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日々これ勉強(2001年10月の後半)

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地球の10月加速度(の後半)

(10/16) 昨夜は学会発表用のOHPの作成に明け暮れ(夜なのに“明け暮れ”とはこれいかに)、OHPにする前の原本がカラーで印刷できたところで帰宅。すでに午前3時頃でした。帰宅して賞味期限切れの牛乳を飲んで即就寝。発表練習を見てもらい、準備もだいたい済んで安心したせいか10時頃まで寝ていました。早起きをしなければいけないイベントがなくて助かりました(ないから寝ていたわけですが)。

 本日は火曜日で天気は曇り。相変わらず水しか出ないシャワーを一瞬で浴び大学へ。昼食は食べずに昨夜作った発表用の原本から図書室にあるカラーコピィ機を使ってOHPを作りました。そのときに、午後1時から授業があったことを思い出し、発表練習もできないまま慌てて授業に出席。うちの講座のK辺先生の授業で、聴講しているのは身内しかいませんでしたね。内容は「希土類元素の化学」ですが、今回はその導入と漫談的なお話のみで要約すれば「高い志を持て」ということでしょうか。なかなか面白かったです。ただ、短かめにしますとかおっしゃっていたのに、結局授業時間は本来の時間を少しオーバしていました。ひょっとしたらオーバする割合が短かめだったのかもしれませんが(苦笑)。

 授業後は新幹線のチケットを受け取りに生協へ。そこでチケット代を払い、珍しく他には何も買わずに戻ってきました。まあ、学会の発表練習があるからね。ぐずぐずしている時間はありません。もう一度指導教官に見てもらうために、何度か独りで発表練習を繰り返したのですが、少し説明の順番を入れ替えたり修正した部分があるため、思うように上手くいかず時間だけが過ぎていきました。午後の早くに見てもらうつもりが、夕方になって先生の姿が見当たらなくなったため、結局午後7時半頃の発表練習となりました。話す内容にはまだフィックスしていない部分もありますが、だいたいにおいてはOKをもらいました(にっこり)。あとは何回か繰り替えし練習し、すらすらと説明できるようにするだけです(これが大変なんだけど)。実質、残り1日となりましたが、さらに受けたいくつかのアドバイスも取り入れ、本番に臨むショゾンであります。

 今ふと思い出したのですが、昨夜月食みたいなものを夢の中で見ました。「みたいなもの」と言ったのは、木星食のように見えなくもなかったからです。しかもそれをしし座流星群だと夢の中では認識していました(「子供の科学」を読んだからかな)。つまり記憶が曖昧。とにかく、夜空に赤い星がまたたいている様を眺めていたことは確かだと思います。そして、その星をしばらく食い入るように見つめていた後のことでした。どこからともなく犬の鳴き声のような音が聞こえてきたのです。なんとなく左の方から聞こえてくるのかな、と認識した次の瞬間です。突然鳴き声が大きくなり、犬のような生き物が寝ている自分の体の上にのしかかってくるではありませんか(そう、夢の中でも寝ていたのだ)。ただ、相手は犬みたいだし、それほど鬼気迫る鳴き方でもなかったので恐怖心は少なかったように思います。そのときは、「ああ、なんか懐かれているんだな」ぐらいに思っていたかもしれません。どの段階で目覚めていたのかは判らないのですが、気づくと体は身動きがとれず、夢の中で犬がのしかかっていたと思われる方向に顔を向けることもできません。そして左にはチクタクチクタクと時を刻んでいるゼンマイ式の時計を置いていたことを思い出しました。金縛り時計の音。ほら、このシチュエーションは以前にも出てきましたね。そう、少女に部屋の中を走り回られた上、体の上に乗られたという、あの夏の恐怖体験と同じですよ(笑)。今回も状況としては非常に類似しています。体が極度に疲れているときに、時計の音などの外的刺激を受けることによって、奇妙な夢を見、最終的に金縛りにあって目が覚めるという流れですね。ちなみに今回も前回も就寝後間もないときの体験です。

 夜になり、本日はじめての食事を取ることができました。しかもカップラーメンです(ひもじ〜ん)。栄養失調にならないか心配ですが、すでに失調しているような気もするので心配無用でしょう。その後サロンにてノーベル賞自衛隊などの話題で盛り上がりました。しかし、内容はいたってバカな話です(笑)。ああ、バカだバカだ(にこにこ)。おバカな日常を過ごせる平和に感謝です。なんだか鼻が痒くなってゴシゴシしてたら、今度は痛くなってしまいました。ちょうど鼻をかみ過ぎたときの皮膚がヒリヒリする痛みと同じです。心なしか喉の調子も芳しくありません。でも、きっと、風邪なんかじゃないと信じよう。

 学会のため明日の昼過ぎに東京へ発つ予定です。温かいお風呂に入りに行くと言っても過言ではないでしょう(笑)。明日の更新がない場合、土曜日まで更新がありません。


(10/17) 練習発表をして、安心したのかこの日はぐっすり眠っていて、気がついたらお昼直前でした。早めに起きて日記でも書いてから出発しようという目論見がもろくも崩れさった瞬間ですね(ガラガラ)。しかも荷造りは全然していません。でもまあ、学会に持っていくものと言ったら、着替えとかタオルとか石川梨華の写真集(それはいらん)ぐらいのものなので、準備はいたって簡単。まず大きめのリュックを押し入れから出す。リュックの口を開ける。リュックの中のゾウを出す。リュックにキリンを入れる。リュックの口を閉じる。と書いて、冷蔵庫にゾウを入れる方法の応用編のパターンかと思わせておいて、実は「リュック」が人間の名前(リュック・ベッソンとか)だったという叙述トリックはアンフェアか(そのときはもちろん「ゾウ」は「内臓」のことで、「キリン」は「ビール」のことを指す<「人間ビール瓶殺人事件」)。って、そんなことを訊いている場合ではない(笑)。前日に用意してあったわけではないので、手近な着替え類を適当に見繕ってリュックに押し込み、慌てて家を出たら服を着ていなかった、なんてこともなく雨が降っていました。大きなリュックを背負っている上に片手にはスーツも持っています。さらに傘まで持っていかなきゃならないとは、荷物がかさばることこの上なしです。

 両手が塞がってしまって危険なのでさすがに自転車には乗らず、徒歩で大学まで向かいました。着いたのは午後1時頃。大学では実験装置を止めたりメールを書いたりしたのみで、すぐに出発の時刻となりました。荷物としてさらに発表用のOHP要旨集あいぶっ君(日記を書く用)などを詰め込んだせいで、もうはち切れんばかりのリュックです。そしてやけに重い。なんでこんなに重いんだ!と叫びたくなります(原因は明らかにあいぶっ君ですが)。できるだけ荷物をコンパクトにまとめたいという気持ちから、いろいろリュックに詰め込んでいるのですが、スーツは別荷物だし、T中先生に頼まれた学会で配る冊子数冊を別に手提げで持っているしで、結局全然まとまっていない人は誰?(苦笑) おまけにこの状態で傘をささなくてはいけないのだから、なんともやるせなし(同じこと繰り返してる)。しかし、ここは修行だと思って頑張るのであった。で、助手のA原先生とT辺氏とともに大学を出たのが午後2時過ぎでした。最寄りの東山公園駅(N大学からは本山よりこちらの方が近い)から地下鉄に乗って名古屋駅へ。そこからは新幹線のひかりに乗って約2時間、発表原稿の確認をしたり論文を読んだり本を読んだり、過ごし方はそれぞれでした。ただ、結局眠たくなるのは共通のようです(笑)。午後4時過ぎに東京駅到着。中央線に乗り換え新宿駅まで行きましたが、どこもかしこも人だらけです。単純に外見が同じような生物が密集している状態も怖いですが、それぞれがまた別々の思考を持っているということに恐ろしさを感じますね。よくも平気で歩けるものだ、と思っていたらそうか、人だと思わなければ障害物を避ける感覚で歩けるのかも。ゲーム感覚の街、東京。

 ホテルが渋谷で山手線に乗り換える必要のあるA原先生とは新宿駅で別れ、T辺氏とともに新宿の街へ出て、宿泊予定のホテルに向かって歩き出しました。目的地は東京ビジネスホテルです。ここは旅の窓口でネット予約したところですが、なんとキャンペーン中の10月中なら1人あたり1泊3800円(しかも1000円分の朝食券付き)で宿泊できるという安さ。旅の窓口の会員になってまで即予約したホテルです。雨は小降りだったので傘はささずにとりあえず北東へ。この辺りは百貨店や電気屋さんが建ち並び、かなりの繁華街のはずですが、どことなく小さな印象を受けてしまうのは、建物の高さのわりに道路が狭いからですね。名古屋の広い道路に慣れてしまった体には少々圧迫感を感じます。そうそう、駅からホテルに向かう道中、やたらと目についたのが「オイオイ」と読める看板でした。自分たちが曲ろうとしている交差点に必ずと言って良いほど建っている「オイ」グループです。初めて見るため特に目立っただけかもしれませんが、まず見えてきたのが伊勢丹の向かいにある「オイCITY」。道を挟んだところにあるのが「オイZACCA」。そこから北に進むと「オイONE」が現れ、その先の靖国通りの交差点の角には「オイMEN」が建っているという有り様です。知ってる人はすでにお気づきかもしれませんが、実は「オイ」の部分は「○I」と書かれているんです。その読み方を知らない二人は勝手に「オイ」と読んでいたわけ(笑)。後ほど「○I」は「マルイ」と読むことが判明しましたが、別に知らないので自分の中では「オイ」でも「マルイ」でも大差なし。東京じゃ有名なんでしょうけども。そんなこんなでキョロキョロしながら田舎者丸出しの二人組は、頼りない地図を頼りに午後6時を少し過ぎた頃、無事ホテルに到着しました。

 チェックインして早速部屋に上がります。部屋は7階の721号室。入ってみると、さすがシングル部屋にエクストラベッドが入れられているだけあって狭い狭い。思わず「なにぃ〜」と驚愕したとかしないとか。「721」だけにね(ダジャレかよ!)。まさに寝るためだけの部屋って感じです。ベッドはダブルベッド状態。荷物の整理もそこそこに、夕食を求めて部屋から出て鍵をかけようとしたときです。オートロックだったということに気づきました。危ない危ない。まったく、こういう大事なことはチェックインのときに言って欲しいなあ(フロントの人は言わなかったのです)。鍵を持って出ていなかったら閉め出されるところでしたよ(<ホテルに慣れていない)。

 夕食はホテルで手に入れた手書きの周辺地図を参考にして、めしや丼という定食・丼屋さんで食べました。なんと24時間営業です。これ、東海地方にはありませんね。ちなみに食べたのはネギまぐろ丼セット。定食が実はご飯のお代わり自由だということに気づいたときは少し後悔しましたが(笑)、そこそこに美味しくいただけたので満足満足。その帰り、コンビニじゃなくてエンスト(<まだその略称にこだわっているのか)のam/pmに寄りました。これも名古屋にはありませんね。そこで夜食にでもとお菓子を選んでいたのですが、棚の端っこにチョコエッグを発見!(わーい) まだ関東でしか売っていない日本の動物シリーズ第5弾です〜。箱の色がペット動物シリーズとは違っていて、最初見たときにはそれと気づきませんでした。「東京でチョコエッグを買うなら多慶屋だ」ということを耳にして(というか目にして)いたので、本当はそのお店で買いたいところだったのですが、残念ながらこの時点ではお店の名前を思い出せなかったし、それに今回は学会で上京しているだけなので、あまりうろうろする時間もなかろうという判断をし、ここで買うことに。というわけで2つ購入(にこにこ)。「まだ関東でしか売っていない」という言葉に惹かれたのか、T辺氏も1つ買っていましたね。同時にジャイアントポッキーの関東限定版っぽい、レインボーポッキーも買いました。名前の通り7色入っていますが、青りんご味青色だったのは許せないな。ちょっと安直過ぎというか、りんごは青色ちゃうちゃう。

 ホテルに戻って早速チョコエッグを食べます(笑)。出てきたのはグリーンアノール。そうそう、どっちかっていうと青りんごはこの色だよね〜。そしてもうひとつはイシダイ(♂)でした(つまり2つも食べたのね)。一方、T辺氏の方はツシマヤマネコが出るも、パーツが別れていて組み立て式だったのがイマイチお気に召さなかったご様子で、窓際に置かれるツシマヤマネコでした。っていうか、発表前日に練習もせんとこんなことしてていいのか(笑)。

 さあ、長くなってきましたが、いよいよこの日最後のメインイベントがやってきました。そう、待ちに待った「お・ふ・ろ」、いや〜ん。ホテルのお風呂は地下にあってエレベータで降りました(もちろん鍵は忘れずに)。「7階からは結構遠いよね」「いや、意外と近いんじゃない?」「なんで?」「だってお風呂は地階でしょ」などというくだらない会話がなされたかどうかは定かではありませんが(笑)、正直言って設備的には銭湯よりも劣るかもしれません。しかし、そんなことはどうでも良いのです。とにかく最高! ヤッホー!って感じ(にこにこ)。もうね、何が良いって、お湯が温かいのですよ!(当たり前) 温かいお湯が浴びれる、温かい湯舟に浸かれるというこの贅沢、失ってからその大切さに気づくことってありますね。いやあ、極楽極楽。気持ち良くてのぼせるまで入ってしまい、その夜は暑くてしばらく眠れないほどでした(苦笑)。あ、発表練習し忘れた。


(10/18) 学会初日はあいにくの雨模様。いよいよ発表当日です。慣れないベッドのせいなのか午前6時にセットしていたモーニングコールが鳴る前に、目が覚めてしまいました。あまり眠れた気がしませんね。緊張していたのかもしれません。朝食バイキングが始まる7時まではテレビを見たりゴロゴロしたりで、徐々に身体を覚醒させていました。そして7時になるやいなや2階にあるレストランに向かい、朝食券を渡してバイキンガーとなりました。最初、ご飯かパンのどちらにするかを訊かれ、え〜両方食べれないの?と思いつつご飯を選択。ご飯は向こうがよそってくれます(少し多め)。取れる料理は、湯豆腐茹でウィンナスクランブルエッグポテトサラダ里芋の煮物ひじきの煮物メンマや各種漬け物類、そして納豆味噌汁味付け海苔フルーツいろいろと、それなりのバリエーション。その他にもサラダバーフルーツポンチなんてのも別テーブルにありましたが、おかずを取り過ぎたため(苦笑)それらは翌日食べることにしました。飲み物はもちろん温かいコーヒー。料理の出来はまあまあだったでしょうか。この程度で1000円もするのか、と思わなくもなかったですが、無料でもらっている朝食券なので文句は言えません(笑)。朝食後、部屋に戻って出発準備。どんな部屋か写真を撮ってみましたが、ベッドが床面積の7割くらい占めています(窮屈そうな顔をしていますね)。発表がある私はスーツに着替え、T辺氏は翌日発表なのでラフな恰好です。歯を磨いたり、荷物のチェックをしたりして、8時頃にはホテルを出ました。

 外に出るとまず寒い。天気予報では最低気温が12度で、最高気温が14度とのこと。なんと2度しか上がらないんだよ(ぶるぶる)。しかも雨が降っていて傘が余計な荷物になっています。さらにT中先生に頼まれた冊子もリュックに入っているので、朝から良い運動になることなること(皮肉です)。特に珍しくもないですが、朝の靖国通りはこんな感じで、通り沿いには噂のオイMEN(笑)、さらに新宿駅に近づくと、外壁工事中の伊勢丹があって、その前にある横断歩道を渡るときに南を向くとこんなふう。雨ですね。

 新宿駅に着いたら人・人・人で、溢れ返っています。通勤時間帯とはいえ、やっぱり多過ぎでしょ人間。狭い日本、何もわざわざ一ケ所に集まってこんでもええやん!と叫びたくなるほどではありませんが、エネルギィの無駄だなあと感じますね。必ずしも旅行を楽しむ人のために優しい設計になっていない(大きい荷物が置けないとか)新幹線や山手線などに乗っていると、働くために人が移動する必要のない社会に早くならないものかと願ってやまのてせん(またダジャレかよ)。さて、山手線に乗り込んでみるとむちゃくちゃ混んでいるというわけでもありません。新宿から遠ざかる方向(池袋方面)だったからでしょうか。途中の駅でホームの反対側を見ると、無理矢理人を押し込みながら電車に乗ろうとしている光景が見られます。うっわーちょっとそれは入らヘんのちゃうの?と思われる状態からでも、背中で人を押してまで乗り込むんですね。あれじゃ痴漢も何もあったもんじゃないでしょう。毎日あんな状態で通勤するのを続けていたら、そりゃ疲れない方がおかしいって。なにはともあれ、新宿に宿泊して正解だったかもです。

 加速の気持ち悪い(重いから?)山手線を新宿から3つ目の目白駅で下車。目白駅のすぐ東隣にあるのが、目指す日本地球化学会第48回年会が開かれる学習院大学です。人々の流れに乗って歩いていると、すぐにそれらしい入口とずっと延びる壁が見えてきました。その入口からは、どんどん中学生や高校生らしき人たちが入っていきます。おそらく付属の子たちでしょう。しかし我々は案内板にしたがい、正門の方まで廻っていきました。100メートルぐらい壁沿いに進んだところで現れたのがこの正門創立百周年記念会館があるだけあって、伝統を感じさせてはくれますが、まあ普通の門構え(笑)。近づくとちゃんと学会の案内板が立っています。中に入ってすぐのところに、学会会場である創立百周年記念会館がありました。しかし、ちょっと早く来過ぎたため受付の準備が整ってない様子。外でどうしようかと迷っていたら、係の人から中に入って待っていてくださいと言われたので、準備中のところへずかずかと入っていったしだい。1階にあるホールはこんな感じ。広いですがちょっと暗めの照明で、落ち着きを感じさせます。ここが翌日と翌々日のポスターセッションの会場となるのでした。やがて続々と参加者が集まってきて、T中先生に預かっていた冊子を無事渡すこともできました。これで少しは移動が楽になります。

 口頭発表の会場はAからDまで大きなテーマ別に別れています。自分の発表はB会場で、もともと小講堂なので天井が高く広い部屋です。前方に席が寄せられていてなんとなく不思議な配置。予定通りに進行すれば午前11時半からの発表でしたが、聴きたい他の発表もだいたいこの会場だったので、自分の番が来るまではそこで大人しく座っていました。その間、自分の発表原稿を確認しようとしましたが、やっぱり他の人の発表が耳障りで(<コラコラ)集中できません。たびたび聴き入ってしまいました。結局そのまま自分の番が来て前に出て発表。始まってしまえばあとは流れに身を任せるだけです。まるで他の誰かが発表しているかのような感覚で12分が過ぎ、ほぼぴったりの発表時間でまとめることができました。残り3分は質疑応答の時間で、いくつか質問・コメントなどを受けましたが、最後の質問には上手く答えられず歯がゆさが残ってしまいました。素直に「わからない」と答えておけばよかったものを、ちょっと意地を張ってしまったのがいけません(反省)。でもまあ、評判はぼちぼち。H大の我が恩師H高先生にも後ほどアドバイスをいただけて良かったです。この場を借りて(自分のところですが)感謝いたします。ありがとうございました。

 昼食はT中氏とY下君とともに大学内の食堂で食べることになり、この大学の学生と思われる人に場所を訊いたら「ローソンの下にある」とのご返答。はてはて、ローソンという名の建物でもあるのかと思ってそちらの方へ歩いてみたら、ありました、本当にエンスト(しつこいようですがコンビニエンスストアの略)のローソンが。まさか大学の中にエンストがあるとはね。で、その下には確かに生協らしき食堂がありましたが、ちょうどお昼時で行列ができています。というわけで2階、つまりローソンのある階に上がり、ローソンのさらに先にある麺類専門の食堂に入りました。ここも混んでますが、食券を買って並んで待つこと10分くらい。空いた席に座って中華ラーメンセット(だったかな)を食べました。味はとても高貴なお方が口にするようなものとは思えませんでしたが(笑)、まあ、あんなもんでしょう。午後は個別の発表はなしで、特別セッションというものが一番広いA会場でありました。ここでは「これからの地球化学および地球科学について」みたいなテーマで、いくつかお偉い先生方のご講演が聴けました。会場の様子はこんな感じで、ちょっとした映画館並みの広さがあります。セッションは1部と2部があって、1部の日本人の先生の講演だけ聴きましたが、英語で話された先生のはほとんど寝てしまいましたね(苦笑)。当然、外国の先生の講演がある2部にはもはや出席する気力は残っておらず、午後3時頃に我々(具体的にはT辺氏とT中氏と私)はおいとまさせていただきました。「それでもドクタコースに身を置く人間か!」という疑問を抱えつつ・・(そして「別にええんちゃうの?」という声とともに)。

 その後、新宿まで戻って、すでにどこかに姿を消していた犬Z君と午後4時にアルタ前で待ち合わせることになりました。我々と同じホテルにこの日からT中氏と犬Z君がチェックインするためです。3人で寒い中待っている間、適当に写真を撮りました。あまり面白い素材がなくてつまらないものばかりですが、これがかの有名なアルタ前(手前にはハトバス)で、周りにはこういうゴミ箱があります。「ポイ捨ては止めましょう!」みたいな横断幕が植木に架けられているのですが、その周りにも吸い殻などが落ちています。そういう横断幕があること自体がポイ捨ての多さを象徴していますね。汚れた街、新宿。あと、寒さに首をすぼめるカラスのようなハトもいて、結構人に慣れています。アルタをバックに記念写真を撮っている家族も見かけました。そんな写真を撮るようなとこか?(<お前が言うなよ) っていうか、いい加減日記が長いぞ(苦笑)。もうちょっと端折って書こう(今さら)。

 4人揃ってホテルまで行き、2人はチェックインを済ませ、別の飲み会に誘われていたT辺氏以外の3人は、夕食を食べるために夜の新宿の街へ出かけて行きました。それより少し前の時刻、窓から眺めた新宿副都心がこんな感じ。せっかくだから目指すは歌舞伎町です。初めてうろうろしましたが、いかがわしい店も普通の飲食店も同じところに並んでいるという、ごちゃ混ぜ状態の場所ですね。ラーメン屋に入るつもりが、気がつけばキャ○クラに入っていたみたいなシチュエーションが実際にありえそうな感じです(笑)。そうそう、例の火災現場も横目に見ました(野次馬根性)。あの事件(事故?)の話題はすっかりテロに消されてしまいましたね。ともあれ、特にこれが食べたいという欲求が3人とも無かったため、歩き回っているうちにしつこい呼び込みにも遭遇します(いや〜ん)。そのうちに怖くなってきたので、ほとんど逃げるようにして駅方向へ戻りました(苦笑)。そして飛び込んだのはなぜか回転寿司屋100円皿からあってリーズナブルかと思いきや、130円皿の次が一気に300円皿になっていて、それほどでもない印象。でもまあ、回転寿司屋だけあって客の回転は速いです。うなぎが100円だったのが驚きですね(輸入ものかな)。この辺りは新宿駅から人がどんどん入ってきて、夜でも人通りが激しいところ。そんな中よく見かけたのが制服を着た女子高校生(目立つから)ですが、こんな夜中にうろうろしてないでさっさと家に帰りなさい!と誰か言ってやってください(<人任せかよ!)。

 さて、まだ時間に余裕があったので、その後新宿駅東口にある駅ビルのMYCITYに入り、CDなどを物色。ここで特撮のサードアルバム「Agitator」を購入(にこにこ)。この駅ビルには食事のフロアもあって、回転寿司の値段で結構なものが食べられることを知り、初めからここに来れば良かったな、と後悔する3人でありました(笑)。その帰り、またまたam/pmに寄りチョコエッグを3つゲット。あと、昨日買い物をしたときにもらったスクラッチカードで、缶コーヒーが当たっていたのでそれももらい、ホテルへ帰還。夜の副都心はこんな感じ。そしてこの日もやってきました、メインイベントのお風呂です!(ジャジャ〜ン)<またそれかよ。いや、何度でも言おう! 何が良いって、お湯が温かいのですよ(笑)。ほんとにね、驚いたことにお湯が温かいのです!っていうか、お湯は温かいからお湯なのです(そりゃそうだ)。しかし、そんな曖昧なことを言っていて良いのか! 摂氏何度からをお湯と呼ぶのが適当なのかはっきりさせないことには、温かいお湯を素直に喜ぶことはできないのではアルマイカ! 君たちはお湯のなんたるかをどれほど知っていると言うのだ!<うるさい! えっと、とにかくですね、レバーをひねるだけでお湯が出るという幸せを感じずにはいられない夜でした。ホカホカ。


(10/19) それにしても昨日の日記は長過ぎる。こんなことではむにゃむにゃむにゃの学会2日目、金曜日。起床はこの日も朝6時。しかし、最初の講演開始は8時45分から。そのため早めの出発です。窓から見えるは朝日に映える副都心。この日発表を控えていたのは、ポスター発表T辺氏と、口頭発表T中氏。2人がスーツを着込んだ姿で、あとの2人は普段着で。朝食済ませ、エレベータに乗り、ふと壁見ればこの文句。「バジョンアップ」とはこれいかに(笑)。天気は上々、気温は低め、駅までの道も慣れたもの。10分少しで駅に着き、昨日と同様目白まで。

 会場入って、T辺氏自分のポスター貼り始め、発表会場へ向かうT中氏。残った人間方々へ散り、気ままに講演聴き回る。ちなみにT中氏の発表風景こんなふう。やがて昼食、今度は空いていたのでローソン下の食堂へ。カレーライスを注文したら、見た目は「カレーの王子様」。量も少なめもの足りなし。午後1時からは、1時間半のポスター発表コアタイム。発表者がポスターの説明いたします。狭いところに多くのポスター、思うように観れません。2時半からはA会場で総会あるも、まだまだポスター大盛況で出席する人少ないです。それでも総会お構いなしに進行し、学会各委員からの報告や、再来年に倉敷である国際学会、それに関するお知らせなどなど事務的なことばかりです。その中でも色めき立った瞬間は、今回の学会講演申込みがインターネット上のみの受け付けだったことに文句が出たときで、準備をした側の先生がそれに対して反論し、会場外でもケンカになったとのことです。お互い言い分あるでしょうが、何もケンカするこたぁないでしょう。総会の後は引き続き、学会賞等の授賞式。休憩挟んで、都合3人の受賞者による受賞講演が5時過ぎまで。面白いけど長いです(苦笑)。役目を果たしたポスター前でやらせの解説2人組。とかふざけつつ、後片付けをいたします。このあと午後6時からは懇親会。しかし個別で飲み会のある我々は、学習院を後にして山手線で新宿駅へ。もともと懇親会には参加予定で懇親会費も払っていたのを、泣く泣く蹴って仲間うちでの飲み会を、優先させたというわけです。そんな金はくれてやらぁ!と言いたいけれど、やっぱり6000円は高すぎます。それで良いのか日本地球化学会。学生料金設定しないと若い参加者増えないよ。と、一応警鐘鳴らしておこう。

 さてさて懇親会費を捨ててまで(苦笑)、どこで飲んだかと言えば、歌舞伎町のカチカチ山です。金曜夜は混み合うらしく、あららこめ予約をしてました。しかし今宵の主賓とも言えるサラリーマンのK藤氏、仕事が終わらず遅れる模様。仕方ないので我々4人とT工大T水氏、5人だけで飲み始め、1時間半でできあがり(笑)。結局そこに現れなかったK藤氏とは、場所を変えて落ち合うことに。それは渋谷ハチ公前。ここに来るのも初めてでした。記念にハチ公撮りました。なんか布をかぶってます。下から見上げて凛々しい顔も。我々4人とK藤氏、同時に駅に着いてたようで、それほど待たずに落ち合えました。それからしばらく渋谷の街を行ったり来たり、彷徨い歩いて入ったところはちょっとお洒落な洋風居酒屋、オープン記念でビールが半額、嬉しい250円です。そこで軽めの食事とビールを飲んで、10時半にはお開きに。K藤・T水両氏と別れ、残る4人は新宿へ。ホテルに戻ってお風呂に入り、なんとお湯が温かい(<まだ言うか)。これを幸せと呼ばずして、何を幸せと呼べようか。

 そうそう、この日食べたチョコエは2つ、出てきたオオワシずんぐりむっくり、ホンシュウジカ(仔)は目つきが悪い(笑)。寝たのはだいたい1時頃、歩き疲れておやすみなさい・・。


(10/20) いよいよ学会最終日。東京ビジネスホテルに泊まっている4人のうち、この日発表を控えているのは犬Z君1人だったので、なんとなくのんびりムードが漂っています。目覚めも遅く6時半起きでした。しかし朝食まではやはりすることはなく、最後のチョコエッグを食べたりしてました(笑)。ちなみに出てきたのは、ルリボシカミキリ。うっわー朝から気持ち悪いな(にこにこ) 朝食はいつも通り7時からで、最後となるこの日も目一杯食べましたね〜。いつものことですが、旅に出ると明らかによく食べるようになります。食べられるときにちょっとでも蓄えておこうとする動物的行動かもしれません。食後、チェックアウトのために部屋に戻って荷物をとにかく詰め込みましたが、汚れ物がひと塊になっている分、リュックは行きよりも膨らみまくりマンボです。今日一日これを背負ってうろうろするのかと想像するだけで、世を儚むことができるくらい(笑)。午前8時過ぎにチェックアウトしました。

 土曜日のせいか、通りを歩く人も少なめです。天気はまあまあ、荷物はずっしり。最後ともなると足も速くなるもので、新宿駅までは10分くらいで行けました。新宿の街ともこれでお別れです(特に感慨はありませんが)。何事もそうだと思いますが、慣れた頃には手を引かないといけなくなりますね。電車の中も圧倒的に人が少なかったです(平日に比べればですが)。目白駅に着いてロッカーに荷物を一部入れてから、学習院大学へ向かいました。この日は興味のある発表が少なかったのですが、何もしないでぼーっとしているわけにもいかず、会場をあちこち回って時間潰し(<時間潰しって言うな)。お昼前の犬Z君の発表とそれに続くK辺先生の発表などを聴き、昼食は3日目にして大学内のローソンで買ってきたおにぎりを食べました。チョコエッグも探したのですが、ここにはなかったですね(残念)。

 午後はさらに聴くべき発表が少なくなり、ずっとA会場で座っていました。しかし部屋が広いせいかやたらと冷えるのです。何度トイレにたったかわかりません(笑)。水分を採り過ぎた覚えはないのに、不思議と出るものはいくらでも出るようです。おそらく5kgぐらいは痩せたでしょう(<それは言い過ぎ)。そうやって退屈な時間に耐えること(<コラコラ)数時間。ようやくやってきたY下君の発表とK村さんの発表を聴き、結局そのまま最後の発表まで聴いてしまいました。終わりの方になると、聴く人も少なくなり、明らかにトーンダウンしている感は否めません。発表者が少し可哀想ではあります(仕方ないけどね)。興味のない発表を聴くのは確かに面白くないし、あるのは催眠効果ぐらいかもしれませんが、ここはひとつ修行だと思ってみんな聴こうぜ!(<修行言うな) 情けは人のためならずということだ(情けで聴いてたのか)。

 学習院大学を後にしたのは午後5時頃で、外はすっかり暗くなっていました。そして目白駅で東京までの切符を買い、改札口を通ったときです。最初に気づいたのはT辺氏でした。実は帰りの切符はすでに持っていたのだ!(がーん) 東京へ来る前に往復でチケットを買っていたことは覚えていたのですが、その乗車券が東京23区内からならどこからでも乗れるものだったということを失念していたわけです。つまりこのままでは東京までの190円分が無駄になってしまいます。そこで、すでに改札を通った後でしたが、駅員さんに頼んでなんとか払い戻しをしてもらうことにしました。「困るねぇ」なんて言われてしまいましたが、2人とも無事払い戻し金を受け取ることができて、めでたしめでたし。東京もまだまだ捨てたもんじゃないですね。一安心してロッカーから荷物を取り出し、山手線で新宿駅へ。そこで中央線に乗り換え東京駅に行き、土産物を物色するもめぼしい物が見つからず、結局夕食のお弁当だけ買って、新幹線のひかり号に乗り込みました。自由席では座れないことを少し覚悟していましたが、案外空いていて禁煙車両で座ることができました。後はお弁当を食べてリュックに残っていたお菓子を(荷物を減らすために)食べて、他愛のない話をしたり。飲み物を買おうと売り子を待ち続けていたのですが、すでに2回通り過ぎた後だったため、買えないまま名古屋に到着となりました。いや、本当は到着寸前に売りに来たのですが、降りる前に買ってもねえ(苦笑)。

 以上が学会に伴う東京珍道中(“珍”ではないが)の顛末ですが、他の人の研究発表を見聞きすると研究意欲が湧いてきますね〜。うかうかしてられないという気持ちになります<去年も同じようなこと言ってうかうかしてた人はだれ?(笑)


(10/21) なんだか土曜日のような感覚がある日曜日は、学会期間中に早起きの癖がついたかもという淡い期待を裏切って、昼までぐっすり寝てました(笑)。実は午後から研究室のある建物が停電する(迷惑なことですが)ため、それに備えての準備に行かなければいけなかったのですが、寝ていたために間に合いませんでした。すんません。遅れて来た上に大した仕事もしませんでしたが、停電開始の午後1時半にはの街へ出かけて行きました。貴重な休日、遊ばないわけにはいかないでしょう(にこにこ)。

 天気はあいにくの雨模様。えっと、あまり行動を詳細に書くとそのうち誰かに見られそうなので誤魔化しますが(笑)、まずはあるオムライス専門店で腹ごしらえをしました(自分だけですが)。それから地下街をセントラルパーク方面へ向かい、アネックスへ(<具体的に書いとるがな)。そこではちょうどバースデーテディ【Part2】のイベントが開かれていて(実はそれが目当て)、3000円以上アネックスやその上にある東急ハンズで買い物をすると、くじが引けていろいろ当たるというものでした。賞品はてっきりテディに関するものかと思っていましたが、大きな賞は366種類のテディにちなんで「366種類の旅行」とかギフトカードなどでした。テディに関係があったのは、一番ランクの低い賞で「365日のバースデーテディ」そのもの1箱というもの。ということはつまり、「365日のバースデーテディ」を16箱買えば3024円(税込)となって、抽選で一番下の賞に当たりさえすればもうひと箱ついてくるわけだから、ひと箱当たり189円(税込)のところを178円(税込)で手に入れることができるので、さしずめ約6%の割引になるということですね(はぁはぁ)。う〜ん、それほどお得でもないな(笑)。まあ、もともと3000円以上の買い物なんてするつもりはありません。ちょっと見に来ただけなのです。歩いて行くと地下のある一角では抽選をやっていました。しかしそんなことよりも、ここにはなんと366体のテディが実際に屏風状の衝立に飾られていたのです〜。いやあ全種類揃うと壮観ですね。さらに近づいてよく見ると、各テディの下には「〜なあなたにはこれ」みたいな感じでそれぞれ違う種類のパック旅行が書かれています。ああなるほど、この旅行が当たるというわけかと納得。どうやら自分の誕生日にちなんだ旅行が当たるようです。しかし、中には旅行の名前が微妙に違うだけで、結局は東京ディズニーシーに行くんじゃん!みたいな旅行もあって、必ずしも366種類というわけじゃないのはご愛嬌でしょうか(にっこり)。ほとんどが1泊2日の国内旅行でしたね(テロの影響というよりは価格設定の問題だと思われますが)。

 さてその後は、上に上がって東急ハンズをぶらぶらして森先生も座っておられるアーロンチェアに座ってみたり、降りてきては靴屋さんで普段用の靴を物色したりしましたが、最終的には何も買わずに、アネックスから外に出て再び栄方面へ。雨は上がっていました。

 一緒にいた人との会話に出てきたのですが、この日は「孫の日」らしいのです。「バレンタインデー」の1ヶ月後には「ホワイトデー」があって、「母の日」の1ヶ月後には「父の日」があるのに、「敬老の日」の1ヶ月後には何もないからという理由で制定された日だそうな(これはラジオで聴いた話)。しかしちょっと待て。「敬老の日」は老人を敬うという意味において誰でも実行できそうな気がしますが、それに対する日が「孫の日」ってのはどうかと思います。対象となってる「孫」というのが、「老人」と対等な立場にないですからね。孫のいない人もいるだろうし、孫でもない人もいるでしょう。それに「孫」でなおかつ「老人」でもある人は大忙しじゃないですか(笑)。そうそう、それにたとえばソ○トバンクの偉い人みたいに、孫(そん)一族に関係ある日なのかな、などと誤解されてしまう恐れもあります(「みどりの日」も同様、全国のみどりさんがこぞって「今日は私の日よ(はぁと)」と主張していることでしょう)。っていうか、中途半端なこと言ってないで、この際もっと思い切って「子孫の日」とか「祖先の日」にしてしまって、今は見ぬ対象にみんなで思いを馳せるに留めるというのはどうか(笑)。念のために言っておきますが、会話に出てきたのは“「孫の日」らしい”という部分だけで、上記のようなくだらない話がなされたわけではありません。

 栄に戻るなり向かったのはマナハウスで、森先生原作・スズキユカ氏画の「女王の百年密室」のオープニングを立ち読みできました(にこにこ)。絵になるとSF感というかファンタジィ感が際立ちますね。マイカ・ジュクのあの容姿には思わずにやり。単行本が楽しみです。一度家に帰って大学に戻ってきたのは午後8時前。実験の再開に日記の更新、いろいろやって帰宅したのは午前3時頃だったでしょうか。翌日にコロキウムを控え、徹夜をするかどうか悩みましたが眠気には勝てず帰ったしだいです。


(10/22) 夜更かしをしたわりには早起きに成功。7時半には目が覚めました。がしかし、もうちょっとゆっくりしようとしたのがいけなかった。いつの間にかまた寝てしまっていて、がばっと飛び起きたときはすでに9時半でした(がーん!)。グッドタイミングというかバッドタイミングというか、あまりにもピッタシカンカン(古いな)コロキウムの開始時間ですよ。起きてからはトイレも行かずにとにかく急いで着替えて家を出て、自転車を飛ばし大学へ。しかしそんなときに限って何か失敗をしでかすもので、通学途中にある横断歩道を渡ったとき着ている服の裾の方に何気なく目をやったのですが、どうも違和感を感じるのです。あれ、ひょっとして左側が長くないか? いや確実に長いぞこれは! と気づいたときには思わずそれまでにすれ違った人を数えていましたね。そう、長袖シャツのボタンをかけ違えていたのです(うっわぁ恥ずかしいな)。だからこの姿を誰かに見られたかどうかが気になったわけです。瞬時に思い返してみて、見られた可能性のあるのは信号待ちをしていたときに向かい側にいた人ぐらいだったので、まあこれは不幸中の幸いでしょうか。しかし、うかうか安心していられません。自転車に乗りながらボタンをかけ直すのはちょっと困難なので、とりあえずボタンを右手で全部外し「う〜ん今日は風が気持ち良いぜ!ららら〜」みたいな涼しい顔の演技をすることに専念(苦笑)。シャツがはだけたままの状態(下にTシャツは着ています)で大学まで行き、自転車を置いてからようやくボタンを正しくかけ直すことができました。とまあ、朝からそんなアクシデントに見舞われたものの、5分遅れくらいでコロキウムには出席できました。遅刻は遅刻ですけどね。

 コロキウムでは年代測定センタN村先生とD3のS田氏の発表があり、なんとか眠らずに聴けました。何度でも胸を張って言いますが、朝は起きているのがやっとなんですよ(胸を張って言うことか)。午後からならもう少し頭も回ると思うのですが、残念ながらコロキウムの時間が変わることは望めませんね。昼食はカレーライス納豆玉子をかけるという久々の黄金組み合わせ。カレーがまろやかになって美味しいのです。午後はひたすら実験。

 少し時間ができた夕方には、お菓子類を買いに生協へ。チョコエッグを4つも買い、その他にもいくつかお菓子を買ったら、800円を越えちゃいました。これはちょっとお菓子としては買い過ぎです(笑)。その反動で夕食が質素になったことは言うまでもありませんが、敢えて言うと小ライスブリの立田揚げ味噌汁の3品でした。こうやって日々バランスを取る毎日です。いやあ、これをバランスの取れた食事と言うのだなあ(<違う!)。

 とはいえ、これでも今月は書籍に魅力的な新刊の発売がないため、出費は抑えられている方だと思います(家計簿をつけていないので確かなことは言えませんが)。それに引き換え来月の新刊ラッシュといったら! 森先生のだけで、えっと何冊?(にこにこ)


(10/23) ひょっとして東京とは時差があるのかと思うくらい、学会から帰ってきてから時差ボケ状態の毎日ですが、火曜日のこの日も起床したのは12時頃でした。まあ、そこまでは良いとしよう。問題は午後1時から授業があるのをすっかり忘れていたことです。起きてからしばらくあいぶっ君でインターネットにつないでみたり、のんきにスパゲティを作って食べていました(苦笑)。授業のことに気づいたのは家をまさに出ようとしているとき、空腹を満たした後ですでに午後1時を15分ほど過ぎた頃でした(とほほ〜)。とりあえず急いで大学へ行ったものの、途中から授業に参加することに抵抗を感じたため、思い切って今回は欠席するという英断をしたしだい(笑)。進めなきゃいけない実験もあったからね〜、ということでその時間は実験をしてました。しかしこれが思いもよらない結果を引き起こすこととなったのです。人生何がきっかけで変わるか判りませんね。いや、この場合は「何がきっかけで変わらずに済むか判らない」でしょうか。

 実は授業を休んで実験をしていたおかげで、助かったものがあったのです。おそらく自分が実験室にいなかったら誰も気づかなかったことでしょう。具体的に書いても解りにくいので簡単に書きますが、上部に設置された容器から液体が一定の早さで雫となって落ちてくるのを、その下に円形に並んだ多くの容器に雫の数をカウントすることによって、自動的に次々と液体を一定量ずつ採取する装置があって(結構具体的やな)、液体は塩酸でちょうどそのとき稼働中でした。しばらく気づかなかったのですが、それがあるときセンサがずれて雫をカウントしなくなっていて、下の容器から塩酸が少し溢れていたのです。おそらくあの状態のままでは延々と塩酸を溢れさせる結果になっていたに違いないでしょう。つまり、それを発見しセンサのずれを直して被害の拡大を食い止めることができたのは、何を隠そう、寝坊して授業を欠席し、なおかつその時間を自分の実験のために使おうとした利己的思考があったからなのです!(大袈裟に正当化してみました) ことわざで言うと「怪我の功名」といったところですね(ものは言い様だな)。

 あそうだ、書き忘れていました。先日東京のam/pmで買い物をしたときに、袋に一緒に入っていたチラシで知ったのですが、東京では「心の東京革命」と銘打って、毎月第3土曜日が、えっと何だっけな・・(ここでチラシをチラっと見て<しょうもないギャグを挟まないように!)そうそう「家族ふれあいの日」という日になっているらしいのです。「深めよう!親子の絆」とか「考えよう!家族の関係」とかいった言葉も書かれています。なんだそれは?と思ってチラシを詳しく見てみると、「心の東京革命」の協力店・施設などに「家族ふれあいの日」に出かけると、割引きなど何らかのサービスが受けられるとのこと。へえ〜。でもこのサービスが受けられるのは、東京都民でなおかつ18歳未満の子供を連れた家族に限られているみたいです。まあ当然と言えば当然ですが、「心の東京革命」のわりには心が狭いですね(笑)。そうやって家族みんなで出かけさせようという魂胆でしょうが、そもそも一緒に出かければ親子の絆が深くなるという考え自体が浅はかなような気がします。そういうことやないやろ!と叫ばずにはいられません(叫)。両親が仲良く遊びに行っている間、子供が家で留守番をして好きなことしていても良いじゃないですか。主従関係じゃないんだから、思い立ったようにある日興味のないところを一緒に連れ回っても、お互いに疲れるだけではないでしょうか? 家族なんてひとつのチームとしてある程度割り切って、ドライに付き合っても良いと思うんですけどね。あんまりべたべたしてるとかえって溝が深まったりすることもあるでしょう。もちろん同じ家に住んでいるのなら日々のコミュニケーションは大切です。と思っていたら、チラシにはさらに「心の東京ルール」なんてのも書かれています(太字はチラシに準拠)。サブタイトルが“7つの呼びかけ”。

・毎日きちんとあいさつさせよう
・他人の子どもでも叱ろう
・子どもに手伝いをさせよう
・ねだる子どもにがまんをさせよう
・先人や目上の人を敬う心を育てよう
・体験の中で子どもをきたえよう
・子どもにその日のことをさせよう

以上がその7つですが、思わず笑ってしまいますね。内容的に親に向けたルールなのに、中途半端にひらがなで書かれているのは序の口で、「〜させよう」という使役を強要しているところなんか冗談かと思えてきます。これではあまりにも子供に期待し過ぎではないかと。お父さん・お母さんはそんなこと言ってないで、まず自らが挨拶し、手伝い、我慢し、他人を敬い、話をすることを心掛けるべきではないでしょうか。親がそういうことを実践していたら、その姿を見た子供はきっと真似をしたくなるでしょうし、そういうことが普通だと思うはずです。 こうやって大々的に推進運動が行なわれていると、余計によっぽど荒んでいるんだなという印象を受けてしまいますね。病んでるなあ東京(しみじみ)。


(10/24) 突然ですが寝坊をすることのメリットには何があるか考えてみましょう。というか、無理矢理でもメリットを見い出して最近の寝坊続きを自分の中で正当化しないとやってられないので、考えるのです(笑)。

 まず考えられるのは「朝食(場合によっては昼食も)を食べなくて済む」ということでしょうか。寝てればそんなにお腹も空かないし、その結果一日の食費が安く済むという効能があります。ただし、食事以外の間食が増えたりその日の夜に夜食を食べてしまうという、帳じり合わせが行なわれることに目を瞑ればという条件がつきますが(それでもメリットか)。え〜と、それからですね、他に考えられるメリットとしては「気持ちの良い睡眠が得られる」あたりでしょうか。これは起きなきゃやばいんじゃないかな〜と無意識で思いながらそれでも寝続けるという、ある種ルールをやぶるときの快感にも似た気持ち良さが得られる可能性があります(事実、二度寝しているときは気持ち良いんだよね)。もちろんこの場合も、起きた後にやってくる激しい後悔の念を無視すればの話ですが(目を背けてばっかりか)。あと例を挙げるとすれば、「かかってきた重要かもしれない電話に出ることができる」というのも考えられますが、かかってくるのは間違い電話かくだらないセールス電話がほとんどなので、あまりメリットとは言えませんね(<だったら挙げるなよ)。あそうそう、とっておきのメリットがありました。それは「宅配便を受け取ることができる」です。うん、これは確実にメリットかな。いつも昼間は家を留守にしているので、郵便受には不在票が挟まれていることが多く、後で再配達の依頼の電話をしなきゃいけないし、しかも配達を待つために家に拘束される時間が必要になってくるという非効率さがもったいないんですよね。だから直接1回目の配達で宅配便を受け取ることができるというのは、自分にとっても二度手間にならず、配達も1回で済むことから自動車の排ガスも減って燃料も節約されて、地球的に見ても効率が良いこと尽くしですよ(笑)。つまり、寝坊によって地球環境が守られると言っても過言ではありません。これをメリットと呼ばずにいられようか、いやいられまい。そう、これからは寝坊なんだよ!21世紀は寝坊の時代なのだ!(<飛躍し過ぎ)

 冗談はさておき、この日も昼前に目が覚めたのですが、出かける準備をしているときにちょうど宅配便が届いたのです。そして寝坊をしていたおかげで受け取ることができました(笑)。届けられたのは、那古野コネクションで集めたチョコボールの銀のエンゼルで当てた「月のカンヅメ」です。わーいわーい、これはチョコボールがリニューアルして新しくなったカンヅメです(にこにこ)。しかし、箱から出して早速中身を確認しようとするも、初めのうちは開け方が判りませんでした(苦笑)。いろいろ試行錯誤してよやく開けることに成功(案外単純だった)。で、気になる中身は・・秘密です(にっこり)。中に入っていた紙に「他に集めている人もいるので内緒にしといてね」という注意書きがあったからね。気になる人は自分で当てるか、那古野コネクションに入りましょう(<勧誘手段にするのかよ)。まあこれだけではなんなんで、外側ぐらいはここに公開。残るは「太陽のカンヅメ」ですね。頑張って(具体的にはチョコボールをたくさん食べて)森先生のおもちゃの缶詰いろいろをプレゼントする予定の12月までには当てたいところ。

 昼食はなしで、大学に来て午後1時半からはD1が集まって勉強会をしました。題材はK辺先生が作成した教科書につける予定の付録で、量子力学について書かれたものです。その原稿のチェックを兼ねてちょっとした勉強会をすることにしたというわけ。式を追うだけでも結構骨が折れます。やってることは高校物理レベルなんですけどね。


(10/25) 昨夜夢を見ました。ほぼ日のTシャツロコTを着ていて、水道から水を出そうとしたら、何故か水があらぬ方向に飛び散ってそのTシャツにかかり、濡れたところがなんと茶色になってしまったのです。Tシャツ台なし。あ〜あと残念がっていたのをはっきり覚えています。それからどうつながったのか不明ですが、何故か誰かの嘔吐物を袋に回収していて、近くにあった道路を渡ったところにある水を張ってない田んぼの隅にそれを捨てていました(汚い話だこと)。しかもその道には雪が積もっていてちょっと歩きにくかったような気がします。そして、その様子をうちの講座の犬Z君に見られて何か言われていましたね(非難ではなかった)。風景や色は鮮明に覚えているのですが、一体何がしたかったのかはよく解りません。でもまあ、夢ですからね(笑)。特にオチもありませんし。

 月曜日にまとめて買っていたチョコエッグ4つを少しずつ食べました。しかし4個中2個がダブりんこ。ペルシャ(チンチラシルバー)日本猫(雉+白)のネコ組がそれ。新たにゲットしたのは、キエリクロボタンインコ(ブルーボタン)ヒョウモントカゲモドキ(ノーマル)でした。

 実は昨日生協でチョコエッグを新たに2つ購入していましたが、これはサロンの冷凍庫に入れて冷やして保存しています。と正直に書いていますが盗らないでね(笑)。この日はT辺氏とともにサンプルの測定をしました。これが結構時間がかかり自分のサンプルが測定できたのは午後6時半頃でした。しかし、午後6時からはうちの講座に仮配属が決まった3年生の新歓コンパがあったのです。仕方ないので遅れていったわけですが、何故かこんな恰好をしての登場となりました(笑)。後半では、これまた何故かあいぶっ君を部屋に持ち込み、「プチモビクス」のDVDを見ながら踊りの練習をするという行動にも出てしまいましたね。お恥ずかしい限り。なんか3年生にそんな人だと思われてしまったっぽいのが不安だなあ。普段からアフロかぶったり、プチモビクスを踊ったりしている人、みたいにね。まあ、当たらずとも遠からじですが、本当は「三人祭」の踊りもマスタしているレベルです(冗談です)。来年度は講座の人数もまた増えそうなので、賑やかになりそうですね。結構酔ってしまったので、ふらふら帰宅してぐっすり睡眠でした。そろそろ本格的に閉鎖モードかも。


(10/26) 生活リズムがずれてます。一般に朝と呼ばれるような時間帯に起きることはほとんど不可能に思えてきました(苦笑)。目を覚ますことはできるのです、一度くらいなら。しかし、眠りにつく時間がそもそもずれ込んでいるため、ラジオで一瞬目が覚めたとしても、再び眠りに就くのは自然の摂理と言えます。朝方がだんだんと寒くなってきた近頃においてはなおのこと、こたつに潜り込み直してでも寝てしまいます。あ〜極楽極楽(ほかほか)。な〜んてやってるから!すっかり忘れていましたよ。今日は午前10時半から、講座内で同位体の測定をする人が集まって今年度のマシンタイムの調整をする予定だったのです。そのことに気づいたのは、11時過ぎにのこのこ大学にやってきて自分の机に座ろうとしたときですよ(とほほ)。忘れていたのは仕方ないとしても(仕方ないのか)、せめて早起きして朝のうちに大学に来ていたら、集まりに遅れることはなかったろうに・・。と思うとなんだかしみじみ。まぁ、すぐに現在の研究に支障が出ることはないですが、今後同じようなことがないように気をつけなければ。他の人に迷惑をかけかねないですから。

 反省から始まる金曜日。来週月曜日のコロキウム発表のための準備はぐんぐん進んで完成度が2%ぐらいに(<全然進んでないやん!)。午後4時頃、息抜きとして(進んでないくせに)生協へ行って、少し前から狙っていたノートパソコン用のメモリをついに購入しました。最近は本当に安くなって、ノート用の256MBでも1万円強で買えます。1年前に比べても夢のような値段。それからFirewireケーブルも買ってきて、セレン君(iMac)とあいぶっ君(iBook)をつなげて遊んでみました。これで一方を外付けのハードディスクとして扱うことができるのです。そうそう、実はあいぶっ君の方は半分くらいOSXで起動しています。購入した当初からOSXはインストールされていましたが動きが遅くて全然使えない印象でした。しかし、最近のバージョンアップを施したことによって幾らか快適な操作環境になりましたね。まだ若干苦しいところはありますが、DVDの再生が他の作業をしていても滞りなく続くのは嬉しいです(昨日もOSX上で「プチモビクス」を見ていた)。メモリの拡張によってかなりバージョンアップされた感のあるあいぶっ君ですが、あとは無線LANのカード(AirMacカード)をセレン君ともども導入して、無線ネットワーク環境を構築するくらいかな。無線なら席替えがあってもLANの配線を気にする必要がないですからね。でも一番欲しいのはG4Cube(もう売ってないのが残念)。あ、マッキントの話ばかりですみません(にこにこ)。

 生協ではチョコエッグも新たに2つ買ってきて、サロンの冷凍庫へ。そしたら準備が着々と進められていました。何の準備かと言えば、昨日に続いて二日連続の飲み会なのです。今日は助手のA原先生がスイスから帰国したことが口実。午後6時半頃から始まって、途中で帰る人は帰って最終的には9時頃まで続いたでしょうか。昨夜ほどではないですが、程よく酔ってしまって、もうコロキウムの準備なんかできやしません(苦笑)。料理は鍋いろいろでお腹もいっぱいになりました。会場となった講義室を片付けてサロンで一服。その後お腹も張ってきて苦しかったですが、帰宅したのは日付が変わって午前2時頃になりました。依然として閉鎖モード。


(10/27) 気がつけばもう土曜日。もうダメだ!という焦燥感と、なんとかなる!という根拠のない自信が交互に感情を揺さぶる時期です。もうコロキウムまで2日しかありません。2日で何ができると言うのだ。いや、2日あればそれなりにいけそうかも。ほら、すでに揺さぶられてます(ゆ〜らゆら)。

 そうそう、先日知らずにウソをついていたことが本日発覚しました。それは「レインボーポッキー」です。以前、関東限定らしいとかなんとか書きましたが、なんと近くのローソンでもこれ売ってるじゃないですか(がーん)。東京で見た「限定」という文字はなんだったのでしょうか。もしかして秋限定という意味か? それともやっぱり関東限定だったものが、最近になって名古屋でも売り出すようになっただけでしょうか。まさか、日本限定ってことはないでしょうね。嘘じゃないけど、そんなこと言ったら「娘。ポッキー」だって日本限定になってしまうし。地球限定とか宇宙限定という可能性も捨て切れませんが、そうなったらもう何でもありです(笑)。味噌煮込みうどんういろうが「宇宙限定」と書かれて販売されていても、文句は言えません。

 そう言えば昔、宇宙刑事シャリバンとかギャバンとか「宇宙」を標榜していたヒーローがいましたけど、いつも地球で戦っていたような気がします。子供心に行動範囲が狭い宇宙刑事だなあと感じていました(ウソ)。しかし、そうか地球も宇宙に含まれるという道理だったのか(ふむふむ)。ただ、どこらへんが刑事だったのかはいまいち不明。よく覚えていません。「宇宙」を冠することで意味を拡散させ適当に誤魔化していたのかもしれませんね。ということで、いろいろなものに付けてみるべし。宇宙消防士(他の惑星に火を消しに行く前に鎮火してそう)、宇宙県職員(宇宙ステーションに出張所があるのでしょう)、宇宙飛行士(これは普通)、宇宙自動車(宇宙船があるんだから自動車にも)、宇宙補聴器(真空中では聞こえないはずだから)、宇宙喪中(語呂合わせ?)、宇宙電話(有線のね<ケーブル張るのかよ!)、宇宙テディ(星の数ほど種類があって集めるのが大変)、宇宙洗濯機(無重力の力で頑固な汚れもスッキリか)、宇宙温泉(宇宙線の効能で肩凝りも一発解消<死ぬからね)、宇宙ミステリィ(ブラックホールを凶器に用いてこそ物理トリックと言えよう)、宇宙富士(お金を貸してくれるらしい<それは武富士)、宇宙婦人(ダジャレかよ)、宇宙サーモンマック(宇宙限定になればいつでも食べられるのに<久々のサーモンマック同好会)、宇宙貿易センタービル(テロ予防のため宇宙に建設するのはどうか)などなど。くだらんこと書いてるなあ(笑)。

 コロキウムの準備は50%ぐらいにまでなんとか。しかし、まだまだ全容が見えてきません(汗)。実際のOHPを作るのは明日の仕事にするつもりですが、どうなることやら・・。本日の食事はローソンで買ってきたおにぎり手巻寿司を夕食に食べたのみ。メールチェックぐらいしか余裕のない閉鎖モード継続中。


(10/28) 曇り空の日曜日。起きたらお昼を過ぎていました。予定通りです(笑)。こうやって目覚めの時間を通常から遅らせることによって、比較的眠くならずに夜を徹して作業を続けられ、翌朝のコロキウムにも遅刻せずに出席できるという寸法。その分、翌日の午後は眠くなってしまうこと請け合いですが、切迫しているこの状況ではそんな先のことを心配している余裕なんてありません。そんなわけで午後はひたすらコロキウム準備。

 夕食は本山方面にT辺氏とH君と3人で行きました。うどん料理の店に入って玉子丼とそばを注文。うどんよりそばが50円高かったのはうどん料理屋だからでしょうか。そもそも本山方面に夕食で来ることは滅多にないのですが、実は銭湯に行くという別の目的もあったのです(笑)。もういい加減水のシャワーばかり浴びてられませんからね(<だから早く直せって!)。本山にある銭湯はその名も本山温泉。うどん料理屋から近いところにあります。というわけで食後2人と別れて独りで入りに行ったしだいです。もちろん着替えやタオルはあららこめ持参していました。銭湯に入るのは久しぶりでしたが、イメージしていた入ったらいきなり番台という形にはなってなくて、ちょっとした共通スペースがあり、そこから男女それぞれの風呂場(脱衣場)に通じているという造りをしています。だから、残念ながら番台越しにチラッと見えるなんてこともありません(何が?)。昔ながらの銭湯ではなく、いわゆる公衆浴場といった雰囲気ですね(最近の銭湯は全部こうなのかな)。

 浴場に入ってみると「温泉」と言いながらもそこはやっぱり銭湯、蛇口とシャワーのセットがずらっと並んでいて3分の2が洗い場です。シャワーには壁に固定されているタイプとホースが延びていて取り外し可能なタイプがあり、蛇口部分もお湯だけ出るものとお湯と水が両方出るものの2タイプがありました。そして何より、セッケンが常備されてないのです。久しぶりだったのでマイセッケンを持って行くか、銭湯で買うしかないことをすっかり忘れていました。しかし、捨てる神あれば拾うセッケンあり(笑)。おそらく誰かがこの銭湯で買って使い終わったものだと思われる、小さくて薄っぺらいセッケンが置いてありました。封を開けてしまえば裸なので(セッケンがね。もちろん自分も裸だけど)持って帰るわけにもいかなかったのでしょう。資源は大切にしなければいけません。ということでそれが置いてあった場所に座り、有効利用してあげたのさ(にこにこ)。もともとセッケンが常備してあると思って来ているので、他人が使ったやつだろうが気にしません。どうせセッケンだし、汚れも落ちるでしょうという判断。で、座ったその場所はシャワーが固定タイプで、蛇口がお湯と水両方出るタイプでした。当然、お湯と水は別々の蛇口から出るようになっていて大きなボタンを押している間だけ出ます。昔よく行っていた銭湯もこのタイプだったので、そのときの癖でお湯のボタンと水のボタンを同時に押して洗面器に入れようとしたのですが、これがどうもぬるいのです。もしやと思い、恐る恐る蛇口から出るお湯に触れてみたら、なんとこのお湯ちょうど良い温度じゃないですか! おうおうおうおう!こちとらてっきり熱々の湯が出てくるもんだと尻まくって待ってるところに、出てきやがったのは適温の湯ときたもんだ。そんなこっちゃ拍子抜けするってもんだぜ、おめぇさん(江戸っ子風味)。昔はお湯と水の交ぜ加減で温度調節ができたのに、これじゃあ熱めのお湯を浴びる楽しみもないですね(火傷の心配はないけど)。親切設計になったというかお節介になったというか、時代が変わったということでしょうか(しみじみ)。とまあ、そんな感慨にふけりながらも39.3度の浴槽(デジタル表示されている)でのぼせるくらい浸かってしまいました。気泡風呂とかジェット風呂とかがあって、気持ち良いんだなあこれが。痔に効きそう(笑)。

 まだまだ家の風呂を修理することが出来なさそう(時間的に)なので、帰る時に回数券(10枚つづりで3500円)を買いました。しばらく銭湯通いが続きそうです。その帰り、マツザカヤストアに寄って食材は買わずに、みかんチョコボールバースデーテディを購入(料理する気なしやな)。バースデーテディは買い占めです(笑)。と言っても、残りが9箱しかなかったからですけど(9箱も買ったのか)。それはそうと気になるのが、テディの売り場スペースが縮小されていた、というか自分が残りを全部買ってしまったのでもうスペースがなくなってしまったことです。今後新たに入荷されなければもうここで買うことができません。せっかく安く売ってたところなのにねぇ。新たな場所を開拓すべきかどうか・・(他にすることはないのか!)。

 大学に戻って来てからは、再びコロキウム準備に専念の夜。ポツポツと雨が降っていたでしょうか。


(10/29) 引き続き起きたまま迎える月曜日。夜中もず〜とコロキウム準備でOHPを作ったりしてました。こういうときにBGMとして最適なのは、知らない曲ですね。聞こえてるだけじゃ意味も理解しなくて済むという理由で、特に洋楽が良いです。というわけで、マッキントで作業しながら同時にiTunesにてインターネットラジオ(今のところ洋楽しか聴けない)を流していました。単純に音楽だけが流れているよりも、たまにDJっぽい人のトークが混じったりする方が、なんとなく徹夜しているという臨場感(実際徹夜してるんだけど)が感じられて、テスト前に一所懸命勉強していた懐かしい日々のことが思い出されますね。まぁ、思い出したところで作業の効率がアップするというわけではありませんが(苦笑)。そんわけで作業は牛歩のごとくゆっくり進み、昨日のみかんを10個消費したところで夜が明けました。ひょっとすれば少し仮眠をとる時間ぐらい出来そうかと期待していたのですが、ようやくひと段落ついたのは朝の8時頃でしたね。9時半からがコロキウムですから、今さら寝てはいられません。残りの時間は発表内容の確認をしたり、紅茶を飲んだりしながら過ごしていました。

 夕食後(っていきなり話が飛んでいますが、記憶も飛んでいます)、留守をしていて受け取れなかった配達記録を、寒い中遠い遠いS和郵便局まで自転車で取りに行きました。昼間はまだ暖かさが残っているこの季節ですが、さすがに夜ともなると冷え込みますね。そろそろ手袋が必要になりそうです。で、取りに行った配達記録は何かというと、ず〜っと前に明治製菓トミー共同企画(10月末日まで)で製品(「365日のバースデーテディ」)の箱に書かれているIDナンバを使ってネット上でスロットを回した結果当選していた、「マイ・オリジナルタグ」でした(わ〜い)。これはバースデーテディについているタグと同じタイプで、自分の好きな名前と誕生日が記載されたバージョンがもらえるというものなのです(残念ながらテディはもらえない)。前にも書きましたが、実はこれ4つも当選していて、しかも同じときに当たったものだったので、都合の良いことに4つまとめて受け取ることができました。4つのうち1つは当然自分の名前と誕生日が入っているものです(笑)。あとの3つはね〜、ひ・み・つ(にっこり)。もし今後、このタグを受け取るようなことがあった人は、どうかこっそり喜んでいてください(「当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます」みたいな)。おそらくここを見てないだろう人も含まれているけどね。と書いておけば、たとえ誰にもあげなくても「あなたではない」と言って済ませられるという作戦だったりして〜(笑)。一応証拠は残しておきましょう。アップだとこんなふう。 。

 この配達記録を取りに行くついでに、杁中にて往きにピクミン、帰りに犬ごよみ(2002年)を購入しました。いやあ、どちらも心が和みますね。犬ごよみは来年用なのでまだ見てないですけど、ピクミンは良いですよ〜(にこにこ)。不思議な感覚のゲームです。生活時間をずらしていたとはいえ、徹夜してからまともに寝ないまま、遊び続けてまた夜更かしをしてしまいました(苦笑)。禁欲生活が続いていたからねぇ、つい。

 それから、まだまだストックがあるチョコエッグですが、ついに出ましたウェルシュ・コーギー。うほほ、君を待っていたんだよ。ようやく出てきてくれたね。いやあ嬉しいけど、目つきが悪いな(笑)。あと、錦鯉(三色)も出ましたが、魚はどっちでもいいです(魚には冷たい)。


(10/30) そうだそうだ、書き忘れていました。昨夜は配達記録やゲームソフトやカレンダを手に入れてから一度家に帰って、少し遊んだ後再び銭湯に行くために出かけたのです。しかし、遊び過ぎたのがいけなかった。午後11時半くらいに家を飛び出し、自転車で寒空の下本山温泉に向かったのですが、時すでに遅しでした。ネオンの明かりがついているはずの「ゆ」の文字は暗く、営業時間が終わってしまったようなのです(がーん)。近づいてみても入口も暗く、営業しているようには見えません。しかたないか・・と一瞬諦めかけましたが、もうひとつ有力な銭湯があったことを思い出しました。本山からはN大学を挟んで逆方向ですが、大学から比較的近いそちら側にも山花温泉という銭湯があるのです。たしかこちらは夜の12時まで営業していると聞いたような記憶。今からならまだ間に合うかもしれない、と一縷の望みをその銭湯に託し、自転車を走らせました。10分弱ぐらいかかってようやく山花町に辿り着き、銭湯の看板を仰ぎ見てみると・・暗い。とっほ〜こっちもかよ。と営業時間内に間に合わなかったのだと、そのときは思っていましたが、後ほど聞いたところによると、実は山花温泉は月曜定休日だったのです(ダブルショーック!)。昨日は初めからやってなかったってことですか(しょげ〜)。なんとまあ、お間抜けな話で。ちなみに本山温泉の方は営業時間が午後11時までらしい。はっ、こっちも向かったときにはすでにやってなかったということですよ。結局お風呂には入りそびれ、夜中に軽い自転車運動をした事実だけが残ったのでした(苦笑)。っていうか、営業時間定休日には気をつけましょう。

 で、無駄足を踏んで帰宅したその後、早く寝ればいいものを、眠さを堪えてまで再びピクミンで遊んでしまったのです(少しずつ遊ぶということが苦手)。しかしこれがいけなかった(そんなことばっかり言ってる)。火曜日の本日はお昼を過ぎてもなお眠り続けることになり、午後3時になってからようやく目を覚ますという有様でした。そしてまもなく脳裏をよぎるイヤな予感。うわーっ、出るつもりだった授業が授業が、もう終わってるじゃん! ああ、その授業は先週も寝坊して出れなかったやつですよ。まったく、なにやってんでしょうか。単位が必要というわけじゃないですが、そんなこととは関係なしに純粋に面白そうだし、勉強になりそうだから出たい出たいと常々思っている授業だったので、余計に出席できなかったことが悔しいったらありゃしません。もう!自分にぷんぷんですよ。愛想が尽きたぞ! 誰かこんな私をどうにかしてくれ。っていうか起こしてください(苦笑)。やり切れないなあ・・。くっそー、来週こそは出席できるように頑張るぞう!オー!

 その授業に関係して午後4時頃からは、D1が3人集まっての勉強会。これには参加することができました。量子力学の勉強の続きです。しかし、今日できたのはシュレーディンガー方程式を極座標系に変換するために一般的な偏微分の式を確認するくらいでした。やってることは数学です。もうね、自分で関数を微分していって、プリントに書かれている式をなぞるのがやっと。移項して符号を間違うくらいですよ(笑)。高校時代の受験勉強を思い出しますね。「数学なんて何の役にも立たないだって?」「そうそう、どこで編微分とか使うって言うんだよ」「そんなこと言ってたらきっと後悔するよ、大学院で」

 夕食後、今夜こそはと意気込み充分で銭湯に行きました。前回買った回数券は名古屋市の銭湯ならどこでも共通みたいですが、向かったのは本山温泉です。すでに勝手が分かっているというのが大きな理由。2回目にして行きつけの銭湯になりそうな予感ですね。前回同様脱衣場で衣類を脱ぎロッカに入れ、浴場へ入りました(いたって普通)。入るとまずセッケンを探します(笑)。今回も用意してなかったからねぇ。というか初めから現地調達できると踏んで来てますが。その結果見える範囲では1個が残っているのみでした。しかし、ここで露骨にその場所へ向かってはちょっとみっともないと言えなくもないので、念のため一度別の場所に座ってお湯を流したりして機会を伺い、人目が離れたところでセッケンのある場所へ移動するという細かい演技をしてしまいました(笑)。その後、無事を身体を洗って、浴槽に浸かってしばらくしたときです。重大なことに気づきました。ロッカーの鍵をかけ忘れていたのです。脱いできた衣類には100万円と書かれた紙なら10枚くらい入る財布が入っていたから気が気でありません(おろおろ)。とはいえ、身体もまだ温まっていなかったしすぐには出ませんよ〜(おろおろ<って心配なら早く出ろ!)。まあ、他の人がいるところで他人の衣類を漁る勇気のある人はいないだろうしね。というわけであくまでも余裕の表情で浴場から脱衣場へ。そしたらなんと、鍵がかかっていないどころか、ロッカの扉まで全開でした(大笑)<笑い事じゃない。幸い何も盗られた様子はなかったから良かったようなものの、うっかりしてるにも程があるなあ。慣れないことをするときは注意を怠ってはいけませんね。やれやれ。


(10/31) ようやく午前中に起きれるようになりました。天気の良かった水曜日の本日は、午前10時には確実に起床。ただ、その後寒くてこたつに潜って1時間ぐらい粘ってしまいましたけど(苦笑)。こんなことでは本格的な冬が思い遣られますね。お昼前には大学へ。しかし昼食は食べず。午後は次なる実験へ向けての準備とかいろいろ。

 テディのページを久しぶりに更新しました。新たなテディたちが大量アップされています。あ、そうそう、実は大学の生協でいよいよテディの【Part2】が売り出されていましたよ! もう、よくやった!偉い!生協バンザーイ!ってな感じです(笑)。直前までチョコエッグを買おうとしていましたが、テディを発見して急遽買うのをやめたほどです。これで自分はチョコエッグよりも、まだテディに力を入れているらしいことが判明。期せずして新たな購入場所が見つかってしまいましたね。たぶん生協で買う人なんて知れているからほとんど自分が買うことになるんだろうけど、少しずつ買っていきますよ〜(にこにこ)。それからチョコボールも2つ狙って買ったら、1つは見事銀のエンゼルが出ました。なんかお菓子づいてるこの頃です。夕食後、いつものように銭湯へ行きましたが、以下は少し「ライ麦畑でつかまえて」風に。改行がなくて読みにくくてすみません。

 今日ももちろん銭湯に行ったんだけど、何かと新たな発見というか出会いってものはあるもんだよ。そのおじさんが現れたのは、僕がもう浴場から出てきて服を着ていたときだった。こっちはすでに生まれたときの姿とはかなり離れたところまで服を着ていたんだけど、そのおじさんはたとえ服を着ていなかったとしても生まれたままの姿からは掛け離れているだろうなって簡単に想像できたね。もうそれくらいヨボヨボなのさ。そして動作もいちいちゆっくりしてんだなあ、これが。ロッカに荷物を入れて、普通ならすぐに服を脱ぐと思うだろ? お風呂に入るんだから。しかしそうはいかないんだよ。そのおじさん何をするかと思えば荷物の中からシャンプーらしきものとか、お風呂用具を一式出しては上の棚に並べ始めたね。それも骨董品でも扱うみたいにゆっくりした動きだよ。しかも並べ終わってからも、しばらく辺りを見ては考え事をしているふうだし、なかなか服を脱ぐそぶりもみせないんだな。一体何を考えてんだかね。横にいると思わず、早く脱いだらどうですか?なんて声をかけたくなるくらいにのんびりなんだよ。もう涙が出るくらいにね。気になり出したらこっちまでなんだか動きが遅くなってさ、なかなか脱衣場を去りがたくなっちゃうんだよね。いい加減しびれがきれそうだったけど、おじさんもようやくズボンのベルトを抜き出して、こっちとしてはほっと一安心。良かったぁ、ちゃんとお風呂に入ることは忘れてなかったんだ、ってね。でもその後の行動にはさらに驚き桃の木柿八年だったよ。ちなみに金八先生って金曜8時からの放送だったから金八になったんだってこの前聞いて少し驚いたな。全然ちなんでないけどさ。えっとそうそう、ズボンを脱いでる途中でだよ、おじさんポケットから何かを発見したらしく、それをこれまたゆっくりとした動作で取り出しにかかるんだなあ。ズボンをずらしたままなんだよ。これにはまいったね。あれはもう、ゆっくりてなもんじゃないよ。セントバーナードって犬知ってるかな。図体がやたらでかくて普段の動きはゆっくりのっそりしてるやつさ。その犬がエサを食べ終わって昼寝の場所を見つけるまでがまたいつもにも増してのんびりしてるんだけど、そんなのんびりした動きよりも遥かに遅いんだ。ウミガメの歩みを録画して最新型のビデオデッキでスロー機能を使って再生しても、おじさんのその動きよりかは確実に速いと言えるね。ズボンのポケットからただ物を取り出すだけだよ。信じられるかい? それでもってようやく取り出したものをさ、またまた同じくらいの時間かけて荷物の中の小袋みたいな物に入れようとするもんだから、もう可笑しくってさ、おじさんには悪いけど笑いを堪えるので必死だったな。本当にお風呂に入る気あるの?って感じ。あれじゃ、ズボンを脱ぐ前に陽が暮れること請け合いだよ。いや、もうとっくに暮れてるんだけどさ。残念ながらおじさんが本当にお風呂に入ったのかどうかは定かじゃないんだな。うん、これだけはちょっと判らない。なぜって、僕の方が服を着終わって脱衣場から出て行ったからね。だからその後どうなったのかは判らないのさ。たぶん今頃シャツのポケットを漁ってるんじゃないかな。とにかく、次に行った時にそのおじさんがまだ服を脱ぎきってなかったって、僕は全然驚かないだろうね。賭けたっていいよ。あそうそう、勘違いしないでほしいんだけど、僕は別におじさんの方をじっと見ていたわけじゃないからね。結構詳しく書いといてなんだけどさ。横にやってきてあまりにもゆっくりしてたからちょっと気になっただけで、あのおじさんが横にいたら誰だって気になるはずだよ。それにしても、知らない人が集まる場所って面白いと思うよほんと。そういう意味じゃ銭湯は人間観察にはもってこいだね。人間、裸になるといろいろ見えちゃうもの、身体だけじゃなくてさ。だからもう少し銭湯通いを続けてもいいかなって思う。あのおじさんのその後も気になるしね。


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