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日々これ勉強(2001年10月の前半)

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地球の10月加速度(の前半)

(10/1) 誰も気づいていないかもしれませんが、9月30日付の日記で書いた「どんぐりころころ」の歌詞の間違いを、留守中にNさんよりご指摘いただいていましたので、遅ればせながら恥の上塗り感覚で訂正しておきます(笑)。えっと、「どんぐりころころ、どんぐりこ」と書いていましたが、正確には「どんぐりころころ、どんぶりこ」でしたね。“どんぶりこ”というのはどんぐりが水の中に入ったときの擬音語だとか。言われてみれば、なるほどです。というか、本当は知っていたのに冷静さを失って間違えて書いてしまったことを、ご指摘いただいてしまったのが悔しい(笑)。かと言って戻って文章を修正するのはもっと悔しいので、間違いを正当化できるもっともらしい理由を考えてみましょう!(今さら〜) 

【1】「b」のキーと「g」のキーを打ち間違った結果、偶然にも「どんぶり」が「どんぐり」になってしまった(近しね)。
【2】わざと間違った歌詞を書いておいてみんなの知的レベルを試した、というかNさんを試した(個人狙いか!)。
【3】正確な歌詞を知っている人に優越感を持ってもらうためのサービスだった(卑屈やな)。
【4】「どんぐりころころ」にそっくりだけど、実はそういう歌詞のオリジナルの歌のことを書いていた(もしくは替え歌)。
【5】2番では、どんぐりは結局「泣いてはどじょうを困らせ」て終わっているだけでハッピィエンドとは言えない(理由になってない)。
【6】調べてみたらこういうところがヒットした(音楽付き)<だから理由になってないって!
【7】そもそもがこうやって無駄話を書くための伏線だった(それで正当化されるのか?)。

 閑話休題。この日は地球惑星科学教室以外の人を対象にした学生主体の学外セミナの1日目。今回のセミナの舞台は福井県です。前夜はその準備をしていて午前3時頃の就寝でしたが、起きたのは午前7時。もっと眠りたい身体に冷たいシャワーを浴びせて8時に大学へ。朝から激しい雨でした。参加者は例年になく1、2年生が多く、バスは補助席まで倒していっぱいっぱいだった模様ですが、雨なのにみんなちゃんと集まってくれたようです(学外セミナ委員の中に風邪をひいて来れなくなった人はいましたが<「天一」に行ったという噂あり<半額セールだから)。予定出発時刻の9時には出発できたと思います。バスはそんな状況なので教官1人と学生4人が公用車のプラドで別行動となりました。まさにそのプラドに乗りっぱの3日間だったので、残念ながらバスの中の様子は知らないので書くことができませんが、往きではそれぞれの自己紹介が行なわれていたようです。第一目的地は敦賀にある高速増殖炉「もんじゅ」。そこまではY田先生がプラドを運転されたのですが、車に乗るのが1年ぶりくらいらしく、高速道路では大雨に降られるし、それはもうドキドキものでした(苦笑)。途中養老サービスエリアで休憩をしてから、再び敦賀に向けて出発。バスの中で自己紹介ができなかったのが心残りですが、もっと心残りなのはバスガイドさんを間近で見れなかったことですね(笑)。車に乗ること2時間半。雨もやがて上がり空には青空が見えてきた頃、我々の視界に飛び込んで来たのは南の海と見紛うかというくらいエメラルドグリーンの海でした。遠浅の海が太陽の光を浴びてとても綺麗です。同乗者のO井君曰く「我々の汚い心が洗われるかのような景色じゃないですか?」。

 バスに先を越されましたが、12時前には核燃料サイクル機構の「もんじゅ」のそばにあるエムシースクエアという施設に到着。そこの会議室のような部屋に案内され、遅ればせながらみんなと一緒に用意されたお弁当をいただきました。諸注意を聞いた後、12時10分からはいよいよ見学会の開始となりました。まずはエムシースクエア内に展示されているものの見学です。ちなみに「エムシースクエア」とは「もんじゅ」の「M」と「コミュニケーション」の「C」を取って、「もんじゅ」のことを知ってもらう広場(スクエア)という意味が込められているそうで、アインシュタインのエネルギィと質量が等価であるという式「E=mc2(エムシースクエア)」にもかけているそうな(どっちかは後付けでしょうけど)。さて、そこで最初に見たのは「3Dハイビジョンで観るエネルギィ問題ともんじゅ」みたいな感じの数分の映像。立派なホールに入ると座席にはこういったものが用意されていて、この3Dメガネをかけて鑑賞します(ディズニーランド以来か)。中央の箱は記念品のライト付きのボールペン。ホールの前方はこんな感じ。映像の内容は確かに立体的に見えるものでしたが、特に3Dにする必要があるとは思えない内容だった気がします(というか、いかにも3Dにするために撮ったとしか思えない場面さえも見受けられました)。まあ、ちょっとした子供騙しにはなるでしょうけど、なんかその小手先感がお役所的ですね〜。その後は2班に別れて施設内の展示物をお姉さんたちに案内してもらいました。このときからハンディな受信機を首から下げてイヤホンを片耳に装着することになります。これはチャンネルがいくつかあって、班ごとにそれぞれお姉さんの持つ送信機からの信号を受けて遠くからでも説明を間近に聴くことができる代物です。だからチャンネルを変えて別の班のお姉さんの声を聴くこともできます(わ〜いっていうか混乱)。そうやって、1階ではメガネいらずで立体映像が見られるところや、立体的な小さな人が「もんじゅ」の仕組みを案内してくれるマジックビジョンや、「もんじゅ」の25分の1スケール模型や、スケールダウンした蒸気発生器の断面(実際に稼動した試験体はこちら)とか炉心断面とか燃料棒とか、ナトリウム漏えい事故の原因となった破損した温度計部分の説明を次々に受けました。事故があってから、簡単にはセンサ部分が折れることのない改良型の温度計を開発していることが主張されていましたね。2階に上がってみると、今度はナトリウムの温度を管の外から測れる超音波型温度計が展示されていたり、温度計には力が入っている模様。「もんじゅ」に関することを勉強できるパソコンコーナでは20周年記念マックを見つけてしまいましたが、それに触る時間もなくお姉さんによる案内はどんどん進むのです(残念)。あとは、「もんじゅ」が建っている地域のジオラマを見たり、窓から綺麗な海辺を眺めたり、なぜか福井の名産品も見ました(笑)。それからこんなものも発見(プリクラらしい)。エムシースクエアでの見学はここまで。この後バスに乗って移動し、少し離れたところにあるナトリウム取扱研修棟保守研修棟という施設の見学となりました。

 さて続き。現在広く普及している原子力発電は軽水炉型で、ウランが核分裂する時の熱を水を使って冷却し、その結果発生する水蒸気で発電機のタービンを廻す構造をしていますが、「もんじゅ」のような高速増殖炉と呼ばれる型では、水の代わりに液体状の金属ナトリウムを用いて核分裂による熱を伝えて、その熱がさらに外側で循環する水を高圧の水蒸気に変えて、その水蒸気で発電機のタービンを廻す仕組みになっています。このナトリウムが以前漏れたわけですね(ただし2次系なので放射性物質漏れはなし)。で、金属ナトリウムは反応性が高く取扱いに注意を要するため、「もんじゅ」のそばにはナトリウム研修棟が建てられていて、ここでナトリウムの取扱いについての技術などを身につけるようになっているそうです。またすぐ横には保守研修棟も建っていて、そこでは「もんじゅ」の保守点検のための訓練ができるとのこと。ここからの案内は現場で働いている風のおじさんにバトンタッチ。まずはナトリウム研修棟に入り、金属ナトリウムを実際に切ったり、密封したセルの中で燃焼させてみたり、中でナトリウムの消火訓練やナトリウム漏れに対する訓練などができる大きなセル(パノラマ風に)を見たりしました。ちなみにナトリウムの消火には水が使えない(激しく反応するので)ので、専用の黄色いナトレックスという消化剤が置いてあります。どことなく「におわなっとう」に通じるネーミング。ちなみに、納豆が匂うのは発泡スチロール容器に入れるようになったからだということを聞いたような気がします(「美味しんぼ」だったかな)。全然関係ないですが。続いて保守研修棟では、駆動部分がそれぞれ異なる3種類の制御棒が炉心に挿入される(緊急時は重力落下で)一連の流れを手許のパネルで操作できる炉心断面模型や、燃料棒交換の流れを実際の施設同様の流れで見られるようになっている模型(左下が原子炉部分)、その右側部分、そして裏側。別の部屋に移動し、燃料棒交換の研修をするために実物大(建物の関係上高さは縮小)に作られた原子炉交換装置部分や、実験炉「常陽」で実際に使われたナトリウムを循環させるためのポンプ(ナトリウムが空気に触れないようにするために複雑な構造をしている)なども見学しました。

 以上のように模型や展示物などの写真ばかりなのは、「もんじゅ」内部では写真撮影が禁止されていると言われたので、それまでにいっぱい撮っておこうと思った結果です(笑)。アメリカのテロ事件以降、原子力施設の警備も強化されているとのことで、バスに乗って「もんじゅ」に向かう道路の途中で軽めの検問を通りました(軽いんかい!)。それからバスで丘を登って、展望台から「もんじゅ」を眺め(これがアップ)、いよいよ内部の見学となりました。金属探知ゲートをくぐり、暗証番号入力が必要な扉を越え(団体入口から入場)、廊下を歩いたり階段を昇ったりして最初に見たのは中央制御室でした。案外入口から近いところにありますね。その次は噂のナトリウム漏えい現場の見学。ここは本来の見学コースではなかったそうですが、事故以来情報公開をして信頼回復のために見せているみたいです(なのでみんなヘルメット着用)。実際に見て説明を聴いた限りでは、漏れたのは2次系(直接原子炉には触れない)のナトリウムで、事故は想定内のことで、それに対する対策もしてあった(当たり前ですが)ようだし、非常事態的に危険があったというわけではないことが解ります。ただ、事故後の対応がまずかったらしく、日本の風土では「もんじゅ」が安全審査に通り再び運転できるようになるまでにはあと5年はかかるだろうとのことでした(ちなみに他の国では半年くらいで再開できるレベルの事故らしい)。まぁ、二度と事故が起きないようにするに越したことはありませんが。最後に、ナトリウムから水への熱交換が行なわれる蒸気発生器の上部部分の見学をして「もんじゅ」を後にしました。エムシースクエアに戻り、職員の方々と別れ、宿泊場所へ向けて出発したのが午後3時頃でした。

 バスに乗ったみんなは直接宿泊場所である「石川県立白山青年の家」に向かいましたが、プラド組の我々にはお酒を買って行くという使命がありました。だから別行動です。コンビニで約50人分のお酒を買い込み、ついでにアイスを食べ(笑)、地図を頼りに宿の近くまで肉迫、しかし結局迷ってしまい、道の駅にある寿司屋さんで道を訊き、ようやく宿に到着できた頃にはすっかり陽も暮れて辺りは真っ暗でした。先に着いていたみんなはすでに夕食を食べ始めていました。内容はカレーライス他。お味の方は不味くないというレベルだったしょうか。その後部屋に荷物を運び入れ、休む間もなく大部屋で翌日見に行く地層の説明を受け、ポスターセッション懇親会の開始となりました。全体の雰囲気はこんな感じ(パノラマ風)で、お酒を飲みながら大いに盛況だったと言えるでしょう。これが約2時間くらい続き、三々五々と人は減っていきました。がしかし、ここからが長かった(苦笑)。お風呂に入った後、再びこの部屋で飲んだりしゃべったりで最終的には午前1時頃まで騒いでいたかもしれません。翌朝は6時半起きだというのに・・。


(10/2) 酔っぱらいなんてキライダー! と叫んだ人が何人いたか分かりませんが、昨夜は廊下から聞こえてくる声で、全然眠りに就くことができませんでした。やっぱりこういうことになるんです。酒飲みを連れて行くと。私なんか「ここは朝まで宴会の部屋だ」とか言われて自分の部屋を追い出され、「隣の部屋で寝て良い」と言うから寝ていたのに、まさに熟睡していた丑三つ時、いきなり酔っぱらいがやってきてしつこく理不尽なことを言って騒いだ結果、起こされてしまったのです(ぷんぷん)。挙げ句の果てに「何でここで寝てるねん」なんて言われるんですから、たまったものじゃありません!(ムキー) 「ここで寝て良いって言ったのはあんたじゃないか!」とどれだけ言いたかったことか(笑)。でも酔っぱらいをまともに相手にしてはこちらがバカを見るだけです。しばらく放っておいたらそのうち寝てしまったようで、ようやく青年の家に真の平和が訪れたしだいです。しかし貴重な睡眠時間が減りました(ねむ〜)。

 朝は予定通り6時半に起床。目覚ましもセットしていましたが、何より施設内には音楽が流れ出すので起きざるを得ません。部屋の掃除や廊下とトイレの掃除などを済ませた後、食堂で朝食。8時半に出発しましたが、あいにくの雨模様です。

 昨夜のお酒がもろに効いた人がいて一部プラドに乗るメンバの交代がありました。しかし、出発して間もなく1人がリバース(苦笑)。ちゃんと袋にしてましたから助かりましたが、先が思い遣られます。この日の目的地は勝山市にある福井県立恐竜博物館。そこまでは山道を通って行ったのですが、到着間近になって再び二日酔いの人々の周期がやってきました。途中に運良くあった休憩所(チェーンの脱着場)のトイレで二人が戻すという惨状(お食事中の方すみません)。普通の用も含めて小雨の降る中しばらく休憩となりました。その後、2日目から合流のO野氏を今は脱線事故の影響で走っていない京福電鉄(代行バスが出ている)の勝山駅に迎えに行き、バス組に遅れること数十分で博物館に到着。遠くからでも卵型の巨大なドームが目立つ建物です。入口側はこんな感じで、正面には恐竜の形をしたモニュメントがある噴水。中に入ってみるとこんなエントランスホールが見渡せます。下から見るとこんな感じでなかなかユニーク。観賞順路としてはこのエスカレータを下って地下1階から見て行く形になります。建物はどこもかしこも綺麗で、お金がかかっているなあという印象。福井県が恐竜に賭ける意気込みが伝わってくるようです(笑)。しかし、残念ながら展示物の撮影は制限されているので写真は少ししかお見せできません。まず観賞したのは、博物館1周年記念特別展の「ロイヤル・ティレル古生物学博物館の恐竜たち」。ここではずっと以前に大阪であった恐竜大博覧会で見たことのあるティラノサウルス・レックスの全身化石「ブラック・ビューティ」にも再会することができて少し感慨深ゲでした。その出口付近で売っていた恐竜のぬいぐるみが欲しかったのですが、時間がなくて結局買えず。その後、常設展示をほぼ順路通りに観賞しました。撮影OKポイントから見た卵型ドーム内部はこんなふう。大型恐竜の展示が結構多い感じです。あと、恐竜のみならず、地球の誕生から進化、人間の出現までの生物進化の流れも化石や標本などを使って展示されていて見どころ満載です。中でも岩石標本の展示スペースは展示方法が新しくて面白かったでしょうか(恐竜とは直接関係ないのですが)。昼食は各自館内のレストランで用意されたお弁当をいただきました。そのレストランから見た卵型ドーム。昼食後入ったダイノラボというスペースにはティラノサウルスの全身骨格が展示されており、本物の化石も含めていろいろ触れるようになっていました。上から正面から斜め前から、そして下からのティラノサウルス。それから2階部分のドーム入口には動くフクイリュウが展示されていました。あっと言う間に集合時間となり、恐竜博物館を後にしなければいけなくなりました。流して観ても充分楽しめたし、じっくり観賞すればもっと面白いだろうなと思われるところでしたね。

 次は博物館の学芸員の方の案内で、恐竜化石が多く発掘されている発掘現場の見学です。地質帯でいうと手取層群と呼ばれる地層にあたります。バス組のみんなは途中、例のチェーン脱着場で小さなバスに乗り換え、発掘現場へ続く林道入口までピストン輸送されました。曇り空の下、降り注ぐ西日に照らされる待っている人々を一枚。振り返ると絵になる景色。やがて全員が揃ったところで発掘現場へ向けて出発。林道を下ったり登ったりしながら15分くらい進むと視界が開けました。そこは川が流れている谷で、秘密の場所だと聞いていましたが、でかでかと大きな看板に書いてあります(笑)。それを前にして説明を受け、山を削り取った際の岩石などを積み上げて作られた左手に見える(もちろん「左手に似ている」という意味ではない)ちょっとした丘の上に登りました。その上からは正面に発掘現場が見えます。水たまりの左側には恐竜の足跡化石が見つかったそうですが、今は保存のために埋め戻してシートをかぶせてあるそうです(その上に草が侵攻している)。などなどの説明を受ける様子。そしていよいよ、その場での化石探しが始まりました。ただし、ハンマーで叩いて良いけど見つけた化石は持って帰っちゃダメという制限付き。方々に散ってぐるりと化石探しをしたのは10分くらいだったでしょうか。結局誰も動物の化石を見つけることはできず、長い道のりをまた引き返し、バスは宿泊場所へと向かったのでした。後のアンケート結果によると、残念ながらここはイマイチつまらなかった場所になったようですね(ふむ〜)。

 さて、この日の宿泊場所は福井県は大野市にある「奥越高原青少年自然の家」でした。プラド組の我々は例によって今回もコンビニでお酒を仕入れてから行くことに。同時に宿の位置もしっかり確認したので、今度は迷うことなく陽が暮れる前に辿り着けました。バス組はやはり我々よりも少し前に到着していて、ピアノが置いてあるホールのようなところに集まって自然の家の職員さんから諸注意などの説明を受けていました。そこに遅れて参加。この高原には近くに天文台があって、晴れた日にはそこで星の観察会がよく開かれるらしいですが、その場所からお風呂場が覗かれることがあるかもしれない(ないとは言っていましたが)ので、女性はお風呂のブラインドを閉じておくようにという注意もありました。うわぁ天文台に行ってみてーと思った人はだれ?(笑) 研修が目的とされる青少年自然の家ではアルコールは基本的に持ち込めないのですが、今回は特別にお願いして、ゴミを持って帰ることと、一緒に宿泊している高校生の目に触れないようにすることと、決められた部屋以外では騒がないことを条件に懇親会が開けるように取りはからってもらったようです。まったく、大人ってわがままだなあ(笑)。荷物を各自部屋に運び入れ、まもなく夕食タイム。ご飯と主菜と副菜と汁物を取って来る必要がありましたが、食堂には高校生もいるので混雑を避けるため、テーブルごとに役割分担をして効率良く配膳を済ませ、空腹を満たしにかかったしだいです。建物自体は立派で造りもしっかりしていて病院を少し洒落た感じにしたくらいに綺麗だったのですが、スリッパが目につくところになかったため、大の大人がずっと裸足(または靴下)で建物の中をうろうろしていたのが、なんとも屈辱的で笑えます。ちなみに高校生はちゃんと上履き持参でした(笑)。

 夕食後、午後7時半からはお酒を飲みながらの教官による研究紹介です。OHPやプロジェクタを使っての1人30分ずつで、S野先生とY田先生とT所先生の3人3様の講演でした。プロジェクタの準備に手間取ったこともあり終了したのは予定を少しオーバした9時前ぐらいだったでしょうか。その後は引き続き2日目の懇親会へと流れていきました。その間に各自お風呂に入るようになっていたので、空いてるうちに先に入りましたが、とても広くて快適な浴場で湯舟に浸かりながら思わず寝てしまったほどです。えっと、正直言って今回の学外セミナで何が一番良かったかと訊かれれば、迷わず「お風呂」と答えるでしょう。給湯器の不調でずっと当たっていたら凍えてしまうような水のシャワーを毎日浴び続けてきたここ1ヶ月、だんだん慣れてきた感もありますがやっぱり冷たいシャワーは辛いです。それが、久しぶりに温かいお風呂に入れるとなれば、これはもう参加しないわけにはいかないでしょ!(笑) そう、まさに個人的にはお風呂のための学外セミナと言っても過言ではないのです(<そんなこと言ってないでさっさと修理を頼みなさい)。だから、ここぞとばかりにしっかりと身体の芯まで温まりました(ほくほく)。その後、懇親会に参加して、日本酒を飲んだり感じの悪い(良い意味で<どんなだ(笑))さん(名前を出すな)としゃべったり、楽しく過ごして終わったのは12時を回った頃でした。しかし、最後にやられましたねぇ。片付けをしているとき部屋の外からやってきたおじさんに、「責任者は誰だ? ちょっと来い。うるさいぞ。もうちょっと考えろ」などなど注意されてしまったのです。部屋からの声が漏れていたいみたいですね。そのおじさんは一緒に宿泊している高校教師でした(いかにも生活指導の先生っぽい)。本当の責任者はその場にいなかったため、注意されたのは主にT辺氏でした(ご苦労様です)が、すでに終わりかけだったのは幸い。なんか久しぶりに高校生に戻った感覚を味わいましたね(とほほ)。歯を磨いて、昨日に比べたら断然早い就寝となりました。


(10/3) 学外セミナ3日目。高原には澄んだ空気、廊下からは静かな音楽、牧場には草をはむ牛たち。午前7時、昨日よりも明らかに体調良く目覚めることができました。穏やかな1日の始まりです。起床後、すぐに身支度や部屋の掃除し、職員さんの点検を受けました。それから朝食を食べ、8時半には挨拶をして青少年自然の家を後にしました。

 最終日の今日の見学場所はすべて日本海に面した越前海岸です。宿を出て2時間くらいで到着。まずは溶岩が冷え固まるときにできた柱状節理構造を持つ石英安山岩が見られる国定公園の鉾島です。柱状節理とは名前の通り、溶岩が冷え固まるときにできた割れ目によってできた柱状の構造で、温度や溶岩の粘性などによってその大きさが決まってきます。おそらく一番安定な力のバランスを取ろうとするためか柱はたいてい六角柱の形状をしています。鉾島一帯を見渡した全景はこんな感じですが、風が強くとにかく波が激しい日でした。左側の島には頂上まで登れるようになっていて、近寄って見上げるとこんふうで、さらに登っていき、下を見るとこんな荒れ模様。東側には数回に渡る陸地の急激な隆起によってできたと考えれている海岸段丘を見ることができます。ひとしきり潮風を浴びてから順々に下に降り、引き続き岩石の観察に移ります。ハンマーで岩石を叩いたり、詳しい人に教えてもらったりすること10分くらい。最後に島をバックに並んで記念撮影。道路に戻るとそこには警戒心の強い野良犬がいてバスガイドさんがエサをやっていました(にこにこ)。あと、こんな看板がありましたが、海を守る子供達がなんか不自然。大人が率先して守ってほしいものです(笑)。

 越前海岸2つ目の見学ポイントへバスおよびプラドに乗り移動。今度は堆積岩に見られる堆積構造の観察です。露頭を前に説明を受けながら、10分ほど思い思いに観察しました。潮の流れの往復で交互にできたこんな斜交葉理が見られたります(見にくいですが)。その後、向側の海岸に降りて、火山灰が堆積して固まってできた凝灰岩や貝化石などを含む砂岩の観察に移りました。離れ小島に渡る人が数人いたり、岩石を割って化石を探す人たちもいたり、と思っていたら離れ小島の人々は波をかぶってビショ濡れになりました。日頃の行いが悪いのでしょうか(笑)。この時点ですでに正午は過ぎていましたが、続けて越前海岸3つ目のポイントへ再び車に乗って向かいました。そこでは2班に分かれて、地質学的なことと地球化学的なことの解説を学外セミナ委員がしました。海岸の少し離れたところで2つのグループが同時進行でそれぞれ解説をし、ひと班が終わったら入れ替わってもうひと班が解説を聴くという形です。で、にわか委員になっていた私は地球化学的な実験をT辺氏とともに担当したしだい。地質学グループの解説を遠くに見ながら、我々はこじんまりと実験をしましたY下君撮影)。カールヘルムを着た人がいますね(笑)。直前に採取したバスの排ガスを溶かした水や海水のpH(ペーハー)をpHメータという装置で測ったりしたのですが、う〜んぎりぎりなんとか成功したと言えるでしょうか。評判はまずまずだったようです。

 その後、呼鳴門というところまで移動して(依然として越前海岸)そこにある京福電鉄直営のレストランで昼食をいただきました。海が近いせいか刺身にフライに焼きものすべてにおいて海の幸で、さすがに新鮮で結構美味しかったです。昼食後、外に出てここら一帯にある礫岩層の説明を受け西日を浴びながら露頭側に集まってここでも記念撮影。この頃が風が最高に強くて、海岸に打ち寄せる波も絶好調でした(この季節には珍しいことだとか)。波が狭い岩石の隙間に入って上方に一気に海水を吹出す潮吹き岩があることで有名なところみたいですが、このときも轟音とともに激しく吹き上がっていましたね。露頭では波があまりにも激しいため、多くの人が岩石どころではなく崖を覗き込んだり、打ち寄せる波を見続けていてばかりでしたね(笑)。まぁ結果的には面白かったのでそれはそれで良いのですが、ちゃんと岩石の写真も撮っていてこんな礫岩が見られます(あ、スケールを置くの忘れてる)。ちなみにこれが噂の激しい波です。

 以上で本日の巡検はすべて終了、つまり学外セミナも終わりとなります。あとは名古屋大学まで無事に帰るだけ。プラド組の帰路はバスとは別ルート(バスの運ちゃんに教えてもらった)で、敦賀まで地道で行ってそこから高速道路に乗り名古屋まで帰るというものでした。そのおかげかどうかは判りませんが、プラド組がバス組よりも先に(午後7時前くらい)名古屋大学に到着することができ、最後の最後で一矢報いることができたと言えるでしょうか(張り合っていたのか)。連日の睡眠不足のためか帰りはひたすら眠かったですね。車中の記憶は断片的にしかありませんが、高速を降りてから「もう少しで追突か!」というちょっと危ない場面があったことは覚えています(笑)。とにかく無事に帰ってこれて良かった良かった。参加者の皆様、お疲れさまでした。

 翌日に地化図のサンプリングで朝から出かけることになっていたので早めの帰宅となりました。


(10/4) 今日は朝から地化図サンプリングの1日でした。沢や川に入って、河川堆積物をフルイにかけ、細かな粒子のみを採取するというお馴染みの作業です。お金がもらえるアルバイトなので文句は言えませんが、半強制的に参加したような感が否めないのは何だかなあ・・。この日に地化図のサンプリングをやるということを聞いたのは学外セミナへ行く前日だったと思います。そんな直前で言われても・・というのが正直な感想でしたが、人数が集まらなさそうだし参加したしだいです。しかし、せめて2週間くらい前に通達して欲しいと思うことしきり。何と言うか、人の良心に付け込んでいるとしか思えません。学生に甘えているとも言えます。いつまでもみんながやってくれると思っていてはいけませんよ(これは誰に向けた発言?)。と愚痴をこぼすのはこれくらいにしておいて、今回のサンプリング場所は土岐市です。高速道路を使って名古屋から土岐まで行き、そこから少し北上したところがフィールドです。T中先生の運転するプラド号と、M先生の運転するカローラ号の2台の車に、2人ひと組の班(先生含む)が2班ずつ乗り込み、朝9時過ぎに大学から出発しました。

 土岐インターチェンジを降り、鬼岩というドライブインで休憩と打ち合わせ、後は帰るまでそれぞれの車は別行動となりました。雲行きはずっと怪しかったのですが、幸いにも雨には降られず最終的にはプラド号で15個、カローラ号で13個のサンプリングに成功。疲れて帰路についたわけですが、助手席に座っていたにもかかわらず車中ではうとうととしてしまいました。貯金はたまらないのに疲れはたまりまくりマンボのようです(笑)。断片的な記憶しかありませんが、途中で雨が降っていつの間にか止んでいたでしょうか。名古屋も降っていた模様で、すでに上がっていましたね。大学に到着したのは午後5時半頃。すぐにでも帰宅したい気持ちを抑え、夕食も食べずに日記を書いていました(苦笑)。

 そうそう、それで思い出した。昼食は鬼岩のドライブインにある中華料理屋で食べたのですが、どんなものか試してみようと思って注文したのが、ラーメンとライスが付いてくるどて焼きセットでした。しかし、知らなかったとはいえ迂闊でしたね、まるっきりこれは肉料理だったのです(ぎゃふ〜ん)。モツを味噌煮にしたような食べ物(野菜付き)です。さすがに注文しといて肉だけ残すというのは店の人に失礼だと思い(ラーメンのチャーシューを残すのとはわけが違います)、しかたなく何年かぶりに大量の肉を食べましたとも。いやあ、美味しかった(笑)。でもね、ちょっと味がしつこくて半分で充分な感じ。それに久しぶりに食べてみて改めて感じましたが、あの程度の代物ならやっぱり肉なんてなくて良いですね!(にっこり) ただ心配なのは、自分の内蔵が慣れてない肉をちゃんと消化してくれるかどうか・・。

 家に帰る途中でコンビニで夕食としておにぎりやパンなどを買い、テディも残っていた2つを根こそぎ購入。ひとつはすでに持っているものと同じでしたが、手にハートマークが付いていました(わ〜い)。そして家に帰ってみると留守中にお届け物があった模様。不在票が郵便受に挟まっていました。一体そのお届けものとは何なのか。明日に続く・・。


(10/5) 昨夜は、なんとなくテレビをつけたらサッカーの日本代表が親善試合をしていたのでつい観てしまったのですが、あまりにつまらなくて途中でチャンネルを変えまくりマンボ。それでも得点を入れられるシーンを2回とも見逃さなかったのは、鼻が利くということでしょうか(笑)。しかし、そんなことも朝起きて大学に出てきたときにはすっかり忘れていました。おそらくサロンでサッカーの話題が出なければ、観たことすら思い出すことはなかったでしょう。それくらい印象に残らなかったということですね。どうなる?!ワールドカップ(<それほど興味ないくせに)。

 本日は金曜日。学外セミナとそれに続くサンプリングの疲れが残っていたにもかかわらず、追い討ちをかけるように夜更かしをしたため、朝からあまり元気がありませんでした。今日も実は地化図のサンプリングは実施されていて昨日とは別の人間(一部は同じ)が出かけています。しかし大学に残っていても仕事はあります。放射化分析関係のお手伝い(主にパソコンの操作)を頼まれていたので、寝不足のまま大学に出てきたしだいです。昼食後、少し日記を書き進め、午後3時頃からそのお手伝いの仕事をしました。内容自体は簡単なもんです。ただ、次の測定を走らせるために日曜日の夕方に大学に来なければいけなくなったのはふにゅ〜ん。これで完全に広島行きはなくなりましたね。スキー部OB総会に遅れて参加することは叶わぬこととなってしまいました。不参加と通知していたとはいえ、すみません(>スキー部の皆さん)。もうひとつ、日曜日は那古野コネクションのオフ会当日ですが、これでオフ終了後すぐさま帰らざるを得なくなりました。2次会があっても参加できません(残念)。まぁ、代わりに嬉しいこともあるのですがそれは内緒(笑)。

 さて、お手伝い終了後、一旦帰宅して昨日届いていた荷物を受け取りました。今回は偶然にも2つ同時に届いていたようです。ひとつは「ほぼ日」で購入した露骨なTシャツ「ロコ☆T」。いやあ、これはほんと着るのが恥ずかしいくらい露骨にほぼ日を主張しています(笑)。でもそんなのお構いなしに(むしろ宣伝するつもりで)どんどん着ますよ〜。値段もリーズナブルだし、最近アベイラブルなTシャツが少なくなってきたところだったので、2着も買っちゃいましたよ(ほくほく)。それからもう一方の荷物ですが、なんとなんと、講談社文庫30周年記念プレゼント企画のE賞「こたつ組」額装ピンズでした! うわあいうわあい! 当たっていたようです〜。いやあ、まさか本当に当たるとは思ってなかったなあ(にこにこ)。つくづくグッズづいている年であることを実感しますねぇ。「つくづくグッズづいている、つくづくグッズづいている、つくづくグッズづいている」なんていう早口言葉はいかがでしょう?(笑) ええと、これで講談社グッズはトートバッグに続き2つ目ですね〜。シリアルナンバ(442/1000)も入っているし、稀少価値感がなんとも言えません。う〜んマンダム。森先生も講談社からもらったと近況報告でおっしゃっていましたね(シリアルナンバが気になるところ)。もちろんピンズも可愛くて、そのまま飾っておくだけで立派なインテリアとなりそうです。自慢のために写真を撮りました(笑)。これがその「こたつ組」額装ピンズです。もったいなくてまだピンズを取り出していません。しばらくは観賞用ですね。

 5時半頃、研究室に再び出てきました。生協に寄ってから来たのですが、花*花のセカンドアルバム「spice」チョコエッグを2つ買いました。花*花はやっぱり良いなあ。兵庫県出身だけのことはありますね(関係ないけど)。これからしばらくはこのアルバムばっかり聴いていると思います。チョコエッグはひとつだけ食べて、ペルシャ(チンチラシルバー)が出ました。これはなぜか体部分の中身が詰まってません。デザイン上の問題でしょうか。


(10/6) 10月1日付の日記で、「どんぶり」を「どんぐり」と書き間違えていたことに対する言い訳(笑)をいくつか掲げましたが、そのうちの【1】ではキーを打ち間違った結果、偶然にも言葉を間違えた可能性について言及しています。実はこの可能性に思い至った後、しばらくして全く別の言葉についてのある考えが降ってきたのです(具体的に言うとNさん方向から(笑))。なぜ今までこの可能性に気づかなかったのかが不思議なくらい、充分考えられる説でした。その言葉とは、プロジェクトの賛同者による地道な運動によって徐々に検索エンジンのヒット数を伸ばしてきている「あららこめ」です(笑)。

おそらくすでに気づかれている方もおられるでしょうが、「あららこめ」という言葉がなぜ生まれてしまったのかという疑問に対するひとつの解答に気づいた(教えてもらったのですが)ので、敢えてここに書いておきましょう。そもそもこの言葉はダイレクトメールの文章中に出てきたもので、「あららこめご了承下さい」という使われ方をしていたようです。そしてこの意味不明な言葉が「もしや知らないところで流行っているのでは?」と不安に思いGoogleで検索したものの何もヒットしなかったことをきっかけにして、をかへま氏が旗揚げされた検索エンジンをたばかろうというのが「あららこめPROJECT」です(詳しい経緯はをかへま氏の6月5日付の日記に)が、その使われ方から実際に書きたかったのは「あらかじめ」だろうと想像するのは難しくありません。すぐにでもキー入力ミスが原因なんだろうと気づいても良さそうなものです。しかし、今の今までその可能性が思考の奥底に封印されてしまっていたのはなぜでしょうか。その理由は、まず最初にをかへま氏が日記の中で「ひらがなキィ入力のミス」という可能性を考えてキー配列を確認した後「そうでないらしい」と結論してしまったことにあると言えます。この記述を読み、我々は(というか私は)キー入力ミスの可能性はないとした上で、別の可能性を探してしまったのです。ところが、キー入力にはもっと一般的で自分でも使っている方法があるじゃないですか、ローマ字入力というものが。そう、それを忘れて「キー入力」というカテゴリィにひと括りにしてしまって、ひらがなキィ入力と一緒に「そうでないらしい」と否定しまったというわけですね。まさにここがミスディレクションだったと言えるでしょう(笑)。

また、そうして可能性を否定しまったことにはもうひとつ原因があると考えられます。「あらかじめ」と「あららこめ」では実に5文字のうち3文字が一致しているにもかかわらず、3番目の文字「か」を「ら」と打ち間違うには無理があるよなと思ってしまったがため、それより後ろの文字についてはローマ字キーの配列を確認することを放棄してしまい、結果、キー配列上の重大なことに気づくことができなかったというわけです。そしてそのことにようやく気づく(教えられたのですが)きっかけとなったのが、上記の「どんぶり」と「どんぐり」の間違いの一件だったのです。その言い訳として【1】では、「b」のキーと「g」のキーが近いことから打ち間違ったという可能性を挙げていますが、それと同様のことが「あららこめ」でも起きていた可能性が高いということは、実際にキー配列を見れば明らかでしょう。「か」と「ら」はともかく、4番目の文字「」と「」はローマ字入力ではそれぞれ、「ji」「ko」とタイプするわけですが、その配列を見てみると、「ji」をちょうど1列右にずらしたところに位置しているのが「ko」ではないですか! これはもう目からウロコもんの発見です(教えてもらったのですが)。おそらくキーボードを見ないでもタイプできる、タイピングが速い人物がダイレクトメールを打った際に、うっかりホームポジションから右手がずれてしまい、「じ」を「こ」と打ち間違えてしまった結果が「あららこめ」という言葉なのですよ(それでも依然「か」が「ら」になった理由は判りませんけど)。なんというか、今さら気づくのもそれを敢えて書くのもちょっと恥ずかしいくらいの単純な原因ですね。まぁ、不思議に見える物や現象の原因は、往々にして単純なものだということなんなんだと思います。単純だからこそなかなか気づかないとも言えるかもしれません。と言っておこう(苦笑)。

 っていうか「あららこめ」で長く書き過ぎ(笑)。でもでもぉ、ずっと日記を書いてただけで書くことがないんだから仕方ないんだも〜ん(ぶりっこ)。あ、それでも生協には行ったかな。そうそう、それでチョコエッグを2つ買ったのでした。前日の分と合わせて3つ食べました。出てきたのは、ベルツノガエル(ノーマル)錦鯉(黄金)ジャンガリアンハムスター(ホワイト)です。

 日記がひと段落してから、夜は翌日のオフ会のための名刺作りをすること数時間。間に合わせ程度の代物ですが、あれこれ悩んで作り終えた頃にはとっくに日付けが変わっていました。早く寝ないと寝坊をしてしまいかねない時間帯です。オフに遅刻したくないので、鞄に名刺などを詰めて準備を整えた後、帰宅してすぐに眠りに就きました。これでオフ当日はその鞄を持って出かけるだけ良い状態に。我ながら珍しく用意周到な準備をしたと言えるでしょう。がしかし、にもかかわらず、あんなことになってしまうとはねぇ・・。詳細はオフレポートにて。期待せず待て。


(10/7) 名刺作成のため少し夜更かし気味ではありましたが、今日の目覚めは早くて午前7時にはちゃんと起きてました。なんと言っても那古野コネクションのオフ会当日です、遅刻するわけにはいきませんからね。眠気を払って早起きしたしだい。これなら余裕のよっちゃんです。高橋尚子なら42.195キロメートル走ってこれるくらいの時間があります。軽く朝食を食べ、身支度をしてもまだ時間があり過ぎていたので、部屋の掃除まで始めてしまったほどです。しかし後々振り返ってみるとこれがいけなかった。慣れないことはしない方がいいですね。調子に乗ってあちこち片付けることに気を奪われていたため、予想以上に時間が経過していたのです。気づけばすでに10時過ぎ。オフ会の集合時間は10時40分。あと25分くらいしかありません(がびょーん)。集合場所は名駅にある近鉄名古屋駅改札口前で、どう頑張っても(頑張らなくても)地下鉄に乗っている時間だけで最寄り駅の本山駅から名古屋駅までは15分かかります。そして家からその本山駅までは自転車で5分の距離。これだけですでに20分かかることになりますが、これはあくまでもすぐに地下鉄に乗れたとしての話。実際にはさらに時間がかかってしまう要素が存在します。日曜日の地下鉄は約4分間隔で運転されているので、最悪の場合4分間も待たなければならない可能性もあるわけです。それに、名古屋駅に到着してから集合場所までは走っても1分はかかるでしょう。なんとこれでもう、きっかり25分を消費してしまうことになるじゃないですか! しかもそれに加えて、一度大学に寄って昨日のうちに準備しておいた荷物を取ってくる時間が必要とあっては、ほとんど絶望的に近い状況と言わざるを得ません。うああああ!やばいやばい。やばいのやっちゃんです。わずかな望みは、地下鉄が上手いこと待ち時間なしで来てくれるという部分にしか残されていません。

 とまあいろいろ計算をしつつ(笑)、とりあえず慌てて家を出て、自転車を飛ばし大学へ。そして荷物が入った森先生のイラスト入り缶バッヂ付トートバッグを持ち、返す刀で本山駅へ急ぎました。運良く2分くらい待っただけで地下鉄に乗ることはできましたが、どう頑張っても(頑張らなくても)名古屋駅に到着するのは10時40分ちょうどっぽいときたもんだ。がーん、間に合わないじゃん!(苦笑) こういう「まだ時間はあるけど遅刻することがあららこめ判っている」って状況は、なんとももどかしいですね。地下鉄に乗っている間は自分では急ぎようがないし、運良く間違って早く到着しちゃうなんてこともありそうにありません。おそらくこの時の私は、まるで死刑宣告を受けてしまったかのようなジョニー・デップみたいに見えたことでしょう(特に二本足で立っているところとか)。そんなふうに地下鉄に揺られながら考えていたことは、優先座席に座ってる制服姿の高校生がいるけど日曜日に何やってんだ?とか、吉澤ひとみは可愛いけど写真集は買わないだろうなぁ(首長いし<関係ない)とかではなく(ないんかい)、地下鉄の名古屋駅から集合場所である近鉄名古屋駅までの道のりのシミュレーションとか、遅刻してみんなの前に現れるときの表情は一体どんな感じにすれば不快感を与えずに済むのだろうか、などというごく近い将来に対する対処療法的なものでした。

 やがて定刻通りに地下鉄が名古屋駅に到着。目の前のドアが開くや否や、先陣を切って階段を駆け上がり改札口を抜けました。その後はほぼシミュレーション通り(違っていたのは隣に田中麗奈がいなかったことくらい<どんなシミュレーションしとんねん!)に、近鉄パッセ地下1階にある近鉄名古屋駅の改札口まで走って行くこと約1分。すでに待っていらっしゃった幹事のKずえさんと、KつさんとFさんの3人に息を切らしながら合流。遅刻してしまった私をみなさんは温かく迎えてくれましたね、「日記でも更新してたんですか(笑)」という言葉とともに(苦笑)。なるほど、そんな言い訳があったかと思ったかどうかは曖昧ですが、掃除をしていて遅れたという本当の理由は恥ずかしくてとても言えませんでした(笑)。

 なにはともあれ、500円分の切符を買い、予定の急行列車に無事乗ることができてほっと一安心。今回の那古野コネクションオフは、「午前の部」「午後の部」に分かれていて、「午前の部」の舞台となるのは、森先生の近況報告にも出て来たことがあるナローゲージで有名な近鉄北勢線です。これに乗って、行けるところまで行ってみようというのが主な目的。参加者は先ほどの3人に私を加えた4名だけでした。少ない感じもしますが、それを補って余りある非常に厳選されたメンバであると言えるでしょう(みんなオフ会皆勤なのです)。まずは急行で桑名駅まで向かいます。その車中、Kつさんから早くも名刺をいただきました。それも北勢線にちなんだデザインで裏には3種類の線路の幅(軌間)が描かれていて、どの鉄道がその軌間を持つのかも記されています。それでしばらくその話題に。軌間には主に、標準軌(1435mm)と、狭軌(1067mm)と、特殊狭軌(762mm)があり、北勢線は一番狭い特種狭軌(ナローゲージ)を持っている小さなローカル線です。ここで面白いのは、近鉄には3種類の軌間が存在しているということです。例えば、名古屋線は標準軌で養老線は狭軌なのです。「吸収合併を繰り返してきた会社を象徴している」とはKつさんの弁。その他にも、地下鉄東山線新幹線と同じ標準軌なのに対し、名鉄と相互乗り入れをしている地下鉄鶴舞線が狭軌であるというところもなかなか興味深いです(同じ地下鉄なのにね)。あと、先日あったT学園の学園祭の話で盛り上がっていたでしょうか。そうそう、ここでこれ見よがしに持っていたトートバッグのことをようやくKずえさんに指摘されました、わーい(<待ってたのか)。ずっと言われなかったらどうしようかと思っていましたよ(笑)。自分からどう?どう?って言うのもどう?と思わないでもないからね〜。そうこうするうちに桑名に到着。

 北勢線は一応(というかバッチリ)近鉄なのですが、ホームは繋がってなくて、一度改札口を抜けて乗り換える必要があります。駅自体が少し離れたところにあるのです。というわけで切符は自動改札を通さないで桑名駅の外に出て、歩道橋を南に歩くこと100mくらい。北勢線の始発駅西桑名が見えてきます。近づいてホームを見るとこんな感じ。写真ではイマイチ線路の幅の狭さが判りませんが、実際に見てみるとまるで遊園地にある乗り物の線路のように小さく感じられます。駅舎に入りしばらく待っているとこれまた小さな可愛い電車がホームに入って来ました。改札を通り抜けると、なにやらどこかのテレビ局らしき人たちが、線路に降りて電車の撮影をし始めました。この北勢線は利用者の減少で採算が合わなくなってきていることから廃止されようとしているそうですが、現在桑名市ではどうにかして存続させようということで「乗って残そう!北勢線」というキャッチフレーズとともに、利用促進運動が展開されているみたいなので、テレビでも特集が組まれたりしているのかもしれません。鉄道ファンらしき人も乗客の中にいました。定期利用者でないという点では同じですが、我々はあくまでも森ファンです(笑)。おそらくそれに気づく人はいなかったでしょう(当たり前だ)。中に乗ると、先ほどの撮影班が今度は中も撮影(一番奥)していました。発車までには出ていったようですが、まさかこんなところでその姿が公開されているとは思わないでしょうね。

 乗った電車は終点の阿下喜(あげき)行きで、11時30分発でした。通勤電車のように横向きに配置されたシートに座ると前に座っている人と膝が触れ合うくらい、と言っては大袈裟ですが、今にも足が当たってしまいそうな幅しかありません。小さいとはいえ、ある程度近代化は進んでいる(クーラはない)ようで、特別古いという印象はなく普通の電車と同じようにドア(一枚扉)が閉まり、結構多くの乗客を乗せて走り出しました。ただ、線路幅が狭いためか揺れはバス並みに激しいです。カーブが迫ってくると止まるんじゃないかというくらいにスピードを落とす箇所もいくつかありました。この路線の沿線には、住宅や学校などがあり初めのうちは人の出入りも結構ありましたが、桑名から離れるに従って周りはどんどん田舎になっていき、乗ってくる人はほとんどいなくなりました。そうそう、この電車はワンマン運転ということになっているのですが、実は車掌さん(これがまた背が高い)が1人乗り込んでいて、新たな乗客が乗ってくるたびにその人のところへ行って乗車券を売り付けて(<失礼な言い方だな)いくのです。というのも、ほとんどの駅が無人駅になっていて改札を通らないからみたいですね。車内アナウンス(これは録音されていて女性の声)でも「〜でお降りの方は駅の乗車券入れに乗車券をいれてください・・」ということを毎回言ってきます(笑)。そして「乗車券をお持ちでない人は前方の運賃箱に運賃を入れてください・・」ということもアナウンスされます。見れば一番前の車両の一番前にちゃんと運賃箱が備え付けてありました(バスみたい)。なるほど、この辺が「ワンマン運転」なんだなと納得。名古屋から500円分の切符しか持っていなかった我々ですが、「午後の部」の集合時間を鑑みて、結局六把野という駅で下車。60円分の乗り越しです。しかし、それを切符と合わせて運賃箱に入れようとしたら、見ていた運転手に切符だけ入れようとしている客だと勘違いされたらしく、「駅にある箱に入れてくれ」と言われました。仕方なくホームに降りて出ていく電車をお見送り。そして駅で箱を探したのですが、やはり乗車券入れしか置いてなくてどうしようもなかったので、乗り越し精算をすることなく切符だけを箱に入れて駅を後にしたのでした。悪気はなかったので許してくださいね(>近鉄の方)。

 言い忘れましたが、北勢線はもちろん単線なので、帰りの電車が来るまではかなり待たないといけない駅もあります。なので、折り返し予定だった北大社駅のひとつ手前の六把野駅で降りて、北大社駅までは歩いて行こうということになったしだい。線路沿いの道をのんびり15分くらい歩きました。このあたりはすっかり田舎で、周りには田んぼばかりが目立ちます。途中で桑名に向かう電車とすれ違ったり、植えられているものでしょうか、道ばたには秋らしくコスモスなども見かけられました。そして遠くの山の霞みを気にしつつ歩くぱふぇら〜が4人。全然人に会わないまま(笑)やがて北大社駅に到着。駅舎は遠目にはアパートみたいな構えをしています。入口はこんな感じ。すでに電車がホームで待っていたので西桑名までの切符(320円)を買って改札を通りました。その電車はおそらく北大社駅発の電車だと思われ、中にはまだ誰も乗っていません。結局出発したときに乗っていたのは我々の他に1人だけでした。12時27分に発車。いくら住宅が近くにあると言っても、やはり機動性の良い自動車が普及するとなかなか電車は利用されないのかもしれません。桑名が近づいてくるとそれなりに乗客は増えていきましたが、自動車に乗らないような学生お年寄りばかりだったことからもそのことが伺えます。車窓から後方を見るとこんな感じ。カーブがきついとこうなります。

 レポートを分割して日記の代わりにしようというのは、なんともせこいですが(笑)、長くなったので続きは明日ということで。ちなみに那古野コネクションのレポートページでは、まとまったものがいち早く読めます(特にメリットはありませんが)。


(10/8) そうだよそうだよ(突然)、3文字目の「ら」はてっきり「ra」だと思っていたけど、「la」でも全然オッケーじゃん! っていうか「la」でも全然オッケーじゃん!(繰り返すな!) そうそう、だから「か(ka)」を打とうとして「ら(la)」になってしまったのも、やっぱりキーボード上の右手が右側にひとつずれていたせいだと看做せるではないかー。どーん。くっそー、うっかりしていた。一昨日「あららこめ」という言葉の成り立ちについてあそこまで言及しておきながら、「ら」のことには目が行かなかったのは実に惜しいなあ。日頃「ら」といえば「ra」と入力しているせいかも。日本語入力ソフトによっては「la」と打つと「」という小さい仮名になってしまうものもあります(これが普通?)が、自分が使っていることえりではちゃんと(というか紛らわしくも)「ら」となるだけに、気づかなかったことが余計悔しく思えてきます(笑)。しかも、こうやって今気づいたのも、「あららこめ」に関するNさんの推測がまとめられているページを教えてもらって拝見したからだし〜(苦笑)。もうこれしかないという見事な推測が展開されている殺風景な(<コラッ)ページですが、検索ロボット君に見つかるまでは隠されたままのページらしいです。毎日の面白コラムも読みどころ(と書いておけば実際に書いてくれるかなあ<そういうヤラシイプレッシャをかけないように!)。早く見つかると良いですね(にこにこ)。

 などと無駄話をしつつ、さて、昨日のレポートの続きです。

 12時50分頃に西桑名駅に到着。無事「午後の部」の集合時間(午後1時)に間に合いました。駅舎を出ると「午後の部」から参加されるMつるさんとMさんがすでに待っておられました。さらにSーなさんも桑名駅方向から走ってこられて、1時5分前には全員集合しましたね。さすがぱふぇら〜です(この時点で朝の遅刻のことはすっかり忘れてる)。「午後の部」は「黒猫の三角」で殺人の舞台となった桜鳴六画邸のモデルである六華苑(旧諸戸清六邸)の見学です。ここはちょうど1年前、那古野コネクション第2回オフ会で訪れたところですが、そのときには見に来れなかった人もいましたし、1回ではすべてを見ることもできないということもあり、再び訪れることになったしだい。しかし、「腹が減っては飯を喰え」という言葉(そのまま)に従い、駅から少し東に歩いたところにあるアピタで食事をすることに。2階にある食事広場(正式名称知らず)にはマクドナルドやら麺類やら焼き物類を売っているカウンタが並んでいて、それぞれの場所で買ったものをテーブルが並べられている共有の食事スペースでいただく形式になっています。要するにニチイとかサティにあるのと同じですね。そこでKずえさんとKつさんとMさんはマックのバリューセットを、FさんとSーなさんはオムそばを、Mつるさんは五目ラーメンで、私がペアセット(お好み焼きと焼そばのセット)を食べました。一番出来上がりが遅かったのが五目ラーメンで、五目の部分で時間がかかっているのではないかとか、今野菜を買いに行っているところなんだよ、などという憶測が飛び交いました(笑)。マック組の3人は、みんな異口同音に「ポテトが多い」と言い、ポテトを他の人に分けていましたね。KずえさんとMさんは袋をもらって残ったポテトをお持ち帰りにしてました。なんて食事のことを事細かに書いている場合ではない(笑)。早く六華苑に行こう。

 昼食後、昨年同様歩いて六華苑に向かいましたが、前回通った道とは違う道から行ってみることにしました。しかし、これが後ほど思いもかけないことに巻き込まれてしまうことの始まりであったことを、この時点で一体誰が知り得たでしょうか。いや、できなかったでしょう。呑気に談笑しながら、我々はその道をどんどん北に歩いて行きました。突き当たるとちょうど揖斐川に至る方向です。やがて道路の右側にそれらしき建物が見えてきました。六華苑の裏側に当たる場所。そこから東側に延びる道に入ると、運河跡らしきものが見えてきます。近づいて見ると、屋敷の敷地内にも続いていることが判ります。さらに道を進んで行くと、大きな門らしきものが現れました。見た感じ結構古い建造物ですが、実はここは六華苑ではありません。ちょうどそこに自転車で通りかかったおじさんが親切にも解説してくれたところによると、こちら側に見えている建物が本屋(「ブックストア」という意味ではない)で、六華苑の方は新屋に当たるらしいです。さらに東側にはこんな蔵や、レンガ造りの倉庫が並んでいます。それらについてもさっきのおじさんが説明をしてくれました。それはもうしつこいくらいに(苦笑)。しかもちょっと聞き取りにくい口調だったのでいくら詳しい説明をされても、なかなか単純にありがたいとは思えないのでありました。一体このおじさんは何者なのか。誰もがそんな疑問を抱いていたでしょう。まぁそれでも「今だけだろう」と先を急ぎました。しかし、これが甘かった。路地を通って表側に回り、六華苑の入口となっている長屋門から入苑したのですが、なんと後ろからさっきのおじさんも入苑してくるではありませんか!(がびーん) なんでなんで?そんなの聞いてないって。えっと、ああ、よく見たらこの写真の右側にすでに写ってました。う〜ん、なんだかイヤな予感。中に入って石畳を進んで行くと洋館部分見えてくるのですが、ここでもそのおじさんが何かと説明してきます。正直言ってちょっといや〜ん(苦笑)。ゆっくり見学させて!って感じ。というわけで、そのおじさんは適当にあしらいつつ、洋館に近づいていきました。前回同様、内玄関棟から建物に入り、洋館内部から見学していきました。明日は前回撮らなかった写真を中心にいろんな角度からの六華苑をご紹介したいと思います<まだ引っ張るのか。


(10/9) 昨夜はオフ会のレポートを書き上げた後、惰性で無目的にネットサーフィンをしてしまい、無駄に夜更かし。昨日は体育の日で生協も休みで夕食を食べ損なっていたので、帰りはコンビニに寄っておにぎり2つとロールパンと牛乳を購入。そこで気づいたのですが、いつの間にかバースデーテディの姿が消えていました。やっぱり商品入れ替えの激しいコンビニでは、テディの安定供給は望めないのでしょうか。ここで売らなくなってしまったら、今度からは少し遠出をしなければならなくなります。ケッ、何がコンビニエンスだ。テディも売ってないなんて全然都合良くないぞ!(わがままな意見) カットする商品なら他にもあるじゃないか。えっと、例えばハサミとかカッターとかね<カットの意味が違う。そうかそうか、所詮コンビニエンスストアの「コンビニエンス」はコンビニエンスストアにとって都合が良いって意味しかないんだよ、きっと。第一「コンビニ」って略すところからして、そこには消費者の立場に立ってきめ細やかなサービスを提供するという「ストア」の要素が消されてしまっているもんなあ(言い掛かりか)。「コンビニ」だけじゃ「コントラバスが実はビニル製」とか「漫才コンビにダメ出し」などと不本意な受け取られ方をしても文句は言えません(言える言える)。せめて「コンビス」か「エンスト」あたりに略称を改めてもらいたいものです。っていうか、テロリズムに関する自衛隊がどうのこうのという法案の中に織り込んでしまって、国会で成立させてしまうというのはどうか(笑)。そして、そういうのを「コンビニエンス法案」と呼べば良いのだ(お、なんとなく意味深)。というか、今の世界がすでにコンビニエンスワールドかもしれない。もちろんアメリカにとって都合が良いって意味でね。

 な〜んて、深いんだか浅いんだか判らないこと言ってないで、さっさとレポートの続きにいきましょう。ええと、六華苑の建物内に入ったところからですね。

 まずは下から見上げた玄関ホール。そこから右に入ると食堂客間。塔の1階部分も含まれる応接室を窓側から。2階へ上がり、さらに塔の上へと続く階段(立入禁止)を見上げ、広い居間には設計者コンドルの肖像などもバイオグラフィとともにあり、テラス側から見た居間がこれ。振り返って今度は南西側の庭南東側の庭を眺めます。あと、書斎をぐるりと見て、2階のトイレもチェック。階段を降り、次は和館の方へ移動。ここではやはり畳みと板張りの廊下が平行しているこの図が撮りたくなります。その廊下からの中庭の眺め。そして鼠の視点の板張り廊下和室では鏡のようなカメラマンの撮り合いをして、反対側に移ってもう一枚。さっきの廊下を逆側から見て、奥の台所からその廊下部分を外側から眺めたり。南側廊下からは池なども臨める南側の庭をぐるりとパノラマ風。ちょうどこの日は番蔵棟「桑名今昔展」という催しものが開かれていて、受付で名前と住所を書かされました。そこを通り抜けて離れ屋に続く出口から見た番蔵棟の南面。西の奥にある誰もいない旧高須御殿を見て、内玄関棟に戻るとみなさんはすでにお待ちかねでした。どうりで姿を見なかったわけです(苦笑)。

 建物の外に出て空を仰げば洋館部分の塔が映えています。さてここで、自販機のあるところでしばらく小休憩となりました。近くにはこんなトイレもあります。が、その期待の自販機にはなんと「故障です」という貼り紙が。これで最初は諦めてしまいましたが、電源は入っている模様でどうも怪しい。Kつさんから金沢土産の「さい川」が振る舞われ、それをいただいた後、試しにこの自販機でコーヒーを買ってみることにしました。するとどうでしょう、ちゃんとコーヒーが紙コップに入ったではないですか。味も一応まともです。これは何かの陰謀でしょうか(笑)。我々は騙されていたと言うしかありません。途中で業者さんらしき人が招き入れられ、この自販機を開けて中を見ていましたが、「ブルーマウンテンが調子悪い」とかなんとかという会話が聞こえました。どうやら一部が故障していたみたいです。ということで、貼り紙に嘘はなかったわけですが、やっぱり騙されていたような感覚は拭えません(ぶつぶつ)。

 休憩後は、中庭からの道を通って、南の庭の池の周りをぐるりと回りました。和館部分の西端や、池のほとりに立つ何でもない灯籠。そして南西側から池越しに見た洋館和館。さらに庭を東側へ歩いて行ったところで、なんと再びあのおじさんに遭遇です(うわっ!)。まだいたのかー! っていうか、運悪くMつるさんが捕まって早速説明を受けています。そんな光景を尻目に、こんな沢を眺めたりして難を逃れようとさりげなく逃げ回るぱふぇら〜たち(笑)。この後芝生のところを横切って中庭に抜けようとする間にも、そのおじさんはFさんに説明をしていたり、微妙な距離を保って我々の後ろから歩いて迫ってきます(汗)。早足でようやくその手から逃れることができたときには、おじさんは近くの縁側に座っていた別のグループにターゲットを移していました。結局、このおじさんには二度と合うことはありませんでしたが、六華苑の従業員でもないようだったし、その正体は依然として謎に包まれたままです(笑)。最後に、北東側にある温室を通り抜け(本当に通っただけだった)、そろそろ帰路に就こうかとしたとき、こんな犬がよろよろと近づいてきました。首輪はしているもののなんとなく弱ってるふうです。もう少しで連れて返りそうになりながらも、断腸の思いでその犬を首切って(うわっ)、って違う違う、振り切って我々は六華苑を後にしました(誇張あり)。歩いて桑名駅まで戻り、帰りは安いJRで名古屋まで。今回は2次会もなくそこでお開き、解散となったしだいです。運良く今回も天気に恵まれたオフ会でしたが、なんとなくトラベルミステリィな1日でしたね。「北勢線」がトラベルで「解説好きおじさん」がミステリィだったという程度ですが(笑)。

 以上でレポートは終わり。このときの疲れが遅れてやってきたのか、今日はお昼までぐったり寝てしまって、先日の地化図サンプリングに使った道具類の後片付けには参加できませんでした。関係者の皆さんすみません。このところイベント続きだったため意識していませんでしたが、気づけば学会が来週に迫っています。あわわ、早く準備をしないと〜、と思いながらも体はどういうわけか生協に向かって(笑)、「ダ・ヴィンチ」とお菓子類を購入していました。そして、ここでもまたやられましたね。今度は生協からチョコエッグまでもが姿を消していたのです。なんだよなんだよ、人が本格的に集めようと決意した途端になくなるのかよ〜(ぐすん)。まぁ、おかげでお金は節約できそうだけどさぁ(その程度の決意か)。あ〜あ、チョコラザウルスで我慢するしかないのかな(嫌なら集めなきゃいいのに)。

 フランクリーミーアーモンドはなかなかウマツキ(<“上手いとこ突いてきたなあという美味しさ”の略)ですね。もはやテディを置いていないエンスト(早速冒頭で提案した新しい略称を使ってみましたが、これっきりのような気もする)にあるフランの中でも、いつもこのクリーミーアーモンドだけが残り少ないのも頷けます。

 森先生「奥様はネットワーカ」第18回を読みました。どんどんあの人が怪しくなってきましたね〜。その他の人物もそれぞれに怪しく思えてくるし、情況は混沌としています(にこにこ)。ますます目が話せません(当たり前だ)。いや、「目は口ほどにものを言う」とも言うから判りませんぞ(何のこっちゃ)。最近読書もままならずですが、せめて森先生の作品だけはフォローしておきたいところです。


(10/10) 先日のオフ会の昼食のとき、Kつさんが食べていたのは確かビッグマックだったと思いますが、それを入れる箱型の容器が紙製に変っていることを初めて知りました。マクドナルドで食べるものといったらフィレオフィッシュサーモンマックで、それはいつも包み紙にくるまれて出てくるし、周りでもビッグマックみたいな大きめのハンバーガを食べるような人はいなかったので、箱型の容器を見る機会がここしばらくなかったのです。記憶にあるのは小学生の頃(そんなに前か!)で、あのときはまだフィレオフィッシュも箱型の容器に入って出てきたような気がします。箱に入るかどうかの基準を自分が知らないだけで、今でも包み紙でないフィレオフィッシュもあるのかもしれませんが、まぁ、そんなことはどうでも良いのです(バイトをしている妹に後で訊いてみるか<そんなくだらんことを訊くのは兄としてどうかと思うが)。とにかく、記憶にあったハンバーガの箱型の容器といえば、発泡スチロール製だったのです。二枚貝のようにカパッと開くやつね。そして閉じておくときは容器の爪の部分をひっかけるようにするの。ああ、懐かしいねえ。しかし、そういうイメージを持っていたところに現れたのが、紙製の容器です。へぇ、マクドナルドも一応環境に配慮しているのかな、と思ったかどうかは定かではありませんが、そのとき頭の中に浮かんできたイメージは自動販売機でした(じゃーん)。「東山動物園のオットセイの欠伸の数」と「アンデス山脈から流れる川の岸に咲く花の色」くらいに、直接的には何の関係もないもの同士なのですが、ハンバーガの容器といえば決まって思い出すのが自動販売機なのです。まぁその理由は単純で、小学生の頃プラスティック製のハンバーガ容器を使って、簡素な自動販売機の模型を工作したからなんですね。模型と言っても、オリジナルを模しているとはとても言いがたいお粗末な仕上がりでしたが、当時は真剣に作っていたと思います。そうそう、自動販売機の模型ではありましたが、電気工作ではなく、まったくの機械的なからくりだけで“自動”の部分を再現しようとしていました。というか、それしか思い付かなかっただけです(笑)。とにかく、「ボタンを押せばジュース(作り物)出てくる」という部分を作ることに注力していたような気がします。お金を入れてから出るようにするとか、2つ目のジュースはどうするのかとかいった考えは初めから除外されていましたね(笑)。だから仕組みは単純で、ボタンを押せばストッパが外れて、ジュースが転がって出てくるというだけの代物。それだけでも結構出来上がりには満足していたでしょうか。それでいつまでも覚えているのかもしれません。普段思い出すことは滅多にありませんが、ハンバーガの容器を見たときはすぐに思い出せる記憶です。

 さて、以上のことからまず考えが及んだのは、他にもまだまだ眠っている記憶がありそうだということです。偶然にも思い出すきっかけとなる対象に触れていないために未だ思い出すことができないだけで、ひょっとしたらかなり重要な記憶が頭の中にあるかもしれない、と考えただけでわくわくしてきませんか?(笑) えっと、たとえば、3億円の札束を見たら3億円強奪事件の犯人の幼少の頃のあだ名を思い出したり(<知り合いなのかよ!<というか意味ねー)とか、徳川慶喜の匂いを嗅いだら徳川埋蔵金の在り処を思い出したり(前世の記憶か?)とかね。それか、ある川に架かる橋の下に立ったら自分が実は大富豪の子供だったことを思い出すというのはいかがでしょう<捨て子かよ<っていうか大富豪は子供を捨てません、たぶん。それにしても、お金絡みのたとえしか思い浮かばないのはいかがなものか(苦笑)。

 水曜日の本日は水曜日らしく朝から雨でした。三重の方ではかなりの豪雨が降った模様。昨夜大学に傘を置いて帰ってしまったため、今日は仕方なくノーブラで家を出ました。あ、「ノーブラ」ってのは「ノーアンブレラ(傘なし)」という意味ね(笑)<紛らわしいぞ。あ、別の意味でも普段からノーブラですから誤解しないように(何を言うか)。起きたのは朝でしたが、なにぶん家には傘がなく小雨になるまで待っていたので、大学へは昼食を家で食べてから来ることになりました。ということにしておこう(笑)。午後は実験の準備をしつつ、陽イオン交換カラムのキャリブレーションのための測定など。そして荷物の受け取りのため、午後6時に一度帰宅。で、夕食にスパゲティ(ポン酢味)を食べながら久しぶりに6時台のニュースを見ていたら、名古屋大学大学院の野依教授がノーベル化学賞に選ばれたとか。ほう。名前だけは見たことがあるようなないような。実家からの荷物を受け取った後、午後9時頃再び大学にやってきたわけですが、どうやら新聞記者たちで大学は一時賑わっていたみたいです(早いなあ)。いずれ「子供の科学」でも特集が組まれるでしょうね。


(10/11) 昨夜受け取った実家からの荷物は衣類でした(感謝)が、それらと一緒に、あるインターネットプロバイダの入会お知らせみたいなものも送られてきました(接続マニュアルも)。どうやら1人分くらいの月々の固定料金で、家族4人が別々のIDを持つことができるというプランにうちの家族が入ったようです。このプランはひとつの回線からの利用だけでなく、もうひとつ別の回線からも利用できるようになっているみたいで、実家から離れているこちらでインターネットに接続しても、料金は変らないということらしいです。なるほど、最近はこんなサービスもあるんですね。一応これでうちのアパートでもインターネットが使い放題になるわけですが、このプランは普通のモデムを使ったダイアルアップによる接続方式なので、接続料金が安く固定されているというだけで電話料金は別にかかってくるんですよねぇ。まぁ、現在の環境よりは良くなりそうなので素直にありがたいことではありますけど・・。

 でも、やっぱり電話料金は気になりますね。それに転送速度も。自分の今のネット利用状態からすると、ブロードバンド化して電話料金も関係なくしてしまった方が、時間の効率も良さそうだしトータルでは安く済みそうな気がするのです。だから正直どうしようかと悩み中。せっかく送ってもらったのにこんなこと言うのもなんですが、今回入会したプロバイダをたとえ自分が使わなくても、家族として支払う料金は変らないわけですよ。逆に、使ったら確実に電話代がかかります。1日200円としても1ヶ月で6000円となって、どこかのADSLでつなぎっぱなしにした方が明らかに節約になると思いますが、いかがでしょう。えっと、例えばYahoo! BBとかですけど、実はねぇ、ず〜っと前(6月くらい)にここに予約申込みをしたのです。しかし、案の定予約殺到で作業は遅れに遅れ、本申込のお知らせどころか何の音沙汰もないまま4カ月。忘れ去られたのではないかと思って開局予定情報を見てみたら、なんと自分の住んでいる地域をカバーするNTTの局舎がまだYahoo! BBに対応していないことが発覚ですよ。隣のC種区はとっくに開通しているのに(とほ〜)。S和区の方はどこの局舎も対応が遅いみたいで、なんだかゲンナリです。今月末には開通する予定らしいですが、それも順調にいけばの話でしょうから、まったくいつになることやら。えっと、つまり何に悩んでいるかと言うと、今回家族で入ったプロバイダを使う使わないの問題ではなくて(これは変えようがないから)、Yahoo! BBの開通を待つかどうかという問題でした(笑)。他のADSLも値段が下がってきたからなあ。

 暖かな木曜日。お昼頃大学に来ると、駐輪場の自転車の数が増えて停めにくいなと思っていたら、後期がもう始まっていたんですね(今さらしらじらしく)。学生がいっぱいです。どうせそのうち出なくなる授業でも最初は手当たりしだいに取っておこうと、今の時期はみんな超鋼鉄突きに躍起になっているんでしょうね。そうそう、なんだか最近外が騒がしくて、たまに「俺の鋼のような鉄拳を受けてみろー!」なんていう叫び声が聞こえてくるのよねえ、ってそれはちょうこうてつづき違いやろ。う〜ん、秋の夜長に染み入るくだらなさ(苦笑)。

 午後からいよいよ次の実験開始。学生なのでちゃんと研究もしてます(とたまには言っておかないと)。忙しいながらも合間に生協に行って「子供の科学」と専門書を1冊購入。珍しく小説は買いませんでした(笑)。それから、バースデーテディチョコエッグがなくなった恨みを込めて(ウソ)チョコラザウルスを2つ買いましたが、開けてみたらなんと2つともユーリプテルスでしたよ。ぎゃふ〜ん。この悔しさをバネに(ウソ)2つ並べて写真を撮りました。わーい、なんか気持ち悪いなあ!(にこにこ)

 夜遅くまで実験してます。ずっと実験室と研究室を行ったり来たりしているだけなので、特に書くことがありません(上に散々書いてるくせに)。廊下で誰かが裸で歩いていた(できればジュリア・ロバーツ似の女性を所望)とか、廊下を誰かが裸で走っていた(それしかないのか)とか、そういうアクシデントでもあれば突拍子もないことが書けるのですが、世の中そんなに上手くいきませんね。毎日が平々凡々としています。これが平和というのでしょうか(しみじみ)。

 あ、そうそう。実は悲しいお知らせがあります。それは、今月の25日にうちの講座に仮配属となる3年生の新歓コンパをやることになったので、東京ディズニーシーオフには行けなくなりそうなのです〜(涙)。ああ、学会の後の最初のお楽しみイベントだったのに・・。まさか3年生ごときに計画が阻まれるとは(言い掛かり)。まだチケットを取っていなかったのは幸いだったと言えますが、もし取っていれば強行していた可能性がナキニシモアラズなだけに、取っていなかったのが悔やまれます。


(10/12) 珍しく(?)研究活動に明け暮れて、今ここで家に帰ったらきっと心地良い疲れから安らかな眠りに就くことができるはずなのに、これから大学で日記を書かなきゃいけない(いけなくはないけど)と思うと憂鬱になってくる深夜です<イヤなのか。

 意外にも早起きの金曜日。朝、目が覚めて、寝たままなにげなく右耳を触ってみたら、何かぱりぱりしたものが付着しています。まだ生まれたての可愛い子犬のように目が開いていない状況なので、ほとんど手探りだけでそれを剥がしてはティッシュの上に置いていきました。やがて、目の機能が追いついてきて剥がしていたそれを確認してみると、なにやらどす黒い色をしています。これが右耳の外耳全体にわたってこびりついているのです。うわっ、これはもしかしたらもしかするのかもしれない(どきどき)。と気分は高揚し、思わず、右の耳からソースが出たよ〜!(<「ミニモニ。テレフォン!リンリンリン」っぽく)と叫んでしまう、なんていう機転が寝起きから利くわけもなく(<それは機転か?<っていうか利かせる相手もいないし)、素直に、耳から出血してるよあわわ、と思った程度でした。どうやら血が固まって付着しているようです。どことなく鉄くさい匂いも漂っています。

 さて、寝ていて知らない間に耳から血が出るような原因とは一体何なのでしょうか。まず考えられるのは外耳炎とか中耳炎の類いですが、眠る前にはそんな兆候はなかったはずです。では、寝ている間に自分で耳かきをして酷く突いてしまったという可能性はどうでしょう。ありえなくはないですが、耳かき棒は寝ながら取れるような場所にはなく、しかも目が覚めたとき近くに耳かき棒が転がっていたわけでもないので、いくら耳かき中毒とはいえ(中毒だったのか)可能性は低そうです。あと考えられるのは、こっそり侵入してきた何者かによって気づかないうちに耳を切られたという可能性ですが、それはちょっと考えたくないので却下(笑)。というか、耳に痛みはないのです。時間が経つにつれ感覚機能も充分に働くようになって、その事実に気づきました。こうなってくると、俄然浮上してくるのが、やっぱりソースかもしれないという可能性ではなくて(笑)、右耳以外の部分からの出血の可能性です。右耳を触っていた右手の指に付着しているのは当然ですが、ふと左手を見てみると、こっちの指にもそれが付着しています。がーん、実は左手からソースが出てたのか?<違う! さらに触覚が戻ってくると頬にも違和感があることが判ってきました。で、触ってみたらやっぱりそこにも付いていましたね、ソースが(しつこいよ!)じゃなくて血がね。そしてその筋を辿って行くと、やがて鼻のあたりに行き着くではありませんか。そう、そうなんです。右耳その他に付着していた血の正体は鼻血だったのです! うっひゃー、寝ながら何考えとんねん!(笑)っていうか(とほ〜)。これはなんというか、ちょっと哀愁が漂ってしまいますね。まぁ、もともと鼻の粘膜は弱い方ですけど、まさかこの年になって寝鼻血をするとは夢にも思いませんて。ちょっとショックでしばらく横になったままでしたが、やがてあることに思い至りました。鼻血が出て右耳に付いていたということは、当然布団のどこかにも付着しているということなのです。慌てて飛び起き、布団を確認。そしたらありましたね、寝が覚めたときに向いていた向きとは反対の方向に。直径5センチと2センチくらいの丸い血の痕が、掛け布団のカバーにしっかりと付いていましたよ。手遅れだとは知りながら、カバーを外し、洗濯機で洗濯したのですが、完全には取れていませんでした。ヘモグロビンの触媒作用により過酸化酸素と反応して蛍光を発することを利用した、暗所で行われる検査であるルミノール法引用文献)なんて全然必要じゃないくらいに痕が残っています(哀)。まあ、被害が他に及ばなかったのは不幸中の幸いだと言えるかもしれませんが、それにしても朝から血を見るとはね。かっこわるいことこの上なし(苦笑)。

 そのことと関係あるかどうかは判らないですが、最近身体のあちこちが不調を訴えています。特に気になるのは、右膝と右手。右膝はずっと昔にスキーをしていてひねった箇所で、右手は今年やはりスキーで骨折して手術した親指の付け根です。右膝は立ち方によっては、立っているだけで痛むことがあります。動かしているうちにましにはなってきますが、朝はもう最悪の状態ですね。足の指の付け根の慢性的な痛みとも相まって、歩くのもちょっと辛い感じ。走るなんてもってのほかです。だから今年の須賀杯(N大主催の駅伝大会)にはとてもじゃないけど出れません。と、あららこめ主張しておこう(笑)。それから右手の方ですが、術後の経過は良好だったのにここにきてなぜか痛み出してきました(ただし骨折と関係あるかどうかは不明)。これがまたやっかいなことに握力を発揮しなきゃいけない方向に力を入れると痛むのです(例えば、ビンのフタを開けるときとか、ドアノブを回すときとか)。明らかに利き手じゃない左手よりも力が入りません。えっとだから、なかなか大学にやってこないときは玄関のドアを開けられずに家から出れないのだな、と思っていただきたい(<左手を使えば?)。う〜ん、また病院に行くべきかな・・。

 午後は1時過ぎから、10月初めにあった学外セミナの反省会がありました。今後のための注意点などをみんなで列挙して2時には終了。学外セミナ参加者の評価はアンケートの結果概ね好評だったので、反省すべき点は少なかったかも。来年もやるかどうかは今後の話合いしだいです(毎年もめますね)。昼食は買ってきたおにぎりで済ませ、後はずっと実験。意識的にか無意識的にか、夕食は少し多めに食べました。本を読むこともなく、夜中もただただ実験。毎日これくらいやってればなあ、と思わなくもないですが、こういうのって、学会発表には関係ないのに学会前の忙しいときに限って頑張っちゃうんですよね〜。あ、これはもしかしたらワンランク上の現実逃避かもしれない。「仕事のストレスを仕事で発散する」にも似た、「研究の逃避を研究でする」みたいな。なんだか、聞こえは良いですけどね(笑)。


(10/13) 今日(という表現を遣うにはいささか抵抗を感じる時間になりましたが)土曜日も秋晴れでした。風は涼しく陽の光も穏やかで非常に心地のよい休日です。そりゃ栗も成るし柿も成るわなって感じ。秋刀魚も思わず脂がのってしまうはずです。ついでに茄子とか松茸も旨いぜ(口調変更)。っていうか食べることしかないのか。しかもここに挙げたものどれひとつして今シーズンはまだ食べてないし(笑)。「食欲の秋」とよく言いますが、その表現はちょっと不適切じゃないだろうか、と今思いました。確かに秋は美味しい食べ物が豊富な季節ではあります。しかし、だからといって、人間の食欲と結び付けてしまうのは早計に過ぎるのではないかと思いませんか。「スポーツの秋」とか「読書の秋」などの表現と比べてもあまり品が良いとは言えません。この季節になって、特別にお腹が空いたなと感じたことなんて今までにないんですけど、他の人はどうなんでしょう? 食料が豊富なときほど食物の摂取量が増えるのは当たり前で、その結果だけを見て単に「食欲がある」とされちゃ困るなあ、とか思ってみたりもするわけですよ。そんなに俺は欲深くないぞ、なんて心の中で抵抗を試みる毎日です(いつも失敗に終わっていますが)。むしろ、食料が少ない季節の方が、食物に対する欲求は高くなるのではないでしょうか。まぁだから、「実りの秋」くらいの表現でとどめておくのが順当なところでしょう。

 話しは戻って(戻るところがあるのか)、その中でも食べる可能性が一番高いところにあるものはです(そこに戻るのか)。今、講座のサロンにそれはもう熟れ過ぎちゃうの?ていうくらいの柿が、箱に10個ほど入れられて放置されているのですが、早く食べないと腐ってしまいそうだし、かといって数が減っている様子もないので食べて良いのかどうかと悩んでいるのです(他に悩むことはないのか)。持つと柔らかいんですよ。ぶよぶよって。食べるとしてもちゃんと皮が剥けるかどうか疑わしいくらい。トマトよりも柔らかくなっています。ジュースにした方がテットリバヤイかもしれないけど、柿ジュースってあんまり聞いたことないから、絞ると美味しくないのかもしれない。そのままジュルジュルって食べるのがいいかな(<いつの間にか食べることになってるぞ)。柿って日本原産なんですよね(話題変更)。学名でも「カキ」って言うんだとか。ちなみに英語では「persimmon」(辞書を引いてみた)。干し柿渋柿から作りますけど、あれはちょっと反則的に甘過ぎると思います。まさか渋柿から何も足さずにあんな甘いものが出来るなんて、一体誰が想像できるでしょうか(たぶん想像しなくても出来たんでしょうけど)。干しぶどうも作り方は同じような気がしますが、それとは違って干し柿はあまりパクパク食べられる代物ではありませんよね。そのくせ他の食べ物と混ざって出てくるということもありません(今までの経験では)。まあ、混ぜるにはひと粒の大きさが大き過ぎるかもしれませんけども(種も入っているし)。お菓子界ではどういう位置付けになっているんでしょう。饅頭とか羊羹の仲間みたいなものでしょうか。こう見えても(どう見えてるの?)幼少の頃は比較的干し柿をよく食べた方ですが、一般的にどのようにして食べられているのかが気になるところです。食材としてどれくらいのポテンシャルが干し柿にあるのかを見極めるのも、人生の楽しみのひとつじゃないでしょうか(そんな人生やだ)。

 って、特に柿の話がしたかったわけではなく(ほんとか?)、要するに言いたかったのは、「秋ですね」の一言(笑)。今日も8時前に一度目が覚めたのに、気持ち良くてつい二度寝。おそらく目が覚める数分前のときだと思いますが、久しぶりに夢を見ました。登場人物が知り合いじゃありません。なんと国連アナン事務総長が主人公です。ここでピンと来る人もいるかもしれません。そう、国連とアナン事務総長がノーベル平和賞を受賞しましたね。おそらくそれ関連のニュースがラジオから流れていたのです(目覚ましにラジオをセットしているので)。またしてもこのパターン。耳から入った情報が夢で再構築されてしまうという現象です。ただし、現実のアナン事務総長は男性ですが、夢の中では女性でした。それはたぶん、「アナン」という名前から「アンナ」という名前に似た響きを感じとっていたからかもしれません。詳細はもうよく覚えていませんが、夢の中でもノーベル賞の授与式が出てきた気がします。で、自分の隣にいたアナン事務総長がやはりノーベル平和賞みたいなのをもらっていましたよ。しかし、ある時点からなぜかそのアナン事務総長は自分になっているのです。アナンが自分。自分がアナン。玄関開けたら2分でアナン(<語呂だけで書くな)。なんか面白かった記憶だけは残っています。二度寝をするまではしっかり覚えていたはずなのですが、二度目に目が覚めたときには曖昧になっていたのが残念。もしかしたら授与されたのは、ノーブラ平和賞かもしれない(そんなことばっかり言っていればいいのだ)。で、結局家を出たのは午後1時頃となってしまいました。大学に来て、実験の続きを少し。午後2時からはちょっとお出かけ(ルンルン)。

 午後5時半頃、大学に戻ってきました。それまでの間何をしていたかは秘密です(にこにこ)。あ、ただ帰りにマツザカヤストアに寄って食料を買ってきました。もちろん大半はテディ(笑)。ここは定価より12円安く売っているので嬉しいですね。これから通うかもしれません。それとチョコエッグを探したのですが、在庫がないのか仕入れていないのかその姿は見られませんでした。代わりにじゃないですが、今年度初のみかんを購入。みかんなら愛媛よりも和歌山産だと思いますが、買ったのは三重産です。安かったしね。12個入りで298円。そのうちすでに8個食べてしまいました(笑)。みかん大好き。


(10/14) 学会前で少し閉鎖モードギミギミシェイクの日曜日。さっさと発表する内容の下書きとかOHPとか作らなくてはいけないのに、今日も昼から大学に来て実験を始めたりして、懐の深さというか、器の大きさというか、人間の余裕みたいなものを見せてみました(先延ばしにしているだけとも言う)。しかし、結構ギリギリです(笑)って笑ってる場合ではない。学会まではまだ日にちがありますが、明日月曜日にとりあえず発表内容を指導教官に見てもらうことになっているのです。だから、それまでに一通りのものを準備しておかなければなりません。なのに〜、気が付けば学会の準備にほとんど手をつけないまま、いつの間にやら夜が更けています(苦笑)。それでも頑張れば、夜が明ける前には何とかなるとは思っているのですが、明日は朝からコロキウム野依先生のところ風に言うと研究報告会)があるんですよねぇ。これは当然寝坊するわけにはいきません。だから、適当な睡眠時間を確保しようと思えば、夜更かしなんてしてられないのです。えっとつまり、選択肢としては2つ。このまま準備作業を続け、寝ないままコロキウムに出席するか、さもなければとっとと寝て(トットちゃんと一緒に寝るわけではない)明日の自分に賭ける(笑)かのどちらかです。

 と書いているうちにも時間が経っているので、だんだん徹夜の可能性が増してきています(あせあせ)が、正直なところ徹夜をしてフラフラのままコロキウムに出席するのは辛いものがあるし、そんな状態では発表練習もままならないはずなので、どちらかというと早く寝たいのです。ただね、だからと言って「明日の自分に賭ける」には、今までの実績が明らかに不足しています(苦笑)。それに最近の傾向からすると、この時間(12時過ぎ)から眠りに就くことはできないかもしれないという理由により、のるか反るかの瀬戸際の悩みどころを危ういバランスで綱渡りしている乙女心みたいな心境です(よくわからん)。

 さて、悩んでいるわりにあっさりと話は変りますが、今日日曜日はメンデーでした。映画館の割引きサービスの中にぜひ設けて欲しいと思うメンズデー(しかし、男ばっかりの映画館はちょっと嫌かもと思わなくもない)の誤植ではなく、東北なまりのメーデーでもなく(今日は5月1日ではないし)、なんのことかと言えば、食事が麺類ばかりだったというストレートな話。つまり「めんの日」。昼食というかおやつ時に食べたのが、カップラーメンで、こってりとんこつ味。そして夕食は久しぶりに、そば処の大桐に行って、味噌煮込みうどんを食べました。これはまったり味噌味でした(当たり前)。以上。いくら2食しか食べなかったからとはいえ、1日のうちの2食が麺類だったというだけで、その日を易々とメンデーと呼んでいいのかと疑問に思わなくもないですが、なんとなくそんな気がしたからつい軽い気持ちで書いてしまいました。すみません。っていうか、ごめ〜ん(それが言いたかったのか)。

 夕食の帰りにエンスト(いつぞや書いたコンビニエンスストアの新略称<わざわざ説明が必要なら書くなよ)で、チョコエッグを2つ購入。生協から姿を消して以来、すっかり勢いをそがれてしまいましたが、結構美味しいチョコの味が忘れられなくて買ってしまいました。なんとまあ、チョコを主目的としてチョコエッグを買うことがあろうとは!(笑) え〜と、でもこれが本来の正しい買い方なのではあるまいか(「本来の」と「正しい」は重複しますか?<誰への質問?)。フィギュアはあくまでもお菓子に付いているおまけですからね。そうおまけなのだ。チョコが欲しかったから買ったら、たまたま可愛らしいフィギュアが中に入っていた、と思えば少々値段が高いところでこれから大量に買うことがあっても罪悪感は感じられないであろう!(にこにこ)<そういう作戦に切り替えたのか。

 ほら、そうこうしているうちにタイムリミットです。ボカ〜ン。


(10/15) 月曜日。晴天とはいえ朝は寒いです。なのに水シャワー(苦笑)。今日はどうにも堪らず上半身は水を浴びることができませんでした。そろそろ限界かもしれません。水シャワーに若干心地良さが残っていた季節から続いているわけだから、少なくとも1ヶ月以上はずっと水シャワーってわけですね(たぶん、正確なところは過去の日記を読めば判るでしょう)。ある意味驚異だなあ。よくこんな状況に甘んじていられるものだと、我ながら感心します(感心したところでお湯が出るわけでもないが)。もし、現在の状況にメリットを無理矢理にでも見つけだすとすれば、冷たくて目覚めに効くってことくらいでしょうか。ショック死するかも、というドキドキ感もセットになって目覚めがよいことよいこと(笑)<そんなこと言ってないで早く修理を頼みなさい!(このセリフ何度目?)

 昨夜は結局2時頃に帰り、3時間くらい寝て起きました(やればできるやん)。そしてコーヒーを飲みました。しかし、そのままずるずるとこたつにもぐり、重い腰を上げたのは午前8時頃でした(結局できてない)。夜のうちに学会準備が進んだというわけでもなかったのに、早起きしてコロキウムが始まるまでの間に少しでも準備を進めようと思っていたのに、この有り様です。いやぁ、だって寒いからねえ(笑)。上記のように水シャワーを浴びてようやくまどろみ状態から脱し、家を出ることができたのは午前9時前になってからでした。コロキウムは9時半からなので、大学に着いても当然何かできたということもなく、そのままコロキウムに出席。寝不足のため頑張って目を開けているのがやっとでしたが、H君とM殿君の発表はなかなか聴きごたえがありました、たぶん(笑)。

 昼食後、学会で東京へ行くための新幹線チケットを買いに生協へ。前回、名古屋−新大阪間でチケットを買ったとき学割よりも回数券が安かったので、今回もそのつもりで行ってみたら名古屋−東京間学割の方が安いことが判明し、出直すことに(苦笑)。実はこのとき自分は学割証を持っていてすぐにでもチケットの申請(あるいは抜け駆け)をできる状態にありましたが、持っていなかったT辺氏が学割証を取りに行くのに付き合うことにし、数十分後、再び生協へ向かいました。そして午後1時20分、ようやくチケットを申請。1時間後に受け取れるとのこと。しかし、また生協との往復をするのは気が進まないし、学会準備も控えているのでずっと生協で時間を潰すというわけにもいきません。第一、チケットを発行するだけでなぜ1時間もかかるんだぁ? JRとのやり取りはコンピュータを使っているはずでしょ(ぷんぷん)。たびたび生協に足を運ばせたり、長居させたりしてこちらにより多く購買させようという魂胆でしょうか。このシステムをもう少し改善してもらいたいという声はよく耳にします(独り言も含む)。

 というわけでチケットは翌日受け取ることにして、今日のところはお菓子でも買って帰ろうと思ったら、なんとここでチョコエッグ発見ですよ! 復活しています。わ〜いわ〜い生協万歳!(泣いた赤子がもう笑ったみたいな手のひらの返しよう) 思わず小躍りせんばかりに3つ購入。まず1つ目を食べてみたところ出てきたのは、ブルテリア(ブリンドル&ホワイト)。残り2つは温存(というか溶けるので冷蔵庫で「冷存」)しておくつもりでした。が、どこからともなく現れたM2のK村さんが「ねぇ、開けてよ」なんていう圧力をかけてくるもんだから、敢え無く屈して(苦笑)仕方なく2つとも開封してしまったのは、私が心広くて女性に優しい人間だからではありません(私は心広くて女性に優しいが)。そもそもK村さんは女性とは・・(以下自粛)。ごほん。えっと、とりあえずフィギュアを取り出すためにチョコを食べます。2つ目のチョコは結局全部ばくばく食べて、出てきたのはパグ(フォーン)でした(駄洒落か)。わーい、またもや犬です〜(にこにこ)。その勢いのまま3つ目も開封させられてしまいましたが、さすがにチョコは半分だけ残しサロンの冷蔵庫へ保存しました(これもしばらく後に食べてしまったのだけど)。そして出てきたのは日本猫(雉子+白)。にゃ〜お。なんか動物ばっかり出ますね(<そりゃペット動物シリーズだから)。いつまでも動物ばかりじゃ芸がない(いや、充分に芸はある)ので、次は世界の遺産シリーズとかをチョコエッグに入れて欲しいところです(笑)。それか、もっと的を絞ってピラミッドシリーズとかにしてしまい、ひとつのチョコエにはひとつのブロックが入っていて、コンプリートしてはじめてピラミッドが完成するというのはどうか。もちろん、てっぺん部分を担いだシュウもパーツの一部です(<北斗の拳かよ!)。あそうそう、以前買って撮り忘れてたペルシャ(チンチラゴールデン)コキンチョウ(アカコキンチョウ)もついでにここに。

 そんなことをしているうちに時間はどんどん経過し、午後は大して学会準備が進まないまま発表練習の時間となりました(とほ)。一応ひと通りやってはみましたが、全然なってません。客観的に見て何が言いたいのか分かりにくいのは明らかです。指導教官にもいろいろアドバイスをいただきましたが、初めから不完全だという認識はあったので、それほどショックを受けることもなくほっと一安心。練習段階でもそれなりの発表内容に仕上げるのが本来あるべき姿だとは思いますが、初めから自信を持っていなければ何を言われても真摯に受け止めることができますね(笑)。これは準備を完璧にしないことによる効能と言えるでしょうか(それとも単なる言い訳か)。自信がないと素直になれるようです。っていうか、自信を持とうぜ!


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