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遠い昔、人類は天国をめざす
高い高い建物を創り
ついに宇宙にまで昇る
いつも美しく輝き憧れだった星はもはや目の前
そして到達
しかしそこには何もない、空気さえも
ただ灼熱と極寒が繰り返されるのみ
ある日人類は昼間でも黒い空を見上げる
そして氷解
虚空に青く浮かび上がる母なる星
我々は天国から来たのだ・・・
MOON フル・ムーン |
◆マイケル・ライト 編著
◆桧垣嗣子 訳 ◆1999年6月25日発行 ◆定価:4700円 ◆新潮社 |
1969年7月21日、人類は初めて月面に降り立った。◆専門書
1999年、私たちは誰も見たことのなかった月の写真と、初めて対面する。
月面着陸30周年記念にNASAが公開に踏み切った決定版写真集!
というのがこの本のうたい文句ですが、一見の価値はあると思います。
月に実際に立った人たちの言葉もいくつか載っていて、印象的です。
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◆久城育夫/武田弘/水谷仁 編
◆1984年5月23日第1刷発行 ◆定価:3800円 ◆岩波書店 |
アポロ計画(アメリカ)とルナー計画(ソ連)の初期の研究成果がまとめられています。
月を知る上では非常に有用な本ですが、すでに絶版になっています。
月の科学
The Once and Future Moon |
◆著者:Paul D. Spudis
◆訳者:水谷仁 ◆2000年6月26日第1刷発行 ◆定価:3000円 ◆シュプリンガー・フェアラーク東京 |
最近までの月に関する研究成果も新しくまとめられた翻訳物です。
上記の月の科学よりはいくらか一般向けの様相を呈しています(カラーページあり)。
こちらはまだまだ出版されたばかりなので、月に興味ある方はどうぞ。
◆著者:スタジオ・ニッポニカ編
◆1998年10月1日初版第1刷発行 ◆定価:571円 ◆小学館 |
月と名のつくものなら、動物・植物・鳥類・昆虫・諺・人名・言葉・事件・
地名・映画・道具などなどなど、あらゆるものが載っている狭くて広い百科事典。
月に関する雑学を身につけたい方はどうぞ。
月の男 | ◆著者:コジマケン
◆2002年2月5日初版第1刷発行 ◆定価:1300円 ◆新風舎 |
まるで詩のような、いや、詩そのものがここには描かれています。
基本的には著者の同人誌時代の漫画が集められたまんが作品集です。
わかるようなわからないような、不思議な作品がいっぱい詰まっています。
このテイストは好きな部類。巻末には森博嗣先生の解説もあってお得です(笑)。