大学ってところは危険なところが多いようです。またまたN大学の理学部中庭(?)の立入禁止。近場ばっかりじゃないか、という声もあるでしょうが、出かけていく時間がないのじゃ。
さて、これは他の立入禁止とは一線を隠していますね。まず背景色が黄色で、ただ単に入らせたくないだけでなく、入るといかにも危険だぞ〜ということを臭わせています。おまけに「廃棄施設」とまで書かれていて、「何か危ないものが捨てられているんだわ、きっと。近づかない方が無難ですわよ奥様」なんてうっかり迷い込んできた昼下がりのご婦人方に効果テキメンでしょう(ご婦人限定なのか)。それも丸ゴシック体の文字ならなおさらです。そして極めつけは中央にある赤いマーク。明らかに主役はこのマークですね。扇風機とかハロウィンのかぼちゃの顔ではありませんよ(笑)。放射線が出る様を記号化した放射能マークなのです。病院でも見かけますね(X線施設などで)。だからまあ、ワンポイント系と言ってもいいですけど、今日の気分でなんとなく放射壊変系(いい加減な分類だ)。それから、下部に書かれている言葉の2行の文字数をそろえることによって、全体のバランスを保っているのは巧妙と言えるでしょう。まさに縁の下の小金持(<そんなところにへそくりが!)。えっと、それはともかく、中央のこのマーク、60度回転させると同志社大学のマークに似ていることを君は知っていたか!(<それこそ“ともかく”だ) ということで残念ながら60点(ひょっとして100度なら100点だったのか?)。 |
上の立入禁止の姉妹品で、今度は室内です。N大学アイソトープ総合センターの立入禁止。放射性物質を扱う施設の真骨頂ですね(<用法が違う)。
一見同じような立入禁止を続けて紹介して、いかにも楽をしているような印象を与えますが、その印象は間違っていません(苦笑)。はっきり言って手近で済ませています、はい。だがしか〜し、敢えてここは、基本的に同じ構造を所有している立入禁止における微小な変化を捕らえることによって、時代のニーズに合わせた立入禁止のささやかな変遷を見い出し、それを通じて今後立入禁止が社会に果たしていくべき役割について、人間の禁忌(タブー)観の時代変化と合わせて論じてみる人大募集!(<人任せかい!) えっと、これは比較的新しい放射壊変系ですね。前のやつに比べると全体的に文字の大きさが小さめになっていますが、相対的にまん中のマークが強調され、見る者に適度な緊張感を与える効果があると言えます。ただ、マークにちょっと文字がカブっているのはいただけませんね。取って付けたような感じです。それから下部に書かれている2行の言葉が、実は前のやつとは微妙に違っていることに気付かれましたか? 「立入り」が「立ち入り」になっているのです。一応、現代仮名遣いの立場からはどちらでも良いということになっていますが、なぜバランスを崩して2行目を一文字増やしたのでしょうか。その謎を解くには長い長い民族紛争の歴史を知る必要があります(嘘)。文字数を揃えるというのは漢文に通じるところがあってどこか大陸的、それに比べて一部バランスを崩そうとするのはいかにも日本的な思想の現れと見ることもできますね(てきとー)。まさに不完全さこそが美なのです。世界は対称ではないのです。しかしそんなことはおそらく関係ないのです(がーん)。あと、ここの扉はIDカードがないと開かないようになっていて、この施設全体がミステリィの舞台にもってこいのロケーションだったりします(笑)。いつか殺人事件とか起こるんじゃないかとワクワクしています(不謹慎)。ちなみにこれは珍しいプラスティック製だし、いつもお世話になっている技官の人が最近結婚されたし、日頃の感謝と祝辞を込めて96点でどうしょう(<祝辞は直接言いましょう)。 |
やっぱりあったか! というかこんなのありか! お前が作ったんじゃないのか!? と疑われそうですが(笑)、ネット上の立入禁止です。世の中には物好きな人がいますね(<そんなのを集めるのもどうかと思うが)。これは愛知県名古屋市にお住まいの犬Zさんからお寄せいただいた情報をもとにこちらで取り込んだ画像で、オリジナルが見たい方はこちらへどうぞ。立入禁止ですけど(笑)。犬Zさん曰く「内容もさることながら、立ち入り禁止のクセに戻る道が用意されてないところが素晴らしいと思いました」とのこと。
まったくページのタイトルからしてしつこいくらいに立入禁止です。連呼してます。誰がどう見ても立入禁止です。しかし、一体誰が誰を何から立入禁止しているというのでしょう? 18才未満がどうとかいう文句も見当たりません。実は文字のひとつにリンクが張られていて大人の世界にひとっ飛び〜・・なんてこともありません(ページのソースまで見て確認したので間違いなしです<何か期待してたのか!)。これぞまさに純然たる立入禁止です。他のものとは明らかに次元が異なるので分類が難しいのですが、敢えて分類すれば反則純粋系にあたるでしょうか。画像ではなくテキストで書かれているので、ウィンドウの幅を変えると文字の折り返し位置が変わって2パターンの立入禁止が味わえるところもポイント高し。その冷酷なまでのストイックさと次元を超えるトンネル効果で一気に5000点です(<そんなのありか!)。 |
これですよこれ! これを待っていたのです。ええと、これは最近お肌の曲り角を曲り損ねて案外すべすべお肌に戻りつつあるのではないかと密かにほくそ笑んでいるという、愛知県在住のS田S之介さん(自分のことですが)からお送りいただいた写真。地下鉄工事の現場にある立入禁止です。将来地下への入口になるであろう場所のフェンスにぶら下げてあります。
これはまぎれもなく三位一体系ですね。工事現場でよく見かける定番の看板ですが見落としがちです(警告の意味なし)。文字はすべて丸ゴシック体で書かれていて、太くて認識効率が向上しています。そして注目すべきはなんといってもイラスト部分でしょう。これこそまるで坊やのようで、やけに可愛らしい人です(笑)。両手は強く前に出されてはいるものの、八の字に垂れているまゆげといい、こっちを見つめるでもなく何か背中側に後ろめたいものでも隠しているかのように横に逸れている悩ましげな目線といい、全然説得力を感じません(笑)。「ちょ、ちょっと困るよ〜」なんて声が聞こえてきそうです。これでは本当に地下鉄の工事をしているのか疑わしく思えてきます。もしかしたら、愛知万博の目玉としてこっそりと作られたマジンガーZが実はここに隠されていて、万博の締めくくりには道路が両側にパカーッと開き空へ向けてマジンガーZが発進、しかしH-IIロケットよろしくやっぱり打ち上げ失敗して民家に落ちてくるかもしれない・・などと心配している人がいるんじゃないでしょうか(そんな人いません)。とはいえ、にじみ出る健気さは抗しがたいものがあります。ここはどーんとマジンGo!で5万点。パイルダァ〜オン!!!(違うコーナになってないか?) |