ジェットコースタ同好会
(Dポップ・マジックの巻)
2002/05/26(日)


■レポート■
■これは2001年の7月にTAKUさん主催で開かれた東京ディズニーランドでのオフ会の模様をレポートにまとめたものです(日記からの転載)。あるいは、泣く子も黙るともっぱらの噂のKH3姉弟が繰り広げる、夢とロマンの漫遊記と言ってもいいでしょう(笑)。なんせ著者自身はTDL初体験でしたから、ほとんどの方がご存じであろう事柄にもいちいち解説が加えられています。しつこい描写もあるかと思いますが、どうかその辺はあららこめご了承願います。


 帰りに本山のマツザカヤストアに寄って果物とか豆腐とかお菓子類を買ってから大学へ。プレセミナ用の果物たちはサロンの冷蔵庫で冷やして保存し、お菓子類は鞄に詰めて持って帰りました。これは道中のバスの中で食べる用なのです。あ、えっと、何の道中かと言えば、東京ディズニーランドへ行く道中ね(にっこり)。そう、先日購入しておいたチケットとは、東京ディズニーリゾートのバスツアーチケットだったわけです。うははうはは、この時期にディズニーランドへ行くとはいい度胸してますね(笑)。すみませんねぇ皆様、私はまたもや(といっても約1年ぶり)夢と魔法の国へ旅立ちます。ツアーは今回も前回と同じ会社に申し込んだのですが、レギュラの安い方のバスパンプキンエクスプレス号が満席だと聞いて、少し高いけどゆったりシートのパンプキンエクスプレス・ドリームドリーム号の方に仕方なく申し込み、代金もすでに支払い済みでした。こういうときでないと乗らないバスなので、一体どんな寝心地なのかと少し期待してもいたのです。それが、まさかあんな結果になろうとはね・・。

 買い物を済ませ一旦帰宅し荷造りをして、午後9時過ぎに再び家を出ました。バスの集合時間は9時40分で、集合場所は名駅のメディアワン前です(超ローカル)。集合場所には乗務員のお姉さんがすでにいました。そこでツアーのチケットを渡し、受け付けを済ませ、出発までしばらく待ちました。そして9時50分。召集が掛かり、参加者が一緒になってお姉さんにバスまで連れられていきます(ぞろぞろ)。このときはまだバスは2台あって、乗り込む直前に参加者はバスごとに別れるのかなと信じていたのですが、バスが近づくに連れて、だんだん雲行きが怪しくなってきました。どう見てもバスは1台しか見えないのです。ん?なんか嫌な予感。前方を見ると、参加者は全員そのバスに乗り込んでいきます。別のところへ移動する人はいません。やがて自分もそのバスの入口に到達し、お姉さんにどうぞと乗車を促されてしまいました。中に入ってすぐのところには座席表が貼ってあって、そこに自分の名前を発見。ああ、やっぱりバスはこれ1台なんだね。しかも席が狭い。いや、もちろん普通の観光バスに比べたら広めなんですが、これはレギュラのパンプキンエクスプレス号ではないですか(がーん)。前乗ったバスと同じだよこれは。全然普通。どこもゆったりしてない。長い足が収まらない(それは嘘)。おいおい、俺はドリームドリーム号じゃなかったのかよ。しかもこのバス、全然満席でもないじゃないか。ちょっとぉ、どういうこと? こっちはレギュラのバスが満席だからってんで、料金の高いドリームドリーム号に余儀なくされたのに、席余ってるやん! 高い金払ってバスは勝手にランクダウン? これじゃハートもブロークンダウン? ついてないよねこの非運? 韻を踏んでる場合とちゃうんちゃうん? ヨ〜〜〜 ヘィ〜〜〜 ヨ〜〜〜。

 っていうか、こっちのバスの座席が空いているなら何故初めからレギュラの料金にしてくれなかったのか。ひょっとしてぼったくりか? ああ、ほんとどうしてくれよう。こりゃ真剣に抗議せなあかんかな、と思っていたところ、乗務員のお姉さんがTDLのチケット引き換え券を配り始めました。東京ディズニーリゾートになってツアーバスはたいていディズニーシー側の駐車場に到着するらしく、ディズニーシーのお客さんには乗務員さんが引き換えてきてくれたチケットを到着後にもらえるのに(以前ディズニーランドだけのときはそうだった)、ディズニーランドへ行くお客さんは、ディズニーシー側で降ろされた上に移動はモノレールのディズニーリゾートラインを使って自腹で行って、しかもチケットも自分で引き換えないといけないという待遇なのです(しくしく)。って、いかんいかん。今はそんなことで嘆いている場合ではないぞ。それは最初から判っていたことなのでこの際どっちでも良いのです。もっと憂慮すべき問題はですね、さっきから言っているように、お金を余分に払っているにもかかわらずバスがドリームドリーム号ではなかったということですよ。「1名様より出発保証」じゃなかったのかよぉ。っていうか、はっきり言えば別にドリームドリーム号じゃなくてもOKなんですよ。普通のパンプキンエクスプレス号に乗れるならそっちに乗っていたんだから。同じバスの中にはレギュラの料金で乗ってる人もいるわけでしょ? そんな中、自分は高い料金を払っているというその状況が、なんかアホらしいじゃないですか(アホー)。

 くそー、考えれば考えるほどむっちゃ悔しいな。やっぱりクレーム決定だな、と思っていたところに、またもや乗務員のお姉さんが今度はオリジナルブランケットを配り始めました。これは前回には見たことがありません。どうやらドリームドリーム号に申し込んだ人にだけ配られているみたいです。そうか、たしかパンフレットにもブランケットがもらえるって書いてあったな、ラッキィ〜! じゃなくてさ! おいおい、このブランケットはゆったりシートのドリームドリーム号に乗ってもデフォルトでもらえるやつですよ。危うく物に釣られて納得するところでした。そうこれは、決してバスがランクダウンしたことに対するお詫びのしるしの類いではないのです。そうだとしても全然差額を埋め合わせられるだけの価値があるとも思えません(4000円のブランケットだと言い張るなら仕方ないですが)。初めからもらえて当たり前のものをもらっているだけなんですから喜んでいてはいけません。それにこれが欲しくてドリームドリーム号に申し込んだわけでもないんだし、ブランケットの有無以外はレギュラの値段で同じバスに乗っている人たちと同じ扱いなのです。はっきり言って、これじゃ全然割に合いません。こんなブランケットいらないからレギュラの値段でこのバスに乗せてください、とどれだけ言いたかったことか(笑)。他にもブランケットを受け取っていた人が結構いましたが、特に不満があるようには見えなかったのが不思議です。事前に説明があったのかもしれません(俺は聞いてないぞ!)。そんなわけで結局面倒臭いので泣き寝入り(ぐすん)。いいもんいいもん、どうせ1人で2人分のシートが使えるから平気だもん。まあ翌朝の楽しいことを考えればそんなことも些細なことです(<そのわりに文句垂れとるがな)。丸まったブランケットを枕代わりにして、寝心地の悪いシートで眠りに就いたとさ。目覚めても、そこが夢の国であることを信じて。 そうそう書き忘れていましたが、昨日の買い物から大学に帰ってきたとき空を見上げると、ちょうど学内の道路に沿って、東の空には淡い満月が昇ってきていて反対の西の空には沈もうとする太陽を見ることができたのです。えっと、だからなんだってことはないですが、なかなか遭遇できないシチュエーションにわずかな感動を覚え、買い物袋もそのままに鞄からカメラを取り出し無事写真に収めたよって話。こういうことがあることもあるので、カメラはいつも持ち歩いていたいものです(と言いつつこのときはたまたま持ってただけ)。その夜、東京ディズニーランドへ向けて出発するにあたって幸先がいいかも、なんて思っていましたが、その後の顛末は昨日書いた通り出鼻をくじかれる結果となったしだいです(苦笑)。

 さて、それはともかく、2度のトイレ休憩を挟んで夜行バスは午前6時前に東京ディズニーシーの駐車場に到着しました。普段自宅の布団の上で寝て起きただけでも身体のあちこちが痛むくらいですから、バスのシートで寝ればよっぽど身体に負荷がかかってしまうものと覚悟していましたが、実際にはそれほど辛くはなくて比較的快適でした(普段の睡眠が如何に不条理かが伺える)。開園時間はディズニーシーが8時ディズニーランド9時とのことで、ディズニーランドへ行く人はもう自由に出て行っていいですよと言われましたが、まだ時間に余裕があると思っていたので、つい安心してその後1時間ほどバスの中で二度寝をしてしまいました(あとから考えればこの二度寝がいけなかった)。午前7時過ぎになってようやくバスを降り、ディズニーランドへ行くためのモノレールのディズニーリゾートラインの駅へ向かうことに。天気は快晴、バスを降りてすぐ近くにはディズニーシーの建物が見えています。ゲート越しには例の地球も見えます。さらに進んで行くと、リゾートラインの東京ディズニーシー・ステーションの入口が。そこから入って、切符(200円)を買い、ホームへと上がったわけですが、改札口エスカレータも普通の鉄道と同じようにちゃんとしたものなんですね(当たり前か)。ただ、向かう方向が大方と逆のせいかホームはガラガラ状態です。列車に乗り込んでみると、だいたいは一般的な電車と同じ作りですが、横がけのシートは車両内をいくつかに区切るように途中で弧を描いていて、えも言われぬ形状をしています(分かりにくい説明)し、窓もつり革もミッキーマウスの形になっています(にこにこ)。さすがディズニー。ちなみにこのリゾートラインは単線で、上から見て左回りにしか進めないようです。ディズニーランド自体今回が2度目なので当然これには初乗車。モノレールに乗ったのも久しぶりでした。JR舞浜駅近くのリゾートゲートウェイ・ステーションを経由して約5分くらいで東京ディズニーランド・ステーションに到着。改札を出てホームを振り返るとこんな感じで、エスカレータを降りると、そこはもうディズニーランドの正面です。

 話が前後しますが、今回ディズニーランドへは独りで遊ぶために来たわけではもちろんなく、前回来たときと同様ぱふぇら〜のTさんが企画されたオフ会に参加させてもらったのであります。と言っても参加者は他にMつるさんがいるだけの合計3人なんですけど(笑)。それで、実は開園前の時間をロールブレッドのお店で朝食を食べつつ過ごそうという約束をしていました。しかし、間抜けにも上記のように二度寝してしまった上に、チケットをまず引き換えておこうと考えてしまったんですねぇ。で結局、行列に並んだ末8時過ぎにチケットを手に入れてから、ようやくロールブレッドのお店がある舞浜駅方向に歩いていったのです。まさかTさんが6時半頃にすでに到着していたとは知らずに(苦笑)。

 駅へ続く陸橋を途中某Kずえさんご贔屓のドナルドに挨拶をしつつ、人々の流れに逆らって歩いていきました。そして駅前あたりでTさんへ連絡しようとしたところ、ちょうどTさんから携帯電話に連絡が(プルルルル<いや、マナーモードで音出ないし)。あ、グッタイミンッ!なんて思ってしまった自分が間違っていました。話を聞くと、どうやらすでにTさんもMつるさんも合流していてチケット売り場で並んでいる最中だとか。がーん! どうやらTさんはこちらの電話番号をまだ知らなかった模様(これはお互いに意外)。連絡がついたときには時すでに遅しだったというわけです・・。チケット売り場に戻ってみると、2人は6番のチケット売り場の列に並んでいました。あははあはは、と合流が遅れてしまったことに照れ笑いをしつつ、ひとまずご挨拶。当然2人はロールブレッドを済ませていたようです。ああ、こっちからの連絡はできただけに、自分から連絡しなかったことが悔やまれてなりません(とほほ)。これが後ほど「待ち合わせ時間と場所くらい決めときなさい」と、Kずえ姉さんに言われることになる(笑)本日最初のアクシデントでした。

 気を取り直して、合流後すでにチケットを持っていた私は先に入口のゲート前の列に並んで場所取りをすることになりました。日曜日は人が多いようで(他の日の様子は知りませんが)、2人を待つ間にみるみる列は長くなって、ようやく見つけられたときには並び始めの3倍くらいの長さになっていました。並んでおいて正解でしたね。しばらく雑談をしながら待って、午前9時、いよいよ開園となり10分後くらいに入園。そしてすぐに向かったのは「プーさんのハニーハント」でした。そのファストパス狙いです。走っている人もいる中、我々3人も早足で目的地まで急ぎました。まだまだ人気のアトラクションのようで、現場に行ってみるとすでにすごい行列。シンデレラ城の近くで折り返してスタージェットの前あたりが最後尾になっていました。ファストパスの列は40分待ちくらいでしたが、直接アトラクションの入口へと続いているスタンバイの行列を見ると、なんとそちらも同じくらいの待ち時間なのです。うーん・・。とまあ、少し心が揺れる3人でしたが、結局やっぱりファストパスを取っておこうということで、そのまま列に並び続けました。列の折り返しになっているシンデレラ城の横あたりに差し掛かると、お馴染みの九十九折り状態で、人が密集している上に陽射しも強く熱気ムンムンでしたね。並んでいる間にMつるさんから聞いた話ですが、乗ってこられたバスがなんと走行中にマフラから火花を出していたそうで、それもたまたま後ろにいたパトカーに指摘されて判ったらしく、途中でバスを降ろされ、あとから来た別のバスに乗り換えるはめになったとのこと。最初のバスは運転手の力量に関係なくクラッチのつながりがいつも悪かったみたいだとか、乗り換えたバスがランクの低いバスでちょっと損をしたとか、ネタとしてはおいしい話です(笑)。気のせいかもしれませんが、何か引き寄せてませんか?>Mつるさん。

 40分ほど並んで無事「ハニーハント」のファストパスをゲットし、そのあとは近くの講談社提供のトゥーンタウンに入りました。最初にグッズを観てあれやこれや言った後、街に仕掛けてある様々なギミックで遊びました。中でも口を開くことができるようになっているポストにはやられましたね。ポストの口を開くといろんな声色でコメントを言ってくるのですが、そのパターンが多過ぎて何度口を開いても同じコメントがカブることがないのです。すべてのパターンを聴いてやろうと意地になって何度も何度も挑戦したのですが、最終的にはこちらの根負け、キリがなさそうだと判断し途中で諦めてしまいました。こういうところがさすがディズニーだと思わされます。手の込みようが違いますね。その後、待ち時間が短かった「ガジェットのゴーコースター」に乗りました。ここは並んでいる間もコースタの姿を見ることができるようになっていたり、小さな橋にも大人の視点からでは気づきにくいこういう小細工が施されていたり、飽きさせない工夫が感じられます(って評論家みたいなこと言ってるな)。ガタガタガタと短い登り坂を登って、ヒューと下って、1分もかからないアトラクションでした。しかし最後まで気を抜いてはいけません。コースタから降りるときにうっかり帽子を落としてしまったのです(うわわっ)。あはれ帽子はレールの間を通り抜けて3メートルくらい下まで落下していきます。もはや手では取れません(取れても勝手に取ってはいけません)。仕方ないので係員の人に言って、高枝切りばさみみたいな棒を使って取ってもらうことに。しばらく出口で待って、はたして取られたカールヘルムの帽子は、悲しくも少し油で汚れていました(がーん)。文句があったら園内のキャストに言ってくれとその係員は言いますが、あんたに言ったらダメなの? ね? 今ここでクレームを付けたらいけないわけ? そこんとこどうなのよ。なんて思いましたが、酷い汚れでもなかったし面倒臭いからってことで結局クレームは付けずじまい。はは、とことん小市民やな。

 その後、トゥモローランド「グランドサーキット・レースウェイ」にてゴーカートに乗りました。Mつるさんの後ろをTさんが、Tさんの後ろを私が追いかけるという形。ギアチェンジができないので当たり前ですが、ずっとローで走っている感覚で全然スピードが出なくて、なんか欲求不満になりますね、これ(笑)。オートマ車よりもペダルの数は少なく、踏めばアクセル離せばブレーキというワンペダルのゴーカートです。ベタ踏みでも前のTさんに追いつくことはできないので、隣を走っていたフラフラしている赤い車の小さな女の子と張り合ってしまいました(笑)。抜きつ抜かれつを繰り返し、結果は逆転勝利。見たか少女よ!これが大人の実力だ! うははうはは、ふははははー(<大人げない)。

 この時点で本日のメインイベントであるDポップ・マジックの12時45分からの回まで1時間前となったので、飲み物をそれぞれ買ってとりあえず喉を潤して、Dポップマジックのメインステージ前近くに陣取ることにしました。位置としては下手から少し離れたところ。しかしそこは時間が経っても日陰になるような場所ではありません。約1時間立ちっぱで待っている間、太陽はジリジリ背中を焦がし暑いのなんの南野陽子です(書いてて恥ずかしな)。見渡せば通路以外のスペースは人で埋め尽くされています。汗ばみながら雑談しつつ待ち続けました。そしていよいよDポップ・マジックの始まりです。ディズニディズニーポップ! 最初はお姉さんたちが出てきて、Dポップ・マジックの中で踊られるダンスの一部を教えてくれました。彼女たちの動きを真似てこちらもぎこちなく手足を動かします。3パターンくらい教わりましたが、トゥーンタウン編のダンスが一番難しげでしたね。ダンスレッスンが終わると、ミッキーたちがフロートに乗ってやってきました。先頭のフロートは近くまで来て止まりました。ディズニーキャラクタとお姉さんたちは順次フロートから降りてステージの方へ移っていきます。ドナルドたちミッキーも。フロートにもキャラクタやお姉さんたちは何人か残ってダンスを踊っていますが、当然ステージ上が中心となってDポップは進行していきました。ミニーがお茶目に手を振ったり、ペンギンの人(<名前知らんのか)が軽快に踊ったり、入れ代わり立ち代わりステージ上に上がってきたり、えらい騒ぎになっています。お客さんの方は意外と静かなのが対照的。いや、それでも盛り上がってる人は盛り上がっていて、我々も不完全ながらダンスはしましたし、近くにいた親子連れなんか、親の方がミッキーに必至で呼び掛けていたほど。子供の方が「呼んでも聞こえないよぉ」と冷静に言っていたのが印象的でしたね(笑)。中盤になると、大きな風船が登場して、お化けの格好をしたドナルドがなにやらパフォーマンスをして、大きな風船が割られると、中から小さな風船がステージ上に溢れ出しました。それをお姉さんたちはお客さんの方に向かって投げたりしています(ここぞとばかりに本気でぶつけようとしている人もいたような気がしますが、きっと気のせいでしょう)。次にロジャーラビットが出てきて、トゥモローランドのダンスになりました。お姉さんのダンスに合わせて、こちらも一緒に踊ったりした後、Dポップはクライマックスへ。ミッキーがステージ上で競り上がってきて、背後に居る銅像のウォルト・ディズニー同じポーズで決め(紙吹雪がスパーン!)。そのあとは、再びフロートに乗って退場となります。木に隠れて今まで見えなかったフロート(モミヒゲの人は誰?(笑))が前を通り過ぎ、ミッキーとミニーを乗せたフロートが通り過ぎ、トイ・ストーリーの人(<やっぱり名前知らずか)や3匹の子豚を乗せたフロートが通り過ぎ、サルたちなんかも通り過ぎたあとは、なんとそこらへんに落ちている紙吹雪の欠片などのDポップの残骸物を、どっと出てきたお客さんが拾い集め始めるではありませんか(うわっ、なんだこの人たち)。なんかお金でも拾っているかのような凄まじい光景に唖然としてしまいましたが、まあ、欲しい人にとっては貴重な記念品なんでしょうね。その気持ち解らなくはないです。こうしてDポップ・マジックは楽しく幕を閉じました。しかし、こんなのが1日3回も公演されている(しかも合間にレギュラのパレードもある)というのが驚きです。ミッキーたちの体力は大丈夫なんでしょうか(やっぱり交代しているのだろうか<夢と魔法の王国に来てそういうことは考えないようにしましょう)。

 Dポップ・マジックを堪能した我々は、いよいよファストパスをあららこめ取っておいた「プーさんのハニーハント」へ向かいました。ファストパスの列に並ぶと、遠くにはプーさんの絵本が見えています。近くまで来るとこんな感じ。この中に入っていく形になります。中に入ってからもしばらくは列に並ぶ必要がありますが、その間大きな絵本の文章(英語ですが)を1ページずつ読んで暇つぶしができるようになっているのは、他のアトラクションでも見られるディズニーらしい工夫ですね。そして肝心のアトラクションはと言うと、5人乗りのハニーポッドに乗ってプーさんがハチミツを取るまでを追い掛けるというものでしたが、これがなかなか新しい動きをする乗り物で、パッと見、床にはレールらしきものが見えないのに、ちゃんとしたコースをポッドが行ったり来たりする演出は楽しいものでした。3つのポッドが同時に出発するのですが、どうやら3つとも別々の動きをするらしく、これはたしかに何度も乗りたくなりますね。いまだに人気がある理由が判りました。

 お昼も過ぎて、そろそろ食事にしましょうということで、アドベンチャーランドにあるTさんご推薦の唯一の中華料理レストランチャイナボイジャーに向かうこととなりましたが、その途中で、Mつるさんの携帯電話にある人物から指令、じゃなくて連絡が入ったのであります。はたしてその人物とは、そしてその指令じゃなくて連絡内容とは・・(つづく)。 さて連絡を入れてきたその人物とは、今回のTDLオフには参加を見合わせていたMつるさんのボスでもあるRとさんでした。そしてその連絡内容によると、どうやら夕方頃にこちらに突撃しに来てくれるらしい(わーい)。ただ、お金がないために残念ながら園内には入れないので、外で会いましょうとのことでした(笑)。いやいや、それでも願ってもないことなのです〜。そりゃもう、ぜひにもと3人は合意し、午後4時に舞浜駅前でRとさんと落ち合うことになりました。

 その後目指していた中華料理のチャイナボイジャーに到着。10分くらい並んで昼食にありつくことができました。Tさんはお薦めメニューのスペシャル中華麺セットで、Mつるさんはチキンの揚げたものにチンゲンサイの炒めものが添えてあるやつ(名称覚えておらず)とライス、私が白身魚に野菜のあんかけがかかったやつとライスだったと思います。で、オープンテラスにて最初は何事もなく普通に食事をしていたのですが、後半になってなんとMつるさんが異常を訴えるではありませんか(誇張あり)。話を聴いてみると、食べていたチンゲンサイがどうも変な味らしいのです。「とても人間が食べるものじゃない」とまでおっしゃっています(笑)。といっても別にMつるさんはチンゲンサイが嫌いなわけではないらしく、この店のこのチンゲンサイがたまたまハズレだったみたいです。一体どんな味だったのか判りませんが、ツイてなかったですね。やっぱり何か引き寄せてますよ>Mつるさん(笑)。そんな食事を終えた頃、あれだけ晴れていた空はうっすら曇り始めていました。そういえば天気予報では夜に小雨が降るようなことを言っていたかもしれません。うーん、何かが近づいてくる予感(って、Rとさんが近づいてきてるんですけどね)。

 食事は午後3時のパレード近い時間帯に済ませたわけですが、食後は食後で5時からの回のDポップ・マジック開始まで1時間を切っていたからか、たいていのアトラクションはそれほど待ち時間を必要としない状況でした。というわけで、Rとさんとの約束の4時までは、「ジャングルクルーズ」にわずか15分待ちで乗って、お兄さんのお決まりのガイドを聴き、その後「カリブの海賊」にはなんと5分待ち(ほとんど待たず)で乗って海賊たちのバカ騒ぎを楽しみました。私見ですが、この「カリブの海賊」って単に「イッツ・ア・スモールワールド」の暗いバージョンだよなあと思えてしかたがありません(笑)。もしくは「スモールワールド」が驚きのない平和な「カリブの海賊」でも可。まあ、暇つぶしにはもってこいでしょうか(<こらこら)。

 そんな「カリブの海賊」から出るとちょうど午後4時直前で、ゲートで再入園のスタンプ(普通では見えないけど特殊な光を当てると光るらしい)を手の甲に押してもらい一旦外に出ました。そして舞浜駅前ですでに到着されていたRとさんと無事合流。4人一緒になって駅前のイクスピアリを散策することになりました。みんなここに本格的に立ち入るのは初めてだったようです。思ってた以上に広いところでレストランも雑貨屋さんも沢山ありますね。ひとつの街にたとえられているこのイクスピアリにはタウンガイドが用意されていて、我々はそれを参考にして以降の行動をすることになりました。まず目についたのは「天賞堂」(笑)。銀座にある「天賞堂」は森先生御用達であることがファンの間ではお馴染みの模型屋さんですが、こんなところにもあったんですね。地図を頼りにそこへ向かってみると、店内は意外と綺麗に模型が陳列されています。Oゲージくらいの手の込んだレイアウトもあります。しかし、模型を初め関連商品の値段を見ては、「うう、価値が判らん・・」と頭を悩ます一行でありました(苦笑)。あと店の奥にあったでっかい知恵の輪も印象的でした(ひとつ6000円もする代物)。しかし、何も買わずに「天賞堂」をあとに。それからMつるさんのご希望で面白グッズがありそうな雑貨屋さんに行こうとしたのですが、良いところが見つけられず結局入ったのは輸入雑貨のお店。いろんなクマのぬいぐるみがあって、なんとなくKずえさんが喜ぶかもというお店でしたね。その他手作りのおもちゃやミニチュアのパスタとかオリーブオイルなどの小物が置いてありましたが、ここでも何も買わず。実はこの頃になると、外では雨がポツポツと降り始めていました。この時はまだ、すぐ止むだろうと気楽に構えていました。まさかあんなことになるとはね・・。

 さて、そのあと香水屋さんに入って普段嗅ぎ慣れない香りをいろいろ嗅いで、Tさんは車用に何か買っていました。そうこうするうちに午後6時。そろそろ夕食にしましょうかということで、2つほど選択肢がありましたが、Tさんご希望の店は貸し切りでペーティ中だったため、もうひとつのRとさんお薦めの台湾家庭小皿料理の店、「青龍門」でディナとなりました。この店は入口からしてとっても怪しい雰囲気なのですが、Rとさんによると別の場所にある青龍門のトイレでは面白い仕掛けがあるらしく、期待に胸を膨らます他の3人でありました。絶対飲食店だとは思えない入口から入っていくと、中はまあまあ普通の中華料理屋さんといったところ。と思いきや、席に着いてから後ろを振り返ると、うわっ!な、な、な、なんですかこの人(汗)。どうやらこの席に初めから備え付けのようですが、ちゃんと手にはラーメンを持っています。表の看板には「1時間に1度のびっくりからくりショー」があるなんて書いてありましたけど、明らかにこの人が怪しいです(笑)。なんて思っていると、いきなりその1時間に1度の時間に当たったようです。ドラの音が鳴り響いた後、店内はいきなり暗くなりました。そして怪しい声がどこからともなく聞こえてきて、歌い出すではありませんか。見るとさっきの人の口がパクパク動いて歌っています。もうこれだけけで充分に怪しくて面白いのですが、さらにこのあと予想だにしなかった事態に陥っていくことになります。ラーメンを持ったこの人が歌いながらゆっくりと立ち上がって踊り始めたのです。しかもこの人の向い側になる店の奥では、天井からこんな顔だけの人物(これまたかなり怖い)まで降りてきて、歌のセッションを始めるというハチャメチャな展開に(笑)。静かに始まった歌もしまいにはラップ調になっていました。もうまったくもって意図不明。でもこの無意味さが異様に面白くてMつるさんは大ウケでした。店内のお客さんもほとんどが不思議な空間に笑い声を漏らしていましたが、中には唖然とする人もいて、そんな姿がまた面白くて笑ってしまいます。しかし店員さんは至って普通なんですよ(当たり前か)。実はこのショーの終わったあとに、ラーメンの人の席に相席(?)させられたお客さんがいたのですが、ショーが始まった時のその人たちの反応が見たくて(笑)、料理を一通り食べたあとも少し粘って時間が経つのを待ちました(わくわく)。そしていよいよショータイム。結果はまさに期待通り、2組の男女が座っていましたが、ひと組の方の女性は硬直してしまって手に持った箸もそのまま動きません。そんな姿を見つめる我々は笑顔です(にこにこ)。その他、お客さんが入店したときに店員が言う「ようこそ〜」という言葉が最初「いゃくさー」に聞こえて何を言っているのか判らないことで盛り上がったり、Rとさんからは以前お願いしていたリクエスト曲を収録したカセットテープをここでいただきました(Mつるさんにも)。わ〜いわ〜い!ありがとうございます〜。どうやらこの日来てくださったのも我々にこのテープを渡すためだったみたいでしたが、まさかここでいただけるとは思っていなかったので喜びもひとしお(ていうか忘れていた<こらこら)。トイレは店鋪スペースの関係か店内には無くてイクスピアリの共通トイレを使うことになっているらしく、Rとさんがおっしゃっていた仕掛けは残念ながら見ることができませんでしたが、予想外にいろいろあって、ディズニーランドのアトラクション以上に楽しめたと言っても過言ではない夕食となりました(満腹満腹)。

 こうして我々と夕食をともにしたRとさんは、その後帰ろうとしておられたようですが、これからご一緒しませんか?という我々の誘いにまんざらでもない様子(にっこり)。ほんの少し躊躇されていたものの、最後はTさんの援助のおかげでRとさんを拉致することに成功しました(笑)。というわけで4人でTDLへ再入園。夜の部最初のアトラクションは「イッツ・ア・スモールワールド」でした。そこで平和にのんびり胃を休ませたあとは、雨が少し激しくなってきていましたが、一路「スプラッシュ・マウンテン」へ向かいました。その途中、TさんがRとさんとMつるさんのために折り畳み傘を出して、「うぉっ男の株を上げたねぇ」なんて思っていたら、次の瞬間、傘が壊れていて開き切らないことが発覚。惜しいですね(笑)。でも傘は役に立ったようで何よりでした。さて、「スプラッシュ・マウンテン」の入口に到着してみると、待ち時間は25分とありました。ファストパスもまだ発行されていましたが、これくらいの待ち時間ならスタンバイの方でもいいよねということで、マウンテンの中をずんずん進みます。しかし、ずーとずーと進んで行っても列の最後尾はなかなか見えてきません。そしてやっと見えたと思ったら、そこはすでに乗り場の真ん前でした。うわ、早っ! 隣にはファストパスの方で並んでいる人たちがいましたが、なんとその人たちを差し置いて間もなく乗ることができてしまったのです(やほ〜い!っていうかこんなんでいいのか?)。おそらく歩いた時間を含めても待ち時間は5分ぐらいだったでしょう。いやはやラッキィでしたね(にっこり)。がしかし、ここからがちょっと大変でした。ライドに乗っているうちに雨足は強くなってきて、たまに外に出る部分に差し掛かると雨で早くも濡れてしまうのです。落ちる前からかなり濡れてしまうという状況。ひょっとしたら最後の落下の時も、水しぶきで濡れるより雨で濡れる割合の方が高かったんじゃないかっていうくらい(笑)。最後は落ちる時に撮られる写真にポーズを決めたままばっちり写ることができました(写りたがり)。

 その写真を確認して「スプラッシュ・マウンテン」の出口に向かったら、外は凄い雨(ざあざあ)。時折カミナリも鳴っています。ああ、Rとさんとともにやってきたのはこれでしたか(いや、雨人間と言っているわけではないですよ〜)。近くに雨をしのげる場所がなく穴蔵の中から出るに出れなかったので、しばらく出口付近で雨宿りを余儀なくされました。果敢にも雨の中を走って行く人も何人かいましたが、そのうちにTDLの係員が来て、「ただいまTDL上空を雷雲が通過中ですので、安全が確認できるまでしばらくお待ちください」と言って、出口でお客さんを止めてしまいました。当然、「スプラッシュ・マウンテン」から降りたお客さんは後ろにどんどん溜まっていく格好です。そして我慢も限界に達する人が出てきます。まずは子供が気分が悪くなったということで親子連れが外に出ていきました。しかし、その後も係員は安全の確認が取れるまで外に出ないでくださいと言い張って、一向に改善されない状況に一部のお客さんが怒りましたね。後ろではどんどん人が詰まってきて、このままでは酸欠状態になりかねないと訴え、それに気圧された係員が堪らずお客さんの流出を認めてしまったからさあ大変。っていうほど大変でもなかったのですが、穴蔵に溜まっていたお客さんがクモの子を散らすように出てきてしまいました。我々は騒動が一段落してから、とりあえず雨に濡れないで済みそうな近くの売店の廂の下に移動。そこで雨の勢いが治まるのを待ちました。一度小雨になって再び雷雨。そんな様子を見て、Rとさんは今まで雨雲がいくつもあるとは思っていなくて、ひとつの雨雲が上空で雨を降らせたり降らせなかったりしているもんだと思っていたことを告白(笑)。Tさんに説明を受けて、長年の誤解が解けたようでした。勉強になって良かったですね(にっこり)<っていうかそういうことをばらさないように。

 雨が小降りになってから、MつるさんとRとさんは「環境にやさしいレインコート」をほぼ防寒具として買われ、その場で装着(このあと雨が止んでからも、最後まで二人はレインコートを着ておられましたね)。とりあえず冷えた身体を温めるために軽く食事&お茶をすることになり、「スプラッシュ・マウンテン」のすぐ近くにあるレストランへ。少し暗めの照明の中、おしゃべりしながら(主にRとさんがですが)食べたり飲んだりして落ち着いたひとときを過ごしました。外に出ると雨はほとんど上がって、一気にお客さんの数も減った感じです。人気の「プーさんのハニーハント」ですら30分待ち程度でした。というわけで、もちろんこのチャンスを逃すことなくこの日2回目のハニーハントへ(わーいわーい)。前述の通り、3つあるうちの2番目ではない(できれば先頭の)ポッドに乗れることをほんのり期待したのですが、今回も2番目のポッドで、動きはやはり1回目と同じであることが確認できただけでした。しかしそれでも充分楽しめますし、1日2回も乗れれば贅沢というものですね。

 その後閉園時間が迫って、最後に体験することになったアトラクションは、暗闇の中の「ビッグサンダー・マウンテン」でした。10分くらい並んで乗れたのですが、異様にテンションの高いグループが一緒に乗っていて、出発直後から手拍子で盛り上がるは、走行中も雄叫びをあげるはで、思わずこちらも雰囲気に飲み込まれ、終始Tさんと二人して叫びっぱなしでした(笑)。いやあ、楽しかったです。最後に相応しい盛り上がり方でしたね。

 ハイな気分のまま退園したあとは、東京ディズニーランド・ステーションでTさんとRとさんにさよならをし、バス組のMつるさんと私はリゾートラインに乗って東京ディズニーシー・ステーションに向かいました。そしてそれぞれ別々のバスに乗り名古屋方面へと向かうこととなりました。こちらのバスはマフラから火を吹くなんてハプニングもなく(笑)、早朝に名古屋駅に無事到着。5時半過ぎの地下鉄に乗って本山へ。大学に寄ってひと仕事済ませてから帰宅。バスの中で寝てはいましたが、布団の中でも一眠りしてしまいました。そして10時頃再び大学に来たのであります。

 何はともあれ、今回のオフを企画して誘っていただいたTAKUさん、ミッキーもグーフィーも判らない(ほんとは判るけど喩えです)初心者を導いていただいたこずえさんに感謝申し上げるしだいです。ありがとうございました。そしてお疲れさまでした〜。いやあ、これは癖になりそうだなあ(笑)。

/戻る