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日々これ勉強(2001年6月の前半)

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関係者以外6月禁止(の前半)

(6/1) 昨日のハローページについてですが、NTT西日本では4月から全戸配布が廃止されてる地域もあるみたいですね(情報提供者のNさんに感謝)。希望者だけに無料で配ることになっているとか。携帯電話の普及に伴ってハローページの利用者が減ったとか、経費の削減だとか、資源の無駄遣いをなくすためというのが主な理由らしいです。ま、当然でしょうね。もっと早くにやるべきだったと思います。第一、無料配布ってのがおかしくないですか? 一般の民間業者なら普通そんなことはしないでしょう。電話帳を配ってくれるよりも、基本料金を値下げしてくれた方がはるかにありがたいです。電話番号だって情報の一種(それも個人のプライバシィにかかわる)なんですから、知りたい人には然るべき料金を請求するべきだと思いますが、いかがでしょう(番号案内だって有料なんですからね)。たぶん、いきなり配布をやめても文句を言う人は少ないんじゃないかなあ。古いのがあるしね。どうしても欲しいという人には有料で配れば良いのです。というか、電話帳なんかさっさとなくして、浮いたお金で電話料金を安くしてください(>NTTさん)。電話をかけてもいなくて電話がかかってもこなかった月ですら、基本料金を取られるというのはどういうことですか。納得いきません。せめてそういう月は1000円割り引きになるとか、何かしらのサービスをしてほしいものです。電話をほとんどかけない人間にとっては大きな問題なんですからね。その辺のところを分かってほしいなあ。ええとですね、なんだかんだ言ってますがとにかく電話料金が安くなれば、ハローページが配られようがエローページが配られようが何も文句はありません(笑)。できればエローページをお願いします(<するな!)。

 あ、今地震がありました。5階でこの揺れなら付近の震度はそれほど大きくないですね。しかし、震源が遠ければ結構規模の大きな地震かも。富士山がついに噴火したんでしょうか(まさか)。まあ、今あなたが余裕でこれを読んでいるということは噴火していないといういうことですね(笑)。よかったよかった。

 さて、昨日は何をしてたかなあ・・。どうも最近昨日のことがなかなか思い出せない傾向にあります。よっぽど「これは日記に書こう」と強く思わない限り忘れてしまいます。それでもなんとか思い出して毎日書いているわけですが、書いてしまったらますます忘れますね。書くことによって安心してしまって、記憶しておくことを放棄しているかのようです(苦笑)。書いたら忘れるって怖いですね・・。迂闊にお金を貸したこととか、大切な想い出とか、森ミステリィの内容などはもったいなくて書けません。でも逆に、お金を借りたこととか、苦い想い出とか、森ミステリィの内容などまっさらな状態にしたいことを書くと効果的かもしれません(にこにこ)。な〜んてことを書きつつ、昨日のことを必死に思い出そうとしているんですけどね(笑)。え〜と、昨日は朝ご飯にフィレオフィッシュを食べたいと思っていましたが我慢して、昼食までは何も食べませんでした。生協で昼食後、実験器具の洗浄をしつつ、放射化分析のサンプルが届くのを待っていたのに結局届かず肩透かし(ぷんぷん)。あとは工作したり、本読んだり。じゃなかった(苦笑)、そう言えば午後5時から教室の談話会があったのでした。ほら、だんだん思い出してきましたよ〜(笑)。談話会の内容は物性からみた惑星形成論みたいなお話。なかなか面白かったです。その後は夕食食べて、昨夜はオフ会用の名刺を作りましたが、今回はなんとオフ会の前々々日にできあがるという早さ。しかし、月曜日の自主セミナのネタは未だ手付かず(うにょ〜ん)。

 近々、久しぶりにテディを里子に出す予定なので、テディたちを整理していたのですが、改めてその数に圧倒されますね。一度にどさっと置くと、まるで死体の山みたいです(笑)。いつまでも袋に詰めっぱなしは可哀想な気もするので、ずらーっと並べてディスプレイしたいところですが、さすがに大学でそれをやるのはちょっと気がひけますね・・。

 本日は金曜日。祝日のない6月です(去年も同じこと言った?)。今日こそは自主セミナの準備を進めましょう。


(6/2) ずっと前から不思議に思っていることがあります。それは研究室がある建物のトイレの洗面台の高さ。えっと、何が不思議なのか書く前に、まずトイレの配置がどうなってるか説明しましょう。うちの研究室が現在入ってるのは理学部のE館で、だいたい東西方向に長い地下1階、地上5階の建物です(正確には北側に折れ曲がったL字型の建物ですが、別に使っていないので省略)。そして各階には東側と西側にトイレが配されています。最近の建物では同じ一角に男女それぞれのトイレがあるのが普通ですが、おそらく古い建物だからでしょう、各階の東側と西側にはひとつずつしかトイレはありません(配管の問題かな)。もちろんアリー・マイ・ラブに出てくるトイレのように男女共同というわけではありません。一ケ所には男子用か女子用どちらかのトイレしかないということです。例えば、1階を見てみると東側は女子トイレで西側は男子トイレになっています。そして2階へ上がると今度は東側が男子トイレです。ここから類推すると、階ごとに男子トイレと女子トイレが交互に配置されているんだろうと当然思うわけですが、そうは問屋が卸さないんですね〜。実は5階に行くと両側とも男子トイレになっているのです(おかげで5階にいる女性は違う階へ行かなければならないという少し不便な状況)。まあこれもちょっとした不思議ではありますが、単に男性の数が多かったから男子トイレを多めに配しただけだと思われます。
 さて、ここからが本題です。はじめに気付いたのは4階のトイレを使ったときでした。去年は自分の部屋が5階だったので普段は5階のトイレで事足りていて、そこの洗面台の高さに体が慣れていたんですね。何かの拍子で4階のトイレで洗面台を使おうとしたとき違和感を感じたのです。どうもいつもより腰を曲げないと蛇口に手が届かない。おかしいなとは思いつつも、5階にいた去年まではまだ気のせいかもしれないと思っていました。しかし、今年(今年度ね)から4階の部屋に移って、行きつけのトイレ(笑)が4階になって確信するに至ったというわけです。確かめたので間違いありません。4階の洗面台は低いです。いや、それは正確ではありませんね。むしろ5階のトイレの洗面台だけ備え付け位置が高いのです。1階や地階のトイレも4階と同じ高さに洗面台がありますから。さすがに女子トイレまで確認したわけではありませんが(当たり前だ)、5階のトイレだけが少し高いところに洗面台が設置されているとみて良いでしょう。どうしてこうなっているんでしょうね。不思議です。考えられる理由をいくつか挙げてみましょう。

 1)配管は等間隔なんだけど、実は4階の天井が低い(そうは思えないけどなあ)。
 2)同じく、5階の床が薄い(そうも思えない)。
 3)配管を付けてみたら5階のとこだけ余分に長かったけどそのまま強行(あんまり考えられないなあ)。
 4)設計ミス(あってはいけないでしょ)。
 5)ミスじゃないけど設計者の気紛れ(にしても理由が分からない)。
 6)あ、5階だけ後から建てられた(そんな話は聞いたことがない)。
 7)井水を使っているので、なんかそういう汲み上げ関係?(よく分からないらしい)
 8)井上陽水は使っていない(<思い付きで書かないように!)。
 9)目の錯覚、というか身体全体にわたる錯覚(夢遊病か?)。
 10)人が使うときだけ実は高くなっている(人間原理主義か?)。
 11)そもそも同じ高さである必要はない(まあ、そうだけどさぁ・・)。
 12)というか、この話自体がそもそもウソ(メタだなあ)。

どれも説得力に欠けますが、果たしてこの中に正解はあるのでしょうか。ちなみに、5階のトイレの洗面台の高さが、自分にとっては手を洗うのにちょうど良い高さです。わざわざ階段を昇ってまで使おうとは思いませんけど(笑)。

 さて、こういう話を書くときはたいてい何事もない普通の一日だったということですが、昨日もご多分にもれずです(笑)。お昼前に大学にやってきて昼食。午後は洗い物をしたり、生協で雑誌とお菓子を購入したり。えっと、どうでも良いことですが、お菓子係数とでも言いますか、なんだか食費に占めるお菓子の割合が最近上がってきたような気がしますねぇ。いやいや、決して悲観しているわけではありません。栄養バランスはともかく、エネルギー効率は良いと思いますので・・。

 夕食はまだまだ広く市民権を得るには時間がかかりそうな納豆カレーでした。見た目があまり好評ではない代物ですが、私に言わせれば(誰が?)カレーに肉が入っているのも同じくらいグロテスクだと思います。しかも肉が入ると統一性に欠けて美しくないです。和食の基本はやっぱり野菜でしょう! え〜と、カレーライスって和食だよねえ?(笑)

 本日は土曜日。あ、もう土曜日なのかと思うのは決まって土曜日です(そりゃそうだ)。結局昨日はできなかった自主セミナの準備は今日するしかありません。ただ、お昼からは出かけるので、あんまり準備ができないような予感。でもまあ、何とかなるでしょう。


(6/3) 全種類集めるのが困難になってきた感のある「縁起ものキョロちゃん」ですが、これにはなんとチョコボールが付いています。ってそれは当たり前、というかむしろチョコボールにキョロちゃんストラップが付いているのですが、それはこの際どっちでもいいのです(いいのか)。えっと、この「縁起ものキョロちゃん」には「ピーナッツ」「キャラメル」2種類のチョコボールが一緒に入っていて、これはどうやらどれも同じようです。「イチゴ」のチョコボールが入っているということはありません。個人的には「イチゴ」が好きなので是非とも(誇張して書いてますが、本当は「なんだ、イチゴはないのかぁ」というくらい)入れてもらいたいところですが(今、「ところ」と打とうとして間違って打って変換したら「床エロ」になってしまった(笑)。どうでもいいことで文章を中断するのは申し訳ないですが、これを見逃すのはちょっともったいないという判断をしたしだい。ご了承いただきたい。なんて書いてるからカッコ内が長くなってしまったことよ・・)、そんなことも今回の主題とはあまり関係がありません(ないのか)。ええとですね、言いたかったのは縁起ものキョロちゃんに付いている(いや正確には縁起ものキョロちゃんの方が付いているのですがそれは前述の通りなので繰り返しません<繰り返してる)、「ピーナッツ」と「キャラメル」でチョコボールの数が違うということです。初めは製品の個体差かとも思ったのですが、どうも毎回同じように違っているので予め決められているみたいですね。「ピーナッツ」が7個で「キャラメル」が8個。この違いは何でしょう。1個あたりの製造コストの違いを反映しているのでしょか。だとしたら、キャラメルの方が安くできるってことですね。そうなってくると気になるのが、ノーマルなチョコボールです。あれの「ピーナッツ」と「キャラメル」で内容量に差があるのかどうか。あるとしたら何個差なのか。気になりますねぇ。今までにも数えた人はきっといるんでしょうけど、やっぱり自分で確かめてみる必要はあります。ということで、昨日の昼に生協へ行って買ってきました(笑)。がしかし、「キャラメル」だけが置いてないのです。コンビニでも探しましたがやはり「ピーナッツ」と「イチゴ」しかありません。「キャラメル」の人気は今一つなんでしょうか・・。古くからの「キャラメル」ファンとしては残念でなりません(<さっき「イチゴ」が好きだと言ってたぞ)。で、仕方ないので「ピーナッツ」と「イチゴ」で内容量の比較をしてみました。箱にはそれぞれ25グラム22グラムと記載されていて、「ピーナッツ」の方が少し多めです。さらにチョコボールを全部出して数えてみたところ、「ピーナッツ」が22個で、「イチゴ」が21個とその差は1個だけですが、やはり「ピーナッツ」の方が多めに入っていました。この結果と「縁起ものキョロちゃん」のチョコボールの数の差から考えると、「キャラメル」<「ピーナッツ」<「イチゴ」の順で単価が高くなっているということが推測されますね。だから何だ?と言われると困るのですが(苦笑)、「縁起ものキョロちゃん」のチョコボールの数が7個と8個になっている理由は、実は縁起ものにひっかけてラッキィ7末広がりの八という意味を持たせているのである、という仮説はどうでしょう?(考え過ぎか)

 さて、昨日の夕方からは那古野コネクション前夜祭(あるいは「オフ会前日から名古屋入りしているTAKUさんを囲もうの集い」)がありました。企画はKずえさんです。具体的に何をやったかというと、名古屋市内にあるピンクハウス系列のショップを見て回るツアーの後、居酒屋で軽い飲み会という流れ。まずは午後4時、JR高島屋の上にある三省堂書店講談社文庫のコーナで待ち合わせ(う〜んなんとも渋い待ち合わせ場所です(笑))。ツアーに巡るのは、当然のTAKUさんとKずえさんとMつるさんとMむさんとSばしんの5人。初めに向かったのは高島屋の7階にあるカールヘルムのショップ。割とオープンスペースなところに構えていて、エスカレータを降りると目の前でした。ここにくるのは初めてです。今の季節は夏物が出ていて、和風ものがメイン。もちろん定番のTシャツなども置いてあり、初っ端からいろいろ目移りします。しかし、その場で欲しい商品を購入できるだけのお金は持ち合わせていなかったので、なんとか買わずに済みました。予め、少なめにお金を下ろしておいて正解でしたね(笑)。この効果はその後に見て回ったショップでも遺憾なく発揮されることとなりました。ひとつ、購入可能なもので欲しいと思ったのはサンダルです。TAKUさんと「研究室で履くのに良いねぇ」なんて合意するあたり、二人ともどっぷり大学院生ですね(感慨)。その次に向かったのが丸栄にあるピンクハウス・ワールド。地下鉄で移動です。到着すると、それぞれにいろいろ物色し始めます。新物はここでも同じような品揃えですが、ショップのスペースが広いだけあって食器やらカバンやら小物がいっぱい置いてあるのが魅力ですね。ついつい欲しくなってしまいます(最大限の自制心を使って衝動を抑制しましたが)。今度来たときにはこれを買おうかなぐらいに気持ちを落ち着かせて(笑)、お店を後にしました。
 ここで少し休憩。地下に降りてから地上に出て5人が座れそうな喫茶店を探索。結局入ったのはロイヤルホストでした。土曜日だからか人は多くて喫煙席へ。そこでおのおのにドリンクを注文して、TAKUさんとMつるさんとMむさんはアイスクリーム系のデザートも注文。30分ほどでしょうか、しばらく談笑してました。しかし、印象的な話題は、Mつるさんが食べていたアイスの名前が「ブルボンアイス」とかなんとかといって、それにはスティック状に巻かれたクッキィみたいなお菓子が刺さっているのですが、もしかしてこれがブルボンのお菓子だから「ブルボンアイス」という名前なの?という疑念が沸き起こったことでしょうか(笑)。まさかねぇ、とは思いつつも店員に訊くことはできない一同でありました(謎のままにしておいた方が幸せなこともあるのです)。あと気になったのは、テーブルの上に人数分敷いてある紙製の下敷き。これの下の方に「店内での携帯電話のご使用はご遠慮下さい」みたいな注意書きが書いてあるのですが、そのすぐ下には「詳しい情報はHPをご覧下さい」とあってアドレスが書いてあります! これじゃその場で携帯電話を使って確かめたくなりますよねえ(笑)。なんだか矛盾しているというか、人の自制心を試そうとしているというか・・ツッコミを入れたくなる下敷きでした(笑)。そうそう、ここで実はKずえさんから以前お願いしていたダブった分の「深海生物フィギュア」をいただきました(ありがとうございます〜)。いただいたのはこの3つ。これは何かお返しをさせていただかないといけませんね〜(にこにこ)。
 休憩後、最後に向かったのは三越のカールヘルムです(お馴染みの場所)。ここではビーチサンダルに目を奪われてしまいましたが、次の集合時間まで時間がなかったので少しの滞在でした。結局何も買わずに済みましたね(一安心)。次の集合場所は栄地下の日産ギャラリー前。ここで合流したのはKつさんとFさんです。飛び入りの人はいなさそうだと判断し、午後6時頃、全部で7人になった一行は地上に出て、飲み屋街に消えてゆくのでした・・。嘘、消えてはいません。手羽先で有名な世界のやまちゃんで飲み会となりました。ええと、話題はいろいろ多岐に渡って(と言っても森先生関連ではありますが)、もにょもにょがちょめちょめだとか、●●は××じゃないの?とかそういう話(笑)。結構な時間(3時間くらい)いましたね。那古野コネクションのオフ会には出られないMつるさんとMむさんには名刺を渡し、それぞれ帰路に就いたのでした。ナゴヤコーチンアイスは美味しかったです。

 本日は日曜日で、いよいよ那古野コネクションオフ当日です。ああ、またレポートを書いてしまうんだろうなと今から憂鬱気味です(憂鬱なのか!)。いや、明日までにやっとかなきゃいけないことがあるからね。しかし、それでもレポート(日記ですが)を先に書いてしまうんだなあ(悲しい性だ)。と書いて思い付いた回文、「悲しい性だが妻子なか(九州なまり)」。お後がよろしいようで。「お後」は明日の自分なんだけどね。


(6/4) 昨日の日曜日は第6回目の那古野コネクションオフでした。「那古野コネクションって何?」という方には面白くともなんともないかもしれませんが、以下は昨日のオフの模様を克明に、真実に忠実に描くことには捕われずに(笑)、ある程度の脚色と妄想を加味した主観に基づくレポートという形になっています。まあだから、勘違いや間違いなどは大目に見てやってください。

 前日の那古野コネクション前夜祭(あるいは「オフ会前日から名古屋入りしているTAKUさんを囲もうの集い」)でアルコールが入っていたものの、どうしても起きないわけにはいかないと強く思っていた(病院の予約なんかよりも遥かに重要度が高い)からか、不思議とその日は早くに目が覚めました。朝から快晴で清々しい日曜日、まさに行楽日和です。今回は名刺の製作も余裕を持って進めていたため、いつものように慌てることなく、落ち着いて出発することができました。午前9時過ぎ、N大学から本山まで自転車を走らせ、地下鉄に乗って千種駅へ。そこでJRに乗り換え名古屋駅まで向かいました。今回の那古野コネクションの目的地は、「封印再度」の中で犀川先生萌絵が立ち寄った岐阜県恵那郡明智町にある日本大正村です。作品中でも触れられていますが、ここは明治村のようなテーマパークになっているわけではなく、街並そのものが大正時代の面影を残していて、資料館などは建っているもののそこでは実際に人々が生活しているという、村全体がいわゆる博物館のような存在であるところ。ま、その辺の詳しいことは追々解ると思います(解らなくても許してね(笑))。今回はおでかけオフ(つまり観光)なので、集合場所は1ケ所ではなく、名古屋駅、千種駅、大曽根駅、そして現地、という4ケ所で「だんだんとメンバが集まっていく方式」が採用されています。向かう方向としては名古屋から中央線で北東へ行くわけで、千種から乗り込んだ方が個人的には便利だったのですが、やっぱりレポートを書くにあたっては最初から乗るべきでしょうという判断のもと、一度名古屋駅まで向かったのでした(駅から出なければ料金は変わらないし)。そしたら案外早く着いてしまって(これは自分にとっては驚異的)、他のメンバが誰もいなかったのでベンチに座り、しばらく「封印再度」を読むことに(特に大正村が出てくるところを)。ただ、ちょうど文庫版を人に貸している最中だったので、持っていたのはノベルス版。ちょっと重いですね(笑)。それから10分くらいたったとき、ホームにTAKUさんが現れました。軽く挨拶を交わし他の人を探します。がなかなか見当たりません。そうこうするうちに名古屋終点の電車がホームに入ってきました。どうやら折り返して運転するみたいで、これが乗る予定の電車でした。二人してその先頭車両の方へ行ってみると、中には幹事であるKずえさんがすでに座られていました。というかこの電車に乗りっぱなしだったようです(千種から乗ってこられてそのまま折り返すという形)。さっそくTAKUさんと私ことSばしんがKずえさんの隣に座りました。3人ともカールヘルムを着ています(笑)。予定ではもうひとり乗り込むはずで、しばらくなかなか見つからないなと思っていたら、実はすぐ近くの向いの席に座っていた(笑)のがMickeyさん。Kずえさんのクマ姿(誤解されそうな表現ですが、別にクマの着ぐるみを着られていたわけではありません)で気付かれたようですね。そして4人で横並びで座ることとなりました。そう、座席はすべて横向きのタイプで、あまり3人以上の会話には向きません。田舎へ向かう電車なんだからボックス席があるだろうと期待していたのが大はずれ、中央線も通勤電車に成り下がってしまったようですね(しみじみ)。

 う〜ん、なかなか話が進みませんね(苦笑)。この調子だと大正村にいつ到着できるのかわかりませんが、もう少しご辛抱下さい。さて、名古屋を出発して次に千種駅で乗ってこられたのがFさん。その次の大曽根駅からはKつさんが乗ってこられました。この段階では少し混んでいてお二人ともしばらくは立っておられましたが、それでも高蔵寺を過ぎたあたりからは空きはじめ、やがて向い側に座られました。あとは他愛のない会話をしながら30分ほどで瑞浪駅に到着。ここで東鉄バスに乗り換えです。ちなみに瑞浪駅の外観はこんな感じで、バス停に向かう一行。バスの行程は約40分。高地へ向かうに連れて道は狭く窓から入ってくる風は冷たくなっていきます。途中、同じバスに乗っていた女性二人組がバス停を間違えたらしく、降りかけてまた戻るということがあったので少しタイムロスをしましたが、そんなことで腹を立てるような人はいない長閑なところです(笑)。当然渋滞もなく、ほぼ予定通りに明智駅に到着となりました。バスを降りるとすでに現地集合組のKさんとSーなさんとPさんが舞っておられました。<違う違う、踊ってどうする! 待っておられましたってことです。さっそく合流してご挨拶。Kさんは車を駐車場まで停められに行き、Sばしんはトイレに行き(笑)、他のみなさんはパンフレットをもっておじさんの説明を聴かれてました。ここは駅からして時代を感じさせるたたずまいです。すぐ近くには大きな案内版。明智駅は中央より左寄りの下に位置します。ちなみに地図の上が東になっています

 ようやく参加メンバが全員揃って、いよいよ大正村めぐりへ出発です。が、今日はここまででとりあえず終わらせておきましょう。イントロということで。まあ、ちょっと大学でゴタゴタしていたので書いてる時間がなかったんですけどね(苦笑)。明日はコロキウムもあるので、無理をしないようにしようという堅実な判断です。大人になったなあ(感慨)。

 というのをアップしようと思ったら、大学のルータか何かが落ちていたらしく(解らないで書いている)、更新できなかったのでこれは一夜明けてから(つまり5日に)アップした日記です。てーことをいちいち説明的に書いているのは、日記をさぼっていると思われたくないという理由から(笑)。そういうことを気にするところが、まだまだ大人になり切れていないなあ(感慨再び)。


(6/5) 大正村レポートの続きを書く前に、昨日のことを少し。日曜日の夜、オフから帰ってきてレポートをぼちぼち書いていたのですが、どうにも眠くなってしまって(笑)敢え無く帰宅し、翌日(つまり昨日)の朝早起きをしてしこしことレポートを書いていました。はじめは午前中で仕上がるかなと思っていたのですがだんだん長くなり、半分も書かないうちに病院の予約の時刻がせまっていたのです。そう、先週寝坊してすっぽかしてしまった病院ですね。午前10半頃大学からHちや整形外科病院へ向かい、余裕をもって到着。そしたら、いつになく空いていて予約時刻の11時少し前には診察してもらうことができました。そしてレントゲンを撮って確認し、診察はこれで最後ということに、めでたく相成りました(万歳!)。診断書のお願いもして、今週中にはできあがるとのことでした。いやあ、右手親指を骨折してからここまで来るのに約2ヶ月。長かったですね。治療に使ったお金もカールヘルムの上着が2着は買えるほどです(2着しか買えないカールヘルムもどうかと思うが)。しかし、おそらくその分は共済金で戻ってくると期待されるので、経済的な損失は結果としてはそれほど大きくないでしょう。損失が大きいのは何と言ってもギプスをしていた期間中の研究活動です。それなりにはできる範囲のことをやってきたつもりですが、やはり実験ができなかったのは痛い。予定になかったことですからね。まあ、その遅れを取り戻すにはこれから1ヶ月くらい倍のスピードで研究をすれば良いだけのことですが、それができたら苦労はしません(苦笑)。いきなり速くはならんてー。ということで、仕方ないと割り切ってここ最近は過ごしています(せかされるんだけどねぇ)。

 病院から解放されたのはお昼前でしたが、大学に戻ってもたぶんみんな昼食に行ってしまっているだろうと判断し、というか初めから狙って(笑)東山のマクドナルドで半額フィレオフィッシュを買って帰りました(もちろん2個)。大学へ戻り、フィレオフィッシュを1個食べ、自主セミナ(発表当番)の準備をしようと思っていたところに、事件勃発。というほど大袈裟なことではないですが、T辺氏からマックユーザで使うためのプリンタをネットワークに乗せる作業の要請がありました。実は以前マック用のネットワークプリンタ(かなり年代物)はあったのですが、とうとうガタがきてしまって使えなくなり、よそからもらってきたプリンタを新たに接続しようということになったのです。で、ついでにプリントサーバの役目を果たしていたマックも少し良いものに替えることになり、そのマックのIPアドレスの設定やら何やらの作業で2時間くらい奮闘するもネットワークにつながらず、どうしたものかと困って先生に見てもらったら、単純なハードウェア的な接続ミスが原因でした(苦笑)。古いマックはよう分からんてー。こうして、マック自体はネットワークにつながったものの、自主セミナを挟んで夕食後も続いたプリンタの接続作業は、最終的には成果なし、結局ネットワークに乗せることができませんでした(大ショック)。半日がかりの作業は一体何だったのか・・。と思わなくもないですが、結構楽しんでやってましたのでそれほど落胆はしていません。落ちたものと言えば、使えないプリンタとマックを片付けるときにT辺氏が落とした血豆ができて剥がれかけてはいたもののまだ剥がれるには早すぎるんちゃうの?という感じの小指の爪くらいです(笑)。血が出てましたね。わーいわーい(<喜ぶな!) まったく、最後の最後でとんだオチがついたものです。

 ええと、ではレポートの続き、メンバが揃って大正村めぐりへ出発したところから。まずは駅前の道を東へ向かい、交差点を右へ、駐車場のある方向へ向かって歩きます。途中、浪漫亭を横目に見つつ、正面ゲートっぽいところから浪漫横町入って行きました。そのままレストランや土産物屋がある浪漫亭の南側を通り過ぎ、何川かは分かりませんが橋を渡って本町へ。途中には大正村には似つかわしくない激しい音楽を通りに向かって鳴らしている土産屋がありました。それほど文句があるわけではありませんが、街の中で一番浮いている存在で、ちょっと気になるなという感じ。それも通り過ぎれば忘れてしまいます。本町の交差点はT字路で、角地には景観を合わせているのかこんな十六銀行が。この交差点を北(地図では左)に曲るとすぐにコロッケ屋のコロちゃんがあります。これはチェーン店のようですが、大正村はコロッケも有名なんでしょうか。この通りは南北街道で、少し先の左手に現れたのが森先生が「一番の見所」とおっしゃっていた(2001/5/13の近況報告)大正路地です。しかし、こちら側には歩いて行かず、反対方向の東側へ向かいました。足下を見るとこういう絵があります。どうしてパンダなのか分かりませんが、Mつるさんでしょうか(内輪ネタか)。そしてこの東側の路地を登って行くと左手に見えてくるのが元役場の大正村役場。説明書きはこんな感じ。当時としては超モダンだったらしい建物も今ではレトロですね。この役場の前庭には天然記念物のヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃの木)が植えられています(これが説明書き)。個人的にはこの木が見られたことが非常に満足ですね(にこにこ)。思わぬ収穫でした。さて、役場の中に入ってみるとすっかり改装されていてコンクリート張りだったということはなく、微妙に床が歪んでいたりする趣き深い木造です。ここには休憩室があって、とりあえずそこで休憩することになったのですが、その部屋の前の廊下には村民登録者名前が書かれた札がずらーっと掛けられています。ひょっとしたら森先生が登録されているのではないかという声もありましたが(笑)、さすがにそれはなかったようです(しかし、全部確認したわけではないので分かりませんけども)。休憩室の中にはお茶が用意されていて、無料でいただけるようになっています。ということで一角を那古野コネクションが陣取り、名刺交換と相成りました。他のお客さんは少ないので邪魔にはなっていなかったでしょう。名刺交換が一息ついたところで、TAKUさんからはお土産(キティちゃんのバターサンド?)が振る舞われ、みんなで美味しくいただきながらしばらく歓談となりました。「ここで森試験をしてもいいかもね〜」という話が出たりで(笑)、すっかりくつろぎモードです。しかしまだまだ序盤、あまり長居もできません。この頃にはすでに正午を回っていましたが、もう少し村内を見て回ってから昼食にしようということになり、役場を後に・・する前に、展示してあるものを見学しました。まず休憩室には、旗本明智遠山氏系図明智遠山氏系図などがありましたが、歴史に詳しくないので解説できません(苦笑)。それから2階へ上がると、村長室(入ることはできない)があり、その奥には日本大正村の歴史に関するパネル展示がなされていました。しかし一番印象的だったのは鳥羽水族館から贈呈されたというラッコジュゴンでしたね(笑)。

 次に向かったのは役場から東側へさらに登った突き当たりにある絵画館。ここは元小学校らしいですが、中はすっかり展示スペースになっていて、このときは昭和30年代から40年代ぐらいの週刊新潮の表紙絵が飾られていました。ひとつだけ小学校らしいかなと思われるのはこれでしょうか(ただ大正時代のものとは思えない)。他に見るものもないので滞在時間は短く、すぐに次の場所へと向かいました。ちなみに絵画館から西向きに見た村の風景はこんな感じ。そこからさらに東側の山手に行くと見えてくるのが、大正ロマン館です。そしてぞろぞろと入って行く一行。大正村には資料館が4つあって入館料がいるのですが、4館共通券(500円)をここで買って中へ入って行きました。ここは初代日本大正村村長高峰三枝子氏と、初代議長春日野清隆氏の記念館でもあります。中に入るとまず目を引くのが、村長が就任式に着たというインパクトのあるドレスです(笑)。奥には故高峰氏の愛車ニッサン・プレジデントが鎮座しています。1階の部屋にはこの地出身の山本芳翆氏の油絵や高峰氏の遺品などが展示されており、2階へ上がると春日野氏の遺品や、古い時計、昔の雑誌付録の双六などが展示されていました。双六は升目に書いてあることが結構面白いので一見の価値ありです。それから展示室を出たところにも年代物の家具などが置かれています。たとえばこんな足踏みオルガンとか(ちゃんと音が出ます)。その他いろいろ盛り沢山ありますが、じっくり見ている時間はないので、ほどなくして大正ロマン館を後にしました。次は近くて、大正ロマン館の裏側へ少し登ったところにある旧三宅家です。昔ながらのたたずまいを今も残している建物ですが、復元移築されたものらしいですね。庭に入ると「君が代」に詠まれたらしいこんなものが足下に。そして建物の軒下みたいなところ(正式な名前が書いてあったのですが忘れてしまいました)では、竹細工の職人さんが実演というか、見た感じはまるでそのままそこで生活している様子で作業をされています。なかなか陽気なおじさんで、我々メンバを相手に気さくに話していただけました。少し離れて庭の奥から建物を見るとこんな感じ。最後にSーなさんにはなんと作りたての竹の耳カキがプレゼントされましたね〜。

 まだまだ続きますが、今日はここまで。別に出し惜しみしているわけではなく、まだ書けていないのです(最後まで)。全部つながったものは那古野コネクションのレポートのページでいずれご覧いただけると思います(メンバだけに限られていますが)。本日は火曜日で天気は下り坂の模様。昨日食べなかったもう1個のフィレオフィッシュを家の冷蔵庫に入れっぱなしにして大学に来てしまったのですが、取りに帰るべきでしょうか(そんなことで悩むな/【臨機応答・変問自在】風回答)。

 久々に一日に2回目の更新ですが、特にこの文章に意味はないことを、あららこめご了承ください(にっこり)。これでGoogleのヒット数上がるかな〜(わくわく)。


(6/6) 静粛性が売りのひとつであるiMacも、真上でエアコンがガンガン動いていたら意味無いなあと感じる今日この頃(本当はたった今感じた)。昨日も早起きでした。お、わりと起きれるもんだと思った途端、寝坊してしまうこともある断続的なサマータイムが続いています(断続的で続いているとは、これいかに)。午前中はコロキウム。3人が発表しました。時間がかかって終わったのが12時頃。理系カフェテリア(生協食堂)にはもう長い列ができていたので、その後ろに並ぶことは諦め隣の中華食堂(旧理系)で昼食を食べました。ここではおそらく麺類しか食べたことがありませんでしたが、昨日はマグロカツ丼に心引かれて思わずそれを選びました。カツが少し固めで、ご飯の量とのバランスが悪い点は改善の余地ありだと思いますが、味はまあまあでもっと改善の余地ありです(余地しかないのか!)。すみません、いくら何でもそれは言い過ぎ。それなりに美味しかったと言っておきましょう。この中華食堂はツッコミどころ満載ですが、建物の入口付近にいつも立ててあるのぼりについて気になることがあります。そののぼりには「海鮮丼」とでかでかと書かれているのですが、未だかつてこの中華食堂で海鮮丼なるものを見たことがないのです(笑)。幻のメニューです。毎日入っているわけではないので、統計学的には断定することはできませんが、少なくとものぼりが立っているときに入って海鮮丼がメニューにあったということはありません(前にも書いた?)。まあ、無理矢理解釈すれば、昨日食べたマグロカツ丼のマグロも海鮮と言えなくもないけどねぇ(笑)。それではちょっとアンフェアな気も。謎多き食堂です。

 午後は大して仕事が進むこともなく、ほとんど部屋にいました。それがいけなかったんですね。夕方頃だったか、部屋に備え付けの電話器に電話がかかってきました。ちょうどそのときはサロンでいれたコーヒーを持ってくる途中だったので、部屋に戻るや否や慌てて受話器を取りました。「はい●●講座です」と出てはみたものの、すぐに切れてしまいました。待たせ過ぎたかなと最初は思ったのです。しかし、2回目にかかってきたときそうじゃないこと悟ることになります。部屋には自分しかいなかったので再び電話に出ました。こちらが名乗ってもうんともすんとも言いません。今度は切れたわけではないようです。そしてよく聴くと、たまに“ピー”という電子音が鳴っています。その間隔は一定していることから、おそらく間違いFAXだろうという推論をしました。部屋の電話器はFAX機能付ではないので、無駄なデータが出力されることはありませんが、相手側が送信を止めない限り、受話器を置いてもまた電話がかかってきてしまうのです。だからしばらく待って電話が切れたところで受話器を置き、自分の席に戻りました。が、案の定また電話がかかってきました。他の人からの電話だといけないので、念のため一応講座名を名乗って出ます。すると聞こえてきたのは、“ピー”。やっぱり間違いFAXか(ちっ)。「あなたのおかけになった電話番号は間違っていますよ」と伝えたくて仕方ないのですが、悲しいかな部屋にある電話器にはナンバーディスプレイ機能なんてものはついていなくて、どこからかかってきているのか分からないのです。だからそのあと何度となくこの間違いFAXとのやりとりに時間が費やされてしまうこととなりました(憤慨)。無視したいところでしたが、受話器を外しっぱにしたり電話に出ないわけにはいきませんからね。やっぱり、相手の都合を無視してかかってくる電話という代物は嫌いです。とはいえ、使わないといけないのがまた腹立たしい。

 昨夜、ようやく大正村のレポートが書き上がりました。期せずして長くなってしまい、読みにくいことと思いますがどうかご勘弁を。ちなみに那古野コネクションのメンバ向けに公開しているものとは微妙に違う箇所もあります(しかし誤差範囲)。ではレポートの最後までを一気に以下に。

 さて、次は来た道をずっと戻って南北街道まで出ます。その途中にあるお店で気になったのがのぼりに書いてあった牛乳棒という代物。濃縮新鮮ということでしたが、なかなか怪しい響きです(笑)。牛乳房ともとれますしね(<思考が偏っとるぞ)。えっと、それはともかく、南北街道を今度はまっすぐ南へ進み、大正村資料館(まだ入りません)を過ぎたあたりで西へ右折。川の手前で狭い路地に入ってずんずん進んで行くと、そこはもう中馬街道うかれ横町です(道路を跨いでいるのが渡り廊下のある家の渡り廊下)。その先にあるのが、ぱふぇら〜にとっては大正村のメインとも言える(笑)、グリル田中です(地図では「元カフェー」と書いてあるあたり)。犀川先生萌絵が入ったあのかつ丼屋さんですね。他のメニューは無いという噂もあります(笑)。はじめから期待はしていませんでしたが、やはりこの日も休業でした(しかも臨時休業だ)。残念無念。しかし、なんと今回の参加者の中に、4、5年くらい前グリル田中でカツ丼を食べたことがある方がただひとりだけおられました。それはPさん。だからもうみんなから「どんな感じだった?」と訊かれまくりマンボでした(をかへま氏風)。ただ、もう記憶が曖昧だとかで返答に困られていましたが(笑)。というわけで意気消沈する一行(誇張あり)は、来た道を引き返し、大正村資料館からの道に再び出ることになりました。その途中、民家の軒先のこんなところに鳥の巣を発見。中にはヒナがいる模様です(くちばしがのぞいてます)。それから、遠山家屋敷跡なんてのもありましたがそんなとこには目もくれず(笑)素通りし、路地から出て西へ。明智橋を渡り、川沿いの道を歩いて駐車場まで戻りました。駐車場から道路に出るところにはこんな物が設置されていて(実は村のところどころにある)、ボタンを押すと案内が音声で流れるようになっています。「日本語」と「英語」の2種類です。英語のボタンを押してみるとちゃんと英語で大正村の紹介が流れ始めました。この日は天気に恵まれて見上げれば透き通るような青空(本当は透き通ったら月のように黒い空になるはずですが、そんなことを気にしてはいけません)、歩いているだけで汗が滲んできます。お腹も空いてきたということで、流れる英語の音声はそのままに(そんなもの待ってられないのだ!)、道路を渡って最初に目にした浪漫亭のレストランで昼食を摂ることになりました。1階は土産を売っているスペースで、レストランは2階にあります。エレベータも一応設置されていましたが、それには乗らず階段を使って上がって行きました。ちなみにこのエレベータの扉にはアルフォンス・ミュシャの絵にどことなく似ているけど明らかに本物じゃないという絵が描かれていましたね(写真を撮っておけばよかったか)。あと、階段の途中にはなぜかこんな置き物が(恥かしいなあ)。レストランのフロアは結構な広さがあり、空いていることもあって全員が同じ列のテーブルに着くことができました。総勢9名です。誰が何を注文したかというのは省きますが、注文された料理はソースかつ丼ハヤシライスかつ定食薬善そば(という名の山菜そば)、そしてコロッケカレーというラインナップ。レストランの内装やウェイトレスさんの服装などは大正時代を意識してあるようでしたが、料理のお値段だけはちゃっかり21世紀価格でしたねぇ(笑)。談笑しながら小一時間。午後2時を過ぎた頃、レストランを後にしました。

 さあ、いよいよ後半戦突入です(まだ半分もあるのか!と嘆かないように)。とりあえずは村の南にあるおもちゃ資料館を目指して歩くことになりました。最初に渡った橋を渡り、再びガンガンに音楽を響かせている土産屋を過ぎて、十六銀行のある交差点を南に右折。その南北街道を南へ進んで行くと、左手に元郵便局の逓信資料館(隣には現在の郵便局)があります。中では郵便や通信に関わるものが展示されており、入館は無料です。展示スペースがワンフロアしかないので見学時間は短かめ。その逓信資料館の向かい側に、先ほど通り過ぎた大正村資料館があり、次はこの中に入って行くのだ、オーオー!(意味も無く気合いを入れてみました)。ここには銀行蔵大正の館の二つの建物があって、まずは銀行蔵(奥に見える建物)に入ります。土足厳禁です(ちなみにTAKUさんの靴は脱ぎにくいのであった。>そんなことをばらさないように)。4階建ての建物ですが、展示室は1つの階に2室ずつの合計6室です。しかし全体は大きく北側と南側に別れていて、北側の1階から3階まで昇り、3階で南側へ移り1階まで降りるという見学順路になっています。このときの展示内容は、日本全国の土人形とか、数多くの古い蓄音機とか、昔の映画のポスタとか、昔の看板とか、あと古い楽器の類い(やけに足踏みオルガンが多い)などなど、大正時代のものに限らず様々な物が展示されていました。季節によって展示替えが行なわれるそうなので、何度来ても楽しめるかもしれません。個人的にはこの新聞記事を見れたことが嬉しいです(にこにこ)。そうそう、この銀行蔵には手動エレベータがあったらしく、その形跡が残っています(下から見上げたところ)。蔵から外に出て、靴を履き、今度は南隣にある大正の館説明書き)に入って行きました、勝手口から。外には用を足すところがあります。館の中に入るとそこは台所になっていて、土間が東側の表の方まで続いています。建物の中は必要以上の照明はなく、空気もひんやりしていて実に居心地が良い空間です。一室には驚異的な数のひな人形が飾られています(少し無気味)。ずっと奥に入って表側の土間から見渡すとこんな感じ(つなげてポン)。外に出て表から見るとこんなたたずまいです。

 南北街道をさらに南に進んで行くと、やがて中馬街道との交差点があり、解説看板も立っています。しかしまだまだまっすぐ南へ向かう一行(人の間隔が離れていますが別に仲が悪いわけではありません(笑))。そしてようやく右手に現れたのが、おもちゃ資料館です。ここでは入口におばちゃんが3人くらいいて出迎えてくれます。展示内容は、紙細工あり、ブリキあり、サザエさんの人形あり、双六あり、面子やコマもありで、文字通り昔のおもちゃたちがいろいろです。印象的だったのは顔がついたブリキのバス(?)で、その目玉がどうやら全体の動きに合わせて動くようになっているのがあって、想像すると非常に怖いのです。Kさん曰く「これじゃあ子供が泣きますよ」とのこと(笑)。建物が狭いこともあり、帰りのバスの時刻も考え、長居することなくおもちゃ資料館から外に出ました。その南隣にあった商店の店先にもいろいろ懐かしいものがあって見ていたのですが、中でもこれが気になって、数人でしばし眺めてしまいました。煙草の自販機ではありません(見りゃ分かる)。しかし新手の募金箱という可能性はあります(笑)。Kつさんによると、小学生の頃に見た記憶があるとか。昭和生まれの我々にとってはこういうものの方が、大正時代のものより懐かしさを感じるんでしょうね(当たり前ですが)。

 さて、あとは戻りつつの見学になります。南北街道を北に向かい、中馬街道との交差点で南西方向の中馬街道へ入り、途中で大きな通りに出たところに、4つ目の有料資料館、天久資料館があります。大正から昭和にかけて京都にあった「カフェー天久」を復元したものらしく、入るとここの1階は喫茶店になっていて大正時代を彷佛とさせる音楽がかかっています。しかし、カフェーでくつろいでる時間はありません(笑)。さっさと2階へ上がり、展示の品々を見て回りました。飾ってあるのは艶かしい女性が描かれているビール会社のポスタとか、器とか、蓄音機など。テーブルの上には一見メニューかと思わせるものが置いてありますが、実はこの天久資料館に関する新聞記事のコピィが綴じてあるだけです(笑)。充分に堪能した一行は、この建物が面している通りを西へ行き、橋を渡って、またまた川沿いの道を進んで行きました(先ほどとは違うところ)。その途中ではうかれ横町に通じる路地にある喫茶店の裏側を見ることもできます(笑)。抜け目がありませんね。明智大橋に出てからは先ほど通った川沿いの道を再び通り、駐車場まで向かったのでした。

 バスの時刻まではまだ時間がありましたが、中途半端だったので大正村めぐりは終わり、あとは浪漫亭で土産などを見て時間を潰すことになりました。ここでTAKUさんの好奇心を刺激したのが、樹液100%からなる「森の雫」という飲料。初め誰かに買って帰ろうとおっしゃっていたと思ったら、次の瞬間にはご自分で飲んでおられました(笑)。しかもその場で飲み切りです。少し飲ませていただきましたが、普通の水より少し粘性が高く仄かに樹木の香りがする感じで、なんとも表現のしようがない味なのです(決してまずくはない)。その後は明智駅まで戻り、そこで少し座って休憩。やがてバスの時刻となり、現地集合組以外は停まっていたバスに乗り込みました。一応、これで今回の那古野コネクションはお開きです。バスの中では強烈な睡魔に襲われ爆睡。気付けば瑞浪で、やはりJRに乗り換え、名古屋方面に帰ってきたしだい。その後、電車組の6人で千種の喫茶店にて軽い2次会となりました。主要なテーマはみんなのネット環境だったでしょうか。あと、「自分の中の森ミステリィ1番はどれ?」とか。

 主要どころしか回ることができませんでしたが、天気も良く人も少なく、充分楽しい大正村めぐりでした。良い運動にもなりましたしね。でもやっぱり、心残りはグリル田中に入れなかったことでしょうか(笑)。一体、いつ臨時休業が解除されるのでしょうね。それから気になったのは、どの建物に入ってもたいてい古い足踏みオルガンが置いてあるということ。おそらく大量に寄付されたのだろうと推測されますが、本当のところはわかりません。そんな数々の細かい謎がまだまだ残されていそうな大正村、犀川先生よろしく一年に一回くらいは訪ねてみたいところですね(微笑)。

 以上、大正村めぐりレポートでした。長くてすみません(苦笑)。全文は那古野コネクションon Web <別巻>に収められています。本日は水曜日。あ、そう言えば今日は妹の誕生日ですね。おめでとう〜。いくつになったのでしょうか。ちなみにここも今日が誕生日らしいです。


(6/7) 日記に長ったらしいレポートなんかを載せるから、6月前半もまだ半分だというのに画面をここまでスクロールさせるのが面倒臭いことこの上ないことになっていますが(笑)、どうかお許し下さい。最新の日記に一発で飛べるような作りにしようかしらと思わないでもないですけどね、そんなことをしたらせっかく面倒臭くて読む気をなくしてしまうような人にもあっさり読まれてしまうじゃないですか。<読まれたくないのか(笑)。

 ということで、レポートのおかげでもうすっかり忘れられていることと思いますが、先日あいまいな推定しかできなかったチョコボールの数調査の続きです。ご安心下さい、覚えていなくても大丈夫です。本人も忘れていたくらいですから(笑)。昨日生協に食料の調達にいったとき、チョコボールの「キャラメル」が売られているのを発見して思い出したしだいです。えっと、事のあらましを簡単に説明すると、キョロちゃんのミニストラップ付のチョコボール「縁起ものキョロちゃん」のチョコボールには「ピーナッツ」「キャラメル」の2種類があり、箱の左右にそれぞれ入っているんだけど、「イチゴ」が入っているバージョンなんてものは見当たらないことを不思議に思ったのが発端となり、さらに「ピーナッツ」が7個と「キャラメル」が8個という一定して異なるチョコボールの個数が気になったことも好奇心の後押しとなって、ノーマルのチョコボールでは1箱に入っている個数に差があるのかどうかを実際に確認しようとしたものの、「キャラメル」のみが販売されていなかったので仕方なく「ピーナッツ」と「イチゴ」で個数比較を敢行し、その結果から「イチゴ」「ピーナッツ」「キャラメル」の順で定性的にチョコボールの個数が多くなっているに違いないと推定し、よって必然的にその順で1個あたりの製造コストが安くなっているのだろうという結論に達した、ということでしたね(一文で説明すれば簡単に説明したことになると思っているのは誰?)。そんなわけで思い立ったが吉日、さっそくチョコボール「キャラメル」を購入し、内容量を確認しました。そしたらなんと、予想はしてなかったので(なんせ忘れていたから)予想を遥かに上回ることはなかったものの、それでもかなり「イチゴ」と差があることは明らかな29gという値でした。ちなみに「イチゴ」は22g。重さだけを見れば約3割増です。そして中身を出して個数も確認してみると、26個でした。ええと、「イチゴ」の個数は21個だったので、こちらは25%アップです(<単位系は統一するように!)。これで先日行なった推定は正しいことが判りましたね。しかも「キャラメル」は密度も絶対量も大きいということが判明。同じ値段でこれだけの違いがあって、果たして量的にいまいちな「イチゴ」を選んで「キャラメル」を買わないなんてことがありうるだろうか(ありうる>「イチゴ」が好きだからね)。

 「縁起ものキョロちゃん」の箱には「ときどき変わった縁起ものキョロちゃんがでてくるかも!」と書かれていますが、初めは手に入らないだろうなと思っていました。しかし、気がつけば2個ゲットしていましたね(にこにこ)。写真だとわかりにくいのですが、うちでのこづちではこんなキョロちゃん(左側)で、たいぐるまではこういうキョロちゃん(同じく左側)です。いずれも表面がテカテカにコーティングされています。まるでニスを塗ったみたい。おそらく全種類にそれぞれこのテカテカタイプが存在するものと思われますが、これはちょっと集める気になれませんね。なんて言いつつ昨日もすでに持っているだるまを買った人は誰?(笑)

 実は月曜日に買ったフィレオフィッシュの残りひとつは、一日置いて昨日の昼食の一部になりました。生協食堂に持ち込みです。ここには電子レンジがあるので、二酸化炭素のようなまっすぐな構造を持つ分子以外は自由に温めることができます。そして幸運なことに、フィレオフィッシュは二酸化炭素ではないので温められるのです(笑)。ただ持ち込みはしましたが、ご飯や味噌汁と同時に食べるのにはやはり抵抗がありますね。結局他の料理を食べてしまってからフィレオフィッュを堪能することにしました。で判明したことは、買って30分後も2日後も何ら変わりなくいただくことができるということです。悪く言えばもともと下がれるだけのポテンシャルを持っていないということで、よく言えばできたての美味しさを長く保っているということですね(笑)。う〜ん、できれば後者だと信じたいものだなあ、フィレオフィッシャーとしては。

 なんだか食べ物の話ばかりしていますが、この地方はもう梅雨入りしたそうです(脈絡なし)。敢えて無理に解釈してみると、湿気が多くなる季節だから食べ物にカビがはえないように気をつけましょうということかな。本日は木曜日。そう言えば昨日からN大祭が始まっているはずですが、見事に雨降りですね(笑)。人出は間違いなく少なくなるでしょう(毎年のことだけど)。平日はどうでもいいけど、週末だけは晴れてほしいなあ。


(6/8) と思っていたら昨日はどえらい晴れでした。きっと晴れ人間(<「晴れ男」と書くか「晴れ女」と書くか迷った末に「晴れ人間」にしてみたが、「機械人間」みたいな印象は拭えない)がいたのに違いありません。晴れ人間って具体的に何がどういう風に作用して晴れになるのか分かりませんが、なんとなく気迫が有り余って周りの気圧を上昇させているイメージがありますね。実は梅雨の晴れ間という現象は、そういう人たちがこっそり日本全国(北海道は除く)で「晴れ人間コンテスト」を開催している結果である、というのはいかがか。頑張り過ぎると空梅雨になるのだ(笑)。そういうわけで、なんとなく賑やかになりつつあるN大祭。しかし、今のところ興味のあるコンテンツはなし。というかあっても行く暇なし。研究室全体が引きこもり状態です(苦笑)。まあいろいろ大変なのだよ。

 なんて言ってますが、個人的にはそれほど忙しくはなく、昼食後は生協に出かける余裕も見られました。で、何を買ったかというと、メモリです。想い出じゃないですよ(言わなくてもわかる)。あいまっ君用のメモリです。愛機あいまっ君も購入してはや1年半、ようやくアップグレードされるときが来たのです。なぜ今なのかというと、メモリが安くなっていたからという単純な理由。それと、いずれマックOSXを使うかもしれないということも見越してです。しかし待った甲斐がありましたね。ブランド製品の256MB1万円弱です。おそらく大須あたりに行けばもう少し安くなっているのでしょうが、そこまで行く手間を考えると、生協でこの値段なら充分に満足できるレベルと言えます。満足満足。さっそくあいまっ君をひっくり返し、増設してみました。不具合が生じないか少し不安でしたが、問題なく再起動。うひゃひゃうひゃひゃ。劇的な変化は感じられませんが、よく使うアプリケーションを全部起動させてもまだ250MBくらい余っているという快適さ(わっはっは)。余裕があるという状況がすごく嬉しい(笑)。「家にもマックを!」計画はちょっぴり遠退きましたが。

 そうそう、やっとおもちゃのカンヅメが森永製菓から届きました! 本当は一昨日届いていたのですが、不在だったので昨日の朝電話して、午後4時にもってきてもらうようにお願いしておいたのです。そして昨日の夕方、あいまっ君のメモリの増設を終え、4時前に一度家に戻り荷物が到着するのを待っていました。しかし、なかなかセールスドライバーは現れません。ただ待ってるだけじゃ時間がもったいないので、散らかった部屋を片付けることに。もう6月になったことだし、いわゆる衣替えもついでに行なうことにしました(ほったらかしだった冬服を押し入れに突っ込んだだけですが)。窓とドアを開け風を通し、ゴミを拾い、分別し、それぞれのゴミ袋にダッシュート。しかし初めに窓とドアを開けてしまったものだから、ホコリが舞う舞う(笑)。沢田研二の歌でTOKIOってのがありましたけど、それふうに「HO・KO・RI、ホーコリが部屋を舞う〜」とか思わず歌ってしまいそうになるほどです。あららこめ床は掃いておくべきでしたね。久しぶりに掃除をするとこの有り様です(苦笑)。さて、部屋の片付けはやればやるほどどーでもいい紙屑や袋がつぎつぎに発見され、よくもまあこんなに溜め込んだものだと感心すらするほどでしたが、そんなに広い部屋ではないので30分もすればだいたい片付いてしまいました(あくまでも自分の基準で、ですが)。臨時の掃除だったので、その後は本格的な大掃除に発展することもなく、布団の上で横になることさらに20分(ゴロゴロ)。諦めかけていたところにようやくセールスドライバーの登場で、待ちに待ったおもちゃのカンヅメを受け取ることができたというしだい。受け取るまでは、ちょっと待たせ過ぎちゃうか?と腹を立たせギミギミシェイク(<何だそれは)でしたが、いざ受け取ってしまうとそんなことは、もう、どうでも(にこにこ)。わーいわーいこれで森先生にまたまたプレゼントできる〜やほーい!という嬉しさの方が圧倒的(笑)。

 えっと、ちなみにプレゼントするカンヅメは「過去缶」「未来缶」の2つセットなのです。とりあえず外箱の外観だけを写真に撮ってみました。これが「過去缶」で、そしてこれが「未来缶」。「未来缶」にはこのような“缶のフタの開け方”が描かれていますが、「過去缶」の方にはそんなものは描かれていません。やはり未来から落ちてきただけあって「未来缶」はユーザに優しくなるように心掛けられていて、「過去缶」は過去から発掘されただけあってわざわざ開け方なんて書いてないということでしょうか(ひょっとするとこの絵が開け方を表しているのかもだけど(笑)、いずれにしても解読は不可能)。ん?ちょっと待て。なんか引っ掛かるなあ・・。さっき変なものを見たような気がするぞ。え〜と、確かフタの開け方のところで・・そうそう、これですよ、これ。やっぱりそうだ。よく見てください。両手でフタを開けているこのイラスト変じゃないですか? どう見てもどっちの手も右手でしょう、これ! うわーさすがに「未来缶」だなあ。そうかそうか、未来人は両手とも右手なのかー(笑)。あるいはE.T.の有名なシーンよろしく、フタを開けるために二人が協力しているところとか(大笑)。あ、そうじゃないとしたら、どちらかの手は手の甲側で缶をつかんでいるという可能性も考えられますね(ちょっと気持ち悪いけど不可能ではない人もいる)。う〜ん、これって誤植というのかな。それとも何か意図があって描かれているんでしょうか・・ふむ〜。今まで誰にも突っ込まれなかったのかどうか、気になるところです。せっかくのチャンスということで、ここはひとつ森永製菓に質問してみるべき?(笑) 中身は秘密です(まだ開けてない)。

 本日は「土曜日も仕事を頼まれてしまったけど、それは午前中に終わらせて午後からは絶対に森先生とこの研究室公開に参加するぞ」と決心する金曜日(にこにこ)。他のぱふぇら〜に会ったときのために名刺を忍ばせておくべきでしょうか(笑)。


(6/9) 去年の冬からなぜか朝起きてからシャワーを浴びるという習慣になりました。骨折して右手が不自由だった時期を経て、夏になる今も続いていますね。考えてみると、夜寝ている間にどうしても汗はかくもので、それだったら朝にまとめて汗を流した方が、夜だけシャワーを浴びるよりも幾分効率的で、合理的だと言えるのではないでしょうか。一時「朝シャン」なんて言葉が流行っていましたが、実は結構利にかなった行為だったのか、と今さら気付く今日この頃です。しかし、朝は夜とは違って一般的には一日の始まり、いろいろうごめき出す時間です。夜なら滅多に邪魔されることのない入浴も、朝だと少々事情が変わってきます。「おもちゃのカンヅメ」が届く2日前。大学に出かける前に入浴しようとしていた時です。浴室に入るために、まさに今、裸になったところ(想像しなくてよい)でした、その無慈悲な響きに無惨にも浴室へ伸びようとしていた足が止められたのは。“ピンポーン”とドアチャイムが鳴ったのです。

なぬー!おいおい、まてまてまてまて、誰だ一体。こんなときに・・。あ、ひょっとして「おもちゃのカンヅメ」が届いたのか? そうか、それはアリエール(<こんなときにボケてる場合ではない)。そろそろ到着する頃だし、可能性は高そうだな。せっかくの受け取りのチャンスを逃すわけにはいかないぞ。

ということで、とりあえず「ちょっと待ってくださ〜い」と返事をしてみました。しかし相手はうんともすんとも言いません。やばい、帰ってしまったか。とにかくドアを開けなければ、と思いドアノブに手を・・

っておいおい、素っ裸じゃないか(笑)。いくら何でもそのまま出るわけにはいかないだろう。せめて下着くらいは着ておかないと。いや、ドアの向こう側にいるのは女性だという可能性もあるし、それだけではまずいか。別に自分の家の中から出るわけではないので、裸で顔を出したところで訴えられるようなことはないと思うけど、やはり人間としての尊厳は守りたいところナリ。

ということで、慌ててそこら辺にあった(散らかっているという意味)服をいそいそと着ました。入浴しようとしていたところで、あららこめ着る物を準備していたわけでもないので少しのタイムロス。そしてなぜか期待に胸を膨らましながらドアを開ける自分。しかしそこに立っていたのは・・

おっさん。

がーん!! なんでーなんでーおっさんかい! けーっおっさんかい! あ〜あおっさんかい!(しつこい) しかもかなり高齢のおっさんです。見るからに宅配便の配達員ではありません。一瞬NHKの集金かと思いましたが、どうやらエ●バの証人関係の人みたい。それでいておっさんですよ(どよ〜ん)。ああ、なんでよりによっておっさんなんですか。ただでさえ鬱陶しい宗教関係の訪問者、まだ綺麗なお姉さんが来たなら少しは話を聞こうかとも思いますが(笑)、おっさんを相手にしてる暇はありません。こっちは今まさにシャワーを浴びんとしていたところなのじゃ。裸にもなって(しつこいようですが、想像はしなくてよい)。すぐに帰ってもらいましょう。これは早々に断らねばと思い、急がしそうなそぶりを見せると、おっさんはパンフレットをもらってくれますかと頼り無さそうに言うので、仕方なくそれだけ受け取って話を切り上げたのでした(ほっ)。馴染みたくはないけど、不本意にもすっかりお馴染み「目覚めよ!」とかいう小冊子です。読んだことはないですが、中には人生相談みたいなこともしているらしいです。「結婚前の性交渉を迫られているがどうしたらよいか」などという相談です。これで回答が面白ければまだましですが、もちろん「それは神の教えに背くことなのでやめましょう」というなんとも予想通りの当たり前の回答があるだけなので、読み物として全然面白くありません(笑)。即刻ゴミ袋へ。ええと、念のために書いておきますが、特定の団体を誹謗・中傷しているわけではありません(そうか?)。いやほんとに。万が一お気に触られるような方がおられたとしても、あなたの信じる神様とやらはこれぐらいのことで目くじらを立てるはずがありません(にっこり)。ってフォローしてるところが我ながら弱いな。

 さて、昨日はちょっとわくわくドキドキなメールのやり取りがありましたがそれは秘密。午後、Hちや整形外科病院へ頼んでいた診断書を受け取りに行きました。これでようやく共済金の申請に必要な書類が揃いました。事故証明書には、第三者証明というところがあって、事故を目撃したり事故に居合わせた人、もしくは事故の事実を知っている人(友人や家族など)の名前と印鑑がいるのですが、助手のM先生に書いてもらいました。ただ困ったのは申請者(僕のことです)との関係欄。友人というわけでもありませんし、もちろん家族でもありません。指導教官でもないのでどう書いたらいいのかわかりません。はじめ先生は「“妻”にする?」なんて冗談でおっしゃっていましたけど、冗談でも勘弁してください!(苦笑) 恐ろしい・・(ぶるぶる)。結局“先輩”ということになりました。まあ、嘘ではないのでよしとしましょう。午後4時頃、揃った書類を持って生協の窓口に提出してきました。共済金が振込まれるのは1ヶ月後くらいだとか。少し我慢しなければなりませんが、1ヶ月後にまとまったお金が手に入ると思うとらんらんら〜ん。ってプラスマイナスゼロに戻るだけですけどね。なんとなく嬉しい(にこにこ)。

 今月号の「ダ・ヴィンチ」を買って読みました。第14回の「奥様はネットワーカ」を重点的に。7の倍数の今回はどことなく詩的。幕間という感じです。いつものことですが、森先生の文章を読むとても幸せな気分になれます(ほわほわ)。本日は土曜日で、満を持してのN大祭参加。工学系の研究室が主催する午後からのテクノフェアに行く予定です(主に森先生とこの研究室が目当てですが)。さてお客さんは何人くらい来られるのでしょうか(ぱふぇら〜率も気になるところ)。


(6/10) 梅雨入りしたからでしょうか、なんだか微妙に感傷的になりたくなるときがあります(能動的なのだ)。今日はちょっと音楽でも聴きながら涙を流してみようか・・なんてね(流しませんけど)。別に辛いことがあるわけでも、衝撃を受けた出来事があるわけでも、苦しくてどうしようもないなどということはなくて、むしろ楽しい日々を過ごしているんですけど、なんて言うんでしょうねぇ、ちょうどバイオリズムの谷間に入ったみたいな、ちょっとしたエアポケットに落ちた感じ(落ちたことないので想像ですが)。だからといってやる気がないとかそういう状態でもないんですよね。あれもやりたいこれもやりたいと各方面に対して意欲が湧いて湧いてしかたがないほどです(少しオーバな表現)。順風満帆これといった障害もなし。特に嫌な人間が近くにいることもなし。当面の間はまったくもって問題なしです。将来に対する不安もないと言っては嘘になりますが、不安なんてすべて未来に対して感じるものなので、実際は「そろそろ洗濯しなきゃ明日着て行く服がないぞ」レベルの不安と同じくらい些細なものでしょう(場合によっては死活問題にもなりますけども)。おそらく今の状態は、そのことには直接起因しないと思われます。じゃあ何なのか・・。そうですねぇ、やりたいことが多すぎることによる混乱から思考を遠ざけるための逃避かもしれません。無理に感傷的になって、「今自分は悲劇のヒロインなんだわ、うっとり」なんてことを感じたいのでしょうか。えっと、正確に言うと自分の周りに悲劇なんてないし、ましてやヒロインでもありませんが(笑)、まあ細かいことを気にしていては悲劇のヒロインにはなれません(なりたいのか?)。とにかく、ふと、なんだかなあ〜というやり切れない思いに駆られる瞬間があるのです。そして、たまには感傷的になってみるのも悪くないなぁという流れ。何かのバランスを取っているのかもしれませんが、単に怠け根性が発揮されているだけかもしれません(苦笑)。というか、お尻の痔情が未だ解決していないから精神的にも気持ち悪いだけという可能性もあるな(そんなことまで言わんでも)。いずれにしても、まだまだ400ナノメートルくらい(<波長がね)青いな、とぞ思ふ。早く人間になりたぁ〜い(妖怪人間か)。

 さて、そんな精神状態にあって、昨日はとても浮き浮きルンルンな時間も過ごせたので、実を言うと感傷的でありながら幸福感に満ちあふれているという複雑な精神構造が、現在形成されています(笑)。自分でもよく把握できていないのですが、人間って結構器用(あるいは不器用)だなあと実感。泣きながら喜んだり、笑いながら悲しんだりできるのも全然不思議じゃないないと思えてきます。今なら苦虫を噛み潰したような顔をしながら苦虫を噛み潰すこともできるでしょう(普通です。という以前にそんなもの噛みたくない)。ええ、話が逸れてますが、昨日の浮き浮きルンルンなこととは、森先生の講義が拝聴拝見できたことなのです〜(ららら〜)。今年はN大祭で森先生の講演会はないのかぁと落胆ムードだったわけですが、実は工学部(正確には所属は変わってますが)が開催しているテクノ・フェア2001での研究室公開で、先生自ら講義と実演をされることになっていたようです。最近になるまでず〜っと秘密にされていましたね。もっとも、研究室の紹介が主体なので、あまり大勢が押し寄せても進行に支障を来すだけでしょうから、懸命な作戦だったと言えるでしょう(笑)。いやあ、それにしても講義が聴けてラッキィだったなあ(にこにこ)。札幌の名刺交換会には行けないけど、今回ので充分満足ですね。えっと、今回参加できなかった方のために(本当は自分のため)森先生の講義と実演の詳しい内容はまた別の場所にレポートとしてまとめようと思いますが、少しだけ概要を書いておきましょう。

 講義の場所は工学部4号館の1階、入ってすぐのところにある輪講室でした。中に入るとやはりちらほらとぱふぇら〜の姿が(笑)。顔をあわせるなりお互いに会釈です。部屋の広さは小学校の教室より少し狭い感じ。席は50席ほど用意されています。入ったときはすでに結構な人数でした。空いている席(一番後ろ)に座るとパンフレットらしきものを、スタッフと思しき方から渡されました。何かと思ったら環境学研究科のパンフレットです。これについては後ほど森先生が触れられます。その森先生ですが、予定の開始時刻(午後1時)までは向かって左正面の方に腰掛けておられ、後ろの席からはその姿は人陰に隠れて見えません(笑)。そしていろいろスタッフの方に指示を出されたり打ち合わせをされたりしながら、時間が過ぎていき、いよいよ講義の開始です。まず森先生は、ご自分の研究室(というか建築学専攻全体)がこの4月から環境学研究科に移ったこと、その経緯を軽く説明され、広報に携わっているので、研究科のパンフレットを配った旨を我々に向かって伝えられました。ただし、パンフレット表紙のデザインをしたわけではないとのことです。その表紙は実は以前作られたポスタ(これですね)を縮めて作ったものなので、解像度が落ちてしまい、グラデーションの所が斜の線の縞模様になってしまっているそうです。森先生曰く、「これはデザイナの意図していないことで、きっと表紙のデザイナは怒っているでしょうね」とのこと。そういうところに気が回るというのがなんとも森先生らしいです。さて、今回は全部が全部コンクリートのお話。ミステリィの話はありません(当たり前)。しかし全体を通じて専門の話をされるときの森先生は実に楽しそうした。やっぱり研究者なんだなあというのを実感です。初めに、直径10センチ・高さ20センチくらいのコンクリートの円柱(試験体)を持ってこられ、それでどれくらいの重さまで耐えられるかを説明されました。車なら何台分か、小錦なら何人分かなど(「と言われても想像できませんよね」などとおっしゃりながら)。それから話を聴いている人の中で建築を専門にしている人はいますか?と訊かれましたが、誰も手を挙げずだったので、最先端の話はあんまりしないで、基本的なことから説明されることに。まずは「コンクリートとは何か?」です。ここからしばらくはOHPを使った説明が続きます。コンクリートの材料としては「水」「セメント」「砂」「砂利」があり、「水」と「セメント」を混ぜたものが「セメントペースト」、それに「砂」を加えたものが「モルタル」、さらに「砂利」を加えたものが「コンクリート」と呼ばれるということでした。水と混ざったコンクリートは水和反応で一夜にして固まるそうです。だから乾燥するのはむしろコンクリートにとっては良くないことで、できたコンクリートを保管するときは水の中に浸けておくとか。ただし含まれる水の量が少ない方がコンクリートの強度は高くなるのだそうです。これら4つの調合の比率はだいたい重さで1:2:3:4で、プロが作ると水を0.7%に抑えることも可能だとか。ちなみに「砂」と「砂利」の境目は粒径が5ミリメートルないかあるかで、それはこのあたりに自然界の鉱物の粒径の分布の谷間があるからだそうです。あと、さらに「空気」「薬剤」「廃物」などを混ぜることがあるという説明もありました。そうそう、コンクリートの強度は水とセメントの比率で決まってくるらしいです。
 次のOHPは「コンクリートのよいところ」と「コンクリートのこまるところ」が書かれているもので、小学生向きに作ったものだそうで、人を食ったようなキャラクタが描かれています(森先生談)。よいところとしては、燃えない・固い・長もちする・安い・形が自由に作れるなどといった点が挙げられ、こまるところとしては、同じ重さを支えようとすると鉄より重くなるということでした(比重は小さいけど)。それからコンクリート(水とセメント)は木や鉄に比べて、小学生でも安全に加工ができる点が良いということも。コンクリート自体の歴史は古く、紀元前4000年頃から使われだしたそうですが、その次のOHPでは、ここ100年くらいの間に爆発的に世界中に普及した鉄筋コンクリートについての説明がなされました。コンクリートと鉄筋は、それぞれの欠点を補い合っていて偶然にも熱膨張率もほぼ同じなのでとてもうまくできた組み合せだということでした。次はコンクリートの輸送についてのOHPでしたが、古い物だったので「ミキサー」や「アジテーター」と伸ばし棒がついていて、森先生は「今では伸ばしませんこれは間違いです」と断られていましたね。ちなみにコンクリートをこねる作業(混練)はほとんど工場で行なっていて、そこに「ミキサ」があります。だからテレビなどで時々紹介される「ミキサー車」というのは誤りで、コンクリートを運ぶ車は本来「アジテータ車」と呼ばれ、コンクリートが分離して不均質にならないようにぐるぐる回して撹拌しているそうです。ここに入っているのが生コンです(最近で言うフレッシュコンクリート)。なお森先生はHOT WHEELSのアジテータ車を持ってこられて説明されていましたね(笑)。それから、コンクリートはどんなに混ぜていても水和反応で固まるので、2時間以内にアジテータ車は現場に到着し、コンクリートの打ち込みをしなければならないとか。だから、すごく大きな建造物(明石海峡大橋など)を作るときはそのそばに工場ごと建てて工事をするそうです。現場に運ばれた生コンはそこで「スランプ試験」という柔らかさをみる試験を受けるそうですが、この部分が森先生のご専門です。カップ状の中にコンクリートを入れて、それを平板上にひっくり返し、カップを上げたときコンクリートがどの高さになるまで流れるかというのを見るもの。建築分野では元の高さから18±2センチメートルが条件だとか。それ以上でも以下でも即刻アジテータ車は撤収し中身を捨てに行くというくらいコンクリートの固さはシビアなものだそうです。ここまでがすでに何年も前に確立されているお話。この次は現在も研究中の最先端のお話になっていくのですが、かいつまんでもなかなか終わりそうにないので(苦笑)、つづきは明日にしたいと思います。忘れそうだけど。

 昨夜は栄のロフトに行ってテディをまとめ買いしました。しかし、なんかあららこめの予想以上にダブりまくりマンボだったので少しぎゃふんです(この文章は日本語としてどうか)。自分の誕生日はゲットしました(3匹め)。これは何匹いても問題なしです。本日は日曜日。午前中はN大祭で漫画家島本和彦氏の講演会があります。どうやら屋外でやるそうなので、もしかすると見に行くかもしれません。それほど興味があるわけではないんだけどね(ないんかい!)。というか、Wかへま氏をそこまで駆り立てる人物を一度見ておこうというのが本当の動機だったりする(流されてるだけやん)、のは秘密だ(笑)。


(6/11) 昨日はN大祭最終日。午前中は島本和彦氏の講演会を聴きに行きました(面白かった)。それから午後は森先生の公開講座の内容をまとめる作業。夜になり、たまにはサッカーでも観るかと一度家に帰ろうとしたら雷を伴った大雨。そんな中帰宅してサッカー観戦して案の定負けて(観ると大抵負ける)、再び大学に戻ろうとしたときには雨は上がっていました。が、結局戻らずそのまま就寝。目覚ましをセットしていたもののF1は観れず。ぐっすり眠ってしまいました。

 さて昨日の続きです。がしかし、一晩寝たので若干頭の中で脚色が加えられているかもしれないことを、あららこめご了承下さい。森先生の発言もそのままということはありませんし、言葉にした時点で真実ではなくなっているものだと覚悟して読んでくださいね。できる限り見てきたものを忠実に書いてはいますけど、おそらく間違いも含まれていると思います。専門的な部分の間違いがあるとしたら、それはもちろん森先生の間違いではなく、明かに記述者(つまり僕)による間違いであることをここに宣言しておきます(宣言するこたぁないが)。事実、昨日書いた内容もWかへま氏の日記を見て修正が加えられたりしています(笑)。まあ、前置きはこれくらいにして・・

 コンクリートに関する基礎的な部分をお話されるのに30分。ここから後半30分は、現在も研究中のいわゆる最先端のお話になります。そして用いられる投影装置もOHPからプロジェクタへ(パソコンにはPowerBookG4を使用)。まずは環境に優しいコンクリート(いわゆるエコマテリアル)として研究が進んでいるポーラスコンクリートの話。の前に、先生は、コンクリートはなので、山の中にごろごろ存在していても別におかしくはないこと、コンクリートができるときの水和反応は海底で石灰岩ができるときに起こっている反応と同じもので、それが一夜にして起こっているだけのこと、だから本来自然のものであって人工的なイメージがあるのはちょっと見た目がそういう風にできているからに過ぎないということを強調されていましたね。このあたりに森先生のコンクリートに対する愛を感じてしまいます(勝手にですが)。で、そのポーラスコンクリートの具体的な機能を見ていくことになるわけですが、ここで森先生は“ポーラス”という言葉の説明をされるときに「ポーラス・・って何でしょうね、ポピュラス・・でもないし、えっと、そう、“極の”という意味のポーラーでもないですね・・」とジョークともつかないことをおっしゃいましたが、レベルが高過ぎたのか聴衆の反応は今一つで(笑)、その後すぐに本当の意味の説明に移られました。ポーラスというのは“穴の空いた”とか“多孔性”という意味で、発砲剤のような薬をコンクリートに混ぜることによって隙間の空いたポーラスコンクリートができるらしいです。ここ10年くらいでできた技術だとか。このコンクリートの主な機能としては、水質浄化植物育成による熱収支の改善土のように水を通すなどがあり、用途としては、上に土を載せて植物が植えられる透水性材料として緑化コンクリート、トンネル内に使われる吸音コンクリート海底に沈めて漁場にするなどが挙げられていました。こういうコンクリートを作るには固まるまでにある程度の柔らかさが必要で、水を多く含ませれば柔らかくなるものの分離して強度も落ちてしまうので、今までは実現できなかったそうです。それができるようになったのは「高性能AE減水剤」という薬のおかげだと説明されながら、先生はホワイトボードにその文字を書かれましたが、そのとき「こんなこと覚えてもミリオネアには出ないと思いますが・・」なんておっしゃってみんな笑っていました(笑)。そういうたまに出るジョークが講演会を彷佛とさせますね(にこにこ)。この薬を入れると水が少なくてもコンクリートが柔らかくなるので、結果的に整形がしやすくてかつ水分の少ない高強度コンクリートができるんだそうです。このコンクリートは前述のスランプ試験をすると、なんと流れたときの厚さが3センチメートルくらいになるとか。砂利の大きさが2センチメートルくらいですから、ほとんど砂利の隙間に全部流れてしまう形になります。だから当然、型に打ち込む(流し込む)のも簡単で、最近のもので言えば、JRセントラルタワーズのビルに用いられているそうです。これはここ15年くらいの技術。
 その次はもっと最先端のコンクリートで、最先端過ぎてまだどの研究室でも実現できていないという(笑)、インテリジェントコンクリートのお話です。その前に少し背景的な話がありました。よく、「家のコンクリートの壁にひびが入っているが大丈夫か」という質問をされるそうですが、基本的には大丈夫だそうです。それはひびが入るということは引っ張り応力がかかっていることであって、その力は中に入っている鉄筋が受け持つから。逆にコンクリートは圧縮に対する負担を受け持っていて、鉄筋とコンクリートはうまく応力に対して役割を分担しているとのことでした。だから、ひびが入っていても基本的には心配がないとか。ただし、ひびから水分が侵入したりして中の鉄がさびてしまうのは問題があるそうです。とはいえ、ひびが入っても数年のうちなら地震で崩れたりはしないということでしたね。しかし、これは見えるところの話です。心配なのは見えないところのコンクリートのひびで、その問題をクリアしようというのがインテリジェントコンクリートの研究だという展開になるわけです。ここで出てくるのがインテリジェントマテリアルという物質。これには様々なものがあるそうですが、その機能としては、「材料自体が情報を検知するセンサ機能」、「情報をもとに判断するプロセッサ機能(「実際に判断するわけではありませんけど、まあそういうふうに振る舞うという意味です」と森先生補足)、そして「判断から実行する」ということが考えられているとか。ここで少し余談が入ります。この講義の前日森先生はS女子大に行ってある先生に会われて、あるインテリジェントマテリアルを見せてもらったそうです。直径が1センチメートルくらいのボタン電池のようなやつで、温度情報がポイントで記録できるようになっていて全部で2000ポイントほど記録できる代物らしいです(絵を描かれながら説明)。で、「これをコンクリートの中に入れると面白いかもしれないけど、すると取り出すときが大変で、線を外に引っ張っても良いけどそれだったら熱電対を中に入れた方が便利ですし・・」と森先生はおっしゃり、「でも、何かに使えないかな」とは考えておられるそうです。さて、では実際建築分野におけるインテリジェントマテリアルの研究はどうかというお話になるわけですが、残念ながらまだどこもうまいこといっていないそうです。森先生のところでもされているそうですが、まだ思うような結果が出ていないとか。このマテリアルとしては、ガラスのカプセルなどや結晶贈殖剤などが考えられていて、いずれも基本的にはひびにしみ出してきて化学反応で隙間を埋める仕組み。これに関していくつかプロジェクタで概念的な絵を見せられましたが、森先生曰く「まあ、こういうことをやっているぞ、とアピールするためのものです」とのこと。ちなみになぜうまくいかないのかはまだ不明で、この研究は引き続き行なっていくそうです。
 そして次は森先生がご専門としていらっしゃる、フレッシュコンクリートのシミュレーションについて。具体的には粘塑性サスペンション要素法という森先生オリジナルの解析手法の話です。おそらくこの話は99年の東京の講演会でも少し触れられていますね(えっと、ここらへん?)。まず、そもそもフレッシュコンクリートのシミュレーションがなぜ必要なのか、という疑問に対する回答を述べられました。個人的にはこの話がこの日一番のヒットかもしれません。おそらく後づけの理由だと思われますが、理由なんてものは後から作られるものだと犀川先生も言ってますしね(笑)。で、その理由ですが、「今のところは何の役にも立ちませんが、20年後ぐらいの将来にはコンクリートを練るのもロボットの仕事になっているはずで、人間が練っていたときは経験的にコンクリートの柔らかさを調整することができたものがロボットだとその都度計算して練る必要が出てくるので、そのために今やっているシミュレーションが役に立つかもしれません」ということでした。研究者としてずっと先のことを見据えるのは当然なのでしょうけど、まさかロボットがコンクリートを練る時代のことを考えておられるなんて、なんだかちょっぴりロマンチックですね(笑)。それから「解析」という言葉の説明が難しいとおっしゃり、「理論・・でもないですし、実験・・とも違いますね。その二つの間にあるものでしょうか」とご説明。いよいよそのシミュレーション結果を見せていただくことになりました。L字型の箱の中の縦棒の部分に小さな球が詰まっていてせき止められています。で、たがが外され球が横方向に流れ出していく様子が写し出されると、会場は驚愕の渦に巻き込まれました(<そんなに驚いてないやろ)。他にも柔らかさの違うコンクリートの場合とか、境界につっかえ棒があるときとか、様々なパターンが披露されました。ちなみにこの計算にはマックを使っても数時間かかるそうで、見せていただいたのは結果だけのQuickTimeファイルでした。さらさらした高流動コンクリートのシミュレーションもありました。あの動きは一見の価値ありですね。感動ものです。このシミュレーションができるのは世界で森先生の研究室だけだともおっしゃっていました(すごいなあ)。
 最後の話は「コンクリートの強度の測定法」について。これに関して材料学のジレンマの説明がまずなされました。実は材料の強度を測ること自体は簡単で、そのものを壊れるまで変形させればいいだけのことなんですが、そうすると使いたい材料がなくなってしまうというジレンマがあるということです。つまり観察することによって状態が変わるという量子力学にも通じるものがあるわけですね。これは大昔から多くの学者を悩ませてきた問題で、現在は同じ条件のものを大量生産してその中からいくつか抜き出しそれらを破壊実験して強度を求めるという方法が採用されているそうですが、根本的な解決はまだされていないとのこと。つまり実際に使う材料の強度は厳密には保証されていないということです(試験を受けていないので)。で、コンクリートはどうかと言うと、実際には場所によって結構強度にばらつきがあるそうです。そしてもう建ててしまった後の建物のコンクリートの強度を知りたい、材料を壊さないでその強度を知りたいとなると、非破壊試験の出番です。この試験に使われるものとしては、超音波、レーダ、赤外線、X線、物をぶつけたときの弾み方などがあるそうで、外国ではピストルの弾を打ち込んでそのめり込み深さで観ることもあるとか。ここではその中でも超音波による強度の測定の方法が紹介されました。音波とは弾性波で(と説明しかけて「男性の波じゃないですよ(笑)」とジョークが出る森先生)、コンクリートの中では秒速4キロメートルくらいで進むそうです。その超音波を発信子でコンクリートの一端から発信して、反対側にある受信子で受け取り、さらに受信子の位置をずらして得られた連立方程式を解くことによってトモグラフィが作成できるということでした(図がないと説明が難しい)。コンクリートが詰まっている(密)なら超音波は速く伝わり、詰まっていない(疎)と遅く伝わるのでそれらをいくつも組み合わせると内部構造がわかるというわけですね。これは医療現場では早くから実用化されていて、お腹の中にいる赤ちゃんを観るのに使われているのと同じ仕組みだとか。しかし、コンクリートではまだ実用的ではないようです。以上で講義は終了。あとはアンケートを書いている間に質問タイムがありましたが、この話はレポートにしたときにでも書きましょう。

 10分ほどの休憩の後、実験室の方に移動し、その中でコンクリートの破壊試験の実演がありました。森先生は「非常に汚いところなので驚かないでくださいね(笑)」とおっしゃていましたが、直前の掃除が甲を奏したのか実際行ってみると割合綺麗なところでした(想像よりも、という意味ですが・・笑)。そうそう、実験室の入口付近には先生のブータン(ビート)が停められていましたね(にっこり)。実験室の天井は高く2階分くらいの吹き抜けになっています。その奥の方に大きなプレス機が鎮座していて、すでに先生とスタッフの人たちは忙しく準備をされていました。圧力を示す針の調子が悪いようです(デジタル表示もあるので支障はないとのこと)。続々と50人ぐらいの観衆が集まったこところでひとつめの破壊試験が始められました。ひとつめは普通のモルタルです。円柱形の試験体がプレス機にセットされ、先生の手によりスイッチが入れられました。はじめ観衆はプレス機から離れていたのですが、もっと近づいても大丈夫だと言われ前につめることに(笑)。確かに破片がこちらに飛んでこないようにアクリル版で防護されているので大丈夫なのでしょう。で、徐々に圧力が上がっていき、固唾を飲んで見守る観衆・・・。やがて、ピキッという音。そして圧力が30トンを超えたあたりで本体が破壊(先生は専門用語で別の表現をされたと思うのですが、忘れてしまったので「破壊」としておきます)。これはそれほど派手に壊れませんでしたね。先生は壊れたモルタルを取り出されこちら側に見せられて地面に。みんな興味津々で覗き込みます。中列くらいに立っていたので全然見えません(苦笑)。後列の人たちには台が用意されていました。ということで、人が前後ろ入れ替わることになりました。が、気付けばまた中列に立っています(ありゃりゃ〜ん)。しかし前列の人たちが座ってもらうことになって視界は良好、小柄な森先生の姿もばっちりです(笑)。そして破片が片付けられ次の準備に移る間、プレス機のお値段の話(今回用いられたものは2千万円とのこと。しかし隣にあったのは教授先生が発明されたもので1億5千万円するらしい)とか、昔破片が飛んでいってガラスを割った話とか、あと実験室にあった秘密のあるものをちょっとだけ見せていただいたり(にこにこ)。機械を操作したり説明をされるときの先生は終始笑顔で実に楽しそうです。二つめの試験体には高強度コンクリートが選抜されました。ちなみに実験前のコンクリートは水を張った容器の中に収められています。さきほどのモルタルは水分が60%のものでこの高強度コンクリートは20%くらいだということです。今回も徐々に圧力を上げていき、再び固唾を飲んで見守る観衆。30トンを超えても壊れません。さらに上昇する圧力。そして第一声。しかし、「まだ本体は壊れていませんね」と森先生。まだ上がる圧力。さらに周りが崩れます。それを幾度か繰り返して、50トンを超えたあたりでいつのまにか破壊されていたようです。派手には壊れませんでしたが、本来こういうものみたいですね。ずーと静かで一気にバーンと壊れるのが怖いとおっしゃる森先生です。さらにさらに三つめの試験体もセットされました。今度は圧力を上げるスピードを速くしての試験です。最初のタッチで一気に35トンの圧力がかかりました。その後もどんどん圧力は上昇。60トン付近で微かにパラッと崩れたのち、バーンと派手な音を立てて試験体は破壊されました。このときはさすがにみんなびっくりしていましたね(笑)。コンクリートの強度を競うコンテストに出すようなコンクリートの場合は、これの3倍くらいの圧力まで耐えられるそうです。しかし、壊れるときのの飛び散り方も凄まじいらしく、人間は実験室の外まで非難して試験するほどだとか(笑)。そうそう、コンクリートが壊れるときの音についてですが、実は音の大きさはコンクリートの性質に直接起因するものではなくて、プレス機の支柱によって聞こえるらしいです。太ければ音は小さくなり、細ければ大きな音が出るそうです。で、以前N●Kの教育番組か何かで取材を受けたことがあって、比較的弱いコンクリートの破壊試験の様子を撮っていったらしいですが、実際はほとんど音もなく破壊されたにもかかわらず、放送では派手な効果音が付けられていたという捏造の話も聴けました(こういうことはよくあるんでしょうね、きっと)。

 これで一応公開講座は終了となり、コンクリートの破片を持ち帰っても良いとのことだったので、みんなわらわら拾います(笑)。そして名残惜しそうにしている我々に向かって、森先生は「もう何もありませんので、さっさと帰ってください(笑)」なんておっしゃいましたね(笑)。とはいえ一気にみんな帰るようなことはなく三々五々です。実験室の入口には、上に土が載せてあって植物が生えているポーラスコンクリートが置いてあり、それを写真に収めたり先生に質問したりもできました(にっこり)。さらに先生は「名大祭は他にも見どころがいっぱいありますので、さあ」とおっしゃって帰途を促されましたが、その直後に「ああ、心にもないことを・・(笑)」と照れておられたのがチャーミングでした!(笑) そしてぱふぇら〜の方数人に挨拶をしてその場を後にしたのでありました。と言ってもすぐ近くにある自分の研究室に戻っただけですが。もちろんコンクリートはいただいてきて、現在このように机の上に置いてあります(笑)。

 ええと、かいつまむつもりが結局ほとんど書いてしまいました(苦笑)。日記としては長過ぎです。申し訳ありません。ほぼレポートとして読んでもらっても差し支えないでしょう。いくつか書いていないエピソードとかムフフな写真もありますが、それはまた正式なレポートに載せるということで(写真は無理かもしれないけど)。本日は月曜日で、午後に自主セミナがあります。明日はきっと島本和彦氏の青空講演会の模様が掲載されるでしょうと予告(レポート日記か>レポドラ絵日記ではない>ってここ読んでる人でそれが分かる人少ないぞ)。


(6/12) えっと、予告しといてなんですが、「6月前半」の日記量が半端じゃなくなってきてますので(笑)、少し自粛気味ギミシェイクでいきたいと思います。

 昨日は朝から快晴で、午前中は特にこれといったエピソードもなし。昼食後は自主セミナのために統計学の勉強をして、ちょっとした息抜きに森先生の公開講座のレポートの加筆・訂正作業をしていました(厳密に言えばレポートを書く合間に、ほんのわずか一服程度に統計学の勉強をしていただけなのだが、人間張っておきたい見栄もある。ということを書いてしまっては意味なしだけど)。そして午後4時半からは自主セミナで前半はAllende隕石中のCAIに関する論文についてH君の発表があり、侃々諤々の議論の末、話はうやむやになり真実は闇の中へ(少しオーバに書いています)。その後地球化学的データの統計学的な取扱いに関するテキスト(英文)を読んで、その内容に関してT辺氏から詳しい説明があったりなんだりしていたら午後6時を過ぎていました。なんだか久しぶりに熱くなって恍惚感を味わいましたね(笑)。

 そして夕食。今、生協食堂の理系カフェテリアでは、九州・沖縄フェアとかでそういう料理がならんでいるのですが、その宣伝のビラに気になる言葉を見つけたのです。それは「鹿児島自然豚」というもの。自然豚! 自然豚って何だ? これが気になって議論開始です(笑)。

「自然豚って野生の豚のことか?」
「いや、豚ってそもそも家畜だろう」
「でも、野豚ってのもいそうだし」
「放し飼いにしている豚なのかもしれない」
「それを捕まえてきて料理するのか?」
「バカバカしい」

とまあ、そんなやりとりがあった後、なぜか話は「タマネギ」「ニンニク」は仲間か否かという問題に発展。

「タマネギもニンニクも同じ系統の匂いがするじゃない?」
「だから一緒ってわけ? それはないって」
「ほら、芽が生えると似てるでしょ」
「いやいや、違うって」
「タマネギから生えてきたやつがネギと同じだよ」
「え、あれって同じもの?!」
「違う違う、同じ仲間ということ」
「ニンニクとらっきょは似てるでしょ?」
「そうそう、で、らっきょもタマネギも剥いても剥いても同じだし」
「だからタマネギとニンニクは仲間ってこと? そんなバカな」

などという不毛な議論は、さらに不毛な方向へと展開していくのでありました(笑)。

「そもそも仲間ってのは同じ“科”に含まれるってことでいいのかな」
「いいんじゃないの」
「えっとほら、同じ種のイヌの中にチワワとドーベルマンがいるくらいなんだから、ニンニクとタマネギが同じ科でも不思議じゃない」
「いやぁ、それはどうかと思うけど・・」
「ちょっと待って、イヌとネコは別の科? トラ科ってのはない?」
「トラはネコ科。何言ってんの」
「あれ?そもそもどうやって科とか種って分けてるの?」
「DNAの塩基配列とか」
「いや、DNAが発見される前から分類はされていたやろ」
「交配ができないってのが科の境目じゃないのかな」
「ということはトラとライオンは交配できるのか?」
「どうかなあ・・」
「トラとネコをかけ合わせて最強の動物を作るとか」
「おいおい、それだと弱くなってるぞ」
「えっと、タヌキはイヌ科じゃないの? キツネはイヌ科でしょ?」
「キツネはイヌに似てるもの。タヌキはタヌキ科でしょ」
「聞いたことないなあ、タヌキ科」
「アライグマはクマの仲間じゃないよね」
「あれはタヌキっぽい」
「じゃあ、パンダは?」
「う〜ん、猫熊って書くしクマっぽいけどなぁ・・」

その後も、シマウマの縞が消えていってる話とか、馬とロバの間の子がポニーじゃなかったっけ?とか、「ポニーテール」とは言うのに「ホーステール」と言わないのは長さの問題?とか、実にどうでも良いような議論が続きました。全く専門外の分野に関する議論は、上記のように往々にして収集がつかなくなる傾向がありますね(笑)。まあでも、なかなか白熱したものがあって、ドーパミンがどくどく分泌されて心地よかったです。こんな会話ばっかりですから、まったくバカですねぇ(苦笑)。そうそう、後で調べてみたら、パンダはなんとタヌキ科でした(タヌキはイヌ科じゃないことも判明)。

 昨夜は月が綺麗に輝いていてとても梅雨とは思えない夜空でした。帰宅して泥のように眠ってしまい、目が覚めたら午前10時。夢の中で「1回の食費を250円に抑えているんだ」という弁解をしていた気がしますが、一体どういうシチュエーションだったのかは不明。しかし、夢の中でも節約をしようとしているあたり、何か強迫観念でもあるのでしょうか(笑)。本日は少し曇りの火曜日。いつもあるコロキウムはお休みです。だからのんびり寝ていたとも言えますね。何かないと起きれないとは、まだまだ修行が足りないということか(しみじみ)。


(6/13) 確かにマスコミの報道の仕方には問題がある、とは思う。偏った情報に基づく議論、認識の甘さ、慎重さに欠ける取材、卑劣なインタビュー。幾度となく繰り返されてきたことだ。しかし、それが彼らの仕事である。その先にあるのはやはり視聴者に外ならない。そんな報道を、目にし耳にするのも耐えられないと言いつつ、どこか情報を探している自分。その自覚は持っているべきだと思う。もし本当に嫌なら目を瞑り耳を塞ぐしかないだろう(実は開くことになるのだが)。

「もし君が偏った価値観から自分を守りたかったら、自分の目と耳を頼りにすることだね。テレビを捨ててしまえば、君の目は、少なくとも今よりは正しく、しかも多くのものを見ることになるよ」(『幻惑の死と使途』/森博嗣)

 さて、昨日の謎は解けました。どうやら「ニンニク」も「タマネギ」もネギ科ネギ属だったようです(分類日記か)。わりと近かったことに少し驚きです(笑)。これを調べたY下君は、「長ネギが仲間かどうかはまだ分からないぜ」(口調に脚色あり)なんて言ってましたけど、あんた、ニンニクとタマネギが同じネギ属なのに、長ネギが別グループなんてことがありますかい? 保田圭石川梨華が同じモーニング娘。にいて、加護亜依がその中に含まれない状況が考えられないのと同じです(同じか?)。というか石川梨華>加護亜依>保田圭というランクづけをしている人は誰?(笑)

 そうそう先日の漫画家島本和彦氏の青空講演会(実際は薄曇りだったけど)は面白くて大いに笑わせてもらいました。会場はこんな感じ(パノラマ風に)で大盛況でした。タイトルは「人間の行動欲をかきたてる」。ちょっと遅れて聴き始めたのですが、記憶に残っている事柄を書いてみます。まずは島本氏がプロデビューする前で、キャンディーズのファンだった頃の話。普通のファンは“ランちゃん”で、音楽に詳しいやつは“スーちゃん”(歌うまい)だったんだけど、島本氏は“ミキちゃん”だったとか(笑)。そしてキャンディーズのコンサートがあったとき早くから並んで前から18列目に入れたんだけど、本番1時間前のリハーサルが始まったときにすべてが無になった(笑)という経験を経て、並ぶことの虚しさを覚え、キャンディーズのファイナルコンサートには行くまいと思っていたけど結局行って(笑)、しかし会場に入ってみるとキャンディーズは米粒ほどでしかなく、そんなところからありったけの声で「ミキちゃ〜ん」と叫ぶんだよ・・みたいな話がありーの、それでも『さらば宇宙戦艦ヤマト』の映画が上映されるというときは札幌の映画館でやっぱり朝早くから並んで(笑)、何の前情報も入れることなく(アニメージュを買っても中を見なかったくらい)、というのも前情報が入ると自分で勝手に本物よりも面白い展開を考えてしまうから(笑)で、『ロボコップ2』がそうだったらしく「ロボコップの息子がグレて最終的に親子対決になるという展開」を考えたのに全然息子なんて活躍せずがっかりしたことがあった、という余談が入りつつ、『ヤマト』の話に戻って、我慢して情報を遮断していたにもかかわらず、一緒に並んでいたやつが聴いていた「オールナイトニッポン」で『ヤマト』の予告編が流れてしまって、「い、生きていたのか!デスラー!」なんていうセリフが聞こえてきたもんだから、「ええ〜生きてたのかよー!デスラー総統」というふうにひどくショックを受け(笑)、もうそこからは勝手に頭の中で話が展開されてしまって台無しなってしまったという話があり、『銀河鉄道999』のときも並んだんだけど、東京の映画館で客が並んでいるところに松本零士がさっそうと現れた場面を見て「松本零士おいしいなあ!」と思い、「これは札幌で並んでいる場合ではない。自分の作品で客が並んでいるところに現れる側にならなくては!」という決意をしたという話に。
 ここで、ちょっと質問コーナ。と言ってもあららこめ用意してあった質問に島本氏が答えるという形式で、しゃべってるのは島本氏だけです(笑)。はじめの質問は「どうやったらそんなに熱いマンガが描けるのですか?」というものでしたが、答は「逆にどうやったら熱くないマンガが描けるのか教えてほしい」というもので、熱くなくて面白いマンガが本当は描きたいのだけど描けないから、「ここに漫画家の方がおられたら教えてほしい」と言われるも誰も手を挙げず(Wかへま氏の動向に注目していたのですが(笑))だったので、きっと島本氏はこれからも熱いマンガを描き続けていかれるのでしょう(笑)。二つめの質問は「ドラゴンボールが7つ集まったら何を願いますか?」というものでしたが、宝くじで大金が当たったところを想像すると必ず最後は不幸になるんだよねえという話をされ、あれはまず当たったことを周りに悟られないようにしなくてはいけなくて、しかしすぐ顔に出てしまうので無理だということ、というわけでもし当たっても1円も遣わずに全額寄付して自分の人生の年輪に「1円も遣わずに大金を寄付した」という事実を刻みたいという話になり、さらに「人間、本当に欲しいものやずっと大切にしたいものはお金を出してでも買うんだよ」だからドラゴンボールが集まっても何も願わないとのことでした。
 それから雑誌に応募して落選したときの作品がSFで負けた相手は「学園もの」を描いていたので、「SFがいけなかったんだ。学園もので、勝負をして必殺技で勝ちまくって、女の子を虜にしていく、これならいける!」と確信し(笑)、生まれたのが『炎の転校生』だったとか、それで佳作に選ばれて出版社での表彰式に出向いたまでは良かったが、同じように呼ばれた漫画家が何人かいた中で、編集者に「君が一番遅れているよ」と言われてショックだったこととか、プロデビューしてからも編集者との折り合いがうまく行かなくて苦しんだこととか、マンガには漫画家のそのときどきの心境が現れているとか、昔はみんな女の子と言えばのりピーを描いていたとか、それでも島本氏は可愛い女の子が描けなくて悔しかった(笑)とか、それは今でも変わらないんだけどもう開き直って「おれはこの絵で行く!」ことにしたとか、今後は映像作品を作ってみたいんだけど、それだと生身の可愛い女の子を出演させれば可愛い女の子を描くことになるから(笑)という理由があることとか、実はすでに仮面ライダー(あぎと?)のメイキングビデオの監督をすることが決まっているんだけど、これはオフレコかもしれないとか、いろいろ楽しい話が聴けた講演会でした。笑った笑った。ここはひとつ『燃えよペン』あたりを読んでみようかと(にこにこ)。

 先日の森先生の研究室公開の模様をレポートにまとめてみました。日記に書いたものに加筆訂正したもので、いくぶん読みやすくはなったと思います。興味のある方はどうぞ。それから、ダブりまくりマンボのテディも更新されています。本日は水曜日。雨が降らなければ、午後からはキャンパスクリーンで研究棟周りの草刈りやらゴミ拾いやらがあります。あ〜めあ〜めふ〜れふ〜れかあさんが〜。<掃除したくないのか。


(6/14) ついにやりました! このところずっと「あららこめPROJECT」に参加していましたが、ようやく成果が現れ始めたようです。え〜と、Googleではまだひっかからないみたいですが、gooではなんと適合順で2位に輝きました!(わーいわーい) とはいえ、2件のうちの2位ですが(笑)。ちなみに1位は『STUDIO BEAR by Kozue』さんとのことです。敗因はトップページに「あららこめ」と記述する日が遅れたのと、ページの前の方に記述しなかったことですね(笑)。なお、Wかへま氏から『よくぞたばかりましたで章2号に認定された模様です(にこにこ)。さあて、Googleでは、ランキングトップになれるようこれからも精進していきましょう! というか、非常に限られた人間しかこの話題に付いていけそうにないのでは?という懸念がなくもないですが(苦笑)、まあ所詮個人の日記です、分かる人だけで楽しんでしまおう!ということこそが、醍醐味と言えるのではないでしょうか。うんうん、そうだそうだ。きっと、そうに違いない(笑)。

 さて、昨日はほとんど朝帰りだったにもかかわらず、寝て起きたらまだ午前7時でした。夢でも幻覚でもなく、確かにそうだったと思います。いつものラジオ番組が流れていたし、時計でも確認したように思います。その驚異的な睡眠時間(1ぱるはばぐらい(笑))に驚き、こんなんで一日無事に過ごせるのかなあ? と不安に思いもしたのです。しかし次の瞬間、そんなことを気に病む必要もなくなりました。気が付くと11時だったのです(がーん)。二度寝だ(笑)。ぐっすりでした。どうも最近サマータイム生活が乱れてきていますね(そんなものは初めからなかったという噂もありますが)。これじゃあ、サマータイムならぬ殿サマータイムです(くっだんねぇー)。

 そんなわけですから、ここ最近は大したことをする間もなく昼食になってしまうというパターンが続いています。しかも昼食時よりも微妙に遅く大学へ来るもんだから、みんなが食堂へ行くのとすれ違うんだよねえ。結果、何かとカップラーメンを口にする機会が多くなったことこの上なしです。いや、ほんとはいくらでもこの上あるんだけど、つまり気持ち悪くならない程度の上限値ぐらいにはカップラーメンを食べることが多くなったということです(笑)。だから何だと言われればそれまでで、ここから何か特別な教訓や格言が引き出せることもありません。強いてあげるとすれば、生協まつりの期間中に安売りのカップラーメンを買いだめしておくべきかもしれない、とか(<教訓か?)。

 午後3時からのキャンパスクリーンですが、雨が降ることもなかったので予定通りに敢行されました。ほとんどが建物の周りの可燃ゴミ不燃ゴミを拾ってまわるという作業。一番多いのは落ち葉。不燃ゴミなんて全部合わせて袋一杯もなかったのではないでしょうか。30分くらいであっさり終わってしまいました。なんだか、いまひとつ本気でキャンパスをクリーンにしようという意志が感じられない行事ですが(笑)、それは所属する部局(理学部とか工学部とか)の違いによるだけかもしれません(やってるところは本格的にやってそう)。印象としては、運動会のめっちゃレベルダウンしたやつみたいな感じ。

 少し前に購入していた「子供の科学」を読みました。いつもながら充実の内容。そう言えば、生協の書籍部には「大人の科学」も置いてありましたね。組み立て式の蓄音機とか環境分析キットとかが入っているシリーズですが、3500円くらいするので、ちょっと手が出ません。しかし、やっぱり「大人の科学」という言葉は「大人の時間」とか「大人の秘密」などと同様に、どことなく怪しい雰囲気が拭えない気がしますね(笑)。確か森先生も以前エッセィでそんなことをおっしゃっていたような・・。

 本日は木曜日。今日はテディを久しぶりに里子に出す予定。レポートばっかり書いていたので少し遅くなってしまいました。山口のHさん、もうしばらく待っていてくださいね。


(6/15) 実は昨日も午前4時前の帰宅だったのですが、そんな時間まで大学で何をしているのかと言うと、「今こうしてる間にも飢えや戦争で失われていく儚い命に安らかな眠りがあるように」と願い「過去に繰り返してきた同じ過ちを人類がこの先も繰り返すようなことがないように」という思いを込めて世界平和を祈る人のように、ときに静かに手を合わせ目を瞑ってしまう自らの非力さを疎ましく思いつつも、ただひたすらに小説を読んでいるのです。って単に睡魔と闘いながら読書してるだけかい!(笑) そう、もう眠くて思わず目を瞑っちゃうわけさ。それでも頑張って読もうとしているのは、最近生協書籍部においていつも通り10%オフで衝動的に本を購入したはいいけど、実は6月22日が15%オフデーだったということを知ってしまった(正確には思い出した)ので、もしそれまで読まずにおいて「結局もう少し待って買った方がお得だったではないか!」みたいな後悔をしてしまったら嫌だなあという思いから、購入してしまった本はもうなんとしてでも6月22日までに読んでしまおうという動機のもとに頑張って読んでいるのです(笑)。

 えっと、そうまでして読んだのは、上遠野浩平氏の「紫骸城事件」なんですが、前作「殺竜事件」と同じ世界が舞台です。まさかシリーズものになるとは思っていませんでしたが、なるほどしばらくはこれでいくわけですね。初めのうちはファンタジィ版「嵐の山荘」のような印象がありましたけど、微妙に違うような気もします。いまいち納得がいかない部分もありますが、まあ嫌いではありません。なんて言ってますが、素直に面白かったのです(笑)。さて、これで1冊消化。実はまだ、もう1冊読まなきゃいけない本が残っています。う〜ん、果たして22日までに読めるのかどうか・・。

 そんなわけで昨日も昼から本格的に活動開始。生協で夜行バスのチケットを買ったり、放射化分析のサンプル入れ替えとかやってたら、すっかり忘れてしまいましたよ、テディの発送(の〜ん)。山口への旅立ちは延期です(すみません、Hさん)。その代わりと言ってはなんですが、半額フィレオフィッシュを買いに行くことは忘れませんでした(<表現が不適切では?)。もちろん2個。いつ食べても美味しい(にこにこ)。

 そのフィレオフィッシュを学内のマクドナルドに買いに行った帰りだったのですが、文学部の前あたりで救急車が停まっているところに出くわしました。何人か近くにいましたが特に緊迫した雰囲気でもなかったので、きっと大したことじゃなかったのだろうと思い、そのまま何食わぬ顔(実はフィレオフィッシュを食っていたということもなく)で、その横を通り過ぎ歩いていきました。するとどうでよう、まもなく救急車は後ろからゆっくりと追い抜いて行き、T講堂の方へ向かっていきます。そっちに行くには大学を南北に分断している山手通を渡る必要があるのですが、そのときだけ救急車はサイレンを鳴らして赤信号で横断して行きました。なるほど、急ぎじゃなくても道路では鳴らすんだねぇ、と感心しながら引き続きテクテクと雨に濡れた道を理学部方向へ向かいました。で、ちょうど工学部4号館正面にある保健管理室の前に差し掛かったときです。前方のT字路から突然救急車が現れたのです。やたら救急車が多いなと一瞬思いましたが、すぐに先ほどの救急車らしいことがわかりました。つまり、T講堂の方からぐるっとまわって保健管理室まで来たわけですね。大学構内はほとんど一方通行なので、自動車はたいてい回り道を強いられることになっていますが、まさか救急車も同じように回るなんて! まあ緊急じゃなかったからかもしれませんが、一応ここはビシッと言っときましょう。そんな悠長にぐるぐる回っとって良いのか、救急車!(笑) 

 昨夜は論文というか研究報告の原稿の手直しをそこそこして、あとはこれといったこともせずに時間ですよ〜(<何のだ)。生活が乱れているせいか、なんだか最近何をやっているのかよくわかりません。何もやっていない気もするし、いろいろやっている気もする。確実なのは意に反して出費が多いということだけ(溜息)。給料や共済金が振込まれるであろう月末までの辛抱か・・。本日は金曜日。今日こそはテディを旅立たせましょう。


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