前2時頃でした。

 節分の日の日曜日は午前8時頃に起床。那古野コネクションの定例オフ会の日ですが、まあまあの早起きができてほっとひと安心。今回は余裕をもって出かけられそうです(笑)。しかし外はあいにくの雨(予報通り)。朝食を食べ、お風呂に入り、ささっと着替えて傘が家にないので雨に濡れながらとりあえず大学へ。着いてすぐに気になる実験装置の様子を見て、しばらく目を離していられるように手を施しました。そして、夜のうちにオフ会に持って行く小物(名刺、デジカメなど)はまとめてバッグの中に準備してあったので、バッグごとリュックの中に入れて10時過ぎには地下鉄の本山駅へ向けて出発できました。先日傘を盗られたと言いましたが、実は研究室には折畳み式の傘が置いてあったのです(最近思い出した)。ということで、それをさしながら、駅まで何故か走って行きました(集合時間に遅れる心配はなかったにもかかわらず)。これまでが時間ギリギリの出発を繰り返していたために、行きはついつい走ってしまう癖が付いたのかもしれません(笑)。そのおかげで雨にも少し濡れました。傘さしてた意味なしですね。小降りだったからよかったですけど。地下鉄で名古屋駅までは約15分、そこからは集合場所である名鉄バスセンターへ歩いて向かったのでした。いつになく余裕の歩きです。う〜ん、余裕があるってすばらしいなあ!(にこにこ) 近鉄パッセ前のナナちゃん人形も裸でしたしね(関係ない)。

 今回のオフ会の舞台となるのはトヨタ博物館。そこに展示されているという噂の、「森先生のコレクション」の数々を見学するのが目的です(笑)。もちろん那古野コネクションで訪れるのは初めてですが、個人的には2回ほど訪れたことがあります。この博物館は幹線道路沿いにあるとはいえ、名古屋市の隣の長久手町の辺鄙なところにあるので、そこまで行くには普段なら自動車やバイクや自転車で行くか、公共の地下鉄とバスを乗り継いで行くぐらいしかありません(もちろん、頑張ったら歩いてでも行けますが)。しかし今回は、愛知万博(「愛・地球博」とかいう名前になったんでしたっけ?)へ向けての事業の一環として、現在期間限定で土日運行されているというミュージアムライナーに乗って行くことができました。これは、名駅にある名鉄バスセンターとトヨタ博物館までの間を、産業技術記念館経由で、往復している無料シャトルバスなのです(他にも新豊田駅やトヨタ会館などを巡回しているルートもあるみたい)。黙ってれば(しゃべっても良いけど)トヨタ博物館まで連れてってくれるし、おまけに無料だし、まさに言うことなしです。これは使わない手はないでしょうってことで使うことになったしだい。ただひとつ心配だったのは、このバスはマイクロバスで定員が24名しかないという点でした。なんせ我々那古野コネクションメンバだけで11席を占めてしまうことになりますからね(笑)。他にお客さんがいたら、全員が一度に乗れなくなる可能性もあったわけです。ということで、バスの出発予定時刻は11時5分でしたが、それよりも少し早めに集合して並んでおこうということになっていました。

 さて、余裕の足取りで10時40分ぐらいに、シャトルバスが出発する予定の8番乗り場に到着してみると、そこにはすでに幹事のKずえさんとTさんとMつるさんとLさんとSーなさんが集まっておられて、井戸端か・・じゃなくて、えーと優雅に談笑されていましたことよ、おほほほほ(<誰?)。幸い他のお客さんは2、3人ってとこで、全員乗れそうです。そうそう、前回に引き続き千葉から遠路はるばるやって来られたGんてつさんもすでにおられて、独り灰皿のあるところで煙草を吸ってらっしゃったのでした。まだ出発までに時間はあります。しばらくしてやって来られたのがFさん。8番乗り場はこんな感じ。さらに待っているとAなあなさんにMさんが来られて、これで10人集合。まだ来ていない残る1人は誰だったか・・あ、そうだ、Kつさんです。さらに待ってもなかなか現れません。ひょっとしてもう現地に行ってしまったのではないか?とかいろいろ疑惑が生まれていましたが(笑)、そうこうするうちに出発時間も迫ってきました。さあ、果たしてかつさんは乗り遅れてしまうのか、という心配もありましたが、ここで思わぬアクシデントが発生。我々が待っていた8番乗り場の近くに普通サイズのバスが停車していたのですが、そのバスは別に8番乗り場から出発予定だったわけでもなかったようで、後ろから来るバスの邪魔になっていたみたいなのです。で、ついにセンタ内に「***番のバス、移動して下さい」とかいうアナウンスが響きました。しかし、そのバスは一向に動こうとしません。無人ではありません。運転手もちゃんと乗っています。が、よく見ると、その運転手は合歓の木だったのです(って植物かよ!しかも読めないと駄洒落だと気づかれないぞ)。じゃなくて、眠っていたのです(笑)。それで全然アナウンスが聞こえていない様子。結局を目を覚ましたのは、何度目かのアナウンスの後、外から直接声を掛けられてからでした。疲れていたんでしょうね。

 そんな騒動(というほどでもない)もあったりで、午前11時になると目的のシャトルバスが乗り場に入ってきました。これが、そのトヨタ・ミュージアム・ライナー。形は普通のこのマイクロバス、乗ってから判ったことですがハイブリッド方式の電気バスなのです。説明によるとエンジンを効率の良い状態で常に回して発電し、その電気でモータを回して駆動するという仕組みらしい。せっかくのエンジンの回転エネルギィが、電気に変換されて再び回転エネルギィになるというのは、素人目にはなんとなく2度手間なような印象を受けてしまうのですが、実際のところどうなんでしょうね。採算が取れるのかどうか気になるところ(自家用じゃなければ問題ないのかも)。それにスピードを出すときにちょっと馬力が足りないような感じもしました(制限速度を守っていたからかもしれませんが)。という話はいいとしまして、何か忘れてませんか? そう、Kつさんです(笑)。Kつさんが出発時間間近になっても全然現れないのです。しかたなしに、代表のKずえさんがリストに名前を書いて、とりあえず我々10人はバスの中に乗っておきました。他のお客さんも4人くらいいます。で、待つこと数分。ああ、ついに時間となりました。残念ながら、結局Kつさんは姿を見せず、乗り場のゲートも閉じられます。そして、バスのドアも閉まろうとしたそのときでした。なんとまさに時間ぴったりギリギリ到着です!Kつさん。意外な方向からひょっこり現れて、運転手さんにゲートを開けてもらい、無事バスに乗ることができたしだいであります(良かった良かった)。どうやら名古屋駅に向かうバスが遅れていたようで、予想外に時間がかかってしまったみたいです。なにはともあれ、バスの中に那古野コネクションメンバがちゃんと11人いる!(<萩尾望都?)状態で名鉄バスセンターをあとにできました。

 さて、この後我々を待っていたのはもちろんトヨタ博物館ですが、長くなる(というかまだ書けてない)のでそこでの話はまた明日。とにかく写真を撮りまくった一日でした。那古野コネクション向けのレポートとしてまとめる予定ですけど、きっとクルマの写真ばかりになって、クルマ好きでない方にはあまり楽しんでいただけないかもしれません。しかし、それも森先生のコレクションだと思えば、まあ、なんとか、見るだけでも楽しんでいただけるかなと淡い希望(笑)。 


(2/4) では、昨日の続きをどうぞ。

 無事11人揃って名鉄バスセンターを出発した那古野コネクションメンバでしたが、バスの後ろの方に陣取った女性陣がいきなり盛り上がっていましたね〜。さすがです。すでにバスの中は楽しい遠足の様相を呈しています(我々だけですが)。途中バスは、名駅から10分くらいのところにある産業技術記念館(入口付近を車内から)に寄り、そのまま10分くらい停車しました。そこで他のお客さんが2人ほど降車。11時25分、ほとんど貸切り状態になったバスは産業技術記念館をあとにし、一路トヨタ博物館へ向けてひた走るのでありました(キュイ〜ン<モータ音)。車内では、この電気バスのことや産業技術記念館やトヨタ博物館などについての解説がしばらく流れていたのですが、だ〜れも聴いちゃいませんね(にこにこ)。わいわいがやがや、焼肉食べたいなあという話とか、その他もろもろの話題で夢中なのでした。その熱気で窓が曇ってしまったほど(笑)。そして、バスはなんと都市高速を走って(考えてみれば当然ですが、無料なので地道を走るかと思っていた)、すーいすいと一気に長久手町の方まで辿り着き、12時過ぎにはトヨタ博物館に到着しました。雨は小降りになっています。バスを降りた一行は、さっそく本館入口から入って行きます。ちなみに振り返れば、1999年にトヨタ博物館開館10周年を記念してオープンしたという立派な新館が見えますが、そこの紹介はまた後ほどで、まずは本館です。

 本館に入ると、1階には広いロビィが広がっています。右奥では、別の団体がガイドツアーを説明をお姉さんから受けている模様。チケットは左手の方で買うようになっているのですが、このときはKずえさんが割引券みたいなのを持っておられて、とりあえずみんなの分がまとめて支払われました。そして、受付済スタンプを押してもらったパンフレットをそれぞれが持ち、入場。入ってすぐのところはシンボルゾーンとなっていて、トヨタ博物館のシンボルであるトヨダAA型乗用車が展示されていますが、お昼時ということもあり、展示物の見学を始めるのは後ほどにして、まずレストランで腹ごしらえとなりました(笑)。本館は上から見ると(下からでもいいけど)トラックのような形をしていまして(乗り物の方ではなく陸上競技に使われる方)、その片方の半円形になっている部分の頂点を中心にバームクーヘンを中心角60度くらいで切り取ったような形でレストランがあります。その入口からぞろぞろと中に入り、4人掛けのテーブルが3つ並んだスペースに我々11人は陣取りました。つまり4、4、3という配置。お昼時だったので、しばらくして満席状態となりました。メニューは、Sーなさんが事前に美味しいとおっしゃっていたカレーライスが数種類に、ピラフとかエビフライとかシーフードドリアなどなど基本的に洋食で、どれも1000円ぐらいのお値段。サラダとドリンクをセットにすると1200円(税別)でしたが、みんなセットを注文したようです。さて、水が運ばれて来るまえに、ウエイトレスさんによってテーブル上には各々の前にA3大の紙のシートが敷かれたのですが、これがまたコレクタ魂をくすぐる代物で、トヨタ博物館で催されている特別展のチラシになっているのです(しかも2バージョンありました)。この特別展はある期間ごとに内容が変わるもので、今は写真に写っているように「日本映画の中のクルマたち」というテーマで展示がなされているようです(後ほどそこも見学することになります)。他のテーブルのメンバはどうだったか判りませんが、我々(Gんてつさん、Fさん、Sばしん)のテーブルでは、そのシートを綺麗な状態で持って帰ろうと、代わりにいくらでもあるトヨタ博物館のパンフレットを広げたり、上から別のパンフレットを敷いたりして、水の入ったコップについた水滴も付かないように手を施していましたね。ひょっとしてこのシートとして使われていた特別展のチラシを持ち帰ったのって、我々3人だけでしょうか(笑)。

えっと、肝心の料理の方はカレーライスが噂通り美味しかったようです。自分が食べたシーフードドリアもご飯のケチャップ味が濃いめでしたがまあまあの味。そうそう、ケチャップといえば、Fさんが注文された「豚ヒレカツ”なごや”(<実際にこんな表記だった)」に付いてきたソースが普通のケチャップだったのには、3人で「“なごや”ならせめて味噌じゃないのか?一体どこが“なごや”やねん!」というツッコミ(笑)。最初に運ばれて来たのはサラダだったのですが、先に食べ始めておられたGんてつさんのサラダと見比べると違和感があります。で、よく見てみたら自分のサラダだけドレッシングがかかってないじゃないですか。テーブルには、かけるものといえば塩・コショウぐらいしか置いてないし、自分だけ特別なサラダだとも思えません(っていうか、ドレッシングがかかってないのが特別というのは変)。おそらくかけ忘れたのでしょう。ちょっと「おいおい」と思いましたが、まあドレッシングはあまりかけて食べる方じゃないので、とりあえずコショウをかけて一口(食べたのか!)。いや、Fさんに塩のつもりで取ってもらったのがたまたまコショウだったので、ま、試してみるかってね(コショウの味しかしませんでしたけど)。そのあとはドレッシングをかけてもらうこともせず、そのままサラダを食べたしだいです。結局そのレストランには、食事とおしゃべりに華が咲き1時間近く居たでしょうか。代金は博物館の入場料と合わせて一人2000円を出し、ここでもKずえさんにまとめて払っていただきました(ありがとうございます)。お腹も膨らみ、なんだかもうすっかり語り尽くした感もあり、このまま帰ってしまっても充分満足のいくオフ会になりそうではありましたが(笑)、実はこれからが本番なのです。今回の目的は森先生のコレクションたちを見ることですからね(忘れてませんか?)。というわけで、レストランの出入口横に置いてある手押し車式の給油機の前で集合時間を決め(帰りのミュージアムライナーの発車時刻を考慮して午後3時45分に)、あとはそれぞれが自由見学をするということに。ひとまず解散となったのでした。わらわらわらわら(<解散する音)。

 そんでもって、ようやく展示物を見学していくことになるわけですが、続きはまた明日(引っ張るなあ)。

 オフ会のことはさておき、天気は上々だった月曜日は精神的な疲れからかここ3日ほど続いていた早起きができず、お昼前に大学へ。気になる実験装置の様子を見つつ、昨日撮りまくった写真のトリミング作業に一日中勤しんでおりました。数えてみたら(数えたのはパソコンですが)300枚以上ありましたね(苦笑)。よくもまあそんなに撮ったもんだと、撮った自分よりもその間バッテリィがもったデジカメに感心。技術の進歩を感じますね。夕食は理系カフェテリアが2ヶ月間臨時閉店なので中華食堂で食べたのですが、定食しか用意されていなくてがっかりでした。しかたなく煮魚定食でライスを小にしましたけど、400円オーバの夕食はちょっと痛いです。これからの食事はやっぱり考えなくちゃ。

 気がつけば、通学時を除いて音楽を一切聴かなかった一日でした(珍しい)。きっと、そんな気になれなかったか、そんな余裕もなかったのでしょう。まあ、いろいろありまして(しくしく)。周りでは風邪が流行ってるみたいで、鼻声だったり鼻水すすってたりする人が結構いるのですが、そんな環境の中、比較的健康に過ごしている自分です。なんかやるせないなあ・・。いっそ風邪をひいて寝込んでしまいたいくらいの気分なんですけどね・・。そういうときに限って肉体的には元気モリモリ、心と体のバランスが悪くてちょっと気持ち悪い。でも、本当は、実験だって進行中だし風邪なんかひいてる場合ではありません。だからまあ、結果的には助かっていると言えます。よーし、ならこの体調に棹さして、スパッと切り替えてガンガン飛ばしていこうじゃないか! え、空元気? はは、そうとも言いますか。さあ、あなたも一緒に祈りましょう。世界が消えて無くなりますように・・(冗談です)。にしてもダークなこと書いとるな。まあ、いろいろありまして(苦笑)。


(2/5) 天気はいまいちでしたが、暖かかった火曜日。朝はカレーライスを食べて昼前に大学へ。また早起きができない体になりつつあります。きっと日曜日のレポートを夜中まで書いているからでしょう。でも大丈夫。実験の方はほったらかしておける時間にわりと余裕があることも判ってきたし、起きている間だけ見張っていればいいだけですので全体の活動時間がずれても問題なしなのです(こうやって堕落していくのがいつものパターン)。昼食は食べずに、夕方頃生協に行っておにぎりとお菓子類を購入してきました。そのおにぎりをおやつ代わりに食べて、夕食は中華食堂でハッシュドビーフ。昨日食事は考えなきゃとか言ってましたが、結局今日も中華食堂です。しかし、定食ではなくハッシュドビーフ単品。当然ビーフは残しましたが、細か過ぎていくらか食べてしまったかもしれません。って別に食べたって平気なんですが(笑)。食堂からの帰りには小雨が降り出していました。帰宅する頃には止んでいたので、なんとか濡れずに済みました。

 では昨日の続きで、解散をしてからの話。ここからは基本的にバラバラになって見学したので、たまに遭遇する以外はメンバが登場することはほとんどありません(あしからず)。本館はざっと見て新館を重点的に見学されたのちに、カフェでおしゃべりに興じていらっしゃった方や、新館の方から見学され思わぬ収穫を得た方など、めいめい好きなように展示物を堪能されていたようです。一方、記述者である私はこれまでに2度見学に訪れていましたので、今回はひとつひとつをじっくり見ることはせずに、とにかく「森先生のコレクション」を少しでも多く写真に収めようというのが主な目的でした。というわけで初めから終わりまで脇目も振らずに撮りっぱなしです(笑)。まずはさきほど通り過ぎた本館1階のシンボルゾーンに展示してある、最初のクルマトヨダAA型乗用車です。なんかお姉様方も一緒に写ってますが(笑)、いやあ、ぴかぴかに磨いてありますね(お姉様方ではなくてクルマの方ね、って藪蛇だったか)。足元にはこういう解説プレートが設置されています(常設展示に関してはこれがクルマごとに付いてるわけです)。ちなみにプレートの右上に付いている番号は専用の端末をレンタルして聴くことができる音声ガイド用の番号だと思います。さらに、後ろに回って本館の2階、3階を望みつつ後方からこのクルマを見るとこんな感じ。ちゃんとタイヤホイールにもTOYODAと刻字されていますね。本館中央にあるエスカレータで2階に上がると、いよいよ本格的な展示スペースが広がっています。この本館の展示では、ガソリン車が誕生した19世紀末から20世紀の自動車の歴史を実用車を中心に、約120台(2階欧米車、3階日本車)の車両により、体系的に展示されているとのこと(パンフレットより)。それでは、まずは2階から。

 エスカレータを降りてすぐ左手にあるのが、ベンツ・パテント・モトールヴァーゲンガソリン車の第1号と考えられているもののレプリカです。もちろんこれも森先生のコレクションですね(笑)。エンジンは水平単気筒4サイクルで時速15kmの走行が可能、史上初のディファレンシャルギアを備えていたらしい。ディファレンシャルギアって、クルマがカーブするときに生じる左右の車輪の回転数の違いを吸収する機構でしたっけ?(あやふや) ま、とにかく最初のガソリン自動車がここにあって、その奥のスペースに入っていくと、パイオニアの時代というテーマでずらっと展示されています。近いところから、3輪のド・ディオン・プートン・1 3/4HPと、FR方式を持っていてその後の自動車技術の基礎となったパナール・ルヴァッソールB2と、名探偵ホームズが乗っていたようなオールズモビル・カーブドダッシュが3台並んでいて、その奥にもシックなベンツ・ヴェロや、昔から大きかったロールスロイスシルバーゴーストや、自動車の大衆化に大きく貢献したフォード・モデルTなどが並んでいます。順路としてはフロアを上から見て反時計回りに見て行く感じです。途中には、自動車が登場する以前のクルマとして、模型のレオナルド・ダ・ヴィンチの自走車キュニョーの砲車などがあり、さらに先にはベイカー・エレクトリックがあって、これはその名のとおり電気自動車なのです。他にも、見た目がきらびやかな蒸気自動車スタンレー・スチーマーモデルや、水冷単気筒エンジンのキャデラック・モデルAがありました。いずれも100年ほど前の自動車ですが、当時からすでにいろいろな動力が試されていたということですね。と、こんな調子で真面目に無謀にもすべてのクルマを紹介しようと思っていたところ、実はトヨタ博物館のホームページにヴァーチャルトヨタ博物館なるものがあって、そこでほとんどの展示物の詳細を写真付きで確認できるようになってることに気づきました(笑)。ああ、なんだ、これがあるなら全部紹介したって仕方ないじゃん。ねぇ。ふぅ、良かった良かった(<助かってる人はだれ?)。そうと判れば、ここからはクルマに関することは適当に流しつつクルマとは関係のない話題を挟んでいっちゃったりするつもりだけど、それで良い?(<訊くな) 

 とはいえ、特別展は今だけなのでちょっとだけ詳しく紹介しましょう。本館2階のカーブ部分は二重になっていて、内側には自転車のマスコットや自動車に関連した小物が展示されていています(2分割写真)。そして、その外側で特別展の「日本映画の中のクルマたち」が開かれているのです。うーんと、どの映画も観たことがないので、もうひとつ感慨が湧かなかったのですが(笑)、映画や登場するクルマに関する資料とともに実物のクルマが展示されていました。入口から順に、「女医絹代先生」の中でお洒落にきめた絹代先生が乗って往診に向かうダットサン・15型・ロードスターや、「秀子の車掌さん」に出てくるガタゴトバスのフォード・BB型バス(フロントだけ)や、外車販売の女性セールス活躍物語「東京の女性(ひと)」に出てくるフォード・4ドア・スタンダード、それから「喜劇駅前団地」でも往診に使われるいすゞ・ヒルマン・ミンクスとか、「レッツゴー!若大将」で若大将が乗っているスポーツカーのMG・A・1600とか、「サラリーマン出世居太閤記」トヨペット・クラウン・デラックスがあり、「憎いあちくしょう」からはジャガー・XK120・ロードスターと記念撮影用の三菱・ジープ・J10型が展示されていたり、「稲村ジェーン」の可愛いダイハツ・ミゼット・MP4型もありました。それから、映画スターが表紙を飾った「月刊平凡」とかもいくつか展示されていましたね。

 さて、特別展のスペースを抜け出すと再び常設展示が続いていて、そこは「量産・大衆化の実現からモータリゼーションの進展へ」というゾーン。ここにはエックス・コーチシボレー・シリーズ490フォード・モデルTや結構好みの形と色をしているシトロエン・5CV・タイプC3(右)なんかがあります。先に進むと、そこは「ファッション化から自動車技術完成へ」というゾーンになり、シボレー・マスター・シリーズDA(右)フィアット500(トポリーノ)シトロエン・11B(左)キャデラック・シリーズ60スペシャル(左)などなど、現在のクルマに近いものが展示されています。あと、特別展示として再現された1937年型の木炭乗用車(そのエンジン部分)なんかも置いてあって、実際に動かしている場面がビデオで上映されていたりします。

 ってなんだかんだいって結構クルマを紹介してるな(笑)。いかんいかん、こんな調子じゃ一向に終わりが見えませんね。続きはもう少し短くまとめて、明日で連載を終了させるようにしましょう。


(2/6) たぶん晴れだった週の半ば水曜日。特に行事はなし。実験順調。体調良好。昼食は食べずに、夕方頃生協に行って「ダ・ヴィンチ」とお菓子を買ってきました。森先生「奥様はネットワーカ」第22回を読んで、気になっていたところを確認。あ、やっぱりそういう書かれ方をしているね(ふむふむ)、と一人納得。本当にその通りなのか判明する日が今から待ち遠しいです。

 その後は、実験室で分析装置等の寸法を測ったり、ようやく音楽を聴いてみたり、日記というかオフ会のレポートを書いていたり。夕食はサロンでインスタントのイカ焼そばを食べました。お腹が空いていれば美味しく食べられます。夜はテディカードと森ぱふぇ名刺をテディ工房に追加しておきました。では昨日の続きをどうぞ・・。クルマに興味のない方は読み飛ばしてください(笑)。

 その先へ行くと再び建物のカーブ部分になっていて、その少し手前から自動車の進化とはまた別のテーマに沿ってクルマ数々が展示されています。通路を挟んで外側のカーブ部分が「ステイタスをのせた豪華な車」というゾーンで、カーブの内側を含む広い範囲が「速さと力にロマンを競った車」というゾーンになっています。前者の方には、このようにずらっと1910年〜1930年代のクルマが並んでおり、いかにも霧の街ロンドンに似合いそうなディムラー・タイプ45や、第32代アメリカ大統領のルーズベルト専用車パッカード・トゥエルヴとか、ちょっとお洒落なデューセンバーグ・モデルJなどがあり、キャデラック・シリーズ452A(右)やロールスロイス・40/50HP・ファンタムIII(中央)やランチア・アストゥーラ・ティーポ・233C(左)を3台まとめて撮影。一方後者では、速さと力を競ったものとして、気品が漂うイスパノスイザ・アルフォンソXIや、真っ赤なアルファロメオ・6C・1750・グランスポルト、その隣にブガッティ・タイプ35Bがあって、カーブ部分から出るとSS・ジャガー100(右)とMG・ミジェット・タイプTA(左)が妖しく並び、大衆のスポーツカーとして作られたツーシータタイプのモーガン・エアロが1段高いところに(少しぶれているのは、突然動き出したから。って、もちろんカメラマンがですが<しゃがみながらだったので)。あと、スタイリッシュな高級スポーツカーとしてメルセデス・ベンツ・500K(手前)や、目立つところにドラージュ・タイプD8-120が鎮座しています。前では子供たちが記念撮影。撮っているのはお父さん。そういえば日曜日だからかこの日は子供が沢山いて賑やかでしたね。展示されているクルマの名前を専用の冊子にチェックしていくゲームというかスタンプラリーもどきというか、そんなのをしている子供たちもいました。そうそう、それで思い出しました。博物館のパンフレットは子供用のもあるのですが、ちゃんとクルマの写真も名前付きで載っているし、普通のパンフレットよりも親切ですね〜という話をレストランで食事中にGんてつさんとしたのでした。もちろんこれももらってきてます(笑)。

 次に3階へ上がる前に、2階にある展示室に入りました。そこには、ガラス工芸デザイナルネ・ラリックが手掛けたカー・マスコット全作品が常設展示されています。カー・マスコットってクルマの前方に付いているやつですよね?たしか。つまりそれをガラスで作ったというわけです、ラリックさんが。で、その作品が展示されているのです(同じことを繰り返している)。部屋の中は暗く、ひとつひとつのマスコットには下から光が当てられていて、こんな感じ。たとえば、これが人魚で、これが。他にもワシとかカエルとかいろいろありましたが、それぞれに解説が付いているわけではないので、残念ながら毎回ここは眺めるだけなのです。

 でもってようやく3階へ。エスカレータを上がっていくと正面にトヨダ・AA型乗用車がお出迎え。1階のシンボルゾーンにあった最初のクルマと同じですが、実はそっちはトヨタ自動車の創立50周年を機に復元されたものでした。というわけでこっちが本物のトヨタ初の生産車。すべて国産の技術で造られたもので、1936年に発表されたらしいです。しかし、最初からこの流線形で自動車を創ろうとしたところが凄いですね。ちなみに創業者の豊田喜一郎さんはこんな人

 さて、3階は日本車の展示が中心となっていて、5つのゾーンに区分されています。1つめは「日本人の手による自動車生産」で、トヨタ・AB型フェートンや、日産の初期の生産車ダットサン・16型・セダンとか、一般公募で決定された愛称が名前になったトヨペット・SA型乗用車や、トヨペット・スーパー・RHN型(右)とトヨペット・クラウン・RS型(左)などがあるなか、片隅には大正時代のオートモ(復元)ガソリン給油機があったりします。それから軽自動車では、オフロードっぽいフライングフェザーや一つ目小僧のフジキャビン・5A型に、後ほど聞くところによると女性陣に人気の高かったコニー・グッピー・スポーツなどが展示されています。2つめのゾーン「大衆化のための技術開発」に入ると、日野・コンテッサ・PC10型や、マツダ・ファミリア・SSA型ダットサン・ブルーバード・P312型(左)に、トヨタ・カローラ・KE10型とかダットサン・サニー・B10型など、今も残っている名前のクルマが多くなってきます。3つめのゾーンは「多様化するニーズへの対応」ということで、トヨペット・クラウン・RS41型とか、軽のホンダ・N360・N360型スズキ・フロンテ・360とか、豪華なトヨタ・センチュリー・VG20型とか、トヨタ・カローラスプリンター・KE15型とか、ニッサン・シルビアに、三菱・コルト・ギャランGTO-MRなんかが展示されています。あと、自動車のデザインに関して説明されている一角には、クルマの1/5木製モデルなどもありました(これ欲しいなあ)。それから、トヨタ・セリカ・TA22型は、ひとりひとりの異なった要望にも対応できるフルチョイス・システムなるものが採用されたらしく、たまたま通りかかったガイドツアーのお姉さんの話によると(つまり盗み聴きしたわけやね)、全部で約3000通りの組み合せがあるとか(でも、聞き間違いかもしれない)。また、ここに限ったことではないですがこういったポスターもところどころで見かけますね。さらに先に進むと「高性能スポーツカーの開発」というゾーンになり、ホンダ・S500・AS280型(右)トヨタ・スポーツ800・UP15型がありーの、多くの伝説を生んだトヨタ・2000GT・MF10型(そしてそのエンジン)がついにお目見えするわけです(じゃじゃ〜ん)。日本グランプリに出たトヨタ7(とそのV8エンジン)はその横に。最後のゾーン「未来へのステップ」では、軽量化と高効率を追求したトヨタ・AXV-IVと、2人乗り電気自動車のトヨタ・e-comが展示されています。両方とも時期は違いますが東京モーターショーに出展されたクルマです。e-comの方に写っているAなあなさんとLさんはガイドのお姉さんにいろいろ質問していましたね(お、上手いこと撮れてるやん、ガイドさん<何にフォーカス合わせてるのか)。

 そうこうしている隣のスペースでは、ビデオが上映されている前でこのお二人が何やらおしゃべりをしていました。MつるさんとMさんのようです。あ、右のおじさんじゃないですよ(笑)。近づいて聞いてみるとどうやら何かのクイズのようでした(また盗み聞きか!)。このクイズについては、帰りのバスの中でMつるさんより詳しい説明がなされたのですが、ここで先に書いておきましょう。ええと、便宜上、勝手に<家族クイズ>と命名させていただきます。一度くらいなら聞いたことがあるかもしれませんが、そのクイズとは以下のようなものです。

 <家族クイズ>
お父さん、お母さん、息子2人、娘2人、召使い、犬の8人家族(犬も1人と数える)がいました。
今、川の向こう岸まで家族全員が渡ろうとしています。
しかし、そのためには1隻しかない船を使うしかなく、しかもその船は2人乗りです。
そしてその船を操縦できるのは、お父さんとお母さんと召使いの3人だけでした。
ただし、この家族は恐ろしい一家で、次のような特質を持っていました。

・お父さんは、お母さんが見張っていないと、娘を殺してしまいます。
・お母さんは、お父さんが見張っていないと、息子を殺してしまいます。
・犬は、召使いが見張っていないと、家族全員を殺してしまいます。

以上を踏まえて、家族全員が無事川を渡れる方法を考えなさい。
なお、船は何度往復しても構いませんが、船から降りなくても
そばに見張り役が居ない場合は、それぞれ殺されてしまいます。


 って長いな! まだ新館の見学まで行ってないやん。やっぱり今日で終わらせることはできない模様(苦笑)。ええ、クイズを出しっぱなしの状態ですが、考えたい方は考えてもらうということにして、続きはまた明日。

 最近、書いてる分量の割には実質の日記部分が少ないことに、君は気づいていたか!(誰への呼びかけ?)


(2/7) えっと、大丈夫です。立ち直りました(何の話だ)。その証拠に朝食はカレーを温めて食べました。じゃあ何か、立ち直っていなかったらカレーを温めて食べないってのか? それともカレー自体を食べないってのかい? うーん、どっちかというと後者でしょうか。食べる時は温めるからね〜。ってさっきから独りで何をごちゃごちゃ言っている(笑)。そんなことはどうでもよくて、木曜日の本日は午後1時からコロキウムがありました。講座内の卒論発表練習会です。といってもうちの講座の卒論生は2人だけなので、なので去年より遥かに楽でしたね(聴く側が)。2時間ほどかかって、午後3時には終了。いろいろ教育的指導を先輩方から受け、少しは本番へ向けての役に立ったでしょうか。偉そうなこと言ってますが、質問とかコメントするときはみんな自分のことは棚に上げて(あるいは自戒を込めて)発言していますからね。たいしたことはないです。案ずるより横山やすし(一か八かに賭けろという意味か?)。人生はギャンブルだ。ギャンブルが人生よりはまし。

 郵便局へ荷物を取りにいくのを忘れていました。実は昨日留守中にテディが届いていたようで、黄色い紙がポストに入っていました。譲りたいとおっしゃる人からずっと前にもらうことになっていた分が、ようやく届いたということです。明日にでも行きましょう。夕食も夜食もなしで、結局今日は1食食べただけでした。最近不摂生な生活をしているような気がしますが、風邪はひいていませんね。ひょっとして今年のインフルエンザウィルスの抗体をたまたま持っているのでしょうか・・。

 だからどうした!という内なる声を抑えつつ(笑)、連載レポートの続きをどうぞ。今日で最終回です。

 <家族クイズ>を耳にした時点で集合時間まですでに1時間を切っていたので、ひとまずクイズは棚上げにし、新館へと急ぎました。再びエスカレータで1階まで降り、シンボルゾーンを抜けて新館へ続く道を行きます。その途中には、乗ることもできるクラシックカーローバー・6HPが展示されており、その先にエスカレータ、そしてここを上がると新館への渡り廊下となっています。さて、ここからが本番です。って、冗談ですよ(笑)。あでも、新館が建ってからトヨタ博物館を訪れたことがない方(たとえば森先生とか)には、多少のイントロダクションになるかもしれません。というか、はっきり言って、ここからは森先生に捧げるバラードなのです(バラードなのか)。

 渡り廊下を突き当たると、左側に新館の入口があって、2階から入るようになっています。入口からはこのような眺めで、正面に見えるのは、明治時代に日本に入ってきた蒸気自動車ロコモビル・スチーマーです。新館は、自動車と人々の暮らしの関わり合いについて、明治から現代までの生活文化の変遷に沿って6つのゾーンに渡って展示されています。最初は「開花 移入 産声」というテーマの明治〜昭和初期・前史ゾーン。ここには大八車人力車から、最初に日本に輸入されたというパナール・ルヴァッソール馬車鉄道蒸気自動車T.G.E・トラックA型などの模型に、日本製のフォードA型とかまで置いてあります。この中で一番欲しいのは馬車鉄道の模型ですね(笑)。さて、次は「晴れた、空」というテーマの1945-50・戦後ゾーンとなって、ここからは車よりも生活の方の展示物が多くなり、ジープと酒屋耕耘機と農家とか、三輪車と自転車などのような展示方法です。詳しく見てみると当時の看板なんかも飾ってあります。通路にもフォード・カスタム・4ドアセダンが展示されていて、中には当時の雰囲気を出す小物が置いてあります。その先に進むと、「自動車はまだ、遠い夢…」というテーマの1950-60・国産ゾーンになり、通路にトヨタ・SS型トラック、奥の方には消防車火の用心トヨエースの隣には電化製品や雑貨がところ狭しと並べられています。沢山のカメラとその前にいるダットサン・211型や、部品とともにいるトヨペット・マスターライン・バンの前を通り過ぎると、右側に「身近になってきた車」というテーマの1960-65・成長ゾーン、左側にマイカーを手に入れた頃というテーマの1965-75・マイカーゾーンが現れます。前者では、レコードジャケットとその手前のスズキ・キャリィ・バンや、マツダ・キャロルの背後に子供雑誌とホビィの数々があったりします(ここに恐ろしいバットマン怖い顔のイルカの絵があったとの噂ですが、残念ながら撮影できず)。後者では、当時の帽子やTシャツの数々や、その前にトヨタ・カローラ・KE10(にやけてる人が写ってます)とか、当時のアート雑誌やポスタ(未確認)に囲まれているホンダ・シビック・2ドアや、トヨタ・セリカ・リフトバックが展示されています。狭いところにいろいろ置いてある上に見学客も多いので少しせわしない感じでしたね(笑)。そして最後が「ステップアップ」というテーマの1975-・多様化ゾーンで、クルマはトヨタのハイブリットカープリウスが展示されているのみです。あとは、これまでの人々の暮らしとクルマに関するイメージ映像(たぶん)がひたすら流されているディプレイがあって、はい終わり〜。本館に比べて広くはないですが、密度の濃い新館なのです。

 展示スペースから出ると、エスカレータで1階に降りるようになっています。3階にはギャラリィと図書閲覧室がありますが、この日はギャラリィでの展示はありませんでした(一応上ってみた)。1階に降りるとそこにはカフェテリアコーナやミュージアムショップなどがあり、ショップはこの人だかり。このとき集合時間が目前に迫っていたため、急いで土産(自分用)をひとつだけ買い、クラシックカーのスイフト・9HPや、出口付近にある新着車両のブラジル生産車トヨタ・バンデランテ・BJ50LV型や、本館前にあるトヨタ・ボンネットバスをしぶとく撮影しつつ(笑)、集合場所である本館入ってすぐのインフォメーションコーナへと向かいました。着いてみるとみなさんとっくに集まっておられたご様子です。

 約10分後の午後4時頃にアナウンスがあり、外に出てトヨタ・ミュージアム・ライナーを待ちました。帰りももちろん無料です。最後にそこから本館を眺めるとこんなふうなのでした。雨は上がっています。4時5分にバスは出発し、帰りも熱気ムンムンになるほど盛り上がっていましたね。何故かSーなさんの座っておられる右側しか窓ガラスが曇りませんでしたが(笑)。それから、昨年末に森先生からいただいていた名刺を、希望者のみなさんにお配りすることができました。そしてついでに自分の名刺もこの期に及んで配布。名鉄バスセンターに到着する頃には眠っていた方もおられたようで、なにはともあれ参加された皆様、見学におしゃべりにお疲れさまでした。

 あ、最後にひとつ。前述の<家族クイズ>ですが、どうしても答えが解らなくて、そのままではもう生きていけな〜い!って人のために解答を用意しています。気になる方は那古野コネクションのページへどうぞ。って言ってもメンバにならないとそこへは行けないのであった(不公平万歳!)。


(2/8) 金曜日も午後1時からコロキウムがあり、今度は修論発表練習会です。昨日同様こちらも発表者は2人だけ。さすがに発表経験を積んでいるだけのことはあって、プレゼンテーション自体に対するコメントは少なかったでしょうか。僕は言うことありません。二人とも就職が決まっていますが、まあ上手くやっていくでしょう。年寄りみたいなこと言ってるな(笑)。

 さて、昼食は誘われて中華食堂に行きました。相変わらず閉店状態の理系カフェテリアでは、入口前でおばちゃんが愛想良く呼び込みをしていて、ひょっとしてうどんぐらいはやっているのかなと思って近づいたら、やっぱりお弁当しか売っていないようだったので、おばちゃんの笑顔を振り切り(笑)、隣の中華食堂へ入ったしだい。しかし肉料理を避けると、選択肢は煮魚定食しかなく、それにも肉じゃがが付いているというメニュー。これだから定食は気が進まないんだよねぇ。メイン以外の副菜にこちらが望んでいないものが勝手にセットにされているっていうのが気にくわない。たとえば、牛玉丼ミートボールとか付いてくるんですよ。まあ、初めから牛玉丼は食べませんけども。そんなに定食が嫌なら単品メニューを頼めばいいじゃないかという声もあるでしょうが、それだと毎日カレーライスハッシュドビーフになってしまうのです。別にそれでも苦ではありません。しかし、やっぱり料理組み合せの自由くらいはあってほしいものです。うーん、こういうふうに定食に対して文句ばっかり言ってるのは、学校給食のトラウマかもしれませんね。嫌な思い出は特にありませんけど(ないんかい)。

 昼食のとき話題になっていたのは、時刻とか暦の話。事の発端はオリンピックの開会式がもうすぐだ、という話からでした。ラジオで聴いていてたまたま知っていたので、「明日の午前だよね、たしか」と訊ねたところ、隣にいたT中氏は「あれ、今日の夜じゃなかったっけ?」と話が合いません。どちらも自分の主張には結構な自信を持っていて、お互い相手が勘違いしているのだろうと思っていたのですが、間もなくあることに気づきました。どうやらT中氏は現地時間での話をしていたようなのです。こちらは日本時間でのことを言っていたので、そりゃ話が合わないはずです。日本とアメリカでは15時間くらい時差がありますからね。「日本時間の明日の午前」は「アメリカ時間の今日の夜」というわけです。で、こういう食い違いが生まれるのは、世界の各地でそれぞれ異なった時刻を持っているからで、宇宙時間みたいに時刻を地球上すべてにおいて統一してしまったらいいのに、と無茶なことをT中氏が言い出す始末です(笑)。つまり普段の生活は変わらないで、時刻だけは便宜上現在のものからずらしてしまうわけですね。たとえば、現在のグリニッジに時刻を合わせるというかグリニッジ時間で生活するとすれば、日本では午前0時頃から午前8時くらいまでが主な労働時間になるといった感じでしょうか。それに関連して、年越しイベントでも地球上で何度も年が明けて各地で順番に騒いでいる様が、なんかバカバカしいとのことです。うん、それはたしかにそう思う。年と年の境目が太陽と地球の位置関係で決まるのだとすれば、年越しの瞬間はある一瞬でしかありえないわけで、そう何度も来てもらっちゃあ困るわな。地球の公転が1日だけ止まってその場で自転を1回転するわけでもないんだし。まあ、だから2000年になった瞬間とかを祝ってたのも意味がないよねぇ、キリストが生まれた日だって記録が正確とは限らないし2000年前ってことはありえないわけで。だけど暦は人間が作ったものだから、それに沿って祝うのは道理だとも言えるんじゃないか、などと意見を交わしていたら、挙げ句の果てには、正面にいたT辺氏から、“三賢者がある星を見つけてその方向に行ってみたら馬屋にキリストが居た”という記述に従ってその星の位置からキリストが生まれた年を計算してみると、実際は現在の暦とはずれているという話まで飛び出しました。オリンピックの話はどこにいったんだ?(笑)

 午後はS和郵便局まで不在中に届けられていた荷物を受け取りに行きました。自転車で。しかしその前に、途中で三洋堂書店に寄って、森先生の短編が載っている「別冊文藝春秋」を高いけど購入。もうひとつ探していた森先生が解説を書かれているコジマケン氏の「月の男」は見つからずでした。これはどこでも入手困難な模様(注文した方が確実か)。さて、郵便局に到着していざ荷物を受け取ってみたら、これがリュックに入らない大きさの小包でした。うすうす予想はしていましたけど、ほんとに入らない大きさだったとは・・。えっと、それは昨日書いたようにバースデーテディなんですが、それが20センチ×30センチ×15センチくらいの箱いっぱいに入っているわけです。これは、いらないテディを誰かに譲りたいけどそういう掲示板で嫌な思いをしたから信頼できる人はいないか探しておられた方から、うちから何度かテディをお送りしたことがある方に話があって、その方の紹介でうちに話が回ってきたしだい。つまり大量のテディたちを引き受けることになったんですね。あれだけ里子に出して数を減らしてきたのに、またリバウンドかよ〜、なんて思わないで(笑)、喜んで引き取らせていただきました。また希望者が現れたら、里子に出していけば良いでしょう。なんかだんだんテディの卸売り業者みたいになってきましたが(苦笑)、あくまでもボランティアです。帰り道は、この小包を抱えての自転車だったため、坂道も片手運転で上ったりしなければならず、また後輪側のブレーキの効きが悪く、右手のみでのブレーキングだったのでやたらと疲れたのでした(息切れ)。


(2/9) なんだかんだ言って、結局オリンピックの開会式を最後の方だけ観てました。そして最後の方だけだったのは、目覚めたのがすでにお昼過ぎだったからです(笑)。3時過ぎに大学に来て、少しレポートの続きを書き、5時前にはお金を下ろしてちょっと自転車で出かけました。英語で言えばサイクリングというやつです(<片仮名だぞ)。といっても、別に自転車がこぎたかったわけではなく(もちろん本当にこぎたくなかったら乗りませんが)、ホームセンタで買い物がしたかったからです。しかし近場のホームセンタの場所を知らなかったので、ホームセンタに売っている物も売っているっぽい吹上ギガースカンサイへ行きました。ほとんど一本道で行けますが、陽も沈み、風が強くて肌寒く、思っていたよりも遠く感じましたね。到着後、まずは1階の家電用品売り場をざっと見回りました。ここには用事はなかったのですが、回っているうちに台所の照明が欲しかった(簡易型の蛍光灯は付いてるけど玄関入ってすぐのスイッチで操作できる天井に取り付けるタイプのが欲しかった)ことを思い出し、探したのですが電球はあってもソケットを売っていないんですね。部屋用の照明器具を買うわけにもいかず断念。2階に上がり、工作グッズのコーナにて購入した物は、塗料を数種類と、と、マスキングテープと、針金(140m)。あと、切れかけていた洗剤も買って、夜道を大学まで戻ってきました。ギガースカンサイでは、意外にもお菓子類まで売っていて安かったので買いたかったのですが、荷物が増えてしまうことを憂慮して諦めたのでした。

 さて、何故塗料なんかを買う気になったのかというと、先日トヨタ博物館を訪れた時に買ったこれに色を付けてみようと思ったからです。普通に組み立てても面白みがないでしょうってことで。色を塗りつつ少しずつ組み立てていこうと企んでいるところ(大した工作ではないですが)。なんだか、久しぶりに工作魂に火が点いたみたい。ちなみに、このヨターシャ(YOTA-sha)よたよた走るからヨターシャという名前らしいのですが(笑)、ヨターシャの「YOTA」はもしかすると、トヨタ(TOYOTA)の「YOTA」にかけているのかなと、ふと思いました。偶然かもしれませんが、ありえなくはないかも。“ヨターシャへ”(To YOTA-sha)と書けばトヨタ車ですからね(深読みし過ぎ?)。

 それから針金を買ったのは、「捩れ屋敷」の模型を作ってみたかったからです。「捩れ屋敷」というのは森先生の著作「捩れ屋敷の利鈍」に出てくる建造物の通称で、裏表の境がないメビウスの輪が厚みを持った形をしている代物です。本を読了後、作ってみようかなとぼんやりは考えていましたが、某所で「捩れ屋敷」の模型を作れないかという話題が上がっていたことで、一念発起して自分が提案した針金で作ってみることにしたしだい。その夜は大工作大会となりました(もちろん独りで)。「捩れ屋敷」はメビウスの輪の構造をしているために、設計図を画くことからして大変ですが、頭の中にはだいたいのイメージがあったので、面倒臭い設計図は画かずにいきなり作り始めてみました。想像の段階では針金で簡単に作れるんちゃうの、みたいな印象を持っていたのですが、これがいざ作り始めてみると、大変な労力を必要とする作業となりました。まず、「捩れ屋敷」を作る以前の問題で、針金を丈夫にしようと2本を捩って太くすることから始めたのですが、この行程に半分くらいの時間を費やしてしまいました。さすが捩れ屋敷です。一筋縄では作れません(でも針金では作れます)。全然長さが稼げなかったので当初の予定よりも模型のサイズを小さくすることにして、捩ったりひっぱたりペンチで曲げたりを延々4時間ほど続け、苦労の末、午後11時半頃に、ようやくなんとかメビウスの輪の形になったのがこちら。ところどころ歪んでるのはご愛嬌。ここからまだ針金で補強していく予定です。途中で指の皮が水膨れになって剥けたりもしましたが、久しぶりの達成感を味わいました(にこにこ)。いやあ、やっぱり創造的な作業ってのは楽しいなあ。


(2/10) 昨日作った「捩れ屋敷」の模型ですが、歪みが気になっていたので本日は修正作業をしてました。円周部分の太い針金を支えている細い針金を、順番に外しては新たな針金を巻いていくという寸法です。こうやって針金を取り替えつつ、歪みを改良していきました。ずっと針金を触っているうちに、だんだん曲げ方とか留め方といった取扱い方の加減が判ってきました。針金職人になった気分です(笑)。そして、さらに針金を留めて補強した時どんな感じになるのか概観を見るために、まずは針金を外側から巻いて仮留めをすることにしました。今までは4つに区切られていたのを、間でも区切って部屋の数を増やそうという魂胆。しかし、その作業中、またしても怪我をしていまいました。左手人差し指の第一関節と第二関節の間、それもちょうど昨日皮が剥けて下の皮が覗いているところに針金がブスっと刺さってしまったのです(うぎゃ〜)。いてぇぇ!(涙) よりによってなんで同じところに刺さるかなあ(涙)。ことわざで言うと、まさしく泣きっ面に蜂ですね。針で刺してるところまで一致してます(笑えない)。まあ、指先で作業しているわけですから、指に怪我をするのは当たり前で、痛いけど特にショックは受けません。むしろ栄誉ある怪我にすら思えるほどです。これでお尻に針金が刺さったりなんかすれば、きっとひどく落ち込んでいたことでしょう(笑)。とにかく、怪我をしたところはすぐに水洗いをして、にじみ出てくる血液を一時的に止血するために指に輪ゴムを巻き、絆創膏は持ってないのでティッシュを巻いてその上からセロハンテープでぐるぐる巻きにするという応急処置を施しました。そして工作続行です(不屈の工作魂)。夢中になってしばらく針金を切っては巻いて捩り、切っては巻いて捩りを繰り返していました。ティッシュで膨らんだ指はやはり少し扱いにくいです。でなんとなくその指先を見てみたら・・うわっ、青紫! なんで? あ! 輪ゴム巻きっぱなしだった! 忘れてたよ(苦笑)。止血するにもほどがあるって。あわわわ、早く取らねば指が壊死しちゃうではないか(汗)。と大袈裟に心配してしまいましたが、気づくのが早かったので実際はそれほど酷くはなく、輪ゴムを取ったら血液が流れて普通の状態に戻りました(ほっ)。しばらく指は冷たかったですけど。

 というわけで、怪我をしつつも3時間くらいかけて改良がてら部屋の数を増やしてみた「捩れ屋敷」の模型がこれ。後ろに写っているのは、メビウスの輪を題材にしたようなイラストを多く残しているエッシャーの画集の1ページです。「捩れ屋敷」の設計図は画くのが難しいなあと思っていましたが、そういえば似たような絵を描いた人がいるじゃないかと思い立ち、画集を引っ張り出してきたしだい。とはいえ、やはり想像だけで描くのは難しそうですね。それに比べて想像だけで実際にいきなり作るのは、比較的簡単です(あくまでも“比較的”ですが)。本物の屋敷(本の中に出てくるという意味で)は36部屋あるのですが、同じ数にすると一部屋当たりの幅が狭くなってしまうので、とりあえず3分1の12部屋に分けてみました。外側から縛っている感じなので、やっぱり無理が生じてしまいまたまた歪んでしまっています。ええと、全体的に捩じれているのは歪みではなく計画通りですよ、念のため。

 とまあ、工作三昧の天気の良い日曜日でした。午後から大学に来て実験の様子を見つつ工作をしていましたが、夕食も食べませんでしたね。お腹を空かして帰宅したあとは、コンビニで買ったインスタントの袋ラーメンフルーツグラノーラみかんどっさりゼリーを食べました。最近、このたらみのどっさりシリーズばかり食べています(つまり、特別価格に踊らされている)。そうそう、少し前に里子に出したテディズシマルの里親さんからお礼の品が届いていました。厚みのある封筒がポストに入っているなと思ったら、ヴァレンタインデーも近いということで送っていただいた大阪のチョコクランチクッキーでした。わ〜い、ありがとうございます〜。こういったお菓子はありがたいですね〜(いや、お菓子じゃないお礼がありがたくないわけじゃないですよ)。丁寧な手紙もいただき、ご家族のプリクラ写真も貼ってありました(にこにこ)。なんか、喜ばれてこういうお礼をいただくと、テディの企画をやってて良かったなあってしみじみしますね。


(2/11) 昨夜はオリンピックのジャンプ(ノーマルヒル)を観てから就寝したんですけど、日本選手の結果はともかく、競技スキーをやっていた者としては、スキー競技を観るときの思い入れが違いますね。モーグルを観ていた(録画映像)ときもそうでしたが、妙にドキドキしてしまいます。膝なんかが震えるくらいに(笑)。一度現場の雰囲気を味わっていると、感じるものが違うのでしょうね(月並みですが)。

 本日は随分と冷え込んだ日曜日。午前10時には目覚めましたが、外では雪が舞っているは、身体の節々が痛いはで、なかなか起きあがれずにずるずると・・。ようやく起き出したのはお昼を過ぎてからでした。朝食というか昼食にフルーツグラノーラとパンとみかんどっさりヨーグルトゼリーを食べたあとも、ラジオを聴きながらゴロゴロしてしまい、家を出て大学に来たのは午後3時半頃。実験中なので休日でも(そうか、そういえば祝日でしたね<今思い出した)1日1回は大学に来ないといけません。で、実験の様子を伺い(もちろん伺うだけではないけど詳しくは省略>って書いたら余計に長いか)、それからは今日もクリエーティブなことに没頭しておりました。「捩れ屋敷」の方はひとまずあの状態のまま飾ってあって、さらに手を加えるかどうかは思案中です(いずれ加えるつもりですが)。では、何をやっていたかというと、今あるトップページのイラストを描いていたのです。いつまでも年賀状を貼ってるわけにはいきませんからね(笑)。新しいのは見れば判る通りコジマケン氏のイラスト風味です(判らない?)。まあ、全然発想が貧困なのでコジマケン氏のように素敵な世界は描けてませんが、フォトショップで描くだけでそれっぽく見えるから不思議です(見えない?)。しかし、あのイラスト、一度出来上がりかけていたときにパソコンがフリーズしてしまって、しかもまったくセーブしてなかった(ショック!)ので描き直したんですよね。それで思わぬ時間がかかってしまいました。早くコジマケン氏の「月の男」を手に入れたいのに、本屋に行く時間がなくなってしまったことよ(まだ売ってなさそうだけど)。

 今日も夕食は食べなかったのですが、夜になって気づいたら雪が降っていました(夕食は特に関係ない)。今は止んでるようですが、すでに積もってますね。どうりで冷えるわけです。今いる研究室には暖房がないので夜は寒いのです。でも、比較的建物の断熱効果が高いので自宅よりはまし。さて、先日ご紹介した工作キットのYOTA-shaですが、いよいよ作り始めました。切り込みの入ったベニヤ板からパーツをいくつか抜き出し、サンドぺーパで断面を滑らかにし、試しにスプレー塗料(シルバー)で色を付けてみました。組み立ててから色を付けようかどうしようか迷ったのですが、いろいろ考えて組み立てる前に大まかな色付けは済ませることに。ボディ部分もシルバーで下塗りをして、最終的には赤色にするつもり。しかし、部屋がシンナ臭くなってしまって頭がクラクラします。やっぱりスプレーは屋外でやるべきなんでしょうけど、ちょっと寒過ぎますからね・・。っていうか、そもそも趣味の工作は自宅でするべきですか?(笑)

 ここまで書いてようやく気づいたけど、今日は月曜じゃん!(がーん) 上に日曜日って書いてるよ(笑)。そうかそうか祝日で月曜日だったのね。ということは明日はもう火曜日か(当たり前)。なんだか2月は早いなあ。建国記念の日が祝日の中で一番存在感が薄い気がするのも、それと関係あるのかもしれない。気のせいでしょうか。


(2/12) テディのお礼にいただいたのはチョコクランチクッキーでしたね(正確にはプチチョコクランチクッキー)。2/10付けの日記には“チョコクランチビスケット”と書いてしまっていたので訂正しておきました。で、今そのクッキーを紅茶とともに頂きながら書いているのですが、想像していた形と違って半球に近い立方体をしています。クッキーと聞くとどうも平ベったいものをイメージしてしまっていけません(いけないことはない)。まあ、ビスケットと聞いても同様ですが・・。はっきり言ってクッキーとビスケットの違いだっていまいち判ってません(材料が違うのかな)。関係ないですが、ブラウザの設定は「すべてのクッキーを受け入れる」になってます。ちょっとセキュリティ的に危ないかなと思わなくもないですが、知られたってたかだか知れてるプライバシィですからねぇ、来るもの拒まずの精神(<そこは拒んだ方がよいのでは?)。もちろんお菓子のクッキーもすべて受け入れる構えです(笑)。ビスケットでも可ですよ(にっこり)。さらに関係ないですが、この段落で悩んだのはクッキーの表記をクッキィにしようかどうかということ。音の響きでは“クッキィ”のような気がしていたのですが、英語の表記は「Cookie」で“y”終わりじゃないことに気づき、“クッキー”のまま書いてます。どうでもいいことですね。ええと、つまり何が言いたかったのかというと、夕食代わりにクッキーを食べて空腹を紛らわすことができて助かるなあ、ということ(笑)。そういえば去年のヴァレンタインデー近くにもテディ関連で面識のない方からチョコをいただいたような記憶。恵んでもらってるなあ(感嘆)。もぐもぐ。

 昨夜、帰宅したのは午前3時頃だったのですが、その頃にはもう雪が降り終わっていました。しかし、自転車が屋根のない駐輪場にオキッパだったので、すっかり変身してこんな有様に(こんなこともあろうかとわざわざデジカメをポケットに入れていた)。雪が積もっても不思議と自分の自転車は見分けられますね。気品が漂う美しいフォルムだからでしょうか(笑)。自転車は乗っている人の性質に似てくると言いますからね(言わん言わん)。それから大学構内のある電灯の周りに浮かび上がる雪とかも撮ってみたり。雪国の人にとっては珍しくもなんともないのでしょうが、夜が明けたら溶けて無くなるだろうなという予感があったので、寒い中我慢して写真に納めておいたしだい。案の上、翌朝には雪はほとんど無くなっていましたね。起きたのは昼過ぎでしたけど(スピードスケートを観ちゃったから)。

 晴れて陽射しは暖かかった火曜日ですが、気温が低くて寒かったです。昼過ぎまで寝てしまったのもきっとそのせいでしょう(<さっき「スピードスケート観たから」て言うとったぞ)。夜のうち(といっても4時頃ですが)に炊いておいたご飯を食べて、西日を浴びながら大学へ。影が長いことのメリットのひとつが、西側に延びる道の見通しが悪い交差点でも車が来ていないことを早く確認できることだと気づきました(近所にそういう交差点がある)。そして、髪が長いことのメリットも併せて考えてみましたが、防寒と対衝撃性以外には特に思い付きませんでした。逆に髪が短いことのメリットならいくらでも思い付きますね。もちろん頭が寒いのと怪我をしやすいという点はデメリットですが、他に特に不利になるようなことはないと思います(いざとなったらカツラをかぶればいいわけですし<いざっていつ?)。所詮、衣服の延長としてしか見ていないということでしょうか。しかし、なんでこんな話になってるんだ(笑)。

 M1のO田君の放射化分析の解析に立ち会い、上手くいかないところを確認。相変わらずプログラムにはバグが残っているようです。またメールで業者に伝えないといけませんね(とここにメモ)。あとそれから、スキー部の先輩とかと行く予定の週末のスキーについても話が進んでいるのかどうなのか判らなかったので、これはメールで確認中。ちょっとギリギリ過ぎて宿が取れるかどうかは微妙なところですが、なんとかなるでしょう(というかなんとかするつもり)。生協の理系ショップで大きいチョコボールを買ったら、狙い通りまたまた銀のキョロちゃんが出ました(わ〜い)。これで2つめの「メタキョロ」がゲットできてしまう計算ですけど、次の賞品が登場するまでしばらく温存するべきでしょうか。するべきでしょう(自己完結)。実験は明日の夜に一段落する予定でほっと一息つけそうですが、明日は去年の夏にやったのと同じゴミ調査のバイトがあるので朝が早いのです。というわけで本日は早めに帰宅して寝ます。ではでは・・


(2/13) 書き忘れていましたが、別冊文藝春秋に載っている森先生の短編「赤いドレスのメアリィ」を読みました。短くて一見シンプルですが(それゆえに)、いろいろ考えさせられるお話でしたね。この作品を読んですぐ頭に思い浮かんだのは、大正村で見かけた村長の衣装です(笑)。

 それはそれとして、水曜日は近年まれに見る超早起きでした。早起きしなきゃ早起きしなきゃと思いながら寝たところ、一度午前3時に起きてしまったほど(笑)。ゴミの分別・調査のバイトの集合時間が笠寺に9時で、そこに行くためにはJRを使う必要があって、金山に15分前には着いておく必要があり、金山まで比較的楽に行けるバスで行こうと思うと、7時半過ぎ頃のバスに乗る必要がありました。しかもまだ実験中ということもあり、実験装置に適切な措置を施す時間も考慮すると大学に7時半には出てこなければならず、そのためには6時には目覚めなければいけないのです。つまり、起きてから家を出るまでに1時間半もかかるんですね(難儀やのう)。で、目覚まし時計は5時にセットしてありました(余裕をみて)が、知らない間に悪戯好きの小人さんが目覚ましを止めていたようです。困ったものですね(笑)。まあ、それでもちゃんと6時には目覚め、風呂を沸かしつつ朝からカニ雑炊を作りました(もらいもののカニ缶があったから)。しかし、それを食べてのんびりお風呂に入ったりなんだりしていたら、結構時間がかかってしまい目的のバスには乗れない時間に(がーん)。せっかくの早起きも台無し。とりあえず急いで大学に出てきて実験装置の措置を行ない、帰りが面倒臭くなりそうでも確実性を考えて地下鉄で金山まで行こうかと一瞬思いましたが、次のバスが8時ちょっと過ぎにあると判ったので、そのバスで向かうことにしました。経験的に30分で着くだろうという甘い考えがあったからですが、結果的にこの判断はチョコクランチクッキーよりも甘かったことがのちほど判明します。

 ちょうど通勤ラッシュ時だということを失念していました。自堕落なグータラ生活を続けていると、そんな常識ですら忘れてしまうようです。道路は混み気味で予想以上に金山まで時間がかかってしまい、到着したのが8時45分頃。しかも運悪く(というか計画性の無さが災いして)直前の8時44分に笠寺に行ける電車は出たところで、次の電車は10分待たなければならないという状況に陥ってしまいました(とほ〜)。金山から笠寺まで約5分。次の電車は8時54分発。う〜ん、まだなんとかギリギリ集合時間には間に合いそうではあります。しかし、そうは問屋が卸さないものです。電車が遅れたのかなんなのか、結局2分ほど遅刻してしまったのでした。どんな理由があるにせよ遅刻はいけません。すみません。と謝ったものの、先に来ていたのは同僚のT中氏だけで、もうひとり来るはずのバイトがまだ姿を見せていない様子でした。だからって遅刻が正当化されるわけではありませんが、待つ側になってみるとなんとなく気が楽にはなります。会社の人と軽く会話を交わしながら待つこと十数分。依然として第3のバイトが現れなかったので、T中氏とともに道路脇に停められていたワンボックスの車の中に入っておくように言われたのですが、その時でした、この日一番といってもいい出来事が起こったのです。

 植え込みの隙間から車のドアに近づき先に乗ろうとしたT中氏が、なんと踏んでしまったんですね・・アレを。思わずエンガチョ(笑)。ゴミ分別するまえからそんな洗礼を浴びてしまって・・お気の毒です(ぷぷっ)<これこれ笑うでない。うわっ、とか言いながらそれを靴の底から一所懸命に排除しようとするT中氏、あちこちに擦り付けるも靴底の溝にも入ってしまっていてなかなか取れないようです。こちらが先に車に乗ってもまだ擦り付けていて、しまいにはこんなところで排除作業(プライバシィ保護のため目隠し)。おいおいそこはいかんやろ。それでも取れないようでしたが(笑)。朝からウンが付いてしまったラッキィ男のT中氏、いきなり出鼻をくじかれ形となり、やる気を削がれてしまったそうな。

 さて、結局もうひとりのバイトは集合場所が判らず道に迷っていたらしく、ほどなくして合流できました。別に関係ありませんが、そのバイトは女の子。揃ったところで向かったのは、前回も訪れたことがある主に不燃ゴミが運ばれて来る大江破砕工場です。つまり今回も不燃ゴミの分別。ゴミ収集車がゴミを捨てるためのゲートが並んでいるところの片隅で、さっそくシートを広げ、カゴを並べて、専用の収集車で集めてきた不燃ゴミを分別する作業となりました。前回は61種類にも分けていましたが、今回はプラスチックが一種類になったことをはじめ、いろいろ細かい分類がなくなって全部で13種類に分ければいいだけでした。前も書きましたが、この分別作業は一般の家庭で行なう分別ではなく、家庭ゴミの排出状況を見るために、ある世帯群から出るゴミを対象として、どんなものがどれだけの割合で出されているかというのを調査するために行なわれているものです。その結果はおそらく市が「家庭から出るゴミの分別状況は現在こんな感じですよ」とか示すために使われるのでしょう。そういうのを示さなければならないほど、まだまだ分別が徹底されていないというわけです。実際、今回の調査分別でも、プラスチックに分類されたほとんどのものがプラスチック容器包装としてリサイクルに回すことが可能(実際にしてるかどうかは別として)な資源であることが判りました。不燃ゴミなのに、少ないとはいえまだ厨芥類や古紙などの可燃物も混じっているのが現状です。自分もそんなに分別が徹底できていないかもしれないので大きなことは言えませんが、人のゴミ出し状況を見てるとちゃんと分別しなきゃなあと身が引き締まる思いがします。そうそう、ファミコンとそのソフトいくつかが捨てられていて、懐かしくなることもありました。一瞬ソフトだけでももらおうかと思ったほど(笑)。「オホーツクに消ゆ」とか「さんまの名探偵」とかありましたからね。

 分けたゴミは、それぞれ計量して会社の人が記録したものから捨てていきました。その場を片付けて工場をあとにし、会社に到着したのが12時前。そこで給料を受け取って解散となりました。歩いて笠寺の駅に向かい、電車で金山へ、そしてT中氏とともにバスに乗ってN大学前まで帰ってきたしだい。二人ともお腹が空いていたのでそのまま北部生協に行ってラーメンを食べました。そのあと、本日の給料の5割分くらい本を買ってしまいました。稼いだ直後にお金を遣うと、諸行無常の刹那感が漂います(笑)。


(2/14) 昨日の朝、バスに乗る前に撮っていた写真ですが、T講堂の前の広場には、先日雪が降ったときに作られたと思われるこんなのが残っていて、朝日に映えていました。だんだん春めいてきましたね。さて、木曜日の本日も昨日と同様のバイトがあったのですが、ゴミを収集する仕事もあって集合時間は昨日より1時間早く午前8時だったのです。そういうわけで昨夜はより一層のプレッシャを感じつつ眠りに就いたのですが、週末に行く予定のスキーの件で確認の電話を待っている必要があったため、寝ることができたのは12時近くになってからでした。これでさらにプレッシャが強まったのでしょうか、わりとすっきりスパッと目覚め、よく寝たぁ〜と思って時計を見たら、なんとまだ午前1時(苦笑)。いくらなんでも早起き過ぎます。というか1時間で熟睡ができたとは思えません。きっとぐっすり寝た気になっているだけでしょう。と思い再び眠りに就こうとしたのですが、どうもお腹が痛いのです。はは〜ん、目が覚めた原因はこれか。ってのんきに悟ってる場合ではなく、そのままではちょっと寝れそうになかったのですぐさまトイレへ(ぶりぶりっ<擬音をつけるな!)。原因を排除すれば嘘のように健やかなものでしたね(笑)。その後は本当に熟睡して、目覚ましのセット時刻の5時を過ぎても気づかなかったくらいです。おそらく悪戯好きの小人さんが・・(以下略)。で、目覚めたのは昨日と同じ6時頃(げっ)。集合時間が早いだけに今日は超特急で(死語?)身支度を整えなければなりませんでした。ご飯はゆかりをかけて食べるだけ、お風呂もシャワーを5分ほど浴びただけで、身体も全然温まりません(むしろ寒い)。よく晴れた空の下、自転車でN大学前のバス停まで行き、時間がなかったのでそこに自転車を駐めて出発間近のバスにギリギリ乗り込むことができたのが7時前。始発の次のバスです。それで昨日同様金山まで行きましたが、さすがに朝早いためにすいすい走って今日は30分ほどで到着。今度は時間に余裕あり過ぎです。ままなりませんな。駅のホームでぼーと時間を潰していても寒かったので、入ってきた電車に乗り込み、集合地の笠寺へ着いたのが7時半過ぎでした。8時まではまだまだ余裕。当然T中氏も会社の人も来ておらず、じっとしているのは寒かったので、コンビニのあるところまで少し歩いて適当に食料を購入し、時間を潰しました。戻ってきたらちょうど会社の担当者(N中村さん<伏せ字にしても3分の2が露出してしまってる)が車で登場。T中氏も予定通りの電車で到着し、車に乗ってゴミ収集現場に向かったのでした。

 今回ゴミを収集する一帯は、前回も訪れたことがある天白区のとある住宅街で、つまりゴミの出し方が前回に比べて改善されたかどうか確かめることができるわけですね(前回がどんなふうだったかは覚えていませんけど)。もちろん住民は、自分の家庭が調査対象になっていることを知らされていないと思われます。知らないうちにひっそりとみなさんのところも調査されてるかもしれません。油断できませんね〜(にっこり)。それはさておき、今回も不燃ゴミの収集だったのですが、分別が徹底されてきたからか出されているゴミ袋の量がかなり少なかったです。昨日の半分くらい。集めて回るのも楽でした。でも、実際はまだまだ分別できる余地が残されているのが現状です。人のことは言えませんが・・。

 その後、お馴染み大江破砕工場へ向かい、もうひとりのバイト(昨日と同じ女の子がここから参加)と道具類を載せたワンボックスカーが到着するまで少し待ちました。この間に今まで取り損なっていた大きなゴミ捨て場の写真が撮れました。ちなみに手前に写っている人物はゴミではありません(笑)。写真では判りにくいですが、とても広い空間に25メートルくらいの深さのゴミ捨て場が並んでいます。そこに捨てられたゴミはでっかいアームでつかみ取られ、別の場所へ移され、破砕され、分別されてそれぞれ処理が施されるという流れ。粉じんが舞って少し空気は汚れているので、マスクがないと鼻の穴が黒くなってしまいます。そういうところで集めてきたゴミの分別作業をやってるわけです。前述のとおり、今回はゴミの量が少なかったのでゆっくりやっても休憩時間がたっぷりとれるほどでした。早く終わって早く帰っても給料を減らされるだけだろうからという担当者の配慮があったからですが(笑)。11時半頃に会社に戻り、使った道具(主にカゴ)の水洗いと片づけをして、仕事は終了。給料を受け取って帰路に就きました。
 電車に乗って、金山からのバスではよだれが出るくらいに寝てしまいました。大学に到着し、昼食をマクドナルドで買おうということで学内のマクドナルドに向かったのですが、なんとフィレオフィッシュが売られていなくてがっくり。他に選択肢がありません。メニューがカットされるのは、ミニマックゆえの悲しさですね(しみじみ)。で、ハンバーガを買ったのはT中氏のみで、昼食は二人してまたもや生協のラーメンを食べ、研究室に出てきたしだい。

 本日は卒論発表会があって、午後2時過ぎから少しだけ聴きました(うちの講座の4年生の発表があったので)。それから生協へ行って白馬(正確には神城)までの切符を往復で購入。土日のスキーのためです。初め、特急を使って行こうかと思っていたですが、調べてみたらどうにか普通でも行けそうだということが判って、乗車券だけ買うことにしました。しかし、昼まで白馬に到着しようとすると、名古屋駅出発が午前6時18分になるのです(目眩)。いままでの早起きなんて目じゃないほどの超絶早起きが要求されます。ひょっとすると寝ない方がいいかもしれません(笑)。ま、どうするかは金曜日の準備状況しだいでしょう(つまり、まだ荷造りできてない)。あと、「子供の科学」とマッキント雑誌と、オビに森先生のコメントがあるD氏の漫画「キぐるみ」も購入。マッキント雑誌では新しいiMacに対して川崎和男氏が好意的なコメントを寄せられていたのが良かったですね。やっと誉められた!って感じで(笑)。そうそう、そのiMacですが、実機が生協に展示されていたのでさっそく触ってきました。ディスプレイ部は確かにすっと動いてぴたっと止まって気持ち良い感覚。お饅頭型の本体部は想像していたよりも大きくてびっくりしましたが、全体的にキュートでますます購入意欲が湧いてきました。あとはお金が湧いてくるのを待つばかりです(待っても湧きません!)。

 ヴァレンタインデーといえば、森ぱふぇヴァレンタイン企画。森先生に寄せられたみんなの愛を読むだけで、なんだか嬉しくなってきます。えっと、ここだけの話ですが、自分が作ったアイコンがあんなにいっぱい選んでいただけたことも嬉しかったりします(にこにこ)。もちろんそういうふうに作ったつもりではありましたが、誰にも選ばれなかったら悲しなと思い、自分もそのアイコンを選んだしだい(うーん、これだったら他のアイコンを作ってもよかったかも)。素敵な作品を提供し続けてくださる森先生に、少しでも感謝の気持ちが伝われば幸せです。


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